JP2830154B2 - 連続鋳造装置 - Google Patents

連続鋳造装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、双ロール式などの循環移動する移動型を
備えた連続鋳造装置の改良に関し、溶湯の溜まり高さの
制御と溜まった溶湯の表面の酸化を防止できるようにし
たものである。
[従来の技術] 連続鋳造装置の一つに垂直面内にて互いに逆の方向に
循環移動する1対の移動型を用いるベルト式や双ロール
式などの連続鋳造装置がある。
このような連続鋳造装置の一例は、特開昭62−16856
号公報に開示されており、その構造は、第3図に示すよ
うに、左右1対の移動型1,2を構成する左側の移動型1
はロール3とガイドロール4,5に掛けられた無端ベルト
6で構成され、右側の移動型2が比較的大径のロール7
で構成されている。これら1対の移動型1,2の両端部が
サイドシール8とシール9で覆われて溶湯プールが形成
され、この溶湯プール内である移動型1,2の間の上側に
溶湯桶10が配置され、ギャップ調整手段11によって上下
方向に移動できるようになっている。この溶湯桶10の底
部には、溶融金属を溶湯プール内に注ぐためのノズル12
が形成されている。
したがって、移動型1,2を、図中矢印で示すように、
互いに逆方向に循環移動しながら溶湯桶10に溶融金属を
注ぐと、サイドシール8とシール9で囲まれた溶湯プー
ル内の金属が移動型1,2の表面でに連続的に冷却凝固さ
れるとともに、厚さを規制されて連続鋳造が行われる。
そして、ギャップ調整手段11によって溶湯桶10を上下
動することで、移動型1,2とノズル12とのギャップが変
化し、溶融金属の溶湯プール部分への注入量を変えるこ
とができるようになっている。
[発明が解決しようとする課題] このような連続鋳造装置では、溶湯プール内の湯面の
位置をギャップ調整手段11によって調整することができ
るものの、板厚、鋳造速度により溶湯桶10から注がれた
湯は、1対の移動型1,2とサイドシール8及びシール9
で囲まれた溶湯プール部分に溜まることになるが、溶融
金属の表面が大気に触れることから酸化被覆ができやす
いという問題があった。
この発明は、かかる従来技術の問題点に鑑みてなされ
たもので、溶湯桶から移動型の上部に注がれる溶融金属
表面の酸化を防止できるとともに、湯面の高さも簡単に
調整できる連続鋳造装置を提供しようとするものであ
る。
[課題を解決するための手段] 上記従来技術が有する課題を解決するため、この発明
の連続鋳造装置は、垂直面内にて互いに逆の方向に循環
移動する1対の移動型を構成する冷却ロールを設け、こ
の1対の移動型を構成する冷却ロールの間の上方に溶融
金属を注ぐノズルを底部に備えた溶湯桶を設け、この溶
湯桶の周囲に、前記1対の移動型を構成する冷却ロール
の円弧状の外表面に摺接されるシールと前記1対の移動
型を構成する冷却ロールのロール軸方向上部の外表面に
摺接されるサイドシールとでシールされる気密室を形成
し、この気密室に前記移動型を構成する冷却ロールに注
湯された溶融金属表面の酸化を防止しつつ溶融金属の高
さを制御し得るとともに、前記ノズルから逆流させて溶
湯を攪拌し得る不活性ガス加圧供給手段を接続したこと
を特徴とするものである。
[作 用] この連続鋳造装置によれば、1対の移動型を構成する
冷却ロールの上方に設けられる溶湯桶の周囲に、移動型
を構成する1対の冷却ロールの円弧状の外表面とロール
軸方向の外表面にそれぞれ摺接するシールおよびサイド
シールでシールして気密室を形成し、この中に不活性ガ
ス加圧供給手段から不活性ガスを供給するようにしてあ
り、移動型を構成する冷却ロールの上部に溜まる溶湯を
不活性ガスで覆って酸化を防止するとともに、気密室内
の不活性ガスの圧力を調整して溶湯の湯面の高さを調整
し、さらにノズルから逆流させて溶湯の攪拌もできるよ
うにしている。
[実施例] 以下、この発明の一実施例を図面に基づき詳細に説明
する。
第1図及び第2図はこの発明の連続鋳造装置を双ロー
ル式の連続鋳造装置に適用した一実施例にかかる横断面
図および平面図である。
この連続鋳造装置20では、垂直面内にて互いに逆方向
に循環移動する1対の移動型21,22がそれぞれロール23,
24の外周部で構成され、一定の間隔を開けて左右に配置
されている。
この1対の移動型21,22の間の上方には、溶湯桶25が
配置されており、その底面はそれぞれのロール23,24の
外周面に沿う円弧状に形成され、ロール23(24)との間
に一定のギャップが形成されている。そして、この溶湯
桶25の底部両側にロール23,24の軸方向と平行にノズル2
6が形成され、移動型21,22の中央部の上方から溶湯を注
ぐことができるようになっている。
さらに、この溶湯桶25の外部には、第2図に示すよう
に、ロール23,24表面側など底部分が開口する気密室27
