JP2819920B2 - Dtmf送受信回路 - Google Patents

Dtmf送受信回路

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JP2819920B2 JP4029849A JP2984992A JP2819920B2 JP 2819920 B2 JP2819920 B2 JP 2819920B2 JP 4029849 A JP4029849 A JP 4029849A JP 2984992 A JP2984992 A JP 2984992A JP 2819920 B2 JP2819920 B2 JP 2819920B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、DTMF(Dual
Tone Multi Frequency)送受信回
路に関し、特に集積回路化した場合により簡単な構成に
て出力信号特性を大幅に改善することが出来ると共に、
従来に比べて大幅に回路規模を低減できるDTMF送受
信回路に関する。
【0002】
【従来の技術】DTMF信号とは、従来のダイヤルパル
ス信号方式のダイヤル式電話機に代わり、トーン信号方
式によるプッシュボタン式電話機に用いられている信号
である。即ち、図2に示すように4種類の異なる周波数
からなるロウ側(低群周波数側)の内の1周波と、さら
に4種類の異なる周波数からなるカラム側(高群周波数
側)の内の1周波とを組み合わせた2周波混合信号であ
り、このロウ側とカラム側の2種類の周波数の組合せに
より、0〜9、A、B、C、Dの英数字及び、#、*等
の記号を指定する。
【0003】このDTMF信号は電話番号を示す信号と
してだけではなく、近年、例えば電話機を利用したホー
ムオートメーションやリモートコントロールのための指
示信号としてなど幅広い分野で利用されてきている。
【0004】以下、このDTMF信号の送受信回路につ
いて説明する。図3は、従来のDTMF送受信回路の一
実施例を示すブロック図である。図3に於いて集積回路
化されたDTMF送受信回路27は、帯域通過フィルタ
28、29、DTMF信号復調回路4、及びDTMF信
号変調回路26より構成されている。
【0005】図3に於いて、まずDTMF信号受信時の
動作について説明する。DTMF信号入力端子25より
入力されたDTMF信号は、帯域通過フィルタ28、2
9にそれぞれ入力される。そしてこのDTMF信号は帯
域通過フィルタ28、29によりカラム側の周波数信号
とロウ側の周波数信号成分に分離されDTMF信号復調
回路4に入力される。
【0006】DTMF信号復調回路4では、帯域通過フ
ィルタ28、29により分離されたカラム側とロウ側の
2つの信号のそれぞれの周波数成分を検出し、その結果
をデコードし送信されてきたDTMF信号の判別を行
う。例えば、図2において、トーン信号の“1”を示す
ロウ側周波数信号697Hzとカラム側周波数信号12
09HzからなるDTMF信号が入力された場合、帯域
通過フィルタ28、29により、697Hzと1209
Hzの周波数成分が分離されDTMF信号復調回路4に
入力される。
【0007】DTMF信号復調回路4では、入力された
信号の周波数が、697Hzと1209Hzであること
を検出しその結果をデコードし入力されたDTMF信号
が、トーン信号の“1”であることを復調する。他のD
TMF信号が入力された場合も同様の復調動作を行う。
【0008】次にDTMF信号の送信時の動作について
説明を行う。DTMF信号送信時には、DTMF信号変
調回路26により図2における所望のロウ側とカラム側
の周波数成分を組み合わせた2つの周波数成分を有する
DTMF信号を発生しDTMF信号出力端子2より外部
に出力する。
【0009】DTMF信号の送信時には上記DTMF出
力信号は、通常、電話回線を通して伝送される。この電
話回線に信号を送出するにあたっては、送出する信号レ
ベルに対して不要送出信号の周波数、及びレベルが厳し
く規定されており、従って電話回線に送出する前に所望
の送出信号以外の不要送出信号を抑圧する必要がある。
【0010】以上説明した図3のDTMF送受信回路で
は、DTMF信号変調回路の出力信号が直接、外部に出
力されており、不要送出信号が充分抑圧されていないた
め、そのまま電話回線に出力信号を送出することはでき
ない。従って、電話回線に信号を送出する前に不要送出
信号を充分抑圧するためのフィルタ回路を通す必要があ
る。その結果、集積回路化されたDTMF送受信回路の
外部にフィルタ回路が必要となる。
