JP2816821B2 - 多色靴底の射出成形型 - Google Patents
多色靴底の射出成形型Info
- Publication number
- JP2816821B2 JP2816821B2 JP7155443A JP15544395A JP2816821B2 JP 2816821 B2 JP2816821 B2 JP 2816821B2 JP 7155443 A JP7155443 A JP 7155443A JP 15544395 A JP15544395 A JP 15544395A JP 2816821 B2 JP2816821 B2 JP 2816821B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- sole
- shoe sole
- dummy
- last
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は多色靴底の射出成形型
に関するものである。
に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、ボトムモ−ルドとダミ−ラストと
によって射出成形した後、ボトムモ−ルドに外底を保持
させた状態で、ダミ−ラストとラストを取り替えて外底
の上面に上底を射出成形する多色靴底の成形法は一般に
周知である。然し乍ら、この多色底の成形において外底
を成形した後、ボトムモ−ルドからダミ−ラストを取り
外す際、外底がボトムモ−ルドから剥離したり浮き上が
ったりする為、上底を成形する際、外底の側面や底面に
上底成形材が浸入して付着固化されるため、靴底の外観
が著しく低下されていた。
によって射出成形した後、ボトムモ−ルドに外底を保持
させた状態で、ダミ−ラストとラストを取り替えて外底
の上面に上底を射出成形する多色靴底の成形法は一般に
周知である。然し乍ら、この多色底の成形において外底
を成形した後、ボトムモ−ルドからダミ−ラストを取り
外す際、外底がボトムモ−ルドから剥離したり浮き上が
ったりする為、上底を成形する際、外底の側面や底面に
上底成形材が浸入して付着固化されるため、靴底の外観
が著しく低下されていた。
【０００３】このため、従来特公昭５９−４３１６２号
によって、ボトムモ−ルドの成形面にオ−バ−ハング意
匠を設けた多色底の射出成形型も提案されている。この
成形型を使用して外底を成形した場合、ボトムモ−ルド
表面にオ−バ−ハング意匠を刻設するには高度の技術を
必要とするばかりでなく、成形される靴底の接地面にオ
−バ−ハング意匠に対応して逆テ−パ−状の凹部意匠が
形成され、このような外底を有する靴を着用した場合、
逆テ−パ−状の凹部に土砂が噛み込まれ、靴底が重くな
り歩行性が著しく阻害され、また凹部に噛み込まれた土
砂を除去するのが煩雑となる欠点があった。
によって、ボトムモ−ルドの成形面にオ−バ−ハング意
匠を設けた多色底の射出成形型も提案されている。この
成形型を使用して外底を成形した場合、ボトムモ−ルド
表面にオ−バ−ハング意匠を刻設するには高度の技術を
必要とするばかりでなく、成形される靴底の接地面にオ
−バ−ハング意匠に対応して逆テ−パ−状の凹部意匠が
形成され、このような外底を有する靴を着用した場合、
逆テ−パ−状の凹部に土砂が噛み込まれ、靴底が重くな
り歩行性が著しく阻害され、また凹部に噛み込まれた土
砂を除去するのが煩雑となる欠点があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、ダミ−ラ
ストに簡単な工夫を施すことによって、ダミ−ラストと
ラストを取り替える際、射出成形直後の第１の靴底（外
底）を損傷させることなく外底をボトムモ−ルドに確実
に密着保持させておくことによって、外観良好な多色靴
底を成形できる射出成形型を提案しようとするものであ
る。
ストに簡単な工夫を施すことによって、ダミ−ラストと
ラストを取り替える際、射出成形直後の第１の靴底（外
底）を損傷させることなく外底をボトムモ−ルドに確実
に密着保持させておくことによって、外観良好な多色靴
底を成形できる射出成形型を提案しようとするものであ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】以下実施図面によって説
明すれば、この発明は多色靴底の射出成形型であって、
ボトムモ−ルド１に嵌合されるダミ−ラスト２に、成形
面２０と嵌合面２０’とにそれぞれ上下方向に貫通する
摺動孔２１．２１…と２１’．２１’…を設け、摺動孔
２１’．２１’…には、ダミ−ラスト２の上面に設けら
れた摺動室２３に、蓋体２４との間に介在されたスプリ
ング２５によって上下動自在に位置するエジェクタ−プ
レ−ト３と一体なエジェクタ−ピン３１．３１を、摺動
孔２１’．２１’…には、エジェクタ−プレ−ト３と一
体なモ−ルド開放ピン３１’．３１’とを、モ−ルド開
放時にダミ−ラスト２の成形面２０と嵌合面２０’とに
突出自在に挿入したことを特徴とする多色靴底の射出成
形型を発明の要旨とするものである。
明すれば、この発明は多色靴底の射出成形型であって、
ボトムモ−ルド１に嵌合されるダミ−ラスト２に、成形
面２０と嵌合面２０’とにそれぞれ上下方向に貫通する
摺動孔２１．２１…と２１’．２１’…を設け、摺動孔
２１’．２１’…には、ダミ−ラスト２の上面に設けら
れた摺動室２３に、蓋体２４との間に介在されたスプリ
ング２５によって上下動自在に位置するエジェクタ−プ
レ−ト３と一体なエジェクタ−ピン３１．３１を、摺動
孔２１’．２１’…には、エジェクタ−プレ−ト３と一
体なモ−ルド開放ピン３１’．３１’とを、モ−ルド開
放時にダミ−ラスト２の成形面２０と嵌合面２０’とに
突出自在に挿入したことを特徴とする多色靴底の射出成
形型を発明の要旨とするものである。
【０００６】
【発明の作用】この発明においてエジェクタ−プレ−ト
３の上下動は、ダミ−ラスト２の上面に設けられた摺動
室２３に摺動自在に挿入され、その上面に位置された蓋
体２４との間に介在されたスプリング２５の反発性によ
ってモ−ルド開放時には摺動室２３の下限２３１に位置
させて、ダミ−ラストの嵌合面２０’と成形面２０か
ら、エジェクタ−ピン３１．３１とモ−ルド開放ピン３
１’．３１’を突出するように構成されている。従って
第１図に示すようにダミ−ラスト２とボトムモ−ルド１
とを嵌合してモ−ルドキャビティ０を形成する場合、ダ
ミ−ラストの成形面２０に突出された開放ピン３１’．
３１’がボトムモ−ルドの嵌合面１０で押圧され、これ
によってエジェクタ−プレ−ト３が上昇され、エジェク
タ−ピン３１．３１のダミ−ラストの成形面２０から突
出状態が解消され、モ−ルドキャビティ０に常法によっ
て第１の靴底（外底）ａが射出成形される。
３の上下動は、ダミ−ラスト２の上面に設けられた摺動
室２３に摺動自在に挿入され、その上面に位置された蓋
体２４との間に介在されたスプリング２５の反発性によ
ってモ−ルド開放時には摺動室２３の下限２３１に位置
させて、ダミ−ラストの嵌合面２０’と成形面２０か
ら、エジェクタ−ピン３１．３１とモ−ルド開放ピン３
１’．３１’を突出するように構成されている。従って
第１図に示すようにダミ−ラスト２とボトムモ−ルド１
とを嵌合してモ−ルドキャビティ０を形成する場合、ダ
ミ−ラストの成形面２０に突出された開放ピン３１’．
３１’がボトムモ−ルドの嵌合面１０で押圧され、これ
によってエジェクタ−プレ−ト３が上昇され、エジェク
タ−ピン３１．３１のダミ−ラストの成形面２０から突
出状態が解消され、モ−ルドキャビティ０に常法によっ
て第１の靴底（外底）ａが射出成形される。
【０００７】第１の靴底ａを射出成形後第２図に示すよ
うにモ−ルドを開放すれば、スプリング２５の反発力に
よってエジェクタ−プレ−ト３が摺動室２３の下限２
３’方向に移動され、モ−ルド開放ピン３１’．３１’
がダミ−ラストの嵌合面２０’に突出され、ボトムモ−
ルド１の嵌合面１０’を押圧し、モ−ルドが開放される
とともにモ−ルドの開放幅だけエジェクタ−ピン３１，
３１が成形面２０から突出され、モ−ルドキャビティ０
中に成形されている第１の靴底ａに当接された状態が保
持され、第１の靴底ａがボトムモ−ルド１から浮き上が
ることがない。この時第１の靴底ａは、射出成形直後の
軟らかい状態であっても、エジェクタ−ピン３１，３１
は、第１の靴底ａに当接された状態が保持されているだ
けであるので、第１の靴底ａを損傷することもない。成
形時の状態で第１の靴底をボトムモ−ルド１に保持させ
た状態でダミ−ラストの成形面２０から脱型される。
うにモ−ルドを開放すれば、スプリング２５の反発力に
よってエジェクタ−プレ−ト３が摺動室２３の下限２
３’方向に移動され、モ−ルド開放ピン３１’．３１’
がダミ−ラストの嵌合面２０’に突出され、ボトムモ−
ルド１の嵌合面１０’を押圧し、モ−ルドが開放される
とともにモ−ルドの開放幅だけエジェクタ−ピン３１，
３１が成形面２０から突出され、モ−ルドキャビティ０
中に成形されている第１の靴底ａに当接された状態が保
持され、第１の靴底ａがボトムモ−ルド１から浮き上が
ることがない。この時第１の靴底ａは、射出成形直後の
軟らかい状態であっても、エジェクタ−ピン３１，３１
は、第１の靴底ａに当接された状態が保持されているだ
けであるので、第１の靴底ａを損傷することもない。成
形時の状態で第１の靴底をボトムモ−ルド１に保持させ
た状態でダミ−ラストの成形面２０から脱型される。
【０００８】
【発明の作用効果】この発明は以上のように構成されて
いるので、ダミ−ラスト２とボトムモ−ルド１を使用し
て第１の靴底ａを成形した後、ダミ−ラスト２とボトム
モ−ルド１を開放する際、成形直後の軟らかい状態であ
っても、第１の靴底ａは損傷されることなく、しかも第
１の靴底ａがボトムモ−ルド１から浮き上がったり剥離
したりすることがないので、常法によって第２回目の射
出成形で第２の靴底を射出成形する場合、第２回目の第
２の靴底成形材が、第１回目の射出成形で成形された第
１の靴底ａの側面または下面に浸入することがなく、外
観良好な多色靴底を成形できる。またボトムモ−ルド１
にオ−バ−ハング意匠を刻設する必要も無く、通常のモ
−ルド意匠のものを使用できるので、モ−ルドが安価で
しかも成形される第１の靴底ａの接地面に逆テ−パ−状
の凹部を形成されることがないので、凹部に土砂が噛み
込まれ靴底が重くなり歩行性が阻害されることもない。
いるので、ダミ−ラスト２とボトムモ−ルド１を使用し
て第１の靴底ａを成形した後、ダミ−ラスト２とボトム
モ−ルド１を開放する際、成形直後の軟らかい状態であ
っても、第１の靴底ａは損傷されることなく、しかも第
１の靴底ａがボトムモ−ルド１から浮き上がったり剥離
したりすることがないので、常法によって第２回目の射
出成形で第２の靴底を射出成形する場合、第２回目の第
２の靴底成形材が、第１回目の射出成形で成形された第
１の靴底ａの側面または下面に浸入することがなく、外
観良好な多色靴底を成形できる。またボトムモ−ルド１
にオ−バ−ハング意匠を刻設する必要も無く、通常のモ
−ルド意匠のものを使用できるので、モ−ルドが安価で
しかも成形される第１の靴底ａの接地面に逆テ−パ−状
の凹部を形成されることがないので、凹部に土砂が噛み
込まれ靴底が重くなり歩行性が阻害されることもない。
【図１】この発明は多色靴底の射出成形型の要部断面図
である。
である。
【図２】第１の靴底成形後、モ−ルド開放時の要部断面
図である。
図である。
１．ボトムモ−ルド ２．ダミ−ラスト ２０…成形面 ２０’…嵌合面 ２１…摺動孔 ２１’…摺動孔 ２３…摺動室 ２４…蓋体 ２５…スプリング ３．エジェクタ−プレ
−ト ３１…エジェクタ−ピン ３１’…モ−ルド開放
ピン
−ト ３１…エジェクタ−ピン ３１’…モ−ルド開放
ピン
Claims (1)
- 【請求項１】 多色靴底の射出成形型であって、ボトム
モ−ルド１に嵌合されるダミ−ラスト２に、成形面２０
と嵌合面２０’とにそれぞれ上下方向に貫通する摺動孔
２１．２１…と２１’．２１’…を設け、摺動孔２
１’．２１’…には、ダミ−ラスト２の上面に設けられ
た摺動室２３に、蓋体２４との間に介在されたスプリン
グ２５によって上下動自在に位置するエジェクタ−プレ
−ト３と一体なエジェクタ−ピン３１．３１を、摺動孔
２１’．２１’…には、エジェクタ−プレ−ト３と一体
なモ−ルド開放ピン３１’．３１’とを、モ−ルド開放
時にダミ−ラスト２の成形面２０と嵌合面２０’とに突
出自在に挿入したことを特徴とする多色靴底の射出成形
型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7155443A JP2816821B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 多色靴底の射出成形型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7155443A JP2816821B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 多色靴底の射出成形型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08323891A JPH08323891A (ja) | 1996-12-10 |
| JP2816821B2 true JP2816821B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=15606154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7155443A Expired - Fee Related JP2816821B2 (ja) | 1995-05-29 | 1995-05-29 | 多色靴底の射出成形型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2816821B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| TW201121765A (en) * | 2009-12-23 | 2011-07-01 | wen-xiang Zhou | Man-machine control device and injection method applicable to multi-color injection molding machine. |
| CN108000818B (zh) * | 2017-12-21 | 2023-08-22 | 欧唐科技（深圳）有限公司 | 双色模脱模顶出装置及其脱模方法 |
| CN115592997B (zh) * | 2022-09-30 | 2024-06-25 | 石狮市金滩鞋业有限公司 | 双层鞋底成型工艺及成型模具 |
-
1995
- 1995-05-29 JP JP7155443A patent/JP2816821B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08323891A (ja) | 1996-12-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |