JP2829326B2 - 空調用グラスウールダクトボードの製造方法 - Google Patents
空調用グラスウールダクトボードの製造方法Info
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- JP2829326B2 JP2829326B2 JP1220035A JP22003589A JP2829326B2 JP 2829326 B2 JP2829326 B2 JP 2829326B2 JP 1220035 A JP1220035 A JP 1220035A JP 22003589 A JP22003589 A JP 22003589A JP 2829326 B2 JP2829326 B2 JP 2829326B2
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- Japan
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- glass
- glass wool
- board
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- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 a. 産業上の利用分野 本発明は、その表面にガラス不織布が積層された空調
用グラスウールダクトボードの製造方法に関する。
用グラスウールダクトボードの製造方法に関する。
b. 従来の技術 工場設備やビルなどの空調用ダクトとしては、従来、
第3図に示すように、鉄板製ダクト1の内周面に保温・
保冷効果を有するグラスウール2を貼り付けたものが用
いられていた。
第3図に示すように、鉄板製ダクト1の内周面に保温・
保冷効果を有するグラスウール2を貼り付けたものが用
いられていた。
ところが近年、作業能率がよく、より安価なものとし
て、第4図に示すようなグラスウール製ダクトボード3
が用いられるようになってきた。このダクトボード3
は、一般に低風速(約8m/s以下)の場所に用いられてい
る。
て、第4図に示すようなグラスウール製ダクトボード3
が用いられるようになってきた。このダクトボード3
は、一般に低風速(約8m/s以下)の場所に用いられてい
る。
c. 発明が解決しようとする課題 グラスウール製ダクトボードを用いる場合には、ダク
ト内を流れる風などによってダクトボードを形成するガ
ラス繊維が飛散することを防止しなければならない。
ト内を流れる風などによってダクトボードを形成するガ
ラス繊維が飛散することを防止しなければならない。
ガラス繊維の飛散を防止する手段としては、従来、グ
ラスウールボードの表面に、飛散防止剤として例えば黒
色樹脂を塗布する方法または、グラスウールボードの表
面層に含まれるバインダー量を多くして、ガラス繊維同
士の接合度を高め、プルスルーによりボード表面を平滑
化する方法などが採用されていた。
ラスウールボードの表面に、飛散防止剤として例えば黒
色樹脂を塗布する方法または、グラスウールボードの表
面層に含まれるバインダー量を多くして、ガラス繊維同
士の接合度を高め、プルスルーによりボード表面を平滑
化する方法などが採用されていた。
しかし、前者では、作製されたグラスウールボードに
塗布装置を用いて飛散防止剤を塗布し、必要に応じて乾
燥装置を用いて乾燥しなければならない。すなわち、飛
散防止剤を塗布する工程が必要であるため、コスト高と
なる。また、飛散防止剤としては、通常有機系の材料を
用いるが、これはグラスウールの不燃化効果を低下させ
る要因になる。
塗布装置を用いて飛散防止剤を塗布し、必要に応じて乾
燥装置を用いて乾燥しなければならない。すなわち、飛
散防止剤を塗布する工程が必要であるため、コスト高と
なる。また、飛散防止剤としては、通常有機系の材料を
用いるが、これはグラスウールの不燃化効果を低下させ
る要因になる。
一方、後者は、旧式の技術であり、生産能率及びコス
ト面で不利である。また、表面層に多量に含有されたバ
インダーがグラスウールの不燃化効果を低下させること
にもなる。
ト面で不利である。また、表面層に多量に含有されたバ
インダーがグラスウールの不燃化効果を低下させること
にもなる。
そこで本発明は、グラスウールボードを形成するガラ
ス繊維が飛散することがなく、かつグラスウールの不燃
化効果を低下させることがない、空調用グラスウールダ
クトボードを安価なコストで製造する方法を提供するこ
とを目的とする。
ス繊維が飛散することがなく、かつグラスウールの不燃
化効果を低下させることがない、空調用グラスウールダ
クトボードを安価なコストで製造する方法を提供するこ
とを目的とする。
d. 課題を解決するための手段 本発明の一態様によれば、繊維化装置から供給される
ガラス繊維に熱硬化性樹脂系接着剤を混入して層状に載
置し、この層状のガラス繊維の下面にガラス不織布を当
接し、これらガラス繊維とガラス不織布を所定の厚さに
圧縮して加熱乾燥することにより、上記熱硬化性樹脂系
接着剤によって、上記ガラス繊維同士を接着させてグラ
スウールボードを成形するとともに、該グラスウールボ
ードの下面に上記ガラス不織布を接着する空調用グラス
ウールダクトボードの製造方法において、上記繊維化装
置4,5を複数並設し、上流側の繊維化装置4から供給さ
れるガラス繊維6aに、下流側の繊維化装置5から供給さ
れるガラス繊維7aよりも多量の熱硬化性樹脂系接着剤10
を混入し、上記グラスウールボード20のガラス不織布17
との当接面側の接着剤量を他の部位よりも増量させる空
調用グラスウールダクトボードの製造方法を提供するも
のである。
ガラス繊維に熱硬化性樹脂系接着剤を混入して層状に載
置し、この層状のガラス繊維の下面にガラス不織布を当
接し、これらガラス繊維とガラス不織布を所定の厚さに
圧縮して加熱乾燥することにより、上記熱硬化性樹脂系
接着剤によって、上記ガラス繊維同士を接着させてグラ
スウールボードを成形するとともに、該グラスウールボ
ードの下面に上記ガラス不織布を接着する空調用グラス
ウールダクトボードの製造方法において、上記繊維化装
置4,5を複数並設し、上流側の繊維化装置4から供給さ
れるガラス繊維6aに、下流側の繊維化装置5から供給さ
れるガラス繊維7aよりも多量の熱硬化性樹脂系接着剤10
を混入し、上記グラスウールボード20のガラス不織布17
との当接面側の接着剤量を他の部位よりも増量させる空
調用グラスウールダクトボードの製造方法を提供するも
のである。
また、本発明の別の態様によれば、繊維化装置から供
給されるガラス繊維に熱硬化性樹脂系接着剤を混入して
層状に載置し、この層状のガラス繊維の上面にガラス不
織布を当接し、これらガラス繊維とガラス不織布を所定
の厚さに圧縮して加熱乾燥することにより、上記熱硬化
性樹脂系接着剤によって、上記ガラス繊維同士を接着さ
せてグラスウールボードを成形するとともに、該グラス
ウールボードの上面に上記ガラス不織布を接着する空調
用グラスウールダクトボードの製造方法において、上記
繊維化装置4,5を複数並設し、下流側の繊維化装置5か
ら供給されるガラス繊維7aに、上流側の繊維化装置4か
ら供給されるガラス繊維6aよりも多量の熱硬化性樹脂系
接着剤10を混入し、上記グラスウールボード20のガラス
不織布17との当接面側の接着剤量を他の部位よりも増量
させる空調用グラスウールダクトボードの製造方法を提
供するものである。
給されるガラス繊維に熱硬化性樹脂系接着剤を混入して
層状に載置し、この層状のガラス繊維の上面にガラス不
織布を当接し、これらガラス繊維とガラス不織布を所定
の厚さに圧縮して加熱乾燥することにより、上記熱硬化
性樹脂系接着剤によって、上記ガラス繊維同士を接着さ
せてグラスウールボードを成形するとともに、該グラス
ウールボードの上面に上記ガラス不織布を接着する空調
用グラスウールダクトボードの製造方法において、上記
繊維化装置4,5を複数並設し、下流側の繊維化装置5か
ら供給されるガラス繊維7aに、上流側の繊維化装置4か
ら供給されるガラス繊維6aよりも多量の熱硬化性樹脂系
接着剤10を混入し、上記グラスウールボード20のガラス
不織布17との当接面側の接着剤量を他の部位よりも増量
させる空調用グラスウールダクトボードの製造方法を提
供するものである。
e. 実施例 次に、本発明を、図面を参照しつつさらに詳しく説明
する。
する。
第1図は、ガラス繊維に接着剤を加え、これをガラス
不織布とともに乾燥機内で加熱乾燥することにより、ガ
ラス不織布が接着されたグラスウールボードからなるグ
ラスウールダクトボードを製造する工程を示している。
以下、これを順を追って説明する。
不織布とともに乾燥機内で加熱乾燥することにより、ガ
ラス不織布が接着されたグラスウールボードからなるグ
ラスウールダクトボードを製造する工程を示している。
以下、これを順を追って説明する。
まず、前後に並設された2台の繊維化装置4,5によっ
て得られたガラス繊維6a,7aに、接着剤噴霧装置8,9の噴
