JP2818677B2 - 製紙用保持助剤及び排水助剤 - Google Patents

製紙用保持助剤及び排水助剤

Info

Publication number
JP2818677B2
JP2818677B2 JP1501820A JP50182089A JP2818677B2 JP 2818677 B2 JP2818677 B2 JP 2818677B2 JP 1501820 A JP1501820 A JP 1501820A JP 50182089 A JP50182089 A JP 50182089A JP 2818677 B2 JP2818677 B2 JP 2818677B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
stock
component
papermaking
polyacrylamide
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1501820A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03503297A (ja
Inventor
ラッシュメア,ジョン・ディー
Original Assignee
エカ・ノーベル・インコーポレーテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エカ・ノーベル・インコーポレーテッド filed Critical エカ・ノーベル・インコーポレーテッド
Publication of JPH03503297A publication Critical patent/JPH03503297A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2818677B2 publication Critical patent/JP2818677B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H23/00Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper
    • D21H23/76Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper characterised by choice of auxiliary compounds which are added separately from at least one other compound, e.g. to improve the incorporation of the latter or to obtain an enhanced combined effect
    • D21H23/765Addition of all compounds to the pulp
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/20Macromolecular organic compounds
    • D21H17/33Synthetic macromolecular compounds
    • D21H17/34Synthetic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • D21H17/41Synthetic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds containing ionic groups
    • D21H17/42Synthetic macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds containing ionic groups anionic
    • D21H17/43Carboxyl groups or derivatives thereof
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/63Inorganic compounds
    • D21H17/67Water-insoluble compounds, e.g. fillers, pigments
    • D21H17/68Water-insoluble compounds, e.g. fillers, pigments siliceous, e.g. clays
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H17/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its constitution; Paper-impregnating material characterised by its constitution
    • D21H17/63Inorganic compounds
    • D21H17/67Water-insoluble compounds, e.g. fillers, pigments
    • D21H17/69Water-insoluble compounds, e.g. fillers, pigments modified, e.g. by association with other compositions prior to incorporation in the pulp or paper
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H21/00Non-fibrous material added to the pulp, characterised by its function, form or properties; Paper-impregnating or coating material, characterised by its function, form or properties
    • D21H21/06Paper forming aids
