JP2822993B2 - 樹脂材供給装置 - Google Patents
樹脂材供給装置Info
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- resin material
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Encapsulation Of And Coatings For Semiconductor Or Solid State Devices (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置の外郭
体を成形する複数のキャビティとこれらキャビティをラ
ンナを介して溶融樹脂を注入する樹脂封止金型内の前記
溶融樹脂を溜めるポットに顆粒状の樹脂を供給する樹脂
材供給装置に関する。
体を成形する複数のキャビティとこれらキャビティをラ
ンナを介して溶融樹脂を注入する樹脂封止金型内の前記
溶融樹脂を溜めるポットに顆粒状の樹脂を供給する樹脂
材供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体装置の樹脂封止方法は、タ
ブレット状に固めた樹脂材料を金型に一個所のポットに
入れ溶融し、ポット内の溶融した樹脂をプランジャで押
してポットから派生する複数のランナに溶融樹脂を流し
金型のそれぞれのランナと連なるキャビティに溶融樹脂
を注入し、複数の半導体装置の外郭体を同時に成形して
いた。
ブレット状に固めた樹脂材料を金型に一個所のポットに
入れ溶融し、ポット内の溶融した樹脂をプランジャで押
してポットから派生する複数のランナに溶融樹脂を流し
金型のそれぞれのランナと連なるキャビティに溶融樹脂
を注入し、複数の半導体装置の外郭体を同時に成形して
いた。
【0003】しかしながら、一つの溶融ポットからキャ
ビティまでの溶融樹脂のランナに残る樹脂は無駄となり
廃棄していた。この無駄が価格を低下できない一因とな
っていた。また、粉末状の樹脂をタブレト状に成形しな
ければならなかった。このような無駄を解消すために提
案された樹脂封止方法は、例えば、特開平2−1927
42号公報に開示されている。この樹脂封止装置は、ポ
ットやランナが無く、半導体装置の外郭体を成形するキ
ャビティに直接キャビティ上の大きな穴から粉状の樹脂
を投入し溶融させて樹脂封止することを特徴としてい
る。
ビティまでの溶融樹脂のランナに残る樹脂は無駄となり
廃棄していた。この無駄が価格を低下できない一因とな
っていた。また、粉末状の樹脂をタブレト状に成形しな
ければならなかった。このような無駄を解消すために提
案された樹脂封止方法は、例えば、特開平2−1927
42号公報に開示されている。この樹脂封止装置は、ポ
ットやランナが無く、半導体装置の外郭体を成形するキ
ャビティに直接キャビティ上の大きな穴から粉状の樹脂
を投入し溶融させて樹脂封止することを特徴としてい
る。
【0004】また、この樹脂封止装置では、自然落下を
利用し粉末状の樹脂をキャビティ内に落下させ、リード
フレームに搭載され金属細線で配線された半導体チップ
を粉末樹脂で埋設させ、しかる後粉末樹脂を溶融させる
といったあたかもキャスティングモールドのように樹脂
封止している。このように、上述したトランスファモー
ルドに比べ金属細線を変形させる圧力を与えることが無
いという利点がある。しかも、ランナやポットが無いこ
とから無駄な樹脂が発生しない利点もある。
利用し粉末状の樹脂をキャビティ内に落下させ、リード
フレームに搭載され金属細線で配線された半導体チップ
を粉末樹脂で埋設させ、しかる後粉末樹脂を溶融させる
といったあたかもキャスティングモールドのように樹脂
封止している。このように、上述したトランスファモー
ルドに比べ金属細線を変形させる圧力を与えることが無
いという利点がある。しかも、ランナやポットが無いこ
とから無駄な樹脂が発生しない利点もある。
【0005】しかし、この樹脂封止方法では、金属細線
の変形や樹脂の無駄の発生が無くなるものの、真空脱泡
装置を設けない限り気泡の発生は免れない。たとえ、プ
ランジャなどで金属細線を変形しない程度の圧力を溶融
樹脂に与えても、溶融樹脂の中に含む気泡はとりきれな
い。また、真空脱泡装置を設けるにしても、排気孔をど
のように設けるのか構造上の問題が起きる。さらに、排
気孔を設けることは金型の構造を複雑にし、排気孔の樹