霧口8a,9aからフェノール樹脂10,11をガラス繊維6a,7a
に対して3〜10重量%の割合で噴霧する。上記2台の繊
維化装置4,5のうち、前方側(上流側)の繊維化装置4
から供給されるガラス繊維6aに、後方側(下流側)の繊
維化装置5よりも多量のフェノール樹脂10を噴霧する。
経験的には、前方側のフェノール樹脂10の量が、後方側
のフェノール樹脂11の1.3〜1.5倍程度になるようにする
と最も経済的である。よって、前方側の繊維化装置4か
らベルトコンベア上に供給されたガラス繊維6bの上に、
後方側の繊維化装置5からガラス繊維7bが供給されるこ
とになる。
て得られたガラス繊維6a,7aに、接着剤噴霧装置8,9の噴
霧口8a,9aからフェノール樹脂10,11をガラス繊維6a,7a
に対して3〜10重量%の割合で噴霧する。上記2台の繊
維化装置4,5のうち、前方側(上流側)の繊維化装置4
から供給されるガラス繊維6aに、後方側(下流側)の繊
維化装置5よりも多量のフェノール樹脂10を噴霧する。
経験的には、前方側のフェノール樹脂10の量が、後方側
のフェノール樹脂11の1.3〜1.5倍程度になるようにする
と最も経済的である。よって、前方側の繊維化装置4か
らベルトコンベア上に供給されたガラス繊維6bの上に、
後方側の繊維化装置5からガラス繊維7bが供給されるこ
とになる。
そして、吸引手段を有する集綿機14により吸引するこ
とにより、そのベルト15上に、接着剤であるフェノール
樹脂10,11が噴霧されたガラス繊維6b,7bを集める。
とにより、そのベルト15上に、接着剤であるフェノール
樹脂10,11が噴霧されたガラス繊維6b,7bを集める。
集まったガラス繊維6b,7bを、ベルトコンベア16によ
り、図中に矢印Aで示す方向に搬送するが、ガラス繊維
6b,7bが乾燥機18に搬入される前に、ガラス繊維6b,7bと
ベルトコンベア16との間にガラス不織布17を挿入するこ
とにより、ガラス不織布17を下側の層のガラス繊維6bに
当接させる。
り、図中に矢印Aで示す方向に搬送するが、ガラス繊維
6b,7bが乾燥機18に搬入される前に、ガラス繊維6b,7bと
ベルトコンベア16との間にガラス不織布17を挿入するこ
とにより、ガラス不織布17を下側の層のガラス繊維6bに
当接させる。
ガラス不織布17を当接させたガラス繊維6b,7bを熱風
循環機構(図示せず)を具備する乾燥機18内に搬送し、
これをコンベア19により上下方向から加圧しながら搬送
するとともに、熱風により200〜250℃の温度で加熱乾燥
する。
循環機構(図示せず)を具備する乾燥機18内に搬送し、
これをコンベア19により上下方向から加圧しながら搬送
するとともに、熱風により200〜250℃の温度で加熱乾燥
する。
なお、コンベア19には、熱風を通すために多数の穴
(図示せず)が開けられている。
(図示せず)が開けられている。
このようにして、ガラス不織布17の積層されたグラス
ウールボード20からなるグラスウールダクトボード21を
得るが、グラスウールボード20のガラス不織布17と接着
する表面側の接着剤10の量を多くすることにより、グラ
スウールボード20とガラス不織布17との強い接着を経済
的に得ることができる。上記の例は、ガラス繊維6bとベ
ルトコンベア16の間にガラス不織布17を挿入する場合に
ついての例であるが、ガラス繊維7bの上にガラス不織布
17を載せて積層させる場合は、後方の繊維化装置5から
供給されるガラス繊維7aに対してより多くの接着剤11を
噴霧すればよい。
ウールボード20からなるグラスウールダクトボード21を
得るが、グラスウールボード20のガラス不織布17と接着
する表面側の接着剤10の量を多くすることにより、グラ
スウールボード20とガラス不織布17との強い接着を経済
的に得ることができる。上記の例は、ガラス繊維6bとベ
ルトコンベア16の間にガラス不織布17を挿入する場合に
ついての例であるが、ガラス繊維7bの上にガラス不織布
17を載せて積層させる場合は、後方の繊維化装置5から
供給されるガラス繊維7aに対してより多くの接着剤11を
噴霧すればよい。
このグラスウールダクトボード21は、第2図に示すよ
うに、例えば空調用ダクトの施工現場において、内周面
がガラス不織布17で覆われたダクト22として組み立てら
れる。
うに、例えば空調用ダクトの施工現場において、内周面
がガラス不織布17で覆われたダクト22として組み立てら
れる。
上記製造方法によると、ガラス繊維6b,7bは熱硬化性
樹脂系接着剤であるフェノール樹脂10,11を含有してい
るため、これを乾燥機18内で加熱乾燥すると、熱硬化さ
れてグラスウールボード20が成形される。また、ガラス
繊維6a,7aに噴霧されたフェノール樹脂10,11は、乾燥機
18内に一緒に搬入されたガラス繊維6b,7bとガラス不織
布17とを接着する。
樹脂系接着剤であるフェノール樹脂10,11を含有してい
るため、これを乾燥機18内で加熱乾燥すると、熱硬化さ
れてグラスウールボード20が成形される。また、ガラス
繊維6a,7aに噴霧されたフェノール樹脂10,11は、乾燥機
18内に一緒に搬入されたガラス繊維6b,7bとガラス不織
布17とを接着する。
このようにして得られたグラスウールダクトボード21
をダクト22として用いた場合、その内周面がガラス不織
布17で覆われているため、ダクト22内を強い風が通って
も、ガラス繊維が飛散することはない。
をダクト22として用いた場合、その内周面がガラス不織
布17で覆われているため、ダクト22内を強い風が通って
も、ガラス繊維が飛散することはない。
また、積層されている不織布が、ガラス不織布17であ
るため、グラスウールボード20の不燃性は、全く損なわ
れず、また、同種の素材であるため、グラスウールボー
ド20とガラス不織布17の接着性は良好である。
るため、グラスウールボード20の不燃性は、全く損なわ
れず、また、同種の素材であるため、グラスウールボー
ド20とガラス不織布17の接着性は良好である。
上記の製造方法は、ガラス不織布17をガラス繊維6b,7
bとともに乾燥機18内に搬送する以外は、従来のグラス
ウールダクトボードの製造工程だけで行える。したがっ
て、飛散防止手段を施すために、別途に塗布装置、乾燥
装置などを設ける必要がなく、生産能率及びコストの面
でも極めて有利である。
bとともに乾燥機18内に搬送する以外は、従来のグラス
ウールダクトボードの製造工程だけで行える。したがっ
て、飛散防止手段を施すために、別途に塗布装置、乾燥
装置などを設ける必要がなく、生産能率及びコストの面
でも極めて有利である。
なお、ガラス不織布17は通気性が優れているため、乾
燥機18内におけるグラスウールの乾燥は、ガラス不織布
17によって阻害されない。
燥機18内におけるグラスウールの乾燥は、ガラス不織布
17によって阻害されない。
以上、本発明の一実施例について述べたが、本発明は
既述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術
的思想に基づいて、各種の変形及び変更が可能である。
既述の実施例に限定されるものではなく、本発明の技術
的思想に基づいて、各種の変形及び変更が可能である。
たとえば、ガラス繊維に噴霧される接着剤はフェノー
ル樹脂に限定されるものではなく、加熱乾燥することに
より硬化する熱硬化性樹脂であればどのような樹脂でも
用いることができる。例えば、尿素樹脂、メラミン樹脂
などを用いることもできる。
ル樹脂に限定されるものではなく、加熱乾燥することに
より硬化する熱硬化性樹脂であればどのような樹脂でも
用いることができる。例えば、尿素樹脂、メラミン樹脂
などを用いることもできる。
上記実施例の製造方法は、ガラス繊維6b,7bを集綿機1
4により集めたのち、ガラス不織布17を当接して乾燥機1
8内に搬送するものであるが、集綿機14より前方のベル
トコンベア上にガラス不織布17を載せ、その後、この上
に集綿機14によりガラス繊維6b,7bを集めて搬送しても
よい。
4により集めたのち、ガラス不織布17を当接して乾燥機1
8内に搬送するものであるが、集綿機14より前方のベル
トコンベア上にガラス不織布17を載せ、その後、この上
に集綿機14によりガラス繊維6b,7bを集めて搬送しても
よい。
また、上記実施例では、ガラス繊維6b,7bとベルトコ
ンベア16の間にガラス不織布17を挿入したが、乾燥機18
内に搬入させる前にガラス不織布17をガラス繊維6b,7b
の上に載せておくだけでもよい。すなわち、ガラス不織
布を当接させる面は限定されない。
ンベア16の間にガラス不織布17を挿入したが、乾燥機18
内に搬入させる前にガラス不織布17をガラス繊維6b,7b
の上に載せておくだけでもよい。すなわち、ガラス不織
布を当接させる面は限定されない。
上記実施例においては、グラスウールボード20とガラ
ス不織布17とは、ガラス繊維6a,7aに噴霧された接着剤1
0,11の接着力のみで接着したが、更に強度の向上を望む
