JP2827708B2 - 垂直スクリューコンベアによる搬送方法 - Google Patents

垂直スクリューコンベアによる搬送方法

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JP2827708B2
JP2827708B2 JP4159743A JP15974392A JP2827708B2 JP 2827708 B2 JP2827708 B2 JP 2827708B2 JP 4159743 A JP4159743 A JP 4159743A JP 15974392 A JP15974392 A JP 15974392A JP 2827708 B2 JP2827708 B2 JP 2827708B2
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rotating shaft
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紀夫 藤原
吉也 羽生田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、穀物や石灰等の粒状
物、掘削土砂、ヘドロなどの搬送物を垂直スクリューコ
ンベアによって搬送するための搬送方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】垂直スクリューコンベアは、下部に取入
れ口、上部に排出口を設けた垂直ケーシングと、該垂直
ケーシングの上下を貫通する回転軸と、該回転軸の外周
に配置した螺旋状のスクリューとからなるもので、穀物
や石灰等の粒状物、掘削土砂、ヘドロ等の搬送物を、回
転軸の回転により前記スクリューの螺旋に沿ってケーシ
ングの下部から上部に向けて略垂直に連続搬送すること
ができ、したがって限られた作業空間内においても広い
場所を必要とすることなく掘削土砂等の搬送物を容易に
上方に搬送することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
垂直スクリューコンベアによる搬送物の搬送方法では、
ケーシング内における搬送物の充填率が低く、したがっ
て効率良く搬送物を垂直上方に搬送することができない
という問題があった。
【0004】この発明は上記問題点に着目してなされた
ものであって、その目的は、搬送物のケーシング内にお
ける充填率を高めて、搬送物を効率良く垂直上方に搬送
することのできる垂直スクリューコンベアによる搬送
法を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記目的を
鑑みてなされたもので、垂直に立てられたケーシングの
上下を貫通する回転軸を設け、該回転軸の外周に螺旋状
のスクリューを配置してなり、該回転軸の回転により前
記スクリューの螺旋に沿ってケーシングの下部から上部
に向けて搬送物を連続搬送する垂直スクリューコンベア
による搬送方法において、輸送される搬送物が水分を含
む場合において、前記ケーシングに正極を印荷するとと
もに前記スクリューに負極を印荷して、電気浸透現象に
より搬送物中の水分をスクリュー側に移動させることに
より、搬送物と前記ケーシングの内面との間の摩擦係数
を搬送物とスクリューの表面との間の摩擦係数より大き
くなるように設定しつつ搬送物を搬送することを特徴と
する垂直スクリューコンベアによる搬送方法を要旨とす
る。
【0006】
【0007】ここで、前記搬送物とは、垂直スクリュー
コンベアによって従来搬送されていた全ての搬送物をい
い、例えば穀物や石灰等の粒状物、掘削土砂、ヘドロな
どを挙げることができる。
【0008】
【0009】
【0010】
【0011】
【作用】以上の構成を有するこの発明の垂直スクリュー
コンベアによる搬送方法によれば、搬送物とケーシング
の内面との間の摩擦係数が搬送物とスクリューの表面と
の間の摩擦係数より大きくなるように設定されるので、
ケーシング内を連続して上昇搬送される搬送物は、ケー
シング内面の方が摩擦抵抗が大きいためその上昇速度が
抑制され、スクリュー間に充満することによってケーシ
ング内に密に充填され、これによって搬送物を効率良く
垂直上方に搬送することができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明を図面を用いて詳細に説明す
る。
【0013】図1は第一実施例による垂直スクリューコ
ンベアを示すもので、例えばケーソン工法等において、
搬送物としての掘削土砂を垂直上方に搬送する場合に適
用したものである。そして、この垂直スクリューコンベ
アは、下部に土砂取入れ口1aを、上部一側部に排出口
1bをそれぞれ開口した状態で垂直に立設する筒形ケー
シング1と、ケーシング1の上下を貫通して回転可能に
軸受された回転軸2と、ケーシング1の上部にあって回
転軸2に軸結された駆動モータ3と、回転軸2の外周に
一体的に配置された螺旋状のスクリュー4とを備えてい
る。
【0014】また、ケーシング1の下端部、すなわち土
砂取入れ口1aは搬送しようとする土砂5の内部に埋設
されるとともに土砂取込み用スクリュー11が設けら
れ、一方排出口1bにはシュート6が取り付けられ、そ
の下部には図示しないが一時貯蔵用のホッパーあるいは
搬送用ダンプカーなどが待機している。そして、ケーシ
ング1内のスクリュー4の回転によって取入れ口1aか
ら取り入れた土砂5は排出口1bまで垂直上方に搬送さ
れ、シュート6を通じて前記ホッパー等に排出されるよ
うになっている。
【0015】ここで、ケーシング1の内壁面には、図の
一部に拡大して示すように、例えばスプライン加工等に
よる凹凸7が形成され、一方スクリュー4の外表面に
は、テフロン加工8などによって覆われた滑性面が形成
されている。したがって、ケーシング1内を搬送移動す
る土砂5とケーシング1の内壁面との間の摩擦係数は、
土砂5とスクリューの表面との間の摩擦係数より大きく
なるように設定されている。
【0016】以上の構成において、ケーシング1内を垂
直上方に搬送される土砂5は、これとケーシング1の内
壁面との間の摩擦係数が大きいことにより、内壁面の摩
擦抵抗によって上昇速度が抑えられ、これによってケー
シング内に充填される。
【0017】なお、上記第一実施例では、ケーシング1
の内壁面に凹凸7を形成するとともにスクリュー4の外
表面をテフロン加工8により覆っているが、ケーシング
1の内壁面と土砂5との間の摩擦係数の方を大きくする
ことができれば、必ずしもケーシング1の内壁面に凹凸
7を形成する必要はない。
【0018】また、図2は、第二実施例を示すもので、
本発明の搬送方法に係り、例えばヘドロ等の水分を多く
含む土砂を対象とするものである。同図における垂直ス
クリューコンベアは、ケーシング1とスクリュー4及び
回転軸2は電気伝導体により構成される。そして、直流
電源10によりケーシング1には正極をスクリュー4及
び回転軸2には負極をそれぞれ印荷する。なお、この実
施例では、Aに示す区間のみに電気が伝導するように構
成し、他の部分を絶縁処理することによって、地中等へ
の漏電を防止している。
【0019】このようにすることで、この第二実施例で
は、区間Aにおいて、土砂中の水分は電気浸透現象によ
り負極側電極を構成するスクリュー4側に引かれ、一方
土粒子は正極側電極を構成するケーシング1の内壁面側
に引かれる。その結果、土砂中の含水比率がスクリュー
4側で高く、ケーシング1の内壁面側で低くなり、土砂
との摩擦係数が相対的にケーシング1側で大きく、スク
リュー4側で小さくなり、これによって前記実施例と同
様の作用によりにケーシング1内の土砂5の充填率を高
くすることができるのである。
【0020】なお、この第二実施例においては適宜絶縁
処理を施すこと以外は、既存の垂直スクリューコンベア
の主要部の改変を伴うことがなく、単に両極間に印加さ
れる電流値を適宣設定することで、容易にケーシング1
内の土砂5の充填率を向上することができる。
【0021】また、上記第一実施例及び第二実施例にお
いては、土砂を垂直上方に搬送する場合について記載し
たが、穀物、石灰等の粒状物などのその他の搬送物を搬
送する場合についても容易に適用することができる。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明に
よる搬送物の搬送方法は、搬送物とケーシングの内面と
の間の摩擦係数が搬送物とスクリューの表面との間の摩
擦係数より大きくなるように設定されるので、搬送物を
ケーシング内に容易に充填することができ、これによっ
て搬送物を効率良く垂直上方に搬送することができると
ういう効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例による垂直スクリューコンベアの断
面説明図である。
【図2】この発明に係る第二実施例による垂直スクリュ
ーコンベアの断面説明図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 回転軸 3 モータ 4 スクリュー 5 土砂 7 凹凸 8 テフロン加工 10 直流電源
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B65G 33/00 - 33/38 E02F 7/00 E02F 3/92

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 垂直に立てられたケーシングの上下を貫
    通する回転軸を設け、該回転軸の外周に螺旋状のスクリ
    ューを配置してなり、該回転軸の回転により前記スクリ
    ューの螺旋に沿ってケーシングの下部から上部に向けて
    搬送物を連続搬送する垂直スクリューコンベアによる搬
    送方法において、 輸送される搬送物が水分を含む場合において、前記ケー
    シングに正極を印荷するとともに前記スクリューに負極
    を印荷して、電気浸透現象により搬送物中の水分をスク
    リュー側に移動させることにより、搬送物と前記ケーシ
    ングの内面との間の摩擦係数を搬送物とスクリューの表
    面との間の摩擦係数より大きくなるように設定すること
    を特徴とする垂直スクリューコンベアによる搬送方法。
JP4159743A 1992-06-18 1992-06-18 垂直スクリューコンベアによる搬送方法 Expired - Lifetime JP2827708B2 (ja)

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JPH061418A JPH061418A (ja) 1994-01-11
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JP2008178770A (ja) * 2007-01-23 2008-08-07 Konishi Co Ltd 接着剤注入パイプ
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JPS62136420A (ja) * 1985-12-06 1987-06-19 Shonan Sangyo Kk 垂直型スクリユ−コンベヤ

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