JP2831199B2 - シート材搬送装置 - Google Patents
シート材搬送装置Info
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Description
送したのち所定の位置に移載するシート材搬送装置に関
する。
材搬送装置には、シート材を斜め上方へ向けて送りだし
て、隣接するストッカ等に収容するものがある。例え
ば、図14に示される、シート材搬送装置50(図14
では一部のみ図示)がある。このシート材搬送装置50
の一部を構成する搬送ローラ対52は、円柱状のローラ
54と外周面に多数の突起56が設けられたローラ58
とによって構成されている。これらのローラ54、58
には、図示しない駆動手段の駆動力が伝達されて回転し
て、所定の長さのシート材、例えば感光材料14を挟持
して搬送するようになっている。この搬送ローラ対52
の下流側近傍にはストッカー60が配設されており、こ
のストッカー60の立壁に沿って上方へ感光材料14の
先端が送られた後、ローラ54、58によって挟持され
搬送された感光材料14の後端は、ローラ58の突起5
6に押されてストッカー60へ移載されるようになって
いる。
よって搬送される感光材料14は、順次ストッカー60
に収容されて積層されるようになっている。
成のシート材搬送装置50では、感光材料14にカール
が生じていた場合、ローラ58の突起56によって、感
光材料14の後端を押して、感光材料14をストッカー
60へ移載しようとする場合、感光材料14の中間部が
突起56の上に載ってしまい突起56によって感光材料
14の後端を押すことができず感光材料14をストッカ
ー60へ向けて送り出すことができなくなってしまうと
いう搬送不良が発生する。
で、感光材料等のシート材を確実にストッカー等の収納
容器へ向けて移載することができるシート材搬送装置を
提供することを目的とする。また、シート材を滑らかに
押し出すことができるシート材搬送装置を提供すること
を目的とする。
の本発明の請求項1に係るシート材搬送装置は、回転軸
に平行な複数の平面又は凹面と前記回転軸に交わる平面
で構成された多面体部と、この多面体部の前記回転軸に
平行な平面又は凹面の接続部が形成する稜部近傍から放
射状に形成された突起と、から成るシート材移送部材、
前記多面体部に対向して配置され前記多面体部の回転軸
と平行な回転ローラ及び前記回転軸と前記回転ローラの
うち少なくともひとつを回転駆動する駆動手段と、から
成り、前記シート材移送部材と前記回転ローラとによっ
てシート材を挟持搬送したのち、前記シート材移送部材
の突起によって前記シート材の後端を押して前記シート
材を収容部へ移載することを特徴とする。
は、請求項1のシート材搬送装置であって、前記突起が
弾性体によって構成されると共に円柱形状とされたこと
を特徴とする。
は、請求項1のシート材搬送装置であって、前記突起の
先端部が略半球状に形成されたことを特徴とする。
は、請求項1から3のいずれかのシート材搬送装置であ
って、前記突起が前記稜部の前記シート材搬送方向下流
側に偏奇して設けられたことを特徴とする。
は、回転軸に平行な複数の平面又は凹面と前記回転軸と
交わる面で形成された多面体部に前記平面又は凹面の接
続部が形成する稜部近傍から放射状に突起が形成された
シート材移送部材と、前記シート材移送部材が軸方向に
沿って複数配置された回転軸と、前記多面体部に対向し
て配置され外周面と前記突起との間にシート材を挟持し
て搬送する回転ローラと、前記回転軸及び前記回転ロー
ラのうち少なくともすくなくともひとつを回転駆動する
駆動手段と、を備え前記回転軸の軸方向に沿って隣接す
る前記シート材移送部材を前記回転軸の軸を中心に所定
角度ずらして配置したことを特徴とする。
は、請求項5のシート材搬送装置であって、前記多面体
部の回転中心部に貫通孔を形成して前記回転軸を挿通す
ると共に前記貫通孔の内周面と前記回転軸の外周部のい
ずれか一方に係合凸部を設けると共に、他方に前記係合
凸部に対応する係合凹部を設け、前記係合凸部と係合凹
部を嵌め合わせて前記シート材移送部材を前記回転軸に
配置したことを特徴とする。
は、シート材移送部材は、回転軸に平行な複数の平面又
は凹面と回転軸と交わる面で囲まれかつ回転軸に対して
対称な多面体部と、この平面又は凹面の接続部が形成す
る稜部近傍において、放射状に延びた突起とが一体に形
成されている。シート材移送部材が取り付けられた回転
軸及び隣接する回転ローラが駆動手段によって回転駆動
することによって、シート材移送部材の稜部近傍の突起
が、隣接するローラの外周面との間でシート材を挟持し
て搬送したのち、シート材の後端がシート材移送部材の
稜部近傍に設けられた突起に押される。これによって、
シート材が、例えばストッカー等の収容部へ移送され
る。
稜部近傍の突起の間の面が突起によって押し出されるシ
ート材に接触して押し上げないため、シート材の後端が
突起によって係止されやすくなり、シート材は突起によ
って確実に押されて移送される。
置は、シート材移送部材の稜部近傍の突起が弾性体によ
って構成されると共に円柱形状となっているので、弾性
変形によってシート材に密着し易く、シート材に確実に
搬送力を付与することができる。
置は、突起の先端を略半球状の滑らかな形状に形成して
いる。これによって、突起は、シート材を回転ローラと
の間で挟持して搬送する際にシート材の表面に滑らかに
接触し、また、挟持していたシート材を離間させる際に
シート材に引っ掛かることがない。このため、シート材
に傷をつけずに滑らかに搬送することができる。
置は、突起をシート材移送部材の稜部のシート材搬送方
向の下流側に寄って設けている。これによって、シート
材の後端が突起に接触しやすくなり、シート材を確実に
移送することができる。
置では、軸方向に沿って隣接するシート材移送部材を回
転軸の中心に対して所定の角度ずらして配置している。
これによって、シート材の搬送方向に沿った突起の接触
間隔を狭めることができ、シート材を円滑に搬送するこ
とができる。特に同じ搬送速度であった場合、シート材
の後端への接触回数を多くすることができ、シート材を
滑らかに押し出すことができる。
置では、回転軸の外周部と多面体の貫通孔の内面とに位
置決め手段を設けている。例えば、回転軸の外周部に円
孔を設け、シート材移送部材の貫通孔内面に突起部を設
けておく。この突起部を回転軸の円孔へ嵌め込むことに
より、回転軸に対してシート材移送部材を位置決めして
取り付けることができる。すなわち、回転軸に設けた円
孔によって簡単にシート材移送部材を位置決めできると
共に固定することができる。
材搬送装置10の一部が示されている。
0とこのローラ20に平行な回転軸26に間隔を置いて
配設された複数のシート材移送部材18が設けられてお
り、このローラ20及びシート材搬送部材18によっ
て、シート材である感光材料14を挟持して搬送し、シ
ート材の収容部であるストッカー16へ送り込むように
なっている。また、シート材搬送装置10では、図示し
ない搬送手段によって感光材料14をローラ20とシー
ト材移送部材18の間へ向けて搬送するようになってい
る。
ラ本体の軸心部に配置された回転軸22が図示しない側
板に回転可能に支持されている。また、この回転軸22
には、駆動手段(図示省略)が連結されており、図1矢
印A方向へ回転されるようになっている。
18を構成する多面体形状のブロック24は、その複数
個が回転軸26に串型に配設されている。シート材移送
部材18の回転軸26は、前記ローラ20と同様に図示
しない側板に回転可能に支持されると共に駆動手段が連
結されており、矢印B方向へ回転されるようになってい
る。
移送部材18のブロック24は、矢印B方向に回転する
ようになっている。ブロック24は、例えば、シリコン
ゴム等の弾性体によって形成されており、ローラ20に
対向する対向面30の稜部近傍に1個の突起28がブロ
ック24と一体に形成され突設されている。突起28
は、シート材移送部材18の各々の対向面30が形成す
る稜部の感光材料14搬送方向下流側に回転軸26(図
2では図示省略)の軸方向の中間部に1個設けられてい
る。また、突起28の先端が根元に比べブロック24の
回転方向下流側に傾斜して設けられ、回転軸26の半径
方向の外方へ向けて突出され、先端は突出方向と直交す