脂詰りなど発生し信頼性の高い自動運転ができるか否か
の疑問が残る。
の変形や樹脂の無駄の発生が無くなるものの、真空脱泡
装置を設けない限り気泡の発生は免れない。たとえ、プ
ランジャなどで金属細線を変形しない程度の圧力を溶融
樹脂に与えても、溶融樹脂の中に含む気泡はとりきれな
い。また、真空脱泡装置を設けるにしても、排気孔をど
のように設けるのか構造上の問題が起きる。さらに、排
気孔を設けることは金型の構造を複雑にし、排気孔の樹
脂詰りなど発生し信頼性の高い自動運転ができるか否か
の疑問が残る。
【0006】そこで、樹脂の利用効率が稍劣るものの、
気泡発生を抑制し粉末樹脂をポットの中で液状にしてか
らランナを介してキャビティに溶融樹脂を圧送する方法
が従来から行なわれていた。
気泡発生を抑制し粉末樹脂をポットの中で液状にしてか
らランナを介してキャビティに溶融樹脂を圧送する方法
が従来から行なわれていた。
【0007】図4(a)および(b)は従来の樹脂封止
装置の一例を説明するための断面図である。従来、粉末
状樹脂材が供給され半導体装置の樹脂封止装置は、図4
に示すように、粉末状あるいは顆粒状の樹脂材が充填さ
れるポット15とこのポット15から派生する複数に枝
分れするランナ17とキャビティ16を形成する窪みと
が形成される下型13bと、下型13bの窪み16aと
でキャビティ16を形成する窪みを有する上型13a
と、ポット15内の溶融樹脂を圧送するプランジャ14
と、樹脂材をポット15内に投下する樹脂ローダを具備
する樹脂材供給装置とを備えている。
装置の一例を説明するための断面図である。従来、粉末
状樹脂材が供給され半導体装置の樹脂封止装置は、図4
に示すように、粉末状あるいは顆粒状の樹脂材が充填さ
れるポット15とこのポット15から派生する複数に枝
分れするランナ17とキャビティ16を形成する窪みと
が形成される下型13bと、下型13bの窪み16aと
でキャビティ16を形成する窪みを有する上型13a
と、ポット15内の溶融樹脂を圧送するプランジャ14
と、樹脂材をポット15内に投下する樹脂ローダを具備
する樹脂材供給装置とを備えている。
【0008】次に、この樹脂封止装置による半導体装置
の樹脂封止動作を説明する。まず、型開きした状態の図
4(a)の下型13aのポット15上に樹脂材供給装置
の樹脂ローダ11が位置決めされる。このとき、プラン
ジャ14はポット15の最下端に位置し、樹脂ローダ1
1の開口はシャッタ12で閉じられており、樹脂ローダ
11の中には予じめ計量装置(図示せず)により一定量
の顆粒状の樹脂材が入れてある。次に、実線で示すよう
に、シャッタ12は矢印の方向に移動し、樹脂ローダ1
1の開口が開き、樹脂材が自然落下しポット15の中に
投入される。
の樹脂封止動作を説明する。まず、型開きした状態の図
4(a)の下型13aのポット15上に樹脂材供給装置
の樹脂ローダ11が位置決めされる。このとき、プラン
ジャ14はポット15の最下端に位置し、樹脂ローダ1
1の開口はシャッタ12で閉じられており、樹脂ローダ
11の中には予じめ計量装置(図示せず)により一定量
の顆粒状の樹脂材が入れてある。次に、実線で示すよう
に、シャッタ12は矢印の方向に移動し、樹脂ローダ1
1の開口が開き、樹脂材が自然落下しポット15の中に
投入される。
【0009】樹脂材の投入が完了すると、樹脂ローダ1
1は金型外の元位置に退避し、図4(b)に示すよう
に、型締めが行なわれると、投入された樹脂材が液状に
溶融し、プランジャ14の上昇に伴なって、溶融樹脂は
ランナ17を経てゲート18からキャビティ16に入り
込み、リードフレーム19に搭載された半導体チップ2
0が樹脂封止される。
1は金型外の元位置に退避し、図4(b)に示すよう
に、型締めが行なわれると、投入された樹脂材が液状に
溶融し、プランジャ14の上昇に伴なって、溶融樹脂は
ランナ17を経てゲート18からキャビティ16に入り
込み、リードフレーム19に搭載された半導体チップ2
0が樹脂封止される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の樹脂封
止装置では、複数取りのためにキャビティの総容量が大
きくなるのに対し、樹脂ローダの口径をポットより大き
くすることができないので、キャビティに充填される量
を考慮すると、樹脂ローダの長さが口径のわりには長く
しなければならなかった。しかも、樹脂投入が自然落下
