JP2822949B2 - 哺乳瓶用保温容器 - Google Patents

哺乳瓶用保温容器

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JP2822949B2 JP20481095A JP20481095A JP2822949B2 JP 2822949 B2 JP2822949 B2 JP 2822949B2 JP 20481095 A JP20481095 A JP 20481095A JP 20481095 A JP20481095 A JP 20481095A JP 2822949 B2 JP2822949 B2 JP 2822949B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、哺乳瓶にお湯を
入れた状態で保温する哺乳瓶用保温容器に関するもので
ある。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】一般に、哺乳瓶による
授乳を行う場合、一旦沸騰させた後適当な温度(例え
ば、約50℃)に冷ましたお湯で粉乳を溶かし、これを
哺乳瓶に入れて幼児に提供することとなっている。その
ため、授乳時間になると、その都度、お湯を沸かし、沸
かしたお湯を冷ますという面倒な作業を必要とする。な
お、従来からよく知られている液体保温容器を用い、予
め冷ましたお湯を保温しておくことも考えられるが、そ
の場合、液体保温容器から哺乳瓶へお湯を移し替える必
要が生ずる。
【0003】上記のような要求から、お湯を入れた状態
の哺乳瓶をそのまま保温できる構造の保温容器への要求
がたかまってきている。なお、哺乳瓶の場合、上部に乳
首を有しているため、少なくとも、お湯を入れる部分を
保温できる構造であれば、十分であり、従来の液体保温
容器のような保温構造とする必要はない。また、哺乳瓶
には太さおよび高さの異なるもの(内容量はほぼ一定)
があるため、これらに対する対策も必要となる。
【0004】本願発明は、上記の点に鑑みてなされたも
ので、お湯を入れた状態の哺乳瓶をそのまま保温できる
とともに、哺乳瓶の出し入れを衛生的に行い得る保温容
器を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本願発明の基本構成で
は、上記課題を解決するための手段として、哺乳瓶を収
容する真空二重構造の容器本体と、該容器本体の開口に
対して着脱自在とされ、収容された哺乳瓶を覆蓋する蓋
とを備えた哺乳瓶用保温容器において、前記哺乳瓶の開
口に、乳首本体を露出させた状態で乳首キャップを介し
て乳首本体を取り付けるとともに、前記容器本体の開口
位置を前記乳首キャップの上端より下位となるようにし
て、お湯を入れた状態の哺乳瓶をそのまま効率的に保温
し得るとともに、哺乳瓶の出し入れを衛生的に行い得る
ようにしている。
【0006】本願発明の基本構成において、前記哺乳瓶
に、前記乳首を覆うカバーを着脱自在に設けた場合、乳
首部分が保護できる点で好ましい。
【0007】また、前記哺乳瓶を、熱不良導体からなる
ホルダー内に乳首キャップを露出させて収納された状態
で前記容器本体内に収容するようにするのが熱影響を考
慮することなく哺乳瓶の出し入れを衛生的に行い得る点
でより好ましい。
【0008】また、前記容器本体内あるいは前記ホルダ
ーに、太さおよび高さの異なる哺乳瓶の収容位置を位置
決めする位置決め手段を付設するのが形状の異なる哺乳
瓶を常に適正な状態で収容し得る点で好ましい。
【0009】また、前記容器本体内あるいは前記ホルダ
ーに、収容された哺乳瓶のガタ付きを防止するためのガ
タ付き防止手段を付設するのが哺乳瓶としてガラス製の
ものを使用した場合においても持ち運び時における哺乳
瓶の割れ等を心配しなくともよくなる点でより好まし
い。その場合において、前記ガタ付き防止手段を前記容
器本体内周面に沿って配設された弾性部材とするのが構
