JP2820819B2 - 伸びフランジ成形性に優れる高強度薄鋼板及びその製造方法 - Google Patents
伸びフランジ成形性に優れる高強度薄鋼板及びその製造方法Info
- Publication number
- JP2820819B2 JP2820819B2 JP24746191A JP24746191A JP2820819B2 JP 2820819 B2 JP2820819 B2 JP 2820819B2 JP 24746191 A JP24746191 A JP 24746191A JP 24746191 A JP24746191 A JP 24746191A JP 2820819 B2 JP2820819 B2 JP 2820819B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- less
- steel sheet
- flange formability
- hot
- strength
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
どのプレス加工が施される用途に用いる鋼板であって、
とくにプレス成形性、すなわち、伸びフランジ成形性に
優れる引張り強さが 400 N/mm2以上の高強度薄鋼板及び
その製造方法を提案しようとするものである。近年、自
動車部品用鋼板においては、複雑な形状のプレス加工が
施される場合が多く、これらに供する鋼板には高強度化
とともに優れる伸びフランジ成形性が要求されている。
ると、伸びフランジ成形部で割れやすいという問題があ
った。この問題を解決する手段として、伸びフランジ割
れの起点となる硫化物などの介在物を減少させる方法が
知られているが、従来よりもさらに鋼板の強度を高くし
てその板厚を薄くしていくと、上記の介在物を制御する
方法のみでは必要とする伸びフランジ成形性を得ること
ができなく、おのずから限界があった。
例えば、特開昭48−11221 号公報には加工性の優れた高
強度冷延鋼板が、また、特開昭57−35662 号公報には2
次加工性の優れた超深絞り用冷延鋼板が、さらには、特
開昭62−74053 号公報には高硬化性高強冷延鋼板などが
提案開示されているが、これらには、伸びフランジ成形
性に関する記述はなく、また、伸びフランジ成形性を向
上させる手段を示唆するものもない。
さが 400 N/mm2以上の薄鋼板において、特に、伸びフラ
ンジ成形性に優れる高強度薄鋼板及びその製造方法を提
案することを目的とする。
通りである。 C:0.007 wt%以上、 0.050 wt %以下、 Si : 1.5 wt %以下、 Mn : 3.0wt以下、 V:下記Nの2倍(wt%)以上、20倍(wt%)以下、 Nb :上記Cの5倍 (wt %)以上、16倍(wt%)以下、 Al: 0.002wt%以上、 0.10 wt%以下、 P:0.15wt%以下、 S: 0.03 wt%以下及び N: 0.005wt%以上、 0.020wt%以下 を含有し、残部は鉄及び不可避不純物の組成からなる伸
びフランジ成形性に優れる高強度薄鋼板(第1発明)で
ある。
置換して、 Ti : 0.002wt%以上、 0.050wt%以下及び B: 0.0002 wt%以上、0.0050wt%以下 のうちから選んだ1種又は2種を含有させるもの(第2
発明)である。
置換して、 Cr : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下、 Ni : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下、 Mo : 0.002wt%以上、 0.50 wt%以下及び Cu : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下 のうちから選んだ1種又は2種以上を含有させるもの
(第3発明)である。
置換して、 Sb : 0.002wt%以上、 0.05 wt%以下、 Ca : 0.002wt%以上、 0.05 wt%以下及び REM : 0.01wt%以上、 0.10 wt%以下 のうちから選んだ1種又は2種以上を含有させるもの
(第4発明)である。
置換して、 Cr : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下、 Ni : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下、 Mo : 0.002wt%以上、 0.50 wt%以下及び Cu : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下 のうちから選んだ1種又は2種以上を含有させるもの
(第5発明)である。
の残部成分の鉄の一部と置換して、 Sb : 0.002wt%以上、 0.05 wt%以下、 Ca : 0.002wt%以上、 0.05 wt%以下及び REM : 0.01wt%以上、 0.10 wt%以下 のうちから選んだ1種又は2種以上を含有させるもの
(第6発明、第7発明、第8発明)である。
下、 Si :1.5 wt%以下、 Mn : 3.0wt%以下、 V:下記Nの2倍(wt%)以上、20倍(wt%)以下、 Nb :上記Cの5倍(wt%)以上、16倍(wt%)以下、 Al : 0.002wt%以上、 0.10 wt%以下、 P: 0.15 wt%以下、 S: 0.03 wt%以下及び N: 0.005wt%以上、 0.020wt%以下 を含有する鋼片を素材として熱延する際、少なくとも1
パスを、1000℃以上、1200℃以下の温度範囲で、圧下率
ε(%)とひずみ速度外2(S -1) との積が1500(%・
S -1) 超えの粗圧延を施すことを特徴とする伸びフラン
ジ成形性に優れる高強度熱延鋼板の製造方法(第9発
明)である。
板を素材として、圧下率40%以上、90%以下の範囲で冷
延を施し、しかるのち、再結晶温度以上、Ac3変態点以
下の温度範囲で再結晶焼鈍を施すことを特徴とする伸び
フランジ成形性に優れる高強度冷延鋼板の製造方法(第
10発明)である。
板を素材として、圧下率40%以上、90%以下の範囲で冷
延を施し、しかるのち、再結晶温度以上、Ac3変態点以
下の温度範囲で再結晶焼鈍し、引き続いて溶融亜鉛めっ
きを施すことを特徴とする伸びフランジ成形性に優れる
高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法(第11発明) であ
る。ここに、再結晶焼鈍と溶融亜鉛めっきは連続溶融亜
鉛めっきラインで行うことが好ましい。
限定理由を以下に述べる。 C: 0.007〜 0.050wt% Cは、炭化物による析出強化成分として 0.007wt%以上
を必要とする。しかし、0.050wt %を超えて含有させる
と延性など加工性が劣化する。したがって、その含有量
は 0.007wt%以上、0.050wt%以下とするが、特に 0.01
wt%以上、0.03wt%以下の範囲が好適である。
じて必要量含有させるが、含有量が 1.5wt%を超えると
加工性及びめっき特性を劣化させる。したがって、その
含有量は 1.5wt%以下とする。
の強度に応じて必要量含有させるが、含有量が 3.0wt%
を超えると加工性及びめっき特性を劣化させる。したが
って、その含有量は 3.0wt%以下とする。
物形成成分として作用し、析出強化及び伸びフランジ成
形性など加工性の向上にきわめて有効である。その効果
は含有量が2Nwt%以上で得られるが、20Nwt%を超え
て含有させると固溶Vが増加して集合組織に作用し加工
性を劣化させる。したがって、その含有量はN含有量と
の関係で2Nwt%以上、20Nwt%以下とするが、望まし
くは4Nwt%以上、15Nwt%以下とすることが好まし
い。
おもに炭化物形成成分として作用し、析出強化及び伸び
フランジ成形性など加工性の向上に極めて有効である。
その効果は含有量が5Cwt%以上で得られるが、16Cwt
%を超えて含有させると固溶Nbが増加して集合組織に
作用し加工性を劣化させる。したがってその含有量はC
含有量との関係で5Cwt%以上、16Cwt%以下とする
が、望ましくは7Cwt%以上、12Cwt%以下とすること
が好ましい。
について述べる。0.015 〜0.018 %C,0.1 %Si,0.7
%Mn,0.02%Al ,0.07%P,0.007 %S,0.011 %N
を主成分として、Nb/C=7〜11およびNb無添加鋼に
対して、V/Nを広範囲に変化させた成分鋼を溶製し連
続鋳造により鋼片としたのち、熱間圧延により熱延鋼帯
とした。このときの鋼片加熱温度は約1220℃、仕上温度
は約880 ℃、巻取温度は約550 ℃であった。
いて、引張り強さ、及び伸びフランジ成形性の指標とな
るサイドベンド伸び (S.B.El)を調査した。なお、
サイドベンド伸びは、試験片寸法を、長さL:200mm 、
幅W:40 mm とし、図3のサイドベンド伸び試験方法を
示す模式図にのっとり、支点間距離Lo: 150mm 、標点
間距離lo : 50mmとして、曲げにより割れが発生した時
点の標点間距離l1 を測定し、次式により算出したもの
である。 S.B.El (%) =(l1 −l0)/l0 ×100
図1は引張り強さサイドベンド伸びにおよぼすV/N及
びNb/Cの影響を示したものである。図1から明らか
なように、Nb/Cが7〜11の範囲で含有させた場合、
引張り強さはV/Nが2以上で高く、サイドベンド伸び
はV/Nが2以上20以下で優れている。なお、Nbが無
添加の場合は引張り強さ、サイドベンド伸びの向上は見
られない。このようにV/N及びNb/Cを適正化する
ことにより引張り強さ及びサイドベンド伸びを共に向上
させることができる。
向上に有用である。その効果は含有量が 0.002wt%以上
で発現するが、0.10wt%を超えると表面品質を劣化させ
る。したがって、その含有量は 0.002wt%以上、0.10wt
%以下とする。
量含有させるが、多量に含有させると粒界偏析による脆
化が生じ成形性を劣化させる。したがって、その含有量
の上限を 0.15 wt%とする。
化する。したがって、その含有量は許容できる上限を
0.03 wt%とする。
よる析出強化と伸びフランジ成形性に有効である。その
効果は含有量が 0.005wt%以上で発現するが、0.020 wt