    • D21H21/10Retention agents or drainage improvers
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21HPULP COMPOSITIONS; PREPARATION THEREOF NOT COVERED BY SUBCLASSES D21C OR D21D; IMPREGNATING OR COATING OF PAPER; TREATMENT OF FINISHED PAPER NOT COVERED BY CLASS B31 OR SUBCLASS D21G; PAPER NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D21H23/00Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper
    • D21H23/02Processes or apparatus for adding material to the pulp or to the paper characterised by the manner in which substances are added
    • D21H23/04Addition to the pulp; After-treatment of added substances in the pulp
    • D21H23/06Controlling the addition
    • D21H23/14Controlling the addition by selecting point of addition or time of contact between components

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Inorganic Chemistry (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Solid-Sorbent Or Filter-Aiding Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、紙料(stock)をすき網又は類似物上で真
空フエルト化することによって形成されるペーパーウエ
ブの剪断抵抗性並びに繊維状微粉及び/又は粒状フィラ
ーの保持性を高め、また製紙過程でのウエブ脱水性を促
進するのに有用な助剤に関するものである。
背景技術 ペーパーウエブの保持性及び/又は脱水性を高めるた
めの多くの助剤が、今までに提案されている。特に、米
国特許第4,578,150号及び第4,385,961号には、カチオン
性のデンプン並びにアニオン性のコロイド状珪酸ゾルを
含む二成分結合剤系を、すき網又は類似物上で真空フエ
ルト化することによってペーパーウエブを形成する紙料
中のセルロース繊維と結合させるときの保持助剤のため
に使用することが示されている。フィンランド公開明細
書第67,735号及び67.736号には、サイズ性を改良するた
めに、カチオン性デンプン並びにポリアクリルアミドを
含むカチオン性ポリマーの保持剤化合物をアニオン性の
シリコン化合物と併用することが有用であると言及して
いる。該明細書第67,735号には、完成紙料にサイズ剤を
添加しているが、これに対して該明細書第67,736号で
は、サイズ剤がペーパーウエブ形成後に適用されてい
る。これらの文書には紙料の剪断抵抗性又は脱水性を促
進することに関する提案も示唆もなされていない。
多くの先行刊行物には、カチオン物質及びアニオン物
質の種々の組み合わせが製紙に有用であることが示唆さ
れている。最も多くは、米国特許第4,578,150号のよう
に、これらの組み合わせにおいてその割合を特定したも
の又は米国特許第4,385,961号のように、パルプスラリ
ーへの添加順序を特定したものである。それらはその効
果に関してはしばしば特殊なパルプ、例えば、ケミカ
ル、メカニカル、サーモメカニカルパルプ等に限定され
ている。
国際公開第WO86/05826号には、アニオン性のコロイド
状シリカゾルをカチオン性のポリアクリルアミドと併用
して製紙用紙料の保持性向上のために用いることが示さ
れている。これは本発明の組み合わせとは全く反対であ
る。
カチオン成分及びアニオン成分が作用する基本的な機
構は、単独で又はセルロース繊維とを組み合わせで塊状
物を形成し、それが繊維状微粉及び/又は鉱物フィラー
の保持性に起因するとしばしば述べられている。製紙技
術においては、パルプスラリー即ち紙料は製紙プロセス
の幾多の段階で厳しい剪断応力を受けることはよく知ら
れている。蒸解後、紙料は製紙工業では周知の幾通りか
の方法で叩解又は細分化されるか或いは脱水及びウエブ
形成のためにすき網又は類似物上に紙料を折出させる前
に、他の同様の処理が施される。例えば、代表的な製紙
プロセスにおいては、蒸解(或いは漂白)並びに叩解及
び細分化段階のあとでも、紙料は混合するときに剪断
力、特に分配装置を紙料が通過するときに流体力学的剪
断を受け、それらの装置はパルプの流れを分割し、次に
この流れを高速で再結合させ、紙料がヘッドボックスに
入る前に高速撹拌によって混合を促進させる。紙料があ
る箇所から他の箇所へ流動する毎に、水管を流れるとき
のような剪断を受ける。これらの剪断は、ペーパーウエ
ブが4000フィート/分を越える速度で形成されるような
最新の製紙工場で見受けられる高流速によって、激化さ
れ、それによって紙料の大容量の流量が必要となり、よ
り高い流速及びより高い流体力学的剪断に移行すること
になる。これらの全ての剪断は、添加助剤によって開発
されたフロックないし凝集を弱体化又は破壊しやすくし
ている減である。
剪断応力は依然として紙料が遭遇するのであり、それ
はヘッドボックスを出てすき網上に流れ、脱水されると
きに、事実多くの実例ではかなり厳しいものである。特
に紙料がヘッドボックスから多岐管を通ってスライスか
ら移動中のすき網上に排出されるから、紙料中の液体成
分並びに固形分両者に極めて強い剪断応力が加わる。例
えばスライスジェットを用いた製紙機構では、各ジェッ
トを流れる液体とジェット壁の間に境界剪断が存在す
る。スライスリップは流れの主方向に平行に取り付けら
れた平面状の板と見なされる。流体が板に沿ってさらに
進むにつれて、粘性作用の領域に基づく剪断力は、流れ
が連続的にひろがっている部分では低減することにな
る。境界面での速度勾配が少なくなるにつれ、板に沿っ
た境界層の厚みの増加は、境界剪断の一様の増加と平行
関係にある。
すき網上の紙料は依然として剪断を含む流体力学的な
力を受ける。ペーパーシートの形成は圧倒的に流体力学
的プロセスであり、繊維、繊維状微粉及びフィラーを含
む紙料の全成分に影響を及ぼしている。繊維は比較的動
きやすい成分として存在し、網目、凝集又はマットの一
部として他の成分と結合する。各々の繊維の運動は、単
繊維の惰力は粘性抗力に比較して小さいから、流体の運
動に密接に追従する。しかしながら、繊維の流体抗力に
対する応答は、繊維が網目又は繊維マットに統合された
ときは強烈に修正される。化学的に及びコロイド的な力
は、繊維が網目形成か又はマット形成かを決定するのに
重大な役割を演じるものであり、特に繊維状微粉及びフ
ィラーに関してはそうである。これまでの商業的な系で
は、流体力学的な力はシート形成に重大な影響を及ぼす
こと、またこの影響の度合は紙料がすき網に達し、その
形状がシート形成段階の間維持されている度合に応じ
て、紙料中の繊維、繊維状微粉及びフィラーの形状に比
例するものと一般には認められてきた。シート形成中に
紙料が受ける剪断応力の例は、紙料がすき網に接した瞬
間、紙料の流速とすき網の速度差による配向剪断を含
む。他の剪断力は、テーブルロール、排水ホイル等での
真空装置を含むシート形成に関連した数個の脱水装置の
ために生じる。
繊維−、繊維状微粉−、フィラー−助剤の複合物の意
図した作用は、フィラーや繊維状微粉の保持性やウエブ
形成中の脱水性等の所望の結果を得るために、紙製品の
強度やその他の性質が改良又は本質的に損なわれないよ
うなそれらの個性を保つためのものであるが、紙料が受
けるこれらの剪断力は、前記複合体の凝結又は凝集に反
する方向である。従来の技術では、セルロース繊維、フ
ィラー並びにカチオン及びアニオン助剤の複合物が如何
なる機構によって起こるのか明確には知られていない
が、本発明者は複合物に与える剪断の有害な影響が、本
助剤を使用することによって、又ここに示された方法に
よって低減ないし本質的に排除しうることを見いだし
た。
従って、本発明の目的の一つは、製紙プロセスの過程
で生じる剪断力に対して改良された抵抗性を有する製紙
用紙料を提供するものである。
発明の開示 本発明の他の目的は、製紙用紙料に対する改良された
添加剤の組合せを提供するものである。
本発明の他の目的は、改良された排水性及び保持性を
有する製紙用紙料を提供するものである。
本発明の他の目的は、剪断力に対する改良された抵抗
性並びに実質的なpHの範囲にわたって改良された保持性
及び排水性を示す製紙用紙料を提供するものである。
他の目的は改良された製紙方法を提供するものであ
る。
他の目的並びに優位性については以下の開示から明ら
かである。
本発明に従えば、水媒体中、製紙用紙料中の全固形分
の、好ましくは少なくとも約50重量%の濃度のセルロー
ス繊維を含む製紙用紙料が、該紙料が製紙すき網上に析
出する前に、アニオン性のポリアクリルアミド並びにカ
チオン性のコロイド状シリカゾルの二成分の組合せを含
む保持性並びに脱水性助剤を備えている。このように組
み合わせた紙料はすき網上のウエブ形成中に良好な脱水
性を示し、また紙料に課せられる高剪断応力の条件下で
もペーパーウエブ製品中の繊維状微粉やフィラーの好ま
しい高保持性を示すことが見いだされた。
本発明は広葉樹又は針葉樹パルプの双方又はそれらの
組合せによるパルプに対して効果があることが見いださ
れた。ケミカル、メカニカル(石材砕木)、セミケミカ
ル又はサーモメカニカルパイプが本発明によるプロセス
に適している。特に、本発明は剪断抵抗性の複合化紙料
を備えていることが見いだされ、該紙料には実質的はリ
グニンサルフェート又はアビエチン酸が存在し、特に未
ざらしのメカニカルパルプ或は再循環された白水中にこ
れらの物質が蓄積している他のパルプの場合によく見受
けられる紙料である。
本発明に従って、白土、炭酸カルシウム、酸化チタン
のような無機フィラー及び/又は回収くず若しくは他の
セルロース廃棄物も紙料に組み込むことができる。
紙料に供給されるカチオン成分は、カチオン性となす
処理に付されたコロイド状硅酸ゾルのようなコロイド状
シリカゾルであり、好ましくは硅質成分の少なくとも一
層のアルミニウム原子層を有するようなゾルである。適
当なゾルは米国特許第3、007、878号;3、620、978号;
3、719、607号及び3、956、171号に記載されている方
法に従って調製され、これらは参考文献としてここに組
み入れられている。このような方法は水性コロイド状シ
リカゾルを塩基性アルミニウム塩の水溶液に加え、シリ
カの表面がゾルをカチオン性にする陽性アルミニウム種
で被覆されるようにすることを含む。該ゾルは通常の条
件下での貯蔵は不安定であるので、好ましくはフォスフ
ェート、カーボネート、ボレート、マグネシウムイオン
又は公知の類似化合物のような処理剤で安定化される。
ゾル中の表面アルミニウムとシリコンの比は1:2から2:1
の範囲であり、好ましくは1:1.25から1.25:1であり、最
も好ましくは1:1で、後者の方がより安定である。
ゾル微粒子の粒径は本プロセスでのゾルの効力を決め
るだけの影響は少ないと見なされ、アルミニウム/シリ
コンモル比等の他の性質の方が影響は大きい。粒径は約
3から30nmのものが適用可能である。粒径は小さい方
が、一般的に優れた機能を有するために好ましい。
本発明におけるアニオン成分は、分子量が100、000以
上、好ましくは5、000、000から15、000、000を有する
ポリアクリルアミドを含む。ポリアクリルアミドのアニ
オン性(存在するカルボキシ基度合)は約1から40%の
範囲であるが、アニオン性が約10%より少ないポリアク
リルアミドをカチオン性のコロイド状シリカゾルと併用
したとき、濾水度、脱水性、繊維状微粉の保持性、良好
