JP2823526B2 - ガス圧縮膨張機の軸受への潤滑油供給装置 - Google Patents

ガス圧縮膨張機の軸受への潤滑油供給装置

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JP2823526B2 JP14427395A JP14427395A JP2823526B2 JP 2823526 B2 JP2823526 B2 JP 2823526B2 JP 14427395 A JP14427395 A JP 14427395A JP 14427395 A JP14427395 A JP 14427395A JP 2823526 B2 JP2823526 B2 JP 2823526B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガス圧縮膨張機の軸受
への潤滑油供給装置に係り、特に軸受部に潤滑油を充分
に供給可能とするガス圧縮膨張機の軸受への潤滑油供給
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ガス圧縮膨張機は、クランクに
よってシリンダ内のピストンを往復運動させ、ガスを圧
縮または膨張させるものであり、ガス圧縮膨張機にはク
ランク等を長時間に亘って動作させるために、クランク
等の軸受けへ潤滑油を供給するようになっている。
【0003】潤滑油供給装置を有するガス圧縮膨張機と
しては、コンプレッサ、スターリングエンジン、スター
リング冷凍機等各種あるが、ここでは、これらの代表と
してスターリング冷凍機について説明する。
【0004】図4は、この種のスターリング冷凍機のシ
ステム構成を示す概略図であって、スターリング冷凍機
1は、圧縮シリンダ部2aに嵌装される第1ピストン2
の前方に作動ガスを圧縮させる圧縮室3を有する一方、
膨張シリンダ部4aに嵌装される第2ピストン4の前方
に作動ガスを膨張させる膨張室5とを有して圧縮室3と
膨張室5とは、図示省略する熱再生器と放熱器とを介在
させてガス流路で連通しており、第1ピストン2と第2
ピストン4とは、ある位相差をもって原動機を動力する
クランク機構6によって往復運動をするように構成され
ている。
【0005】クランク機構6は、圧縮シリンダ部2aの
後方に案内部7を形成すると共に、膨張シリンダ部4a
の下方に案内部8とを形成し、底部に潤滑油9を収納
し、内部にクランク10を配設している。そして、この
クランク10から延設されるコネクティングロッド11
が案内部7の案内軸受7aにクロスガイド12が摺動自
在に嵌装され、このクロスガイド12に連絡するクロス
ガイドシャフト13が案内部7と圧縮シリンダ部2aと
の間に形成される貫通穴に設けるオイルシール14を介
して第1ピストン2の後部に接続している。
【0006】さらに、クランク機構6から延設されるコ
ネクティングロッド15が案内部8の案内軸受8aにク
ロスガイド16が摺動自在に嵌装され、このクロスガイ
ド16に連絡するクロスガイドシャフト17が案内部8
と膨張シリンダ部4aとの間に形成される貫通穴に設け
るオイルシール18を介して第2ピストン4の後部に接
続している。なお、オイルシール18には、PTFE等
の材料が用いられている。
【0007】以上の構成で、原動機を駆動させるクラン
ク10によって第1ピストン2と第2ピストン4がある
位相差をもって往復運動をする。まず、第1ピストン2
が移動して圧縮室3に充満するヘリウム等の作動ガスを
圧縮し、この圧縮され発熱した作動ガスは、図示しない
放熱器で放熱されて図示しない熱再生器でさらに冷やさ
れてから膨張室5へ導かれる。その後に、第2ピストン
4の降下によって膨張室5の作動ガスが膨張する膨張行
程となり、作動ガスの膨張により作動ガスが低温となっ
て、図示しない冷却器等を冷却し、続いて、第2ピスト
ン4の上昇によって膨張室5の低温の作動ガスが押し出
されて熱再生器を冷やしながら圧縮室3へ導かれる。
【0008】以上の行程が順次繰返されて、膨張室5の
作動ガスが膨張時に冷却器を冷却して徐々に冷凍温度と
する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4におい
て説明したスターリング冷凍機の内で、第1ピストン2
を水平方向へ往復運動させる案内部7の案内軸受7aで
は、潤滑油9が充分に供給されず、案内部7の案内軸受
7aが磨耗するという問題がある。
【0010】その一例に関し、図5を参照して説明する
と、図示しない手段によってクランクシャフト20へ、
まず、潤滑油9が供給され、さらに、コネクティングロ
ッド11およびコネクティングロッド15に形成される
オイル通路21を介して潤滑油9が案内部7および案内
部8へ供給される。
【0011】ところが、案内部7は、図4のA−A方向
概略断面を示す図6のように中空筒状の案内軸受7aの
内側にクロスガイドシャフト13に接続されるクロスガ
イド12が嵌装され、図示矢印方向に重力が加わって、
隙間19を形成している。従って、図7に示す如くコネ
クティングロッド11から供給される潤滑油9の大部分
が重力によって案内軸受7aの隙間19の下部へ供給さ
れ、案内軸受7aの上部の潤滑油9が不足してしまい磨
耗するという問題がある。
【0012】そこで、本発明は、案内軸受に充分な潤滑
油を供給して案内軸受の磨耗を防止するガス圧縮膨張機
の軸受への潤滑油供給装置を提供することを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、クラ
ンクシャフトの回転に伴いクランク運動をするクランク
と、該クランクから延設され潤滑油を各軸へ供給する油
供給系統を有するコネクティングロッドと、該コネクテ
ィングロッドに回動自在に連結されるクロスガイドと、
該クロスガイドを摺動自在に案内軸受に嵌装する一方、
該案内軸受に油供給系統から潤滑油の供給を受ける案内
軸受の軸方向を略水平方向とする案内部と、クロスガイ
ドから延設されシリンダ部に嵌装されるピストンを往復
運動させるクロスガイドシャフトとを備えたガス圧縮膨
張機の軸受への潤滑油供給装置において、油供給系統と
別に設ける案内軸受内の上部へ潤滑油を供給する潤滑油
供給部とを具備するようにしたものである。
【0014】請求項2の発明は、請求項1記載のガス圧
縮膨張機の軸受への潤滑油供給装置において、潤滑油供
給部は、クランクシャフトに取付けられ底部に貯えた潤
滑油をかき上げる油かき上げ部と、該油かき上げ部によ
りかき上げた潤滑油を収納する油溜まりと、該油溜まり
から案内軸受内の上部へ潤滑油を供給する油通路とを設
けるようにしたものである。
【0015】請求項3の発明は、請求項1記載のガス圧
縮膨張機の軸受への潤滑油供給装置において、潤滑油供
給部は、底部に貯えた潤滑油を案内軸受内の上部へ供給
するオイルポンプを設けるようにしたものである。
【0016】
【作用】請求項1の発明によれば、潤滑油供給部によっ
て案内軸受の上部へ潤滑油が供給され案内軸受の上部が
潤滑油不足となることが回避される。従って、略水平方
向を軸方向とする案内軸受を磨耗させ寿命を短くするこ
とを防止することができる。
【0017】請求項2の発明によれば、底部に貯えられ
る潤滑油が油かき上げ部によりかき上げられ油溜まりへ
溜められ、さらに、オイル通路を介して案内軸受の上部
へ供給される。これにより、略水平方向の案内軸受の上
部の潤滑油不足を回避して案内軸受を磨耗させ寿命を短
くすることを防止することができる。
【0018】請求項3の発明によれば、オイルポンプに
よって底部に貯える潤滑油が略水平方向の案内軸受の上
部へ供給される。これにより、略水平方向の案内軸受の
上部の潤滑油不足を回避して案内軸受を磨耗させ寿命を
短くすることを防止することができる。
【0019】
【実施例】以下、図1乃至図3を参照して本発明の実施
例を説明するが、従来例を示す図4乃至図7と同一符号
または相当部分は、同一符号を示しており、これらの部
分の詳細な説明は省略する。
【0020】図1において、22はクランク機構6の底
部に貯える潤滑油9を案内部7の案内軸受7aの上部へ
供給する潤滑油供給部であり、コネクティングロッド1
1に配設されるオイル通路21と別に設けられている。
【0021】詳細には、図2に示すように潤滑油供給部
22は、案内部7の上部に潤滑油9を溜める油溜まり2
3を備え、この油溜まり23がオイル通路24によって
案内軸受7aの上部へ連通する一方、クランクシャフト
20に連結する油かき上げ部25を設け、両端に取付け
る油かき板25aによって油溜まり23へ潤滑油9を供
給するように構成されている。
【0022】この構成によって、従来例で説明したよう
に、まず、図示しない手段によって潤滑油9がクランク
シャフト20の油供給系統から取り込まれ、コネクティ
ングロッド11とコネクティングロッド15のオイル通
路21を介して案内部7の案内軸受7aと案内部8の案
内軸受8a等へ供給される。この場合に、案内部8で
は、供給された潤滑油9が案内軸受8aにほぼ均等に行
き渡り、円滑に案内軸受8a内をクロスガイド16が摺
動動作をする一方、案内部7では、潤滑油9が案内軸受
7aへ供給される。
【0023】さらに、クランクシャフト20の回転に伴
い、油かき上げ部25が回転し油かき板25aがクラン
ク機構6の底部に貯える潤滑油9が図2に示す矢印のよ
うに掬い上げ、油溜まり23へ貯えられる。この結果、
油溜まり23から潤滑油9がオイル通路24を介して案
内部7の案内軸受7aの上部へ供給される。従って、図
7に対応する図3に示すように潤滑油9が隙間19に上
部から下部へ重力によって伝えられ隙間19全体に潤滑
油9が充満される。
【0024】このように従来例を示す図7の如く、案内
部7の案内軸受7aの隙間19へ供給される上部の潤滑
油9が不足することがないから案内軸受7aが磨耗する
ことを回避することができる。
【0025】なお、潤滑油供給部22は、オイルポンブ
を備えて、底部に貯えた潤滑油9を案内軸受7aの上部
へ供給するようにしてもよい。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように請求項1の発明によ
れば、潤滑油供給部によって案内軸受の上部へ潤滑油を
供給するようにしたために案内軸受の上部を潤滑油不足
とすることを回避して、案内軸受を磨耗させ寿命を短く
することを防止することができる。
【0027】また、請求項2の発明によれば、底部に貯
えられる潤滑油を油かき上げ部によりかき上げて油溜ま
りへ溜め案内軸受の上部へ供給するようにしたために案
内軸受の上部の潤滑油不足を回避して案内軸受を磨耗さ
せ寿命を短くすることを防止することができる。
【0028】また、請求項3の発明によれば、オイルポ
ンプによって底部に貯える潤滑油を案内軸受の上部へ供
給するようにしたために案内軸受の上部の潤滑油不足を
回避して案内軸受を磨耗させ寿命を短くすることを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すスターリング冷凍機の
概略構成図。
【図2】図1のスターリング冷凍機に備える要部を示す
説明図。
【図3】図1のB−B方向断面を示す説明図。
【図4】従来例を示すスターリング冷凍機の概略構成
図。
【図5】図4の要部を示す説明図。
【図6】図4のA−A方向断面を示す第1説明図。
【図7】図4のA−A方向断面を示す第2説明図。
【符号の説明】
1 スターリング冷凍機 2 第1ピストン 2a 圧縮シリンダ部 3 圧縮室 4 第2ピストン 4a 膨張シリンダ 5 膨張室 6 クランク機構 7,8 案内部 7a,8a 案内軸受 9 潤滑油 10 クランク 11,15 コネクティングロッド 12,16 クロスガイド 13,17 クロスガイドシャフト 14,18 オイルシール 19 隙間 20 クランクシャフト 21,24 オイル通路 22 潤滑油供給部 23 油溜まり 25 油かき上げ部 25a 油かき板
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−323670(JP,A) 特開 平7−324832(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F25B 9/14 520

