JP2817885B2 - ベクトル化方法 - Google Patents

ベクトル化方法

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JP2817885B2
JP2817885B2 JP31475991A JP31475991A JP2817885B2 JP 2817885 B2 JP2817885 B2 JP 2817885B2 JP 31475991 A JP31475991 A JP 31475991A JP 31475991 A JP31475991 A JP 31475991A JP 2817885 B2 JP2817885 B2 JP 2817885B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、画像処理技術における
ベクトル化方法に関し、特に、地図や図面などの線画像
情報から線分を自動抽出して各線分を始点の座標と終点
の座標で表すベクトル情報に変換する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】細線化処理技術を用いて、2値画像をベ
クトル情報に変換する方法が数多く提案されている(例
えば、J. Kuehn et al.: Parallel image thinning and
vectorization on PASM, Proc. CVPR85, p.368, 1985
参照)。細線化で得られた線分は、交差部分や屈折部分
で形状がひずむため、これを整形する必要がある。その
ため、いくつかの整形処理方法が提案されている(例え
ば、西嶋他:線図形の自動整形、情報処理学会第34回
全国大会、2E−7,1987-03 参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
整形処理は、経験的に定めたパターンに一致する部分を
修正するのみであり、細線化によって生ずる様々なひず
みパターンに対応できていないため、形状ひずみが残る
という問題があった。
【0004】本発明は、前記問題点を解決するためにな
されたものであり、本発明の目的は、様々な形状ひずみ
パターンに対して信頼度の高い整形を行うことが可能な
技術を提供することにある。
【0005】本発明の前記ならびにその他の目的及び新
規な特徴は、本明細書の記述及び添付図面によって明ら
かにする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、2値画像から線分を自動抽出して各線分
を始点の座標と終点の座標で表すベクトル情報に変換す
る方法であって、2値画像を細線化し、残された画素が
中心線上にあるか否かを判定する第1の過程と、該第1
の過程で得られた細線化画像における中心線上にある画
素列をベクトルデータに変換し、中心線上にない画素列
もベクトルデータに変換し、各ベクトルに中心線として
の信頼度を付与する第2の過程と、該第2の過程で得ら
れたベクトルデータを各ベクトルの信頼度を基にして整
形する第3の過程とを有することを最も主要な特徴とす
る。
【0007】
【作用】前述の手段によれば、細線化処理によりひずみ
が生じている画素(すなわち、中心線上にない画素)
と、ひずみが生じていない画素とに区別しておき、ひず
みが生じていない画素列をベクトルデータに変換し、ひ
ずみが生じている画素列をベクトルデータに変換し、各
ベクトルに中心線としての信頼度を付与し、この信頼度
を基にしてベクトルデータを整形するので、様々な形状
ひずみパターンに対して信頼度の高い整形を行うことが
できる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて詳細に
説明する。
【0009】図1は、本発明の一実施例のベクトル化方
法を実施するための装置の機能構成を示すブロック図で
あり、1は細線化部、2は原始ベクトル作成部、3はベ
クトル整形部である。
【0010】前記細線化部1では、外部より与えられた
2値画像を細線化画像に変換する。なお、この技術で
は、中心線画像を表すグラフを生成する。グラフの節点
は、細線化により残された画素を、辺はそれらの連結関
係を表わしている。
【0011】図2は、細線化の結果として得られるグラ
フの例を示す図であり、(a)は2値画像を示す図、
(b)は細線化画像を表わすグラフである。図2におい
て、“1”は値1の画素を表わし、余白は値0の画素を
表わす。また、黒丸はグラフ上の節点の中で中心線上に
あるものを表し、黒四角は中心線上にないものを表わ
す。線分はグラフの辺を表わす。“1”は細線化によっ
て削除された値1の画素を表わす。
【0012】原始ベクトル作成部2は、以下の手順10
1から103を順次実行して原始ベクトルを作成する。
【0013】(手順101):細線化部1で得られたグ
ラフの節点の中で、接続する辺の個数が2でない節点を
特徴点とする。
【0014】(手順102):2つの特徴点の間の節点
列を中心線上にある節点列と中心線上にない節点列に分
割する。
【0015】(手順103):手順102で得られた各
節点列を直線近似してベクトル列に変換する。以下、2
つの特徴点の間のベクトル列をブランチと呼ぶ。
【0016】(手順104):中心線上にある節点列か
ら得られたベクトルに対して、対応する節点の個数をベ
クトルの信頼度として付与する。一方、中心線上にない
節点列から得られたベクトルに対して信頼度0を付与す
る。以下、信頼度が0より大きいベクトルは信頼ベクト
ル、その他は不信頼ベクトルと呼ぶ。
【0017】図3は、原始ベクトル作成部の処理結果の
例を示す図であり、10は特徴点、11は信頼ベクト
ル、12は不信頼ベクトル、13はブランチである。図
4は、ベクトル整形部3の手順105を説明するための
図であり、(a)は条件1を満す場合の処理を説明する
ための図、(b)は条件2を満す場合の処理を説明する
ための図である。図5は、ベクトル整形部3の手順10
6を説明するための図、図6は、ベクトル整形部3の手
順107を説明するための図である。図4,図5,図6
において、黒丸はベクトルの端点を、黒四角はベクトル
の端点の中の特徴点をそれぞれ表わし、実線分は信頼ベ
クトルを、破線分は不信頼ベクトルをそれぞれ表わす。
【0018】ベクトル整形部3は、不信頼ベクトル12
の正しい位置を信頼ベクトル11を用いて推定すること
を行う。具体的には、次の手順105から108を順次
実行する。
【0019】(手順105):各ブランチ13に対し
て、不信頼ベクトル12を挟む信頼ベクトル11の対の
中で信頼度の総和が最大であるものを求め、次の条件1
を満足するならば、図4(a)のように挟まれた不信頼
ベクトル12を削除して、信頼ベクトル11を延長す
る。もし、条件2を満足するならば、図4(b)のよう
に挟まれた不信頼ベクトル12を削除して、信頼ベクト
ル11を一つの信頼ベクトル11に統合する。この場
合、統合された信頼ベクトル11の信頼度は、もとの信
頼ベクトル11の信頼度の和とする。最大の信頼度を与
える対が条件1及び2を満足しないならば、それらを除
いて、最大の信頼度をもつ対を調べるというように処理
を行い、すべての信頼ベクトル11の対が条件1と2を
満足しなくなるまで反復する。
【0020】(条件1):図4(a)に示すように、信
頼ベクトル11をその2つの端点(x2,y2)と
(x3,y3)から延長したとき、交点(p,q)が存在
する。そして、該信頼ベクトル11のなす角は鋭角であ
る。 (条件2):図4(b)に示すように、一つの信頼ベク
トル11の角度θ1ともう一方の信頼ベクトルの角度θ2
が、これらの信頼ベクトル11の端点(x1,y1)と
(x4,y4)を結んでできる線分の角度θ3に近い。
【0021】(手順106):図5に示すような不信頼
ベクトル12を挟む特徴点10の対を求める。もし、こ
の2つの特徴点10を1つに統合したとき、これらの特
徴点10に接続するブランチ13の交差及び接触が生じ
ないならば、これらの特徴点10を一つに統合する。こ
の処理は、統合できる特徴点10の対が存在しなくなる
まで反復する。
【0022】(手順107):各特徴点10に対して、
それに接続する各ブランチ13を辿り、最初に検出され
る信頼ベクトル11を求める。得られた信頼ベクトル1
1の中から、信頼度の和が最大の信頼ベクトル11の対
を求める。もし、この信頼ベクトル11の対が次の条件
3を満足するならば、最大信頼度を与えるベクトル対の
交点を新しい特徴点10として、元の特徴点10、元の
特徴点10と各ブランチ13上の最初に検出された信頼
ベクトル11との間の不信頼ベクトル12を削除し、最
初に検出された各信頼ベクトル11と新しい特徴点10
との間を一本の線分でつなぐ。さらに、この線分と最初
に検出された信頼ベクトル11とを統合できるならば
(すなわち、条件2を満足するならば)、2つのベクト
ルを1つのベクトルに統合する。最大の信頼度を与える
対が条件3を満足しないならば、それらを除いて、最大
の信頼度をもつ対を調べるというように処理を続ける。
そして、整形できる特徴点10が存在しなくなるまで、
各特徴点10に前記の処理を反復する。
【0023】(条件3):図4(a)に示すように、信
頼ベクトル11をその2つの端点(x2,y2)と
(x3,y3)から延長したとき、交点(p,q)が存在
する。そして、この交点と注目している特徴点10との
距離が入力画像の最大線幅の半分より小さい。入力画像
の最大線幅は細線化処理の反復回数から計算できる。
【0024】(手順108):同じブランチ上にあり、
隣接するベクトル対が条件2を満足するならば、これら
の2つのベクトルを1つのベクトルに統合する。手順1
08は、隣接する2つの不信頼ベクトル12、隣接する
不信頼ベクトル12と信頼ベクトル11、隣接する2つ
の信頼ベクトル11の統合によりデータ量を削減するた
めに行う。
【0025】以上、本発明を実施例に基づき具体的に説
明したが、本発明は、前記実施例に限定されるものでは
なく、その要旨を逸脱しない範囲において種々変更し得
ることはいうまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、様々な形状ひずみパターンに対して信頼度の高い整
形を行うことができるので、形状の良いベクトルデータ
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例のベクトル化方法を実施す
るための装置の機能構成を示すブロック図、
【図2】 本実施例の細線化処理の結果を表すグラフの
例を示す図、
【図3】 図2に示した細線化結果に対する原始ベクト
ル作成部の処理結果を示す図、
【図4】 本実施例のベクトル整形部の手順105を説
明するための図、
【図5】 本実施例のベクトル整形部の手順106を説
明するための図、
【図6】 本実施例のベクトル整形部の手順107を説
明するための図。
【符号の説明】
1…細線化部、2…原始ベクトル作成部、3…ベクトル
整形部、10…特徴点、11…信頼ベクトル、12…不
信頼ベクトル、13…ブランチ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06T 9/00 - 9/20 G06T 5/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値画像から線分を自動抽出して各線分
    を始点の座標と終点の座標で表すベクトル情報に変換す
    る方法であって、2値画像を細線化し、残された画素が
    中心線上にあるか否かを判定する第1の過程と、該第1
    の過程で得られた細線化画像における中心線上にある画
    素列をベクトルデータに変換し、中心線上にない画素列
    もベクトルデータに変換し、各ベクトルに中心線として
    の信頼度を付与する第2の過程と、該第2の過程で得ら
    れたベクトルデータを各ベクトルの信頼度を基にして整
    形する第3の過程とを有することを特徴とするベクトル
    化方法。
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