場合は、ガラス繊維6b,7bにガラス不織布17を当接する
際にその両者間に接着剤を加えてもよい。
ス不織布17とは、ガラス繊維6a,7aに噴霧された接着剤1
0,11の接着力のみで接着したが、更に強度の向上を望む
場合は、ガラス繊維6b,7bにガラス不織布17を当接する
際にその両者間に接着剤を加えてもよい。
g. 発明の効果 本発明に係る空調用グラスウールダクトボードの製造
方法によれば、繊維化装置から供給されるガラス繊維に
熱硬化性樹脂系接着剤を混入して層状に載置し、この層
状のガラス繊維の表面にガラス不織布を当接し、これら
ガラス繊維とガラス不織布を所定の厚さに圧縮して加熱
乾燥することにより、上記熱硬化性樹脂系接着剤によっ
て、上記ガラス繊維同士を接着させてグラスウールボー
ドを成形するとともに、該グラスウールボードの表面に
上記ガラス不織布を接着する空調用グラスウールダクト
ボードの製造方法において、上記繊維化装置4,5を複数
並設し、上流側の繊維化装置4から供給されるガラス繊
維6aに、下流側の繊維化装置5から供給されるガラス繊
維7aよりも多量の、又は少量の熱硬化性樹脂系接着剤10
を混入し、上記グラスウールボード20のガラス不織布17
との当接面側の接着剤量を他の部位よりも増量させてい
るので、全体として接着剤量を増やすことなく、かつ、
現状の設備を改造したり新規設備を追加することなく、
コストの上昇を伴わずに、グラスウールボードのガラス
不織布との当接面側の接着剤量を増やしてグラスウール
ボードとガラス不織布との接着性を高めることができ
る。
方法によれば、繊維化装置から供給されるガラス繊維に
熱硬化性樹脂系接着剤を混入して層状に載置し、この層
状のガラス繊維の表面にガラス不織布を当接し、これら
ガラス繊維とガラス不織布を所定の厚さに圧縮して加熱
乾燥することにより、上記熱硬化性樹脂系接着剤によっ
て、上記ガラス繊維同士を接着させてグラスウールボー
ドを成形するとともに、該グラスウールボードの表面に
上記ガラス不織布を接着する空調用グラスウールダクト
ボードの製造方法において、上記繊維化装置4,5を複数
並設し、上流側の繊維化装置4から供給されるガラス繊
維6aに、下流側の繊維化装置5から供給されるガラス繊
維7aよりも多量の、又は少量の熱硬化性樹脂系接着剤10
を混入し、上記グラスウールボード20のガラス不織布17
との当接面側の接着剤量を他の部位よりも増量させてい
るので、全体として接着剤量を増やすことなく、かつ、
現状の設備を改造したり新規設備を追加することなく、
コストの上昇を伴わずに、グラスウールボードのガラス
不織布との当接面側の接着剤量を増やしてグラスウール
ボードとガラス不織布との接着性を高めることができ
る。
第1図は、本発明の一実施例にかかるグラスウールダク
トボードの製造工程を示す概念図、第2図は、本発明の
一実施例にかかるグラスウールダクトボードにより組立
てたダクトの横断面図、第3図は、従来の鉄板製ダクト
の横断面図、第4図は、従来のグラスウール製ダクトの
横断面図である。 4,5……繊維化装置、 6a,6b,7a,7b……ガラス繊維、 8,9……接着剤噴霧装置、 8a,9a……噴霧口、 10,11……フェノール樹脂、 14……集綿機、 15……ベルト、 16,19……ベルトコンベア、 17……ガラス不織布、 18……乾燥機、 20……グラスウールボード、 21……グラスウールダクトボード 22……ダクト。
トボードの製造工程を示す概念図、第2図は、本発明の
一実施例にかかるグラスウールダクトボードにより組立
てたダクトの横断面図、第3図は、従来の鉄板製ダクト
の横断面図、第4図は、従来のグラスウール製ダクトの
横断面図である。 4,5……繊維化装置、 6a,6b,7a,7b……ガラス繊維、 8,9……接着剤噴霧装置、 8a,9a……噴霧口、 10,11……フェノール樹脂、 14……集綿機、 15……ベルト、 16,19……ベルトコンベア、 17……ガラス不織布、 18……乾燥機、 20……グラスウールボード、 21……グラスウールダクトボード 22……ダクト。
Claims (2)
- 【請求項1】繊維化装置から供給されるガラス繊維に熱
硬化性樹脂系接着剤を混入して層状に載置し、この層状
のガラス繊維の下面にガラス不織布を当接し、これらガ
ラス繊維とガラス不織布を所定の厚さに圧縮して加熱乾
燥することにより、上記熱硬化性樹脂系接着剤によっ
て、上記ガラス繊維同士を接着させてグラスウールボー
ドを成形するとともに、該グラスウールボードの下面に
