JP2823812B2 - 電子的な記録計器を固定するための装置 - Google Patents
電子的な記録計器を固定するための装置Info
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- H05K5/0026—Casings, cabinets or drawers for electric apparatus provided with connectors and printed circuit boards [PCB], e.g. automotive electronic control units
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Description
く、電流の供給が遮断されていない場合に記録計器の取
出しを阻止するための手段を備えている、電子的な記録
計器を固定するための装置に関する。
記録計器にはとりわけ加速度センサが装備されており、
当該自動車に事故に関連した衝突が行われているかどう
かについて、またその結果自動車の走行データ及び状態
データの時間をベースにした固定記憶装置を解除しなけ
ればならないかどうかについて、前記センサの信号が評
価されるようになっている。
価を行うことができるようにするため、記録計器が当該
自動車内に取外し可能に取り付けられている、つまり所
定のアクセスが可能なように取り付けられていなければ
ならない。別の面ではこの種の記録計器に対し美的な観
点から目立たないような配置が望まれる一方で、同時に
自動車の可能な限り押し潰されない領域に配置されてい
る必要がある。この矛盾する条件下で組込み位置として
は主に、運転席乃至補助運転席又は後方座席の下方の自
動車底部だけが考慮の対象になる。しかしこの配置位置
では、事故後記録されたデータを確保するために必要な
記録装置の分解が著しく困難である。これに対し分解は
場合によっては素人によって行われ、更にパニック状態
でも行われうるようになっていなければならない。つま
り記録計器への電流供給が前以って遮断されていない場
合には、記録計器の分解及び取出しの際の特に記録計器
の突き当りによって記憶が行われ、該記憶は、自動車の
衝突を偽り、場合によっては事前に行った記憶、少くと
も自動車の停止時に行われた記憶の書き重ねも解消して
しまうという危険性が存在している。
は、前述の形式の電子的な記録計器を自動車内に固定し
て、記録計器の電気的な接続が遮断された後に初めて、
記録計の取出しが可能な限り簡単な手段によって行われ
うるようにすることにある。
上位概念に基く、例えばヨーロッパ特許第531854
号明細書に開示されているような装置から出発して、記
録計器の案内部と差込み結合部とが、案内部の方向と差
込み結合部の作動方向とが交差するように配置され、か
つ少くとも1つの位置不動に配置されたロック部材がプ
ラグと協働して、プラグの差し込まれた状態ではロック
部材が、案内部内における記録計器の移動を阻止しうる
ように構成されていることによって、上記課題を解決す
ることができた。
るという目的を有し、かつ記録計器の取出しを可能な限
り僅かな経費でかつ強制的な連続作業に基いて行うとい
う本発明の課題に対して、上述の構成は有効かつ故障な
しで対応可能である。操作は簡単な形式で、つまり補助
手段なしで行うことができる。記録計器の組立の簡略化
も、いわば記録計器の案内部のロック装置として役立
つ、記録計器のプラグだけを封印するという形式で達成
可能である。固定手段として役立っているねじの封印は
不必要である。案内部が適当な構成である場合には更
に、多くの組込み位置において作動させるのが厄介であ
る、案内部に記録計器を不動に固定するだけに役立って
いる螺着部を省略して、案内部内では適当な形式に構成
されてばね弾性的なU字体を使用するということも可能
である。更に、保持体に固定された板ばねと協働して案
内部が傾動機能を有するようにし、乃至は記録計器と保
持体との間に係合結合部が形成されうるようにし、それ
によって記録計器の不動保持のための付加的なルーズな
部分を不必要にするということも考えられる。
詳しく説明する。
開示されているような固定装置は、該装置が大量生産方
式で製造可能でありかつ非平面的な支台の場合でも記録
計器の可能な限り簡単な組込み及び分解が可能であると
いう点において最適である。最近では、記録計器への固
定力の反作用が充分に阻止されている自動組込みも行わ
れている。この固定装置は保持体1を有し、該保持体1
は、図2に基き適した形式でシールされた3つ又は4つ
の袋リベットナット2,3及び4並びに該袋リベットナ
ットに配設されたねじ5,6及び7を使用して自動車の
底部に固定されている。符号9,10及び11でディス
タンススリーブが表わされている。
のケーシング12が2つのケーシングシェル13及び1
4から成り、該ケーシングシェル13,14は中央に配
置されていて、封印部15の設けられた螺着部によって
相互に結合されている。ケーシング12には支持体16
が配設されており、該支持体16は、ケーシングシェル
13内に沈んで配置されたナット19及び20と協働し
ている貫通ねじ17及び18によって螺着されている。
支持体16及び保持体1は、詳細には図示されていない
適当な壁部を備えた薄板屈曲部分として形成されてい
て、相互に入れ子可能にかつ相互に入り交じって案内可
能に構成されている。このためには、スリット及び舌部
の結合部と、各壁部間で保持体1に係合して支持体16
に1体成形されているフィンガとが役立っており、図2
には該フィンガの内2つが符号21及び22で表わされ
ている。符号23で保持体1に1体成形された舌部が表
わされており、該舌部23は支持体16に設けられたス
リットに係合している。詳細には図示されていないスリ
ットが保持体1に係合している別の2つの舌部24及び
25は、支持体16に形成されている。念のために、支
持体16に形成された機能部材を直接ケーシングシェル
14に1体成形し、かつそれによって支持体16及びそ
の組立を省くことができるようにするも可能であること
を指摘して置く。支持体16を使用する利点は、記録計
器と支持体との結合によって2つの可能性を有するとい
う点であり、その内の1つの可能性は、記録計器の電気
導線が組み込まれているケーブル26を反対方向に取り
出すことができるということである。保持体1に支承さ
れたスリット付きナット29と協働する、歯付きディス
ク27に取り付けられたねじ28は、纏められた位置で
保持体1及び支持体16を固定するのに役立っている。
従ってこのような形式で固定された記録計器は、該計器
がねじ28を弛緩した後スリット及び舌部の結合部によ
って規定された方向(矢印B)に移動した場合、その組
込み位置においてだけ取出し可能である。その際案内部
の長さは簡単な形式で舌部の長さによって決定可能であ
る。
のケーブル26の接続はプラグ30を用いて行われてお
り、該プラグ30は、対置されて記録計器に固定されて
いるプラグ基体31にねじ32及び33によって付加的
に螺着されている。プラグ30の螺着のために、図1乃
至図3には図示されていないが有利には十字孔ねじが使
用されているため、プラグ30の不動螺着後ねじ32及
び33の相互の封印は封印ワイヤを用いて行うことがで
きる。
ーブル26の可能な両出発方向に対応して保持体1にフ
ィンガ状のロック部材34及び35を1体成形し、かつ
差し込まれたプラグと夫々のロック部材34乃至35と
の間の距離が比較的小さくなるようにすることによっ
て、これを簡単な形式で強制的に行うことができる。プ
ラグ30が矢印方向Aに引き抜かれた場合には、記録計
器をこのような形式で案内部の内部で移動させることが
できる。これに対応して記録計器の封印のためにはプラ
グ30の封印だけが必要である。つまりねじ28の封印
を省くことができる。これによって、この螺着に関する
又は記録計器の不動保持の別の形式に関する大きな選択
の自由度を、舌部とスリットとの結合によって形成され
た案内部に付与することができる。例えば案内部におけ
る記録計器の不動な保持をばね弾性的なU字体乃至ばね
弾性的なクランプによって行うことができ、該クランプ
は、支持体16の前方壁に又は記録計器に支持され、そ
の端部は夫々ロック部材34及び35に掛止可能であ
る。本発明の構成は、保持体が設けられていて、該保持
体内に鉛直に配向された案内部が形成されている場合に
も使用可能である。
乃至図3で説明したのとは対照的に、特にプラグ36を
使用した変化態様が図示されており、該プラグ36は、
プラグ36と協働するプラグ基体37に運動可能にロッ
クされている。その際プラグ36の形状は、案内部の内
部における記録計器の移動を小さく保持するため、殆ん
ど同一の構造形式であるロック部材38及び39の形状
に適合していなければならない。この場合案内部内で記
録計器を不動に保持するのに六角ねじ40が役立ってお
り、該六角ねじ40は、夫々組込み特性に応じて有利に
は平頭ねじ28として作動することができる。六角ねじ
40の封印は省くことができる。それは、記録計器が直
接プラグ36を介して封印されるからである。つまりワ
イヤ封印41が設けられていて、該ワイヤ封印41がプ
ラグ36のロックレバー42と差込みケーシングとを結
合している。
簡素化に役立つだけでなく、記録計器を取出す際所望の
強制的な連続作業が可能であるという点を、もう一度強
調しておく。
動車の底部に設けられた固定装置の平面図である。
1に図示された固定装置の側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 電流の供給が遮断されていない場合に記
録計器の取出しを阻止するための手段を備えている、電
子的な記録計器を固定するための装置であって、記録計
器への電流供給がプラグを介して行われ、該プラグは、
記録計器内に配置されて外方からアクセス可能であるプ
ラグ基体に結合可能であり、かつ記録計器を組込み位置
に固定するため保持体が設けられており、該保持体に
は、記録計器の規定された着座に役立つ案内部が形成さ
れている形式のものにおいて、 記録計器の案内部と差込み結合部とが、案内部の方向
(B)と差込み結合部の作動方向(A)とが交差するよ
うに配置され、かつ少くとも1つの位置不動に配置され
たロック部材(34,38)がプラグと協働して、プラ
グ(30,36)の差し込まれた状態ではロック部材
(34,38)が、案内部内における記録計器の移動を
阻止しうるように構成されていることを特徴とする、電
子的な記録計器を固定するための装置。 - 【請求項2】 ロック部材(34,38)が直接保持体
(1)に1体成形されていることを特徴とする、請求項
1記載の装置。 - 【請求項3】 案内部に係合手段が配設されていること
を特徴とする、請求項1記載の装置。 - 【請求項4】 記録計器を案内部内へ交互に挿入するた
めにロック部材(34,35及び38,39)が設けら
れていることを特徴とする、請求項1記載の装置。 - 【請求項5】 案内部内で記録計器を不動に保持するた
めばね弾性を有するU字体が設けられており、該U字体
は、バイアスを受けて記録計器の一方の側壁に当接しか
つその端部がロック部材(34,35乃至38,39)
に掛止されていることを特徴とする、請求項4記載の装
置。
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