JP2827174B2 - 洗浄用樹脂組成物 - Google Patents

洗浄用樹脂組成物

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JP2827174B2
JP2827174B2 JP7124329A JP12432995A JP2827174B2 JP 2827174 B2 JP2827174 B2 JP 2827174B2 JP 7124329 A JP7124329 A JP 7124329A JP 12432995 A JP12432995 A JP 12432995A JP 2827174 B2 JP2827174 B2 JP 2827174B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は熱可塑性樹脂の成型加工
において色変え、樹脂変え等のため、加工機械を洗浄す
る際に使用する洗浄用樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂は優れた加工性を生かし
て、プレス成型品、射出成型品、フィルム、シートなど
の押出成型品、中空成型品などの多岐に渡る製品が製造
されており、その用途はますます拡がりをみせ、デザイ
ンの多様化が進んでいる。
【0003】その結果品種の切り替えの要求が高まり、
色変え、樹脂変えの頻度が多くなってきた。色変え、樹
脂変えには、その都度加工機の分解掃除が必要であり、
それが生産性の低下をもたらすと共にコストアップの要
因となっている。そこで生産性を維持するために、従来
から洗浄剤として樹脂組成物も使用されている。上記洗
浄用樹脂組成物は、ポリエチレン、ポリプロピレンなど
の熱可塑性樹脂に滑剤、界面活性剤を添加したもの、無
機フィラー、ガラス繊維を配合したもの、メタアクリル
樹脂などの溶融粘度の高い材料を使用するもの等であ
る。
【0004】また従来の洗浄用樹脂組成物としては、滑
剤、界面活性剤を組み合わせて洗浄効果を高めたもの
(特開昭62−195045)、無機化合物と組み合わ
せたもの(特開平1−234445)、無機化合物を限
定したもの(特開平5−269755)、水分、炭酸ガ
スなど加工中に発生する気泡を利用したもの(特開平1
−167353、同4−239099)、熱可塑性樹脂
の種類を限定したもの(特開平3−182535、同5
−98298)、ポリオレフィン系樹脂の溶融粘度を限
定したもの(特開平2−308838、同3−2165
3)などが提案されている。
【0005】しかしながら上記洗浄用樹脂組成物はまだ
洗浄効果が充分でない。例えば、メルト・インデックス
値の低いポリエチレンは、確かに洗浄効果を示すが、そ
の効果は狭い温度域に限られ、洗浄を行なうことが出来
ても、洗浄剤自身がシリンダー中に滞留し、洗浄剤を排
出するためにさらに樹脂を必要としたり、また洗浄剤自
身を排出するためにシリンダーの温度を下げる必要性が
起こったりして、逆に生産性を低下させる要因となって
いる。また、ある加工温度で洗浄効果が期待出来ても、
加工温度が高くなると洗浄効果が極端に低下することも
よく起こる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らは従来技術
の問題点に着目し、鋭意検討を加えた結果本発明を完成
するに至ったもので、その課題は、極めて洗浄効果に優
れかつ使用温度域が広い洗浄用樹脂組成物を得ることで
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、洗浄作用
を、樹脂がスクリューにより溝内を移動し、シリンダー
内に残っている樹脂を機械的にかき出す排出作用(パー
ジ作用)と、シリンダー内に残っている樹脂を拭き取る
ように洗い流す拭き取り作用(ワイピング作用)に分け
て考え、この両者を満足させるにはどうしたら良いかに