【0011】次にこの不要送出信号を抑圧するためのフ
ィルタを内蔵したDTMF送受信回路の実施例について
説明を行う。図4は、不要送出信号を抑圧するためのフ
ィルタを内蔵したDTMF送受信回路の一実施例を示す
ブロック図であり図3と同一機能ブロックについては同
一番号を付け簡略化のため説明を省略する。図4におい
てDTMF信号の送信時には、DTMF信号変調回路2
6からのDTMF出力信号は、不要送出信号レベルを充
分抑圧するための低減通過フィルタ31を介してDTM
F信号出力端子2より出力される。その結果、DTMF
信号出力端子2より出力されるDTMF信号は、不要送
出信号レベルが充分抑圧されておりそのまま電話回線に
伝送することが出来、集積回路化されたDTMF送受信
回路30の外部にフィルタ回路を必要としない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のDTM
F送受信回路では、入力されるDTMF信号を2つの周
波数成分に分離するための2つの帯域通過フィルタ、及
び出力するDTMF信号から不要送出信号レベルを抑圧
するための低域通過フィルタが必要である。これらのフ
ィルタは、図2に示されるDTMF信号の周波数のごと
く数百〜2KHz程度の低い周波数成分を取り扱う為、
フィルタ回路の時定数を大きくする必要があり回路規模
が大きくなる。その結果、集積回路化した場合、フィル
タ回路部分のレイアウト占有面積が大きくなり、結果と
して全体のレイアウト面積が増大しコストが高くなって
しまうという問題がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明によるDTMF送
受信回路は、DTMF信号変調回路、DTMF信号復調
回路、第1、第2、第3の切り替え回路、DTMF信号
の低群周波数成分を分離する帯域通過フィルタ、DTM
F信号の高群周波数成分を分離する帯域通過フィルタ回
路を構成する低域通過フィルタと高域通過フィルタ、D
TMF信号出力端子、DTMF信号入力端子とを備え、
前記DTMF信号変調回路からのDTMF信号は、前記
第1の切り替え回路、前記低域通過フィルタ、前記第2
の切り替え回路、第3の切り替え回路を介して前記DT
MF信号出力端子から出力され、前記DTMF信号入力
端子に入力されたDTMF信号は前記第1の切り替え回
路を介して前記帯域通過フィルタと前記低域通過フィル
タに入力され、前記低域通過フィルタの出力は前記第2
の切り替え回路、前記高域通過フィルタ、前記第3の切
り替え回路を介して前記DTMF信号復調回路に入力さ
れ、前記帯域通過フィルタの出力は前記第3の切り換え
回路を介して前記DTMF信号復調回路に入力されるよ
うに構成されたことを特徴としている。
【0014】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明によるDTMF送受信回路の構成を示
すブロック図である。図1に於いて集積回路化されたD
TMF送受信回路1は、切り替え回路(以下、MPXと
略す。)10、15、21、DTMF信号からロウ側周
波数信号を分離するための帯域通過フィルタ22、DT
MF信号からカラム側周波数信号を分離するための高域
通過フィルタ11と低域通過フィルタ16、DTMF信
号変調回路26、DTMF信号復調回路4、及びMPX
10、15、21を制御する制御回路24から構成され
ている。
【0015】図1に於いて、まずDTMF信号受信時の
動作について説明する。DTMF信号受信時に於いて
は、MPX10では端子7と端子5、端子9と端子6、
MPX15では端子12と14、MPX21では端子1
7と端子18と端子19とがそれぞれ接続されるように
制御回路24からの制御信号23により制御される。そ
の結果、DTMF信号入力端子25より入力されたDT
MF信号は、低域通過フィルタ16と帯域通過フィルタ
22にそれぞれ同時に入力される。
【0016】さらに低域通過フィルタ16の出力信号は
端子14、MPX15、端子12を介して高域通過フィ
ルタ11に入力される。その結果、入力されたDTMF
信号のロウ側周波数成分は帯域通過フィルタ22により
分離され端子9、MPX10、端子6を介してDTMF
信号復調回路4に入力される。
【0017】同時に、入力されたDTMF信号のカラム
側周波数成分は、まず低域通過フィルタ16によりカラ
ム側周波数成分より高域の周波数成分が抑圧され、次に
高域通過フィルタ11によりカラム側周波数成分より低
域の周波数成分が抑圧され結果として高域通過フィルタ
11の出力に於いてカラム側周波数成分が分離される。
【0018】即ち、低域通過フィルタ16と高域通過フ
ィルタ11とでDTMF信号のカラム側周波数成分を分
離するための帯域通過フィルタを構成する。このDTM
F信号のカラム側周波数成分はMPX10、端子5を介
してDTMF信号復調回路4に入力される。DTMF信
号復調回路4では、従来例と同様にDTMF信号復調動
作が行われる。
【0019】次にDTMF信号の送信時の動作について
説明を行う。DTMF信号送信時に於いては、MPX1
0では端子3と端子8、MPX15では端子13と端子
14、MPX21では端子17と端子20とがそれぞれ
接続されるように制御回路24からの制御信号23によ
り制御される。その結果、DTMF信号変調回路26か
ら出力される図2における所望のロウ側とカラム側の周
波数成分を組み合わせた2つの周波数成分を有するDT
MF信号は、端子20、MPX21、端子17を介して
低域通過フィルタ16に入力される。
【0020】低域通過フィルタ16では、DTMF信号
変調回路26から入力されたDTMF信号から不要送出
信号成分を抑圧する。この不要送出信号成分が抑圧され
たDTMF信号は、端子14、MPX15、端子13、
端子8、MPX10、端子3を介してDTMF信号出力
端子2から出力される。このDTMF信号出力端子2よ
り出力されるDTMF信号は、低域通過フィルタ16に
より不要送出信号レベルが充分抑圧されており、従って
そのまま電話回線に伝送することが出来、集積回路化さ
れたDTMF送受信回路の外部に新たにフィルタ回路を
必要としない。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、D
TMF送受信回路に於いて、DTMF信号送信時に必要
とされる、不要送出信号成分を抑圧するための低域通過
フィルタと、DTMF信号受信時にDTMF信号のカラ
ム側周波数成分を分離するための帯域通過フィルタを構
成する低域通過フィルタとを兼用する事が出来る。その
結果、回路規模を大幅に低減することが出来る。
【0022】従って集積回路化を行った場合、回路規模
を増大させる事なくDTMF信号送受信に必要とされる
全てのフィルタを内蔵することが出来、その結果、従来
に比べて大幅に低減した回路規模にて不要送出信号を抑
圧することができ、出力信号品質を改善する事が出来る
と同時に集積回路のレイアウト面積を小さくすることが
出来、コストを大幅に低減することが出来るという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図。
【図2】DTMF信号の一覧を示す図。
【図3】第1の従来例を示すブロック図。
【図4】第2の従来例を示すブロック図。
【符号の説明】
1、27、30 DTMF送受信回路 2 DTMF信号出力端子 3、5、6、7〜9、12〜14、17〜20 切り
替え回路の端子 4 DTMF信号変調回路 10、15、21 切り替え回路(MPX) 11 高域通過フィルタ 16、31 低域通過フィルタ 22、28、29 帯域通過フィルタ 23 制御信号 24 制御回路 25 DTMF信号入力端子 26 DTMF信号変調回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DTMF信号変調回路と、DTMF信号
    復調回路と、第1、第2、第3の切り替え回路と、DT
    MF信号の低群周波数成分を分離する帯域通過フィルタ
    と、DTMF信号の高群周波数成分を分離するための帯
    域通過フィルタ回路を構成する低域通過フィルタ及び高
    域通過フィルタと、DTMF信号出力端子と、DTMF
    信号入力端子とを具備し、前記DTMF信号変調回路か
    らのDTMF信号は、前記第1の切り替え回路、前記低
    域通過フィルタ、前記第2の切り替え回路、前記第3の
    切り替え回路を介して前記DTMF信号出力端子から出
    力され、前記DTMF信号入力端子に入力されたDTM
    F信号は前記第1の切り替え回路を介して前記帯域通過
    フィルタと前記低域通過フィルタに入力され、前記低域
    通過フィルタの出力は前記第2の切り替え回路、前記高
    域通過フィルタ、前記第3の切り替え回路を介して前記
    DTMF信号復調回路に入力され、前記帯域通過フィル
    タの出力は前記第3の切り替え回路を介して前記DTM
    F信号復調回路に入力されるように構成されたことを特
    徴とするDTMF送受信回路。
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