JP2825129B2 - 粉末塗料または粉末の静電気帯電性を向上させる方法、およびそれを固体対象物の表面被覆に用いる方法 - Google Patents

粉末塗料または粉末の静電気帯電性を向上させる方法、およびそれを固体対象物の表面被覆に用いる方法

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、粉末塗料または粉末中に特定の構造の塩状
カチオン化合物を均一に混入させることによって粉末塗
料または粉末の静電気帯電性を向上させる方法並びにこ
のように処理した粉末塗料または粉末を固体対象物(加
工品)の表面被覆の為に用いることに関する。
[従来技術および発明が解決しようとする課題] 粉末塗料技術は、中でも小さな対象物、例えば庭用家
具、キャンプ生活用品、家庭用品、小さな自動車用品、
冷蔵庫および本棚を塗装する際に並びに複雑な形状の加
工品を塗装する際に用いられる。大部分は金属製対象物
が塗装されるが、例えば合成樹脂も粉体塗装技術で塗装
できる。他の塗装法、例えば刷毛塗り、浸漬塗装および
慣用の噴霧塗装に比較してこの粉末塗装技術は多くの長
所を有している。この塗装方法は例えば溶剤を用いずに
実施され、従って環境を汚染せず且つ費用の点で有利で
ある。
この方法は、廃棄物処置、作業安全性(燃焼性溶剤の
不存在)、作業衛生および環境保護並びに塗装工程に掛
かる時間に関しても有利である。
粉末塗料技術は静電気帯電の原理に基づいている。粉
末塗料あるいは粉末はそれの静電気電荷を一般に以下の
二つの方法の一方に従って受け取る: a)コロナ法では、粉末塗料あるいは粉末は帯電したコ
ロナに通され、その際に荷電される。
b)摩擦電気的あるいは動電学的方法の場合には摩擦電
気の原理が使用される。粉末塗料あるいは粉末にはスプ
レ・ガン中において摩擦相手物質、一般にチューブまた
は噴霧パイプ(例えばポリテトラフルオルエチレン製)
の電荷と反対の静電気電荷が与えられる。
これらの両方の方法の組み合わせも可能である。
粉末塗料用樹脂として代表的には、エポキシ樹脂、カ
ルボキシル基含有−および水酸基含有ポリエステル樹脂
およびアクリル樹脂が対応する硬化剤と一緒に使用され
る。樹脂の組み合わせも使用される。例えばしばしば、
エポキシ樹脂はカルボキシル基含有−および水酸基含有
ポリエステル樹脂と組み合わせて使用される。
エポキシ樹脂の代表的な硬化剤成分は、例えば酸無水
物、イミダゾール類並びにジシアンジアミドおよびそれ
らの誘導体がある。水酸基含有ポリエステル樹脂の為の
硬化剤成分の代表的なものは、例えば酸無水物、ブロッ
クされたイソシアネート、ビスアシルウレタン、フェノ
ール樹脂、メラミン樹脂があり、カルボキシル基含有ポ
リエステル樹脂の為の代表的な硬化剤成分は例えばトリ
グリシジルイソシアヌレートまたはエポキシ樹脂があ
る。アクリル樹脂においては、一般的に例えばオキサゾ
ーリン、イソシアネート、トリグリシジルイソシアヌレ
ートまたはジカルボン酸が硬化剤成分として使用され
る。
摩擦電気によって粉末塗料あるいは粉末を帯電させる
方法はコロナ帯電法に比較して沢山の長所を有してい
る。例えばコロナを発生させる為の費用およびコロナを
運転する為の高電圧の絶縁の費用が省ぶけ、このことは
例えば作業安全性、特に手作業における作業安全性を高
める。更にこれによってスプレー・ガンが軽く成る。こ
のことは再び殊に手動式スプレー・ガンにとって重要で
ある。
更に、摩擦によって静電気が帯電された粉末塗料は均
一な電荷を有しており且つバック−スプレーする傾向が
少ない。(“バック・スプレー”とは、噴霧塗装された
加工品に既に付着している粉末塗料粒子が該加工品から
再び離れそしてあらゆる方向に飛散する現象を意味す
る。)。更に、摩擦帯電の原理によって実施される塗装
装置のスプレー先端を問題無く数メートル程伸ばすこと
ができ、噴霧塗装すべき物体に接近させたことに成り、
それ故にパイプまたは中空体中にも案内することができ
る。
これに対して、摩擦で帯電させる方法によって噴霧さ
れる粉末塗料の場合には、粉末粒子が不十分に帯電され
ておりそして噴霧塗装された加工品へのスローイングパ
ワー(throwing power)が悪いと言う問題が生じる(ス
ローイングパワーという言葉は、噴霧塗装された加工品
への粉末塗料が裏側、中空部、割れ目部および殊に噴霧
陰および内部縁部および内部角でどの程度沈着するかの
目安である。)。
不十分な荷電の問題は中でも、ポリエステル樹脂、特
にカルボキシル基含有ポリエステルを基礎としてまたは
いわゆる混合粉末を基礎として製造される粉末塗料の場
合に認められる。混合粉末とは、樹脂の基礎がエポキシ
樹脂とカルボキシル基含有ポリエステル樹脂との組み合
わせより成る粉末塗料を意味する。混合粉末は実地にお
いて最もしばしば支持される粉末塗料の基礎を成す。
純粋なエポキシド樹脂を基礎とする粉末塗料は比較的
良好に摩擦電気的に噴霧されるが、ポリエステル樹脂を
基礎とする混合粉末または粉末塗料を用いる(摩擦電気
噴霧塗装)法は一般に不満足なものである。このこと
は、摩擦電気的に噴霧塗装された粉末塗料の場合には樹
脂の選択が非常に制限されていることを意味している。
正に基礎樹脂によって粉末塗料の非常に色々の性質が調
節できるのであるから、このことは非常に不満足なこと
である。それ故に今日では何れの場合にもあらゆる用途
上の要求を摩擦電気的に噴霧塗装される粉末塗料では満
足できない。このことはこの有利な方法が未だ非常に一
般的でないことで証明される。
それ故に、非常に色々な樹脂を基礎とする粉末塗料ま
たは粉末、特に摩擦電気的に噴霧塗装できる粉末塗料に
比較的に高く且つ均一な電荷を与えることができ並びに
加工品への噴霧の際に出来るだけ高く且つ均一な沈着速
度を達成し、その際に粉末塗料の他の性質、例えば機械
的性質および加工性ができるだけ僅かしか影響されるべ
きではないという要求がある。
摩擦電気的に噴霧塗装できる粉末塗料を改善する為の
公知の方法は酸化アルミニウムを添加することを本質と
している(F.Haselmeyer、K.Oehmichen、DEFAZET、第27
巻、No.11、1973年、第529頁)。かゝるやり方の場合に
は酸化アルミニウムを噴霧前に完成粉末塗料に一般には
1〜5%の濃度で添加する。しかしこの場合には、上記
の材料を粉末塗料中に均一に混入することができず、こ
のことが殊に連続的操作の場合には問題と成る。
もう一方において酸化アルミニウムを粉末塗料中に均
一に混入する(分散させる)場合には、電荷の増加効果
が与えられる。例えば酸化アルミニウムを添加する場合
の問題は、実地において静電気帯電の一時的改善しか達
成されないことにある。更に、粉末塗料と添加物とを均
一に混合する問題、粉末塗料と添加物とが分離してしま
う問題並びに帯電領域での摩耗の問題がある。
摩擦電気的に噴霧塗装できる粉末塗料の帯電性を改善
する他の試みは、ドイツ特許出願公開(A1)第3,600,39
5号公報に開示されている。この公開公報には、摩擦電
気的に噴霧塗装できる粉末塗料の自体公知の不足する帯
電性の問題が同様に指摘されそして解決法として第四ア
ンモニウム化合物または例えば金属含有顔料、殊に亜鉛
微粉を基礎とする毛管活性の湿潤剤を添加することを一
般的記載でのみ主張されている。
[課題を解決する手段] 驚くべきことに本発明者は、特別の塩状のカチオン化
合物を粉末塗料および粉末、特に摩擦電気的に噴霧塗装
される粉末塗料中に均一に混入した場合に、それらの静
電気帯電性が向上することを見出した。これによって実
現される比較的高い静電気帯電性が別のプラス効果とし
て被覆される対象物(加工品)へ噴霧塗装される粉末塗
料または粉末を均一に沈着される結果をもたらす。
それ故に本発明の対象は、固体対象物(加工品)の表
面被覆の為の粉末塗料または粉末の静電気帯電性を向上
させるに当たって、粉末塗料または粉末中に一般式
(1) [式中、R1、R2、R3およびR4は互いに無関係に水素原
子、炭素原子数1〜30、殊に1〜22の直鎖状−または分
枝状アルキル基;炭素原子数5〜12の単核または多核の
脂環式残基、例えばシクロヘキシル、シクロペンチル;
一般式−(CH2-CH2-O)n−R(但し、nは1〜10、殊に1
〜4の数でありそしてRは水素原子、炭素原子数1〜4
のアルキル基またはアシル基、例えばアセチル−ベンゾ
イル−またはナフチル基である)で表わされるオキシエ
チル基を意味し、その際に脂肪族残基は水酸基、炭素原
子数1〜4のアルコキシ基、第二−または第三アミノ
基、例えばモノアルキル(C1〜C6)−アミノ−またはジ
アルキル(C1〜C6)−アミノ基、更に酸アミド基、好ま
しくは脂肪族酸アミド基、例えば で表される基であり(その際R1およびR2は炭素原子数1
〜30のアルキル基を意味する。)、更に酸イミド基、例
えばフタルイミド−またはナフタルイミド基で置換され
ていてもよく、その際R1〜R4のアルキル−、シクロアル
キル−、アルアルキル−およびアリール基は弗素−、塩
素−または臭素原子で置換されていてもよく、脂肪族残
基は特に1〜33個の弗素原子で置換されていてもよくそ
して Xは燐原子を意味し、そして A は無機アニオン、例えばハロゲン化物、特に臭化
物または塩化物、または硫酸塩、硫酸水素塩、水酸化
物、四弗化硼酸塩、六弗化燐酸塩、チオシアン酸塩、過
塩素酸塩、六弗化砒素酸塩、燐酸塩、例えばメタ−また
はオルト−燐酸塩、モリブデン酸塩、タングステン酸
塩;または燐、モリブデン、タングステンまたは珪素の
イソ−またはヘテロ−ポリ酸のアニオンの当量、または
有機アニオンの当量、例えば脂肪族−または芳香族カル
ボン−またはスルホン酸、特にフェノールカルボン酸、
フェノールスルホン酸、ナフトールカルボン酸または−
スルホン酸、例えばトルエン−4−スルホナート、フェ
ニルスルホナート、アルキルスルホナート、ペルフルオ
ルアルキルスルホナート、例えばトリフルオルメタンス
ルホナート、2−ヒドロキシフェニル−3−カルボキシ
レート、2−ヒドロキシナフチル−3−カルボキシレー
ト、2−ヒドロキシナフチル−6−カルボキシラートま
たは4−メチルフェニル−1−スルホナートの有機アニ
オンの当量である。] で表される少なくとも一種類の塩状カチオン化合物を0.
01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%の量で均一に
混入し、その際一般式(1)の塩状カチオン化合物を粉
末あるいは塗料系中に溶解または分散させることを特徴
とする、上記粉末塗料または粉末の静電気帯電性の向上
方法である。
一般式(1)の個々の化合物を以下に例示する:テト
ラブチルホスホニウム−ブロマイド、ドデシルトリブチ
ルホスホニウム−ブロマイド、フタルイミドメチル−ト
リブチルホスホニウム−ブロマイド、ヘキサデシルトリ
ブチルホスホニウム−ブロマイド、オクデシルトリブチ
ルホスホニウム−ブロマイド、ドデシルトリブチルホス
ホニウム−p−トルエンスルホナート、テトラオクチル
ホスホニウムヒドロキシド。
本発明に従って用いる化合物は粉末塗料あるいは粉末
中に溶解または分散して存在していてもよい。混入は自
体公知の方法で、基礎となる樹脂、例えばポリエステル
樹脂中に塩状化合物を例えば混合および押出成形または
混練することによって行うことができる。本発明に従っ
て使用される化合物は乾燥し且つ粉砕した粉末として、
分散物またはマスターバッチとしてまたはその他の適当
な状態でまたは溶液状態で添加することができる。同様
にこれらの化合物は原則としてそれぞれの粉末(塗料)
用樹脂を製造する際に添加してもよい。即ち、該樹脂の
重合過程でまたは重縮合過程で添加してもよい。本発明
の化合物の長所は、この目的の為に特別に開発した粉末
処方を必要とせずに混入することができることである。
そのような特別な処方は上記化合物の一般的な使用性を
再び制限してしまう。即ち、上記化合物の混入は、粉末
(塗料)の製造の際にこの目的の為に選択された加工段
階の間に単に添加することにより成る。即ち、追加的方
法段階を必要としない。
本発明の化合物が粉末塗料あるいは粉末に溶解または
分散して存在することの長所は、全ての粉末粒子が向上
した静電気帯電性を一様に有しており、このことが不均
一な効果をもたらし得ないことである。同様に、配量供
給速度、不十分な混合が原因でまたは混合物が分離する
為に不均一が生じ得る。
本発明に従って使用する化合物は顔料含有のまたは顔
料不含(クリヤラッカー)の、有色のまたは無色の粉末
塗料あるいは粉末塗料系において使用できる。
塩状のカチオン性化合物の添加は帯電性の向上および
スローイングパワーおよび沈着速度の改善を一方としそ
してその他の機械的性質および加工性にできるだけ僅か
の影響しか与えてはならないので、即ち添加量ができる
だけ僅かであるべきなので、本発明に従って用いる化合
物が高能力の生成物であることが非常に有利である。
上記式(1)カチオン性化合物が含まれている粉末塗
料あるいは粉末は例えば金属、合成樹脂、木材、セラミ
ックス、コンクリート、ガラス、繊維材料、紙またはゴ
ムを被覆するのに使用できる。
本発明に従って使用する化合物を粉末塗料または粉末
において、特に摩擦電気的に噴霧塗装できる粉末塗料に
おいて使用することが樹脂の多方面的選択を可能としそ
して新規の樹脂系を開発することが特にに非常に有利で
ある。従来には純粋なエポキシ樹脂を基礎とする粉末塗
料しか満足に摩擦電気的に噴霧塗装できなかったのに、
今や他の樹脂系にも手を付けることができる。特に、本
発明に従って使用する化合物の利用によってポリエステ
ル樹脂を基本成分とする粉末塗料も静電気的に塗布する
ことができる。
上記式(1)カチオン性化合物を用いることの別の長
所は粉末塗料の沈着速度が速められたことにある。この
長所は短時間で噴霧塗装することを可能とし、このこと
が多種多様の面で有利であり、例えば費用を低減させ
る。帯電性および改善されたスローイングパワーと組み
合わせで、大きな面積へ噴霧塗装される粉末塗料の沈着
速度を早めることができるだけでなく、中空部、内部縁
部および内部角における並びに対象物の裏側への均一な
被覆を可能とし得る。噴霧塗装される対象物(加工品)
を従って均一に被覆することができる。
以下の実施例に記載の粉末塗料は押出成形によって製
造しそして製造方法および粒度分布(平均粒度50μm)
に関して互いに匹敵し得る。粉末(塗料)の摩擦電気噴
霧は、Intec社(Dortmunt)のスプレーガン“Tribo Sta
r"を用いて行う。規格の噴霧用パイプおよび星形内部棒
を用いて、3barの噴霧圧の最大粉末流量にて実施する。
被噴霧塗装対象物の沢山の辺を持つ金属立法体(大きさ
約5cm×5cm×5cm)を噴霧室に吊るしそして約20cmの距
離からスプレーガンを別に動かすことなしに前から直接
的に噴霧する。噴霧される粉末のそれぞれの帯電性はIn
tec社(Dortmunt)の“粉末の摩擦電気電荷の測定装
置”を用いて測定する。測定する為に測定装置の測定触
手を噴霧装置から噴霧される粉末の雲状物中に直接的に
保持する。粉末塗料または粉末の静電気電荷から得られ
る電流密度μAで示す。スローイングパワーおよび被覆
力は視覚的に評価する。特に、裏側、中空部、内部縁部
および−角および縁部の裏の凹み部がどの程度まで塗料
で均一に被覆されるかを観察する。0から5の評点を用
いる評価スケール2.1DIN53,230に従って視覚的評価を示
す。この場合0が最も良い評価であり、そして5が最も
悪い評価である。
以下の例は、比較例以外は、本発明を更に詳細に説明
するものである。部は重量部を意味する。
例1(比較例) 以下の組成の粉末塗料を38cmの長さの星形内部棒の使
用下に摩擦電気塗装する場合に0.9〜1.2μAの電流強度
に相当する静電気電荷を帯電する。
アルフタラート(Alftalat:商標)AN 721(Hoechst AG
のカルボキシル基含有ポリエステル) 399部、 ベッコボックス(Beckopox:商標)EP 303(Hoechst AG
のエポキシ樹脂タイプ3) 171部、 クロノス(Kronos:商標)2160(Kronos Titan GmbHの二
酸化チタン) 295部、 ブランクフィックス(Blanc Fixe)F(Sachtleben Che
mie GmbHの硫酸バリウム) 100部、 アディトール(Additol)XL496(Hoechst AGのレベリン
グ剤) 30部ベンゾイン 5部 合計 1000部 噴霧塗装された加工品(噴霧時間5秒)の視覚的評価
は評点4である。即ち、5秒後に沈着粉末量は1.4gであ
る。
15cmの星形内部棒を用いた場合、粉末塗料は摩擦電気
塗装する時に0.3〜0.4μAの電流強度に相当する電荷を
帯電する。
例2(実施例) 例1に記載の組成の粉末塗料中に1重量%のテトラブ
チルホスホニウム−ブロマイドを38cmの長さの星形内部
棒の使用下に均一に混入する。
38cmの長さの星形内部棒の使用下に摩擦電気塗装する
場合に2.4〜2.6μAの電流強度に相当する静電気電荷が
達成される。
噴霧塗装された加工品(噴霧時間5秒)の視覚的評価
は評点2である。5秒後の沈着粉末量は1.6gである。
例3(実施例) 1重量%の例2に記載の添加物の替わりに2重量%の
それを含有する点を除いて例2に記載の組成である粉末
塗料は、38cmの長さの星形内部棒の使用下に摩擦電気塗
装する場合に3.2〜3.4μAの電流強度に相当する静電気
電荷を達成する。
噴霧塗装された加工品(噴霧時間5秒)の視覚的評価
は評点2である。5秒後の沈着粉末量は1.9gである。
例4(参考例) 例1に記載の組成の粉末塗料中に0.5重量%のテトラ
フェニルホスホニウムブロマイドを均一に混入する。
38cmの長さの星形内部棒の使用下に摩擦電気塗装する
場合に2.4〜2.6μAの電流強度に相当する静電気電荷が
達成される。
噴霧塗装された加工品(噴霧時間5秒)の視覚的評価
は評点2である。5秒後の沈着粉末量は1.8gである。
15cmの星形内部棒を用いた場合、粉末塗料は摩擦電気
塗装する時に1.9μAの電流強度に相当する電荷を帯電
する。
例5(参考例) 0.5重量%の例4に記載の添加物の替わりに1重量%
のそれを含有する粉末塗料は、38cmの長さの星形内部棒
の使用下に摩擦電気塗装する場合に3.9〜4.1μAの電流
強度に相当する静電気電荷を達成される。
噴霧塗装された加工品(噴霧時間5秒)の視覚的評価
は評点2である。5秒後の沈着粉末量は2.0gである。
15cmの星形内部棒を用いた場合、粉末塗料は摩擦電気
塗装する時に2.6〜2.8μAの電流強度に相当する電荷を
帯電する。
例6(比較例) 純粋なスチレン/メタクリル−共重合体のDialec(商
標:製造元;Diamond Shamrock)S 309より成る粉末は、
38cmの長さの星形内部棒の使用下でもまた15cmの星形内
部棒の使用下でも摩擦電気塗装する場合に±0μAの電
流強度に相当する静電気電荷を示す。
例7(実施例) 例6に記載の組成の粉末中に、例2に記載の添加物1
重量%を均一に混入する。38cmの長さの星形内部棒の使
用下に摩擦電気塗装する場合に7.8〜8.0μAの電流強度
に相当する静電気電荷が達成される。
15cmの星形内部棒を用いた場合、粉末は摩擦電気塗装
する時に4.8〜5.0μAの電流強度に相当する電荷を帯電
する。
例8(参考例) 例6に記載の組成の粉末に、例4に記載の添加物1重
量%を均一に添加する。38cmの長さの星形内部棒の使用
下に摩擦電気塗装する場合に7.6〜8.0μAの電流強度に
相当する静電気電荷が達成される。
15cmの星形内部棒を用いた場合、粉末は摩擦電気塗装
する時に4.5〜5.0μAの電流強度に相当する電荷を帯電
する。
例9(実施例) 例6に記載の組成の粉末中に、1重量%のテトラブチ
ルホスホニウムクロライドを均一に混入する。
38cmの長さの星形内部棒の使用下に摩擦電気塗装する
場合に8.0〜8.2μAの電流強度に相当する静電気電荷が
達成される。
15cmの星形内部棒を用いた場合、粉末は摩擦電気塗装
する時に5.0〜5.2μAの電流強度に相当する電荷を帯電
する。
例10(実施例) 例6に記載の組成の粉末中に、1重量%のトリブチル
ヘキサデシルホスホニウムブロマイドを均一に混入す
る。
38cmの長さの星形内部棒の使用下に摩擦電気塗装する
場合に7.4〜7.8μAの電流強度に相当する電荷が達成さ
れる。
15cmの星形内部棒を用いた場合、粉末は摩擦電気塗装
する時に4.6〜5.0μAの電流強度に相当する電荷を帯電
する。
例11(実施例) 例6に記載の如き粉末中に、1重量%のテトラオクチ
ルホスホニウム−ヒドロキシドを均一に混入する。
38cmの長さの星形内部棒の使用下に摩擦電気塗装する
場合に2.6〜2.8μAの電流強度に相当する電荷が達成さ
れる。
15cmの星形内部棒を用いた場合、粉末は摩擦電気塗装
する時に1.8〜1.9μAの電流強度に相当する電荷を帯電
する。
例12(実施例) 例6に記載の如き粉末中に、1重量%のテトラオクチ
ルホスホニウムブロマイドを均一に混入する。
38cmの長さの星形内部棒の使用下に摩擦電気塗装する
場合に3.9〜4.1μAの電流強度に相当する電荷が達成さ
れる。
15cmの星形内部棒を用いた場合、粉末は摩擦電気塗装
する時に3.0〜3.2μAの電流強度に相当する電荷を帯電
する。
本発明は特許請求の範囲に記載の粉末塗料または粉末
の静電気帯電性を向上させる方法並びにそれを固体対象
物の表面被覆に用いる方法に関するが、実施の態様とし
て以下を包含する: 1)請求項1に記載の一般式(1)において、R1、R2
R3およびR4が互いに無関係に炭素原子数1〜22のアルキ
ル基および/またはおよび一般式−(CH2-CH2-O)n−R
(但し、nは1〜10の数でありそしてRは水素原子、炭
素原子数1〜4のアルキル基またはアシル基である)で
表されるオキシエチル基であり、そして A は塩化物、臭化物、硫酸塩、硫酸水素塩、水酸化
物、四フッ化硼酸塩、六フッ化燐酸塩、チオシアン酸
塩、過塩素酸塩、六フッ化砒素酸塩、メタ−燐酸塩、オ
ルト−燐酸塩、モリブデン酸塩、タングステン酸塩:
燐、モリブデン、タングステンまたは珪素のイソ−また
はヘテロ−ポリ酸の、燐酸、フェノールカルボン酸、フ
ェノールスルホン酸、ナフトールカルボン酸またはナフ
トールスルホン酸のアニオンの当量を意味する請求項1
に記載の方法。
2)請求項1に記載の一般式(1)のカチオン性化合物
を0.1〜5重量%の量で粉末塗料または粉末中に均一に
混入する請求項1または上記1)に記載の方法。
3)請求項1に記載の一般式(1)のカチオン性化合物
が均一に混入されている粉末塗料および粉末がエポキシ
樹脂、水酸基含有−およびカルボキシル基含有ポリエス
テル樹脂またはアクリル樹脂またはこれらの組み合わせ
を基本成分としている請求項1および上記1)および
2)の何れか一つに記載の方法。
4)請求項1に記載の一般式(1)のカチオン性化合物
が乾燥されそして粉砕された粉末の状態または分散物、
マスターバッチまたは溶液の状態で粉末塗料または粉末
に混入される請求項および上記1)〜3)の何れか一つ
に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 167/00 C09D 167/00 (72)発明者 クラウス・ゴダウ ドイツ連邦共和国、キードリツヒ、ハル ブリツテルストラーセ、9 (72)発明者 アルブレヒト・マンツ ドイツ連邦共和国、ウイースバーデン、 パペルウエーク、15 (56)参考文献 特開 昭51−101032(JP,A) 特開 昭61−183366(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C09D 5/03,5/46 C09D 163/00 - 163/10 C09D 167/00 - 167/08 C09D 133/00 - 133/16

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体対象物の表面被覆の為の粉末塗料また
    は粉末の静電気帯電性を向上させるに当たって、粉末塗
    料または粉末中に一般式(1) [式中、R1、R2、R3およびR4は互いに無関係に水素原
    子、炭素原子数1〜30の直鎖状−または分枝状アルキル
    基、炭素原子数5〜12の単核または多核の脂環式残基、
    一般式−(CH2-CH2-O)n−R(但し、nは1〜10の数であ
    りそしてRは水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル基
    またはアシル基である)で表されるオキシエチル基を意
    味し、その際脂肪族残基は水酸基、炭素原子数1〜4の
    アルコキシ基、第二−または第三アミノ基、酸アミド基
    および/または酸イミド基で置換されていてもよく、そ
    の際R1〜R4のアルキル−およびシクロアルキル基は弗素
    −、塩素−または臭素原子で置換されていてもよく、X
    は燐原子を意味し、そして A は当量の無機−または有機アニオンを意味する。] で表される少なくとも一種類の塩状カチオン化合物を0.
    01〜10重量%の量で均一に混入し、その際一般式(1)
    の塩状カチオン化合物を粉末あるいは塗料系中に溶解ま
    たは分散させることを特徴とする、上記粉末塗料または
    粉末の静電気帯電性の向上方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の方法によって静電気帯電
    性が改善された粉末塗料または粉末を金属、木材、合成
    樹脂、ガラス、セラミックス、コンクリート、繊維材
    料、紙またはゴムで製造された固体対象物を表面被覆す
    る為に用いる方法。
  3. 【請求項3】エポキシ樹脂、カルボキシル基−および水
    酸基含有ポリエステル−またはアクリル樹脂またはこれ
    らの組み合わせおよび、均一に分布され、溶解されまた
    は分散された請求項1に記載の一般式(1)の少なくと
    も一種類のカチオン性化合物0.01〜10重量%を含有する
    粉末塗料または粉末を、金属、木材、合成樹脂、ガラ
    ス、セラミックス、コンクリート、繊維材料、紙または
    ゴムで製造された固体対象物を表面被覆する為に用いる
    方法。
  4. 【請求項4】エポキシ樹脂、カルボキシル基−および水
    酸基含有ポリエステル−またはアクリル樹脂またはこれ
    らの組み合わせおよび一般式(1) [式中、R1、R2、R3およびR4は互いに無関係に水素原
    子、炭素原子数1〜30の直鎖状−または分枝状アルキル
    基、炭素原子数5〜12の単核または多核の脂環式残基、
    一般式−(CH2-CH2-O)n−R(但し、nは1〜10の数であ
    りそしてRは水素原子、炭素原子数1〜4のアルキル基
    またはアシル基である)で表されるオキシエチル基を意
    味し、その際脂肪族残基は水酸基、炭素原子数1〜4の
    アルコキシ基、第二−または第三アミノ基、酸アミド基
    および/または酸イミド基で置換されていてもよく、そ
    の際R1〜R4のアルキル−およびシクロアルキル基は弗素
    −、塩素−または臭素原子で置換されていてもよく、X
    は燐原子を意味し、そして A は当量の無機−または有機アニオンを意味する。] で表される均一に分布され、溶解されまたは分散されて
    いる少なくとも一種類の塩状カチオン化合物0.01〜10重
    量%を含有している粉末塗料または粉末。
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