JP2817021B2 - 遊技機用メダル検出装置 - Google Patents

遊技機用メダル検出装置

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JP2817021B2
JP2817021B2 JP18349792A JP18349792A JP2817021B2 JP 2817021 B2 JP2817021 B2 JP 2817021B2 JP 18349792 A JP18349792 A JP 18349792A JP 18349792 A JP18349792 A JP 18349792A JP 2817021 B2 JP2817021 B2 JP 2817021B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、雀球やパチンコ、スロ
ットマシン等の遊技機に投入されるメダルが正しく投入
されたか否かを検出する為の遊技機用メダル検出装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、遊技機に投入されるメダルの枚数
計算等は、メダル投入口の真近において、不正メダルを
選別返却するメダル選別装置の直後におけるメダル通路
にマイクロスイッチやフォトカプラ等のセンサを設けて
メダルセンサとし、該メダルセンサの位置をメダルが通
過することによりメダルセンサが出力する検出信号に基
づいてメダルの枚数をカウントするようにしていた。
【0003】しかし、メダルを糸で吊り、1枚のメダル
をメダルセンサの位置で往復させる等の不正が行なわれ
ることもあり、このようなメダルの不正投入が行なわれ
た場合には、メダル投入枚数のカウントを中止し、警報
を発する必要がある為、2個のメダルセンサを用いて各
メダルセンサの検出信号出力時間や、2個のメダルセン
サが検出信号を出力する順番等により不正投入が行なわ
れたか否かを遊技機に組み込まれたマイクロコンピュー
タにより判定することがおこなわれている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】2個のメダルセンサを
用い、各メダルセンサからの検出信号の出力時間や検出
信号の出力順番を判別することによりメダルの不正投入
の判定を行なうことは、不正投入を排除する為には極め
て有効であるも、この様な判定を行なう為のプログラム
は、正確且つ有効な判定を行なう為に精度を高める必要
が有り、精度を高める程プログラムは複雑となってソフ
トを組み込む為に必要な容量が大きくなる欠点があっ
た。
【0005】特に、パチンコやスロットマシン等の風俗
営業に用いられる遊技機は、ソフトの容量が機種によっ
て制限されている為、コインの不正投入判別の為に要す
るプログラムが大きくなると、遊技の為に用いるプログ
ラムの容量が圧迫されることになる欠点が生じる。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、2個のメダル
センサを用い、このメダルセンサをメダル通路にメダル
の進行方向に並べ、且つ、2つのメダルセンサの間隔を
メダルの中心を外した位置で1枚のメダルを同時に検出
し得る間隔にして、且つ、連続した2枚のメダルの間隙
に収まる間隔とし、両センサからのメダル検知信号の出
力順番が所定のとき以外は持続信号を出力する信号保持
手段を設け、前記メダルセンサの内の一方が出力する検
知信号及び前記信号保持手段が出力する保持信号を検出
信号として出力する信号出力手段を設ける。
【0007】尚、信号保持手段は、第2メダルセンサか
らメダル検知信号が出力されるときに第1メダルセンサ
からのメダル検知信号が入力されていないと保持信号を
出力し、又、第2メダルセンサからメダル検知信号の出
力が停止されるときに第1メダルセンサからのメダル検
知信号が入力されていると保持信号を出力させる様に形
成する。
【0008】
【作 用】本発明は、2個のメダルセンサをメダルの進
行方向に並べ、このメダルセンサの間隔を同時に1枚の
メダルを検知し得る幅にして、連続した2枚のメダルが
形成する間隙に収まる幅として設けている故、正常にメ
ダルが連続して通過する場合は、1枚のメダル毎に、先
ず第1メダルセンサのみが検知信号を出力し、次に両メ
ダルセンサが検知信号を出力し、その次に第2メダルセ
ンサのみが検知信号を出力し、然る後、両メダルセンサ
が検知信号を出力しない状態とすることができる。
【0009】そして、両メダルセンサからの検知信号の
出力順番が前記所定の場合は、一方のメダルセンサの検
知信号を検出信号として信号出力手段から出力する故、
メダルの枚数に応じてメダルが一方のメダルセンサを通
過する毎に検出信号を出力させることができ、更に、検
知信号の出力状態の順番が異なる場合には、持続信号を
出力する信号保持手段を有し、前記検知信号及びこの持
続信号を検出信号として信号出力手段から出力する故、
メダルセンサ位置を通過するメダルの方向が特異なとき
は、持続信号を検出信号として出力し、検出信号のパル
ス長を長くして異常を知らせることができる。
【0010】尚、持続信号を出力する信号保持手段とし
ては、第2メダルセンサから検知信号が出力されるとき
に、第1メダルセンサからの検知信号が入力されていな
い場合、及び、第2メダルセンサからの検知信号が出力
停止時に第1メダルセンサからの検知信号が入力されて
いる場合には、該信号保持手段から持続信号を出力させ
ることとしている故、第2メダルセンサからの検知信号
の出力開始時、及び、検知信号の出力停止時のみの状態
でメダルの通過が適正であるか否かを識別して持続信号
を出力させ、メダルの通過方向が所定の通りであるか否
かを判定することができる。
【0011】
【実施例】本発明に係るメダル検出装置の実施例は、2
個のフォトカプラをメダルセンサとして利用し、2個の
セットリセット型D−フリップフロップと充放電回路を
主とした信号保持手段を用い、メダルセンサの一方が出
力する検知信号及び信号保持手段が出力する持続信号を
検出信号として出力するものである。
【0012】この2個のフォトカプラは、各々発光ダイ
オードとフォトトランジスタを一組とし、発光ダイオー
ドとフォトトランジスタとの間に被検出物が挿入される
とLレベルの検知信号を出力するものであり、この各フ
ォトカプラの検出部を図1に示す様に、メダル51の通
路55に配置して第1メダルセンサ11及び第2メダル
センサ15とする。
【0013】この場合、第1メダルセンサ11の後方に
第2メダルセンサ15を配置し、第1メダルセンサ11
の検出部12及び第2メダルセンサ11の検出部16は
メダル51の中央位置を外してメダル51の通過を検知
させるものとし、第1メダルセンサ11の検出部12と
第2メダルセンサ15の検出部16との距離αは、コイ
ン51の直径よりも小さく、且つ、コイン51の一部が
各メダルセンサ11,15の発光ダイオードとフォトト
ランジスタとの間を通過するに際して両検出部12,1
6がコインを切る弦の長さβよりも短くすることにより
1枚のコインを第1メダルセンサ11及び第2メダルセ
ンサ15が同時に検出し得るようにし、更に、第1メダ
ルセンサ11の検出部12と第2メダルセンサ15の検
出部16との距離αは連続した2枚のコイン51の間に
形成される間隙部分の距離γよりも小さくして2枚のコ
イン51が連続して通路55を通る場合にも2枚のコイ
ン51が形成する間隙に両メダルセンサ11,15の検
出部12,16が収まる幅として設定しておくものであ
る。
【0014】この様に、第1メダルセンサ11の検出部
12と第2メダルセンサ15の検出部16との距離αを
両検出部12,16がコインを切る弦の長さβよりも小
さく、且つ、2枚のメダル51が形成する間隙の幅γよ
りも小さく設定している故、メダル51がこの第1メダ
ルセンサ11及び第2メダルセンサ15の位置を一定の
速度で通過すると、図3に示す様に、第1メダルセンサ
11の出力であるA信号に先ずLレベルの検知信号が出
力され、第1メダルセンサ11と第2メダルセンサ15
との距離αに応じた時間遅れで第2メダルセンサ15か
らの出力信号であるB信号にLレベルの検知信号が出力
され、両メダルセンサ11,15の検出部12,16が
コインを切る弦の長さβに応じた時間長さだけA信号及
びB信号にLレベルの検知信号が連続的に出力されるこ
ととなり、図1に示した2個のメダル51が接した状態
で両メダルセンサの検出部12,16が位置する場合に
はメダル51相互間の間隙距離γに応じた時間長さが経
過した後に、次の検知信号としてのLレベル信号がA信
号及びB信号に出力されることになる。
【0015】そして、この第1メダルセンサ11及び第
2メダルセンサ15の検知信号を入力する信号保持手段
20等は、図2に示す様に、時定数回路31と2個のD
−フリップフロップとで形成するものであり、第1メダ
ルセンサ11の出力端子を第2D−フリップフロップ2
3のD入力端子に接続し、且つ、第1インバータ13を
介して第1D−フリップフロップ21のD入力端子に接
続することにより、第1メダルセンサ11が出力するL
レベルの検知信号を第2D−フリップフロップ23のデ
ータとし、第1メダルセンサ11が出力するLレベルの
検知信号を反転させてHレベルとした検知信号を第1D
−フリップフロップ21のデータとし、第2メダルセン
サ15の出力端子を第1D−フリップフロップ21のク
ロック入力端子に接続し、且つ、第2インバータ17を
介して第2D−フリップフロップ23のクロック入力端
子に接続して第2メダルセンサ15が出力するLレベル
の検知信号及び該Lレベルの検知信号を反転させてHレ
ベルの検知信号としたHレベル及びLレベルの検知信号
を各々第1D−フリップフロップ21と第2D−フリッ
プフロップ23のクロック信号とする。
【0016】この第1D−フリップフロップ21及び第
2D−フリップフロップ23はセットリセット型のD−
フリップフロップを用い、第1D−フリップフロップ2
1のセット端子は接地することにより第1D−フリップ
フロップ21にセット信号が入力されて誤動作を生じな
いようにしておき、第1D−フリップフロップ21のQ
出力端子を第2D−フリップフロップ23のセット端子
に接続する。
【0017】更に、第2D−フリップフロップ23の反
転Q出力端子は抵抗器とコンデンサとを直列にした充放
電回路33を介して接地し、充放電回路33の中点をシ
ュミット回路35を介して第1D−フリップフロップ2
1のリセット端子と第2D−フリップフロップ23のリ
セット端子とに接続する。そして、第2D−フリップフ
ロップ23のQ出力端子は、出力抵抗器27を介して信
号出力手段40に接続し、信号出力手段40は、インバ
ータ41及び出力トランジスタ45で構成し、第3イン
バータ41の出力端子を保護抵抗器43を介して出力ト
ランジスタ45のベースに接続し、該出力トランジスタ
45はエミッタ接地として用い、コレクタを当該メダル
検出装置の出力端子49に接続するものである。
【0018】又、上記信号出力手段40における第3イ
ンバータ41の入力端子には、前記出力抵抗器27を介
した第2D−フリップフロップ23のQ出力端子の他、
接続ダイオード19を介して第2インバータ17の出力
端子を接続し、第2D−フリップフロップ23のQ出力
信号と第2インバータ17の出力信号即ち第2メダルセ
ンサ15からの検知信号を反転させたHレベルの検知信
号とが入力される様にしている。
【0019】本実施例は、この様に、第1メダルセンサ
11及び第2メダルセンサ15の出力端子を信号保持手
段20及び信号出力手段40に接続している故、図3に
示した様に、A信号に第1メダルセンサ11からLレベ
ルの検知信号が出力され、続いてB信号にLレベルの検
知信号が出力されるときは、第2インバータ17により
B信号を反転させたE信号の立ち上がりエッジにより、
第2D−フリップフロップ23はD入力をラッチする
も、この第2D−フリップフロップ23のD入力端子に
入力されているA信号はLレベルである為、第2D−フ
リップフロップ23のQ出力信号はLレベルに維持され
る。
【0020】又、B信号をクロック入力とする第1D−
フリップフロップ21には、B信号の立ち上がり時であ
る第2メダルセンサ15の検知信号出力終了時は、A信
号を反転させたC信号がD入力端子に入力され、第2メ
ダルセンサ15からの検知信号出力終了前に第1メダル
センサ11からの検知信号の出力が終了している故、C
信号はLレベル状態に戻されており、第1D−フリップ
フロップ21のQ出力もLレベルが持続され、信号保持
手段20は初期状態を維持して、第2D−フリップフロ
ップ23のQ出力を変化せず、信号保持手段20から持
続信号は出力されない。
【0021】従って、第2メダルセンサ15からの検知
信号を反転させた第2インバータ17の出力であるE信
号が接続ダイオード19を介して信号出力手段40の第
3インバータ41に入力され、第3インバータ41の出
力であるN信号がLレベルとなり出力トランジスタが不
導通状態となって出力端子がハイインピーダンスのHレ
ベル状態になる。
【0022】又、第2メダルセンサ15から検知信号の
出力が停止されると第3インバータ41の入力であるM
信号はLレベルとなり第3インバータの出力であるN信
号がHレベルとなり、出力トランジスタ45は導通状態
となって出力端子をLレベルとする。この様に、当該メ
ダル検出装置では、メダル51が第1メダルセンサ11
に続いて第2メダルセンサ15を通過するときは、信号
保持手段20が作動することなく、第2メダルセンサ1
5の検知信号を信号出力手段40を介して出力端子49
からHレベルの検出信号として出力することができるも
のである。
【0023】そして、メダル51を糸で吊り、当該検出
手段の第1メダルセンサ11及び第2メダルセンサ15
の位置を一旦通過させて引き戻す場合は、図4に示す様
に、第2メダルセンサ15の検知信号がB信号に出力さ
れるタイミングに対して第1メダルセンサ11の出力で
あるA信号にLレベルの検知信号が出力される際に第1
メダルセンサ11からの検知信号が遅れることとなり、
第2メダルセンサ15の検知信号を反転させたE信号の
立ち上がり時に第1メダルセンサ11の出力であるA信
号がHレベルとなり、このA信号が入力されている第2
D−フリップフロップ23はそのQ出力であるG信号を
Hレベルとし、反転Q出力であるI信号をLレベルとす
る。
【0024】この様に、第2D−フリップフロップ23
のQ出力であるG信号がHレベルになると、このHレベ
ル信号は出力抵抗器27を介して信号出力手段40にお
ける第3インバータ41に入力され、出力トランジスタ
45を不導通状態として出力端子49のP信号をHレベ
ルとする。そして、第2D−フリップフロップ23の反
転Q出力がLレベルとなることにより、充放電回路33
のコンデンサが電荷を放電し、充放電回路33の中間電
位はJ信号として示す様にコンデンサの容量と回路抵抗
値とによる放電特性に従って電圧降下を生じ、J信号の
電位がシュミット回路35の閾値まで降下するとシュミ
ット回路35の出力であるK信号がHレベルとなり、第
2D−フリップフロップ23をリセット状態に戻してG
信号に出力されていたHレベルの持続信号の出力を停止
させる。
【0025】即ち、本実施例では第1メダルセンサ11
によるメダル51の検出タイミングと第2メダルセンサ
15によるメダル51の検出タイミングとが所定の順番
と異なるとき、信号保持手段20における第2D−フリ
ップフロップ23のQ出力にHレベルの持続信号を出力
し、この持続信号により検出装置の出力である検出信号
がHレベルとされ、持続信号は時定数回路31における
シュミット回路35の閾値と充放電回路33の放電特性
とによって定める時間だけ持続信号を出力し、ひいては
検出信号を引き伸ばすことができる。
【0026】従って、通常のメダル51の通過時間に対
して数倍の長さである例えば300ミリセカンド程度の
持続信号を信号保持手段20から出力させる様にするこ
とにより、当該メダル検出装置からの検出信号の出力時
間を異常に長くすることができる。この様に、糸で吊し
たメダル51を引き戻す場合は、前述の様にメダル51
が第2メダルセンサ15に検知された時、第1メダルセ
ンサ11がメダルの検知信号を出力しない故、直ちに信
号保持手段20が持続信号を出力して異常長さの検出信
号が出力端子から出力させることができる。
【0027】尚、この場合、メダル51が第2メダルセ
ンサ15の位置を通過して第2メダルセンサ15が検知
信号の出力を終了するとき、第1D−フリップフロップ
21のQ出力であるF信号がHレベルとなって第2D−
フリップフロップ23にセット信号が入力されるも、第
2D−フリップフロップ23のQ出力は既にHレベルと
なっており、この第1D−フリップフロップ21の変化
は出力に変動を与えるものでなく、又、第2D−フリッ
プフロップ23が時定数回路31によりリセットされる
際、第1D−フリップフロップ21もリセットされて信
号保持手段20は初期状態に戻る。
【0028】又、不正行為により、メダル51が第2メ
ダルセンサ15の検出位置に達して引き戻される場合
は、第1メダルセンサ11と第2メダルセンサ15との
配置が前述のように近接して第1メダルセンサ11の後
方に第2メダルセンサ15が設けられている故、図5に
示す様に、第1メダルセンサ11がA信号にLレベルの
検知信号を出力し、続いて第2メダルセンサ15がB信
号にLレベルの検知信号を出力した後、メダル51の引
き戻しにより第2メダルセンサ15が検知信号の出力を
停止してB信号がHレベルに戻った後、第1メダルセン
サ11が検知信号の出力を停止してA信号がHレベルに
戻ることになる。
【0029】この様に、第2メダルセンサ15からの検
知信号の出力停止が第1メダルセンサ11からの出力停
止よりも早い場合は、B信号がHレベルに戻る際、第1
メダルセンサ11の検知信号を反転させたC信号がHレ
ベルである故、第1D−フリップフロップ21のQ出力
であるF信号がHレベルとなり、このF信号が第2D−
フリップフロップ23のセット入力信号とされている
為、第2D−フリップフロップ23がセット状態とされ
てQ信号にHレベルの持続信号を出力し、第2D−フリ
ップフロップ23の反転Q出力であるI信号がLレベル
になった後、時定数回路31で定めた時間経過後に第1
D−フリップフロップ21及び第2D−フリップフロッ
プ23はリセットされて信号保持手段20は初期状態に
戻ることになる。
【0030】上述の様に、本実施例は2個のメダルセン
サを用い、この第1メダルセンサ11と第2メダルセン
サ15を近接させて、メダル51の通過方向に並べてい
る故、メダル51が正しく一方向に通過する場合は、第
1メダルセンサ11が検知信号を出力した後、第2メダ
ルセンサ15が続いて検知信号を出力し、第1メダルセ
ンサ11が検知信号の出力を停止した後、第2メダルセ
ンサ15が検知信号の出力を停止するものである。
【0031】そして、この検知信号の出力及び出力停止
の順番が所定の場合は持続信号を出力せず、第1メダル
センサ11からの検知信号と第2メダルセンサ15から
の検知信号との出力順及び出力停止順が所定の順番と異
なる場合に、持続信号を出力する信号保持手段20を有
し、第2メダルセンサ15の検出信号、又は、持続信号
に基づいて信号出力手段40から検出信号を出力端子に
出力させる故、メダル51が適正に第1メダルセンサ1
1及び第2メダルセンサ15を通過する時は、第2メダ
ルセンサ15をメダル51が通過する時間だけ出力端子
から検出信号を出力し、メダル51の通過方向に異常が
ある時は、時定数回路31によって定めた時間だけ長く
信号保持手段20によって検出信号が持続することがで
きるものである。
【0032】従って、遊技機のメダル通路55におい
て、メダル投入口の直後に設けた不正メダルを選別する
メダル選別装置の適正メダル排出口に、当該メダル検出
装置を取り付けると、メダル51がメダル選別装置から
メダル回収箱に流れるときは、メダル51の通過毎に検
出信号を出力し、メダル51の移動方向に異常がある時
は検出信号の出力を長時間持続することになる。
【0033】従って、遊技機のマイクロコンピュータ
は、当該メダル検出装置からの検出信号のパルス数をカ
ウントすることにより、メダル51の投入枚数をカウン
トするプログラムと共に、検出信号の出力時間を判別す
るタイマープログラムを組み込むのみで、メダル51の
不正行為を検知することができ、マイクロコンピュータ
の作業負荷を少なくし、制限された容量の中でゲーム用
のプログラムエリアを広く確保するころができる。
【0034】そして、本実施例は、第1メダルセンサ1
1と第2メダルセンサ15とを近接させて、順次検知信
号の出力開始及び出力停止を行なわせるものであり、信
号保持手段20は、2個のD−フリップフロップを用
い、第1メダルセンサ11の出力である検知信号及びこ
の検知信号の反転信号を各々第1D−フリップフロップ
21及び第2D−フリップフロップ23のD入力信号と
し、第1メダルセンサ11の検知信号及び該検知信号の
反転信号を第1D−フリップフロップ21及び第2D−
フリップフロップ23のクロック信号としている故、第
2メダルセンサ15が検知信号の出力を開始する時の第
1メダルセンサ11の検知状態と第2メダルセンサ15
が検知信号の出力を停止する時の第1メダルセンサ11
の検知状態とにより、メダル51の通過方向を判別する
ことができ、第2メダルセンサ15からの検知信号の出
力開始時及び出力停止時のみで正確に適性方向以外のメ
ダル51の通過を確実に検出して持続信号を出力し、検
出信号を異常に長くすることができるものである。
【0035】尚、正規のメダル51がメダル選別機から
メダル回収箱に落下する時の当該センサ位置通過時間
は、通常50ミリセカンド乃至百数十ミリセカンド程度
である故、信号保持手段20から出力される持続信号の
長さは、300ミリセカンド程度で足りるも、当該メダ
ル検出装置を取り付けるメダル通路55の形状に応じて
時定数回路31の放電特性を変更し、持続信号の長さを
長く、又は短く設定することも可能である。
【0036】又、第1メダルセンサ11及び第2メダル
センサ15は、フォトカプラに限ることなく2個のマイ
クロスイッチを第1メダルセンサ11及び第2メダルセ
ンサ15として近接させて設けることもできる。更に、
図2に示した実施例は、接続ダイオード19及び信号保
持手段20における出力抵抗器27を介した出力信号を
第3インバータ41及び出力トランジスタ45で構成す
る信号出力手段40に入力しているも、接続ダイオード
19、出力抵抗器27及び信号出力手段40を論理回で
あるオア回路に置き換え、第2インバータ17の出力端
子及び第2D−フリップフロップ23のQ出力端子をオ
ア回路の入力端子に接続し、該オア回路の出力端子を検
出信号出力端子とすることにより、オア回路をもって信
号出力手段40とすることも可能である。
【0037】
【発明の効果】本発明に係るメダル検出装置は、2個の
メダルセンサをメダルの進行方向に近接させて順次配置
し、この2個のメダルセンサがメダルを検知して出力す
る検知信号の出力開始及び出力停止の順番が所定の順番
以外の時に、持続信号を出力する信号保持手段を有し、
一方のメダルセンサが出力する検知信号、又は、前記接
続信号を検出信号として出力する信号出力手段を有する
メダル検出装置である故、メダルがメダルセンサの間を
一方向に通過する時は検知信号を検出信号として出力
し、メダルの通過方向に異常が有すると持続信号を検出
信号として出力し、異常時には検出信号の出力時間を正
常時よりも長くすることができる遊技機用のメダル検出
装置であり、遊技機のマイクロコンピュータでは検出信
号の持続時間が所定時間よりも長いか否かの判断のみで
メダルの不正通過を判定でき、遊技機に使用されている
マイクロコンピュータの負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るメダル検出装置におけるメダルセ
ンサの配置を示す図。
【図2】本発明に係るメダル検出装置の回路例を示すブ
ロック図。
【図3】本発明に係るメダル検出装置の正常動作を示す
各信号のタイムチャート図。
【図4】本発明に係るメダル検出装置の異常動作時にお
ける各信号を示すタイムチャート図。
【図5】本発明に係るメダル検出装置の他の異常動作時
における各信号を示すタイムチャート図。
【符号の説明】
11 第1メダルセンサ 12 検出部 13 第1インバータ 15 第2メダル
センサ 16 検出部 17 第2インバ
ータ 19 接続ダイオード 21 第1D−フリップフロップ 23 第2D−フリップフロップ 27 出力抵抗器 31 時定数回路 33 充放電回路 35 シュミット
回路 40 信号出力回路 49 出力端子 51 メダル 55 メダル通路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2個のセンサをメダル通路においてメダ
    ルの進行方向に並べ、該2個のメダルセンサの間隔をメ
    ダルの直径よりも小さくし、メダルの中心を外して同時
    に1枚のメダルを検出し得る幅にして、且つ、前記メダ
    ルの中心を外した位置で連続した2枚の円形メダルの間
    に形成される間隙よりも狭い幅とし、両メダルセンサが
    所定の順番にメダルを検出する検知信号を出力したとき
    は、一方のメダルセンサからの検知信号が入力されて該
    検知信号を検出信号として出力する信号出力手段を有
    し、更に両メダルセンサからのメダル検知信号が入力さ
    れ、この検知信号の入力順序が前記所定の順番と異なる
    ときには持続信号を出力する信号保持手段を有し、この
    持続信号をも前記信号出力手段に入力して持続信号をも
    検出信号として出力させることによりメダル検知信号の
    出力順番が前記所定の順番と相違するときはメダルの通
    過後も検出信号を持続させることを特徴とする遊技機用
    メダル検出装置。
  2. 【請求項2】 信号保持手段が、第2メダルセンサから
    メダル検知信号の出力が開始されるときに第1メダルセ
    ンサからのメダル検知信号が入力されていないときは持
    続信号を出力し、又、第2メダルセンサからメダル検知
    信号の出力が停止されるときに第1メダルセンサからの
    メダル検知信号が入力されていると持続信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機用メダル検知
    装置。
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