JP2830368B2 - 帯状材料の加工システム - Google Patents
帯状材料の加工システムInfo
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- JP2830368B2 JP2830368B2 JP2122276A JP12227690A JP2830368B2 JP 2830368 B2 JP2830368 B2 JP 2830368B2 JP 2122276 A JP2122276 A JP 2122276A JP 12227690 A JP12227690 A JP 12227690A JP 2830368 B2 JP2830368 B2 JP 2830368B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、リールから帯状材料を間欠的に引出してワ
ツシヤ等を加工する帯状材料の加工システムに関するも
のである。
ツシヤ等を加工する帯状材料の加工システムに関するも
のである。
本発明は、リールに巻回された帯状材料を移送装置に
より間欠的に引き出すと共に加工装置により間欠的に加
工するように構成された帯状材料の加工システムにおい
て、上記リールと上記移送装置との間に上記リールと上
記移送装置との間に上記帯状材料を案内する湾曲引出し
経路を形成すると共に、上記リールから上記帯状材料を
引き出す方向に弾性的に付勢されたガイドローラを有す
る緩衝装置を配置し、上記移送装置の動作時には、上記
緩衝装置の上記ガイドローラが弾性に抗して往動され、
上記湾曲引出し経路から上記帯状材料を上記移送装置に
繰り出し、上記移送装置の停止時には、上記ガイドロー
ラが弾性により復動して上記リールから上記帯状材料を
引き出すようにしたものである。
より間欠的に引き出すと共に加工装置により間欠的に加
工するように構成された帯状材料の加工システムにおい
て、上記リールと上記移送装置との間に上記リールと上
記移送装置との間に上記帯状材料を案内する湾曲引出し
経路を形成すると共に、上記リールから上記帯状材料を
引き出す方向に弾性的に付勢されたガイドローラを有す
る緩衝装置を配置し、上記移送装置の動作時には、上記
緩衝装置の上記ガイドローラが弾性に抗して往動され、
上記湾曲引出し経路から上記帯状材料を上記移送装置に
繰り出し、上記移送装置の停止時には、上記ガイドロー
ラが弾性により復動して上記リールから上記帯状材料を
引き出すようにしたものである。
第３図は、リール１に巻装された合成樹脂や金属の帯
状材料２をそのリール１から間欠的に引出してワツシヤ
等を加工する従来の帯状材料２の加工システムを示した
ものである。
状材料２をそのリール１から間欠的に引出してワツシヤ
等を加工する従来の帯状材料２の加工システムを示した
ものである。
この加工システムには、帯状材料２をリール１から間
欠的に引出して矢印ａ方向に一定ピツチＰ（例えば約6m
m）で間欠的に移送する移送装置３と、その間欠的に移
送された帯状材料２を固定金型４と可動金型５とによつ
て間欠的に打抜き加工してワツシヤ等の小型部品を加工
する加工装置６とを有する加工機７が使用される。そし
て、加工装置６によつて間欠的に加工された小型部品は
小型ロボツト８によつて自動的に取出されるように構成
されている。
欠的に引出して矢印ａ方向に一定ピツチＰ（例えば約6m
m）で間欠的に移送する移送装置３と、その間欠的に移
送された帯状材料２を固定金型４と可動金型５とによつ
て間欠的に打抜き加工してワツシヤ等の小型部品を加工
する加工装置６とを有する加工機７が使用される。そし
て、加工装置６によつて間欠的に加工された小型部品は
小型ロボツト８によつて自動的に取出されるように構成
されている。
この種、加工システムでは、慣性モーメントの大きい
リール１から帯状材料２を移送装置３によつて衝撃的に
引出すようなことがあると、その時に発生する衝撃的負
荷が移送装置３に加えられて、帯状材料２の移送ピツチ
にずれが発生し、加工装置７による小型部品の打抜き加
工のピツチに狂いが生じ易い。
リール１から帯状材料２を移送装置３によつて衝撃的に
引出すようなことがあると、その時に発生する衝撃的負
荷が移送装置３に加えられて、帯状材料２の移送ピツチ
にずれが発生し、加工装置７による小型部品の打抜き加
工のピツチに狂いが生じ易い。
そこで従来は、オートリール装置を使用していた。
このオートリール装置は、リール１の慣性モーメント
による衝撃的負荷が移送装置３に加わることを防ぐため
に、リール１と移送装置３との間に常時帯状材料２の弛
みを作るようにしたものである。
による衝撃的負荷が移送装置３に加わることを防ぐため
に、リール１と移送装置３との間に常時帯状材料２の弛
みを作るようにしたものである。
即ち、移送装置３による帯状材料２の矢印ａ方向への
間欠的な移送によつて、１点鎖線で示すように帯状材料
２の弛みが少なくなつて、それをセンサ9aが検出する
と、制御回路10によつてリール駆動モータ11が作動し
て、リール１を矢印ｂ方向に回転駆動して、リール１か
ら帯状材料２を矢印ａ方向に自動的に繰り出す。そし
て、実線で示すように帯状材料２の弛みが大きくなつ
て、それをセンサ9bが検出すると、制御回路10によつて
リール駆動モータ11を停止させるようにしたものであ
る。
間欠的な移送によつて、１点鎖線で示すように帯状材料
２の弛みが少なくなつて、それをセンサ9aが検出する
と、制御回路10によつてリール駆動モータ11が作動し
て、リール１を矢印ｂ方向に回転駆動して、リール１か
ら帯状材料２を矢印ａ方向に自動的に繰り出す。そし
て、実線で示すように帯状材料２の弛みが大きくなつ
て、それをセンサ9bが検出すると、制御回路10によつて
リール駆動モータ11を停止させるようにしたものであ
る。
しかし、従来のオートリール装置は、装置が大掛かり
で大きな設置スペースが必要な上に、著しく高価につく
と言う問題点があつた。
で大きな設置スペースが必要な上に、著しく高価につく
と言う問題点があつた。
本発明は、移送装置の１回の移送に必要な長さの帯状
材料を、極く簡単な機構でリールと移送装置との間に常
時貯留できるようにしたものを提供することを目的とし
ている。
材料を、極く簡単な機構でリールと移送装置との間に常
時貯留できるようにしたものを提供することを目的とし
ている。
本発明による帯状材料の加工システムは、上述の目的
を達成するために、帯状材料が巻回され、自由に回転で
きるように軸支されたリールと、上記帯状材料を一定ピ
ッチで間欠的に移送させる移送装置と、上記移送装置に
よって移送された上記帯状材料を間欠的に加工する加工
装置と、上記リールと上記移送装置との間に上記帯状材
料を案内する湾曲引出し経路を形成すると共に、上記リ
ールから上記帯状材料を引き出す方向に弾性的に付勢さ
れたガイドローラを有する緩衝装置とを具備し、上記緩
衝装置は、上記移送装置の動作時に、上記ガイドローラ
が弾性に抗して往動されて、上記湾曲引出し経路から上
記帯状材料を上記移送装置に繰り出し、上記移送装置の
停止時に、上記ガイドローラが弾性により復動して上記
リールから上記帯状材料を引き出すように構成されてい
る。
を達成するために、帯状材料が巻回され、自由に回転で
きるように軸支されたリールと、上記帯状材料を一定ピ
ッチで間欠的に移送させる移送装置と、上記移送装置に
よって移送された上記帯状材料を間欠的に加工する加工
装置と、上記リールと上記移送装置との間に上記帯状材
料を案内する湾曲引出し経路を形成すると共に、上記リ
ールから上記帯状材料を引き出す方向に弾性的に付勢さ
れたガイドローラを有する緩衝装置とを具備し、上記緩
衝装置は、上記移送装置の動作時に、上記ガイドローラ
が弾性に抗して往動されて、上記湾曲引出し経路から上
記帯状材料を上記移送装置に繰り出し、上記移送装置の
停止時に、上記ガイドローラが弾性により復動して上記
リールから上記帯状材料を引き出すように構成されてい
る。
本発明による帯状材料の加工システムは、帯状材料が
巻回されているリールと移送装置との間に帯状材料を案
内する湾曲引出し経路を形成する緩衝装置が備えられて
いる。この緩衝装置の上記湾曲引出し経路には、リール
から帯状材料を引き出す方向に弾性的に付勢されたガイ
ドローラが配置されており、移送装置が帯状材料を一定
ピッチで間欠的に移送する際に、上記ガイドローラが弾
性に抗して往動されて上記湾曲引出し経路から帯状材料
を繰り出し、その後に、上記ガイドローラが弾性により
復動して慣性モーメントが大きく、瞬時に回転すること
ができないリールから帯状材料を上記湾曲引出し経路に
順次引き出す。
巻回されているリールと移送装置との間に帯状材料を案
内する湾曲引出し経路を形成する緩衝装置が備えられて
いる。この緩衝装置の上記湾曲引出し経路には、リール
から帯状材料を引き出す方向に弾性的に付勢されたガイ
ドローラが配置されており、移送装置が帯状材料を一定
ピッチで間欠的に移送する際に、上記ガイドローラが弾
性に抗して往動されて上記湾曲引出し経路から帯状材料
を繰り出し、その後に、上記ガイドローラが弾性により
復動して慣性モーメントが大きく、瞬時に回転すること
ができないリールから帯状材料を上記湾曲引出し経路に
順次引き出す。
以下、本発明を適用した帯状材料の加工システムの一
実施例を第1A図〜第２図を参照して説明する。なお、第
３図に示した従来例と同一構造部には同一の符号を付し
て重複説明を省略する。
実施例を第1A図〜第２図を参照して説明する。なお、第
３図に示した従来例と同一構造部には同一の符号を付し
て重複説明を省略する。
まず、第1A図及び第1B図に示すように、リール１と加
工機７の移送装置３との間に配置された緩衝装置13は、
リール１がリール軸14によつて回転自在に取付けられた
リール台15にスイングアーム16を支点軸17によつて矢印
ｄ、ｅ方向に揺動自在に取付け、スイングアーム16の両
端に一対のガイドローラ18a、18bをローラ軸19a、19bに
よつて回転自在に取付け、スイングアーム16を付勢手段
であるばね20によつて矢印ｅ方向に回転付勢させてスト
ツパー21に当接させて位置決めさせるように構成したも
のである。
工機７の移送装置３との間に配置された緩衝装置13は、
リール１がリール軸14によつて回転自在に取付けられた
リール台15にスイングアーム16を支点軸17によつて矢印
ｄ、ｅ方向に揺動自在に取付け、スイングアーム16の両
端に一対のガイドローラ18a、18bをローラ軸19a、19bに
よつて回転自在に取付け、スイングアーム16を付勢手段
であるばね20によつて矢印ｅ方向に回転付勢させてスト
ツパー21に当接させて位置決めさせるように構成したも
のである。
そして、帯状材料２をリール１と移送装置３との間で
一対のガイドローラ18a、18bにジグザグ状に掛け渡し
て、その帯状材料２の湾曲引出し経路Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｄを
形成する。そして、ばね19によるスイングアーム16の矢
印ｅ方向への回転付勢力によつて、一対のガイドローラ
18a、18bを上記湾曲引出し経路Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｄの第1B図
に示す一対の湾曲点Ｂ、Ｃの中心B1、C1に弾性的に保持
させたものである。
一対のガイドローラ18a、18bにジグザグ状に掛け渡し
て、その帯状材料２の湾曲引出し経路Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｄを
形成する。そして、ばね19によるスイングアーム16の矢
印ｅ方向への回転付勢力によつて、一対のガイドローラ
18a、18bを上記湾曲引出し経路Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｄの第1B図
に示す一対の湾曲点Ｂ、Ｃの中心B1、C1に弾性的に保持
させたものである。
以上のように構成された緩衝装置13によれば、第1A図
に示すように、加工機７の移送装置３によつて帯状材料
２が１ピツチＰだけ矢印ａ方向に間欠的に移送される
と、湾曲引出し経路Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｄ上の帯状材料２の長
さが上記１ピツチＰ分だけ短くなる。この際、リール１
は慣性モーメントが大きいために瞬時には回転されず、
慣性モーメントの小さい一対のガイドローラ18a、18bが
スイングアーム16と一体にばね20に抗して矢印ｄ方向に
回転される。この時、一対のガイドローラ18a、18bが第
1A図に１点鎖線で示す湾曲点Ｂ、Ｃの中心B1、C1から実
線で示す可動点B2、C2までそれぞれ上記１ピツチＰの約
1/2（例えば約3mm）分だけ矢印ｄ方向に変位して、上記
湾曲引出し経路Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｄ上の帯状材料２を上記１
ピツチＰ分だけ移送装置３側へ繰り出す。
に示すように、加工機７の移送装置３によつて帯状材料
２が１ピツチＰだけ矢印ａ方向に間欠的に移送される
と、湾曲引出し経路Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｄ上の帯状材料２の長
さが上記１ピツチＰ分だけ短くなる。この際、リール１
は慣性モーメントが大きいために瞬時には回転されず、
慣性モーメントの小さい一対のガイドローラ18a、18bが
スイングアーム16と一体にばね20に抗して矢印ｄ方向に
回転される。この時、一対のガイドローラ18a、18bが第
1A図に１点鎖線で示す湾曲点Ｂ、Ｃの中心B1、C1から実
線で示す可動点B2、C2までそれぞれ上記１ピツチＰの約
1/2（例えば約3mm）分だけ矢印ｄ方向に変位して、上記
湾曲引出し経路Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｄ上の帯状材料２を上記１
ピツチＰ分だけ移送装置３側へ繰り出す。
なおこの時、移送装置３に対する緩衝装置13の負荷抵
抗は、一対のガイドローラ18a、18bの回転モーメント＋
摩擦ロス＋慣性モーメント＋帯状材料２の剛性等とな
り、その負荷抵抗を移送装置３による帯状材料２の移送
のためのクランプ力の1/10程度に設計することは容易で
あり、その負荷抵抗による帯状材料２の移送ピツチのず
れは全く発生しない。
抗は、一対のガイドローラ18a、18bの回転モーメント＋
摩擦ロス＋慣性モーメント＋帯状材料２の剛性等とな
り、その負荷抵抗を移送装置３による帯状材料２の移送
のためのクランプ力の1/10程度に設計することは容易で
あり、その負荷抵抗による帯状材料２の移送ピツチのず
れは全く発生しない。
従つて、湾曲引出し経路Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｄ上に予め貯留
していた帯状材料２の１ピツチＰ分の長さを移送装置３
側にスムーズに繰り出すことができて、慣性モーメント
の大きいリール１からの衝撃的負荷が移送装置３に加え
られることが全くない。
していた帯状材料２の１ピツチＰ分の長さを移送装置３
側にスムーズに繰り出すことができて、慣性モーメント
の大きいリール１からの衝撃的負荷が移送装置３に加え
られることが全くない。
一方、第1B図に示すように、加工機７は移送装置３に
よる帯状材料２の１ピツチＰ分の間欠的な移送の終了の
直後に、加工装置６の固定金型４と可動金型５とによつ
て帯状材料２を間欠的に打抜き加工してワツシヤ等の小
型部品を加工する。
よる帯状材料２の１ピツチＰ分の間欠的な移送の終了の
直後に、加工装置６の固定金型４と可動金型５とによつ
て帯状材料２を間欠的に打抜き加工してワツシヤ等の小
型部品を加工する。
そして、固定金型４と可動金型５とによつて帯状材料
２を上下からクランプしている間に、第1B図に示すよう
に一対のガイドローラ18a、18bがスイングアーム16と一
体にばね20の弾性反発力によつて矢印ｅ方向にゆつくり
回転されて、スイングアーム16がストツパー21に当接さ
れる。この時、一対のガイドローラ18a、18bが第1B図に
１点鎖線で示す可動点B2、C2から実線で示す湾曲点Ｂ、
Ｃの中心B1、C1にゆつくりと復帰し、そのガイドローラ
18a、18bの復帰力によつてリール１が矢印ｂ方向に回転
される。
２を上下からクランプしている間に、第1B図に示すよう
に一対のガイドローラ18a、18bがスイングアーム16と一
体にばね20の弾性反発力によつて矢印ｅ方向にゆつくり
回転されて、スイングアーム16がストツパー21に当接さ
れる。この時、一対のガイドローラ18a、18bが第1B図に
１点鎖線で示す可動点B2、C2から実線で示す湾曲点Ｂ、
Ｃの中心B1、C1にゆつくりと復帰し、そのガイドローラ
18a、18bの復帰力によつてリール１が矢印ｂ方向に回転
される。
これにより、リール１から湾曲引出し経路Ａ−Ｂ−Ｃ
−Ｄ上に帯状材料２が上記１ピツチＰ分の長さだけ引出
されて貯留されて、帯状材料２の次の間欠的な移送に備
える。
−Ｄ上に帯状材料２が上記１ピツチＰ分の長さだけ引出
されて貯留されて、帯状材料２の次の間欠的な移送に備
える。
以上のように、緩衝装置13は、移送装置３の１回の移
