JP2821709B2 - 半導体パッケージ - Google Patents

半導体パッケージ

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  • Structures Or Materials For Encapsulating Or Coating Semiconductor Devices Or Solid State Devices (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、EP−ROMなどの透明窓を備えた半導体パッ
ケージに関する。
〔従来の技術〕
従来よりEP−ROMなどの、透明窓を備えた半導体パッ
ケージが用いられている。
この半導体パッケージは第1図に示すように、アルミ
ナなどのセラミックスからなるキャップ1とベース2か
らなり、上記キャップ1にはガラスなどからなる透明窓
3を備えている。そして、上記ベース2のキャビティ部
2aに半導体チップを載置して外部リードにワイヤボンデ
ィングした後、キャップ1とベース2をガラスにて封止
するようになっていた。
上記キャップ1、ベース2を形成するセラミックスと
しては、Al2O3を主成分とし、MnO2、Cr2O3、Fe2O3、TiO
2などを含む黒色アルミナセラミックスを用いていた
が、キャップ1は肉厚1.5mm程度と薄く、また透明窓3
との熱膨張差による応力に耐えるために、高強度として
おく必要があった。
そこで、キャップ1、ベース2としては、表面粗さ
が、中心線平均粗さ(Ra)で0.4μm以下、抗折強度が3
5kg/mm2以上のものを用いていた。
なお、一般にセラミックスの強度は、内部のボイドの
大きさ、量によって決定されるがボイド側定は困難であ
るため、通常上記キャップ1とベース2の場合は表面粗
さで評価を行なっていた。即ち、キャップ1、ベース2
の場合は、バレル研磨後の表面粗さがそのまま製品の表
面粗さとなり、バレル研磨後の表面粗さが細かいものほ
ど、ボイドが少なく抗折強度も大きいものであった。
〔従来技術の課題〕
ところが、セラミックスにおいてボイドを少なくして
抗折強度を高めるほど、比較的小さな衝撃に対する耐チ
ッピング性は逆に低くなる傾向があり、上記キャップ
1、ベース2は搬送時などに互いに衝突してチッピング
を生じやすいという問題点があった。
また、キャップ1、ベース2は表面粗さが細かいこと
から、ガラス封止する際のシール性が悪かった。
〔課題を解決するための手段〕
そこで、本発明は、半導体パッケージを構成するキャ
ップは、ボイドが少なく、表面粗さ(Ra)0.15〜0.4μ
mで抗折強度35kg/mm2以上のセラミックスを用いるとと
もに、ベースは、ややボイドが多く、表面粗さ(Ra)0.
4〜0.8μmのセラミックスを用いることで、耐チッピン
グ性、シール性を高めたものである。
なお、本発明において、表面粗さとは、中心線平均粗
さ(Ra)のことを表している。
〔実施例〕
以下本発明実施例を説明する。
第1図に示す半導体パッケージは、ガラスなどからな
る透明窓3を備えたセラミック製のキャップ1と、半導
体チップを収納するためのキャビティ部2aを有するセラ
ミック製のベース2からなっている。
これらのセラミックスは90重量%程度のAl2O3に着色
剤としてのMnO2、Cr2O3、Fe2O3、TiO2、焼結助剤として
のSiO2などを添加し、所定形状にプレス成形し、焼成し
た後、バレル研磨を施したものであるが、一次原料の粒
径、造粒時の条件、バインダーの種類などを変化させる
ことによって、焼結体のボイド量強度を変化させること
ができる。そして、前記したように、ボイド量はバレル
研磨後の表面粗さによって評価することができ、バレル
研磨後の表面粗さが細かいほど、ボイド量が少なく、高
強度のセラミックスとなる。
上記キャップ1は、平均粒径1.5μm程度の細かい一
次原料を用いることによって、焼結体の比重が3.8、ボ
イド平均径2.9〜3.2μm、ボイド占有率が13〜20%でバ
レル研磨後の表面粗さが0.25〜0.4μmと細かく、抗折
強度35kg/mm2以上としてある。このようにキャップ1は
高強度としてあるため、薄くても割れる恐れはなく、透
明窓3との熱膨張差によるクラックが生じにくい。
一方、ベース2は平均粒径2.5μm程度のやや大きな
一次原料を用いることによって、焼結体の比重が3.75、
ボイド平均径3.1〜3.6μm、ボイド占有率が20〜35%
で、バレル研磨後の表面粗さを0.4〜0.8μmと大きくし
てある。したがって、ベース2はボイド量が多いことか
ら、強度は低下するが、逆に弱い衝撃に対する耐チッピ
ング性は高まり、また表面粗さが大きくなることから、
封止ガラスに対するアンカー効果により、シール性が高
まる。なお、ベース2は肉厚が1.6mm以上と比較的厚い
ものであるから、強度が低下しても特に問題はない。
実験例1 ここで、まず、キャップ1について、一次原料の粒
径、バインダー等を変化させることによって、ボイド量
を変化させたものを試作し、それぞれバレル研磨後の表
面粗さ、抗折強度、および透明窓3まわりのクラック発
生による不良率を調べた。
結果は第1表に示すように、表面粗さが大きいものほ
ど、ボイド量が多いことから抗折強度が低く、特に表面
粗さが0.4μmより大きいものは不良率300ppmと悪かっ
た。したがって、キャップ1としては、表面粗さ0.4μ
m以下で、抗折強度35kg/mm2以上のものが優れていた。
なお、バレル研磨後の表面粗さについては、0.15μm程
度が限界であり、結局、キャップ1としては表面粗さ0.
15〜0.4μmのものが優れていた。
実験例2 次にベース2について、同様にしてボイド量を変化さ
せたものを試作し、それぞれバレル研磨後の表面粗さ、
抗折強度を測定し、また、ガラス封止後、ハンダ槽の中
に浸漬するキラーテストを行なった後のシール不良発生
率、およびチューブロックテストを行なった後のチッピ
ング発生率を調べた。
結果は第2表に示す通り、表面粗さが大きくなるほど
ボイド量が多くなることから強度は低下するが、逆にシ
ール性、耐チッピング性は向上することがわかる。ただ
し、表面粗さが0.8μmを超えると、抗折強度が30kg/mm
2以下と低くなりすぎるため、チッピング発生率が高く
なった。したがって、ベース2として最適な表面粗さは
0.4〜0.8μmであり抗折強度30kg/mm2以上のものが良
い。
なお、以上の実施例では、キャップ1として、透明窓
3を備えたものを示したが、これに限らず、キャップ1
が肉厚1.6mm以下の薄いものであり、ベース2が肉厚1.6
mm以上のものであれば、同様にして本発明を適用するこ
とができる。
〔発明の効果〕
このように本発明によれば、セラミックスからなる半
導体パッケージにおいて、キャップは表面粗さ0.15〜0.
4μmとし、ベースは表面粗さ0.4〜0.8μmとしたこと
によって上記キャップは高強度となることから肉厚が薄
くても割れる恐れはなく、透明窓との熱膨張差によるク
ラックの発生率を防止できる。また、ベースは弱い衝撃
に対する耐チッピング性を向上できるとともに、ガラス
封止時のシール性を高めることができるなど、さまざま
な特徴をもった、高信頼性の半導体パッケージを提供で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、半導体パッケージの構成を示す分解斜視図で
ある。 1:キャップ、2:ベース 3:透明窓

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】セラミック製キャップとセラミック製ベー
    スからなる半導体パッケージにおいて、上記キャップ表
    面の中心線平均粗さ(Ra)が0.15〜0.4μmであり、上
    記ベース表面の中心線平均粗さ(Ra)が0.4〜0.8μmで
    あることを特徴とする半導体パッケージ。
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