る平面が形成された略円柱形状とされている。
ロック24は、稜部近傍に設けられた突起28の列を回
転軸26の軸方向に重なるように設けてもよく、また、
突起28の列を重ならないように位相をずらして設けた
ものであってもよい。
0とシート材移送部材18は、ローラ20の外周面とシ
ート材移送部材18の突起28の間に感光材料14を挟
持して搬送するようになっている。なお、シート材移送
部材18とローラ20は、挟持した感光材料14の先端
(搬送方向の下流側の先端)を図1紙面右斜め上方へ向
けて送り出すように配置されている。また、シート材移
送部材18とローラ20とが感光材料14を挟持して搬
送する際のニップ力は、ブロック24と突起28の弾性
力によって付与される。
取り付けられる回転軸26が示されている。まず、回転
軸26について説明する。この回転軸26は、軸方向に
沿った中間部が拡径されて拡径部26Aが形成されてい
る。図7にも示されるように、この拡径部26Aには、
係合凹部として外周面から半径方向に沿って円孔44が
複数穿設されている(実施例1では一例として9個)。
図6に示されるように、これらの円孔44は、回転軸2
6の軸方向に沿った中心間隔が間隔寸法Fで一定とされ
ている。
6の軸方向に沿って互いに隣接する円孔44は、回転軸
26の軸方向の中央部に形成された円孔44に対して回
転軸26の両端に向かって回転軸26の軸心を中心に角
度G(図7に図示)だけ円周方向に沿ってずれて形成さ
れている。このため、拡径部26Aには、外周面に略山
形状に円孔44が設けられている(図6に図示)。な
お、実施例1では、一例として角度Gを直角を5等分し
た18°として円孔44を形成している。
8が対応するようになっている。図8に示されるよう
に、実施例1に適用されるシート材移送部材18は、略
矩形状のブロック24のローラ20の外周面と対向する
稜部近傍において回転方向(矢印B方向)下流側に突起
28が1個ずつ設けられている。
沿って貫通孔18Aが穿設されており、この貫通孔18
Aの内径寸法が拡径部26Aの外径寸法と略一致されて
おり、貫通孔18Aへ回転軸26の拡径部26Aを挿入
して、シート材移送部材18が回転軸26に取り付けら
れるようになっている。
て貫通孔18Aの内周面から半径方向に沿って突出する
突起部46がシート材移送部材18と一体に形成されて
いる。図9にも示されるように、この突起部46は、回
転軸26の拡径部26Aに形成された円孔44の内径寸
法と略一致する外径寸法となっており、シート材移送部
材18を回転軸26に取り付けたときに、この突起部4
6が拡径部26Aの円孔44へ嵌め込まれて収容可能な
形状となっている。
変形されて貫通孔18Aに回転軸26が挿入され、この
回転軸26の拡径部26Aに設けられた円孔44へ内周
面の突起部46が嵌め込まれて取り付けられる。拡径部
26Aの円孔44へ貫通孔18A内の突起部46が嵌め
込まれることにより、シート材移送部材18の回転軸2
6の軸方向に沿った位置及び各々のシート材移送部材4
8の回転方向に沿った相対位置が決定される。これによ
って、図6及び図9に示されるように、互いに隣接する
シート材移送部材18が回転軸26の軸方向に沿って等
間隔で、かつ角度Gだけずれて取り付けることができ
る。
場合、回転軸26の外周面(実施例1では拡径部26A
の外周面)と貫通孔48Aの内周面とを接着剤によって
接合して取り付ける方法が一般的であった。シート材移
送部材18を単に接着剤で回転軸26に接合する場合、
シート材移送部材18を回転軸26に対して位置決めす
るのが難しかったが、シート材移送部材18の貫通孔1
8A内に突起部46をシート材移送部材18と一体に形
成し、また回転軸26の外周部に突起部46に対応する
円孔44を形成しておくことにより、シート材移送部材
18を回転軸26に対し位置決めする作業が不要となっ
た。また、回転軸26に設けられた円孔44とシート材
移送部材18の突起部46とを嵌め合わせることによ
り、シート材移送部材18が回転軸26に対して相対回
転するのを防ぐことができ、シート材移送部材18を回
転軸26に取り付けるときの接着剤を不要にすることも
できる。
は軸心が回転軸26の軸心を中心に角度G、すなわち1
8°ずらして形成している。また、シート材移送部材1
8は、回転中心から見た形状が略正方形となっている。
これによって、回転軸26の軸方向中央から軸方向両端
に向かって略山形形状に連続する9個のシート材移送部
材18により、一定間隔でずれた突起28が連続した形
状となるため、ローラ20とシート材移送部材18が感
光材料14を挟持搬送するとき、感光材料14を略連続
してローラ20の外周面との間に挟持して安定した状態
で搬送することができる。また、感光材料14の後端を
突起28によって押し出すとき、回転軸26の回転によ
って略連続して感光材料14の後端に接触して押し出す
ことができる。
することにより、回転軸26の軸方向中央部から等間隔
に並んだ両側のシート材移送部材18の突起28が順に
感光材料14の後端を押すようになり、感光材料14を
安定して押し出すことができる。
8などの剛性等の特性を考慮してシート材移送部材18
間の間隔を取ってあるので、従来例と異なり突起28の
回転方向上流側に位置する突起が感光材料を押し上げて
移載のじゃまをすることがないので、感光材料14の後
端のうちのいずれかの位置が突起28に載らなくても、
感光材料14の後端の他の位置が上記とは異なるシート
材移送部材18の突起28に載って感光材料14は確実
に移載される。
材の突起28によって感光材料14を確実にかつ滑らか
に搬送し、突起28が感光材料14の後端に略連続して
接触して感光材料14を押し出すことが可能となり、感
光材料14を安定した状態で滑らかに押し出してストッ
カー16の受け皿32へ収容することが可能となる。
18による感光材料14の搬送方向の下流側には、スト
ッカー16が配置されている。ストッカー16は、回転
軸26に配設されたシート材移送部材18によって押し
出された感光材料14の後端を収容する受け皿32と、
この受け皿32から略上方に延設された立壁34とによ
って構成されている。
ート材移送部材18によって送り出された感光材料14
の先端は、ストッカー16の立壁34に沿って上方へ送
られる。また、感光材料14の後端は、ローラ20から
離間すると、次に回転してくる突起28と接触して押さ
れ、さらに、シート材移送部材18の回転に伴って受け
皿32の上方まで移送される。感光材料14の後端は受
け皿32の上方に達すると、シート材移送部材18の突
起28から離間して受け皿32へ収容される。これによ
って、感光材料14は立壁34に立て掛けられた状態で
ストッカー16へ収容される。
する。なお、図4には、突起28の回転軌跡D、及びブ
ロック24の回転軌跡Eが各々示されている。
10に搬送された感光材料14は、ローラ20と回転軸
26に配設されたシート材移送部材18との間へ送り込
まれる。この際、シート材移送部材18とローラ20は
各々矢印B、A方向へ回転している。
0とシート材移送部材18との間に達すると、シート材
移送部材18の回転によって移動する突起28によって
ローラ20の外周面へ向けて押され、ローラ20の外周
面とシート材移送部材18の突起28とによって挟持搬
送される。突起28は弾性体であり先端に平面を形成し
ているため、感光材料14をローラ20の外周面に沿っ
て密着させることができ、確実に感光材料14を挟持し
て搬送力を付与する。
0の回転によって、感光材料14の先端がストッカー1
6の立壁34に沿って斜め上方へ送り出される。また、
感光材料14の後端は、シート材移送部材18の対向面
30が交わる稜部近傍に設けられた突起28に当接して
係止され、シート材移送部材18の回転によって押さ
れ、ストッカー16の受け皿32の上方に達する。この
位置からさらにシート材移送部材18が矢印B方向へ回
転することによって、突起28の係止が解かれ、この感
光材料14の後端が受け皿32に落下して収容される。
4の後端が突起28に係止されたときに感光材料14自
体の腰が弱いために感光材料14の中間部が垂れ下がる
ことによって生ずることがある。また、感光材料14が
乾燥部で乾燥されるときに感光材料14の表裏の伸縮の
度合いの違いにより生ずることもあり、また、感光材料
14の先端部とストッカー16又はストッカー16にす
でに収容されている感光材料14との間で静電気による
吸引力が生じ、感光材料14の後端が突起28によって
押されるときに、下方に凸状になることによって生ずる
こともある。このように種々の原因によって感光材料1
4にカールが生ずる。この場合、図4の二点鎖線で示さ
れる状態で、ローラ20とシート材移送部材18とによ
って送り出される感光材料14は、後端が突起28に係
止される際、後端近傍が対向面30に接近した状態とな
る。この際、感光材料14にカールが生じていても、ブ
ロック24の対向面30に感光材料14の中間部が接触
して押し上げられることがない。
であっても、感光材料14の後端が確実に突起28に係
止されて、シート材移送部材18の回転により感光材料
14が移送されてストッカー16の受け皿32へ収容さ
せることができる。
ように、従来のローラ58の軸心と突起の先端までの長
さが、シート材移送部材18が取り付けられた回転軸2
6の軸心と突起28の先端までの長さとが等しい場合、
従来のローラ58の突起56の回転軌跡は図4の回転軌
跡Dと略一致する。本実施例では、感光材料14の後端
を押す突起28以外の突起28及び対向面30が感光材
料14の搬送路から離間した状態になっている。これに
よって、大きくカールした感光材料14であっても、ブ
ロック24と突起28が感光材料14に接触して押し上
げることがなく、感光材料14の後端を確実に突起28
に係止することができる。
で回転中心軸に沿った中間部に突起28を1個設けた
が、突起28の形状及び回転中心軸に沿った取り付け位
置はこれに限定するものではない。例えば、図5(A)
に示されるように、突起28は対向面30の回転中心軸
に沿った端部に交互に設けるようにしてもよく、また、
図5(B)に示されるように、回転中心軸に沿って長く
突出して形成したものであってもよい。
成された略矩形状のブロック24を回転軸26に複数配
置してシート材移送部材18を構成したが、シート材移
送部材18の構成はこれに限定するものではない。例え
ば1個の長尺矩形状のブロック24を回転軸26に設け
てもよい。また、このブロック24に回転軸26の方向
に一つの突起28を形成したものであってもよい。ま
た、ブロック24は六角柱状等の他の多面体形状であっ
てもよい。
18のブロック24及び突起28の弾性力によって、シ
ート材移送部材18とローラ20の間の感光材料14の
ニップ力を付与したが、ローラ20を弾性体で形成して
もよく、各々の回転軸22、26の間を無端のねじりコ
イルばね等によって互いに接近する方向に付勢して、シ
ート材移送部材18とローラ20との間にニップ力を付
与するものであってもよい。
て説明する。なお、実施例2においては、基本的に実施
例1と同様の構成であり、同一の部品には同一の符号を
付与してその説明を省略している。
装置36の一部が示されている。このシート材搬送装置
36は、ローラ20とシート材移送部材40とによって
構成されており、図12にも示されるように、シート材
移送部材40のブロック24には、先端が略半球状に丸
められた突起42、42Aが一体に形成されている。こ
の2個の突起42、42Aは、ブロック24の稜部近傍
で回転中心軸に沿って両端にしかも回転方向の稜部近傍
の両側に各々設けられている。これによって、図11に
示されるように、ローラ20の外周面との間に突起4
2、42Aによって感光材料14を挟持するとき、感光
材料14を緊密にローラ20の外周面へ抑えることがで
き、確実に感光材料14へ搬送力を付与することができ
る。
40の突起42、42Aによって押圧されるが、突起4
2、42Aの先端が半球状に形成されているため、突起
42、42Aが感光材料14の表面に滑らかに接触し感
光材料14が傷められることがないようになっている。
1と同様に種々の形状とすることができる。
心軸に沿った両端に設けたが、さらに、中間部に複数個
設けるようにしてもよい。また、ブロック24を回転中
心軸方向に沿って長い形状とすることも可能である。ま
た、突起42は、図13に示されるように、稜部近傍で
回転方向(矢印B方向)下流側に設けてもよい。また、
図12及び図13で示したシート材移送部材40の回転
軸26への取り付け配置角度、取り付け方法等は、実施
例1と同様とすることができる。
個のシート材移送部材18、40を取り付けたが、この
シート材移送部材18、40の数はこれに限定するもの
ではない。また、シート材移送部材18、40の取付間
隔Fも必ずしも一定にする必要はない。これは、シート
材移送部材18、40が搬送する感光材料14の大きさ
(特に幅方向の寸法)、シート材移送部材18、40の
大きさ及び突起28、42(42A)の数を、感光材料
14を最適に搬送するように適宜選択すればよい。ま
た、シート材移送部材18、40を18°ずつずらして
回転軸26に取り付けたが、このずれ角度もこれに限定
されるものではない。このずれ角度は、複数のシート材
移送部材18、40が全体で構成する突起28、42
(42A)が回転方向に沿って略均等に配置するように
した角度であればよい。
の配列が略螺旋形状を構成するようにシート材移送部材
18を回転軸26に取り付けてもよい。また、回転軸2
6にシート材移送部材18を回転軸26の円周方向にず
らさずに取り付け、稜部近傍に設けた突起が回転軸26
の軸方向に直線状に並ぶようにしてもよい。また、回転
軸26における円孔44の位置、貫通孔18A内におけ
る突起部46の位置は、回転軸26にシート材移送部材
18を所定の位置に取り付けることができるならば、本
実施例に限定されるものではない。
溝を形成し、この溝に嵌め込まれる突出部をシート材移
送部材の貫通孔の内周面に形成してもよく、係合凹部を
シート材移送部材の内周面に形成し、係合凸部を回転軸
の外周面に形成してもよい。また、上記実施例1、2で
は、回転軸26に平行な平面を4個としたが、感光材料
14の後端を突起28又は突起40で押すときに支障が
ない程度に平面の数を設けた多面体形状であってもよ
い。
して感光材料14を適用したが、この感光材料14は、
印画紙、フィルム等のシート状の感光材料が適用可能で
ある。また、シート材として感光材料を限定するもので
はなく、他のシート材の適用も可能であり、特にカール
の生じ易いシート材を搬送するシート材搬送装置として
適用した場合に効果がある。
ック24の対向面30を平面としたが、凹面等、シート
材に接触して押し上げない形状の面であればよい。
送装置は、シート材移送部材とローラとに挟持されて送
り出されたシート材の後端が、シート材移送部材に設け
られた突起に係止されて押し出される。この際、シート
材にカールが生じていても、シート材の中間部にシート
材移送部材が接触して押し上げることがないため、シー
ト材の後端は確実に突起に係止される。
起とローラとによってシート材が確実に挟持されて搬送
され、さらに、シート材移送部材に設けた突起がシート
材の後端に確実に当接してシート材を押し出すため、シ
ート材の搬送不良が生じることなくシート材を確実に収
容部へ収容させることができる優れた効果がある。
て取り付けることにより、滑らかにシート材を搬送して
押し出すことができる。
の貫通孔の内面とに係合凸部と係合凹部を設けて嵌め合
わせるようにしたので、回転軸の所定の位置に確実にか
つ容易にシート材移送部材を位置決めすることができ、
シート材を滑らかにしかも確実に搬送し、収容部へ収容
することができる。
部を示す概略側面図である。
視図である。
図である。
図である。
移送部材の変形例を示す斜視図である。
示す斜視図である。
ある。
視図である。
の変形例を示す斜視図である。
一部を示す概略側面図である。
斜視図である。
示す概略斜視図である。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 回転軸に平行な複数の平面又は凹面と前
記回転軸に交わる平面で構成された多面体部と、この多
面体部の前記回転軸に平行な平面又は凹面の接続部が形
成する稜部近傍から放射状に形成された突起と、から成
るシート材移送部材、前記多面体部に対向して配置され
前記多面体部の回転軸と平行な回転ローラ及び前記回転
軸と前記回転ローラのうち少なくともひとつを回転駆動
する駆動手段と、から成り、前記シート材移送部材と前
記回転ローラとによってシート材を挟持搬送したのち、
前記シート材移送部材の突起によって前記シート材の後
端を押して前記シート材を収容部へ移載することを特徴
とするシート材搬送装置。 - 【請求項2】 前記突起が弾性体によって構成されると
共に円柱形状とされたことを特徴とする請求項1のシー
ト材搬送装置。 - 【請求項3】 前記突起の先端部が略半球状に形成され
たことを特徴とする請求項1のシート材搬送装置。 - 【請求項4】 前記突起が前記稜部の前記シート材搬送
方向下流側に偏奇して設けられたことを特徴とする請求
項1から3のいずれかのシート材搬送装置。 - 【請求項5】 回転軸に平行な複数の平面又は凹面と前
記回転軸と交わる面で形成された多面体部に前記平面又
は凹面の接続部が形成する稜部近傍から放射状に突起が
形成されたシート材移送部材と、前記シート材移送部材
が軸方向に沿って複数配置された回転軸と、前記多面体
部に対向して配置され外周面と前記突起との間にシート
材を挟持して搬送する回転ローラと、前記回転軸及び前
記回転ローラのうち少なくともすくなくともひとつを回
転駆動する駆動手段と、を備え前記回転軸の軸方向に沿
って隣接する前記シート材移送部材を前記回転軸の軸を
中心に所定角度ずらして配置したことを特徴とするシー
ト材搬送装置。 - 【請求項6】 前記多面体部の回転中心部に貫通孔を形
成して前記回転軸を挿通すると共に前記貫通孔の内周面
と前記回転軸の外周部のいずれか一方に係合凸部を設け
ると共に、他方に前記係合凸部に対応する係合凹部を設
け、前記係合凸部と係合凹部を嵌め合わせて前記シート
材移送部材を前記回転軸に配置したことを特徴とする請
求項5のシート材搬送装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3-347303 | 1991-12-27 | ||
JP34730391 | 1991-12-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05232665A JPH05232665A (ja) | 1993-09-10 |
JP2831199B2 true JP2831199B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=18389304
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15079392A Expired - Fee Related JP2831199B2 (ja) | 1991-12-27 | 1992-06-10 | シート材搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2831199B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3883260B2 (ja) * | 1997-07-28 | 2007-02-21 | 株式会社タクミ精工 | 紙送り装置 |
JP2002182361A (ja) * | 2000-12-14 | 2002-06-26 | Noritsu Koki Co Ltd | 写真処理装置 |
JP2012158463A (ja) * | 2011-02-03 | 2012-08-23 | Seiko Epson Corp | 搬送手段およびこれを備えた記録装置 |
JP2013112484A (ja) * | 2011-11-30 | 2013-06-10 | Brother Industries Ltd | シート排出装置、及びシート排出装置を備える画像読取装置 |
JP6662115B2 (ja) * | 2016-03-09 | 2020-03-11 | セイコーエプソン株式会社 | ローラー及びこのローラーを備える印刷装置 |
-
1992
- 1992-06-10 JP JP15079392A patent/JP2831199B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH05232665A (ja) | 1993-09-10 |
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