によるため、投入すべき樹脂が樹脂ローダの途中に詰ま
ったり正常な射出動作ができないという問題がある。ま
た、樹脂投入しても、しばしば、樹脂を金型上に散らば
せ装置の自動運転を止めて排出と復帰動作を行なわけれ
ばならなかった。
止装置では、複数取りのためにキャビティの総容量が大
きくなるのに対し、樹脂ローダの口径をポットより大き
くすることができないので、キャビティに充填される量
を考慮すると、樹脂ローダの長さが口径のわりには長く
しなければならなかった。しかも、樹脂投入が自然落下
によるため、投入すべき樹脂が樹脂ローダの途中に詰ま
ったり正常な射出動作ができないという問題がある。ま
た、樹脂投入しても、しばしば、樹脂を金型上に散らば
せ装置の自動運転を止めて排出と復帰動作を行なわけれ
ばならなかった。
【0011】さらに、この自然落下による投入方法で
は、ポット内に投入され積み重ねられた樹脂の高さにば
らつきが生じ、この積み重ねられた樹脂中に含まれる空
気や、ポット以降における溶融樹脂の流動の乱れにより
樹脂成型後の半導体パッケージにボイトを発生させると
いう品質上の問題を起す。
は、ポット内に投入され積み重ねられた樹脂の高さにば
らつきが生じ、この積み重ねられた樹脂中に含まれる空
気や、ポット以降における溶融樹脂の流動の乱れにより
樹脂成型後の半導体パッケージにボイトを発生させると
いう品質上の問題を起す。
【0012】従って、本発明の目的は、顆粒状の樹脂を
確実にポット内に投入し、かつポット内における樹脂の
投入後の高さを均一化し得る樹脂材供給装置を提供する
ことにある。
確実にポット内に投入し、かつポット内における樹脂の
投入後の高さを均一化し得る樹脂材供給装置を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、複数の
キャビティとこれらキャビティをランナを介して溶融樹
脂を注入する樹脂封止金型内の前記溶融樹脂を溜めるポ
ットに顆粒状の樹脂を供給する樹脂材供給装置におい
て、前記樹脂の一定の所要量を間欠的に放出する計量装
置と、放出された前記樹脂を前記ポット内に誘導し落し
込む樹脂供給部材と、この樹脂供給部材の前記ポットと
接する開口に摺動するとともに前記ポット内に落し込ま
れる前記樹脂を圧縮する投入ロッドとを備える樹脂材供
給装置である。
キャビティとこれらキャビティをランナを介して溶融樹
脂を注入する樹脂封止金型内の前記溶融樹脂を溜めるポ
ットに顆粒状の樹脂を供給する樹脂材供給装置におい
て、前記樹脂の一定の所要量を間欠的に放出する計量装
置と、放出された前記樹脂を前記ポット内に誘導し落し
込む樹脂供給部材と、この樹脂供給部材の前記ポットと
接する開口に摺動するとともに前記ポット内に落し込ま
れる前記樹脂を圧縮する投入ロッドとを備える樹脂材供
給装置である。
【0014】また、前記樹脂供給部材は、前記金型外に
配置される前記計量装置と接続する筒状のチュータと、
このチュータから落し込まれる前記樹脂を受け前記投入
ロッドで開口が塞がれ前記樹脂を一時溜める漏斗状部材
とを備えるか、あるいは、前記計量装置と直結する筒状
部材とこの筒状部材と並設し連通するとともに前記投入
ロッドと嵌合する上下端に開口を有する円筒部材とで構
成されかである。
配置される前記計量装置と接続する筒状のチュータと、
このチュータから落し込まれる前記樹脂を受け前記投入
ロッドで開口が塞がれ前記樹脂を一時溜める漏斗状部材
とを備えるか、あるいは、前記計量装置と直結する筒状
部材とこの筒状部材と並設し連通するとともに前記投入
ロッドと嵌合する上下端に開口を有する円筒部材とで構
成されかである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明について図面を参照
し説明する。
し説明する。
【0016】図1(a)〜(d)は本発明の一実施の形
態における樹脂材供給装置を説明するための断面図であ
る。この樹脂材供給装置は、図1(a)に示すように、
樹脂を貯蔵するとともにチュータ4から間欠的に一定量
の樹脂を吐出する計量装置3と、計量装置3より放出さ
れ落下する樹脂を受けて一時樹脂を溜る漏斗状のホッパ
2と、ポッパ2内を上下しホッパ2の下部の開口を開閉
する投入ロッド1とを備えている。
態における樹脂材供給装置を説明するための断面図であ
る。この樹脂材供給装置は、図1(a)に示すように、
樹脂を貯蔵するとともにチュータ4から間欠的に一定量
の樹脂を吐出する計量装置3と、計量装置3より放出さ
れ落下する樹脂を受けて一時樹脂を溜る漏斗状のホッパ
2と、ポッパ2内を上下しホッパ2の下部の開口を開閉
する投入ロッド1とを備えている。
【0017】また、投入ロッド1を上下動作させる駆動
部(図示せず)があり、投入ロッド1にアームを介して
つながっている。さらに、投入ロッドとホッパ2で構成
される樹脂ローダ自体は、従来の樹脂封止装置と同様に
リードフレーム(図示せず)を把持し下型13a上に供
給するロボットハンド(図示せず)に取りつけられ、計
量装置3のチュータ4の下および下型13aのポット1
5の上に位置決めし往復移動ができるようになってい
る。
部(図示せず)があり、投入ロッド1にアームを介して
つながっている。さらに、投入ロッドとホッパ2で構成
される樹脂ローダ自体は、従来の樹脂封止装置と同様に
リードフレーム(図示せず)を把持し下型13a上に供
給するロボットハンド(図示せず)に取りつけられ、計
量装置3のチュータ4の下および下型13aのポット1
5の上に位置決めし往復移動ができるようになってい
る。
【0018】次に、本発明の動作について図1を参照し
て説明する。まず、図1(a)に示す様に、投入ロッド
1をホッパ2のの開口を閉じる位置に保ち、計量装置3
のチュータ4の下部に移動させ、その後に計量装置3か
ら樹脂を供給落下させて、所定の量の樹脂をホッパ2に
充填する。次に、ホッパ5を図1(b)に示すように、
下型13aの上面に移動し位置決めする。この際の位置
ズレ量を考慮し、ポッパ2の開口部の直径は、ポット1
5の内径より稍小さくすることが望ましい。
て説明する。まず、図1(a)に示す様に、投入ロッド
1をホッパ2のの開口を閉じる位置に保ち、計量装置3
のチュータ4の下部に移動させ、その後に計量装置3か
ら樹脂を供給落下させて、所定の量の樹脂をホッパ2に
充填する。次に、ホッパ5を図1(b)に示すように、
下型13aの上面に移動し位置決めする。この際の位置
ズレ量を考慮し、ポッパ2の開口部の直径は、ポット1
5の内径より稍小さくすることが望ましい。
【0019】次に、図1(c)に示すように、投入ロッ
ド1を上昇させホッパ2の開口部を開け、樹脂1をポッ
ト15の内部に落下させる。次に、図1(d)に示すよ
うに、投入ロッド1をさらに下降させ途中に詰まった樹
脂を機械的に押し下げ、積み重ねられた所定の高さまで
樹脂を圧縮し一定の高さにする。そして、投入ロッド1
を上昇復帰させホッパ2とともに下型13aの上面から
離れ退避し、計量装置3のチュータ4の下に位置決めさ
れる。
ド1を上昇させホッパ2の開口部を開け、樹脂1をポッ
ト15の内部に落下させる。次に、図1(d)に示すよ
うに、投入ロッド1をさらに下降させ途中に詰まった樹
脂を機械的に押し下げ、積み重ねられた所定の高さまで
樹脂を圧縮し一定の高さにする。そして、投入ロッド1
を上昇復帰させホッパ2とともに下型13aの上面から
離れ退避し、計量装置3のチュータ4の下に位置決めさ
れる。
【0020】図2は従来例によるポット内の樹脂の状態
と本発明の実施の形態によるポット内の樹脂の状態を示
す図である。従来例で説明したように、単に自然落下で
ポット15内に充填され積み重ねられた樹脂の高さH2
は、図2(b)に示すように、ポット15の内壁に詰ま
りブリッジを起こして内部に空間が生じその分高くなっ
ている。一方、本発明のように投入ロッドとプランジャ
14で圧縮された樹脂は、図2(a)に示すように、圧
縮し高さH1 を低くそろえた分だけ空気の巻き込みを減
らし安定した成形条件を得ることができる。
と本発明の実施の形態によるポット内の樹脂の状態を示
す図である。従来例で説明したように、単に自然落下で
ポット15内に充填され積み重ねられた樹脂の高さH2
は、図2(b)に示すように、ポット15の内壁に詰ま
りブリッジを起こして内部に空間が生じその分高くなっ
ている。一方、本発明のように投入ロッドとプランジャ
14で圧縮された樹脂は、図2(a)に示すように、圧
縮し高さH1 を低くそろえた分だけ空気の巻き込みを減
らし安定した成形条件を得ることができる。
【0021】図3(a)および(b)は図1の樹脂材供
給装置の変形例を説明するための断面図である。この樹
脂材供給装置は、図3に示すように、計量装置3と直結
し計量装置3から下方に伸び樹脂を放出する筒状の樹脂
供給部8とこの樹脂供給部8の下部の連通穴10を介し
て連通し上下端に開口7,7aを有する円筒部9とを具
備する樹脂ローダ5と、円筒部9内を摺動し開口7,7
aを塞ぎ下降によりポット15内に落し込まれた樹脂を
プランジャ14と協働し圧縮する投入ロッド6とを備え
ている。
給装置の変形例を説明するための断面図である。この樹
脂材供給装置は、図3に示すように、計量装置3と直結
し計量装置3から下方に伸び樹脂を放出する筒状の樹脂
供給部8とこの樹脂供給部8の下部の連通穴10を介し
て連通し上下端に開口7,7aを有する円筒部9とを具
備する樹脂ローダ5と、円筒部9内を摺動し開口7,7
aを塞ぎ下降によりポット15内に落し込まれた樹脂を
プランジャ14と協働し圧縮する投入ロッド6とを備え
ている。
【0022】次に、この樹脂材供給装置の動作を説明す
る。まず、図3(a)の投入ロッド6が位置0状態で、
下型13aのポット15上に円筒部9を位置決めする。
ここで、投入ロッド6の位置が、樹脂供給部8の内壁に
付着する樹脂が金型面に落ちないように、開口7を塞ぐ
位置1でも良いが、この場合は、計量装置3から樹脂を
円筒部9内に落し込んでから、一旦、位置0に戻し樹脂
をポット15内に落し込む動作が必要になる。
る。まず、図3(a)の投入ロッド6が位置0状態で、
下型13aのポット15上に円筒部9を位置決めする。
ここで、投入ロッド6の位置が、樹脂供給部8の内壁に
付着する樹脂が金型面に落ちないように、開口7を塞ぐ
位置1でも良いが、この場合は、計量装置3から樹脂を
円筒部9内に落し込んでから、一旦、位置0に戻し樹脂
をポット15内に落し込む動作が必要になる。
【0023】次に、下型13a上に位置決め後、計量装
置3から樹脂を樹脂供給部8を介してポット15内に投
入し、その後、投入ロッド6を位置2まで下降させ樹脂
を押し下げ、積み重ねられた樹脂を所定の高さまで圧縮
する。以降の動作は前述の実施の形態と同じである。
置3から樹脂を樹脂供給部8を介してポット15内に投
入し、その後、投入ロッド6を位置2まで下降させ樹脂
を押し下げ、積み重ねられた樹脂を所定の高さまで圧縮
する。以降の動作は前述の実施の形態と同じである。
【0024】この樹脂材供給装置では、計量装置3から
ポット15内に直接投入することが可能となり、機構の
簡略化からより高い連続生産性が得られる。また、樹脂
ローダ5は筒状部材で構成される密閉構造をもつことか
ら樹脂紛の飛散による封止装置内部の故障発生や半導体
装置への付着を抑える効果もある。
ポット15内に直接投入することが可能となり、機構の
簡略化からより高い連続生産性が得られる。また、樹脂
ローダ5は筒状部材で構成される密閉構造をもつことか
ら樹脂紛の飛散による封止装置内部の故障発生や半導体
装置への付着を抑える効果もある。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、樹脂を供
給する機構として自然落下に加え機械的に押し下げる手
段を設けることによって、顆粒状の樹脂をポット内に確
実に投入落下させることができ、封止装置の自動運転を
安定させることができるという効果がある。
給する機構として自然落下に加え機械的に押し下げる手
段を設けることによって、顆粒状の樹脂をポット内に確
実に投入落下させることができ、封止装置の自動運転を
安定させることができるという効果がある。
【0026】また、押し下げる手段である投入ロッドに
よりポット内に落し込まれた樹脂を押下し圧縮すること
により積み重ねた樹脂の体積を減らし一定の高さにし、
内部に含む空気を減らすことができ、空気の巻き込みを
抑え成形条件を安定化させ半導体装置の成形後の信頼性
を上げることができるという効果がある。
よりポット内に落し込まれた樹脂を押下し圧縮すること
により積み重ねた樹脂の体積を減らし一定の高さにし、
内部に含む空気を減らすことができ、空気の巻き込みを
抑え成形条件を安定化させ半導体装置の成形後の信頼性
を上げることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態における樹脂材供給装置
を説明するための断面図である。
を説明するための断面図である。
【図2】従来例によるポット内の樹脂の状態と本発明の
実施の形態によるポット内の樹脂の状態を示す図であ
る。
実施の形態によるポット内の樹脂の状態を示す図であ
る。
【図3】図1の樹脂材供給装置の変形例を説明するため
の断面図である。
の断面図である。
【図4】従来の樹脂封止装置の一例を説明するための断
面図である。
面図である。
1.6 投入ロッド 2 ホッパ 3 計量装置 4 チュータ 5,11 樹脂ローダ 7,7a 開口 8 樹脂供給部 9 円筒部 10 連通穴 12 シャッタ 13a 下型 13b 上型 14 プランジャ 15 ポット 16 キャビティ 16a 窪み 17 ランナ 18 ゲート 19 リードフレーム 20 半導体チップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 45/00 - 45/84 H01L 21/56
Claims (3)
- 【請求項1】 複数のキャビティとこれらキャビティを
ランナを介して溶融樹脂を注入する樹脂封止金型内の前
記溶融樹脂を溜めるポットに顆粒状の樹脂を供給する樹
脂材供給装置において、前記樹脂の一定の所要量を間欠
的に放出する計量装置と、放出された前記樹脂を前記ポ
ット内に誘導し落し込む樹脂供給部材と、この樹脂供給
部材の前記ポットと接する開口に摺動するとともに前記
ポット内に落し込まれる前記樹脂を圧縮する投入ロッド
とを備えることを特徴とする樹脂材供給装置。 - 【請求項2】 前記樹脂供給部材は、前記金型外に配置
される前記計量装置と接続する筒状のチュータと、この
チュータから落し込まれる前記樹脂を受け前記投入ロッ
ドで開口が塞がれ前記樹脂を一時溜める漏斗状部材とを
備えることを特徴とする請求項1記載の樹脂材供給装
置。 - 【請求項3】 前記樹脂供給部材は、前記計量装置と直
結する筒状部材とこの筒状部材と並設し連通するととも
に前記投入ロッドと嵌合する上下端に開口を有する円筒
部材とで構成されることを特徴とする請求項1記載の樹
脂材供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22874296A JP2822993B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 樹脂材供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22874296A JP2822993B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 樹脂材供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1067028A JPH1067028A (ja) | 1998-03-10 |
JP2822993B2 true JP2822993B2 (ja) | 1998-11-11 |
Family
ID=16881119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22874296A Expired - Lifetime JP2822993B2 (ja) | 1996-08-29 | 1996-08-29 | 樹脂材供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2822993B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6598918B2 (ja) * | 2018-04-16 | 2019-10-30 | Towa株式会社 | 粉粒体供給装置、樹脂成形装置、粉粒体供給方法、および、樹脂成形品の製造方法 |
JP6894479B2 (ja) * | 2018-04-16 | 2021-06-30 | Towa株式会社 | 粉粒体供給装置、樹脂成形装置、粉粒体供給方法、および、樹脂成形品の製造方法 |
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1996
- 1996-08-29 JP JP22874296A patent/JP2822993B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Publication date |
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JPH1067028A (ja) | 1998-03-10 |
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