JP2820753B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JP2820753B2
JP2820753B2 JP1227790A JP1227790A JP2820753B2 JP 2820753 B2 JP2820753 B2 JP 2820753B2 JP 1227790 A JP1227790 A JP 1227790A JP 1227790 A JP1227790 A JP 1227790A JP 2820753 B2 JP2820753 B2 JP 2820753B2
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修 成瀬
実 飴山
俊敞 平田
博道 駒井
修三 松本
智昭 中野
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  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、インクジェット記録装置に関し、より詳細
にはインクジェット記録装置のヘッド部に関する。
従来技術 本発明に係る従来技術の記載された公知文献としては
以下のものがある。特開昭60−90770号公報には振動板
上に圧電素子を設け、剛体的に保持する剛性部材からな
るヘッドが開示されており、分極方向と垂直の圧電歪定
数による変形のかわりに分極方向と同じ圧電歪定数によ
る変形を用いることで、加圧室を高密度に配置可能と
し、電気的接続を容易にするものである。
しかしながら、上記のものにおいては、1つのアクチ
ュエータが動くと、隣接するアクチュエータに影響を与
える構成となっており、振動板を介して隣りのアクチュ
エータが接続され、又、流路に関しても振動板に接合さ
れている為、隣接するアクチュエータへの影響が避けら
れないという欠点があった。
また、先に提案した特願平1−138503号のものはスリ
ット間に充填剤がある為、この充填剤を介して1つを駆
動すると、充填剤も一緒に連れ動き、接合されている流
路板も一緒に動くという不都合があった。
このように、従来にみられるような欠点によって、隣
り合う数個を同時に駆動すると、各々が影響しあって、
均一な吐出が得られず、隣接の画素径が異なり、画像品
質を低下する原因となっていた。又、これを、改善する
為に影響を受けない距離をもって駆動すると実行の印写
周波数が遅くなり、印写スピードが低下することにな
る。
目的 本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもの
で、隣接するアクチュエータに影響しないように駆動可
能とすることで、画像品質の向上と、実行駆動周波数の
向上とを計るようにしたインクジェット記録装置を提供
することを目的としてなされたものである。
構成 本発明は、上記目的を達成するために、(1)圧電体
にスリットを設け、該スリット間で形成される凸部をア
クチュエータとし、凸部に対応して平行流路が設けら
れ、前記流路内の液滴をノズルから噴射させるインクジ
ェット記録装置において、前記アクチュエータの凸部と
前記平行流路の凹部とは互いに接触しないで嵌合するこ
と、更には、(2)前記アクチュエータは絶縁体で被覆
されていること、更には、(3)前記アクチュエータの
スリット部は絶縁体物質で互いに接触しない状態で充填
されていることを特徴としたものである。以下、本発明
の実施例に基づいて説明する。
第2図は、本発明によるインクジェット記録装置のヘ
ッド部の概略図を示す図で、図中、1は基板、2は圧電
素子(PZT)、3は流路板、4は液室、5はインク供給
パイプ、6はノズルプレート、7は銅線、8はリード
線、9は電極、10は接地用リード線、11は配線プレート
である。
圧電素子2を挟むように流路板3と基板1を配設し、
長手方向にノズルプレート6、液室4を具備させて構成
される。
第3図は、第2図のII部の拡大図で、図中3aはインク
流路、12は充填剤、13はインク、14は電極、その他第2
図と同じ作用をする部分は同一の参照番号が付してあ
る。圧電素子(PZT)2に独立に駆動可能なように溝加
工を施こし、溝によって形成された凸部が厚み変位する
ことで、対応して設けられた流路板3の流路3aが容積変
化し、ノズルからインク13を吐出する。また、溝部には
隣接するアクチュエータに影響しないように充填剤12が
充填されている。第2図及び第3図に示した例では圧電
素子として積層タイプを提示したが、単相構造でも同様
である。
第4図(a)〜(c)に駆動時の流路の変形を充填剤
を用いた時の例で示したものである。
初期状態である図(a)から圧電素子Aのみを駆動さ
せた場合図(b)の説明。
隔壁(S1,S3,S4)は、容積を減少させる方向に変形す
るが、隔壁(S2)は拡大方向となり、実質の吐出量ΔS
A1は以下のごとくなる。
ΔSA1=(S1+S3+S4)−S2 初期状態である図(a)から圧電素子A,B,Cを駆動さ
せた場合図(c)の説明。
圧電素子Aに関わる隔壁(S3,S4)は単一駆動時と同
様に容積を減少させる方向に変形するが、圧電素子Bに
関わる隔壁(S7,S8)は圧電素子Aに引き寄せられるよ
うに変形する。この時の各実効吐出量ΔSA2,ΔSB2は以
下のごとくなる。
ΔSA2=(S1+S3+S4)−S2 ΔSB2=(S5+S7)−(S6+S8) となり、各々の場合における大小関係は以下のごとくな
る。
ΔSA1>ΔSA2>ΔSB2 となって、これらは全て画素径の大きさのばらつきとな
って生じる。
これは、アクチュエータ(PZT)が充填剤(振動板で
も同様)を介して流路板を持ち上げる為に発生する現象
である。
第1図は、本発明によるインクジェット記録装置の一
実施例を説明するための構成図で、図中、21は充填剤、
22は圧電素子(PZT)、23は流路板、24は流路、25は空
隙部、26は絶縁被膜、27はアクチュエータである。
流路板23の流路24とアクチュエータ(PZT)22,27が互
いに嵌合する構成にし、互いに非接触で、アクチュエー
タ27が駆動した時、流路24内の液体を隣接するアクチュ
エータに干渉せずに圧縮して吐出を行なうことができ
る。実際に駆動するアクチュエータ27の変位量は、1μ
m以下の為、流路24とアクチュエータ27の間隙は数μm
保てば充分である。この位の間隙ならば流体抵抗はノズ
ルより大きい為、圧損分は、僅かですみ、従来例のよう
な、変形による容積損失分に比べると問題にならない値
である。圧電素子22は、短絡防止の為に予じめスパッタ
ーやスピナーで絶縁被膜26し、スリット部は滞留液体の
量を減らす為に接しない程度の空隙部25を設けて充填剤
21を挿入しておくのが望ましい。
効果 以上の説明から明らかなように、本発明によると、以
下のような効果がある。
圧電体とそれに対応する流路を非接触の状態に構成す
ることで、 (1)同時に隣接間のアクチュエータを駆動しても各々
が影響しあわず、均一な吐出量が得られ、画質が劣化し
ない。
(2)同時に隣接間が駆動な為、間引き駆動の必要がな
く、実効周波数が低下しない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるインクジェット記録装置の一実
施例を説明するための構成図、第2図は、本発明による
インクジェット記録装置のヘッド部の概略を示す図、第
3図は、第2図のII部の拡大図、第4図(a)〜(c)
は、駆動時の流路の変形を充填剤を用いた時の例で示す
図で、図(a)は初期状態、図(b)はA駆動、図
(c)はA,B,C駆動を各々示す図である。 21……充填剤、22……圧電素子(PZT)、23……流路
板、24……流路、25……空隙部、26……絶縁被膜、27…
…アクチュエータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 駒井 博道 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 松本 修三 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (72)発明者 中野 智昭 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株 式会社リコー内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 2/045,2/055

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】圧電体にスリットを設け、該スリット間で
    形成される凸部をアクチュエータとし、凸部に対応して
    平行流路が設けられ、前記流路内の液滴をノズルから噴
    射させるインクジェット記録装置において、前記アクチ
    ュエータの凸部と前記平行流路の凹部とは互いに接触し
    ないで嵌合することを特徴とするインクジェット記録装
    置。
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