JP2829317B2 - 移動無線局 - Google Patents
移動無線局Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の制御チャンネル
に亘りトラヒックが分散されるような無線伝送システム
における移動無線局に関する。 【0002】 【従来の技術】ドイツ国特許出願公告第2733503
号から既知の無線通信システム(無線伝送システム)で
は、サービス区域(一次カバー区域)が多数の区域(無
線区域)(セル組織)に分けられ、各無線区域に少なく
とも1つの制御チャンネル(組織化チャンネル)と幾つ
かのトラヒックチャンネルとが割り当てられている。而
して、多数の移動する電話加入者(移動無線局)を有す
る無線区域における移動無線局(基地無線局)には幾つ
かの制御チャンネル用の1つの送信機/受信機を設ける
必要がある。送信及び受信分離フィルタの構成を簡単に
するために、送信受信周波数帯域は上側帯域と下側帯域
とに分割される。少なくとも2つの群に分けられた移動
無線局の各々は、送信受信周波数帯域の上側か、下側の
いずれか一方の帯域を利用する。送信受信周波数帯域の
2帯域への分割は、双方の群の移動無線局が共通帯域を
有するように選定する。そして、制御チャンネルは少な
くともこの共通帯域内に位置させる。 【0003】第1群の1個の移動無線局は、例えば回線
を設定するための1個の制御チャンネルを選択する。こ
のために、移動無線局は良好な信号対雑音比(S/N)
を呈するものを求めて、その群に割り当てられている制
御チャンネルを走査する。選択した制御チャンネルのS
/Nが、無線伝搬妨害又は他の何等かの理由により低下
する場合には、その移動無線局は所定制御チャンネル符
号の受信に際し、例えば第2群のような他の群に割り当
てられる制御チャンネルを用いることもできる。斯かる
他の群への制御チャンネルの割当ては、少数の移動無線
局を有している無線区域で引き継がれるだけである。 【0004】1つの無線区域で数個の制御チャンネルを
用いる場合には、この無線区域に設置且つ登録されてい
る移動無線局に相当するトラヒック量が、この無線区域
の幾つかの制御チャンネルに分散されるようにする。こ
の既知の無線伝送システム(DE−AS273350
3)では、移動無線局を複数個の群に分けて送信兼受信
分離フィルタの価格を低減させるようにしている。しか
し、トラヒック状態を考慮すること、特に種々の制御チ
ャンネルに亘りトラヒック量を分散させる制御方式は何
等記載されていない。例えば、4つの制御チャンネルを
1つの無線区域に割り当てる場合、及び移動無線局の4
群よりなる無線区域に唯2つの群のみが存在する場合に
は、トラヒック量は2つの群に割り当てられた2つの制
御チャンネルに分散するだけである。 【0005】或る無線区域に属するそのゾーンの制御チ
ャンネルの番号、即ち制御チャンネルの周波数、従って
その制御チャンネルのチャンネル番号が変化する場合、
各移動無線局は新規に設定された制御チャンネルにそれ
ら無線局を自動的に、且つ、独立して割り当てる必要が
ある。例えば、その無線区域に新規の制御チャンネルを
割り当てる場合には、既に存在している制御チャンネル
及び新規の制御チャンネルに、移動無線局の多数の個々
の転送によって短期間の間に一時的に過負荷がかからな
いように何等かの手段を講ずる必要がある。 【0006】本発明の根底にある問題点というのは、無
線区域の複数の制御チャンネル上のトラヒック量を分散
させるシステムにおける移動無線局を提供することにあ
る。制御チャンネルに障害が生じてその配置を変更する
という場合に、新しい制御チャンネルに個別の変更指令
を必要としないようにしなければならない。 【0007】 【発明の目的及び概要】本発明の目的は、少なくとも2
つの制御チャンネル(CCH)を持つ基地無線局(B
S)を含むようなセルラ無線伝送システムにおける個々
の制御チャンネル上にトラヒック量を分散させるシステ
ムにおいて、移動無線局を、当該基地無線局から当該制
御チャンネルを介してこれら制御チャンネルに対応付け
られたチャンネル群符号(atp)を各々受信する受信
手段と、当該移動無線局を識別する群符号番号(K)を
記憶する記憶手段と、前記受信された各チャンネル群符
号(atp)と前記記憶された群符号番号(K)とを所
定の組合せ基準に基づいて組み合わせ、この組合せ結果
に基づいて前記制御チャンネルの中の1つを当該移動無
線局に割り当てられた制御チャンネルとして選択する選
択手段と、を設けて構成することにより、前記問題を解
決することにある。 【0008】本発明によれば、無線伝送システムの無線
区域の種々の制御チャンネルに亘ってトラヒック量を略
均等に分散させることができる。 【0009】多数の移動無線局の幾つかは、基地無線局
と無線接触している。 【0010】既知の無線伝送システム(DE−AS27
33503)の場合には、既知の無線局から移動無線局
への無線接続が行われると、移動無線局は無線区域の全
部の制御チャンネルでコールされる必要がある。本発明
によれば、斯かる全部の制御チャンネルを不必要に過負
荷とすることを防止することができる。これと同時に移
動無線局の過負荷制御チャンネルへの転送回数をも低減
させることができる。任意の一つの時間で種々の制御チ
ャンネル上にどれだけの量のトラヒックがのっているか
は基地無線局でトラヒックを計測することにより知るこ
とができる。基地無線局及び移動無線局の双方に対し既
知の無線伝送システムにおける群の可変数を適宜選定し
て各無線区域で種々の群ができるだけ均等に分散される
ようにする。この群の数(ntp)によって、基地無線
局の無線カバー区域内に位置する移動無線局の総数をど
れだけの数の群に分割するかを示す。群符号番号と制御
チャンネルを経て伝送された群の数及び群符号とを合成
することにより移動無線局はそれ自体を明確な形で制御
チャンネルに割り当てることができる。制御チャンネル
の群符号(atp)によって移動無線局の何れの群がそ
のチャンネルの使用に割り当てられるかを示す。この群
符号を変更することによって基地無線局はその種々の制
御チャンネルに亘るトラヒック量の分散を簡単に制御す
ることができる。本発明の有利な変形例は従属項に記載
されている。 【0011】 【実施例】図面につき本発明を説明する。 【0012】無線伝送システムは、互いに層をなす幾つ
ものレベルからなる階層レベルで構成される。それらの
レベルのうちの最下側のレベルは無線区域(radio zon
e)として知られているもので構成される。基地無線局
BSにおける空中線マストの高さにも依存するが、最大
50ワットの送信機出力の場合、これら無線区域の半径
は5〜15kmの範囲内の値とすることができる。各無
線区域は一つの基地無線局BSによってカバーされ、こ
の基地無線局は無線中継装置を介して会話を公衆電話回
路網から、及びその回路網へと中継することができる。
幾つかの隣接する無線区域はページング区域として知ら
れるものに併合させることができる。全ての移動無線局
MSの位置は、それらの位置をアドレス帳に記憶してあ
る基地局によって絶えず監視される。移動無線局MSが
そのページング区域を変える場合には、アドレス帳に登
録してある位置情報も変えるようにする。 【0013】公衆電話回路網の一人の電話加入者が或る
移動無線局MSとの通話を望む場合には、その時点に上
記移動無線局MSを監視しているページング区域の全て
の無線区域に選択コール(呼)を送信し、その瞬間に該
当する移動無線局が登録される。 【0014】送信及び受信周波数帯域は、例えば860
〜960MHzの範囲内にある。送信周波数帯域と受信
周波数帯域との間の二重通信間隔は45MHzとするこ
とができ、送信及び受信周波数帯域は25KHzのチャ
ンネル間隔に細分割することができる。これらのチャン
ネルは二重通信動作で用いられる。 【0015】無線通話系統の各無線区域には、トラヒッ
ク量に応じて、多数のトラヒックチャンネルと少なくと
も1つの制御チャンネルCCHとが割り当てられる。こ
のことは地理的に隣接している無線区域には異なる周波
数(制御チャンネル)が用いられることを意味する。制
御チャンネルCCHとトラヒックチャンネルとを区別す
るために、それらの各チャンネルには特定な符号を与え
る。しかし、或る制御チャンネルが不良で、役立たない
か、又は妨害を受ける場合には、いずれかのトラヒック
チャンネルが符号の変更によりその制御チャンネルの機
能を引き継ぐことができる。このようにすれば、信頼性
を維持するために必要とされる制御チャンネルCCHの
重複を省くことができる。 【0016】従来の無線伝送システム(ドイツ国出願公
告第2733503号)では、或る移動無線局が一旦ス
イッチオンされると、この無線局は最良の信号対雑音比
(S/N)を有する制御チャンネルの方位探索を実行す
る。この制御チャンネルが捕捉されるとそのチャンネル
番号を記憶し、その移動無線局は静止状態に入る。そし
て、斯かる移動無線局は上記制御チャンネルのS/Nを
絶えず監視する。上述した時点に記憶された制御チャン
ネルのS/Nが所定値以下になり、役立たなくなる場合
には、その移動無線局が探索モードで別の制御チャンネ
ルを走査し、S/Nを比較する。無線区域の変化は斯か
るS/Nの比較によって識別することができ、移動無線
局はその対応する制御チャンネルのチャンネル番号を記
憶する。或る無線区域には、送信及び受信しようとして
いるか、又は所定瞬時に制御チャンネルCCH、基地無
線局及び無線中継装置を介して公衆電話回路網又は無線
伝送システムの移動無線局との回線を確立している移動
無線局がある。従来の無線伝送系(ドイツ国出願公告第
2733503号)では、最高のS/Nを有する制御チ
ャンネルのチャンネル番号を移動無線局が記憶するよう
にしている。このようにして、トラヒック状態に応じて
一つの無線区域の種々の制御チャンネルにおけるトラヒ
ック量が変化し得る。 【0017】上記無線通信システムでは、その区域内に
位置する全ての移動無線局が一定数ntpの群TPに分
けられている。そして各移動無線局は永久的且つ明確に
これらの群TPの一つに割り振られる。説明を簡単にす
るために、以下では、移動無線局MSが100個の群T
Pに分けられるものと仮定する。群の符号番号Kは移動
無線局MSの蓄えられている識別符号midの一部であ
る。移動無線局MSは、例えば、識別符号midの最下
位の2桁の数字yzに基づいて群TPの一つに割り振る
ことができる。この時、判定基準mtpは2桁の最後の
数字yzと同じである。従って、識別符号59988を
備える移動無線局MSは群TP=88に属する。基地無
線局BSは各制御チャンネルCCH上の移動無線局MS
に群符号atpを送る。この群符号atpと蓄えられて
いる群符号番号Kとを組み合わせることにより、移動無
線局MSは制御チャンネルCCHへの明確な割り振りを
導くことができる。この基地無線局BSから移動無線局
MSへ送られてくる群符号atpは、例えば、2部分、
即ち最大の番号ltpと最小の番号ftpとから成るこ
とができる。移動無線局MSは条件ftp≦mtp≦l
tpを満足する制御チャンネルCCHに自己を割り当て
る。尚、下記の例ではmtpはKに等しいものとしてと
られている。 【0018】ケース1 所定の瞬間に、チャンネル番号589、614及び76
5を有する3個の制御チャンネルCCHが一つの無線区
域に割り当てられている。各制御チャンネルCCHがト
ラヒックの量の1/3づつを担うならば基地無線局MS
の無線カバー区域内でトラヒックの量が均等に分散され
ている。(チャンネル番号cnr=589の)制御チャ
ンネルCCH1上で送られる群符号atpでは、基地無
線局BSが最小の番号がftp=00で、最大の番号が
ltp=32であることを知らせる。(チャンネル番号
cnr=614の)制御チャンネルCCH2上では、基
地無線局BSが移動無線局MSに最小の番号ftp=3
3と最大の番号ltp=65とを送る。対応して(チャ
ンネル番号cnr=765の)制御チャンネルCCH3
上では最小の番号がftp=66で、最大の番号ltp
=99となる。群符号番号K=88(識別符号5998
8)を有する移動無線局MSは自己を制御チャンネルC
CH3に割り当てる。蓋し、このチャンネルに対し、条
件66≦88≦99が満足されるからである。制御チャ
ンネルCCH3のチャンネル番号cnr=765はこの
移動無線局MSに蓄えられることができる。この明瞭な
割り当てのお陰で移動無線局MSは制御チャンネルCC
H3上で基地無線局BSによりページングされることが
できる。 【0019】スイッチオンされている時、各移動無線局
MSは自己を無線区域の制御チャンネルCCHに割り当
てる。事象の次のコースでは移動無線局MSがこの制御
チャンネルCCHに対する条件が満足されているかどう
かを連続してチェックする。この条件が満足されるのが
止まった時、移動無線局MSでその瞬時に条件を満足す
る制御チャンネルCCHに対するサーチが開始する。い
くつもの制御チャンネルCCHがこの条件を満足する場
合は、その移動無線局MSは、好みの問題であるが、自
己をSN比が最高の制御チャンネル又は電界強度が最大
で受信された制御チャンネルに割り当てる。基地無線局
BSが群符号atpに加えてページング区域に対する符
号も送る場合は、移動無線局MSでページング区域の変
化が識別される。移動無線局がこのような変化だけを認
識する時は、新しいページング区域の選ばれた制御チャ
ンネルを経由する何等かの再ルーチングが存在する。 【0020】その制御チャンネル上にトラヒックの量を
広げるのを制御する手段として、基地無線局BSが最大
の番号ltpと最小の番号ftpとを変えることができ
る。トラヒックの量の不均等な拡がりは制御チャンネル
CCH上のトラヒックを測ることにより基地無線局BS
で確かめることができる。このようにすると、最大の番
号ltpと最小の番号ftpとが変わる時、各個別の移
動無線局MSで特別な変化の指令が不要になるという利
点に加えて、個々の制御チャンネルCCH上のトラヒッ
クの量が減るという利点が存在する。1個の無線区域で
は特別の移動無線局MSに対する1ページだけを1個の
制御チャンネルCCHにのせて送る必要がある。蓋し、
移動無線局MSは、ともかく、自己をこの無線区域の1
個の特定の制御チャンネルCCHに割り当てているから
である。 【0021】ケース2 本例では、トラヒックの量が下記の比率で分けられてい
るものと仮定してある。即ち、制御チャンネルCCH1
上に40%、制御チャンネルCCH2上に40%、そし
て制御チャンネルCCH3上に20%である。而して、
制御チャンネルCCH1上で最小の番号ftpが00に
セットされ、最大の番号ltpが39にセットされ、制
御チャンネルCCH2上で最小の番号ftp=40で最
大の番号ltp=79であり、制御チャンネルCCH3
上で最小の番号ftp=80で、最大の番号ltp=9
9であれば、基地無線局BSはトラヒックの量を再配分
する。最大の番号ltpと最小の番号ftpとが変化す
る結果、群符号番号Kが33〜39である移動無線局は
制御チャンネルCCH2から変わり、自己を制御チャン
ネルCCH1に割り当てる。また、群符号番号Kが66
〜79である移動無線局MSは(前には制御チャンネル
CCH3であったが)自己を制御チャンネルCCH2に
割り当てる。 【0022】ケース3 例えば、制御チャンネルCCHが故障した場合は、制御
チャンネルCCHの構成の変化が必要となる。本例で
は、制御チャンネルCCH2が故障し、基地無線局BS
又は無線中継装置がチャンネル番号623の制御チャン
ネルを代わりとして指名しているものと仮定する。(前
にはチャンネル番号cnr=614の制御チャンネルC
CH2であったが)チャンネル番号cnr=623のこ
の新しい制御チャンネルCCH2は最小の番号ftp=
33と最大の番号ltp=65とを自己にのせて移動無
線局MSに送ることにより故障した制御チャンネルCC
H2の機能を引き継ぐ。 【0023】ケース4 ここでもケース3と同じように制御チャンネルCCH2
が故障したと仮定するが、基地無線局BS又は無線中継
装置が何等の新しい制御チャンネルCCH2を代わりと
して指名しない点が異なる。基地無線局BSは最小の番
号ftp=00と最大の番号ltp=49とを(チャン
ネル番号cnr=589の)制御チャンネルCCH1に
のせて送る。そして(前には制御チャンネルCCH3で
あったが、チャンネル番号cnr=765の)制御チャ
ンネルCCH2にのせて、基地無線局BSが最小の番号
ftp=50と最大の番号ltp=99とを送る。それ
故、トラヒックの量は制御チャンネルCCH1とCCH
2に均等に分散させられる。而して、前には自己を制御
チャンネルCCH2に割り当てていた移動無線局MSは
今度は自分らを均等の量で制御チャンネルCCH1とC
CH2とに分散させる。このようにして、自分らを再振
り分けした移動無線局MSはサーチの後、自らを新しい
チャンネルに見出す。 【0024】ここで基地無線局BSは16ビットの語を
群符号atpとして2個の制御チャンネルCCH1とC
CH2とにのせて送るものと仮定する。無線通信系統の
無線がカバーする区域内に存在する移動無線局の数が群
ntp=16の数に従って16個の群TPに分けられ
る。 【0025】判定基準mtpは移動無線局MSで計算さ
れる。これは、例えば、蓄えられている群符号番号Kを
群の数ntpで除算した時の剰余である。群符号番号K
=88の移動無線局MSはこの判定基準mtpを8に等
しいと決める。 【0026】基地無線局BSは制御チャンネルCCH1
にのせて群符号atp=11111111 0000 0
000を送り、制御チャンネルCCH2にのせて群符号
atp=0000 0000 1111 1111 を送
る。制御チャンネルCCH1の最小の数字ftpと最大
の数字ltpとは夫々0と7とである(制御チャンネル
CCH2ではftp=8でltp=15である)。従っ
て、判定基準mtp=8の移動無線局MSは自己を制御
チャンネルCCH2に割り当てる。この場合、群符号a
tpの第1のビットは判定基準mtp=0に割り当てら
れ、第2のビットは判定基準mtp=1に割り当てられ
る、等して最後のビットは判定基準mtp=15に割り
当てられる。移動無線局MSは、制御チャンネルCCH
が、例えば、判定基準mtpに割り当てられている群符
号atpのビット位置で論理1特性状態を有する場合、
自分らをその制御チャンネルCCHに割り当てる。(m
tp=8の)移動無線局MSは上述した情報に対し自ら
を制御チャンネルCCH2に割り当てる。 【0027】上述した種々の制御チャンネル上でのトラ
ヒックの量の分散は段階を追って変えることができる。 【0028】図1は、斯かるシステムの制御装置をブロ
ック図で示す。基地無線局BSは出力端子が群制御装置
TSTの入力端子に夫々接続された制御チャンネルメモ
リSp 及び群数メモリSpntpとを備え、更に割り当てら
れた制御チャンネルCCHの数nに相当するn個のチャ
ンネル制御装置KSTを備える。各チャンネル制御装置
(例えばKST1)は群符号メモリ(例えばSp1)を有
し、その入力端子は群制御装置TSTの出力端子に接続
され、その出力端子は調査制御装置ABS1の入力端子
に接続されている。調査制御装置ABS1の出力端子は
送信機S1の入力端子に接続する。 【0029】移動無線局MS内には受信機Eと、1番目
のメモリSpMa とがあり、1番目のメモリSpMa の出力
端子が組合せスイッチング回路Vの入力端子に接続され
ている。 【0030】移動無線局MSは、また、2番目のメモリ
SpKを備え、この2番目のメモリSpKの出力端子が組合
せスイッチング回路Vのもう一つの入力端子に接続され
ている。 【0031】基地無線局BSでは、制御チャンネルメモ
リSpにこの基地無線局BSに割り振られた制御チャン
ネルCCHの数に等しい数nが蓄えられ、群数メモリS
pntpには群の数ntpが蓄えられる。これらの2個の数
n及びntpは群制御装置TST供給され、そこでこれ
らの数から各制御チャンネルに対する群符号atpが導
かれ、この群符号が関連するチャンネル制御装置KST
m(m=1、…、n)の群符号メモリSpm(m=1、
…、n)に蓄えられる。 【0032】この群符号atpは調査制御装置ABSm
により読み出され、関連する送信機Smに供給される。 【0033】送信された群符号atpは移動無線局MS
内に存在する受信機Eで受信され、1番目のメモリSpM
a に供給される。そして、ここに蓄えられた群符号at
pは組合せスイッチング回路Vにより第2のメモリSpK
に蓄えられている群符号の番号Kと組み合わされる。組
合せスイッチング回路Vの端子Emには、この移動無線
局MSを制御チャンネルCCHの一つに割り当てるため
の制御信号が得られる。 【0034】図2は基地無線局BSの各チャンネル制御
装置KSTmに2個のチャンネル制御メモリSp#1とS
p#2とを設けた変形例を示している。この場合は、最小
の数ftpが第1のチャンネル制御メモリSp#1に蓄え
られ、最大の数ltpが第2のチャンネル制御メモリS
p#2に蓄えられる。これらの2個の数は、例えば前述し
たようにして、群符号atpを得るのに使用される。こ
の変形例では2個のメモリSp及びSpntp並びに群制御
装置TSTが不要である。
に亘りトラヒックが分散されるような無線伝送システム
における移動無線局に関する。 【0002】 【従来の技術】ドイツ国特許出願公告第2733503
号から既知の無線通信システム(無線伝送システム)で
は、サービス区域(一次カバー区域)が多数の区域(無
線区域)(セル組織)に分けられ、各無線区域に少なく
とも1つの制御チャンネル(組織化チャンネル)と幾つ
かのトラヒックチャンネルとが割り当てられている。而
して、多数の移動する電話加入者(移動無線局)を有す
る無線区域における移動無線局(基地無線局)には幾つ
かの制御チャンネル用の1つの送信機/受信機を設ける
必要がある。送信及び受信分離フィルタの構成を簡単に
するために、送信受信周波数帯域は上側帯域と下側帯域
とに分割される。少なくとも2つの群に分けられた移動
無線局の各々は、送信受信周波数帯域の上側か、下側の
いずれか一方の帯域を利用する。送信受信周波数帯域の
2帯域への分割は、双方の群の移動無線局が共通帯域を
有するように選定する。そして、制御チャンネルは少な
くともこの共通帯域内に位置させる。 【0003】第1群の1個の移動無線局は、例えば回線
を設定するための1個の制御チャンネルを選択する。こ
のために、移動無線局は良好な信号対雑音比(S/N)
を呈するものを求めて、その群に割り当てられている制
御チャンネルを走査する。選択した制御チャンネルのS
/Nが、無線伝搬妨害又は他の何等かの理由により低下
する場合には、その移動無線局は所定制御チャンネル符
号の受信に際し、例えば第2群のような他の群に割り当
てられる制御チャンネルを用いることもできる。斯かる
他の群への制御チャンネルの割当ては、少数の移動無線
局を有している無線区域で引き継がれるだけである。 【0004】1つの無線区域で数個の制御チャンネルを
用いる場合には、この無線区域に設置且つ登録されてい
る移動無線局に相当するトラヒック量が、この無線区域
の幾つかの制御チャンネルに分散されるようにする。こ
の既知の無線伝送システム(DE−AS273350
3)では、移動無線局を複数個の群に分けて送信兼受信
分離フィルタの価格を低減させるようにしている。しか
し、トラヒック状態を考慮すること、特に種々の制御チ
ャンネルに亘りトラヒック量を分散させる制御方式は何
等記載されていない。例えば、4つの制御チャンネルを
1つの無線区域に割り当てる場合、及び移動無線局の4
群よりなる無線区域に唯2つの群のみが存在する場合に
は、トラヒック量は2つの群に割り当てられた2つの制
御チャンネルに分散するだけである。 【0005】或る無線区域に属するそのゾーンの制御チ
ャンネルの番号、即ち制御チャンネルの周波数、従って
その制御チャンネルのチャンネル番号が変化する場合、
各移動無線局は新規に設定された制御チャンネルにそれ
ら無線局を自動的に、且つ、独立して割り当てる必要が
ある。例えば、その無線区域に新規の制御チャンネルを
割り当てる場合には、既に存在している制御チャンネル
及び新規の制御チャンネルに、移動無線局の多数の個々
の転送によって短期間の間に一時的に過負荷がかからな
いように何等かの手段を講ずる必要がある。 【0006】本発明の根底にある問題点というのは、無
線区域の複数の制御チャンネル上のトラヒック量を分散
させるシステムにおける移動無線局を提供することにあ
る。制御チャンネルに障害が生じてその配置を変更する
という場合に、新しい制御チャンネルに個別の変更指令
を必要としないようにしなければならない。 【0007】 【発明の目的及び概要】本発明の目的は、少なくとも2
つの制御チャンネル(CCH)を持つ基地無線局(B
S)を含むようなセルラ無線伝送システムにおける個々
の制御チャンネル上にトラヒック量を分散させるシステ
ムにおいて、移動無線局を、当該基地無線局から当該制
御チャンネルを介してこれら制御チャンネルに対応付け
られたチャンネル群符号(atp)を各々受信する受信
手段と、当該移動無線局を識別する群符号番号(K)を
記憶する記憶手段と、前記受信された各チャンネル群符
号(atp)と前記記憶された群符号番号(K)とを所
定の組合せ基準に基づいて組み合わせ、この組合せ結果
に基づいて前記制御チャンネルの中の1つを当該移動無
線局に割り当てられた制御チャンネルとして選択する選
択手段と、を設けて構成することにより、前記問題を解
決することにある。 【0008】本発明によれば、無線伝送システムの無線
区域の種々の制御チャンネルに亘ってトラヒック量を略
均等に分散させることができる。 【0009】多数の移動無線局の幾つかは、基地無線局
と無線接触している。 【0010】既知の無線伝送システム(DE−AS27
33503)の場合には、既知の無線局から移動無線局
への無線接続が行われると、移動無線局は無線区域の全
部の制御チャンネルでコールされる必要がある。本発明
によれば、斯かる全部の制御チャンネルを不必要に過負
荷とすることを防止することができる。これと同時に移
動無線局の過負荷制御チャンネルへの転送回数をも低減
させることができる。任意の一つの時間で種々の制御チ
ャンネル上にどれだけの量のトラヒックがのっているか
は基地無線局でトラヒックを計測することにより知るこ
とができる。基地無線局及び移動無線局の双方に対し既
知の無線伝送システムにおける群の可変数を適宜選定し
て各無線区域で種々の群ができるだけ均等に分散される
ようにする。この群の数(ntp)によって、基地無線
局の無線カバー区域内に位置する移動無線局の総数をど
れだけの数の群に分割するかを示す。群符号番号と制御
チャンネルを経て伝送された群の数及び群符号とを合成
することにより移動無線局はそれ自体を明確な形で制御
チャンネルに割り当てることができる。制御チャンネル
の群符号(atp)によって移動無線局の何れの群がそ
のチャンネルの使用に割り当てられるかを示す。この群
符号を変更することによって基地無線局はその種々の制
御チャンネルに亘るトラヒック量の分散を簡単に制御す
ることができる。本発明の有利な変形例は従属項に記載
されている。 【0011】 【実施例】図面につき本発明を説明する。 【0012】無線伝送システムは、互いに層をなす幾つ
ものレベルからなる階層レベルで構成される。それらの
レベルのうちの最下側のレベルは無線区域(radio zon
e)として知られているもので構成される。基地無線局
BSにおける空中線マストの高さにも依存するが、最大
50ワットの送信機出力の場合、これら無線区域の半径
は5〜15kmの範囲内の値とすることができる。各無
線区域は一つの基地無線局BSによってカバーされ、こ
の基地無線局は無線中継装置を介して会話を公衆電話回
路網から、及びその回路網へと中継することができる。
幾つかの隣接する無線区域はページング区域として知ら
れるものに併合させることができる。全ての移動無線局
MSの位置は、それらの位置をアドレス帳に記憶してあ
る基地局によって絶えず監視される。移動無線局MSが
そのページング区域を変える場合には、アドレス帳に登
録してある位置情報も変えるようにする。 【0013】公衆電話回路網の一人の電話加入者が或る
移動無線局MSとの通話を望む場合には、その時点に上
記移動無線局MSを監視しているページング区域の全て
の無線区域に選択コール(呼)を送信し、その瞬間に該
当する移動無線局が登録される。 【0014】送信及び受信周波数帯域は、例えば860
〜960MHzの範囲内にある。送信周波数帯域と受信
周波数帯域との間の二重通信間隔は45MHzとするこ
とができ、送信及び受信周波数帯域は25KHzのチャ
ンネル間隔に細分割することができる。これらのチャン
ネルは二重通信動作で用いられる。 【0015】無線通話系統の各無線区域には、トラヒッ
ク量に応じて、多数のトラヒックチャンネルと少なくと
も1つの制御チャンネルCCHとが割り当てられる。こ
のことは地理的に隣接している無線区域には異なる周波
数(制御チャンネル)が用いられることを意味する。制
御チャンネルCCHとトラヒックチャンネルとを区別す
るために、それらの各チャンネルには特定な符号を与え
る。しかし、或る制御チャンネルが不良で、役立たない
か、又は妨害を受ける場合には、いずれかのトラヒック
チャンネルが符号の変更によりその制御チャンネルの機
能を引き継ぐことができる。このようにすれば、信頼性
を維持するために必要とされる制御チャンネルCCHの
重複を省くことができる。 【0016】従来の無線伝送システム(ドイツ国出願公
告第2733503号)では、或る移動無線局が一旦ス
イッチオンされると、この無線局は最良の信号対雑音比
(S/N)を有する制御チャンネルの方位探索を実行す
る。この制御チャンネルが捕捉されるとそのチャンネル
番号を記憶し、その移動無線局は静止状態に入る。そし
て、斯かる移動無線局は上記制御チャンネルのS/Nを
絶えず監視する。上述した時点に記憶された制御チャン
ネルのS/Nが所定値以下になり、役立たなくなる場合
には、その移動無線局が探索モードで別の制御チャンネ
ルを走査し、S/Nを比較する。無線区域の変化は斯か
るS/Nの比較によって識別することができ、移動無線
局はその対応する制御チャンネルのチャンネル番号を記
憶する。或る無線区域には、送信及び受信しようとして
いるか、又は所定瞬時に制御チャンネルCCH、基地無
線局及び無線中継装置を介して公衆電話回路網又は無線
伝送システムの移動無線局との回線を確立している移動
無線局がある。従来の無線伝送系(ドイツ国出願公告第
2733503号)では、最高のS/Nを有する制御チ
ャンネルのチャンネル番号を移動無線局が記憶するよう
にしている。このようにして、トラヒック状態に応じて
一つの無線区域の種々の制御チャンネルにおけるトラヒ
ック量が変化し得る。 【0017】上記無線通信システムでは、その区域内に
位置する全ての移動無線局が一定数ntpの群TPに分
けられている。そして各移動無線局は永久的且つ明確に
これらの群TPの一つに割り振られる。説明を簡単にす
るために、以下では、移動無線局MSが100個の群T
Pに分けられるものと仮定する。群の符号番号Kは移動
無線局MSの蓄えられている識別符号midの一部であ
る。移動無線局MSは、例えば、識別符号midの最下
位の2桁の数字yzに基づいて群TPの一つに割り振る
ことができる。この時、判定基準mtpは2桁の最後の
数字yzと同じである。従って、識別符号59988を
備える移動無線局MSは群TP=88に属する。基地無
線局BSは各制御チャンネルCCH上の移動無線局MS
に群符号atpを送る。この群符号atpと蓄えられて
いる群符号番号Kとを組み合わせることにより、移動無
線局MSは制御チャンネルCCHへの明確な割り振りを
導くことができる。この基地無線局BSから移動無線局
MSへ送られてくる群符号atpは、例えば、2部分、
即ち最大の番号ltpと最小の番号ftpとから成るこ
とができる。移動無線局MSは条件ftp≦mtp≦l
tpを満足する制御チャンネルCCHに自己を割り当て
る。尚、下記の例ではmtpはKに等しいものとしてと
られている。 【0018】ケース1 所定の瞬間に、チャンネル番号589、614及び76
5を有する3個の制御チャンネルCCHが一つの無線区
域に割り当てられている。各制御チャンネルCCHがト
ラヒックの量の1/3づつを担うならば基地無線局MS
の無線カバー区域内でトラヒックの量が均等に分散され
ている。(チャンネル番号cnr=589の)制御チャ
ンネルCCH1上で送られる群符号atpでは、基地無
線局BSが最小の番号がftp=00で、最大の番号が
ltp=32であることを知らせる。(チャンネル番号
cnr=614の)制御チャンネルCCH2上では、基
地無線局BSが移動無線局MSに最小の番号ftp=3
3と最大の番号ltp=65とを送る。対応して(チャ
ンネル番号cnr=765の)制御チャンネルCCH3
上では最小の番号がftp=66で、最大の番号ltp
=99となる。群符号番号K=88(識別符号5998
8)を有する移動無線局MSは自己を制御チャンネルC
CH3に割り当てる。蓋し、このチャンネルに対し、条
件66≦88≦99が満足されるからである。制御チャ
ンネルCCH3のチャンネル番号cnr=765はこの
移動無線局MSに蓄えられることができる。この明瞭な
割り当てのお陰で移動無線局MSは制御チャンネルCC
H3上で基地無線局BSによりページングされることが
できる。 【0019】スイッチオンされている時、各移動無線局
MSは自己を無線区域の制御チャンネルCCHに割り当
てる。事象の次のコースでは移動無線局MSがこの制御
チャンネルCCHに対する条件が満足されているかどう
かを連続してチェックする。この条件が満足されるのが
止まった時、移動無線局MSでその瞬時に条件を満足す
る制御チャンネルCCHに対するサーチが開始する。い
くつもの制御チャンネルCCHがこの条件を満足する場
合は、その移動無線局MSは、好みの問題であるが、自
己をSN比が最高の制御チャンネル又は電界強度が最大
で受信された制御チャンネルに割り当てる。基地無線局
BSが群符号atpに加えてページング区域に対する符
号も送る場合は、移動無線局MSでページング区域の変
化が識別される。移動無線局がこのような変化だけを認
識する時は、新しいページング区域の選ばれた制御チャ
ンネルを経由する何等かの再ルーチングが存在する。 【0020】その制御チャンネル上にトラヒックの量を
広げるのを制御する手段として、基地無線局BSが最大
の番号ltpと最小の番号ftpとを変えることができ
る。トラヒックの量の不均等な拡がりは制御チャンネル
CCH上のトラヒックを測ることにより基地無線局BS
で確かめることができる。このようにすると、最大の番
号ltpと最小の番号ftpとが変わる時、各個別の移
動無線局MSで特別な変化の指令が不要になるという利
点に加えて、個々の制御チャンネルCCH上のトラヒッ
クの量が減るという利点が存在する。1個の無線区域で
は特別の移動無線局MSに対する1ページだけを1個の
制御チャンネルCCHにのせて送る必要がある。蓋し、
移動無線局MSは、ともかく、自己をこの無線区域の1
個の特定の制御チャンネルCCHに割り当てているから
である。 【0021】ケース2 本例では、トラヒックの量が下記の比率で分けられてい
るものと仮定してある。即ち、制御チャンネルCCH1
上に40%、制御チャンネルCCH2上に40%、そし
て制御チャンネルCCH3上に20%である。而して、
制御チャンネルCCH1上で最小の番号ftpが00に
セットされ、最大の番号ltpが39にセットされ、制
御チャンネルCCH2上で最小の番号ftp=40で最
大の番号ltp=79であり、制御チャンネルCCH3
上で最小の番号ftp=80で、最大の番号ltp=9
9であれば、基地無線局BSはトラヒックの量を再配分
する。最大の番号ltpと最小の番号ftpとが変化す
る結果、群符号番号Kが33〜39である移動無線局は
制御チャンネルCCH2から変わり、自己を制御チャン
ネルCCH1に割り当てる。また、群符号番号Kが66
〜79である移動無線局MSは(前には制御チャンネル
CCH3であったが)自己を制御チャンネルCCH2に
割り当てる。 【0022】ケース3 例えば、制御チャンネルCCHが故障した場合は、制御
チャンネルCCHの構成の変化が必要となる。本例で
は、制御チャンネルCCH2が故障し、基地無線局BS
又は無線中継装置がチャンネル番号623の制御チャン
ネルを代わりとして指名しているものと仮定する。(前
にはチャンネル番号cnr=614の制御チャンネルC
CH2であったが)チャンネル番号cnr=623のこ
の新しい制御チャンネルCCH2は最小の番号ftp=
33と最大の番号ltp=65とを自己にのせて移動無
線局MSに送ることにより故障した制御チャンネルCC
H2の機能を引き継ぐ。 【0023】ケース4 ここでもケース3と同じように制御チャンネルCCH2
が故障したと仮定するが、基地無線局BS又は無線中継
装置が何等の新しい制御チャンネルCCH2を代わりと
して指名しない点が異なる。基地無線局BSは最小の番
号ftp=00と最大の番号ltp=49とを(チャン
ネル番号cnr=589の)制御チャンネルCCH1に
のせて送る。そして(前には制御チャンネルCCH3で
あったが、チャンネル番号cnr=765の)制御チャ
ンネルCCH2にのせて、基地無線局BSが最小の番号
ftp=50と最大の番号ltp=99とを送る。それ
故、トラヒックの量は制御チャンネルCCH1とCCH
2に均等に分散させられる。而して、前には自己を制御
チャンネルCCH2に割り当てていた移動無線局MSは
今度は自分らを均等の量で制御チャンネルCCH1とC
CH2とに分散させる。このようにして、自分らを再振
り分けした移動無線局MSはサーチの後、自らを新しい
チャンネルに見出す。 【0024】ここで基地無線局BSは16ビットの語を
群符号atpとして2個の制御チャンネルCCH1とC
CH2とにのせて送るものと仮定する。無線通信系統の
無線がカバーする区域内に存在する移動無線局の数が群
ntp=16の数に従って16個の群TPに分けられ
る。 【0025】判定基準mtpは移動無線局MSで計算さ
れる。これは、例えば、蓄えられている群符号番号Kを
群の数ntpで除算した時の剰余である。群符号番号K
=88の移動無線局MSはこの判定基準mtpを8に等
しいと決める。 【0026】基地無線局BSは制御チャンネルCCH1
にのせて群符号atp=11111111 0000 0
000を送り、制御チャンネルCCH2にのせて群符号
atp=0000 0000 1111 1111 を送
る。制御チャンネルCCH1の最小の数字ftpと最大
の数字ltpとは夫々0と7とである(制御チャンネル
CCH2ではftp=8でltp=15である)。従っ
て、判定基準mtp=8の移動無線局MSは自己を制御
チャンネルCCH2に割り当てる。この場合、群符号a
tpの第1のビットは判定基準mtp=0に割り当てら
れ、第2のビットは判定基準mtp=1に割り当てられ
る、等して最後のビットは判定基準mtp=15に割り
当てられる。移動無線局MSは、制御チャンネルCCH
が、例えば、判定基準mtpに割り当てられている群符
号atpのビット位置で論理1特性状態を有する場合、
自分らをその制御チャンネルCCHに割り当てる。(m
tp=8の)移動無線局MSは上述した情報に対し自ら
を制御チャンネルCCH2に割り当てる。 【0027】上述した種々の制御チャンネル上でのトラ
ヒックの量の分散は段階を追って変えることができる。 【0028】図1は、斯かるシステムの制御装置をブロ
ック図で示す。基地無線局BSは出力端子が群制御装置
TSTの入力端子に夫々接続された制御チャンネルメモ
リSp 及び群数メモリSpntpとを備え、更に割り当てら
れた制御チャンネルCCHの数nに相当するn個のチャ
ンネル制御装置KSTを備える。各チャンネル制御装置
(例えばKST1)は群符号メモリ(例えばSp1)を有
し、その入力端子は群制御装置TSTの出力端子に接続
され、その出力端子は調査制御装置ABS1の入力端子
に接続されている。調査制御装置ABS1の出力端子は
送信機S1の入力端子に接続する。 【0029】移動無線局MS内には受信機Eと、1番目
のメモリSpMa とがあり、1番目のメモリSpMa の出力
端子が組合せスイッチング回路Vの入力端子に接続され
ている。 【0030】移動無線局MSは、また、2番目のメモリ
SpKを備え、この2番目のメモリSpKの出力端子が組合
せスイッチング回路Vのもう一つの入力端子に接続され
ている。 【0031】基地無線局BSでは、制御チャンネルメモ
リSpにこの基地無線局BSに割り振られた制御チャン
ネルCCHの数に等しい数nが蓄えられ、群数メモリS
pntpには群の数ntpが蓄えられる。これらの2個の数
n及びntpは群制御装置TST供給され、そこでこれ
らの数から各制御チャンネルに対する群符号atpが導
かれ、この群符号が関連するチャンネル制御装置KST
m(m=1、…、n)の群符号メモリSpm(m=1、
…、n)に蓄えられる。 【0032】この群符号atpは調査制御装置ABSm
により読み出され、関連する送信機Smに供給される。 【0033】送信された群符号atpは移動無線局MS
内に存在する受信機Eで受信され、1番目のメモリSpM
a に供給される。そして、ここに蓄えられた群符号at
pは組合せスイッチング回路Vにより第2のメモリSpK
に蓄えられている群符号の番号Kと組み合わされる。組
合せスイッチング回路Vの端子Emには、この移動無線
局MSを制御チャンネルCCHの一つに割り当てるため
の制御信号が得られる。 【0034】図2は基地無線局BSの各チャンネル制御
装置KSTmに2個のチャンネル制御メモリSp#1とS
p#2とを設けた変形例を示している。この場合は、最小
の数ftpが第1のチャンネル制御メモリSp#1に蓄え
られ、最大の数ltpが第2のチャンネル制御メモリS
p#2に蓄えられる。これらの2個の数は、例えば前述し
たようにして、群符号atpを得るのに使用される。こ
の変形例では2個のメモリSp及びSpntp並びに群制御
装置TSTが不要である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明による移動無線局を含む制御装
置のブロック図、 【図2】 図2は基地無線局のチャンネル制御装置に2
個のメモリを設けた変形例のブロック図である。 【符号の説明】 BS……基地無線局、 MS……移動無線局、 Sp……制御チャンネルメモリ、 Spntp…群数メモリ、 Spm……群符号メモリ、 SpMa …1番目のメモリ、 SpK……2番目のメモリ、 Sp#1、Sp#2…チャンネル制御メモリ、 TST…群制御装置、 ABS…調査制御装置、 S………送信機、 E………受信機、 V………組合せスイッチング回路、 En……端子。
置のブロック図、 【図2】 図2は基地無線局のチャンネル制御装置に2
個のメモリを設けた変形例のブロック図である。 【符号の説明】 BS……基地無線局、 MS……移動無線局、 Sp……制御チャンネルメモリ、 Spntp…群数メモリ、 Spm……群符号メモリ、 SpMa …1番目のメモリ、 SpK……2番目のメモリ、 Sp#1、Sp#2…チャンネル制御メモリ、 TST…群制御装置、 ABS…調査制御装置、 S………送信機、 E………受信機、 V………組合せスイッチング回路、 En……端子。
フロントページの続き
(72)発明者 アラン・タラブー
フランス国 78141 ベリジー セデッ
クス リュ ラテクール 10
(56)参考文献 特公 平7−73381(JP,B2)
(58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名)
H04B 7/24 - 7/26 102
H04Q 7/00 - 7/38
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.複数の基地無線局がセルラ形態の無線領域を形成
し、各無線領域内の基地無線局には複数の制御チャンネ
ルとトラヒックチャンネルとが割り当てられ、当該基地
無線局がこれらチャンネルを介して当該無線領域内の複
数の移動無線局と通信を行うようなセルラ無線通信シス
テムにおいて用いられる移動無線局において、 当該基地無線局から当該制御チャンネルを介してこれら
制御チャンネルに対応付けられたチャンネル群符号(a
tp)を各々受信する受信手段と、 当該移動無線局を識別する群符号番号(K)を記憶する
記憶手段と、 前記受信された各チャンネル群符号(atp)と前記記
憶された群符号番号(K)とを所定の組合せ基準に基づ
いて組み合わせ、この組合せ結果に基づいて前記制御チ
ャンネルの中の1つを当該移動無線局に割り当てられた
制御チャンネルとして選択する選択手段と、を有してい
ることを特徴とする移動無線局。 2.前記チャンネル群符号(atp)が大きい数(lt
p)と小さい数(ftp)とを含み、前記選択手段は前
記群符号番号(K)がftp≦K≦ltpを満足するチ
ャンネル群符号に対応する制御チャンネルを当該移動無
線局に割り当てられた制御チャンネルとして選択するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の移動無線
局。 3.前記チャンネル群符号(atp)が論理「1」と論
理「0」とからなる2進数列を含み、前記選択手段は該
2進数列における、前記群符号番号(K)を所定の数
(ntp)で割った剰余に対応する桁が所定の論理であ
るようなチャンネル群符号に対応する制御チャンネルを
当該移動無線局に割り当てられた制御チャンネルとして
選択することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
の移動無線局。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US46742782A | 1982-12-17 | 1982-12-17 | |
US3246742.7 | 1982-12-17 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58235207A Division JPH0773381B2 (ja) | 1982-12-17 | 1983-12-15 | セルラ無線通信システムのトラフィック量の分散方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09233535A JPH09233535A (ja) | 1997-09-05 |
JP2829317B2 true JP2829317B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=23855657
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8327815A Expired - Lifetime JP2829317B2 (ja) | 1982-12-17 | 1996-11-21 | 移動無線局 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2829317B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3246742C1 (de) * | 1982-12-17 | 1984-07-05 | Philips Kommunikations Industrie AG, 8500 Nürnberg | Verfahren zur Verteilung der Verkehrsmenge auf verschiedene Organisationskanaele eines Funkuebertragungssystems |
-
1996
- 1996-11-21 JP JP8327815A patent/JP2829317B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09233535A (ja) | 1997-09-05 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
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