造の簡略化を図り得る点でさらに好ましく、また、前記
ガタ付き防止手段を、前記ホルダーの前記容器本体への
収容操作と連動して作動するようにするのがホルダーの
収容と同時にガタ付き防止を行える点でさらに好まし
い。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、添付の図面を参照して、本
願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0011】第1の実施の形態 図1および図2には、本願発明の第1の実施の形態にか
かる哺乳瓶用保温容器が示されている。
【0012】この哺乳瓶用保温容器は、お湯を入れた状
態の哺乳瓶1をそのまま保温するために用いられるもの
であり、前記哺乳瓶1を収容する広口円筒状の容器本体
2と、該容器本体2の上端開口に対して螺着脱自在とさ
れ且つ前記哺乳瓶1の上部を覆蓋する断熱蓋3とからな
っている。
【0013】前記哺乳瓶1は、お湯を入れる瓶本体4
と、該瓶本体4の上端開口に対して螺着脱自在とされた
乳首5とからなっており、該乳首5は、乳首本体5a
と、該乳首本体5aを瓶本体4の上端開口に螺着脱自在
に取り付けるための乳首キャップ5bとからなってい
る。また、前記乳首5は、熱不良導体(例えば、合成樹
脂等)からなるカバー6により覆蓋されている。さら
に、前記瓶本体4の側面適所には、該瓶本体4の温度
(換言すれば、お湯の温度)を表示するためのサーモテ
ープ7が貼設されている。該サーモテープ7は、40℃
〜80℃まで10℃刻みで表示できるようになってい
る。このようにすれば、お湯の温度が一目で確認できの
で極めて便利である。
【0014】また、前記哺乳瓶1には、太さおよび高さ
の異なる2種のものがあるが、両者の内容量は、幼児の
授乳量の関係からほぼ等しくされているのが通例であ
る。つまり、細長タイプ(図1参照)のものと太短タイ
プ(図2参照)のものとがあるのである。
【0015】前記容器本体2は、ステンレス製の真空二
重容器8と、該真空二重容器8の上端に結合された合成
樹脂製の環状の肩部材9と、前記真空二重容器8の底面
を覆う合成樹脂製の底部材10とからなっており、前記
真空二重容器8における真空層11の断熱作用により保
温性能を維持し得るようになっている。つまり、前記真
空二重容器8の部分が断熱構造とされているのである。
また、前記真空二重容器8と肩部材9との結合は、真空
二重容器8の上端外周に一体に形成された環状リブ12
と、肩部材9の下端内周に一体に形成された環状凹部1
3との無理嵌め係合により達成されている。さらに、こ
の肩部材9は、後述するように断熱蓋3の螺合部ともな
っている。
【0016】そして、前記容器本体2における真空二重
容器8の上端は、前記哺乳瓶1の満液位Lより上位とさ
れている。また、前記容器本体2の上端開口(この場
合、肩部材9の上端開口)は、前記哺乳瓶1の乳首キャ
ップ5b上端より下位とされている。このことにより、
最小限の真空二重構造で哺乳瓶1内に収容されたお湯の
保温を効率的に行い得るとともに、哺乳瓶1の出し入れ
時には乳首本体5aに触れることなく乳首キャップ5b
を持って行うことができる(即ち、衛生的に出し入れで
きる)のである。
【0017】前記断熱蓋3は、合成樹脂の断熱二重構造
とされており、その下端内周に一体に形成された雌ネジ
15と前記肩部材9の上端外周に一体に形成された雄ネ
ジ16との螺合により螺着脱自在とされている。即ち、
この断熱蓋3は、内周面を構成する内板17と、外周側
面を構成する円筒状の外板18と、上面を構成する天板
19とからなっており、内外板17,18間および天板
19と内板17との間に断熱材14が充填され、全体と
して断熱構造とされている。なお、哺乳瓶1を保温する
場合、瓶本体4に収容されたお湯を保温すれば足りるた
め、断熱蓋3は必ずしも必要としないが、断熱蓋3を用
いた方が保温効果がより向上するとともに、哺乳瓶1の
乳首5部分の保護にも有効である。
【0018】しかして、前記容器本体2内には、太さお
よび高さの異なる(即ち、図1の細長タイプおよび図2
の太短タイプの)哺乳瓶1の収容位置を位置決めする位
置決め手段として作用する段部20が設けられている。
該段部20は、容器本体2を構成する真空二重容器8の
内周面下部を絞り込むことにより形成されている。つま
り、図1に示すように細長タイプの哺乳瓶1の場合、哺
乳瓶1は容器本体2の内底面に当接された状態で収容さ
れ、図2に示すように太短タイプの哺乳瓶1の場合、哺
乳瓶1は段部20に当接された状態で収容されることと
なっているのである。なお、哺乳瓶1の内容量は、両タ
イプでほぼ等しくなっているのが通例であるため、段部
20の形成位置を適正に設定すれば、哺乳瓶1における
満液位Lは、容器本体2における真空二重容器8の上端
より下位に位置し、且つ容器本体2の上端開口は、前記
哺乳瓶1の乳首キャップ5b上端より下位に位置するこ
ととなる。
【0019】上記のように構成された哺乳瓶用保温容器
においては、次のような作用が得られる。
【0020】一旦沸騰させたお湯を適当な温度に冷まし
て哺乳瓶1に入れ、この哺乳瓶1をそのまま容器本体2
内に収容し、断熱蓋3をして保温しておき、授乳時間に
なったら哺乳瓶1を取り出し、粉乳を混ぜて調乳する。
従って、授乳時毎に、お湯を沸かして冷ます必要がなく
なり、調乳作業が容易となる。しかも、タイプの異なる
哺乳瓶を使用する場合にも、1個の保温容器で間に合う
こととなり、便利である。さらに、哺乳瓶1の出し入れ
は、乳首本体5aに触れることなく乳首キャップ5bを
持って行えることとなり、衛生的である。
【0021】第2の実施の形態 図3には、本願発明の第2の実施の形態にかかる哺乳瓶
用保温容器における断熱蓋部分が示されている。
【0022】この場合、断熱蓋3の構造が第1の実施の
形態と相異している。即ち、この断熱蓋3は、内周面を
構成する内板17と外周側面を構成する外板18とから
なっており、内外板17,18間に断熱材14が充填さ
れている。つまり、上部側の断熱材が省略されているの
である。従って、断熱蓋の断熱作用は第1の実施の形態
のものよりやや劣るが、構造はより簡単となる。その他
の構成および作用効果は第1の実施の形態と同様なので
説明を省略する。
【0023】第3の実施の形態 図4には、本願発明の第3の実施の形態にかかる哺乳瓶
用保温容器における容器本体上部が示されている。
【0024】この場合、容器本体2上部の肩部材が省略
されている点が第1の実施の形態と相異しており、断熱
蓋3は、真空二重容器8に対して直接着脱自在とされて
いる。即ち、断熱蓋3の内周面下端に形成された環状凹
溝21と真空二重容器8の外周上端に一体に形成された
環状凸条22との係合により断熱蓋3は真空二重容器8
に着脱自在に取り付けられることとなっている。このよ
うにすると、容器本体2の構造の簡略化が得られる。な
お、この哺乳瓶用保温容器の場合、お湯を入れた状態の
哺乳瓶1をそのまま容器本体2内に収容して保温するこ
ととなっているため、断熱蓋3と容器本体2との間の水
密性を高くする必要がないため、本実施の形態のように
することができる。なお、断熱蓋3の構造は、第2の実
施の形態と同様とされているが、第1の実施の形態と同
様としても良い。その他の構成および作用効果は第1の
実施の形態と同様なので説明を省略する。
【0025】第4の実施の形態 図5および図6には、本願発明の第4の実施の形態にか
かる哺乳瓶用保温容器が示されている。
【0026】この場合、容器本体2を構成する真空二重
容器8の内部は、上下方向に同径とされており、その内
底部には、合成樹脂製の皿状部材23が配設されてい
る。該皿状部材23には、太さおよび高さの異なる(即
ち、図5の細長タイプおよび図6の太短タイプの)哺乳
瓶1の収容位置を位置決めする位置決め手段として作用
する段部20が設けられている。つまり、図5に示すよ
うに細長タイプの哺乳瓶1の場合、哺乳瓶1は皿状部材
23の内底面に当接された状態で収容され、図6に示す
ように太短タイプの哺乳瓶1の場合、哺乳瓶1は皿状部
材23の段部20に当接された状態で収容されることと
なっているのである。その他の構成および作用効果は第
1の実施の形態と同様なので説明を省略する。
【0027】第5の実施の形態 図7には、本願発明の第5の実施の形態にかかる哺乳瓶
用保温容器が示されている。
【0028】この場合、容器本体2を構成する真空二重
容器8の内部は、上下方向に同径とされており、その内
部には、収容された哺乳瓶1のガタ付きを防止するため
のガタ付き防止手段24が配設されている。該ガタ付き
防止手段24は、前記容器本体2(具体的には、真空二
重容器8)の内周面に沿って配設された弾性部材とされ
ている。該弾性部材24として、瞬間的な力の作用によ
っては変形しないが、継続的な力を加えると変形した形
状を維持するものを採用するのが望ましい。従って、前
記弾性部材24の内径は、変形前において哺乳瓶1の外
径よりやや小径とされている。このように構成すると、
容器本体2内に収容された哺乳瓶1は変形状態にある弾
性部材24により保持されることとなり、ガタ付きが確
実に防止され、哺乳瓶1としてガラス製のものを使用し
たとしても、持ち運び時に割れ等が生ずるおそれがなく
なる。なお、前記弾性部材24の内周面に、太さおよび
高さの異なる哺乳瓶1の収容位置を位置決めする位置決
め手段として作用する段部を設けることも可能である。
その他の構成および作用効果は第1の実施の形態と同様
なので説明を省略する。
【0029】第6の実施の形態 図8には、本願発明の第6の実施の形態にかかる哺乳瓶
用保温容器が示されている。
【0030】この場合、容器本体2を構成する真空二重
容器8の内部は、上下方向に同径とされている。また、
哺乳瓶1は、熱不良導体(例えば、合成樹脂)からなる
ホルダー25内に乳首キャップ5bを露出させて収納さ
れた状態で容器本体2内に収容されることとなってい
る。該ホルダー25は、有底円筒状を呈しており、その
上端には、前記容器本体2の上端に係止されるフランジ
部26が一体に形成されている。さらに、前記ホルダー
25には、収納された哺乳瓶1のガタ付きを防止するた
めのガタ付き防止手段27が設けられている。該ガタ付
き防止手段27は、前記ホルダー25の中段において円
周方向等間隔に一体形成された4個の内向きの樹脂バネ
とされており、哺乳瓶1の収容時に哺乳瓶1の外周面に
圧接されることにより、哺乳瓶1のガタ付きが防止され
ることとなっている。なお、樹脂バネ27は、3個以上
であればよい。
【0031】上記のように構成したことにより、哺乳瓶
1はホルダー25に収納された状態で容器本体1内に収
容されることとなるため、ホルダー25は熱くなること
はなく、出し入れが容易且つ安全となる。また、ホルダ
ー25内においては、哺乳瓶1は樹脂バネ27の圧接力
により保持されることとなり、ガタ付きが確実に防止さ
れ、哺乳瓶1としてガラス製のものを使用したとして
も、持ち運び時に割れ等が生ずるおそれがなくなる。そ
の他の構成および作用効果は第1の実施の形態と同様な
ので説明を省略する。
【0032】第7の実施の形態 図9には、本願発明の第7の実施の形態にかかる哺乳瓶
用保温容器が示されている。
【0033】この場合、第6の実施の形態と相異するの
は、ホルダー25内に、太さおよび高さの異なる(即
ち、実線で示す細長タイプおよび二点鎖線で示す太短タ
イプの)哺乳瓶1の収容位置を位置決めする位置決め手
段として作用する段部20が設けられている点である。
該段部20は、ホルダー25の内周面下部を絞り込むこ
とにより形成されている。その他の構成および作用効果
は第1および第6の実施の形態と同様なので説明を省略
する。
【0034】第8の実施の形態 図10には、本願発明の第8の実施の形態にかかる哺乳
瓶用保温容器が示されている。
【0035】この場合、第7の実施の形態と相異するの
は、ホルダー25の内底部に、合成樹脂製の皿状部材2
3が配設され、該皿状部材23に、太さおよび高さの異
なる(即ち、実線で示す細長タイプおよび二点鎖線で示
す太短タイプの)哺乳瓶1の収容位置を位置決めする位
置決め手段として作用する段部20が設けられている点
である。その他の構成および作用効果は第1および第7
の実施の形態と同様なので説明を省略する。
【0036】第9の実施の形態 図11および図12には、本願発明の第9の実施の形態
にかかる哺乳瓶用保温容器が示されている。
【0037】この場合、第6の実施の形態と相異するの
は、ガタ付き防止手段である樹脂バネ27がホルダー2
5の容器本体1への収容操作と連動して作動することと
なっている点である。即ち、樹脂バネ27は、作動前の
状態(図12参照)においてホルダー25の外周面から
突出する膨出部27aを有しており、ホルダー25の容
器本体1への収容時に、前記膨出部27aが真空二重容
器8の内周面に圧接されることにより、ホルダー25内
に収納された哺乳瓶1の外周面へ樹脂バネ27が圧接さ
れることとなっているのである(図11参照)。従っ
て、哺乳瓶1のガタ付き防止は、ホルダー25の容器本
体2内への収容と同時に達成されることとなり、使い勝
手がよくなる。なお、この場合にも、前記ホルダー25
の内周面に、太さおよび高さの異なる哺乳瓶1の収容位
置を位置決めする位置決め手段として作用する段部を設
けることも可能である。その他の構成および作用効果は
第1および第6の実施の形態と同様なので説明を省略す
る。
【0038】
【発明の効果】本願発明によれば、哺乳瓶を収容する容
器本体を真空二重構造とすることによりお湯を入れた状
態の哺乳瓶をそのまま保温し得るようにしているので、
調乳のたびにお湯を沸かして冷ますという作業を必要と
しなくなり、調乳作業の迅速化および容易化を図ること
ができるという効果がある。しかも、哺乳瓶の開口に、
乳首本体を露出させた状態で乳首キャップを介して乳首
本体を取り付けるとともに、容器本体の開口位置を、前
記哺乳瓶の乳首キャップ上端より下位となるようにして
いるので、哺乳瓶の出し入れ時には乳首本体に触れるこ
となく乳首キャップを持って行うことができることとな
り、衛生的に哺乳瓶の出し入れできるという効果もあ
る。
【0039】また、哺乳瓶を、熱不良導体からなるホル
ダー内に乳首キャップを露出させて収納された状態で前
記容器本体内に収容するようにした場合、熱影響を考慮
することなく哺乳瓶の出し入れを衛生的且つ容易に行う
ことができるという効果がある。
【0040】また、前記容器本体内あるいは前記ホルダ
ーに、太さおよび高さの異なる哺乳瓶の収容位置を位置
決めする位置決め手段を付設した場合、形状の異なる哺
乳瓶を適正な状態で収容し得ることとなり、1個の保温
容器でタイプの異なる哺乳瓶を保温できるという効果が
ある。
【0041】また、前記容器本体内あるいは前記ホルダ
ーに、収容された哺乳瓶のガタ付きを防止するためのガ
タ付き防止手段を付設した場合、哺乳瓶を適正な姿勢で
保持できることとなり、哺乳瓶としてガラス製のものを
使用した場合においても持ち運び時における哺乳瓶の割
れ等を心配しなくともよくなるという効果がある。その
場合において、前記ガタ付き防止手段を前記容器本体内
周面に沿って配設された弾性部材とすれば、構造の簡略
化を図ることができ、また、前記ガタ付き防止手段を、
前記ホルダーの前記容器本体への収容操作と連動して作
動するようにすれば、ホルダーの収容と同時にガタ付き
防止を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる哺乳瓶用
保温容器に細長タイプの哺乳瓶を収容した状態を示す縦
断面図である。
【図2】本願発明の第1の実施の形態にかかる哺乳瓶用
保温容器に太短タイプの哺乳瓶を収容した状態を示す縦
断面図である。
【図3】本願発明の第2の実施の形態にかかる哺乳瓶用
保温容器における断熱蓋部分を示す半断面図である。
【図4】本願発明の第3の実施の形態にかかる哺乳瓶用
保温容器における容器本体上部を示す半断面図である。
【図5】本願発明の第4の実施の形態にかかる哺乳瓶用
保温容器に細長タイプの哺乳瓶を収容した状態を示す縦
断面図である。
【図6】本願発明の第4の実施の形態にかかる哺乳瓶用
保温容器に太短タイプの哺乳瓶を収容した状態を示す縦
断面図である。
【図7】本願発明の第5の実施の形態にかかる哺乳瓶用
保温容器の縦断面図である。
【図8】本願発明の第6の実施の形態にかかる哺乳瓶用
保温容器の縦断面図である。
【図9】本願発明の第7の実施の形態にかかる哺乳瓶用
保温容器の縦断面図である。
【図10】本願発明の第8の実施の形態にかかる哺乳瓶
用保温容器の縦断面図である。
【図11】本願発明の第9の実施の形態にかかる哺乳瓶
用保温容器の縦断面図である。
【図12】本願発明の第9の実施の形態にかかる哺乳瓶
用保温容器におけるホルダーの縦断面図である。
【符号の説明】
1は哺乳瓶、2は容器本体、3は断熱蓋、5は乳首、5
aは乳首本体、5bは乳首キャップ、8は真空二重容
器、20は位置決め手段(段部)、23は皿状部材、2
4はガタ付き防止手段(弾性部材)、25はホルダー、
27はガタ付き防止手段(樹脂バネ)、Lは満液位。

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 哺乳瓶を収容する真空二重構造の容器本
    と、該容器本体の開口に対して着脱自在とされ、収容
    された哺乳瓶を覆蓋する蓋とを備えた哺乳瓶用保温容器
    であって、前記哺乳瓶の開口に、乳首本体を露出させた
    状態で乳首キャップを介して乳首本体が取り付けられて
    おり、前記容器本体の開口位置が前記乳首キャップの上
    端より下位とされていることを特徴とする哺乳瓶用保温
    容器。
  2. 【請求項2】 前記哺乳瓶には、前記乳首を覆うカバー
    が着脱自在に設けられていることを特徴とする前記請求
    項1記載の哺乳瓶用保温容器。
  3. 【請求項3】 前記容器本体内には、太さおよび高さの
    異なる哺乳瓶の収容位置を位置決めする位置決め手段が
    付設されていることを特徴とする前記請求項1ないし請
    求項2のいずれか一項記載の哺乳瓶用保温容器。
  4. 【請求項4】 前記容器本体内には、収容された哺乳瓶
    のガタ付きを防止するためのガタ付き防止手段が付設さ
    れていることを特徴とする前記請求項1ないし請求項3
    のいずれか一項記載の哺乳瓶用保温容器。
  5. 【請求項5】 前記ガタ付き防止手段は、前記容器本体
    内周面に沿って配設された弾性部材とされていることを
    特徴とする前記請求項4記載の哺乳瓶用保温容器。
  6. 【請求項6】 前記哺乳瓶は、熱不良導体からなるホル
    ダー内に乳首キャップを露出させて収納された状態で前
    記容器本体内に収容されることとなっていることを特徴
    とする前記請求項ないし請求項3のいずれか一項記載
    の哺乳瓶用保温容器。
  7. 【請求項7】 前記ホルダーには、太さおよび高さの異
    なる哺乳瓶の収容位置を位置決めする位置決め手段が付
    設されていることを特徴とする前記請求項6記載の哺乳
    瓶用保温容器。
  8. 【請求項8】 前記ホルダーには、収納された哺乳瓶の
    ガタ付きを防止するためのガタ付き防止手段が付設され
    ていることを特徴とする前請求項6および請求項7のい
    ずれか一項記載の哺乳瓶用保温容器。
  9. 【請求項9】 前記ガタ付き防止手段は、前記ホルダー
    の前記容器本体への収容操作と連動して作動することと
    なっていることを特徴とする前記請求項8記載の哺乳瓶
    用保温容器。
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