JP2828745B2 - 積層板のプリプレグ製造システム制御方式 - Google Patents

積層板のプリプレグ製造システム制御方式

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JP2828745B2 JP2197406A JP19740690A JP2828745B2 JP 2828745 B2 JP2828745 B2 JP 2828745B2 JP 2197406 A JP2197406 A JP 2197406A JP 19740690 A JP19740690 A JP 19740690A JP 2828745 B2 JP2828745 B2 JP 2828745B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は積層板のプリプレグ製造システムの制御方式
に関するものである。
[従来の技術] 積層板のプリプレグ製造システムは第5図に示すよう
にロール状に巻き取られた布、紙等の基材1を送り出し
機構のローラ群2により樹脂含浸槽3に送り込んでフェ
ノール樹脂液、エポキシ樹脂液などのワニス7を基材1
に含浸させる工程と、このワニス7が含浸された基材1
をスクイズロール4を介して乾燥炉5内に送り込んで乾
燥させる工程と、乾燥後に切断装置6で適宜の大きさに
切断して載置する工程からなる。
製造されたプリプレグ(又はレジンペーパ)1′の重
要な品質特性である樹脂付着量と、含んでいる溶剤や水
分等の揮発分量が所定の値にならないと製品としては不
良であるため、従来では製造された現物の抜き取りによ
る破壊検査を行なって、樹脂付着量と、揮発分量を測定
し、その測定結果に基づいて樹脂付着量が予め定められ
た規格内に入るようにスクイズロール4のクリアランス
量設定部8の設定値を手動で変更し、また揮発分量が規
格内に入るように乾燥炉5の温度設定部9の設定値を手
動で変更していた。
乾燥炉5は温度設定部9の設定値と、熱電対のような
温度センサ10の測定温度値とが一致するように温度コン
トローラ11で、ダンパ12の開閉量が制御されて送り込ま
れる熱風量が調整されるようになっている。
スクロズロール4はクリアランス量設定部8の設定値
と、クリアランス量を測定する間隙センサ13の測定値と
が一致するように左右のクリアランスを調整するギヤー
モータ14がスクイズローラコントローラ15で制御される
ようになっている。
[発明が解決しようとする課題] しかし上記の従来例のように抜き取りによる破壊検査
によって品質検査を行っている場合には、能率が悪いば
かりでなく、連続的な検査でないため、不良発生率も高
くなるという問題があった。
本発明は上述の問題点に鑑みて為されたもので、その
目的とするところは連続的に樹脂付着量の測定と、揮発
分量の測定を行ない、且つこれらの測定値に基づいてス
クイズロールのクリアランス制御と乾燥炉の温度制御と
を自動的に行って、製造して得られるプリプレグの樹脂
付着量と、揮発分量とが最適で品質が安定したプリプレ
グが製造でき、しかもモニタにデータを常時表示しなが
ら測定データの取り込み、処理を行うことができる積層
板のプリプレグ製造システムの制御方式を提供するにあ
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は上述の目的を達成するために樹脂液に含浸さ
せた基材をスクイズロールを介して乾燥炉へ移送させる
手段と、乾燥炉より出てくるプリプレグの樹脂付着量を
非接触で測定する測定手段及び揮発分量を非接触で測定
する測定手段と、これら測定手段の測定値と予め設定し
ている樹脂付着量の基準値及び揮発分の基準値とを比較
し、比較結果に基づいて各測定値が各基準値になるよう
に乾燥炉の温度制御及びスクイズロールのクリアランス
制御を行う手段とを備えた積層板のプリプレグ製造シス
テムにおいて、測定手段からのデータ取り込みと、取り
込んだデータの演算処理と、モニタによるデータ表示と
をリアルマルチタスクで行うことを特徴とする。
[作用] 本発明によれば、乾燥炉から出てきた乾燥終了のプリ
プレグの樹脂付着量と、溶剤や水分等の揮発分量を夫々
の測定手段で測定することにより、連続した品質監視が
製造ラインで行え、しかもこれら測定手段の測定結果と
予め定めた基準値との比較により、スクイズロールのク
リアランスの設定変更、乾燥炉の温度設定の変更を制御
手段がリアルタイムにより自動的に行なうため、品質が
安定したプリプレグを製造することができ、しかもこれ
らの処理が常時モニタにデータを表示させながら行え
る。
[実施例] 以下本発明を実施例により説明する。
第1図は本発明の全体の概略構成図を、第2図は制御
系の構成図を示しており、スクイズロール4のクリアラ
ンス調整機構及び乾燥炉5の温度調整機構は第3図の従
来例と基本的には同じであるが、手動によるクリアラン
ス量設定部8、温度設定部9以外に切り替えスイッチSW
1,SW2による切り替えでコンピュータからなる制御装置1
6から夫々の設定値データが与えられるようになってい
る。
制御装置16はコンピュータシステムから構成される
が、機能的には次のような手段から構成される。つまり
乾燥炉5の出口に配置しているβ線厚さ計17と、赤外線
水分計18からの測定データを取り込んで樹脂付加量、揮
発分量を演算算出する演算手段16aと、予め規格に併せ
て設定している樹脂付着量に対応した基準時refa及び揮
発分量に対応した基準値refbと樹脂付着量及び揮発分量
とを比較する比較手段16bと、この比較手段16bでの比較
結果に基づいて設定値を演算し、得られた設定値を温度
コントローラ11,スクイズロールコントローラ15に与え
て乾燥炉5の温度やスクイズローラ4のクリアランス量
を制御させる制御手段16cと、上記測定値に基づいてグ
ラフや、表等をモニタ19に表示させる表示制御手段16d
とから構成される。
制御装置16の動作はリアルマルチタスクOSの管理のも
とで、測定データを取り込む測定タスクと、取り込んだ
測定データを演算処理して各コントローラ11,15の設定
値を出力するまでの演算処理タスクと、演算処理された
データをモニタ19にて表示させたり、必要に応じて印字
装置120で印字させる表示タスクとを同時に実行させる
ことができるようになっている。
而して測定タスクでは乾燥炉5を通過して乾燥された
プリプレグ1′の重量測定をβ線厚さ計17により行い、
その重量データを制御装置16に取り込む。
この取り込んだデータは演算処理タスクで処理され
る。つまり第3図に示すようにステップで測定データ
xiを取り込み、ステップで移動平均法により をスムージングデータとする。次のステップで第4図
に示すような(a,θ1)で表される直線の組み合わ
せフィルタにデータを通しゲイン補正を行い、更にステ
ップでPID演算を行う。つまり一般的な基本式 を差分化して使用する。ここではMVは出力を、MV0は前
の出力値を、Kは定数を、eは偏差を、Ti,Tdは定数を
夫々示す。
次のステップではむだ時間に応じて出力データを保
持し、ステップでは出力信号(設定値)処理を行い、
ステップで出力する。
この動作を第2図に示すブロックで説明すると、取り
込んだ重量データから演算手段16aにより樹脂付加量を
演算算出し、また赤外線水分計18からの水分率データか
ら揮発分量を演算算出する。
比較手段16bはこれらの算出結果と予め定めて夫々の
規格値に対応させた基準値refa,rて夫々の規格値に対応
させた基準値refa,refbとを比較し、この比較結果から
算出値が基準値に一致するための設定値を制御手段16c
で求めて温度コントローラ11,スクイズローラコントロ
ーラ15とに設定値を与える。
而して乾燥炉5を通過して乾燥されたプリプレグ1′
の重量測定をβ線厚さ計17により行い、その重データを
制御装置16に取り込んで演算手段16aにより樹脂付加量
を演算算出し、また赤外線水分計18により水分率測定を
行い、その水分率データを制御装置16に取り込んで揮発
分量を演算算出する。制御装置16はこれらの算出結果と
予め定めて夫々の規格値に対応させた基準値refa,refb
とを比較し、この比較結果から算出値が基準値に一致す
るための設定値を求めて温度コントローラ1,スクイズロ
ーラコントローラ13とに設定値を与える。
この与えられた設定値に基づいて、温度コントローラ
11は温度センサ10の測定温度と設定値とが一致するよう
にダンパ12の開閉量を調整して乾燥炉5内へ送り込む熱
風量を調整する。またスクイズローラコントローラ13は
ステッピングモータ14を制御駆動して、隙間センサ13が
測定するクリアランス量と設定値とが一致するようにス
クイズローラ4のクリアランス量を調整する。
このように自動制御されることにより樹脂付加量及び
揮発分量が規格値に合った品質が安定したプリプレグ
1′が得られることになる。
また上記演算手段16aで算出せる揮発分量や、樹脂付
加量は表示制御手段16dによりグラフや表のデータに変
換された後リアルタイムでモニタ19において表示され
る。
尚この表示と上記測定データの取り込み、演算、制御
はリアルマルチタスク処理により行われる。尚制御装置
16に汎用のコンピュータシステムを用いることにより、
ソフトウェア上で処理が行え、専用の制御系を構築する
場合に比べてコストが安価で且つ簡便に構成できるもの
である。
[発明の効果] 本発明には樹脂液に含浸させた基材スクイズロールを
介して乾燥炉へ移送させる積層板のプリプレグ製造シス
テムにおいて、乾燥炉より出てくるプリプレグの樹脂付
着量を非接触で測定する測定手段及び揮発分量を非接触
で測定する測定手段と、これら測定手段の測定値と予め
設定している樹脂付着量の基準値及び揮発分の基準値と
を比較する比較手段と、比較結果に基づいて各測定値が
各基準値になるように乾燥炉の温度制御及びスクイズロ
ールのクリアランス制御を行う制御手段とを備えたもの
であるから、乾燥炉から出てきた乾燥終了のプリプレグ
の樹脂付着量と、溶液や水分等の揮発分量を夫々の測定
手段で測定することにより、連続した品質監視が製造ラ
イン上で行え、しかもこれら測定手段の測定結果と予め
定めた基準値との比較により、スクイズローラのクリア
ランスの設定変更、乾燥炉の温度設定の変更を制御手段
によりリアルタイムに自動的に行え、そのため品質が安
定したプリプレグを製造することができ、また制御量の
設定を無人化できるという効果があり、特に2度含浸工
法において品質安定化の効果が顕著となるという効果が
あり、しかも測定手段からのデータ取り込みと、取り込
んだデータの演算処理と、モニタによるデータ表示とを
リアルマルチタスクで行うので、常時モニタ表示を行に
ながら連続的にリアルタイムで自動制御が行えるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の全体概略構成図、第2図は同
上の制御装置の回路構成図、第3図は同上の動作説明用
フローチャート、第4図は同上の動作説明図、第5図は
従来例の全体概略構成図である。 1は基材、7はワニス、4はスクイズローラ、5は乾燥
炉、11は温度コントローラ15はスクイズローラコントロ
ーラ、16は制御装置、16aは演算手段、16bは比較手段、
16cは制御手段、17はβ線厚さ計、18は赤外線水分計、1
9はモニタである。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂液に含浸させた基材をスクイズロール
    を介して乾燥炉へ移送させる手段と、乾燥炉より出てく
    るプリプレグの樹脂付着量を非接触で測定する測定手段
    及び揮発分量を非接触で測定する測定手段と、これら測
    定手段の測定値を予め設定している樹脂付着量の基準値
    及び揮発分の基準値とを比較し、比較結果に基づいて各
    測定値が各基準値になるように乾燥炉の温度制御及びス
    クイズロールのクリアランス制御を行う手段とを備えた
    積層板のプリプレグ製造システムにおいて、測定手段か
    らのデータ取り込みと、取り込んだデータの演算処理
    と、モニタによるデータ表示とリアルマルチタスクで行
    うことを特徴とする積層板のプリプレグ製造システムの
    制御方式。
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