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クランクシャフトの回転に伴いクランク
    運動をするクランクと、該クランクから延設され潤滑油
    を各軸へ供給する油供給系統を有するコネクティングロ
    ッドと、該コネクティングロッドに回動自在に連結され
    るクロスガイドと、該クロスガイドを摺動自在に案内軸
    受に嵌装する一方、該案内軸受に前記油供給系統から潤
    滑油の供給を受ける前記案内軸受の軸方向を略水平方向
    とする案内部と、前記クロスガイドから延設されシリン
    ダ部に嵌装されるピストンを往復運動させるクロスガイ
    ドシャフトとを備えたガス圧縮膨張機の軸受への潤滑油
    供給装置において、前記油供給系統と別に設ける前記案
    内軸受内の上部へ潤滑油を供給する潤滑油供給部を具備
    することを特徴とするガス圧縮膨張機の軸受への潤滑油
    供給装置。
  2. 【請求項2】 前記潤滑油供給部は、前記クランクシャ
    フトに取付けられ底部に貯えた潤滑油をかき上げる油か
    き上げ部と、該油かき上げ部によりかき上げた潤滑油を
    収納する油溜まりと、該油溜まりから前記案内軸受内の
    上部へ潤滑油を供給する油通路とを備えることを特徴と
    する請求項1記載のガス圧縮膨張機の軸受への潤滑油供
    給装置。
  3. 【請求項3】 前記潤滑油供給部は、底部に貯えた潤滑
    油を前記案内軸受内の上部へ供給するオイルポンプを備
    えることを特徴とする請求項1記載のガス圧縮膨張機の
    軸受への潤滑油供給装置。
JP14427395A 1995-05-19 1995-05-19 ガス圧縮膨張機の軸受への潤滑油供給装置 Expired - Fee Related JP2823526B2 (ja)

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WO2000017585A1 (en) * 1998-09-21 2000-03-30 Airxcel, Inc. Single and double-ended compressors
AU750439B2 (en) * 1998-09-21 2002-07-18 Airxcel, Inc. Single and double-ended compressors
FR3091338B1 (fr) * 2018-12-28 2021-04-23 Thales Sa Dispositif de refroidissement à cycle Stirling inversé avec support monobloc

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