な紙の形成及び強度並びに剪断抵抗性の全てにわたって
最良のバランスを与えることが判明した。
適切なアニオン性ポリアクリアミドは、予め生成した
ポリアクリルアミドを加水分解することによって、或は
アクリルアミドとアクリル酸との共重合によっても得ら
れる。アニオン性ポリアクリルアミド及びアクリルアミ
ドとメタクリルアミドとの共重合によって得られたアニ
オン性共重合体もまた本発明に適用可能である。これら
の製造方法のうちどちらの方法で得られたポリマーでも
本発明を実施するのに差し仕えないと見なされる。上記
で示されているように、アニオン性の度合が低い方が全
ての場合に好都合であるが、望ましい保持性並びに脱水
性を兼ね備えた最適の剪断抵抗性を有するポリアクリル
アミドは、アニオン性が約1から10%のものであること
が見いだされた。適当なアニオン性のポリアクリルアミ
ドは、次の表Aに示されているように、Hi−Tek Polym
ers,Inc.,Louisville,Kentucky(商品名 Polyhall)、
Hyperchem,Inc.,Tampa,Florida(商品名 Hyperflo
c)、又はHercules.Inc.,Wilmimton,Delaware(商品名R
eton)から市販されている。
これらのポリマーのうち、Polyhall 650はフロック
の粒径は最も小さいが、良好な脱水保持性並びに剪断抵
抗性を兼ね備えていることから、本発明で使用するのに
好ましいポリマーである。紙料に添加するためには、ア
ニオン性ポリマーは、約0.15重量%またはそれより小さ
い比較的希薄溶液として調製される。
発明を実施するための最良の形態 製紙プロセスにおいては、カチオン性のコロイド状シ
リカゾル並びにアニオン性のポリアクリルアミドは、ヘ
ッドボックスで紙料に連続して添加するか、或は紙料が
ヘッドボックスに到達する直前に紙料に続けて添加す
る。カチオン成分を先に添加するか又はアニオン成分を
先に添加するか、各成分の添加順序を変えても繊維状微
粉の保持性又は剪断抵抗性にはほとんど差は認めれられ
ないが、通常はカチオン成分を先に添加するのが好まし
い。上で述べたように、本発明を実施するには、ゾル並
びにポリマーは比較的希薄な水溶液として予め調製して
おき、ついで添加剤が紙料として良好な分散即ち混合が
促進するような仕方で該水溶液をヘッドボックス又はヘ
ッドボックスの少し前で希薄紙料中に添加する。
紙料の望ましい脱水性、保持性及び剪断抵抗性は、カ
チオン並びにアニオン成分が処理される紙料の固形分に
対してそれぞれ約0.01から2.0重量%の量となるように
添加されたときに得られる。好ましくは、各成分の濃度
は約0.2から0.5重量%である。
本発明の種々の局面を説明している以下の実施例にお
いては、カチオン成分は米国特許第3,956,171号の記載
に従って調製されたカチオン性のコロイド状シリカゾル
である。特徴的には、ゾルの製造において、表面のアル
ミニウム/シリコンのモル比が約1:2から2:1、好ましく
は約1:1.25から1.25:1になるような条件が選定される。
表面のアルミニウム/シリコンのモル比が1:1であるゾ
ルは、製紙条件下では最も安定であり、従って1:1のモ
ル比を有するゾルが最適である。
実施例で使用されているアニオン成分は、種々のアニ
オン性ポリアクリルアミドを含み、それらの各々は市販
されており、上記のように品質が明らかにされている。
製紙用紙料に添加するためには、該アニオン性ポリアク
リルアミドは0.15重量%またはそれ以下の希薄溶液とし
て調製された。一方いくつかの実施例中では、紙料のpH
はpH4及びpH8が選ばれたが、本発明ではpHの範囲が約pH
4からpH9が紙料が有効である。
実施例1 砕木パルプの脱水 砕木パルプは繊維状微粉の割合が高く、脱水性(濾水
度)が低いという特性をもっている。これらの試験のた
めに石材砕木された木材100%(ポプラ材40%、えぞま
つ60%)から0.3重量%の紙料を調製した。該紙料に硫
酸ナトリウム10水和物1.5g/lを加え、典型的な製紙プロ
セスと類似の比導電率115mS/cmとした。紙料のpHを希薄
水酸化ナトリウム及び硫酸水溶液でpH4又はpH8のいずれ
かに調製し、ついでカナダ標準形濾水度試験を行って、
種々の量のポリアクリルアミド並びにカチオン性ゾルの
存在化の排水率を決定した。
使用したポリアクリルアミドは、Polyhall 650であ
り、紙料中のパルプの量に対して1.0重量%(20ポンド
/トン)までの量を添加した。試験を行うに際して、Em
pire State Paper Research Institute(ESPRI),Syrac
use,NY 13210から出版されている、Research Report 7
5.1/10,1981でK.Britt並びにJ.P.Unbehendが記述してい
るBritt式動的排水ジャー(Britt Dynamic Drainage Ja
r)中に1リットルをまず計量して加えた。ビンの底は
排水しないように閉塞されているが、後述の例にあるよ
うに引き続いて保持性及び剪断力試験に使用されている
ときと類似の混合状が維持されるようになっている。紙
料は15秒間、800rpmで撹拌され、これによってまたビン
の側壁の翼によって優れた撹拌状態が得られた。次にカ
チオン性シリカゾルを希薄溶液として加え、15秒間撹拌
してポリアクリルアミドの希薄溶液を加えた。さらに15
秒間混合撹拌した後、ビンの内容量をカナダ標準形濾水
度試験機のホールドカップに移して濾水度を測定した。
これらの試験の結果は、第1表に記載されており、ポ
リアクリルアミド単独ではpH4でもpH8でも紙料の排水率
を高める効果は示さないことがわかる。(試験番号1−
3)。製紙用ミョウバンを系中に加えても,pH4では効果
はなかった。pH8では、ミョウバン添加量が少ないとき
は排水性が増加したが、この利点はミョウバンの添加量
が増加するにつれて失われてしまった(試験番号4−
7)。これに対して、カチオン性ゾルを使用すると、そ
の量が増加していくに従って,pH4でもまたpH8でも排水
性が着実に増加した(試験番号8−12)。ポリアクリル
アミド添加量を減らしても、両pHにおける排水性の顕著
な改良は維持されていた(試験番号13−15)。試験番号
16−20は、ポリアクリルアミド並びにカチオン性ゾルを
極めて多量添加したものであるが、これらにはされに高
い排水性が得られ、本系は広範囲の操作性を有すること
が実証された。
実施例2 ポリマーのアニオン性を関数とする排水性 本シリーズの試験では、種々のアニオン性ポリアクリ
ルアミドとカチオン性ゾルを併用することによって得ら
れれた濾水度を、実施例1に記載と同様の方法で試験し
た。紙料は再び石材砕木100%(ポプラ材40%、えぞま
つ60%)を用いた。第2表の結果から、全てのカチオン
性ゾル/ポリマーの組合せは改良された排水性を示す
が、アニオン性のみを変更した場合は、アルカリ性条件
下で顕著に変化することがわかる。
実施例3 ケミカルパルプの排水性 本実施例では一連の試験は、広葉樹70%並びに針葉樹
30%を含む漂白したケミカルパルプを用いて実施した。
0.3重量%の医療を調製し、典型的な白水と同様の引導
電率をもつように硫酸ナトリウム10水和物1.5g/lを再添
加した。排水試験は種々の量のアニオン性ポリアクリル
アミドPolyhall 650カチオン性ゾル及びミョウバンを使
用してpH4並びにpH8の両方で行った。
第3表の結果から、pH4ではアニオン性ポリアクリル
アミドとカチオン性ゾルの組合せが、ポリアクリルアミ
ドと製紙用ミョウバンの組合せよりも排水性(濾水度)
を増加させるのにはるかに効果的であることがわかる
(試験番号4−7及び試験番号8−13)。pH8では差は
それほど大きくないが、カチオン性ゾルがあるとより高
い濾水度が依然として得られている。試験番号17−21
は、アニオン性ポリアクリルアミド並びにカチオン性ゾ
ルをより多量に用いることによって極めて高い濾水度が
得られることを示している。
実施例4 サーモメカニカルパルプの排水性 本実施例ではアスペン原木100%のサーモメカニカル
パルプから0.3重量%の紙料を調製した。硫酸ナトリウ
ム10水和物1.5g/lを電解質として加えた。第4表に記載
のカナダ標準形濾水度試験は、この紙料では、アニオン
性ポリアクリルアミドPolyhall 7Jをカチオン性ゾルと
併用すれば、該ポリアクリルアミドとミョウバンの併用
よりも,pH4並びにpH8において改良された排水性が得ら
れることを示している。
実施例5 ケミカルサーモメカニカルパルプの排水性/保持性 本実施例では、ケミカルサーモメカニカルパルプの濾
水度を試験した。繊維状微粉の保持性の測定に加えて、
濾水度試験からの白水排水における濁度測定を行った。
紙料は同じ0.3重量%のものであり、電解質として硫酸
ナトリウム10水和物1.5g/lを含むものであった。アニオ
ン性ポリアクリルアミドとカチオン性ゾルの併用は,pH4
においてポリアクリルアミドとミョウバンとの組合せよ
りも、改良された濾水度並びに改良された保持性(より
低い濁度)の表報に対応する値を示した。pH8では、両
者の併用系とも濾水度は比肩しうる値であるが、カチオ
ン性ゾルの方が良好な保持性を示した。これらの結果は
第5表に示されている。
実施例6 充填パルプの繊維状微粉保持と排水性 これらの試験のために、ケミカルパルプ70%(広葉樹
70%、針葉樹30%)、Klondyke白土29%及び炭酸カルシ
ウム1%を含む0.5重量%のパルプ紙料を調製した。硫
酸ナトリウム10水和物1.5g/lを電解質として添加した。
種々のアニオン性ポリアクリルアミドPolyhall 650及
びミョウバン又はカチオン性ゾルと併用することによ
り、繊維状微粉の保持性のためのBritt式ジャーテスト
を実施した。試験は一定の撹拌速度800rpmで、pH4並び
にpH8両方で実施した。第6表にその結果を示す。
アニオン性ポリアクリルアミドPolyhall 650の添加量
が0.1重量%のとき、カチオン性ゾルを使用すると、pH4
並びにpH8両方とも、対称としてミョウバンを使用した
ときよりも優れた保持性を与えることがわかる(試験番
号9−12を試験番号3−5と対比すること)。Polyhall
650の添加量がより多く、0.2重量%のときは、カチオ
ン性ゾルのミョウバンに対する優位性はpH4で維持され
ている。pH8では差はもはや顕著ではない。
また第6表にはさらに、繊維状微粉保持性の高いレベ
ルに相当する添加剤量での同じパルプ系(同じ0.3重量
%に希釈化)に対する若干の濾水度が含まれている。カ
チオン性ゾルを使用した場合の排水性は、ミョウバンを
使用した場合に比べ明らかな優位性が実証されている。
実施例7 排水性並びに保持性に及ぼすカチオン性ゾルの添加効果 本実施例では、ミョウバンを含む充填パルプ系でのカ
チオン性ゾル並びにアニオン性ポリアクリルアミド両者
の併用効果がアニオン性ポリアクリルアミド単独使用に
より利点があることが実証された。実施例6に記載と同
じ原料について、濾水度並びに白水濁度測定を実施し
た。二種類の市販のアニオン性ポリアクリルアミドを保
持助剤として使用した。第7表は、ミョウバン並びにポ
リアクリルアミドに加え、カチオン性ゾルを添加するこ
とによって濾水度並びに繊維状の微粉の保持性(より低
い白水濁度)両者とも顕著に増加することを示している
(試験番号7−10を試験番号4と、又試験番号18−19を
試験番号17と比較すること)。
実施例8 繊維状微粉保持性の撹拌に対する抵抗性 アニオン性ポリアクリルアミドとカチオン性ゾルの併
用によるパルプの微細フロックの機械的剪断力の影響に
対する改良された抵抗性が、充電パルプ系を用いて実施
例6の場合と同様に、但し撹拌速度を変化させたBritt
式ジャーテストによって実証された。高撹拌速度は高剪
断に相当する。試験はpH4並びにpH8両方で、又アニオン
性ポリアクリルアミドPolyhall 650の添加量は二種類、
但しミョウバンの添加量は1.0重量%、カチオン性ゾル
も0.5重量%で一定とした。pH4ではカチオン性ゾルはミ
ョウバンに比べ優れた性能を有しており、それは第8表
に明示されている。
本発明を従来技術系の対比において、高剪断条件下で
の保持性を実証するために、コロイド状シリカを適用し
てさらに追加の試験を行った。これらの試験では、用い
た紙料はパルプ70%(広葉樹70%並びに針葉樹30%)、
白土29%及び炭酸カルシウム1%を含む微細紙料であっ
た。紙料pHを4.5に調製した。これらの試験では、アニ
オン性ポリアクリルアミドの添加量は3ポンド/トン
(0.15重量%)並びにカチオン性ゾルは12ポンド/トン
(0.5重量%)に相当する量とした。Britt式ジャーテス
トは、種々の大きさの剪断を模擬的に生じさせるために
撹拌速度を変えて行った。ある試験では、各成分の添加
順序の影響を説明するために、カチオン成分とアニオン
成分の添加順序を逆にした。これらの試験の結果を第9
表に示す。さらに、典型的アニオン性不純物であるリグ
ニンスルフォネート100ppmを紙料に添加した以外は同様
の方法で追加の試験を行った。第10表はこれらの試験の
結果を示すものであり、本発明の優位性を示している。
第9表並びに第10表に引用されている「従来技術」は、
アニオン性コロイド状シリカゾルに商品名Compozilとし
てProcomp of Marietta,Georgiaから市販されているカ
チオン性デンプンを加えたものを含む。全ての試験にお
いて適用された添加量は、アニオン性コロイド状シリカ
8ポンド/トン(0.4重量%)にカチオンデンプン20ポ
ンド/トン(1.0重量%)を加えた量である。各系で示
されている添加量は、その系での繊維状微粉保持性がほ
ぼ最適値を与えるように設定されたものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) D21H 17/63 D21H 17/37

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水性媒体中に少なくとも50重量%の濃度の
    セルロース繊維を含む改良された製紙用紙料であって、
    該紙料は カチオン性のコロイド状シリカゾル成分及び、 ポリアクリルアミドの加水分解によって調製されたポリ
    アクリルアミド、アクリル酸とアクリルアミドとの共重
    合によって調製されたポリアクリルアミド及びアクリル
    アミドとメタクリル酸アミドとの共重合によって調製さ
    れたポリアクリルアミドから成る群から選ばれたアニオ
    ン成分を含み、 前記カチオン成分は紙料中に、紙料固形分に基づいて0.
    12〜2.0重量%の濃度で存在し、 前記アニオン成分は紙料中に、紙料固形分に基づいて0.
    01〜1.0重量%の濃度で存在し、 ペーパーウエブを形成する過程で前記紙料により生じた
    剪断力によって、前記紙料の保持性及び脱水性が破壊さ
    れることに対して、前記紙料は効果的に抵抗性をもつこ
    とを特徴とする、前記製紙用紙料。
  2. 【請求項2】前記カチオン成分及び前記アニオン成分
    は、1:100から100:1の比率で存在することを特徴とする
    請求項1記載の製紙用紙料。
  3. 【請求項3】前記カチオン成分及び前記アニオン成分
    は、1:10から10:1の比率で存在することを特徴とする請
    求項2記載の製紙用紙料。
  4. 【請求項4】前記紙料のpHが4〜9であることを特徴と
    する請求項1記載の紙料。
  5. 【請求項5】前記アニオン成分であるポリアクリルアミ
    ド中に存在するカルボキシル基の度合が1〜40%である
    ことを特徴とする請求項1記載の製紙用紙料。
  6. 【請求項6】前記アニオン成分であるポリアクリルアミ
    ド中に存在するカルボキシル基の度合が10%より小さい
    ことを特徴とする請求項5記載の製紙用紙料。
  7. 【請求項7】前記アニオン成分が、100,000〜15,000,00
    0の分子量を有することを特徴とする請求項1記載の製
    紙用紙料。
  8. 【請求項8】前記アニオン成分が、5,000,000〜15,000,
    000の分子量を有することを特徴とする請求項7記載の
    製紙用紙料。
  9. 【請求項9】前記カチオン成分が3〜30ナノメートルの
    粒子径を有することを特徴とする請求項1記載の製紙用
    紙料。
  10. 【請求項10】pHが3〜9の水性媒体中にセルロース繊
    維が少なくとも50重量%からなる紙料を用い、前記紙料
    は該紙料を含むヘッドボックスから移動中のすき網上に
    導かれてその上で真空フエルト化される製紙方法であっ
    て、前記ヘッドボックスから前記すき網上に前記紙料が
    排出される前に前記紙料に、 カチオン性のコロイド状シリカゾル成分及びアニオン性
    のポリアクリルアミド成分が添加され、 それら各成分はそれぞれ別個に良好な混合状態になるよ
    うに十分な時間をか:て添加され、 前記カチオン成分及び前記アニオン成分は1:10〜10:1の
    重量比率で存在し、かつ各成分は前記紙料の全固形分に
    基づいて0.01〜1.0重量%であることを特徴とする、前
    記製紙方法。
JP1501820A 1988-03-08 1989-01-12 製紙用保持助剤及び排水助剤 Expired - Fee Related JP2818677B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/165,634 US4798653A (en) 1988-03-08 1988-03-08 Retention and drainage aid for papermaking
US165,634 1988-03-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03503297A JPH03503297A (ja) 1991-07-25
JP2818677B2 true JP2818677B2 (ja) 1998-10-30

Family

ID=22599768

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1501820A Expired - Fee Related JP2818677B2 (ja) 1988-03-08 1989-01-12 製紙用保持助剤及び排水助剤

Country Status (11)

Country Link
US (1) US4798653A (ja)
EP (1) EP0408567B1 (ja)
JP (1) JP2818677B2 (ja)
KR (1) KR900700691A (ja)
AT (1) ATE106107T1 (ja)
AU (1) AU614327B2 (ja)
CA (1) CA1324707C (ja)
DE (1) DE68915542T2 (ja)
ES (1) ES2009700A6 (ja)
FI (1) FI92233C (ja)
WO (1) WO1989008742A1 (ja)

Families Citing this family (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE462721B (sv) * 1988-03-08 1990-08-20 Eka Nobel Ab Saett vid framstaellning av papper genom formning och avvattning av en suspension av cellulosainnehaallande fibrer
BR8903325A (pt) * 1988-08-26 1990-03-13 Nalco Chemical Co Processo de fabricacao de papel
KR0159921B1 (ko) * 1988-10-03 1999-01-15 마이클 비. 키한 양이온성 및 음이온성 중합체의 혼합물, 그 제법 및 종이용 건조강도 개선 첨가제로서의 용도
US5274055A (en) * 1990-06-11 1993-12-28 American Cyanamid Company Charged organic polymer microbeads in paper-making process
US5167766A (en) * 1990-06-18 1992-12-01 American Cyanamid Company Charged organic polymer microbeads in paper making process
JP2521651B2 (ja) * 1991-07-02 1996-08-07 エカ ノーベル アクチェボラーグ 紙の製造方法
SE501214C2 (sv) * 1992-08-31 1994-12-12 Eka Nobel Ab Silikasol samt förfarande för framställning av papper under användande av solen
US5431783A (en) * 1993-07-19 1995-07-11 Cytec Technology Corp. Compositions and methods for improving performance during separation of solids from liquid particulate dispersions
US5482595A (en) * 1994-03-22 1996-01-09 Betz Paperchem, Inc. Method for improving retention and drainage characteristics in alkaline papermaking
US5858173A (en) * 1995-01-06 1999-01-12 Tim-Bar Corporation Paper making process
US5786077A (en) * 1995-06-07 1998-07-28 Mclaughlin; John R. Anti-slip composition for paper
US5779859A (en) * 1996-12-13 1998-07-14 J.M. Huber Corporation Method of improving filler retention in papermaking
AU735965B2 (en) * 1997-06-04 2001-07-19 Pulp And Paper Research Institute Of Canada Dendrimeric polymers for the production of paper and board
FI104502B (fi) * 1997-09-16 2000-02-15 Metsae Serla Oyj Menetelmä paperirainan valmistamiseksi
GB9905400D0 (en) * 1999-03-09 1999-05-05 Ass Octel Retention system
US7169261B2 (en) 1999-05-04 2007-01-30 Akzo Nobel N.V. Silica-based sols
ES2264666T3 (es) * 1999-05-04 2007-01-16 Akzo Nobel N.V. Soles basados en silice.
TW524910B (en) * 1999-11-08 2003-03-21 Ciba Spec Chem Water Treat Ltd Manufacture of paper and paperboard
US6417268B1 (en) 1999-12-06 2002-07-09 Hercules Incorporated Method for making hydrophobically associative polymers, methods of use and compositions
US6770170B2 (en) 2000-05-16 2004-08-03 Buckman Laboratories International, Inc. Papermaking pulp including retention system
BR0111356B1 (pt) * 2000-05-16 2012-03-20 ômétodo para fabricar papel ou cartonagem, papel ou cartonagem e aparelhagem para fabricar papelö.
CN100402747C (zh) 2000-05-17 2008-07-16 巴科曼实验室国际公司 造纸纸浆和包含酸性含水氧化铝溶胶的絮凝剂
US20060131243A1 (en) * 2003-02-10 2006-06-22 Imerys Pigments, Inc. Method of treating an aqueous suspension of kaolin
US20040171719A1 (en) * 2003-02-27 2004-09-02 Neivandt David J. Starch compositions and methods of making starch compositions
DE102004020112A1 (de) * 2003-07-04 2005-01-20 Bayer Chemicals Ag Papierherstellung mit modifizierten Kieselsolen als Mikropartikel
US20050161183A1 (en) * 2004-01-23 2005-07-28 Covarrubias Rosa M. Process for making paper
US20060016569A1 (en) * 2004-07-20 2006-01-26 Sonoco Development, Inc. High strength paperboard and method of making same
DE102004063005A1 (de) * 2004-12-22 2006-07-13 Basf Ag Verfahren zur Herstellung von Papier, Pappe und Karton
CN1940178A (zh) * 2005-09-26 2007-04-04 邓俐 用阳离子纳米颗粒在造纸生产过程中去除胶体和可溶性物质
CA2822091C (en) * 2010-12-21 2018-11-27 Kemira Oyj Processes for flocculating tailings streams of the oil prospection
CN111139683A (zh) * 2020-01-03 2020-05-12 王丹丹 一种高吸附多孔造纸用助留剂的制备方法

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3052595A (en) * 1955-05-11 1962-09-04 Dow Chemical Co Method for increasing filler retention in paper
US3007878A (en) * 1956-11-01 1961-11-07 Du Pont Aquasols of positively-charged coated silica particles and their production
US3639208A (en) * 1968-03-04 1972-02-01 Calgon Corp Polyamphoteric polymeric retention aids
US3620978A (en) * 1968-07-18 1971-11-16 Du Pont Process for preparing stable positively charged alumina-coated silica sols
US3719607A (en) * 1971-01-29 1973-03-06 Du Pont Stable positively charged alumina coated silica sols and their preparation by postneutralization
HU168869B (ja) * 1971-02-22 1976-07-28
US3956171A (en) * 1973-07-30 1976-05-11 E. I. Du Pont De Nemours And Company Process for preparing stable positively charged alumina coated silica sols and product thereof
US4006495A (en) * 1975-09-15 1977-02-08 John Roger Jones Coat construction
US4309247A (en) * 1976-03-15 1982-01-05 Amf Incorporated Filter and method of making same
EP0017353B2 (en) * 1979-03-28 1992-04-29 Ciba Specialty Chemicals Water Treatments Limited Production of paper and paper board
CA1148872A (en) * 1979-04-06 1983-06-28 Eugene A. Ostreicher Filter with inorganic cationic colloidal silica
US4305762A (en) * 1980-05-14 1981-12-15 Olin Corporation Copper base alloy and method for obtaining same
SE432951B (sv) * 1980-05-28 1984-04-30 Eka Ab Pappersprodukt innehallande cellulosafibrer och ett bindemedelssystem som omfattar kolloidal kiselsyra och katjonisk sterkelse samt forfarande for framstellning av pappersprodukten
US4385961A (en) * 1981-02-26 1983-05-31 Eka Aktiebolag Papermaking
US4578150A (en) * 1982-07-23 1986-03-25 Amf Inc. Fibrous media containing millimicron-sized particulates
SE8403062L (sv) * 1984-06-07 1985-12-08 Eka Ab Forfarande vid papperstillverkning
JPS60260377A (ja) * 1984-06-08 1985-12-23 Mitsubishi Paper Mills Ltd インクジエツト記録用紙
SE451739B (sv) * 1985-04-03 1987-10-26 Eka Nobel Ab Papperstillverkningsforfarande och pappersprodukt varvid som avvattnings- och retentionsforbettrande kemikalie anvends katjonisk polyakrylamid och en speciell oorganisk kolloid
JPH0663197B2 (ja) * 1985-11-07 1994-08-17 三菱製紙株式会社 中性紙の製紙方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03503297A (ja) 1991-07-25
EP0408567A1 (en) 1991-01-23
CA1324707C (en) 1993-11-30
US4798653A (en) 1989-01-17
AU614327B2 (en) 1991-08-29
ATE106107T1 (de) 1994-06-15
WO1989008742A1 (en) 1989-09-21
FI92233C (fi) 1994-10-10
EP0408567A4 (en) 1991-12-11
FI92233B (fi) 1994-06-30
FI904420A0 (fi) 1990-09-07
AU2941189A (en) 1989-10-05
DE68915542D1 (de) 1994-06-30
EP0408567B1 (en) 1994-05-25
ES2009700A6 (es) 1989-10-01
DE68915542T2 (de) 1994-12-15
KR900700691A (ko) 1990-08-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2818677B2 (ja) 製紙用保持助剤及び排水助剤
US4913775A (en) Production of paper and paper board
EP0235893B1 (en) Production of paper and paperboard
CA1322436C (en) Pulp dewatering process
US8168040B2 (en) Manufacture of paper or paperboard
EP0261820B1 (en) Filler compositions and their use in manufacturing fibrous sheet materials
EP0490425B1 (en) A process for the production of cellulose fibre containing products in sheet or web form
EP0592572B1 (en) A process for the manufacture of paper
CA2204050C (en) Improved papermaking process
EP1846615A1 (en) An additive system for use in paper making and process of using the same
CA2934998C (en) Filler aggregate composition and its production
WO2000034582A1 (en) Copolymer coagulant in the papermaking process
CA2336970A1 (en) A microparticle system in the paper making process
EP1047834B1 (en) Silica-acid colloid blend in a microparticle system used in papermaking
US6719881B1 (en) Acid colloid in a microparticle system used in papermaking
EP1173641A1 (en) An acid colloid in a microparticle system used in papermaking
JPH11302994A (ja) 製紙方法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees