JP2821651B2 - 支持柱の高さ調節装置 - Google Patents

支持柱の高さ調節装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ドーム状構造物等における支持柱の高さを
調節する装置に関する。
〔従来の技術〕
本出願人は、野球等を行ない得る高階高の大空間を下
側に形成する高レベル位置と、イベントや展示会に適し
た中階高の大空間を下側に形成する中レベル位置と、ラ
グビーやサッカ等を行なうための地盤を屋根の上面をも
って形成する低レベル位置とに屋根を昇降できるように
して、多目的に使用できる構造物を先に提案した。
そのような構造物では、屋根のレベルを変更する上
で、自ずと、支持柱の高さを調節する装置が必要とな
る。そのような支持柱の高さ調節装置としては、第4図
に示すように、支持柱(5)を、互いに上下方向に移動
自在に連結する下部の固定柱(5A′)と上部の可動柱
(5B′)とに分割し、固定柱(5A′)に対して可動柱
(5B′)を上下方向に駆動する油圧ジャッキ等のジャッ
キ(J)を設けたものが一般的に知られている。
しかし、前記従来技術によるときは、前述のように屋
根のレベルを変える等、高さ調節のストロークが大きい
場合、次のような不都合があった。
つまり、ジャッキとして、支持柱の高さ調節のストロ
ークに匹敵する大きなストロークを持つものを用意する
と、自ずと、ジャッキの径が支持柱の径に匹敵するほど
の大きなものとなり、設置スペースの確保がむずかし
い。
しかし、だからといって径の小さいジャッキを用いる
と、ストロークが小さいため、支持柱の高さを調節する
場合、第4図(イ),(ロ),(ハ)に示すように、ジ
ャッキ(J)を固定柱(5A′)(又は他の固定部)に据
付けて可動柱(5B′)を昇降すべくジャッキ(J)を作
動させる工程と、その後において可動柱(5B′)を固定
柱(5A′)にジャッキ(J)以外の手段で支持させる工
程と、その状態でジャッキ(J)を伸縮させて固定柱
(5A′)に据付け直す工程とを繰返すことで所定のスト
ロークをもって可動柱(5B′)を固定柱(5A)に対して
昇降させる必要がある。従って、昇降に手間取り、時間
が掛る。
また、本出願人は、支持柱の高さ調節装置として、第
5図に示すように、支持柱(5)を、互いに上下方向に
摺動自在に嵌合する下部の固定柱(5A)と上部の可動柱
(5B)とに分割し、それら固定柱(5A)及び可動柱(5
B)のうち外嵌する側の筒状の一方のものを流体圧シリ
ンダ装置のシリンダとし、かつ、他方をピストンロッド
として固定柱(5A)に対して可動柱(5B)を昇降させる
ように作動流体を圧力室(6′)に対して給排する流体
圧ポンプ(P)を設けたものを先に提案した。
しかし、これによるときは、ドーム状構造物の支持柱
等、支持柱の径が大きい場合、固定柱と可動柱との隙間
をシールすることが非常にむずかしいという不都合があ
った。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の目的は、上記の不都合を解消できる支持柱の
高さ調節装置を提供する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による支持柱の高さ調節装置の特徴構成は、支
持柱及びそれに支持される架構の全体を1よりも小なる
比重に構成し、前記支持柱の下端部を上下に移動自在に
挿入させる水槽を設け、その水槽に対して給排水する給
排水手段を設けてある点にある。
〔作 用〕
水槽に対して給排水することにより、その水槽内の水
面レベルを変更して、支持柱を昇降させることができ
る。
〔発明の効果〕
以上のように、水槽に対する給排水による水面レベル
の変更により、支持柱の高さを変更するから、大きな設
置スペースを別途必要とする大ストロークの流体圧シリ
ンダ装置が不要でスペース面で有利に実施できる。しか
も、給排水といった一連の動作で高さを変更するため、
作業性が良く、高さ調節を迅速、スムーズに行なうこと
ができる。その上、船のようにいわば浮力で支持柱及び
架構の全体を支持させるため、水を支持柱の昇降に用い
ながらも、水槽を上部が開放したものとして水槽と支持
柱との隙間のシールが不要で、支持柱が大径であっても
実施が容易である。
特に、支持柱内に対する給排水等で全体重量を調節す
る重量調節手段を設けて、全体重量を変更して支持柱を
昇降させる場合に比べて、構造の簡略化を図ることがで
きる。
つまり、全体重量を変更して支持柱を昇降させる場合
は、支持柱内に対する給排水等を地上側から行う必要が
あり、昇降移動する支持柱と重量調節手段とを上下方向
に相対移動自在に設ける必要があるが、本発明によれ
ば、水槽に対して給排水すればよいので、水槽と給排水
手段とを一定の相対位置で設けておくことができ、構造
の簡略化を図ることができる。
〔実施例〕
本発明の実施例に次に示す。
ドーム状の構造物は、第1図乃至第3図に示すよう
に、グランドレベル(GL)よりも低い位置にアリーナ
(1)を形成するとともに、そのアリーナ(1)の外周
部に上下複数段の観客席(2)を形成する上部開放の地
下構造体(3)と、前記アリーナ(1)の上方部を覆う
屋根(4)と、その屋根(4)を支える周囲4本の支持
柱(5)とから成る。
前記地下構造体(3)は、観客席(2)の上方部を覆
う庇状の固定屋根(3A)を備えている。
前記屋根(4)は、第1図に示すように、鉄骨造り等
の構造体であって、上面に芝生等が植られてサッカーや
ラグビーのアリーナとして供し得る水平な人工地盤を形
成している。
前記支持柱(5)は、第3図(イ)〜(ハ)に示すよ
うに、前記アリーナ(1)上での野球等を行ない得る高
階高の大空間を形成するように屋根(4)を固定屋根
(3A)よりも高く位置させて支持する高レベル高さ(第
3図(イ)参照)と、固定屋根(3A)とで一連のドーム
状の屋根を形成するとともに、アリーナ(1)上でのイ
ベントや展示会に適した中階高の大空間を形成するよう
に屋根(4)を固定屋根(3A)と同一レベルに位置させ
て支持する中レベル高さ(第3図(ロ)参照)と、前記
上段の観客席(2)から観覧可能なラグビーサッカー用
等のアリーナを屋根(4)をもって形成するように屋根
(4)を上段の観客席(2)よりも低く位置させて支持
する低レベル高さ(第3図(ハ)参照)とに高さ調節自
在ものである。
そして、支持柱(5)を高さ調節する装置は、支持柱
(5)及びそれに支持される架構、つまり、屋根(4)
の全体を1よりも小なる比重に構成し、第1図に示すよ
うに、前記支持柱(5)の下端部を上下に移動自在に挿
入させる水槽(6)を設け、その水槽(6)に対して給
排水する給排水手段を設けて構成されている。
前記支持柱(5)及び屋根(4)の全体について詳述
すると、下端部を水槽(6)の水に漬けた状態で全体の
重量よりも大なる浮力を受ける中空状の浮体と支持柱
(5)を構成することで、全体が水に浮くように構成さ
れている。
前記給排水手段は、地下に貯水槽(7)を設け、その
貯水槽(7)内の水を前記水槽(6)内に供給する状態
と水槽(6)内の水を貯水槽(7)内に排出する状態と
に切替操作自在な給排水ポンプ(8)を設け、止水弁
(9)を設けて構成されている。
従って、水槽(6)内の水に支持柱(5)が浮いて浮
力によって支えられ、水槽(6)への給排水に伴なう水
面レベルの変動により、支持柱(5)が水面とともに昇
降するのである。
なお、前記固定屋根(3A)は、支持柱(5)を中レベ
ル高さにした状態においてグランドから屋根(4)への
アプローチ(10)を構成している。
〔別実施例〕
本発明の別実施例を以下に示す。
[1]上記実施例では、貯水槽(7)を備えた給排水手
段を示したが、給排水手段としては、貯水槽(7)を持
たない手段であっても良い。このように貯水槽(7)を
設けない構成は、河川や湖沼、海等の水源が近くにある
場合に有用である。
[2]本発明を実施するにあたっては、支持柱(5)の
横変位を防止するようにその支持柱(5)の昇降を案内
するガイドを設けることが好ましい。また、給排水手段
により所定の高さに昇降された支持柱(5)を水槽
(6)等の固定部に連結させて固定支持する固定手段設
けたりすることが好ましい。
つまり、高さ調節時にのみ浮力で支持させ、調節後は
固定手段により機械的に支持させるようにしても良い。
[3]尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利に
する為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面
の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は拡大断面図、第2図は斜視図、第3図(イ),
(ロ),(ハ)は各昇降状態を示す断面図であり、第4
図(イ),(ロ),(ハ)、第5図は従来例を示す断面
図である。 (4)……架構、(5)……支持柱、(6)……水槽。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持柱(5)及びそれに支持される架構
    (4)の全体を1よりも小なる比重に構成し、前記支持
    柱(5)の下端部を上下に移動自在に挿入させる水槽
    (6)を設け、その水槽(6)に対して給排水する給排
    水手段を設けてある支持柱の高さ調節装置。
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