JP2816149B2 - プラント異常表示通報装置 - Google Patents
プラント異常表示通報装置Info
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は各種プラント等の異常の際に異常発生機器の
納入者の連絡先を表示する表示通報装置に関する。 〔従来の技術〕 例えば各家庭の電化製品が故障した場合、使用者はそ
の異常内容を確認し自己修理不可と判断した時点で取扱
説明書等に記載の販売店に電話等で修理を依頼する。係
る手順は化学・電力・鉄鋼等の各種プラントの場合も殆
ど同じであり、機器異常の際に異常発生の機器の製造者
・納入者を機器納入リスト等により調べ修復・対応を以
来する。しかし、プラントの場合には機器が多数であ
り、かつ故障発生頻度も高いために連絡先の調査に多大
の時間と労力を要している。 このような問題点に対応したものとして例えば特開昭
60−117400号では火災・ガス洩れ等の異常発生の際に消
防署・警察・ガス会社等の通報連絡先を自動的に選択し
連絡するものが知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記公知例は緊急非常時のものであり、人間による判
断を必要とする余地なく連絡すべき性格のものである。 しかるに各種プラントの機器異常の場合には先ずプラ
ント内での解決を図るものであり、対応に苦慮した場合
のみ製造者に連絡されるべきである。仮りに全件を製造
者に連絡したなら製造者における対応を困難とするばか
りでなく、真に緊急を要する重大故障時に迅速な対応を
期待できないということにもなりかねない。 以上のことから本発明においては多数の機器が複数の
製造者により納入されている各種プラントに適したプラ
ント異常通報装置を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的は、機器異常時、異常内容(どの機器にどの
ような異常が発生したか)に関連した情報及び連絡先を
自動的に選別し、表示することにより達成される。 具体的に本発明は、プラント異常表示通報装置であっ
て、発電プラントの各構成機器の製造者或は納入者又は
発電プラント内関係者の少なくとも何れかの連絡先に関
する情報を記憶する連絡先記憶部と、 前記構成機器に関連するプロセス情報を記憶プロセス情
報記憶部と、 情報を表示するモニタと、 前記構成機器に設けられる検出器から前記構成機器の異
常を示す信号を受けた際に、前記プロセス情報記憶部か
ら呼び出した、異常機器に関連するプロセス量の経時的
変化を示すプロセス情報を前記モニタに表示し、且つ、
前記連絡先記憶部から呼び出した前記連絡先を前記プロ
セス情報と共に表示するよう制御する制御手段と、を有
することを特徴とする。 または、プラント異常表示通報装置であって、発電プ
ラントの各構成機器の製造者或は納入者又は発電プラン
ト内関係者の少なくとも何れかの連絡先に関する情報を
記憶する連絡先記憶部と、 前記構成機器に関連するプロセス情報を記憶するプロセ
ス情報記憶部と、 情報を表示するモニタと、 前記連絡先に情報を通信する伝達手段とを備え、 発電プラントの構成機器に設けられた検出器から構成機
器の異常を示す信号を受けた際に、 前記プロセス情報記憶部から呼び出した、異常機器に関
連するプロセス量の経時的変化を示すプロセス情報を前
記モニタに表示し、且つ、前記連絡先記憶部から呼び出
した前記連絡先を前記プロセス情報と共に表示し、前記
伝達手段により前記連絡先に少なくとも前記プロセス情
報を通信するよう制御することを特徴とする。 または、プラント制御装置でって、発電プラントの各
構成機器の製造者或は納入者又は発電プラント内関係者
の少なくとも何れかの連絡先に関連する情報を記憶する
連絡先記憶部と、 前記構成機器に関連するプロセス情報を記憶するプロセ
ス情報記憶部と、 情報を表示するモニタと、 発電プラントの構成機器に設けられた検出器から構成機
器の異常を示す信号を受けた際に、 予め定めた第1の異常内容である場合には、前記プロセ
ス情報記憶部から呼び出した異常機器に関連するプロセ
ス情報を前記モニタに表示し、且つ、前記連絡先記憶部
から呼び出した前記連絡先を前記プロセス情報と共に表
示し、 予め定めた第2の異常内容である場合には、前記プロセ
ス情報記憶部から呼び出した、異常機器に関連するプロ
セス情報を前記モニタに表示し、且つ、前記連絡先記憶
部から呼び出した前記連絡先を前記プロセス情報と共に
表示し、情報伝達手段により前記連絡先に少なくともプ
ロセス情報を通信するよう制御する制御手段を有するこ
とを特徴とする。 または、プラント制御装置であって、発電プラントの
各構成機器の製造者或は納入者又は発電プラント内関係
者の少なくとも何れかの連絡先に関する情報を記憶する
連絡先記憶部と、 前記構成機器に関連するプロセス情報を記憶するプロセ
ス情報記憶部と、 情報を表示するモニタと、 発電プラントの構成機器に設けられた検出器から構成機
器の異常を示す信号を受けた際に、 予め定めた第1の異常内容である場合には、前記プロセ
ス情報記憶部から呼び出した異常機器に関連するプロセ
ス情報を前記モニタに表示し、且つ、前記連絡先記憶部
から呼び出した前記連絡先を前記プロセス情報と共に表
示し、 予め定めた第2の異常内容である場合には、前記プロセ
ス情報記憶部から呼び出した、異常機器に関連するプロ
セス情報を前記モニタに表示し、前記連絡先を非表示に
するよう制御することを特徴とする。 または、プラント制御装置であつて、発電プラントの
各構成機器の製造者或は納入者又は発電プラント内関係
者の少なくとも何れかの連絡先に関する情報を記憶する
連絡先記憶部と、 前記構成機器に関連するプロセス情報を記憶するプロセ
ス情報記憶部と、 情報を表示するモニタと、 発電プラントの構成機器に設けられた検出器から構成機
器の異常を示す信号を受けた際に、 前記プロセス情報記憶部から呼び出した、異常機器に関
連するプロセス情報を前記モニタに表示し、 前記異常を示す信号を受けて異常状態で所定時間経過後
に、前記連絡先記憶部から呼び出した前記連絡先を前記
プロセス情報と共に表示するよう制御する制御手段を有
することを特徴とする。 [作用] 火力発電プラントを例にとると、機器異常やプロセス
異常は、プラント各所に設置された各種計器により検知
され、その内容を運転員が所在するところの中央制御室
の監視操作盤上に当該警報窓を音付きでフリツカーさせ
たり、ブラウン管表示装置(以下CRTと略す)に異常内
容を表示したりして表示している。予め、電子計算機等
にそれぞれの異常内容に対応した「連絡先」のフアイル
を形成しておき、異常発生が電子計算機に入力された時
点で前記フアイルを自動検索し「連絡先」を表示装置
(CRTや近年注目を集めている大型スクリーンなどを言
い、以下これを総称してモニタと略す。)に表示する。
それによつて、運転員は異常発生とほぼ同時に「連絡
先」を知ることができる。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を火力発電プラントを例にとり
説明する。 第1図は、異常発生時にモニタ1に表示した画面の構
成を示したものである。本図の例では、モニタを左右に
2分割し、左側に異常状況、右側に「連絡先」を表示す
るようにしている。図中、2は異常機器名、3はその異
常内容であり、4は異常機器に関連するプロセス情報で
あり、デイジタル数値表示なり、トレンド(傾向)表示
により、故障の状況を示すものである。また、5〜9は
異常機器に対する問合せ、対応依頼する場合の連絡先を
示すものであり、このうち5は機器納入会社名、6,7は
連絡すべき人物の顔写真、8,9はその連絡先である。こ
こでは、6,8を担当設計者のもの、7,9を担当検査員のも
のとした。なお、連絡先には、氏名,所属部課名,電話
番号(代表の場合には内線番号の付加)、フアクシミリ
No.などの情報が表示される。 第2図は、第1図に示した機能を達成する為の電子計
算機における処理内容を説明する流れ図である。プラン
トで異常が発生すると、その異常状況(異常機器名およ
び異常内容)を検索キーとして連絡先フアイルおよびプ
ロセス情報フアイルから、それぞれ連絡先、異常関連プ
ロセス情報を検索し、モニタに表示する処理を実施す
る。また、前記連絡先フアイルで検索した連絡者個人名
を検索キーとして、該人物の顔写真を顔写真フアイルか
ら検索し同様にモニタに表示する。 第3図は前記各種フアイルのうちの連絡先フアイルの
内容を示したものである。表中、「異常機器」「異常内
容」が検索キーであり、それに対応して機器納入会社
名」「担当者名」「所属部課」「電話番号(代表番号の
場合は内線番号も付加)」「フアクシミリNo.」等が検
索されるようなフアイル構成としている。例えばタービ
ン第1軸受に過大な軸振動が発生し、タービン保護のた
め自動的にタービン停止(すなわち電力発生停止)した
場合を考えると、使用者(発電プラントの運転員)は、
前記異常の原因を究明し、早急に対策を講じ、タービン
を再起動しようと試みるが、その原因究明、対策が使用
者側能力の域を越えていると判断した場合には、モニタ
に表示される連絡先に電話、フアクシミリなどの通信手
段を用い対応を依頼すればよい。第4図にこの場合のモ
ニタ表示例を示す。 本実施例によれば、機器・プロセスに異常が発生した
場合に、その使用者が対応依頼すべき機器納入者への連
絡先を即座に知ることができ、早急な対策が可能とな
る。 第5図は本発明における他の実施例を示したものであ
る。本実施例は第1図の処理機能に連絡先への自動通信
手段を付加したものであり、前記実施例においては、モ
ニタの表示内容(画面)を一旦ハードコピーしてそれを
図示していないフアクシミリ装置のところへ行つて連絡
先FAXNo.を入力したうえで送信したり、または、電話で
内容を伝えたりという行動をとる必要があるが、本実施
例においては、モニタ近辺に「対応依頼」スイツチを設
置しておき、これをオンすることにより、画像通信専用
回線を通じて自動的に連絡先へモニタ画面表示内容を送
信する。この場合、第1図における右半分の表示内容
は、連絡先にとつては不要の情報であるため、左半分の
異常状況のみを送信することも可能である。 さらに、異常の内容によつては、使用者側でとりあえ
ずの原因究明、対策を行なうに明らかに能力や責任範囲
を越えているものがあるため、予め、「対応依頼」ス
イツチをオンせずとも異常がおきた時点で即、連絡先へ
送信する項目、「対応依頼」スイツチをオンしてはじ
めて連絡先へ送信する項目を前記第3図の連絡先フアイ
ルで設定しておくことも可能である。 また、使用者側にとつて警報が発生した際にも常に連
絡先が表示される必要の無い場合(異常内容によつて
は、使用者たる運転員が対応してその原因を容易に排除
できる場合がある)があり、この為に下記例の如く、警
報内容・程度によりモニタ表示する、しないを自動的に
決定することも可能である。 ・警報(異常)が排除されないまま、警報内容によつて
予め設定された時間以上経過した場合に、はじめて第4
図に示す右半分を表示する。 ・警報(異常)の内容が重大である(放置した場合に
は、タービン,ボイラ等の主機が停止し、発電プラント
自体が停止してしまうような場合、または、発電プラン
トが実際にその異常により停止してしまつた場合等)も
のについては、それを予め分類しておき、その異常が発
生した場合にのみ第4図に示す右半分を表示する。 以上の実施例では、機器納入者(製造者)への連絡を
対象としたものであるが、異常が発生した場合連絡先フ
アイル(第3図)に使用者側の連絡先を記憶させ異常発
生にモニタ表示することも可能である。これは、下記の
ようなニーズに対応したものである。 (1)異常の内容によつては、運転員が対応したり納入
者に問合せたりするだけでなく、然るべき責任者(発電
所の所長、運転員が所属する運転課の課長等)に連絡す
る必要が生じるものがある。 (2)運転員は基本的に1日3交替のように複数のグル
ープに分かれその責を果たしているが、異常が多数発生
して運転員の数に不足を来したような場合や、どうして
も別の熟練運転員の力を借りたい場合がある。 〔発明の効果〕 本発明によれば機器・プロセスに異常が発生した場合
に、その使用者が対応依頼すべき機器納入者への連絡先
を即座に知ることができるので早急な原因究明及び対策
が可能となる。
納入者の連絡先を表示する表示通報装置に関する。 〔従来の技術〕 例えば各家庭の電化製品が故障した場合、使用者はそ
の異常内容を確認し自己修理不可と判断した時点で取扱
説明書等に記載の販売店に電話等で修理を依頼する。係
る手順は化学・電力・鉄鋼等の各種プラントの場合も殆
ど同じであり、機器異常の際に異常発生の機器の製造者
・納入者を機器納入リスト等により調べ修復・対応を以
来する。しかし、プラントの場合には機器が多数であ
り、かつ故障発生頻度も高いために連絡先の調査に多大
の時間と労力を要している。 このような問題点に対応したものとして例えば特開昭
60−117400号では火災・ガス洩れ等の異常発生の際に消
防署・警察・ガス会社等の通報連絡先を自動的に選択し
連絡するものが知られている。 〔発明が解決しようとする問題点〕 上記公知例は緊急非常時のものであり、人間による判
断を必要とする余地なく連絡すべき性格のものである。 しかるに各種プラントの機器異常の場合には先ずプラ
ント内での解決を図るものであり、対応に苦慮した場合
のみ製造者に連絡されるべきである。仮りに全件を製造
者に連絡したなら製造者における対応を困難とするばか
りでなく、真に緊急を要する重大故障時に迅速な対応を
期待できないということにもなりかねない。 以上のことから本発明においては多数の機器が複数の
製造者により納入されている各種プラントに適したプラ
ント異常通報装置を提供することを目的とする。 〔問題点を解決するための手段〕 上記目的は、機器異常時、異常内容(どの機器にどの
ような異常が発生したか)に関連した情報及び連絡先を
自動的に選別し、表示することにより達成される。 具体的に本発明は、プラント異常表示通報装置であっ
て、発電プラントの各構成機器の製造者或は納入者又は
発電プラント内関係者の少なくとも何れかの連絡先に関
する情報を記憶する連絡先記憶部と、 前記構成機器に関連するプロセス情報を記憶プロセス情
報記憶部と、 情報を表示するモニタと、 前記構成機器に設けられる検出器から前記構成機器の異
常を示す信号を受けた際に、前記プロセス情報記憶部か
ら呼び出した、異常機器に関連するプロセス量の経時的
変化を示すプロセス情報を前記モニタに表示し、且つ、
前記連絡先記憶部から呼び出した前記連絡先を前記プロ
セス情報と共に表示するよう制御する制御手段と、を有
することを特徴とする。 または、プラント異常表示通報装置であって、発電プ
ラントの各構成機器の製造者或は納入者又は発電プラン
ト内関係者の少なくとも何れかの連絡先に関する情報を
記憶する連絡先記憶部と、 前記構成機器に関連するプロセス情報を記憶するプロセ
ス情報記憶部と、 情報を表示するモニタと、 前記連絡先に情報を通信する伝達手段とを備え、 発電プラントの構成機器に設けられた検出器から構成機
器の異常を示す信号を受けた際に、 前記プロセス情報記憶部から呼び出した、異常機器に関
連するプロセス量の経時的変化を示すプロセス情報を前
記モニタに表示し、且つ、前記連絡先記憶部から呼び出
した前記連絡先を前記プロセス情報と共に表示し、前記
伝達手段により前記連絡先に少なくとも前記プロセス情
報を通信するよう制御することを特徴とする。 または、プラント制御装置でって、発電プラントの各
構成機器の製造者或は納入者又は発電プラント内関係者
の少なくとも何れかの連絡先に関連する情報を記憶する
連絡先記憶部と、 前記構成機器に関連するプロセス情報を記憶するプロセ
ス情報記憶部と、 情報を表示するモニタと、 発電プラントの構成機器に設けられた検出器から構成機
器の異常を示す信号を受けた際に、 予め定めた第1の異常内容である場合には、前記プロセ
ス情報記憶部から呼び出した異常機器に関連するプロセ
ス情報を前記モニタに表示し、且つ、前記連絡先記憶部
から呼び出した前記連絡先を前記プロセス情報と共に表
示し、 予め定めた第2の異常内容である場合には、前記プロセ
ス情報記憶部から呼び出した、異常機器に関連するプロ
セス情報を前記モニタに表示し、且つ、前記連絡先記憶
部から呼び出した前記連絡先を前記プロセス情報と共に
表示し、情報伝達手段により前記連絡先に少なくともプ
ロセス情報を通信するよう制御する制御手段を有するこ
とを特徴とする。 または、プラント制御装置であって、発電プラントの
各構成機器の製造者或は納入者又は発電プラント内関係
者の少なくとも何れかの連絡先に関する情報を記憶する
連絡先記憶部と、 前記構成機器に関連するプロセス情報を記憶するプロセ
ス情報記憶部と、 情報を表示するモニタと、 発電プラントの構成機器に設けられた検出器から構成機
器の異常を示す信号を受けた際に、 予め定めた第1の異常内容である場合には、前記プロセ
ス情報記憶部から呼び出した異常機器に関連するプロセ
ス情報を前記モニタに表示し、且つ、前記連絡先記憶部
から呼び出した前記連絡先を前記プロセス情報と共に表
示し、 予め定めた第2の異常内容である場合には、前記プロセ
ス情報記憶部から呼び出した、異常機器に関連するプロ
セス情報を前記モニタに表示し、前記連絡先を非表示に
するよう制御することを特徴とする。 または、プラント制御装置であつて、発電プラントの
各構成機器の製造者或は納入者又は発電プラント内関係
者の少なくとも何れかの連絡先に関する情報を記憶する
連絡先記憶部と、 前記構成機器に関連するプロセス情報を記憶するプロセ
ス情報記憶部と、 情報を表示するモニタと、 発電プラントの構成機器に設けられた検出器から構成機
器の異常を示す信号を受けた際に、 前記プロセス情報記憶部から呼び出した、異常機器に関
連するプロセス情報を前記モニタに表示し、 前記異常を示す信号を受けて異常状態で所定時間経過後
に、前記連絡先記憶部から呼び出した前記連絡先を前記
プロセス情報と共に表示するよう制御する制御手段を有
することを特徴とする。 [作用] 火力発電プラントを例にとると、機器異常やプロセス
異常は、プラント各所に設置された各種計器により検知
され、その内容を運転員が所在するところの中央制御室
の監視操作盤上に当該警報窓を音付きでフリツカーさせ
たり、ブラウン管表示装置(以下CRTと略す)に異常内
容を表示したりして表示している。予め、電子計算機等
にそれぞれの異常内容に対応した「連絡先」のフアイル
を形成しておき、異常発生が電子計算機に入力された時
点で前記フアイルを自動検索し「連絡先」を表示装置
(CRTや近年注目を集めている大型スクリーンなどを言
い、以下これを総称してモニタと略す。)に表示する。
それによつて、運転員は異常発生とほぼ同時に「連絡
先」を知ることができる。 〔実施例〕 以下、本発明の実施例を火力発電プラントを例にとり
説明する。 第1図は、異常発生時にモニタ1に表示した画面の構
成を示したものである。本図の例では、モニタを左右に
2分割し、左側に異常状況、右側に「連絡先」を表示す
るようにしている。図中、2は異常機器名、3はその異
常内容であり、4は異常機器に関連するプロセス情報で
あり、デイジタル数値表示なり、トレンド(傾向)表示
により、故障の状況を示すものである。また、5〜9は
異常機器に対する問合せ、対応依頼する場合の連絡先を
示すものであり、このうち5は機器納入会社名、6,7は
連絡すべき人物の顔写真、8,9はその連絡先である。こ
こでは、6,8を担当設計者のもの、7,9を担当検査員のも
のとした。なお、連絡先には、氏名,所属部課名,電話
番号(代表の場合には内線番号の付加)、フアクシミリ
No.などの情報が表示される。 第2図は、第1図に示した機能を達成する為の電子計
算機における処理内容を説明する流れ図である。プラン
トで異常が発生すると、その異常状況(異常機器名およ
び異常内容)を検索キーとして連絡先フアイルおよびプ
ロセス情報フアイルから、それぞれ連絡先、異常関連プ
ロセス情報を検索し、モニタに表示する処理を実施す
る。また、前記連絡先フアイルで検索した連絡者個人名
を検索キーとして、該人物の顔写真を顔写真フアイルか
ら検索し同様にモニタに表示する。 第3図は前記各種フアイルのうちの連絡先フアイルの
内容を示したものである。表中、「異常機器」「異常内
容」が検索キーであり、それに対応して機器納入会社
名」「担当者名」「所属部課」「電話番号(代表番号の
場合は内線番号も付加)」「フアクシミリNo.」等が検
索されるようなフアイル構成としている。例えばタービ
ン第1軸受に過大な軸振動が発生し、タービン保護のた
め自動的にタービン停止(すなわち電力発生停止)した
場合を考えると、使用者(発電プラントの運転員)は、
前記異常の原因を究明し、早急に対策を講じ、タービン
を再起動しようと試みるが、その原因究明、対策が使用
者側能力の域を越えていると判断した場合には、モニタ
に表示される連絡先に電話、フアクシミリなどの通信手
段を用い対応を依頼すればよい。第4図にこの場合のモ
ニタ表示例を示す。 本実施例によれば、機器・プロセスに異常が発生した
場合に、その使用者が対応依頼すべき機器納入者への連
絡先を即座に知ることができ、早急な対策が可能とな
る。 第5図は本発明における他の実施例を示したものであ
る。本実施例は第1図の処理機能に連絡先への自動通信
手段を付加したものであり、前記実施例においては、モ
ニタの表示内容(画面)を一旦ハードコピーしてそれを
図示していないフアクシミリ装置のところへ行つて連絡
先FAXNo.を入力したうえで送信したり、または、電話で
内容を伝えたりという行動をとる必要があるが、本実施
例においては、モニタ近辺に「対応依頼」スイツチを設
置しておき、これをオンすることにより、画像通信専用
回線を通じて自動的に連絡先へモニタ画面表示内容を送
信する。この場合、第1図における右半分の表示内容
は、連絡先にとつては不要の情報であるため、左半分の
異常状況のみを送信することも可能である。 さらに、異常の内容によつては、使用者側でとりあえ
ずの原因究明、対策を行なうに明らかに能力や責任範囲
を越えているものがあるため、予め、「対応依頼」ス
イツチをオンせずとも異常がおきた時点で即、連絡先へ
送信する項目、「対応依頼」スイツチをオンしてはじ
めて連絡先へ送信する項目を前記第3図の連絡先フアイ
ルで設定しておくことも可能である。 また、使用者側にとつて警報が発生した際にも常に連
絡先が表示される必要の無い場合(異常内容によつて
は、使用者たる運転員が対応してその原因を容易に排除
できる場合がある)があり、この為に下記例の如く、警
報内容・程度によりモニタ表示する、しないを自動的に
決定することも可能である。 ・警報(異常)が排除されないまま、警報内容によつて
予め設定された時間以上経過した場合に、はじめて第4
図に示す右半分を表示する。 ・警報(異常)の内容が重大である(放置した場合に
は、タービン,ボイラ等の主機が停止し、発電プラント
自体が停止してしまうような場合、または、発電プラン
トが実際にその異常により停止してしまつた場合等)も
のについては、それを予め分類しておき、その異常が発
生した場合にのみ第4図に示す右半分を表示する。 以上の実施例では、機器納入者(製造者)への連絡を
対象としたものであるが、異常が発生した場合連絡先フ
アイル(第3図)に使用者側の連絡先を記憶させ異常発
生にモニタ表示することも可能である。これは、下記の
ようなニーズに対応したものである。 (1)異常の内容によつては、運転員が対応したり納入
者に問合せたりするだけでなく、然るべき責任者(発電
所の所長、運転員が所属する運転課の課長等)に連絡す
る必要が生じるものがある。 (2)運転員は基本的に1日3交替のように複数のグル
ープに分かれその責を果たしているが、異常が多数発生
して運転員の数に不足を来したような場合や、どうして
も別の熟練運転員の力を借りたい場合がある。 〔発明の効果〕 本発明によれば機器・プロセスに異常が発生した場合
に、その使用者が対応依頼すべき機器納入者への連絡先
を即座に知ることができるので早急な原因究明及び対策
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は異常発生時のモニタ表示画面の構成を示す図、
第2図は第1図に示した機能を達成する為の処理内容を
流れ図で示したもの、第3図は連絡先フアイルの内容を
示す図、第4図はモニタ表示画面内容の一例を示す図、
第5図は第2図に他の実施例の機能を付加した図であ
る。 1……モニタ、10……連絡先フアイル。
第2図は第1図に示した機能を達成する為の処理内容を
流れ図で示したもの、第3図は連絡先フアイルの内容を
示す図、第4図はモニタ表示画面内容の一例を示す図、
第5図は第2図に他の実施例の機能を付加した図であ
る。 1……モニタ、10……連絡先フアイル。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 永井 一
東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地
株式会社日立製作所内
(56)参考文献 特開 昭59−109994(JP,A)
特開 昭61−210403(JP,A)
特開 昭53−95480(JP,A)
特開 昭63−89999(JP,A)
実開 昭59−142892(JP,U)
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.プラントの各構成機器の製造者或は納入者又はプラ
ント内関係者の少なくとも何れかの連絡先に関する情報
を記憶する連絡先記憶部と、 前記構成機器に関連するプロセス情報を記憶するプロセ
ス情報記憶部と、 情報を表示するモニタと、 前記連絡先に情報を通信する伝達手段とを備え、 プラントの構成機器に設けられた検出器から構成機器の
異常を示す信号を受けた際に、 前記プロセス情報記憶部から呼び出した、異常機器に関
連するプロセス量の経時的変化を示すプロセス情報を前
記モニタに表示し、且つ、前記連絡先記憶部から呼び出
した前記連絡先を前記プロセス情報と共に表示し、前記
伝達手段により前記連絡先に少なくとも前記プロセス情
報を通信するよう制御することを特徴とするプラント異
常表示通報装置。 2.特許請求の範囲第1項において、 前記伝達手段により、前記プロセス情報と共に前記異常
の機器名を通信するよう制御されることを特徴とするプ
ラント異常表示通報装置。 3.プラントの各構成機器の製造者或は納入者又はプラ
ント内関係者の少なくとも何れかの連絡先に関する情報
を記憶する連絡先記憶部と、 前記構成機器に関連するプロセス情報を記憶するプロセ
ス情報記憶部と、 情報を表示するモニタと、 プラントの構成機器に設けられた検出器から構成機器の
異常を示す信号を受けた際に、 予め定めた第1の異常内容である場合には、前記プロセ
ス情報記憶部から呼び出した、異常機器に関連するプロ
セス情報を前記モニタに表示し、且つ、前記連絡先記憶
部から呼び出した前記連絡先を前記プロセス情報と共に
表示し、 予め定めた第2の異常内容である場合には、前記プロセ
ス情報記憶部から呼び出した、異常機器に関連するプロ
セス情報を前記モニタに表示し、且つ、前記連絡先記憶
部から呼び出した前記連絡先を前記プロセス情報と共に
表示し、情報伝達手段により前記連絡先に少なくともプ
ロセス情報を通信するよう制御する制御手段を有するこ
とを特徴とするプラント異常表示通報装置。 4.プラントの各構成機器の製造者或は納入者又はプラ
ント内関係者の少なくとも何れかの連絡先に関する情報
を記憶する連絡先記憶部と、 前記構成機器に関連するプロセス情報を記憶するプロセ
ス情報記憶部と、 情報を表示するモニタと、 プラントの構成機器に設けられた検出器から構成機器の
異常を示す信号を受けた際に、 予め定めた第2の異常内容である場合には、前記プロセ
ス情報記憶部から呼び出した、異常機器に関連するプロ
セス情報を前記モニタに表示し、且つ、前記連絡先記憶
部から呼び出した前記連絡先を前記プロセス情報と共に
表示し、 予め定めた第2の異常内容である場合には、前記プロセ
ス情報記憶部から呼び出した、異常機器に関連するプロ
セス情報を前記モニタに表示し、前記連絡先を非表示に
するよう制御することを特徴とするプラント異常表示通
報装置。 5.プラントの各構成機器の製造者或は納入者又はプラ
ント内関係者の少なくとも何れかの連絡先に関する情報
を記憶する連絡先記憶部と、 前記構成機器に関連するプロセス情報を記憶するプロセ
ス情報記憶部と、 情報を表示するモニタと、 プラントの構成機器に設けられた検出器から構成機器の
異常を示す信号を受けた際に、 前記プロセス情報記憶部から呼び出した、異常機器に関
連するロセス情報を前記モニタに表示し、 前記異常を示す信号を受けて異常状態で所定時間経過後
に、前記連絡先記憶部から呼び出した前記連絡先を前記
プロセス情報と共に表示するよう制御する制御手段を有
することを特徴とするプラント異常表示通報装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62283301A JP2816149B2 (ja) | 1987-11-11 | 1987-11-11 | プラント異常表示通報装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62283301A JP2816149B2 (ja) | 1987-11-11 | 1987-11-11 | プラント異常表示通報装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01125695A JPH01125695A (ja) | 1989-05-18 |
JP2816149B2 true JP2816149B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=17663680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62283301A Expired - Lifetime JP2816149B2 (ja) | 1987-11-11 | 1987-11-11 | プラント異常表示通報装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2816149B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003022123A (ja) * | 2001-07-06 | 2003-01-24 | Toshiba Corp | 発電プラント監視診断システム及び発電プラント監視診断方法 |
JP6376742B2 (ja) * | 2013-10-15 | 2018-08-22 | 富士通株式会社 | 監視プログラム、監視方法および監視装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS59142892U (ja) * | 1983-03-16 | 1984-09-25 | 株式会社東芝 | 電子機器の表示装置 |
JPS59109994A (ja) * | 1983-06-01 | 1984-06-25 | 三菱電機株式会社 | ビル遠隔監視システム |
-
1987
- 1987-11-11 JP JP62283301A patent/JP2816149B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01125695A (ja) | 1989-05-18 |
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