%を超えると延性が劣化する。したがって、その含有量
は 0.005wt%以上、0.020 wt%以下とするが、望ましく
は 0.008wt%以上、0.015 wt%以下が好ましい。
0.0050wt% Ti及びBは、いずれも窒化物形成成分として作用し、加
工性の向上に有効である。その効果は、含有量がそれぞ
れ、Tiが 0.002wt%以上、0.050 wt%以下及びBが0.00
02wt%以上、0.0050wt%以下の単独又は複合添加で得ら
れる。
t%、 Mo : 0.002〜0.50wt% 及び Cu : 0.05 〜2.0 wt% Cr , Ni , Mo及び Cu は、いずれも加工性を損わずに強
度を向上させるのに有効である。その効果は、含有量が
それぞれ、Cr ,Ni 及び Cu がともに 0.05 wt%以上、
2.0 wt%以下及び Mo が 0.002wt%以上、0.50wt%以下
の単独又は複合添加で得られる。
0.05 wt%及び REM : 0.01〜 0.10 wt% Sb , Ca 及び REMは、いずれも硫化物の形態を変化させ
て伸びフランジ成形性の向上に有効であり、これらは単
独又は複合添加のいずれの場合も効果がある。しかしな
がら、過剰に含有させると鋼板表面品質の劣化をもたら
す。したがって、上記効果を発現させるためにはそれら
の含有量を、Sb及びCaがともに 0.002wt%以上 0.05wt
%以下、REM が 0.01 wt%以上、0.10wt%以下とする。
えばよく、それらの条件の限定はとくに必要としない。
なお、鋼片は、常法の連鋳法又は造塊法でよい。
囲で少なくとも1パスをε・
速度(S-1) 〕とすることがよい。これは析出物の形態
とその分布を変化させるもので、とくに伸びフランジ成
形性を向上させるために有効である。
(ε・外2)との関係についての実験結果を以下に記
す。0.015 %C,0.1 %Si,0.5 %Mn,0.03%Al ,0.
05%P,0.01%S,0.012%N,Nb/C=9,V/N
=6の成分からなる鋼片を連続鋳造した。これらの鋼片
を約1250℃に加熱・均熱後熱間圧延の粗圧延における最
終パスにおいて圧下率(ε)とひずみ速度(外2)を変
化させ、仕上圧延および巻取条件はほぼ一定で熱延鋼帯
とした。かくして得られた板厚2.6mm の熱延板について
伸びフランジ成形性の指標となるサイドベンド伸びを前
記と同様の方法で調査した。これらの調査結果を図2に
まとめて示す。図2は、熱延条件(ε・外2)とサイド
ベンド伸び(S.B.El)の関係を示したものである。
この図から明らかなように、サイドベンド伸びはε・外
2が1500 (%・S-1) を超えると急激に向上することが
わかる。
に限定するものではないが、連続鋳造された鋼片を直ち
に熱延する方法(CC−DR) は省エネルギー効果及び材料
特性の観点から好適である。一方、鋼片を再加熱する場
合には、その均熱温度としては1350℃以下が好ましい。
そのほか、仕上げ温度は 600℃以上、コイル巻取り温度
は700 〜200 ℃の範囲が好ましい。
冷延においては 40〜90%の範囲の圧下率、焼鈍におい
ては再結晶温度以上、Ac3変態点以下の温度範囲が満足
されればよく、その圧延方法、焼鈍方法についてはとく
に限定するものではない。なお、この発明の成分鋼では
再結晶温度は700 〜800 ℃、Ac3点は900 〜950℃の範
囲内にある。
き(合金化めっきを含む)、有機複合めっきなどあらゆ
る表面処理を適用して好適である。とくに溶融亜鉛めっ
きの場合には、連続溶融亜鉛めっきラインに適用し、50
0℃以上に加熱(冷延鋼板の場合は、再結晶温度以上、
Ac3変態点温度以下)して連続的に溶融亜鉛めっきを施
すことができる。また、上記に引き続いて 600℃以下に
再加熱して合金化溶融亜鉛めっき鋼板とすることもよ
い。
片を素材として、1180〜1210℃に加熱・均熱し、仕上げ
温度:830 〜880 ℃、巻取リ温度 : 520〜610℃の範囲
で熱延を施し熱延鋼板とした。
に、圧下率 : 68 〜76%の範囲で冷延を施し所定の板厚
とした後、焼鈍温度: 780〜830 ℃の範囲で連続焼鈍を
施した。また、上記冷延後その一部については、焼鈍温
度 : 830〜850 ℃の範囲での焼鈍後、合金化溶融亜鉛め
っきを、浴温 : 470℃、侵入板温 : 470℃、浸漬時間:
1秒、合金化温度:500 〜530 ℃、目付量 :45 g/m2 の
条件、及び電気亜鉛めっきを、目付量 : 30 g/m2でそれ
ぞれ施した。かくして得られた熱延鋼板、冷延鋼板、合
金化溶融亜鉛めっき冷延鋼板及び電気亜鉛めっき冷延鋼
板について、それぞれ、引張り特性、ランクオード値
(平均r値)を調査するとともに、伸びフランジ成形性
をサイドベンド伸び値(S.B.El)で評価した。
いて測定したものであり、平均r値は、15%の引張り予
ひずみを与えたのち、3点法にて測定し、L方向(圧延
方向)、D方向(圧延方向に45度方向) 及びC方向(圧
延方向に90度方向) の値を 平均r値=(rL +2rD +rC )/4 として求めた。また、S.B.El は、前述した実験例
と同様の方法を用いて、L方向(圧延方向)、C方向
(圧延方向に対し90度方向) について測定し、それらの
平均値を求めた。
が、この表から明らかなように、この発明の適合例は、
いずれもTSが 400N/mm2以上の高強度で、かつ、比
較例にくらべ優れたS.B.El 、すなわち、伸びフラ
ンジ成形性を示している。
片を素材として、上記実施例1と同様の条件でそれぞ
れ、熱延鋼板、冷延鋼板、合金化溶融亜鉛めっき冷延鋼
板を製造した。また、熱延鋼板を上記実施例1と同様の
条件で合金化溶融亜鉛めっきを施した合金化溶融亜鉛め
っき熱延鋼板も製造した。
様に、引張り特性、平均r値及びS.B.El を調査し
た。これらの調査結果を表4にまとめて示すが、適合例
はいずれもTSが 400N/mm2 以上の高強度で、S.
B.El に優れるとともに延性(El)、深絞り性(平均
r値)に優れることを示している。
粗圧延の最終段(R4)でのε・外2を変化させて (R4での
圧延温度 1040 〜1100℃) 熱延を施し、板厚2.0mm の熱
延鋼板とし、得られた熱延鋼板について、前記実施例1
と同様に引張り特性、S.B.Elを調査した。これら
の熱延条件及び調査結果を表5にまとめて示す。
ス(温度1000〜1200℃) のε・外2を1500 (%・S-1)
超えとすることにより、S.B.El 、すなわち、伸び
フランジ成形性はさらに優れたものとなることがわか
る。
加した成分組成を適正化すること、さらには、熱延条件
を適正化して析出物の形態とその分布を制御することに
より、引張り強さが 400N/mm2 以上で伸びフランジ成
形性に優れ、かつ亜鉛めっきなどあらゆる表面処理が適
用できる高強度薄鋼板が得られ、この発明によって得ら
れる鋼板は、プレス加工を施す用途に有利に用いること
ができ、とくに自動車用としてその軽量化などに貢献す
る。
/N及Nb /Cの影響を示すグラフである。
示すグラフである。
る。
Claims (11)
- 【請求項1】C:0.007 wt%以上、 0.050 wt %以下、 Si :1.5 wt%以下、 Mn : 3.0wt%以下、 V:下記Nの2倍(wt%)以上、20倍(wt%)以下、 Nb :上記Cの5倍(wt%)以上、16倍(wt%)以下、 Al : 0.002wt%以上、 0.10 wt%以下、 P: 0.15 wt%以下、 S: 0.03 wt%以下及び N: 0.005wt%以上、 0.020wt%以下 を含有し、残部は鉄及び不可避不純物の組成からなる伸
びフランジ成形性に優れる高強度薄鋼板。 - 【請求項2】C:0.007 wt%以上、 0.050 wt %以下、 Si :1.5 wt%以下、 Mn : 3.0wt%以下、 V:下記Nの2倍(wt%)以上、20倍(wt%)以下、 Nb :上記Cの5倍(wt%)以上、16倍(wt%)以下、 Al : 0.002wt%以上、 0.10 wt%以下、 P: 0.15 wt%以下、 S: 0.03 wt%以下及び N: 0.005wt%以上、 0.020wt%以下 を含み、かつ、 Ti : 0.002wt%以上、 0.050wt%以下及び B:0.0002 wt %以上、 0.0050 wt%以下 のうちから選んだ1種又は2種を含有し、残部は鉄及び
不可避不純物の組成からなる伸びフランジ成形性に優れ
る高強度薄鋼板。 - 【請求項3】C:0.007 wt%以上、 0.050 wt %以下、 Si :1.5 wt%以下、 Mn : 3.0wt%以下、 V:下記Nの2倍(wt%)以上、20倍(wt%)以下、 Nb :上記Cの5倍(wt%)以上、16倍(wt%)以下、 Al : 0.002wt%以上、 0.10 wt%以下、 P: 0.15 wt%以下、 S: 0.03 wt%以下及び N: 0.005wt%以上、 0.020wt%以下 を含み、かつ、 Cr : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下、 Ni : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下、 Mo : 0.002wt%以上、 0.50 wt%以下及び Cu : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下 のうちから選んだ1種または2種以上を含有し、残部は
鉄及び不可避不純物の組成からなる伸びフランジ成形性
に優れる高強度薄鋼板。 - 【請求項4】C:0.007 wt%以上、 0.050 wt %以下、 Si :1.5 wt%以下、 Mn : 3.0wt%以下、 V:下記Nの2倍(wt%)以上、20倍(wt%)以下、 Nb :上記Cの5倍(wt%)以上、16倍(wt%)以下、 Al : 0.002wt%以上、 0.10 wt%以下、 P: 0.15 wt%以下、 S: 0.03 wt%以下及び N: 0.005wt%以上、 0.020wt%以下 を含み、かつ、 Sb : 0.002wt%以上、 0.05 wt%以下、 Ca : 0.002wt%以上、 0.05 wt%以下及び REM : 0.01wt%以上、 0.10 wt%以下 のうちから選んだ1種または2種以上を含有し、残部は
鉄及び不可避不純物の組成からなる伸びフランジ成形性
に優れる高強度薄鋼板。 - 【請求項5】C:0.007 wt%以上、 0.050 wt %以下、 Si :1.5 wt%以下、 Mn : 3.0wt%以下、 V:下記Nの2倍(wt%)以上、20倍(wt%)以下、 Nb :上記Cの5倍(wt%)以上、16倍(wt%)以下、 Al : 0.002wt%以上、 0.10 wt%以下、 P: 0.15 wt%以下、 S: 0.03 wt%以下及び N: 0.005wt%以上、 0.020wt%以下 を含み、かつ、 Ti : 0.002wt%以上、 0.050wt%以下及び B:0.0002 wt %以上、 0.0050 wt%以下 のうちから選んだ1種又は2種と Cr : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下、 Ni : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下、 Mo : 0.002wt%以上、 0.50 wt%以下及び Cu : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下 のうちから選んだ1種または2種以上とを含有し、残部
は鉄及び不可避不純物の組成からなる伸びフランジ成形
性に優れる高強度薄鋼板。 - 【請求項6】C:0.007 wt%以上、 0.050 wt %以下、 Si :1.5 wt%以下、 Mn : 3.0wt%以下、 V:下記Nの2倍(wt%)以上、20倍(wt%)以下、 Nb :上記Cの5倍(wt%)以上、16倍(wt%)以下、 Al : 0.002wt%以上、 0.10 wt%以下、 P: 0.15 wt%以下、 S: 0.03 wt%以下及び N: 0.005wt%以上、 0.020wt%以下 を含み、かつ、 Ti : 0.002wt%以上、 0.050wt%以下及び B:0.0002 wt %以上、 0.0050 wt%以下 のうちから選んだ1種又は2種と、 Sb : 0.002wt%以上、 0.05 wt%以下、 Ca : 0.002wt%以上、 0.05 wt%以下及び REM : 0.01wt%以上、 0.10 wt%以下 のうちから選んだ1種または2種以上とを含有し、残部
は鉄及び不可避不純物の組成からなる伸びフランジ成形
性に優れる高強度薄鋼板。 - 【請求項7】C:0.007 wt%以上、 0.050 wt %以下、 Si :1.5 wt%以下、 Mn : 3.0wt%以下、 V:下記Nの2倍(wt%)以上、20倍(wt%)以下、 Nb :上記Cの5倍(wt%)以上、16倍(wt%)以下、 Al : 0.002wt%以上、 0.10 wt%以下、 P: 0.15 wt%以下、 S: 0.03 wt%以下及び N: 0.005wt%以上、 0.020wt%以下 を含み、かつ、 Cr : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下、 Ni : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下、 Mo : 0.002wt%以上、 0.50 wt%以下及び Cu : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下 のうちから選んだ1種または2種以上と Sb : 0.002wt%以上、 0.05 wt%以下、 Ca : 0.002wt%以上、 0.05 wt%以下及び REM : 0.01wt%以上、 0.10 wt%以下 のうちから選んだ1種または2種以上とを含有し、残部
は鉄及び不可避不純物の組成からなる伸びフランジ成形
性に優れる高強度薄鋼板。 - 【請求項8】C:0.007 wt%以上、 0.050 wt %以下、 Si :1.5 wt%以下、 Mn : 3.0wt%以下、 V:下記Nの2倍(wt%)以上、20倍(wt%)以下、 Nb :上記Cの5倍(wt%)以上、16倍(wt%)以下、 Al : 0.002wt%以上、 0.10 wt%以下、 P: 0.15 wt%以下、 S: 0.03 wt%以下及び N: 0.005wt%以上、 0.020wt%以下 を含み、かつ、 Ti : 0.002wt%以上、 0.050wt%以下及び B:0.0002 wt %以上、 0.0050 wt%以下 のうちから選んだ1種又は2種と、さらに、 Cr : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下、 Ni : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下、 Mo : 0.002wt%以上、 0.50 wt%以下及び Cu : 0.05 wt%以上、 2.0wt%以下 のうちから選んだ1種または2種以上と、 Sb : 0.002wt%以上、 0.05 wt%以下、 Ca : 0.002wt%以上、 0.05 wt%以下及び REM : 0.01wt%以上、 0.10 wt%以下 のうちから選んだ1種または2種以上とを含有し、残部
は鉄及び不可避不純物の組成からなる伸びフランジ成形
性に優れる高強度薄鋼板。 - 【請求項9】C:0.007 wt%以上、 0.050 wt %以下、 Si :1.5 wt%以下、 Mn : 3.0wt%以下、 V:下記Nの2倍(wt%)以上、20倍(wt%)以下、 Nb :上記Cの5倍(wt%)以上、16倍(wt%)以下、 Al : 0.002wt%以上、 0.10 wt%以下、 P: 0.15 wt%以下、 S: 0.03 wt%以下及び N: 0.005wt%以上、 0.020wt%以下 を含有する鋼片を素材として熱延する際、少なくとも1
パスを、1000℃以上、1200℃以下の温度範囲で、圧下率
ε(%)とひずみ速度外1(S -1) との積が1500(%・
S -1) 超えの粗圧延を施すことを特徴とする伸びフラン
ジ成形性に優れる高強度熱延鋼板の製造方法。 【外1】 - 【請求項10】 請求項9によって得られる熱延鋼板を
素材として、圧下率40%以上、90%以下の範囲で冷延を
施し、しかるのち、再結晶温度以上、Ac3変態点以下の
温度範囲で再結晶焼鈍を施すことを特徴とする伸びフラ
ンジ成形性に優れる高強度冷延鋼板の製造方法。 - 【請求項11】 請求項9によって得られる熱延鋼板を
素材として、圧下率40%以上、90%以下の範囲で冷延を
施し、しかるのち、再結晶温度以上、Ac3変態点以下の
温度範囲で再結晶焼鈍し、引き続いて溶融亜鉛めっきを
施すことを特徴とする伸びフランジ成形性に優れる高強
度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24746191A JP2820819B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 伸びフランジ成形性に優れる高強度薄鋼板及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24746191A JP2820819B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 伸びフランジ成形性に優れる高強度薄鋼板及びその製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0578779A JPH0578779A (ja) | 1993-03-30 |
JP2820819B2 true JP2820819B2 (ja) | 1998-11-05 |
Family
ID=17163795
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24746191A Expired - Fee Related JP2820819B2 (ja) | 1991-09-26 | 1991-09-26 | 伸びフランジ成形性に優れる高強度薄鋼板及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2820819B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103938097A (zh) * | 2014-04-04 | 2014-07-23 | 首钢总公司 | 一种冷轧热镀锌双相钢及其制备方法 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103305759B (zh) * | 2012-03-14 | 2014-10-29 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种薄带连铸700MPa级高强耐候钢制造方法 |
CN103302255B (zh) * | 2012-03-14 | 2015-10-28 | 宝山钢铁股份有限公司 | 一种薄带连铸700MPa级高强耐大气腐蚀钢制造方法 |
CN104561770B (zh) * | 2014-12-23 | 2016-06-29 | 福建工程学院 | 钼合金化的高强度高塑性高碳twip钢及其制备方法 |
-
1991
- 1991-09-26 JP JP24746191A patent/JP2820819B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103938097A (zh) * | 2014-04-04 | 2014-07-23 | 首钢总公司 | 一种冷轧热镀锌双相钢及其制备方法 |
CN103938097B (zh) * | 2014-04-04 | 2016-03-02 | 首钢总公司 | 一种冷轧热镀锌双相钢及其制备方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0578779A (ja) | 1993-03-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2762935C (en) | High-strength galvannealed steel sheet having excellent formability and fatigue resistance and method for manufacturing the same | |
JP5042232B2 (ja) | 成形性及びメッキ特性に優れた高強度冷延鋼板、これを用いた亜鉛系メッキ鋼板及びその製造方法 | |
KR101607041B1 (ko) | 내시효성과 베이킹 경화성이 우수한 고강도 냉연 강판의 제조 방법 | |
US11965222B2 (en) | Method for producing hot-rolled steel sheet and method for producing cold-rolled full hard steel sheet | |
KR950007472B1 (ko) | 상온 비시효 소성경화성 인발 가공용 고장력 냉연강판 및 그 제조방법 | |
WO2017168991A1 (ja) | 薄鋼板およびめっき鋼板、並びに、熱延鋼板の製造方法、冷延フルハード鋼板の製造方法、薄鋼板の製造方法およびめっき鋼板の製造方法 | |
JP5256690B2 (ja) | 加工性および耐衝撃特性に優れる高強度溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 | |
JP7463408B2 (ja) | 冷間圧延及び被覆された鋼板並びにその製造方法 | |
JP4788291B2 (ja) | 伸びフランジ成形性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP4613618B2 (ja) | 深絞り成形性に優れた高強度冷延鋼板およびその製造方法 | |
JP2820819B2 (ja) | 伸びフランジ成形性に優れる高強度薄鋼板及びその製造方法 | |
JP4010132B2 (ja) | 深絞り性に優れた複合組織型高張力溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 | |
JP4367205B2 (ja) | 鋼板の歪時効処理方法および高強度構造部材の製造方法 | |
JP3969350B2 (ja) | 高張力冷延鋼板とその製造方法 | |
JPH09209039A (ja) | 深絞り性に優れた高強度冷延鋼板の製造方法 | |
JP2826259B2 (ja) | プレス成形性に優れた高張力冷延鋼板の製造方法 | |
KR100308003B1 (ko) | 고강도합금화용융아연도금강판 | |
JPH06306531A (ja) | 焼付硬化性に優れた加工用冷延鋼板及び表面処理鋼板 | |
JP3304191B2 (ja) | 耐二次加工脆性に優れる高強度合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
JP4299451B2 (ja) | 成形性に優れた高強度溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 | |
JP2978007B2 (ja) | 表面処理性に優れる深絞り用高張力鋼板及びその製造方法 | |
JP3475560B2 (ja) | めっき特性及び耐2次加工ぜい性に優れる高張力合金化溶融亜鉛めっき鋼板並びにその製造方法 | |
JP3716439B2 (ja) | めっき特性に優れる高張力合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
RU2788613C1 (ru) | Холоднокатаный и покрытый стальной лист и способ его получения | |
JP4218598B2 (ja) | めっき特性に優れる高張力合金化溶融亜鉛めっき鋼板 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070828 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 10 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080828 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080828 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090828 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 11 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090828 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 12 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100828 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110828 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |