JP2818238B2 - インバータ装置 - Google Patents

インバータ装置

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JP2818238B2
JP2818238B2 JP2005924A JP592490A JP2818238B2 JP 2818238 B2 JP2818238 B2 JP 2818238B2 JP 2005924 A JP2005924 A JP 2005924A JP 592490 A JP592490 A JP 592490A JP 2818238 B2 JP2818238 B2 JP 2818238B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、直列接続された一対のスイッチング素子を
交互にオン・オフさせることにより、両スイッチング素
子の間から負荷に対して交流電流を供給できるようにし
たインバータ装置に関するものである。
【従来の技術】
この種のインバータ装置として、第11図に示すよう
に、一対のスイッチング素子SW1,SW2の間に電圧検出用
素子としてのダイオードD1を挿入し、スイッチング素子
SW2を、発振回路2の出力を受けるドライブ回路42の出
力によってオン・オフ制御し、スイッチング素子SW2
ダイオードD1との直列回路の接続点の電位に基づいて両
スイッチング素子SW1,SW2が交互にオン・オフされるよ
うにスイッチング素子SW1をドライブ回路41の出力によ
ってオン・オフ制御するようにした構成が考えられてい
る。 すなわち、スイッチング素子SW1,SW2の間にダイオー
ドD1を順方向に挿入した直列回路を電源Eの両端間に接
続し、制御回路1によって両スイッチング素子SW1,SW2
をオン・オフ制御するようにしている。制御回路1は、
タイミング設定用の発振回路2と、発振回路2の出力V
に応じてスイッチング素子SW2をオン・オフ制御するド
ライブ回路42と、スイッチング素子SW1をオン・オフ制
御するドライブ回路41とを備え、発振回路2およびドラ
イブ回路41,42はそれぞれ電源Ea,E1,E2を備えてい
る。電源E1の両端間には抵抗R1とダイオードD1との直列
回路が接続され、抵抗R1とダイオードD1との接続点がド
ライブ回路41の入力端に接続される。 また、負荷回路5は、スイッチング素子SW2とダイオ
ードD1との直列回路の両端間に接続される。負荷回路5
は、スイッチング素子SW2とダイオードD1との直列回路
の両端間に接続されたインダクタンスLとコンデンサCa
との直列回路を備え、コンデンサCaの両端間には、直流
カット用のコンデンサCbと負荷lとの直列回路が接続さ
れる。 この構成によれば、発振回路2から、第12図(a)の
ような出力Vが得られ、時刻t0において発振回路2の出
力Vが立ち上がると、第12図(b)のように、ドライブ
回路42の出力Vc2が立ち上がりスイッチング素子SW2がオ
ンになる。スイッチング素子SW2がオンになると、第12
図(d)のようにドライブ回路41の入力端の電位V1が0
になり、第12図(e)のように、ドライブ回路41の出力
Vc1が立ち下がってスインチング素子SW1がオフになる。
このとき、第12図(c)のように、スイッチング素子SW
1と負荷回路5との接続点の電位V0は0になる。また、
負荷回路5の蓄積エネルギーにより電流はそのまま流れ
続けようとするから、第12図(i)のように、ダイオー
ドDに電流IDが流れた後、第12図(g)のようにスイッ
チング素子SW2に電流Is2が流れる。 一方、第12図(a)のように、時刻t1で発振回路2の
出力Vが立ち下がると、ドライブ回路42の出力Vc2が立
ち下がってスイッチング素子SW2がオフになる。その結
果、ダイオードD1がオフになり、第12図(d)のように
ドライブ回路41の入力V1が立ち上がる。したがって、ス
イッチング素子SW1がオンになる。こうして、時刻t2
おいて発振回路2の出力が再び立ち上がるまで、スイッ
チング素子SW1には、第12図(f)のような電流Is1が流
れることになる。 以上の動作を繰り返すことにより、第12図(h)のよ
うな正弦波状の電流Ilが負荷lに流れるのである。 要するに、スイッチング素子SW2に従属してスイッチ
ング素子SW1がオン・オフされるようにすることによ
り、両スイッチング素子SW1,SW2が同時にオンになるこ
とを防止し、スイッチング素子SW1,SW2に短絡電流が流
れることによるスイッチング素子SW1,SW2の破壊を防止
しているのである。
【発明が解決しようとする課題】
上記構成において、スイッチング素子SW1,SW2は一般
にはトランジスタやサイリスタで構成されるから、第11
図に示すように、スイッチング素子SW2がオフになった
ときに、両端間に容量成分Cs2が存在しているものと考
えられる。時刻t1においてスイッチング素子SW2がオフ
になったときに、負荷回路5の蓄積エネルギーによっ
て、第12図(c)のように、スイッチング素子SW1と負
荷回路5との接続点の電位V0が上昇し、ダイオードD1
介して容量成分Cs2に充電電流が流れ、ダイオードD1
時刻t11においてオフになると、ドライブ回路41の出力V
c1が立ち上がってスイチング素子SW1がオンになるので
ある。ここで、負荷回路5がスイッチング素子SW1のオ
ン期間に十分に大きなエネルギーを蓄えることができる
ように構成されている場合には、時間(t11−t1)は短
時間になるが、負荷回路5の蓄積エネルギーが小さいと
きには、時間(t11−t1)が長くなる。また、負荷回路
5が抵抗性で、蓄積エネルギーがない場合には、抵抗R1
を介して電源E1により容量成分Csが充電されるから、時
間(t11−t1)が長くなる。 このように、時間(t11−t1)が長くなると、スイッ
チング素子SW2のオフからスイッチング素子SW1のオンま
でに遅れが生じ、スイッチング素子SW1,SW2を高速にオ
ン・オフさせることができないという問題が生じる。す
なわち、発振回路2の出力周波数が制限される。 本発明は上記問題点の解決を目的とするものであり、
スイッチング素子を高速にオン・オフさせることができ
るようにしたインバータ装置を提供しようとするもので
ある。
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、直流
電源と、この直流電源の両端間に接続される第1および
第2のスイッチング素子の第1の直列回路と、第1のス
イッチング素子と第2のスイッチング素子との少なくと
も一方の両端間に接続される負荷回路と、第1のスイッ
チング素子と第2のスイッチング素子との一方の両端間
に接続される前記直流電源に対して順方向のダイオード
と第3のスイッチング素子との第2の直列回路と、各々
入力信号に応じて交互に第1および第2のスイッチング
素子を高周波でオンオフ駆動する各々の第1および第2
のドライブ回路と、入力信号に応じて第3のスイッチン
グ素子を高周波でオンオフ駆動する第3のドライブ回路
と、第2の直列回路と並列接続されている一方のスイッ
チング素子のドライブ回路と第3のドライブ回路とに同
一のオンオフ信号を与えて制御する手段とを備えるイン
バータ装置において、前記ダイオードが第2の直列回路
と並列接続されていない他方のスイッチング素子のドラ
イブ回路の入力端間に逆バイアス可能に接続され、第3
のスイッチング素子が第1および第2のスイッチング素
子のうちの前記一方のスイッチング素子よりも小容量で
あって、前記他方のスイッチング素子が第3のスイッチ
ング素子のオン状態によりオフ状態にされるものであ
る。 請求項2の発明は、請求項1の発明において、第1お
よび第2のスイッチング素子のうち前記一方のスイッチ
ング素子のドライブ回路が第3のドライブ回路と共用さ
れているものである。 請求項3の発明は、直流電源の両端間に接続された第
1および第2のスイッチング素子の直列回路と、第2の
スイッチング素子をオン・オフさせる制御回路と、第1
のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との少な
くとも一方の両端間に接続される負荷回路とを備え、前
記制御回路が、第1および第2のスイッチング素子の接
続点に一端が接続されたダイオードと、前記ダイオード
との直列回路が第2のスイッチング素子に並列接続され
る第3のスイッチング素子と、第1および第3のスイッ
チング素子との直列回路が前記直流電源の両端間で順方
向に接続されている前記ダイオードに対して第3のスイ
ッチング素子のオフ時に逆バイアス電圧を印加可能な手
段とを備え、第3のスイッチング素子が第2のスイッチ
ング素子よりも小容量であって第2のスイッチング素子
とともにオン・オフされ、第3のスイッチング素子のオ
ン・オフにより変化する前記ダイオードと第3のスイッ
チング素子との接続点の電位の変化を受けて第1のスイ
ッチング素子がオフ・オンされることにより第1および
第2のスイッチング素子が交互にオン・オフされるもの
である。
【作用】
請求項1の発明によれば、第3のスイッチング素子と
ダイオードとの直列回路を第1および第2のスイッチン
グ素子のうちの一方に並列接続し、他方のスイッチング
素子のドライブ回路の入力端間に前記ダイオードを逆バ
イアス可能に接続し、第3のスイッチング素子を前記一
方のスイッチング素子よりも小容量とし、前記一方のス
イッチング素子のドライブ回路と第3のドライブ回路と
に同一のオンオフ信号を与えているので、前記一方のス
イッチング素子と第3のスイッチング素子とがオフにな
ってからダイオードが逆バイアスになるまでの時間を従
来構成よりも短縮することができ、第1のスイッチング
素子と第2のスイッチング素子とのオン・オフの切換に
要する時間を従来構成よりも短縮してスイッチング動作
を高速化することができる。 請求項2の発明によれば、ドライブ回路を2つのスイ
ッチング素子で共用しているから、部品点数が低減され
る。 請求項3の発明によれば、第2のスイッチング素子に
第2のスイッチング素子よりも小容量の第3のスイッチ
ング素子とダイオードとの直列回路を並列に接続し、第
3のスイッチング素子を第2のスイッチング素子ととも
にオン・オフさせ、かつ第3のスイッチング素子のオン
・オフにより変化する第3のスイッチング素子とダイオ
ードとの接続点の電位の変化に受けて第1のスイッチン
グ素子をオン・オフさせるようにしているので、第2の
スイッチング素子がオフになってから第3のスイッチン
グ素子とダイオードとの接続点の電位が第1のスイッチ
ング素子をオンにさせる電位に達するまでの時間を従来
構成よりも短縮することができ、第1のスイッチング素
子と第2のスイッチング素子とのオン・オフの切換に要
する時間を短縮してスイッチング動作を高速化すること
ができる。
【実施例1】 本実施例では、第1図に示すように、一対のスイッチ
ング素子SW1,SW2を直列接続して電源Eの両端間に接続
し、さらに、一方のスイッチング素子SW2の両端間にダ
イオードD1とスイッチング素子SW3との直列回路を接続
し、各スイッチング素子SW1〜SW3をそれぞれドライブ回
路41〜43によりオン・オフ制御するようにしている。ド
ライブ回路41の入力端は、電源E1の両端間に接続された
抵抗R1とダイオードD1との直列回路の接続点に接続さ
れ、この接続点はスイッチング素子SW3に接続される。
また、ドライブ回路42,43の入力端は、一定周期で高低
2値の電圧を交互に出力する発振回路2の出力端に接続
される。ドライブ回路42は電源E2を備え、ドライブ回路
43は発振回路2と共通の電源Eaを備えている。ここにお
いて、スイッチング素子SW3はスイッチング素子SW2に比
較して小容量であって、スイッチング素子SW3の容量成
分Cs3は、スイッチング素子SW2の容量成分Cs2に比較し
て十分に小さくなっている(Cs3≪Cs2)。 スイッチング素子SW2の両端間には負荷回路5が接続
される。負荷回路5は、スイッチング素子SW2の両端間
に接続されたインダクタンスLとコンデンサCaとの直列
回路を備え、コンデンサCaの両端間には、直流カット用
のコンデンサCbと負荷lとの直列回路が接続される。 次に動作を説明する。発振回路2の出力Vは、第2図
(a)に示すように、高低2値の電圧値が一定周期で交
互で得られる出力である。また、発振回路2の出力周波
数は、負荷回路5の共振周波数よりも高いものとして説
明する。時刻t0で発振回路2の出力Vが立ち上がると、
第2図(b)(c)に示すように、2つのドライブ回路
42,43の出力Vc2,Vc3も立ち上がって、スイッチング素
子SW2,SW3がオンになる。ここに、スイッチング素子SW
3はスイッチング素子SW2に先立ってオンになり、第2図
(d)のように、ドライブ回路41への入力電圧V1が立ち
下がるから、第2図(f)のようにドライブ回路41の出
力Vc1が立ち下がり、スイッチング素子SW1がオフにな
る。その後、時刻t01でスイッチング素子SW2がオンにな
り、第2図(e)に示すように、両スイッチング素子SW
1,SW2の接続点の電位V0が立ち下がる。このとき、負荷
回路5の蓄積エネルギーによる電流の大部分が、第2図
(h)に示すように、スイッチング素子SW2を通して流
れる。 一方、第2図(a)のように時刻t1で発振回路2の出
力Vが立ち下がると、第2図(b)(c)のようにドラ
イブ回路42,43の出力Vc2,Vc3も立ち下がり、スイッチ
ング素子SW2,SW3がほぼ同時にオフになる。ここで、ス
イッチング素子SW3の容量成分Cs3は、スイッチング素子
SW2の容量成分Cs2に比較して十分に小さいから、容量成
分Cs3は、負荷回路5からダイオードD1を通る充電電流
および電源E1から抵抗R1を通る充電電流により急速に充
電され、第2図(d)のように、ドライブ回路41の入力
端の電位V1は瞬時に立ち上がる。したがって、第2図
(f)のようにドライブ回路41の出力Vc1もすぐに立ち
上がってスイッチング素子SW1がオンに向かい、スイッ
チング素子SW2の容量成分Cs2は、負荷回路5の蓄積エネ
ルギーと電源Eとにより充電されることになる。その結
果、第2図(e)のように、スイッチング素子SW1,SW2
の接続点の電位V0は、比較的短時間(t11−t1)のうち
に立ち上がることになる。スイッチング素子SW2がオフ
になっても、負荷回路5の蓄積エネルギーによる電流が
流れ続けるから、スイッチング素子SW1には第2図
(g)のような電流Is1が流れることになる。 その後、時刻t2において発振回路2の出力Vが再び立
ち上がると、上記動作を繰り返すのである。このように
して、第2図(i)のように負荷lに正弦波状の交流電
流である負荷電流Ilを流すことができるのである。 第1図に示した上記構成において、発振回路2の出力
周波数よりも負荷回路5の共振周波数が高い場合は、第
3図のような動作をする。 この場合には、蓄積エネルギーによる電流の位相が進
むから、第3図(g)(h)のように、スイッチング素
子SW1,SW2が反転した直後にはスイッチング素子SW1,S
W2に正方向(第1図で電流Is1,Is2を示した矢印の方
向)に電流が流れることになる。すなわち、負荷回路5
に蓄積エネルギーが十分にあっても、その蓄積エネルギ
ーでは、時刻t1においてスイッチング素子SW2の容量成
分Cs2を充電できないことになる。 しかしながら、本実施例では、スイッチング素子SW3
の容量成分Cs3が充電されれば、スイッチング素子SW1
オンにすることができるのであり、容量成分Cs3は電源E
1により抵抗R1を介して充電されるから、スイッチグ素
子SW2がオフになってからほとんど遅れることなく、ス
イッチング素子SW1をオンにすることができるのであ
る。ここに、第3図において時刻t0と時刻t01との間、
および、時刻t1と時刻t11との間などに発生しているひ
げ状の電流は、スイッチング素子SW1,SW2を、トランジ
スタやサイリスタにより構成した場合に、スイッチング
素子SW1,SW2の接続点の電位V0が変化することによる容
量成分Cs1,Cs2の充電電流およびスイッチング素子S
W1,SW2に逆方向の電流が流れた後のリカバリー電流で
ある。
【実施例2】 本実施例では、負荷回路5が白熱電球のように抵抗性
である場合の例を示す。したがって、負荷回路5の等価
回路は、第4図に示すように、抵抗Rのみで表すことが
できる。 この場合には、第5図に示すような動作をする。第2
図との相違点は各スイッチング素子SW1,SW2を流れる電
流Is1,Is2と、負荷回路5の抵抗Rに流れる電流Ilとで
ある。すなわち、負荷回路5が抵抗性である場合には、
負荷回路5では蓄積エネルギーが発生しないから、スイ
ッチング素子SW3がオフになったときに、電源E1から抵
抗R1を介して容量成分Cs3に急速に充電されることにな
る。したがって、実施例1と同様に、スイッチング素子
SW2がオフになってから、スイッチング素子SW1がオンに
なるまでの時間(t11−t1)を短くすることができるの
である。 負荷回路5の構成以外は実施例1と同様であるから説
明を省略する。
【実施例3】 本実施例では、負荷回路5が誘導性であって、第6図
ち示すように、インダクタンスLaと抵抗Raとの直列回路
で等価回路を表すことができる場合について説明する。 第7図に示すように、時刻t0で発振回路2の出力Vが
立ち上がると、スイッチング素子SW2がオンになり、負
荷回路5の蓄積エネルギーにより、第7図(h)のよう
な電流Is2が流れる。次に、時刻t1においてスイッチン
グ素子SW2がオフになると、スイッチング素子SW3の容量
成分Cs3が充電されてスイッチング素子SW1をオンにする
ようにドライブ回路41の入力端の電位V1を引き上げる。
このように、スイッチング素子SW1がオフになるときに
のみ負荷回路5の蓄積エネルギーによる電流が流れるの
である。また、スイッチング素子SW2がオフになったと
きには、第3図について説明した動作と同様にひげ状の
電流が発生する。
【実施例4】 本実施例は、第8図に示すように、2つのスイッチン
グ素子SW2,SW3を1つのドライブ回路42によりオン・オ
フ制御するようにしたものである。動作については実施
例1ないし実施例3と同様である。 また、両スイッチング素子SW2,SW3のドライブ回路42
を共用しているから、部品点数が削減され、スイッチン
グ素子SW2,SW3を同一チップ上に形成すれば、小形化に
つながるものである。
【実施例5】 本実施例は、第9図に示すように、第1図に示した実
施例1の構成において、スイッチング素子SW3を電界効
果トランジスタである一対のトランジスタT1,T2と、ス
イッチ要素Sとで構成したものである。 両トランジスタT1,T2はゲート同士がスイッチ素子S
を介して接続されている。また、一方のトランジスタT1
のドレイン−ソース間はダイオードD1に直列接続され、
他方のトランジスタT2のドレイン−ソース間は一方のト
ランジスタT1のゲート−ソース間に接続されている。発
振回路2の出力は、トランジスタT1のゲートに対して抵
抗R2を介して入力される。 この構成では、発振回路2の出力が立ち上がったとき
に、スイッチ要素Sがオンになるようにしておき、両ト
ランジスタT1,T2をカレントミラー回路として動作させ
る。すなわち、このときにドライブ回路41の入力端の電
位V1が0になるように抵抗R2を設定する。これにより、
スイッチング素子SW1はオフになり、実施例1と同様に
動作する。スイッチング素子SW1が完全にオフになった
後に、スイッチ要素Sをオフにすると、トランジスタT1
が完全にオンになる。この動作によれば、スイッチング
素子SW1と、スイッチング素子SW2,SW3との各オン期間
の間に、同時にオフになる期間を設けたことになり、ス
イッチング素子SW1と、スイッチング素子SW2,SW3との
同時オンによる短絡電流の発生を確実に防止することが
できる。 トランジスタT1,T2は電界効果トランジスタに限定さ
れるものではない。また、スイッチング素子Sを省略し
てトランジスタT1,T2のゲート同士を直接接続しても動
作可能である。さらに、スイッチング素子SW2を電界効
果トランジスタにより構成し、トランジスタT1のゲート
とスイッチング素子SW2のゲートとを共通接続し、トラ
ンジスタT2とともにカレントミラー回路として動作する
ように構成すれば、ドライブ回路42を省略することがで
きる。ダイオードD1については、抵抗等のインピーダン
ス素子に置き換えても動作可能である。
【実施例6】 本実施例は、第10図に示すように、第1図に示した実
施例1において、各スイッチング素子SW1,SW2をp型の
電界効果トランジスタ(パワーFET)により実現したも
のである。動作は実施例1と同様である。 なお、スイッチング素子SW1,SW2は電界効果トランジ
スタのほか、バイポーラ型のトランジスタのエミッタ−
コレクタ間にダイオードを逆並列に接続したもの、ある
いはサイリスタのアノード−カソード間にダイオードを
逆並列に接続したものなどを用いることができる。 また、発振回路2については、市販の集積回路(たと
えば、555として知られるタイマ用集積回路)を用いて
容易に実現することができ、ドライブ回路41〜43につい
ては、集積回路となっているバッファを用いればよい。
【発明の効果】
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、直流
電源と、この直流電源の両端間に接続される第1および
第2のスイッチング素子の第1の直列回路と、第1のス
イッチング素子と第2のスイッチング素子との少なくと
も一方の両端間に接続される負荷回路と、第1のスイッ
チング素子と第2のスイッチング素子との一方の両端間
に接続される前記直流電源に対して順方向のダイオード
と第3のスイッチング素子との第2の直列回路と、各々
入力信号に応じて交互に第1および第2のスイッチング
素子を高周波でオンオフ駆動する各々の第1および第2
のドライブ回路と、入力信号に応じて第3のスイッチン
グ素子を高周波でオンオフ駆動する第3のドライブ回路
と、第2の直列回路と並列接続されている一方のスイッ
チング素子のドライブ回路と第3のドライブ回路とに同
一のオンオフ信号を与えて制御する手段とを備えるイン
バータ装置において、前記ダイオードが第2の直列回路
と並列接続されていない他方のスイッチング素子のドラ
イブ回路の入力端間に逆バイアス可能に接続され、第3
のスイッチング素子が第1および第2のスイッチング素
子のうちの前記一方のスイッチング素子よりも小容量で
あって、前記他方のスイッチング素子が第3のスイッチ
ング素子のオン状態によりオフ状態にされるものであ
り、第3のスイッチング素子とダイオードとの直列回路
を第1および第2のスイッチング素子のうちの一方に並
列接続し、他方のスイッチング素子のドライブ回路の入
力端間に前記ダイオードを逆バイアス可能に接続し、第
3のスイッチング素子を前記一方のスイッチング素子よ
りも小容量とし、前記一方のスイッチング素子のドライ
ブ回路と第3のドライブ回路とに同一のオンオフ信号を
与えているので、前記一方のスイッチング素子と第3の
スイッチング素子とがオフになってからダイオードが逆
バイアスになるまでの時間を従来構成よりも短縮するこ
とができ、第1のスイッチング素子と第2のスイッチン
グ素子とのオン・オフの切換に要する時間を従来構成よ
りも短縮してスイッチング動作を高速化することができ
るという効果がある。 請求項2の発明のように、第1および第2のスイッチ
ング素子のうち前記一方のスイッチング素子のドライブ
回路が第3のドライブ回路と共用されているものでは、
ドライブ回路を2つのスイッチング素子で共用している
から、部品点数が低減されるという利点がある。 請求項3の発明は、直流電源の両端間に接続された第
1および第2のスイッチング素子の直列回路と、第2の
スイッチング素子をオン・オフさせる制御回路と、第1
のスイッチング素子と第2のスイッチング素子との少な
くとも一方の両端間に接続される負荷回路とを備え、前
記制御回路が、第1および第2のスイッチング素子の接
続点に一端が接続されたダイオードと、前記ダイオード
との直列回路が第2のスイッチング素子に並列接続され
る第3のスイッチング素子と、第1および第3のスイッ
チング素子との直列回路が前記直流電源の両端間で順方
向に接続されている前記ダイオードに対して第3のスイ
ッチング素子のオフ時に逆バイアス電圧を印加可能な手
段とを備え、第3のスイッチング素子が第2のスイッチ
ング素子よりも小容量であって第2のスイッチング素子
とともにオン・オフされ、第3のスイッチング素子のオ
ン・オフにより変化する前記ダイオードと第3のスイッ
チング素子との接続点の電位の変化を受けて第1のスイ
ッチング素子がオフ・オンされることにより第1および
第2のスイッチング素子が交互にオン・オフされるもの
であり、第2のスイッチング素子に第2のスイッチング
素子よりも小容量の第3のスイッチング素子とダイオー
ドとの直列回路を並列に接続し、第3のスイッチング素
子を第2のスイッチング素子とともにオン・オフさせ、
かつ第3のスイッチング素子のオン・オフにより変化す
る第3のスイッチング素子とダイオードとの接続点の電
位の変化に受けて第1のスイッチング素子をオフ・オン
させるようにしているので、第2のスイッチング素子が
オフになってから第3のスイッチング素子とダイオード
との接続点の電位が第1のスイッチング素子をオンにさ
せる電位に達するまでの時間を従来構成よりも短縮する
ことができ、第1のスイッチング素子と第2のスイッチ
ング素子とのオン・オフの切換に要する時間を短縮して
スイッチング動作を高速化することができるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例1を示す回路図、第2図および
第3図は同上の動作説明図、第4図は本発明の実施例2
を示す負荷回路の等価回路図、第5図は同上の動作説明
図、第6図は本発明の実施例3を示す負荷回路の等価回
路図、第7図は同上の動作説明図、第8図は本発明の実
施例4を示す回路図、第9図は本発明の実施例5を示す
回路図、第10図は本発明の実施例6を示す回路図、第11
図は従来例を示す回路図、第12図は同上の動作説明図で
ある。 1…制御回路、5…負荷回路、D1…ダイオード、E…電
源、SW1,SW2,SW3…スイッチング素子、l…負荷。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流電源と、この直流電源の両端間に接続
    される第1および第2のスイッチング素子の第1の直列
    回路と、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング
    素子との少なくとも一方の両端間に接続される負荷回路
    と、第1のスイッチング素子と第2のスイッチング素子
    との一方の両端間に接続される前記直流電源に対して順
    方向のダイオードと第3のスイッチング素子との第2の
    直列回路と、各々入力信号に応じて交互に第1および第
    2のスイッチング素子を高周波でオンオフ駆動する各々
    の第1および第2のドライブ回路と、入力信号に応じて
    第3のスイッチング素子を高周波でオンオフ駆動する第
    3のドライブ回路と、第2の直列回路と並列接続されて
    いる一方のスイッチング素子のドライブ回路と第3のド
    ライブ回路とに同一のオンオフ信号を与えて制御する手
    段とを備えるインバータ装置において、前記ダイオード
    は第2の直列回路と並列接続されていない他方のスイッ
    チング素子のドライブ回路の入力端間に逆バイアス可能
    に接続され、第3のスイッチング素子は第1および第2
    のスイッチング素子のうちの前記一方のスイッチング素
    子よりも小容量であって、前記他方のスイッチング素子
    は第3のスイッチング素子のオン状態によりオフ状態に
    されることを特徴とするインバータ装置。
  2. 【請求項2】第1および第2のスイッチング素子のうち
    前記一方のスイッチング素子のドライブ回路は第3のド
    ライブ回路と共用されていることを特徴とする請求項1
    記載のインバータ装置。
  3. 【請求項3】直流電源の両端間に接続された第1および
    第2のスイッチング素子の直列回路と、第2のスイッチ
    ング素子をオン・オフさせる制御回路と、第1のスイッ
    チング素子と第2のスイッチング素子との少なくとも一
    方の両端間に接続される負荷回路とを備え、前記制御回
    路は、第1および第2のスイッチング素子の接続点に一
    端が接続されたダイオードと、前記ダイオードとの直列
    回路が第2のスイッチング素子に並列接続される第3の
    スイッチング素子と、第1および第3のスイッチング素
    子との直列回路が前記直流電源の両端間で順方向に接続
    されている前記ダイオードに対して第3のスイッチング
    素子のオフ時に逆バイアス電圧を印加可能な手段とを備
    え、第3のスイッチング素子は第2のスイッチング素子
    よりも小容量であって第2のスイッチング素子とともに
    オン・オフされ、第3のスイッチング素子のオン・オフ
    により変化する前記ダイオードと第3のスイッチング素
    子との接続点の電位の変化を受けて第1のスイッチング
    素子がオフ・オンされることにより第1および第2のス
    イッチング素子が交互にオン・オフされることを特徴と
    するインバータ装置。
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