ついて研究した結果、本発明に至った。
【0008】すなわち、架橋性オレフィン重合体は単
独ではパージ作用を持つが、架橋性オレフィン重合体と
他の樹脂との相溶性が悪いために、拭き取り作用が発現
し難く、架橋性オレフィン重合体単体がシリンダー内に
滞留し易いこと、オレフィン重合体単体は架橋性オレ
フィン重合体に比べて、他の樹脂との相溶性が良いの
で、拭き取り作用に優れるものの、洗浄後シリンダー内
にオレフィン重合体単体が滞留し易いこと、シリンダ
ー温度によってオレフィン重合体単体の溶融粘度が変わ
るので洗浄剤として使用できるサービス温度領域に制限
があること、等が判明したが、本発明の洗浄用樹脂組成
物によればこのような知見を効果的に活用することがで
きる。
【0009】即ち本発明の洗浄用樹脂組成物は、架橋オ
レフィン重合体(A)を主成分とし、熱可塑性樹脂の成
型加工において色変え、樹脂変え等のため、加工機械を
洗浄する際に使用する洗浄用樹脂組成物であって、前記
架橋オレフィン重合体(A)は、メルトインデックス値
が1.0g/10分以下のオレフィン重合体(C)と
子中にビニル基またはアルコキシシラン基を含有する
橋性オレフィン重合体(D)との混合架橋物であり、メ
ルトインデックス値が1.0g/10分以下のオレフィ
ン重合体(C)と分子中にビニル基またはアルコキシシ
ラン基を含有する架橋性オレフィン重合体(D)との割
合が重量%で20〜80:80〜20であることを特徴
とするものである。
【0010】また本発明の洗浄用樹脂組成物は、架橋オ
レフィン重合体(A)とオレフィン重合体(B)とを
成分とし、熱可塑性樹脂の成型加工において色変え、樹
脂変え等のため、加工機械を洗浄する際に使用する洗浄
用樹脂組成物であって、前記架橋オレフィン重合体
(A)は、メルトインデックス値が1.0g/10分以
下のオレフィン重合体(C)と分子中にビニル基または
アルコキシシラン基を含有する架橋性オレフィン重合体
(D)との混合架橋物であり、メルトインデックス値が
1.0g/10分以下のオレフィン重合体(C)と分子
中にビニル基またはアルコキシシラン基を含有する架橋
性オレフィン重合体(D)との割合が重量%で20〜8
0:80〜20でであることを特徴とするものであって
も良い。
【0011】本発明の特徴は、架橋オレフィン重合体
(A)を含有する洗浄用樹脂組成物の架橋オレフィン重
合体(A)を、メルトインデックス値が1.0g/10
分以下のオレフィン重合体(C)と分子中にビニル基ま
たはアルコキシシラン基を含有する架橋性オレフィン重
合体(D)(以下、単に架橋性オレフィン重合体とい
)との混合物とすることによって、パージ作用とワ
イピング作用の両作用を兼備した洗浄効果を発揮し、オ
レフィン重合体(C)とオレフィン重合体(C)架橋
オレフィン重合体(D)の配合比を変えることによっ
て、サービス温度領域が広くかつシリンダー内に滞留す
ることのない洗浄用樹脂組成物を提供できるようにした
点にある。
【0012】高密度ポリエチレンを例にとれば、最適洗
浄効果を得るためには、そのメルト・インデックス値に
よって、洗浄温度を選ぶ必要があったが、本発明による
洗浄用樹脂組成物ではサービス温度が広いので、対応可
能な範囲が増えることを意味している。
【0013】本発明における架橋オレフィン重合体
(A)の製造に使用するオレフィン重合体(C)のメル
トインデックス値は1.0g/10分以下のものである
が、とりわけ0.01〜0.5g/10分のものが好ま
しい結果を与える。
【0014】メルトインデックス値が0.01g/10
分より小さいと、パージ作用はあるものの、前記のワイ
ピング作用が次第に低下するので、洗浄効果が低下し、
一方メルトインデックス値が1.0g/10分を越える
とパージ作用は次第に低下し、ワイピング作用もまた低
下する。
【0015】本発明において架橋オレフィン重合体
(A)の製造に使用するオレフィン重合体(C)として
は、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンと少量割
合(一般に0.1〜15重量% 好ましくは0.5〜6
重量%)のプロピレンおよび/またはブテンなど他の単
量体との共重合体、およびプロピレンと少量割合(一般
に0.1〜15重量%、好ましくは0.5〜6重量%)
のエチレンおよび/またはブテン−1および/ヘキセン
−1の共重合体を挙げることができる。
【0016】具体的には、超低密度ポリエチレン、低密
度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチ
レンなどのポリエチレン樹脂、ポリプロピレン、プロピ
レン含量が0.1〜15重量%のエチレン/プロピレン
共重合体、ブテン−1含量が0.1〜15重量%のエチ
レン/ブテン−1共重合体、ヘキセン−1含量が0.1
〜15重量%のエチレン/ヘキセン−1共重合体、酢酸
ビニル含量が0.1〜15重量%のエチレン/酢酸ビニ
ル共重合体、アクリル酸含量が0.1〜15重量%のエ
チレン/アクリル酸共重合体、アクリル酸エチル含量が
0.1〜15重量%エチレン/アクリル酸エチル共重合
体、アクリル酸メチル含量が0.1〜15重量%のエチ
レン/アクリル酸メチル共重合体、メタクリル酸メチル
含量が0.1〜15重量%のエチレン/メタクリル酸メ
チル共重合体、エチレン含量が0.1〜15重量%のプ
ロピレン/エチレン共重合体、ブテン−1含量が0.1
〜15重量%のプロピレン/ブテン−1共重合体、ヘキ
セン−1含量が0.1〜15重量%のプロピレン/ヘキ
セン−1共重合体の中から選ぶことができるが、この内
ポリエチレンは最も望ましい結果を与える。
【0017】本発明に使用する架橋オレフィン重合体
(A)は分子中にビニル基またはアルコキシシラン基を
含有する架橋性オレフィン重合体(D)を触媒作用によ
り熱または水で架橋させる方法等によって得ることがで
きる。
【0018】なかでも、分子中にビニル基またはアルコ
キシシラン基を含有する架橋性オレフィン重合体(D)
は、使用可能な架橋性オレフィン重合体に制限がないこ
と、特殊で高価な架橋設備を必要としないことなどか
ら、特に好ましい方法である。
【0019】分子中にビニル基またはアルコキシシラン
基を含有する架橋性オレフィン重合体(D)は、該ビニ
ル基またはアルコキシシラン基により、樹脂を混合後架
橋するものである。
【0020】架橋性オレフィン重合体(D)の好ましい
例は、ビニルシラン化合物で変成されたオレフィン重合
体である。具体的には、ビニルシラン化合物、例えばビ
ニルトリメトキシシラン、γ−メタクロイルオキシプロ
ピルトリメトキシシランをポリオレフィン樹脂にグラフ
ト共重合させたもの、またはビニルシラン化合物とエチ
レンとをランダム共重合させたものである。
【0021】これらのビニルシラン変性タイプの架橋性
オレフィン重合体については、例えば特公昭48−17
11号、特開昭59−36115号に公報に詳細に記載
されており、また市場で入手することができる。ビニル
シラン変性タイプのオレフィン重合体(D)は、シラノ
ール縮合触媒、例えばジブチル錫ジラウレートにより水
で容易に架橋反応が進行するので、化学架橋法や電子線
架橋法に比べ極めて有利である。
【0022】本発明で用いられるビニルシラン変性オレ
フィン重合(D)は、JIS C3005に規定され
る架橋度で2重量%以上であることが望ましく、中でも
4重量%以上であることが好ましく、特に好ましいのは
4〜90重量%の範囲である。
【0023】本発明で用いられる架橋オレフィン重合
(A)は分子中にビニル基またはアルコキシシラン基を
含有する架橋性オレフィン重合体(D)を含む組成であ
り、目的に応じてメルトインデックス値が1.0g/1
0分以下のオレフィン重合体(C)と種々の割合に混合
した後、架橋工程を経て製造される。上記架橋性オレフ
ィン重合体(D)と上記オレフィン重合体(C)の割合
は、重量%で20〜80:80〜20である。
【0024】架橋オレフィン重合体(A)を製造する
際、メルトインデックス値が1.0g/10分以下の
レフィン重合体(C)を分子中にビニル基またはアルコ
キシシラン基を含有する架橋性オレフィン重合体(D)
に混合するのは、架橋性オレフィン重合体(D)に混合
するのは、架橋性オレフィン重合体(D)のみでは洗浄
の際、排出したい樹脂との馴染みが悪く、相分離を起こ
し十分な洗浄効果が得られない点を改善するためであ
る。
【0025】架橋性オレフィン重合体(D)の架橋度お
よびオレフィン重合体(C)との配合比は使用目的に応
じて適宜選ぶことができる。また使用するオレフィン重
合体(C)は架橋性オレフィン重合体(D)が架橋構造
を持つために流動性が低くなることを考慮してそのグレ
ードおよび配合比を選ぶ必要がある。
【0026】本発明に係る洗浄用樹脂組成物は、さらに
上記架橋オレフィン重合体(A)とオレフィン重合体
(B)とを混合しても製造することができる。この際使
用するオレフィン重合体(B)には、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、エチレンと少量割合(一般に0.1〜1
5重量%、好ましくは0.5〜6重量%)のプロピレン
および/またはブテンなど他の単量体との共重合体、お
よびプロピレンと少量割合(一般に0.1〜15重量
%、好ましくは0.5〜6重量%)のエチレンおよび/
またはブテン−1および/またはヘキセン−1の共重合
体を挙げることができる。
【0027】オレフィン重合体(B)としては、洗浄効
果を考慮して、メルトインデックス値が1.0g/10
分以下の、とりわけ0.01〜0.5g/10分のオレ
フィン重合体から選ぶことが望ましく、ポリエチレンが
特に望ましい。架橋オレフィン重合体(A)とオレフィ
ン重合体(B)の組成比を変えることによって、広い使
用温度域での適用が可能になる。オレフィン重合体
(B)と架橋オレフィン重合体(A)の混合は、ヘンシ
ェルミキサー、Vブレンダー、タンブラーなどによるの
が好適である。
【0028】この際のオレフィン重合体(B)と架橋オ
レフィン重合体(A)の混合割合は重量%で90以下:
10以上である。架橋オレフィン重合体(A)が10重
量%未満ではパージ作用が十分に発現しない。本発明の
実施に当たっては、必要に応じて酸化防止剤、帯電防止
剤、滑剤、界面活性剤、無機充填剤、発泡剤などを加え
ることができる。
【0029】本発明の洗浄用樹脂組成物は、基本的には
架橋オレフィン重合体(A)を含有する組成物である
が、架橋オレフィン重合体(A)を構成するオレフィン
重合体(C)によってワイピング作用が発揮される。こ
のようにメルトインデックス値が1.0g/10分以下
オレフィン重合体(C)と分子中にビニル基またはア
ルコキシシラン基を含有する架橋性オレフィン重合体
(D)からなる組成物により、パージ作用とワイピング
作用が同時に得られ、また、洗浄剤がシリンダー中に滞
留しないことを見出した点に本発明の特徴があるという
ことができる。
【0030】本発明の洗浄用樹脂組成物を適用できる樹
脂としては、射出成型、押出成型に使用される樹脂の内
から選ぶことができ、ポリエチレン、ポリプロピレン、
ポリスチレン、アクリロニトリル/スチレン共重合体、
アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン共重合体、ポ
リメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ポリアセ
タール、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリアリレート、ポリアミド、ポリフェ
ニレンエーテル、ポリフェニレンサルファイド、ポリエ
ーテルサルフォンなど種々の樹脂を挙げることができ
る。
【0031】
【実施例】以下実施例を具体的に例示するが、本発明は
これら実施例に限定されるものではない。
【0032】洗浄効果の評価は以下の方法で実施した。
【0033】1 インジェクション・プレート法 1)前成型 樹脂100重量%に、ブルー系顔料マスターバッチ(ヘ
キスト社製 商品名”Remafin Blue 90
2AG)2.5重量%を加えた着色樹脂200gを山城
精機製の1オンスの射出成形機で射出成型した。
【0034】 2)洗浄用樹脂組成物による前成型樹脂の排出 上記着色材料を排出した後、洗浄用樹脂組成物200g
を投入し、同組成物100gを排出した後、スクリュー
回転を停止し、そのまま5分間放置した。
【0035】 3)後成形樹脂による前洗浄 後成形に使用する樹脂のナチュラルグレード200gを
投入して、上記洗浄用樹脂組成物の残部を排出した。
【0036】 4)後成形 後成形に使用する樹脂100重量%に、白色系顔料マス
ターバッチ(ヘキスト社製 商品名”Remafin
White EEF 90)1.0重量%を加えた白色
の組成物200gを、前成型と同じ成型機で成型し、最
初の3ショットは廃棄し、4ショット目からサンプリン
グを開始した。
【0037】 5)プレートの色調測定 射出成型によって得られたプレート(55ミリ×50ミ
リ×3ミリ)の色調をクラボウ社製の分光光度計を用い
て測定し、洗浄効果を評価した。
【0038】本発明に係る洗浄用樹脂組成物を使用する
前に、射出成型によって得られたプレートについて、白
を基準として色差(Δb)測定した。次いで洗浄用樹
脂組成物で置換を行った後に射出成型によって得られた
プレートについて、白を基準とした色差(Δb)を測
定し、Δb/Δbの値でもって洗浄効果を評価した
(表1のショット数の欄において該値が低いほど洗浄効
果は高いことを示している)。
【0039】 2 押出しテスト法 池貝鉄工社製50ミリの造粒押出機を使って、樹脂10
0部にブルー系顔料マスターバッチ(ヘキスト社製 商
品名”Remafin Blue 902AG)2.5
重量%を加えた組成物1kgの造粒を行なった。
【0040】次いで、上記着色材料を排出した後、洗浄
用樹脂組成物1000gを投入し、中速で樹脂を500
g押し出した後、ダイス部を開き、次いでスクリュー回
転を高速にして残りの洗浄用樹脂組成物を排出し、洗浄
効果を評価した。
【0041】実施例 1 架橋オレフィン重合体の製造 ポリエチレン系シラン架橋性ポリマー(三菱化学社製
商品名”リンクロンCH750T”:ポリエチレン・ビ
ニルトリメトキシシラングラフト共重号体、メルトイン
デックス:0.7)100重量%、高密度ポリエチレン
(東燃石油化学社製、商品名”東燃ポリエチレン B6
011” メルトインデックス:0.25)100重量
%、ジブチル錫ジラウレート5重量%の混合物5kgを
ヘンシェル・ミキサーで混合し、これを造粒押出機(池
貝鉄工社製、シリンダー径40ミリ)にて溶融、混練
し、ペレットを製造した。
【0042】シリンダーの温度は、C:240℃、C
:250℃、C:260℃、C:260℃、
:260℃、C:260℃、ダイ:250℃であ
った。
【0043】得られたペレットを90℃、99%のスチ
ーム中で放置することによって架橋させ、脱水、乾燥し
て架橋ポリマーを得た。
【0044】洗浄用樹脂組成物の製造 上記架橋オレフィン重合体25重量%、高密度ポリエチ
レン(三菱化学社製商品名”三菱ポリエチ−HD HF
310”メルトインデックス:0.06)75重量%、
界面活性剤として脂肪族アミド(花王石鹸社製 商品
名”花王ワックス EB・G”)1重量%の混合物5k
gをヘンシェル・ミキサーで混合し、洗浄用樹脂組成物
を得た。
【0045】洗浄効果の評価 インジェクション・プレート法を使って洗浄効果を評価
した。前成型及び後成型に日本石油化学社製ポリプロピ
レン(商品名”日石ポリプロ J−150G”メルトイ
ンデックス:8.0)を使用した。
【0046】成型条件はC温度:210℃、C
度:210℃、ノズル温度:200℃で、射出圧力:4
50/kg/cm、背圧:70kg/cmであっ
た。結果は表1に示す通り良好な洗浄効果を示した。
【0047】比較例 1 洗浄用樹脂組成物として、高密度ポリエチレン(三菱化
学社製 商品名”三菱ポリエチ−HD HF310”、
メルトインデックス:0.06)100重量%、脂肪族
アミド(花王石鹸社製 商品名”花王ワックス EB・
G”)1重量%の混合物に変えた以外は実施例1と同じ
条件で成型したが、着色樹脂の滞留が認められ、洗浄効
果は劣っていた。結果を表1に示した。
【0048】比較例 2 架橋オレフィン重合体の製造において、ポリエチレン系
シラン架橋性ポリマーを100重量%、高密度ポリエチ
レンを0重量%に変えた以外は実施例1の架橋オレフィ
ン重合体の製造と同じ方法で架橋オレフィン重合体を製
造し、次いで洗浄用樹脂組成物の製造に当たり実施例1
の方法に従って、オレフィン重合体と架橋オレフィン重
合体の組成比を75:25の組成比に配合し、脂肪族ア
ミド(花王石鹸社製 商品名”花王ワックス EB・
G”)1重量%を加え洗浄用樹脂組成物を調製した。
【0049】比較例2の洗浄用樹脂組成物は、架橋オレ
フィン重合体がオレフィン重合体と相溶性がない状態で
押出されるので、架橋オレフィン重合体が半溶融状態で
流出する。洗浄効果が十分でないので、得られた射出成
型品には、着色樹脂の滞留が認められ、かつ、架橋オレ
フィン重合体の残渣(滞留物)が混ざったものであっ
た。結果を表1に示した。
【0050】実施例 2 実施例1の前成型の着色材料をポリプロピレンからアク
リロニトリル/スチレン/ブタジエン共重合体(三菱化
学製 商品名“タフレックス・TFX−410”メルト
インデックス:16)に変えた以外は実施例1と同じ方
法で射出成型し洗浄用樹脂組成物の効果を見た。
【0051】この際の前成型および後成型の成型条件は
温度:230℃、C温度230℃、ノズル温度:
210℃で、射出圧力:600/kg/cm、背圧:
70/kg/cmであった。結果は表1に示したとお
り、良好な洗浄効果が認められた。
【0052】比較例 3 実施例1の架橋オレフィン重合体製造に使用するオレフ
ィン重合体をメルトインデックス:1.5の高密度ポリ
エチレン(三菱化学社製 商品名“三菱ポリエチ−HD
EY40H”)に変えた以外は実施例1と同じ方法で
洗浄用樹脂組成物を調製し、射出成型して洗浄用樹脂組
成物の効果を見た。結果は表1に示した通り、洗浄効果
が低下した。
【0053】実施例 3 池貝鉄工社製50ミリの造粒押出機を使って、シリンダ
ー温度220℃で日本石油化学製ポリプロピレン(商品
名“日石ポリプロ・E420G”メルトインデックス:
1.5)100重量%にブル-系顔料マスターバッチ
(ヘキスト社製商品名“Remafin blue 9
02AG)2.5重量%を加えた組成物5kgの造粒を
行なった。
【0054】次いで、上記着色材料を排出した後、オレ
フィン重合体と架橋オレフィン重合体の配合比を60:
40に変えた以外は実施例1に従って調製した洗浄用樹
脂組成物1kgを投入し、押出テスト法でシリンダ温度
220℃で洗浄効果を見た。
【0055】実施例3の樹脂の排出は極めて容易であ
り、スクリュー溝の先端部分から吐出された洗浄用樹脂
組成物はスクリュー溝に付着することなく容易にスクリ
ュー溝から離脱した。
【0056】また、ブレーカー・プレートに付着した洗
浄用樹脂組成物の除去は極めて容易であり、ブレーカー
・プレートの孔部に詰まった洗浄用樹脂組成物はエアー
ガンで簡単に取り除く事が出来た。結果を表2に示す。
【0057】比較例 4 洗浄用樹脂組成物として比較例1の洗浄剤を用いた以外
は実施例3の押出テスト法と同じ条件で洗浄効果を見
た。スクリューをシリンダーから抜き出す際、樹脂の粘
着による抵抗があり、スクリューへの樹脂の滞留が認め
られた。この樹脂をブラシで掃除するのに20分かかっ
た。結果を表2に示す。
【0058】実施例 4 架橋オレフィン重合体の製造において、ポリエチレン系
シラン架橋性ポリマー量を50部、高密度ポリエチレン
を三井石油化学社製、商品名“ハイゼックス3000
B”メルインデックス:0.7)150重量%、ジブチ
ル錫ジラウレート2.5重量%に変えた以外は実施例1
の架橋オレフィン重合体の製造と同じ方法で架橋オレフ
ィン重合体を製造し、次いで洗浄用樹脂組成物の製造に
当たりオレフィン重合体を三菱化学社製 商品名“三菱
ポリエチ−HD FY50D”メルトインデックス:
0.4)に変え、オレフィン重合体と架橋オレフィン重
合体の組成比を20:80に変えた以外は実施例3に従
って洗浄用樹脂組成物を調製し、実施例3の押出テスト
法と同じ条件で洗浄効果を見た。結果は表2に示す様に
実施例3と同じく良好な洗浄効果を示した。
【0059】比較例 5 実施例4の架橋オレフィン重合体の製造において、ポリ
エチレン系シラン架橋性ポリマーを15重量%、オレフ
ィン重合体を85重量%に変えた以外は実施例4と同じ
方法で洗浄用樹脂組成物を調製した。
【0060】比較例5の洗浄用樹脂組成物の洗浄効果を
実施例3の方法にしたがって評価したところ、スクリュ
ーをシリンダーから抜き出す際、樹脂の粘着による抵抗
があり、スクリューへの樹脂の滞留が認められた。この
樹脂をブラシで掃除するのに15分かかった。結果を表
2に示す。
【0061】比較例 6 ポリエチレン系シラン架橋性ポリマー量を90重量%、
高密度ポリエチレン量を10重量%に変えた以外は実施
例4と同じ方法で架橋オレフィン重合体を製造した。つ
いで実施例4に従ってメルトインデックス:0.4のオ
レフイン重合体と上記架橋オレフィン重合体を70:3
0重量%の割合で混合し洗浄用樹脂組成物を調製した。
【0062】比較例6の洗浄用樹脂組成物の洗浄効果を
実施例3の方法にしたがって評価したところ、スクリュ
ーをシリンダーから抜き出す際、樹脂の粘着による抵抗
があり、スクリューへの樹脂の滞留が認められた。また
樹脂をブラシで掃除するのに11分かかった。結果を表
2に示す。
【0063】実施例 5 架橋オレフィン重合体の製造において、ポリエチレン系
シラン架橋性ポリマーを140重量%、高密度ポリエチ
レンを60重量%、ジブチル錫ジラウレート7重量%に
変えた以外は実施例4の架橋オレフィン重合体の製造と
同じ方法で架橋オレフィン重合体を製造し、次いで洗浄
用樹脂組成物の製造に当たり、オレフィン重合体と架橋
オレフィン重合体の組成比を80:20に変えた以外は
実施例4の洗浄用樹脂組成物の調製に従って洗浄用樹脂
組成物を製造し、実施例3の押出テスト法と同じ条件で
洗浄効果を見た。結果は表2に示す様に実施例3と同じ
く良好な洗浄効果を示した。
【0064】比較例 7 洗浄用樹脂組成物の製造に当たり、オレフィン重合体と
架橋オレフィン重合体の組成比を95:5に変えた以外
は実施例5の洗浄用樹脂組成物の調製に従って洗浄用樹
脂組成物を調製した。
【0065】比較例7の洗浄用樹脂組成物の洗浄効果を
実施例3の方法にしたがって評価したところ、スクリュ
ーをシリンダーから抜き出す際、樹脂の粘着による抵抗
があり、スクリューへの樹脂の滞留が認められた。この
樹脂をブラシで掃除するのに18分かかった。結果を表
2に示す。
【0066】実施例 6 架橋オレフィン重合体の製造において、高密度ポリエチ
