JP2830117B2 - 固体撮像素子 - Google Patents
固体撮像素子Info
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- JP2830117B2 JP2830117B2 JP1193015A JP19301589A JP2830117B2 JP 2830117 B2 JP2830117 B2 JP 2830117B2 JP 1193015 A JP1193015 A JP 1193015A JP 19301589 A JP19301589 A JP 19301589A JP 2830117 B2 JP2830117 B2 JP 2830117B2
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- light
- imaging device
- shielding film
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は固体撮像素子の構造に関し、特に光電変換素
子および電荷転送手段を半導体基板に形成した固体撮像
素子に関する。
子および電荷転送手段を半導体基板に形成した固体撮像
素子に関する。
固体撮像素子には光電変換素子と電荷転送手段を同一
半導体基板に形成するタイプのものと、光電変換素子を
半導体基板上に成長した半導体薄膜により形成する積層
型のものとがあるが、現在固体撮像素子として実用化さ
れているのは前者のタイプのものである。
半導体基板に形成するタイプのものと、光電変換素子を
半導体基板上に成長した半導体薄膜により形成する積層
型のものとがあるが、現在固体撮像素子として実用化さ
れているのは前者のタイプのものである。
第3図は、従来のこの種の固体撮像素子の一例である
縦型オーバフロードレイン構造を有するCCD型固体撮像
素子を示す半導体チップの縦断面図である。
縦型オーバフロードレイン構造を有するCCD型固体撮像
素子を示す半導体チップの縦断面図である。
N型半導体基板1(シリコン)に設けられたP型ウェ
ル2内に、フォトダイオードをなすN型領域3,電荷転送
手段をなすN型領域4,P+チャネルストップ領域5がそれ
ぞれ形成され、電荷転送を行なうためのポリシリコン電
極6,遮光膜7がそれぞれ酸化シリコン膜12−1,12−2を
介して設けられている。
ル2内に、フォトダイオードをなすN型領域3,電荷転送
手段をなすN型領域4,P+チャネルストップ領域5がそれ
ぞれ形成され、電荷転送を行なうためのポリシリコン電
極6,遮光膜7がそれぞれ酸化シリコン膜12−1,12−2を
介して設けられている。
上述した従来の固体撮像素子では電荷転送手段をなす
N型領域4に入射光9が半導体基板に入射しない様に遮
光膜7を設けているが、遮光膜7に当たった光は外部に
反射するか、あるいは遮光膜に吸収されて信号電荷生成
に寄与していない。このため従来の固体撮像素子では入
射光の一部しか利用できないために感度が低下してしま
うという問題点がある。
N型領域4に入射光9が半導体基板に入射しない様に遮
光膜7を設けているが、遮光膜7に当たった光は外部に
反射するか、あるいは遮光膜に吸収されて信号電荷生成
に寄与していない。このため従来の固体撮像素子では入
射光の一部しか利用できないために感度が低下してしま
うという問題点がある。
上述の問題点は、固体撮像素子の画素数を増やすため
に高密度化するほど深刻なものとなってくる。例えば1/
2インチ管相当の素子を例に取ると、水平画素数510画素
の素子の単位セル面積が12.5μm(H)×10μm(V)
=125μm2に対し、水平画素を670画素にすると9.5μm
(H)×10μm(V)=95μm2と76%に単位セル面積は
減少する。単位セル面積の減少に対して遮光膜の開口面
積の減少はさらに大きくチャネルストップ領域の幅1.5
μmフォトダイオードと遮光膜のオーバーラップ幅0.5
μmを一定とし、電荷転送手段の幅をそれぞれ510画素
の素子が3μm、670画素の素子が2μmとした場合、
第4図(a),(b)に示す様に遮光膜の開口面積はそ
れぞれ510画素素子が5.5μm(H)×7.5μm(V)=4
1.25μm2に対し670画素素子は3.5μm(H)×7.5μm
(V)=26.25μm2で開口面積は64%に減少してしま
う。この時の入射光の利用率すなわち開口率は28%とな
り入射光の1/4程度しか利用できないことになる。
に高密度化するほど深刻なものとなってくる。例えば1/
2インチ管相当の素子を例に取ると、水平画素数510画素
の素子の単位セル面積が12.5μm(H)×10μm(V)
=125μm2に対し、水平画素を670画素にすると9.5μm
(H)×10μm(V)=95μm2と76%に単位セル面積は
減少する。単位セル面積の減少に対して遮光膜の開口面
積の減少はさらに大きくチャネルストップ領域の幅1.5
μmフォトダイオードと遮光膜のオーバーラップ幅0.5
μmを一定とし、電荷転送手段の幅をそれぞれ510画素
の素子が3μm、670画素の素子が2μmとした場合、
第4図(a),(b)に示す様に遮光膜の開口面積はそ
れぞれ510画素素子が5.5μm(H)×7.5μm(V)=4
1.25μm2に対し670画素素子は3.5μm(H)×7.5μm
(V)=26.25μm2で開口面積は64%に減少してしま
う。この時の入射光の利用率すなわち開口率は28%とな
り入射光の1/4程度しか利用できないことになる。
本発明の固体撮像素子は、半導体基板に設けられた光
電変換素子と、該光電変換素子に隣接し該光電変換素子
で生成される信号電荷を転送する電荷転送手段と、該電
荷転送手段に光が入射するのを防止するための遮光膜と
を有し、前記光電変換素子の少なくとも一部分が前記電
荷転送手段の表面よりも上部に位置するとともに、前記
遮光膜の表面がテーパー形状を有するというものであ
る。
電変換素子と、該光電変換素子に隣接し該光電変換素子
で生成される信号電荷を転送する電荷転送手段と、該電
荷転送手段に光が入射するのを防止するための遮光膜と
を有し、前記光電変換素子の少なくとも一部分が前記電
荷転送手段の表面よりも上部に位置するとともに、前記
遮光膜の表面がテーパー形状を有するというものであ
る。
次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の第1の実施例の縦型オーバフローを
有するCCD型固体撮像素子を示す半導体チップ縦断面図
である。
有するCCD型固体撮像素子を示す半導体チップ縦断面図
である。
光電変換素子を形成する部分を残して選択的にエッチ
バックしたN型半導体基板1のP型ウェル2内にフォト
ダイオードをなすN型領域3、電荷転送手段をなすN型
領域4、P+チャネルストップ領域5、がそれぞれ形成さ
れ、酸化膜を介して電荷転送を行なうためのポリシリコ
ン電極6(電荷転送ゲート電極)が形成される。ポリシ
リコン電極6の上部に位置するアルミニウムなどの金属
からなる遮光膜7を断面がテーパー形状(好ましくは台
形)を有する様に形成することによりこのテーパー部分
に当たった入射光9の反射光はフォトダイオードのN型
領域3に入射する。遮光膜のテーパー形状は例えばレジ
ストパターンをマスクに遮光膜材を等方性エッチングす
ることにより形成できる。第4図(b)と同じ1/2イン
チ管相当,水平670画素の素子に本発明の第1の実施例
の構造を採用した場合、1.0μmのアルミニウム膜を等
方性エッチングし3.5μm(H)×7.5μm(V)の開口
を形成した場合ほぼ45゜の傾斜のテーパーが形成された
とすると、アルミニウムの反射率が90%として計算する
と全入射光のうちの52%を利用できることになり感度を
従来例の場合の約2倍にすることが可能となる。
バックしたN型半導体基板1のP型ウェル2内にフォト
ダイオードをなすN型領域3、電荷転送手段をなすN型
領域4、P+チャネルストップ領域5、がそれぞれ形成さ
れ、酸化膜を介して電荷転送を行なうためのポリシリコ
ン電極6(電荷転送ゲート電極)が形成される。ポリシ
リコン電極6の上部に位置するアルミニウムなどの金属
からなる遮光膜7を断面がテーパー形状(好ましくは台
形)を有する様に形成することによりこのテーパー部分
に当たった入射光9の反射光はフォトダイオードのN型
領域3に入射する。遮光膜のテーパー形状は例えばレジ
ストパターンをマスクに遮光膜材を等方性エッチングす
ることにより形成できる。第4図(b)と同じ1/2イン
チ管相当,水平670画素の素子に本発明の第1の実施例
の構造を採用した場合、1.0μmのアルミニウム膜を等
方性エッチングし3.5μm(H)×7.5μm(V)の開口
を形成した場合ほぼ45゜の傾斜のテーパーが形成された
とすると、アルミニウムの反射率が90%として計算する
と全入射光のうちの52%を利用できることになり感度を
従来例の場合の約2倍にすることが可能となる。
第2図は第1の実施例の変形を示す半導体チップの縦
断面図である。光電変換素子を形成する部分を残して選
択的にエッチバックしたN型半導体基板1のP型ウェル
2内にフォトダイオードをなすN型領域3、電荷転送手
段をなすN型領域4、P+チャネルストップ領域5がそれ
ぞれ形成され、酸化シリコン膜を介して電荷転送を行な
うためのポリシリコン電極6が設けられているのは第1
の実施例と同様である。第2の実施例ではポリシリコン
電極6上にテーパー形状(三角形)を有する層間膜8
(酸化シリコン又はポリシリコンからできているものと
する。)が形成されその上に一様の膜厚のアルミニウム
などの遮光膜7が形成されている。遮光膜7に当たった
入射光9の反射光がフォトダイオードに入射することに
よって第1の実施例と同様、感度を向上させる効果が得
られる。
断面図である。光電変換素子を形成する部分を残して選
択的にエッチバックしたN型半導体基板1のP型ウェル
2内にフォトダイオードをなすN型領域3、電荷転送手
段をなすN型領域4、P+チャネルストップ領域5がそれ
ぞれ形成され、酸化シリコン膜を介して電荷転送を行な
うためのポリシリコン電極6が設けられているのは第1
の実施例と同様である。第2の実施例ではポリシリコン
電極6上にテーパー形状(三角形)を有する層間膜8
(酸化シリコン又はポリシリコンからできているものと
する。)が形成されその上に一様の膜厚のアルミニウム
などの遮光膜7が形成されている。遮光膜7に当たった
入射光9の反射光がフォトダイオードに入射することに
よって第1の実施例と同様、感度を向上させる効果が得
られる。
以上説明したように本発明は光電変換素子の表面が電
荷転送手段よりも上部に位置する様にするとともに、遮
光膜の表面をテーパー形状にすることにより遮光膜から
の反射光を光電変換素子に入射させ、固体撮像素子の感
度を向上させることができる効果がある。
荷転送手段よりも上部に位置する様にするとともに、遮
光膜の表面をテーパー形状にすることにより遮光膜から
の反射光を光電変換素子に入射させ、固体撮像素子の感
度を向上させることができる効果がある。
第1図は本発明の第1の実施例を示す半導体チップの縦
断面図、第2図は第1の実施例の変形を示す半導体チッ
プの縦断面図、第3図は従来例を示す半導体チップの縦
断面図、第4図は固体撮像素子の単位セルを示す平面図
である。 1……N型半導体基板、2……P型ウェル、3……フォ
トダイオードをなすN型領域、4……電荷転送手段をな
すN型領域、5……P+チャネルストップ領域、6……ポ
リシリコン電極、7……遮光膜、8……層間膜、9……
入射光、10……チャネルストップ、11……遮光膜開口、
12−1,12−2……酸化シリコン膜。
断面図、第2図は第1の実施例の変形を示す半導体チッ
プの縦断面図、第3図は従来例を示す半導体チップの縦
断面図、第4図は固体撮像素子の単位セルを示す平面図
である。 1……N型半導体基板、2……P型ウェル、3……フォ
トダイオードをなすN型領域、4……電荷転送手段をな
すN型領域、5……P+チャネルストップ領域、6……ポ
リシリコン電極、7……遮光膜、8……層間膜、9……
入射光、10……チャネルストップ、11……遮光膜開口、
12−1,12−2……酸化シリコン膜。
Claims (1)
- 【請求項1】半導体基板に設けられた光電変換素子と、
該光電変換素子に隣接し該光電変換素子で生成される信
号電荷を転送する電荷転送手段と、該電荷転送手段に光
が入射するのを防止するための遮光膜とを有し、前記光
電変換素子の少なくとも一部分が前記電荷転送手段の表
面よりも上部に位置するとともに、前記遮光膜の表面が
テーパー形状を有することを特徴とする固体撮像素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1193015A JP2830117B2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 固体撮像素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1193015A JP2830117B2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 固体撮像素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0357274A JPH0357274A (ja) | 1991-03-12 |
JP2830117B2 true JP2830117B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=16300769
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1193015A Expired - Lifetime JP2830117B2 (ja) | 1989-07-25 | 1989-07-25 | 固体撮像素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2830117B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105580138A (zh) * | 2014-08-29 | 2016-05-11 | 索尼公司 | 固态成像装置和电子设备 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5971261B2 (ja) * | 2012-01-23 | 2016-08-17 | ソニー株式会社 | 固体撮像装置および製造方法、並びに電子機器 |
-
1989
- 1989-07-25 JP JP1193015A patent/JP2830117B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105580138A (zh) * | 2014-08-29 | 2016-05-11 | 索尼公司 | 固态成像装置和电子设备 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0357274A (ja) | 1991-03-12 |
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