上記ガラス不織布を接着する空調用グラスウールダクト
ボードの製造方法において、 上記繊維化装置4,5を複数並設し、上流側の繊維化装置
4から供給されるガラス繊維6aに、下流側の繊維化装置
5から供給されるガラス繊維7aよりも多量の熱硬化性樹
脂系接着剤10を混入し、上記グラスウールボード20のガ
ラス不織布17との当接面側の接着剤量を他の部位よりも
増量させることを特徴とする空調用グラスウールダクト
ボードの製造方法。 - 【請求項2】繊維化装置から供給されるガラス繊維に熱
硬化性樹脂系接着剤を混入して層状に載置し、この層状
のガラス繊維の上面にガラス不織布を当接し、これらガ
ラス繊維とガラス不織布を所定の厚さに圧縮して加熱乾
燥することにより、上記熱硬化性樹脂系接着剤によっ
て、上記ガラス繊維同士を接着させてグラスウールボー
ドを成形するとともに、該グラスウールボードの上面に
上記ガラス不織布を接着する空調用グラスウールダクト
ボードの製造方法において、 上記繊維化装置4,5を複数並設し、下流側の繊維化装置
5から供給されるガラス繊維7aに、上流側の繊維化装置
4から供給されるガラス繊維6aよりも多量の熱硬化性樹
脂系接着剤10を混入し、上記グラスウールボード20のガ
ラス不織布17との当接面側の接着剤量を他の部位よりも
増量させることを特徴とする空調用グラスウールダクト
ボードの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1220035A JP2829326B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 空調用グラスウールダクトボードの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1220035A JP2829326B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 空調用グラスウールダクトボードの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0384355A JPH0384355A (ja) | 1991-04-09 |
JP2829326B2 true JP2829326B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=16744905
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1220035A Expired - Fee Related JP2829326B2 (ja) | 1989-08-25 | 1989-08-25 | 空調用グラスウールダクトボードの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2829326B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ES1054578Y (es) * | 2003-02-04 | 2003-12-01 | Saint Gobain Cristaleria S A | Panel de lana mineral provisto de velo de recubrimiento por ambas caras. |
US7427575B2 (en) | 2004-06-02 | 2008-09-23 | Owens Corning Intellectual Capital, Llc | Faced fibrous insulation |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4930780A (ja) * | 1972-07-14 | 1974-03-19 | ||
JPS5227524Y2 (ja) * | 1972-09-27 | 1977-06-23 | ||
JPH0171298U (ja) * | 1987-10-30 | 1989-05-12 |
-
1989
- 1989-08-25 JP JP1220035A patent/JP2829326B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0384355A (ja) | 1991-04-09 |
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