レンを三井石油化学社製、商品名“ハイゼックス550
0B”メルトインデックス:0.55)に変えた以外は
実施例3の架橋オレフィン重合体の製造と同じ方法で架
橋オレフィン重合体を製造し、この架橋オレフィン重合
体のみを使って、実施例3の押出テスト法と同じ条件で
洗浄効果を見た。結果は表2に示す様に実施例3と同じ
く良好な洗浄効果を示した。
【0067】
【発明の効果】本発明の洗浄用樹脂組成物は、以上のよ
うに各種成型機において着色樹脂の色変え、樹脂変えに
際して極めて顕著な洗浄効果を示し、使用温度幅が広い
ので各種樹脂への適用が可能となり、樹脂加工の際の洗
浄作業の合理化に寄与する。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 架橋オレフィン重合体(A)を主成分と
    し、熱可塑性樹脂の成型加工において色変え、樹脂変え
    等のため、加工機械を洗浄する際に使用する洗浄用樹脂
    組成物であって、前記架橋オレフィン重合体(A)は、
    メルトインデックス値が1.0g/10分以下のオレフ
    ィン重合体(C)と分子中にビニル基またはアルコキシ
    シラン基を含有する架橋性オレフィン重合体(D)との
    混合架橋物であり、メルトインデックス値が1.0g/
    10分以下のオレフィン重合体(C)と分子中にビニル
    基またはアルコキシシラン基を含有する架橋性オレフィ
    ン重合体(D)との割合が重量%で20〜80:80〜
    20であることを特徴とする洗浄用樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 架橋オレフィン重合体(A)とオレフィ
    ン重合体(B)とを主成分とし、熱可塑性樹脂の成型加
    工において色変え、樹脂変え等のため、加工機械を洗浄
    する際に使用する洗浄用樹脂組成物であって、前記架橋
    オレフィン重合体(A)は、メルトインデックス値が
    1.0g/10分以下のオレフィン重合体(C)と分子
    中にビニル基またはアルコキシシラン基を含有する架橋
    性オレフィン重合体(D)との混合架橋物であり、メル
    トインデックス値が1.0g/10分以下のオレフィン
    重合体(C)と分子中にビニル基またはアルコキシシラ
    ン基を含有するオレフィン架橋性重合体(D)との割合
    が重量%で20〜80:80〜20であることを特徴と
    する洗浄用樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 オレフィン重合体(C)がポリエチレン
    であることを特徴とする請求項1又は2記載の洗浄用樹
    脂組成物。
  4. 【請求項4】 分子中にビニル基またはアルコキシシラ
    ン基を含有する架橋性オレフィン重合体(D)ビニル
    シラン化合物で変性されたオレフィン重合体であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の洗浄用樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 ビニルシラン変性オレフィン重合体が2
    重量%以上の架橋度(JIS C3005に基づく)で
    あることを特徴とする請求項記載の洗浄用樹脂組成
    物。
  6. 【請求項6】 オレフィン重合体(B)と架橋オレフィ
    ン重合体(A)の割合が重量%で90以下:10以上で
    あることを特徴とする請求項2記載の洗浄用樹脂組成
    物。
  7. 【請求項7】 主成分以外の成分が、滑剤、界面活性剤
    である請求項1または2記載の洗浄用樹脂組成物。
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