JP2828393B2 - ストリップの巻取方法 - Google Patents
ストリップの巻取方法Info
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- JP2828393B2 JP2828393B2 JP30856593A JP30856593A JP2828393B2 JP 2828393 B2 JP2828393 B2 JP 2828393B2 JP 30856593 A JP30856593 A JP 30856593A JP 30856593 A JP30856593 A JP 30856593A JP 2828393 B2 JP2828393 B2 JP 2828393B2
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- mandrel
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ストリップを巻取る際
に、ラッパーロールおよびマンドレルの変位に応じて、
マンドレルに対するラッパーロールのジャンプ量を演算
し位置を制御するようにしたストリップの巻取方法に関
する。
に、ラッパーロールおよびマンドレルの変位に応じて、
マンドレルに対するラッパーロールのジャンプ量を演算
し位置を制御するようにしたストリップの巻取方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来から一般的に使用されている巻取り
機を、図1により説明する。
機を、図1により説明する。
【0003】1はマンドレルであり、その周囲には複数
のラッパーロール2が配設されていて、ストリップSは
マンドレル1とラッパーロール2との間を通って、マン
ドレル1にコイル状に巻取られるようになっている。
のラッパーロール2が配設されていて、ストリップSは
マンドレル1とラッパーロール2との間を通って、マン
ドレル1にコイル状に巻取られるようになっている。
【0004】図1のA部を拡大して示した図2で明らか
なように、マンドレル1に巻取られているストリップS
の先端部3の上に重なって巻き取られている個所のスト
リップSは、コイルの半径が急変して段差4が生ずるこ
とになる。この段差4部分にラッパーロール2が衝突す
ると、トップマークと称される“へこみ”疵を生じ、製
品の品質を劣化するという問題がある。
なように、マンドレル1に巻取られているストリップS
の先端部3の上に重なって巻き取られている個所のスト
リップSは、コイルの半径が急変して段差4が生ずるこ
とになる。この段差4部分にラッパーロール2が衝突す
ると、トップマークと称される“へこみ”疵を生じ、製
品の品質を劣化するという問題がある。
【0005】上述のトップマークの発生を防止するに
は、ストリップSの先端部3によって作られる段差4の
位置を検出し、段差4がラッパーロール2の部分を通過
する前にラッパーロール2を予めストリップSの板厚程
度だけストリップSから離れるようにジャンプさせ、段
差4がラッパーロール2の部分を通過した後ラッパーロ
ール2をストリップSに押し付ければ良い。
は、ストリップSの先端部3によって作られる段差4の
位置を検出し、段差4がラッパーロール2の部分を通過
する前にラッパーロール2を予めストリップSの板厚程
度だけストリップSから離れるようにジャンプさせ、段
差4がラッパーロール2の部分を通過した後ラッパーロ
ール2をストリップSに押し付ければ良い。
【0006】ラッパーロール2をこのように制御するこ
とにより、ラッパーロール2が段差4と衝突するのを回
避しようとする方法が従来より種々提案されている。例
えば特開昭53−134754号,特開昭61−497
27号,特開昭61−147922号の各公報で開示さ
れた方法がある。
とにより、ラッパーロール2が段差4と衝突するのを回
避しようとする方法が従来より種々提案されている。例
えば特開昭53−134754号,特開昭61−497
27号,特開昭61−147922号の各公報で開示さ
れた方法がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記した従来のラッパ
ーロールの段差衝突を回避しようとする制御における問
題点としては、ラッパーロールのジャンプ量はプリセッ
トでストリップ厚み相当分程度が与えられるだけで、ラ
ッパーロールおよびマンドレル系の損耗や偏芯およびラ
ッパーロールで押しつけられることにより発生するマン
ドレル変位の考慮がされず、ラッパーロールをジャンプ
させても段差部を完全に回避することができず、トップ
マークが発生する。
ーロールの段差衝突を回避しようとする制御における問
題点としては、ラッパーロールのジャンプ量はプリセッ
トでストリップ厚み相当分程度が与えられるだけで、ラ
ッパーロールおよびマンドレル系の損耗や偏芯およびラ
ッパーロールで押しつけられることにより発生するマン
ドレル変位の考慮がされず、ラッパーロールをジャンプ
させても段差部を完全に回避することができず、トップ
マークが発生する。
【0008】この問題点の一例を具体的に説明すると、
図3に示すように、ラッパーロール2がストリップを押
し付けている際のマンドレルの位置1Aは、ラッパーロ
ール2に押し込まれ変位している。
図3に示すように、ラッパーロール2がストリップを押
し付けている際のマンドレルの位置1Aは、ラッパーロ
ール2に押し込まれ変位している。
【0009】ラッパーロール2は、押し込んだこの位置
を起点として与えられたジャンプ量基準でジャンプを行
うため、ラッパーロール2の押し付けから開放されたマ
ンドレルは元の位置1Bに復元し、又対向したラッパー
ロールの押し付けで更にマンドレルは変位されマンドレ
ル位置1Cとなりラッパーロール2に与えられたジャン
プ量に対しストリップS表面からの実ジャンプ量が小さ
くなり、段差部を完全に回避することができなくなるの
である。
を起点として与えられたジャンプ量基準でジャンプを行
うため、ラッパーロール2の押し付けから開放されたマ
ンドレルは元の位置1Bに復元し、又対向したラッパー
ロールの押し付けで更にマンドレルは変位されマンドレ
ル位置1Cとなりラッパーロール2に与えられたジャン
プ量に対しストリップS表面からの実ジャンプ量が小さ
くなり、段差部を完全に回避することができなくなるの
である。
【0010】本発明はこの問題点を解決し、トップマー
クの発生を防止して歩留りの向上を図るストリップの巻
取方法を提供する。
クの発生を防止して歩留りの向上を図るストリップの巻
取方法を提供する。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の技術的手段は、マンドレルに巻き取られたス
トリップを押さえるラッパーロールを備え、ストリップ
先端部に形成された段差部と衝突しないようラッパーロ
ールをジャンプさせ段差回避制御を行うようにした巻取
り設備によるストリップの巻取方法において、ラッパー
ロールおよび各支点部損耗やマンドレルの損耗に対し
て、ラッパーロール押付け力によるマンドレル撓み及び
巻取速度によるマンドレル軸芯振れの変化を加算して、
ラッパーロールのマンドレルに対する位置を制御するこ
とを特徴とするストリップの巻取方法である。
の本発明の技術的手段は、マンドレルに巻き取られたス
トリップを押さえるラッパーロールを備え、ストリップ
先端部に形成された段差部と衝突しないようラッパーロ
ールをジャンプさせ段差回避制御を行うようにした巻取
り設備によるストリップの巻取方法において、ラッパー
ロールおよび各支点部損耗やマンドレルの損耗に対し
て、ラッパーロール押付け力によるマンドレル撓み及び
巻取速度によるマンドレル軸芯振れの変化を加算して、
ラッパーロールのマンドレルに対する位置を制御するこ
とを特徴とするストリップの巻取方法である。
【0012】
【作用】本発明の巻取方法における作用の特徴は、ラッ
パーロールが段差部を完全に回避できるジャンプ量を演
算し位置を制御するところにある。一般的な巻取機は、
中心にマンドレルを設けその周囲には複数のラッパーロ
ールが配設され、該ラッパーロールのストリップ押し付
けや開閉動作は、連結されている油圧シリンダで行われ
ている。
パーロールが段差部を完全に回避できるジャンプ量を演
算し位置を制御するところにある。一般的な巻取機は、
中心にマンドレルを設けその周囲には複数のラッパーロ
ールが配設され、該ラッパーロールのストリップ押し付
けや開閉動作は、連結されている油圧シリンダで行われ
ている。
【0013】前記マンドレルやラッパーロールは長時間
連続使用されるため、ラッパーロール表面は摩耗し特に
中央部のストリップとの接触部の磨耗が大きい。またマ
ンドレルにおいては、マンドレル表面も磨耗し、マンド
レル内部の拡縮機構の摺動面も磨耗しガタが発生し、マ
ンドレルでストリップを巻き取る際には回転しているた
め偏心し、ストリップ巻取り中はラッパーロールの押し
付けで変位する。
連続使用されるため、ラッパーロール表面は摩耗し特に
中央部のストリップとの接触部の磨耗が大きい。またマ
ンドレルにおいては、マンドレル表面も磨耗し、マンド
レル内部の拡縮機構の摺動面も磨耗しガタが発生し、マ
ンドレルでストリップを巻き取る際には回転しているた
め偏心し、ストリップ巻取り中はラッパーロールの押し
付けで変位する。
【0014】これらの磨耗やガタ,変位は、全てラッパ
ーロールがストリップ段差を回避しようとしてジャンプ
する事に対し、ストリップとラッパーロール間の実ジャ
ンプ量を小さくする方向に作用している。そのためスト
リップ厚み相当程度のラッパーロールのジャンプ量基準
を与えても、実ジャンプ量がストリップ厚みよりも小さ
く、ラッパーロールと段差部の衝突が発生してしまう。
ーロールがストリップ段差を回避しようとしてジャンプ
する事に対し、ストリップとラッパーロール間の実ジャ
ンプ量を小さくする方向に作用している。そのためスト
リップ厚み相当程度のラッパーロールのジャンプ量基準
を与えても、実ジャンプ量がストリップ厚みよりも小さ
く、ラッパーロールと段差部の衝突が発生してしまう。
【0015】具体的に従来のラッパーロールジャンプ量
基準値Jo と本発明によるジャンプ量基準値JN の演算
式は次の(1),(2)式のように異なる。
基準値Jo と本発明によるジャンプ量基準値JN の演算
式は次の(1),(2)式のように異なる。
【0016】
【数1】 Jo =t+α ……………(1)
【0017】
【数2】 JN =t+α+C4 +C5 +C6 ……………(2)
【0018】ここでt :ストリップ厚み, α=f
(C1 ,C2 ,C3 ), C1 :ラッパーロール表面磨耗代(1〜3mm), C2 :マンドレル表面磨耗代(1〜3mm), C3 :マンドレル内部ガタ量(1〜3mm), C4 :マンドレル回転時の偏心量(1〜4mm), C4 =f(V), V:巻取適度, C5 :ラッパーロール押付け時のマンドレル撓み量
(0.01〜5mm)
(C1 ,C2 ,C3 ), C1 :ラッパーロール表面磨耗代(1〜3mm), C2 :マンドレル表面磨耗代(1〜3mm), C3 :マンドレル内部ガタ量(1〜3mm), C4 :マンドレル回転時の偏心量(1〜4mm), C4 =f(V), V:巻取適度, C5 :ラッパーロール押付け時のマンドレル撓み量
(0.01〜5mm)
【0019】
【数3】 C5 =K×P ……………(3)
【0020】K :マンドレルのバネ定数(0.01〜
0.05mm/トン), P :ラッパーロールの押付け力(1〜100トン), C6 :対向しているラッパーロールの押付によるマンド
レル変位
0.05mm/トン), P :ラッパーロールの押付け力(1〜100トン), C6 :対向しているラッパーロールの押付によるマンド
レル変位
【0021】上記のように、従来のラッパーロールジャ
ンプ量基準値JO は「ストリップ厚み+3〜5mm程
度」であったが、本発明によるラッパーロールのジャン
プ量基準値JN は「ストリップ厚み+3〜15mm以
上」となる。
ンプ量基準値JO は「ストリップ厚み+3〜5mm程
度」であったが、本発明によるラッパーロールのジャン
プ量基準値JN は「ストリップ厚み+3〜15mm以
上」となる。
【0022】即ち本発明による演算式(2)式より演算
したジャンプ量基準値JN でラッパーロールのマンドレ
ルに対する位置を制御することにより、ラッパーロール
はストリップの段差部を完全に回避することが実現で
き、トップマークの発生を防止することができる。
したジャンプ量基準値JN でラッパーロールのマンドレ
ルに対する位置を制御することにより、ラッパーロール
はストリップの段差部を完全に回避することが実現で
き、トップマークの発生を防止することができる。
【0023】
【実施例】以下本発明の好適な実施例を、図面を参照し
つつ説明する。
つつ説明する。
【0024】図4は、本発明を実施するに好適な巻取り
設備とその制御装置を示す図面であり、複数のラッパー
ロール2には、各々マンドレル1に対して該ラッパーロ
ール2を近接,離反させるための流体圧シリンダ7が連
結され、該流体圧シリンダ7には、サーボ弁8を介して
圧液を供給し得るようになっている。
設備とその制御装置を示す図面であり、複数のラッパー
ロール2には、各々マンドレル1に対して該ラッパーロ
ール2を近接,離反させるための流体圧シリンダ7が連
結され、該流体圧シリンダ7には、サーボ弁8を介して
圧液を供給し得るようになっている。
【0025】マンドレル1の上流側には、ストリップS
をマンドレル1に送給するための上下ピンチロール9,
10が配設され、下ピンチロール10には、ストリップ
Sの送り速度Vを検出する為の速度検出器11が接続さ
れ、上下ピンチロール9,10の出側にはストリップ先
端位置検出器12が接続され、速度および先端位置検出
器11,12からは、演算装置13へそれぞれの信号を
送り得るようになっている。
をマンドレル1に送給するための上下ピンチロール9,
10が配設され、下ピンチロール10には、ストリップ
Sの送り速度Vを検出する為の速度検出器11が接続さ
れ、上下ピンチロール9,10の出側にはストリップ先
端位置検出器12が接続され、速度および先端位置検出
器11,12からは、演算装置13へそれぞれの信号を
送り得るようになっている。
【0026】またラッパーロール2をストリップSに押
付ける際の押付け力設定器14およびラッパーロール2
のジャンプ量を演算設定するジャンプ量設定器15が設
けられ、各設定器14,15からは選択手段16および
サーボアンプ17を介して前記サーボ弁8に設定信号を
送り得るようになっており、演算装置18からは選択手
段16を切り換えるための切り換え装置18に指令信号
を与え得るようになっている。
付ける際の押付け力設定器14およびラッパーロール2
のジャンプ量を演算設定するジャンプ量設定器15が設
けられ、各設定器14,15からは選択手段16および
サーボアンプ17を介して前記サーボ弁8に設定信号を
送り得るようになっており、演算装置18からは選択手
段16を切り換えるための切り換え装置18に指令信号
を与え得るようになっている。
【0027】従ってストリップSの先端がストリップ先
端位置検出器12で検出され制御が開始されると、演算
装置13から切り換え装置18に指令信号が出力されて
選択手段16が切り換えられ、押付け力設定器14から
の信号がサーボアンプ17を介してサーボ弁8に送ら
れ、流体圧シリンダ7の反ロッド側チャンバに一定圧力
の圧液が供給されて、ラッパーロール2は一定圧力制御
が行われる。
端位置検出器12で検出され制御が開始されると、演算
装置13から切り換え装置18に指令信号が出力されて
選択手段16が切り換えられ、押付け力設定器14から
の信号がサーボアンプ17を介してサーボ弁8に送ら
れ、流体圧シリンダ7の反ロッド側チャンバに一定圧力
の圧液が供給されて、ラッパーロール2は一定圧力制御
が行われる。
【0028】次にストリップ先端部による段差部(図2
参照)がラッパーロール2に達するに際し、ラッパーロ
ール2の前記(2)式に示すジャンプ量演算式より演算
されたジャンプ量JN だけ、ラッパーロール2がジャン
プに要する時間Δt前に演算装置13から切り換え装置
18に指令信号が出力されて選択手段16が切り換えら
れる。
参照)がラッパーロール2に達するに際し、ラッパーロ
ール2の前記(2)式に示すジャンプ量演算式より演算
されたジャンプ量JN だけ、ラッパーロール2がジャン
プに要する時間Δt前に演算装置13から切り換え装置
18に指令信号が出力されて選択手段16が切り換えら
れる。
【0029】次いでジャンプ量設定器15から設定信号
がサーボアンプ17を介してサーボ弁8に送られ、流体
圧シリンダ7のロッド側チャンバに圧液が送られてラッ
パーロール2はマンドレル1からジャンプ量JN 位置ま
で後退し、ジャンピング制御が行われる。
がサーボアンプ17を介してサーボ弁8に送られ、流体
圧シリンダ7のロッド側チャンバに圧液が送られてラッ
パーロール2はマンドレル1からジャンプ量JN 位置ま
で後退し、ジャンピング制御が行われる。
【0030】次いで所定時間後サーボ弁8は切り換えら
れ、流体圧シリンダ7の反ロッド側チャンバに圧液が供
給されてラッパーロール2がマンドレル1側に前進し、
演算装置13から切り換え装置18に指令信号が出力さ
れて選択手段16が切り換えられ、再び一定圧力制御が
行なわれる。
れ、流体圧シリンダ7の反ロッド側チャンバに圧液が供
給されてラッパーロール2がマンドレル1側に前進し、
演算装置13から切り換え装置18に指令信号が出力さ
れて選択手段16が切り換えられ、再び一定圧力制御が
行なわれる。
【0031】再度段差部がラッパーロール2に近接する
と、上述のようにしてラッパーロール2はジャンピング
制御が行われ、以下同様にラッパーロール2の前進,お
よび一定圧力による押付けが巻取り完了まで繰り返し行
われる。
と、上述のようにしてラッパーロール2はジャンピング
制御が行われ、以下同様にラッパーロール2の前進,お
よび一定圧力による押付けが巻取り完了まで繰り返し行
われる。
【0032】このようにしてラッパーロール2のジャン
プ量の演算を前記(2)式に示すジャンプ量演算式で演
算し、ラッパーロール2の位置を制御することにより、
ラッパーロール2はストリップ先端部による段差部(図
2参照)との衝突を完全に回避することができ、トップ
マークの発生を防止することができる。
プ量の演算を前記(2)式に示すジャンプ量演算式で演
算し、ラッパーロール2の位置を制御することにより、
ラッパーロール2はストリップ先端部による段差部(図
2参照)との衝突を完全に回避することができ、トップ
マークの発生を防止することができる。
【0033】なお本発明の実施例では1個のラッパーロ
ールの動きについて説明したが、他のラッパーロールも
同様の制御を行い、トップマークの発生を防止すること
ができる。
ールの動きについて説明したが、他のラッパーロールも
同様の制御を行い、トップマークの発生を防止すること
ができる。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、ラッパー
ロールをジャンプさせる段差回避制御を行うに際して、
ラッパーロールやマンドレルの損耗等に対して、マンド
レル撓み及び巻取速度によるマンドレル軸芯振れの変化
を加算してラッパーロールの位置を制御することによ
り、巻取機にて巻取られたコイルの最内巻き部のトップ
マーク等の有害な疵の発生を防止し、歩留の低下を防止
して良質な製品コイルを得ることができる。
ロールをジャンプさせる段差回避制御を行うに際して、
ラッパーロールやマンドレルの損耗等に対して、マンド
レル撓み及び巻取速度によるマンドレル軸芯振れの変化
を加算してラッパーロールの位置を制御することによ
り、巻取機にて巻取られたコイルの最内巻き部のトップ
マーク等の有害な疵の発生を防止し、歩留の低下を防止
して良質な製品コイルを得ることができる。
【図1】従来の一般的な巻取り機の機器構成を示す略側
面図である。
面図である。
【図2】図1のA部詳細図である。
【図3】ラッパーロールの実ジャンプ量の説明図であ
る。
る。
【図4】本発明を実施するに好適な巻取り設備と、その
制御装置の一例を示す図面である。
制御装置の一例を示す図面である。
S ストリップ 1 マンドレル 2 ラッパーロール 3 ストリップの先端部 4 段差 7 流体圧シリンダ 8 サーボ弁 9 上ピンチロール 10 下ピンチロール 11 速度検出器 12 先端位置検出器 13 演算装置 14 押付け力設定器 15 ジャンプ量設定器 16 選択手段 17 サーボアンプ 18 切り換え装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 裕之 大分県大分市大字西ノ洲1 新日本製鐵 株式会社 大分製鐵所内内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B21C 47/00
Claims (1)
- 【請求項1】 マンドレルに巻き取られたストリップを
押さえるラッパーロールを備え、ストリップ先端部に形
成された段差部と衝突しないようラッパーロールをジャ
ンプさせ段差回避制御を行うようにした巻取り設備によ
るストリップの巻取方法において、ラッパーロールおよ
び各支点部損耗やマンドレルの損耗に対して、ラッパー
ロール押付け力によるマンドレル撓み及び巻取速度によ
るマンドレル軸芯振れの変化を加算して、ラッパーロー
ルのマンドレルに対する位置を制御することを特徴とす
るストリップの巻取方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30856593A JP2828393B2 (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | ストリップの巻取方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30856593A JP2828393B2 (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | ストリップの巻取方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07136718A JPH07136718A (ja) | 1995-05-30 |
JP2828393B2 true JP2828393B2 (ja) | 1998-11-25 |
Family
ID=17982557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30856593A Expired - Fee Related JP2828393B2 (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | ストリップの巻取方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2828393B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1979635B2 (en) * | 2006-02-01 | 2013-12-11 | Saint-Gobain Performance Plastics Corporation | Method of making shaped composites |
-
1993
- 1993-11-16 JP JP30856593A patent/JP2828393B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07136718A (ja) | 1995-05-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980908 |
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