JP2828582B2 - 表面被覆窒化珪素質耐熱部材 - Google Patents

表面被覆窒化珪素質耐熱部材

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高温での耐熱性と耐食
性に優れ、繰り返し熱疲労に耐えうる表面被覆層を有す
る窒化珪素質耐熱部材に関する。
【0002】
【従来技術】従来から窒化珪素質焼結体は、耐熱性、耐
熱衝撃性、及び耐酸化特性に優れることからエンジニア
リングセラミックス、特にガスタ−ビン用部材として応
用が進められている。
【0003】窒化珪素質焼結体は、窒化珪素に対してY
2 3 やAl2 3 などの焼結助剤を添加して焼成した
ものであり、焼結体に対しては室温強度、高温強度が要
求されるとともに、高温での耐酸化性も要求される。こ
のような要求に対して、従来から添加する焼結助剤の種
類を検討したり、それに伴い焼結体中の粒界相を結晶化
したりする等各種の方法が提案されている。
【0004】しかしながら、焼結体自体の改善によれ
ば、機械的な強度に対してはある程度の特性が得られる
ようになったが、耐酸化性についてはその使用条件がさ
らに過酷で且つ高酸化性雰囲気となりつつあることから
十分な耐久性を得るに至っていない。
【0005】そこで、このような耐酸化性を付与するた
めの1つの方法として窒化珪素質焼結体の表面に耐熱性
および耐酸化性に優れた金属酸化物、例えばジルコニア
等を被覆することが特公平5−8152号で提案されて
いる。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、ジル
コニアは窒化珪素質焼結体に比べて熱膨張率が大きく、
昇温、降温の繰り返しにより、被覆層に剥離や亀裂が発
生し、耐熱性を大幅に劣化させてしまうという問題があ
った。このような問題に対して、窒化珪素質焼結体とジ
ルコニアの間に中間的熱膨張特性を有する中間部材を形
成させることも考えられるが、実用的には上記問題を解
決するに至っていない。
【0007】また、耐酸化性が低い窒化珪素質焼結体を
基体としてジルコニアを被覆した部材を長時間高温の酸
化性雰囲気中に暴露していると、被覆層を通して酸素の
拡散が起こり窒化珪素焼結体が酸化され、被覆層と焼結
体界面に低融点のガラスが形成し繰返し熱疲労で剥離が
生じてしまうという問題も生じる。
【0008】本発明は、上記のような問題点を解決し、
高温酸化雰囲気に長時間保持されても熱疲労に優れ、被
覆層の剥離等が生じない耐食性と耐熱性に優れた表面被
覆窒化珪素質耐熱部材を提供することを目的とするもの
である。
【0009】
【問題点を解決するための手段】本発明者らは、表面被
覆層の亀裂や剥離を押さえるためには、窒化珪素質焼結
体と表面被覆層との熱膨張率差を小さくする事が重要で
あるという見地に立ち検討を重ねた結果、表面被覆層に
RE2 Si2 7 またはRE2 SiO5 (REはいずれ
も周期律表第3a族元素)を用いることにより昇温、降
温の繰り返しによる剥離や亀裂の発生を大幅に抑制でき
ることを知見し、本発明に至った。
【0010】即ち、本発明の表面被覆窒化珪素質耐熱部
材は、粒界にRE2 Si2 7 結晶相(REは周期律表
第3a族元素)が存在する窒化珪素質焼結体からなる基
体の表面に、RE2 Si2 7 、RE2 SiO5 (RE
はいずれも周期律表第3a族元素)の少なくとも1種か
らなる被覆層を形成したものである。窒化珪素質焼結体
からなる基体の表面に、RE2 Si2 7 からなる被覆
層およびRE2 SiO5 からなる被覆層(REはいずれ
も周期律表第3a族元素)を順次形成することが望まし
い。
【0011】以下、本発明を詳述する。本発明の窒化珪
素質耐熱部材は、窒化珪素質焼結体からなる基体と、そ
の基体表面に形成された被覆層により構成される。
【0012】本発明における被覆層はRE2 Si2 7
または、RE2 SiO5 からなるもので前記一般式中R
Eはいずれも周期律表第3a族元素を示すものである。
この被覆層は窒化珪素質焼結体の基体表面に10〜10
00μm、特に50〜500μmの厚みで形成されるも
のである。また、被覆層の構成としてはRE2 Si2
7 またはRE2 SiO5 のいずれかの単層あるいはこれ
らの積層構造のいずれでもよい。特に積層構造とする場
合には、RE2 Si2 7 およびRE2 SiO5 を順次
積層することによりさらに優れた特性が得られる。この
場合、RE2 Si2 7 は20〜200μm、RE2
iO5 は20〜200μmの厚みで形成される。
【0013】一方、基体を構成する窒化珪素質焼結体
は、窒化珪素を主成分とするものであるが、 本発明に
おける窒化珪素質焼結体は、基体としての耐熱性、耐酸
化性および前記被覆層との関連から、焼結体の組成が図
1に示すSi3 4 −SiO2−RE2 3 (RE:周
期律表第3a族元素)で表される3元図において、Si
3 4 −Si2 2 O−RE2 Si2 7 の領域になる
ように制御することが望ましい。なお、上記3元図にお
いてSiO2 とは、いわゆる焼結体中に存在する過剰酸
素であり、具体的には、焼結体中の全酸素量から焼結体
中の周期律表第3a族酸化物が化学量論的に酸化物を形
成した場合に元素に結合している酸素を除く残りの酸素
量であり、そのほとんどは窒化珪素原料に含まれる酸
素、あるいはSiO2 等の添加として混入する成分であ
る。
【0014】このRE2 3 およびSiO2 は焼結過程
では、窒化珪素粒子との反応により、液相として存在し
焼結性を高めるが、冷却後そのまま粒界相にガラス相と
して残存すると焼結体の高温強度を低下させてしまうと
同時に耐酸化特性を劣化させてしまうため、これらの成
分は所定の冷却過程あるいは熱処理により粒界にて高融
点で耐酸化性に優れたRE2 Si2 7 結晶相として析
出させることにより焼結体の高温特性を向上させること
ができる。
【0015】これに対して、焼結体組成を図1のSi3
4 −RE2 Si2 7 −RE2 3 の領域にすると粒
界相にRE2 Si2 7 以外にRE10Si2 234
RE10(SiO4 6 2 等で示されるアパタイト相や
RE4 Si2 7 2 で記述されるYAM相が析出す
る。これらの窒素含有結晶相はそれ自体酸化され、窒素
を放出しながらRE2 Si2 7 やRE2 SiO5 に酸
化され、体積変化を引き起こし、長時間の暴露により被
覆膜の剥離が起こりやすいため好ましくない。
【0016】なお、窒化珪素質焼結体の組成は、図1の
Si3 4 −Si2 2 O−RE2Si2 7 で囲まれ
る領域内でも特に、周期律表第3a族元素酸化物(RE
2 3 )が0.1〜10モル%、特に0.3〜5モル
%、過剰酸素(SiO2 換算)が0.2〜40モル%、
特に0.6〜20モル%、残部が窒化珪素からなること
が望ましい。なお、本発明に用いられる周期律表第3a
族元素としては、Yやランタノイド元素が挙げられるが
特にEr、Yb、Luが好ましい。
【0017】また、焼結体中には不可避的不純物として
Al、Ca、Mg、Fe等が含まれることがあるが、こ
れらの元素は酸化物として低融点物質を形成しやすく、
焼結体の高温特性を劣化させる傾向にあることからこれ
らの成分は酸化物換算で0.5重量%以下に制御するこ
とが望ましい。
【0018】その他、上記Si3 4 −RE2 3 −S
iO2 に加えて、焼結体の特性、特に上記粒界の結晶化
に悪影響を及ぼさない範囲でTiC、TiN、WC、W
3、NbC、TaC等の周期律表第4a,5a,6a
族元素の炭化物、窒化物、酸化物、炭窒化物などを添加
することもできる。
【0019】上記窒化珪素質焼結体を作製する方法とし
ては、原料粉末として窒化珪素粉末、周期律表第3a族
元素酸化物粉末、場合により酸化珪素粉末を用い、これ
らを上記組成範囲内になるように秤量混合する。この
時、他の形態として窒化珪素の一部あるいは全部を金属
珪素粉末に代えることもできる。なお周期律表第3a族
元素酸化物(RE2 3 )の添加形態としては、RE2
3 の一種以上と酸化珪素からなる化合物粉末、または
窒化珪素とRE2 3 の一種以上と酸化珪素とからなる
化合物粉末を用いることもできる。
【0020】このように得られた混合粉末を公知の成形
方法、例えば、プレス成形、鋳込み成形、押し出し成
形、射出成形、冷間静水圧成形等により所望の形状に成
形した後、公知の焼成方法、例えば、ホットプレス方
法、常圧焼成、窒素ガス圧焼成、さらには、これらの焼
成後のHIP処理、及び、ガラスシ−ルHIP焼成等で
焼成し、緻密な焼結体を得る。
【0021】また、成形体中に珪素粉末が存在する場合
には、成形体を窒素含有雰囲気中で800℃〜1500
℃の温度で熱処理をして、成形体中に含まれる珪素を窒
化して、窒化珪素を生成させた後に上記の焼成を行う。
【0022】なお、焼成後の冷却時、または冷却段階で
の一次保持、または焼成後の熱処理により、焼結体の粒
界に少なくともRE2 Si2 7 結晶相(REは周期律
表第3a族元素)を析出させることができる。
【0023】一方、RE2 Si2 7 または、RE2
iO5 の被覆層は、所定量のRE23 粉末とSiO2
粉末を混合し、バインダ−を加えて窒化珪素質焼結体の
表面にスラリ−を塗布あるいはスプレ−等により吹き付
けた後、1000〜1800℃の高温で焼き付けるか、
あるいは混合粉末を一度1000〜1800℃の高温で
処理し、化合物を合成した後、粉砕し同様の手法にて被
覆層を形成させる。また、所定量の割合からなるRE2
3 粉末とSiO2 粉末との混合粉末か、または混合粉
末を一度高温で処理して化合物を合成した後、周知のプ
ラズマ溶射法により前記化合物を基体表面に溶射して被
覆層を形成する。
【0024】
【作用】被覆層を有する表面被覆耐熱部材の室温と高温
の間の繰返しによる熱疲労の安定性は、基体と被覆層と
の熱膨張差に依存する。熱膨張差が大きいと昇温、降温
時に大きな熱応力が発生し、表面被覆層の剥離や亀裂が
発生する。したがって、熱的安定性を向上させるために
は、基体と被覆層との熱膨張差を小さくすることが重要
である。本発明において用いられるRE2 Si2 7
たはRE2 SiO5 は基体となる窒化珪素焼結体との熱
膨張差が小さく、またそれ自体が耐熱性、断熱性に優れ
ることから、これを被覆した場合に昇温、降温の繰り返
しでも被覆層に亀裂や剥離の発生を防止することができ
る。
【0025】表面被覆窒化珪素質耐熱部材を高温の酸化
性雰囲気に暴露していると、被覆層を通して酸素が拡散
してきて、基体中のSi3 4 やSi2 2 Oが酸化し
SiO2 が生成するが、相平衡の観点から生成したSi
2 と粒界結晶相のRE2 Si2 7 は高温までお互い
に平衡に存在でき、反応も拡散も起こさず安定に存在で
きる。これにより、耐熱部材を酸化性の雰囲気下で長時
間暴露しても剥離は発生しない。
【0026】一方、RE2 SiO5 はRE2 Si2 7
より融点が高く、耐熱性を高める事ができる、しかし、
RE2 SiO5 被覆部材を酸化性雰囲気の高温中に暴露
していると、被覆層を通して酸素が拡散され、窒化珪素
焼結体中のSi3 4 とSi2 2 Oが酸化し、SiO
2 が生成する。相平衡上、SiO2 とRE2 SiO5
平衡には存在できないために、SiO2 とRE2 SiO
5 が反応しRE2 Si2 7 が生成し、わずかの体積変
化をもたらす。これを防止するためには、RE2 SiO
5 被覆層と窒化珪素焼結体の界面にRE2 Si2 7
被覆層を設けることで耐熱安定性がさらに増加する。
【0027】また、被覆層を有する耐熱部材の高温の酸
化性雰囲気下における安定性は被覆層を通して酸素の拡
散が起こるため、基体となる窒化珪素質焼結体自体の高
温の酸化性雰囲気下における安定性に強く依存する。窒
化珪素質焼結体には、従来アルミナ(Al2 3 )やマ
グネシア(MgO)等を焼結助剤として用いられてきた
が、これらの助剤を添加した焼結体は1200℃以上で
は高温強度が大幅に劣化するとともに、酸化特性も大幅
に劣化する。これに対して、高温強度と耐酸化特性を改
善させるためにAl2 3 、MgO等を添加することな
く、RE2 3とシリカ(SiO2 )を助剤として用い
ることが提案されている。
【0028】本発明によれば、この単純な三元系の中で
も特に、焼結体組成を図1の3元図におけるSi3 4
−Si2 2 O−RE2 Si2 7 の領域とし、さらに
粒界相を少なくともRE2 Si2 7 に結晶化させるこ
とで、大幅に高温強度と耐酸化特性を改善させることが
できる。
【0029】従って、上記の特定の基体に対してRE2
SiO5 あるいはRE2 Si2 7を被覆することによ
り高温酸化雰囲気において耐食性と耐熱性に優れ、熱疲
労特性に優れた耐熱部材を提供することができる。
【0030】
【実施例】原料粉末として窒化珪素粉末(BET比表面
積8m2/g、α率98%、酸素量1.2重量%、金属
不純物0.03重量%)と周期律表第3a族元素の酸化
物、SiO2 粉末を用いて成形体組成が表1になるよう
に秤量混合をした。その混合粉末にバインダ−を添加
し、1t/cm2 で金形プレス成形した。
【0031】得られた成形体を脱バインダー処理した後
に焼成した。焼成では、組成変動を少なくするために炭
化珪素製の匣鉢に入れ、焼成雰囲気を制御しながら10
気圧窒素ガス中、1850℃で4時間焼成した。その
後、粒界相の結晶化を十分にするために得られた焼結体
を窒素ガス中、1400℃、24時間熱処理した。焼結
体中の粒界相の結晶相はX線回折法により同定した。得
られた焼結体から直径50mm、厚さ5mmの円板形状
の焼結体を作製し基体とした。なお、各焼結体につい
て、1500℃におけるJISR1601に基づく4点
曲げ強度と、大気中1500℃に100時間保持した後
の酸化重量増加量を測定し表1に示した。
【0032】
【表1】
【0033】一方、被覆層を形成するそれぞれの化合物
原料としてRE2 3 粉末、SiO2 粉末を用い、さら
に比較例としてZrO2 (Y2 3 8モル%含有)粉末
を用い、所定量を秤量混合し、乾燥粉末を1500℃2
時間の条件で合成した。合成粉末を再度、粉砕し、被覆
形成用の粉末とした。
【0034】被覆層の形成は表1の基体に対してスラリ
ー塗布法およびプラズマ溶射法により行った。スラリー
塗布法による被覆層の形成は、表1に示す粉末にバイン
ダーおよび溶媒を添加しこれを焼結体表面に塗布乾燥
後、脱バインダ−後、1400℃、Ar雰囲気中1時間
で焼き付けを行った。また、プラズマ溶射による被覆層
の形成は、表1に示す粉末を溶射剤として焼結体基体表
面に溶射して試料を作製した。
【0035】得られた試料に対して繰返し熱疲労試験を
行った。試験は、大気中1400℃に保持された電気炉
内に試料を入れて15分間保持した後に取り出し室温ま
で放冷した後、再度電気炉に入れる。これを1サイクル
として最高30回行い、試料の被覆層への亀裂の発生の
有無を確認した。結果は表2に示した。
【0036】
【表2】
【0037】表2の結果によると、ジルコニアを表面被
覆層とする試料No.4、10の試料はいずれも、室温と
1400℃の間の繰返し熱疲労試験において、2〜3回
で亀裂が発生した。また、焼結体の粒界相がアパタイト
に結晶化している焼結体を使用した試料No.6の試料は
ZrO2 被覆層よりも耐熱性は向上したが、25回で剥
離が生じた。
【0038】これらの比較例に対して、その他の本発明
に基づき粒界相がRE2 Si2 7に結晶化している焼
結体を基体として表面被覆層としてRE2 Si2 7
るいはRE2 SiO5 を被覆した試料はいずれも高い耐
熱疲労特性を有していた。
【0039】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
高温強度および耐酸化性に優れるとともに、室温と高温
の間の繰り返し熱疲労特性に優れた表面被覆層を有する
耐熱部材を提供できる。これにより、ガスタ−ビンなど
の熱機関などをはじめとする各種耐熱部材への応用を拡
大できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明において用いられる窒化珪素質焼結体の
組成を示すためのSi3 4 −RE2 3 (RE:周期
律表第3a族元素)−SiO2 の3元図である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粒界にRE2 Si2 7 結晶相(REは周
    期律表第3a族元素)が存在する窒化珪素質焼結体から
    なる基体の表面に、RE2 Si2 7 、RE2SiO5
    (REはいずれも周期律表第3a族元素)の少なくとも
    1種からなる被覆層を形成したことを特徴とする表面被
    覆窒化珪素質耐熱部材。
  2. 【請求項2】窒化珪素質焼結体からなる基体の表面に、
    RE2 Si2 7 からなる被覆層およびRE2 SiO5
    からなる被覆層(REはいずれも周期律表第3a族元
    素)を順次形成したことを特徴とする請求項1記載の表
    面被覆窒化珪素質耐熱部材。
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