が一体に形成してあり、気密室27の周囲に取付けたサイ
ドシール28とシール29によってロール23,24表面と摺接
状態でシールでき、移動型21,22上部の溶湯が注がれる
空間(溶湯プール)を気密状態に保持できるようになっ
ている。
このような気密室27には、不活性ガス加圧供給手段30
が配管31を介して接続されている。この不活性ガス加圧
供給手段30としては、ガスボンベなどの不活性ガス源32
から供給される不活性ガスを圧力調整弁33で圧力調整し
たのち気密室27に送るようになっており、供給圧力を制
御するため、配管31の途中に圧力計34が設けられるとと
もに、移動型21,22上の溶湯面を検出するため湯面検出
器35が設けられて制御装置36と接続され、制御装置36の
出力信号が圧力調整弁33に送られるようになっている。
この湯面検出器35としては、湯面位置を光学的に検出
するものや湯面を境とする温度差から検出するものなど
が使用される。
このように構成された連続鋳造装置20による連続鋳造
は、次のようにして行われる。
移動型21,22を、図中矢印で示すように、互いに逆方
向に循環移動(回転駆動)し、溶湯桶25に溶融金属Mを
連続的に注ぐ。
すると、溶湯桶25の底部のノズル26から移動型21,22
の間に溶湯が供給され、徐々に冷却凝固され、ロール2
3,24間で圧延されて連続的に送り出され、連続鋳造が行
われる。
この連続鋳造の際、溶湯桶25から移動型21,22上に溶
湯が供給されるが、この部分が移動型21,22の表面、溶
湯桶25の底部分、気密室27及びサイドシール28、シール
29で気密状態となっており、しかも不活性ガス加圧供給
手段30から不活性ガスが供給されるようになっているの
で、溶湯表面が空気に接触せず、酸化を防止することが
できるとともに、気密空間内に溶湯が供給されるので、
外部に溢れ出すことも防止できる。
また、移動型21,22上の溶湯の湯面を湯面検出器35で
検出し、その湯面に応じて気密室27に供給される不活性
ガスの圧力を圧力調整弁33で調整して供給できるので、
湯面が高くなった場合には、圧力を上昇し、湯面が低下
した場合には、圧力を下げるようにして湯面を一定に保
つことができ、溶湯桶25の溶湯量にかかわらず湯面を一
定に保つことができる。
さらに、溶湯桶25内の溶湯の攪拌を必要とする場合に
は、気密室27内に供給される不活性ガスの供給圧力を高
め、ノズル26から不活性ガスを逆流させるようにするこ
とで、不活性ガスによる溶湯の攪拌ができる。
[発明の効果] 以上、一実施例とともに具体的に説明したようにこの
発明の連続鋳造装置によれば、一対の移動型を構成する
冷却ロールの上方に設けられる溶湯桶の周囲に、移動型
を構成する1対の冷却ロールの円弧状の外表面とロール
軸方向の外表面にそれぞれ摺接するシールおよびサイド
シールでシールして気密室を形成し、この中に不活性ガ
ス加圧供給手段から不活性ガスを供給するようにしたの
で、移動型上部に溜まる溶湯を不活性ガスで覆って酸化
を防止するとともに、気密室内の不活性ガスの圧力を調
整して溶湯の湯面の高さを調整することができる。
また、不活性ガスの圧力を高めることで、ノズルから
溶湯桶内に不活性ガスを供給することもでき、溶湯の攪
拌ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はこの発明の連続鋳造装置を双ロール
式の連続鋳造装置に適用した一実施例にかかる横断面図
および平面図である。 第3図は従来のベルト式の連続鋳造装置の概略断面図で
ある。 20:連続鋳造装置、21,22:移動型、23,24:ロール、25:溶
湯桶、26:ノズル、27:気密室、28:サイドシール、29:シ
ール、30:不活性ガス加圧供給手段、31:配管、32:不活
性ガス源、33:圧力調整弁、34:圧力計、35:湯面検出
器、36:制御装置、M:溶融金属。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】垂直面内にて互いに逆の方向に循環移動す
    る1対の移動型を構成する冷却ロールを設け、この1対
    の移動型を構成する冷却ロールの間の上方に溶融金属を
    注ぐノズルを底部に備えた溶湯桶を設け、この溶湯桶の
    周囲に、前記1対の移動型を構成する冷却ロールの円弧
    状の外表面に摺接されるシールと前記1対の移動型を構
    成する冷却ロールのロール軸方向上部の外表面に摺接さ
    れるサイドシールとでシールされる気密室を形成し、こ
    の気密室に前記移動型を構成する冷却ロールに注湯され
    た溶融金属表面の酸化を防止しつつ溶融金属の高さを制
    御し得るとともに、前記ノズルから逆流させて溶湯を撹
    拌し得る不活性ガス加圧供給手段を接続したことを特徴
    とする連続鋳造装置。
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