送（１ピツチＰ分）に必要な長さの帯状材料２をリール
１と移送装置３との間に常時貯留できることになる。
送（１ピツチＰ分）に必要な長さの帯状材料２をリール
１と移送装置３との間に常時貯留できることになる。
次に、第２図は緩衝装置13の変形例を示したものであ
つて、スイングアーム16を省略して、リール台15に一対
のローラ軸19a、19bを直接回転自在に取付け、中空状に
構成した一対のガイドローラ18a、18bを一対のローラ軸
19a、19bの外周にそれぞれ複数本の付勢手段であるばね
23a、23bによつて宙吊りして、これらのガイドローラ18
a、18bを湾曲点Ｂ、Ｃの中心B1、C1にばね23a、23bによ
つて弾性的に保持させるようにしたものである。
つて、スイングアーム16を省略して、リール台15に一対
のローラ軸19a、19bを直接回転自在に取付け、中空状に
構成した一対のガイドローラ18a、18bを一対のローラ軸
19a、19bの外周にそれぞれ複数本の付勢手段であるばね
23a、23bによつて宙吊りして、これらのガイドローラ18
a、18bを湾曲点Ｂ、Ｃの中心B1、C1にばね23a、23bによ
つて弾性的に保持させるようにしたものである。
この場合には、前述したように、移送装置３によつて
帯状材料２が矢印ａ方向に１ピツチＰ分だけ移送される
と、一対のガイドローラ18a、18bが実線で示す湾曲点
Ｂ、Ｃの中心B1、C1から１点鎖線で示す可動点へばね23
a、23bに抗して変位して、湾曲引出し経路Ａ−Ｂ−Ｃ−
Ｄ上の帯状材料２を上記１ピツチＰだけ移送装置３側へ
繰り出す。この後、一対のガイドローラ18a、18bがばね
23a、23bによつて湾曲点Ｂ、Ｃの中心B1、C1へゆつくり
復帰して、リール２から湾曲引出し経路Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｄ
上に帯状材料２が上記１ピツチＰ分の長さだけ引出され
る。
帯状材料２が矢印ａ方向に１ピツチＰ分だけ移送される
と、一対のガイドローラ18a、18bが実線で示す湾曲点
Ｂ、Ｃの中心B1、C1から１点鎖線で示す可動点へばね23
a、23bに抗して変位して、湾曲引出し経路Ａ−Ｂ−Ｃ−
Ｄ上の帯状材料２を上記１ピツチＰだけ移送装置３側へ
繰り出す。この後、一対のガイドローラ18a、18bがばね
23a、23bによつて湾曲点Ｂ、Ｃの中心B1、C1へゆつくり
復帰して、リール２から湾曲引出し経路Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｄ
上に帯状材料２が上記１ピツチＰ分の長さだけ引出され
る。
以上、本発明の実施例に付き述べたが、本発明は上記
実施例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基
づいて、各種の有効な変更が可能である。
実施例に限定されることなく、本発明の技術的思想に基
づいて、各種の有効な変更が可能である。
本発明は、上述のとおり構成されているので、次に記
載する効果を奏する。
載する効果を奏する。
帯状材料が巻回されて、瞬時に回転できないほどの大
きな慣性モーメントを有するリールからでも、帯状材料
を切断させること無く、しかも一定の移送ピッチで間欠
的に移送することができるので、加工装置による部品の
加工が正確に行える。従って、歩留まりが良好で不良品
の発生しにくい帯状材料の加工システムを提供できる。
きな慣性モーメントを有するリールからでも、帯状材料
を切断させること無く、しかも一定の移送ピッチで間欠
的に移送することができるので、加工装置による部品の
加工が正確に行える。従って、歩留まりが良好で不良品
の発生しにくい帯状材料の加工システムを提供できる。
また、オートリール装置などのリールを回転させるた
めの補助的な駆動機構が不要でありながら、小さな駆動
力で帯状材料を間欠的に移送できるので、小型で簡易な
機構の移送装置を用いることができる。従って、帯状材
料の加工システムの小型化、低価格化並びに簡易な機構
の採用による信頼性の向上が可能である。
めの補助的な駆動機構が不要でありながら、小さな駆動
力で帯状材料を間欠的に移送できるので、小型で簡易な
機構の移送装置を用いることができる。従って、帯状材
料の加工システムの小型化、低価格化並びに簡易な機構
の採用による信頼性の向上が可能である。
第1A図〜第２図は本発明の一実施例を示したものであつ
て、第1A図は湾曲引出し経路から移送装置側への帯状材
料の繰り出し動作を説明する図面、第1B図はリールから
湾曲引出し経路上への帯状材料の引出し動作を説明する
図面、第２図は変形例を示した図面である。 第３図は従来例を示した図面である。 また、図面に用いられている符号において、 １……リール ２……帯状材料 ３……移送装置 ６……加工装置 13……緩衝装置 18a,18b……ガイドローラ 20……ばね（付勢手段） 23a,23b……ばね（付勢手段） Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｄ……湾曲引出し経路 B1,C1……湾曲点の中心 である。
て、第1A図は湾曲引出し経路から移送装置側への帯状材
料の繰り出し動作を説明する図面、第1B図はリールから
湾曲引出し経路上への帯状材料の引出し動作を説明する
図面、第２図は変形例を示した図面である。 第３図は従来例を示した図面である。 また、図面に用いられている符号において、 １……リール ２……帯状材料 ３……移送装置 ６……加工装置 13……緩衝装置 18a,18b……ガイドローラ 20……ばね（付勢手段） 23a,23b……ばね（付勢手段） Ａ−Ｂ−Ｃ−Ｄ……湾曲引出し経路 B1,C1……湾曲点の中心 である。
Claims (1)
- 【請求項１】帯状材料が巻回され、自由に回転できるよ
うに軸支されたリールと、 上記帯状材料を一定ピッチで間欠的に移送させる移送装
置と、 上記移送装置によって移送された上記帯状材料を間欠的
に加工する加工装置と、 上記リールと上記移送装置との間に上記帯状材料を案内
する湾曲引出し経路を形成すると共に、上記リールから
上記帯状材料を引き出す方向に弾性的に付勢されたガイ
ドローラを有する緩衝装置とを具備し、 上記緩衝装置は、上記移送装置の動作時に、上記ガイド
ローラが弾性に抗して往動されて、上記湾曲引出し経路
から上記帯状材料を上記移送装置に繰り出し、 上記移送装置の停止時に、上記ガイドローラが弾性によ
り復動して上記リールから上記帯状材料を引き出すよう
に構成されていることを特徴とする帯状材料の加工シス
テム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2122276A JP2830368B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | 帯状材料の加工システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2122276A JP2830368B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | 帯状材料の加工システム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0420451A JPH0420451A (ja) | 1992-01-24 |
| JP2830368B2 true JP2830368B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=14831960
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2122276A Expired - Fee Related JP2830368B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | 帯状材料の加工システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2830368B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN111746866A (zh) * | 2020-07-21 | 2020-10-09 | 龙岩烟草工业有限责任公司 | 封箱用胶带器及其封箱方法 |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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