JP2815905B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
磁気共鳴イメージング装置Info
- Publication number
- JP2815905B2 JP2815905B2 JP1164344A JP16434489A JP2815905B2 JP 2815905 B2 JP2815905 B2 JP 2815905B2 JP 1164344 A JP1164344 A JP 1164344A JP 16434489 A JP16434489 A JP 16434489A JP 2815905 B2 JP2815905 B2 JP 2815905B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- scan
- magnetic resonance
- plan
- plans
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は被検体の磁気共鳴像を得る磁気共鳴イメージ
ング装置に関する。
ング装置に関する。
(従来の技術) 寝台に載置された被検体を一様静磁場中に配置し、こ
の直角方向にRF磁場を形成することで被検体の特定スラ
イス部分に磁気共鳴現象を生じさせ、更にRF磁場の解除
後に原子核から発生する磁気共鳴信号(MR信号)を検出
し、この検出結果に基いて前記特定スライス部分の磁気
共鳴像を形成する磁気共鳴イメージング装置(MRI装
置)が知られている。このMRI装置における映像法の一
つに2次元フーリエ変換法(2DFT法)があり、この映像
法においては、2次元の位置情報を得るのに位相コード
化(Phase Encoding)法と称される技法を用いている。
この場合のパルスシーケンスを第4図に示す。第4図に
示すRFパルス,スライシング用傾斜磁場(GZ),位相エ
ンコーディング用傾斜磁場(GY)及び読み出し用傾斜磁
場(GX)を同図に示すタイミングで反復することによ
り、被検体の所望スライス面のMR信号を得ることができ
る。なお位相エンコーディング用傾斜磁場(GY)は、同
図に示すパルスシーケンスの反復毎に磁場強度(若しく
は磁場印加時間)を変えている。
の直角方向にRF磁場を形成することで被検体の特定スラ
イス部分に磁気共鳴現象を生じさせ、更にRF磁場の解除
後に原子核から発生する磁気共鳴信号(MR信号)を検出
し、この検出結果に基いて前記特定スライス部分の磁気
共鳴像を形成する磁気共鳴イメージング装置(MRI装
置)が知られている。このMRI装置における映像法の一
つに2次元フーリエ変換法(2DFT法)があり、この映像
法においては、2次元の位置情報を得るのに位相コード
化(Phase Encoding)法と称される技法を用いている。
この場合のパルスシーケンスを第4図に示す。第4図に
示すRFパルス,スライシング用傾斜磁場(GZ),位相エ
ンコーディング用傾斜磁場(GY)及び読み出し用傾斜磁
場(GX)を同図に示すタイミングで反復することによ
り、被検体の所望スライス面のMR信号を得ることができ
る。なお位相エンコーディング用傾斜磁場(GY)は、同
図に示すパルスシーケンスの反復毎に磁場強度(若しく
は磁場印加時間)を変えている。
得られたMR信号を画像作成部に取り込み、X軸方向及
びY軸方向で2度フーリエ変換することで被検体の所望
スライス面の磁気共鳴像(MR像)を形成することができ
る。
びY軸方向で2度フーリエ変換することで被検体の所望
スライス面の磁気共鳴像(MR像)を形成することができ
る。
このようなMRI装置で被検体の所望スライス面のMR像
を得るには、予め前記パルスシーケンスを初めとして他
の条件例えばチルト,スリュー角度,スライス厚等を設
定したスキャン計画を設定し、このスキャン計画に従っ
てスキャンが行われる。1つのスキャン計画のスキャン
が終了すると、これによって得られた画像を基に次のス
キャン計画が設定されてこのスキャンが行われ、以下同
様に前のスキャンが終了するごとに新たにスキャン計画
が設定されてスキャンが実行される。このような複数種
類のスキャン計画は通常被検体の同一スライス面を対象
としてパルスシーケンス等の条件を変更して実行される
ことが多い。このため同一スライス面のスキャンが条件
を変えて複数回繰返されることになる。
を得るには、予め前記パルスシーケンスを初めとして他
の条件例えばチルト,スリュー角度,スライス厚等を設
定したスキャン計画を設定し、このスキャン計画に従っ
てスキャンが行われる。1つのスキャン計画のスキャン
が終了すると、これによって得られた画像を基に次のス
キャン計画が設定されてこのスキャンが行われ、以下同
様に前のスキャンが終了するごとに新たにスキャン計画
が設定されてスキャンが実行される。このような複数種
類のスキャン計画は通常被検体の同一スライス面を対象
としてパルスシーケンス等の条件を変更して実行される
ことが多い。このため同一スライス面のスキャンが条件
を変えて複数回繰返されることになる。
第3図は従来において、このように複数種類のスキャ
ン計画に基いてスキャンを行う場合のフローチャートを
示すものである。先ずステップAにおいて、被検体であ
る患者を寝台部の天板上に載置して架台部内に移動した
後、ステップBにおいてスキャン計画を設定するための
画像を得るためにパイロットスキャンが行われる。次に
ステップCにおいてこれによって得られた画像を基に前
記のようにパルスシーケンス等を含む各条件を設定する
スキャン計画が設定される。続いてステップDにおいて
このスキャン計画に従ってスキャンが行われ、ステップ
Eにおいて必要なスキャンが終了したが否かが判断され
る。前記スキャンによって得られた画像を基に新たなス
キャンが必要とされた場合は、フローは再びステップC
に戻り新たなスキャン計画が設定されステップDにおい
てこのスキャン計画に従ってスキャンが行われる。以下
同様にして必要な複数種類のスキャン計画に従ってスキ
ャンが行われて必要なスキャンが終了したと判断される
と、フローはステップFに進みここで患者を架台部から
搬出することが行われる。
ン計画に基いてスキャンを行う場合のフローチャートを
示すものである。先ずステップAにおいて、被検体であ
る患者を寝台部の天板上に載置して架台部内に移動した
後、ステップBにおいてスキャン計画を設定するための
画像を得るためにパイロットスキャンが行われる。次に
ステップCにおいてこれによって得られた画像を基に前
記のようにパルスシーケンス等を含む各条件を設定する
スキャン計画が設定される。続いてステップDにおいて
このスキャン計画に従ってスキャンが行われ、ステップ
Eにおいて必要なスキャンが終了したが否かが判断され
る。前記スキャンによって得られた画像を基に新たなス
キャンが必要とされた場合は、フローは再びステップC
に戻り新たなスキャン計画が設定されステップDにおい
てこのスキャン計画に従ってスキャンが行われる。以下
同様にして必要な複数種類のスキャン計画に従ってスキ
ャンが行われて必要なスキャンが終了したと判断される
と、フローはステップFに進みここで患者を架台部から
搬出することが行われる。
このように複数種類のスキャン計画が設定されてこれ
に従ってスキャンが行われる場合、その都度オペレータ
によって装置と対話が行われて必要な条件が入力され
る。またスキャン計画に従ってスキャンが終了して得ら
れた画像はその都度オペレータによってフィルムに撮影
され、またデータ保存が行われる。
に従ってスキャンが行われる場合、その都度オペレータ
によって装置と対話が行われて必要な条件が入力され
る。またスキャン計画に従ってスキャンが終了して得ら
れた画像はその都度オペレータによってフィルムに撮影
され、またデータ保存が行われる。
(発明が解決しようとする課題) ところで従来のMRI装置では、複数種類のスキャン計
画に従ってスキャンを実施する場合、前回スキャン結果
に基いて次のスキャン計画を設定する必要があるのでオ
ペレータはその都度装置と対話を繰返さなければならな
いので、オペレータに過度の負担をかけてしまうという
問題がある。またこれに伴いオペレータは一連のスキャ
ン計画が終了するまでは装置から離れられなくなるため
仕事の効率が悪くなり、例えばフィルム撮影やデータ保
存等の作業に着手しても中途半端にならざるを得なくな
る。
画に従ってスキャンを実施する場合、前回スキャン結果
に基いて次のスキャン計画を設定する必要があるのでオ
ペレータはその都度装置と対話を繰返さなければならな
いので、オペレータに過度の負担をかけてしまうという
問題がある。またこれに伴いオペレータは一連のスキャ
ン計画が終了するまでは装置から離れられなくなるため
仕事の効率が悪くなり、例えばフィルム撮影やデータ保
存等の作業に着手しても中途半端にならざるを得なくな
る。
本発明は以上のような問題に対処してなされたもの
で、オペレータに対して過度の負担をかけないようにし
たMRI装置を提供することを目的とするものである。
で、オペレータに対して過度の負担をかけないようにし
たMRI装置を提供することを目的とするものである。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は、被検体の所望ス
ライス面の励起及び磁気共鳴信号収集のためのパルスシ
ーケンス及び各種スキャン条件を含むスキャン計画を設
定しこのスキャン計画を実行して所望スライス面の磁気
共鳴像を得る磁気共鳴イメージング装置において、予め
必要な画像強調条件を異ならせた複数種類のスキャン計
画を設定可能としこのスキャン計画を実行するための条
件データを格納する手段と、この格納手段によって制御
され前記各々のスキャン計画に従ったスキャンをスキャ
ン制御部に順次実行させるシーケンサ手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。
ライス面の励起及び磁気共鳴信号収集のためのパルスシ
ーケンス及び各種スキャン条件を含むスキャン計画を設
定しこのスキャン計画を実行して所望スライス面の磁気
共鳴像を得る磁気共鳴イメージング装置において、予め
必要な画像強調条件を異ならせた複数種類のスキャン計
画を設定可能としこのスキャン計画を実行するための条
件データを格納する手段と、この格納手段によって制御
され前記各々のスキャン計画に従ったスキャンをスキャ
ン制御部に順次実行させるシーケンサ手段とを備えたこ
とを特徴とするものである。
(作 用) 予め必要な画像強調条件を異らせた複数種類のスキャ
ン計画が設定された後これらを実行するための条件デー
タが格納手段に格納される。次にこの格納手段の制御に
よってシーケンサ手段が各スキャン計画に従ったスキャ
ンの実行を順次スキャン制御部に行わせる。
ン計画が設定された後これらを実行するための条件デー
タが格納手段に格納される。次にこの格納手段の制御に
よってシーケンサ手段が各スキャン計画に従ったスキャ
ンの実行を順次スキャン制御部に行わせる。
これによって複数種類のスキャン計画が自動的に連続
して実行されるので、オペレータはスキャン計画のスキ
ャンの実行ごとに装置と対話する必要はなくなり、過度
の負担がかからなくなる。
して実行されるので、オペレータはスキャン計画のスキ
ャンの実行ごとに装置と対話する必要はなくなり、過度
の負担がかからなくなる。
(実施例) 以下図面を参照して本発明実施例を説明する。
第1図は本発明のMRI装置(磁気共鳴イメージング装
置)の実施例を示すブロック図で、1は架台部で被検体
Pを保持するためのドーム1aを有しこのドーム1aの周囲
には静磁場形成用磁石2,傾斜磁場[スライシング用傾斜
磁場(GZ),位相エンコーディング用傾斜磁場(GY)及
び読み出し用傾斜磁場(GX)]形成用コイル3,RF磁場形
成用コイル4が配置され、各々は静磁場制御系5,傾斜磁
場電源6,送受信器7に接続されている。このうち傾斜磁
場電源6及び送受信器7はスキャン制御部を構成しシー
ケンサ8によって制御される。
置)の実施例を示すブロック図で、1は架台部で被検体
Pを保持するためのドーム1aを有しこのドーム1aの周囲
には静磁場形成用磁石2,傾斜磁場[スライシング用傾斜
磁場(GZ),位相エンコーディング用傾斜磁場(GY)及
び読み出し用傾斜磁場(GX)]形成用コイル3,RF磁場形
成用コイル4が配置され、各々は静磁場制御系5,傾斜磁
場電源6,送受信器7に接続されている。このうち傾斜磁
場電源6及び送受信器7はスキャン制御部を構成しシー
ケンサ8によって制御される。
9はコンピュータシステムでマイクロプロセッサから
構成され、全体の制御動作を司ると共に後述のようにコ
ンソール10からスキャン計画を実行するための条件デー
タが入力されたとき、この条件データを格納して前記シ
ーケンサ8に対して各スキャン計画に従ったスキャンを
スキャン制御部に順次実行させるような制御動作を行
う。
構成され、全体の制御動作を司ると共に後述のようにコ
ンソール10からスキャン計画を実行するための条件デー
タが入力されたとき、この条件データを格納して前記シ
ーケンサ8に対して各スキャン計画に従ったスキャンを
スキャン制御部に順次実行させるような制御動作を行
う。
コンソール10はキーボード等から成り、予め必要な複
数種類のスキャン計画が設定されたときオペレータによ
って各スキャン計画を実行するための後述のような条件
データを入力するためのものである。11はモニタでCRT
ディスプレイ等から成り、各スキャン計画に従ってスキ
ャンが行われることによって得られた被検体の所望スラ
イス面のMR像を表示するためのものである。
数種類のスキャン計画が設定されたときオペレータによ
って各スキャン計画を実行するための後述のような条件
データを入力するためのものである。11はモニタでCRT
ディスプレイ等から成り、各スキャン計画に従ってスキ
ャンが行われることによって得られた被検体の所望スラ
イス面のMR像を表示するためのものである。
12は寝台部で天板12a上に被検体Pを載置し、寝台制
御部13によってその高さ位置が調整されると共に天板12
aが架台部1のドーム1a内に移動されるように制御され
る。
御部13によってその高さ位置が調整されると共に天板12
aが架台部1のドーム1a内に移動されるように制御され
る。
予め必要なスキャン計画の例として次のようなA,B,C
の3種類が設定されるものとする。各条件項目は代表的
なもののみを挙げた。スキャン計画A スピンエコー法 TR(繰返し時間) 500ms TE(エコー時間) 30ms SL(スライス幅) 5mm AV(データ加算回数) 2回 MS(マルチスライス枚数) 10枚 ST(対象断面) アキシャル面 スキャン計画B スピンエコー法 TR 2000ms TE 40ms(第1エコー時間) 120ms(第2エコー時間) SL 5mm AV 2回 MS 10枚 ST アキシャル面 スキャン計画C フィールドエコー法 TR 200ms TE 16ms SL 5mm AV 4回 MS 10枚 ST サジタル面 これら各スキャン計画A,B,Cは被検体の同一スライス
面を対象としてスキャンを行うものとする。スキャン計
画AはT1(縦緩和時間)を強調した画像を得るための計
画であり、スキャン計画Bは特にT2(横緩和時間)を強
調した画像を得るための計画であり、またスキャン計画
Cは特にデータ収集の手法を変えてT2を強調した画像を
得るための計画である。これを画像強調条件が異なる複
数のスキャン計画と称する。
の3種類が設定されるものとする。各条件項目は代表的
なもののみを挙げた。スキャン計画A スピンエコー法 TR(繰返し時間) 500ms TE(エコー時間) 30ms SL(スライス幅) 5mm AV(データ加算回数) 2回 MS(マルチスライス枚数) 10枚 ST(対象断面) アキシャル面 スキャン計画B スピンエコー法 TR 2000ms TE 40ms(第1エコー時間) 120ms(第2エコー時間) SL 5mm AV 2回 MS 10枚 ST アキシャル面 スキャン計画C フィールドエコー法 TR 200ms TE 16ms SL 5mm AV 4回 MS 10枚 ST サジタル面 これら各スキャン計画A,B,Cは被検体の同一スライス
面を対象としてスキャンを行うものとする。スキャン計
画AはT1(縦緩和時間)を強調した画像を得るための計
画であり、スキャン計画Bは特にT2(横緩和時間)を強
調した画像を得るための計画であり、またスキャン計画
Cは特にデータ収集の手法を変えてT2を強調した画像を
得るための計画である。これを画像強調条件が異なる複
数のスキャン計画と称する。
これら各スキャン計画A,B,Cの各条件データはオペレ
ータによってコンソール10からコンピュータシステム9
のデータ格納部に格納する。続いてオペレータによって
スキャン開始の操作がなされることにより、コンピュー
タシステム9は各スキャン計画A,B,CのうちAから順に
各条件データに基いてシーケンサ8に対して制御動作を
行ってスキャン制御部にスキャンを実行させる。
ータによってコンソール10からコンピュータシステム9
のデータ格納部に格納する。続いてオペレータによって
スキャン開始の操作がなされることにより、コンピュー
タシステム9は各スキャン計画A,B,CのうちAから順に
各条件データに基いてシーケンサ8に対して制御動作を
行ってスキャン制御部にスキャンを実行させる。
次に第2図のフローチャートを参照して本実施例の作
用を説明する。
用を説明する。
先ず、ステップAにおいて、被検体Pである患者寝台
部12の天板12a上に載置して架台部1のドーム1内に移
動した後、ステップBにおいて必要なスキャン計画を設
定するための画像を得るためにパイロットスキャンが行
われる。次にステップCにおいてこれによって得られた
画像を基に、パルスシーケンス等を含む各条件を設定す
る必要な複数種類のスキャン計画例えば前記スキャン計
画A,B,Cが設定され、続いてステップDにおいて必要な
スキャン計画の確認が行われ、未だ必要なものが抜けて
いる場合はフローはステップCに戻り、満たしている場
合はフローはステップEに進む。次にステップEにおい
て各スキャン計画に従ってスキャンが行われる。このス
テップEにおいては、前記したように予めコンピュータ
システム9のデータ格納部に格納されたスキャン計画A,
B,Cの条件データが、AからB,Cの順にシーケンサ8に送
られることによってスキャンが自動的に連続して実行さ
れる。先ずスキャン計画Aに従ったスキャンが実行され
て終了すると、ステップFにおいて予め設定された3種
類のスキャン計画A,B,Cが終了したか否かが判断され
る。この時点では終了しないのでフローはステップEに
戻り、次にスキャン計画Bに従ったスキャンが実行され
る。この時点でもスキャンは未だ終了していないのでフ
ローは再びステップEに戻り、続いてスキャン計画Cに
従ったスキャンが実行される。このように予め設定され
たA,B,Cの3種類のスキャン計画に従ったスキャンが全
て終了すると、ステップFにおいて全てのスキャンが終
了したと判断されフローはステップGに進む。このステ
ップGで患者は架台部1から天板12aによって元の位置
に搬送される。
部12の天板12a上に載置して架台部1のドーム1内に移
動した後、ステップBにおいて必要なスキャン計画を設
定するための画像を得るためにパイロットスキャンが行
われる。次にステップCにおいてこれによって得られた
画像を基に、パルスシーケンス等を含む各条件を設定す
る必要な複数種類のスキャン計画例えば前記スキャン計
画A,B,Cが設定され、続いてステップDにおいて必要な
スキャン計画の確認が行われ、未だ必要なものが抜けて
いる場合はフローはステップCに戻り、満たしている場
合はフローはステップEに進む。次にステップEにおい
て各スキャン計画に従ってスキャンが行われる。このス
テップEにおいては、前記したように予めコンピュータ
システム9のデータ格納部に格納されたスキャン計画A,
B,Cの条件データが、AからB,Cの順にシーケンサ8に送
られることによってスキャンが自動的に連続して実行さ
れる。先ずスキャン計画Aに従ったスキャンが実行され
て終了すると、ステップFにおいて予め設定された3種
類のスキャン計画A,B,Cが終了したか否かが判断され
る。この時点では終了しないのでフローはステップEに
戻り、次にスキャン計画Bに従ったスキャンが実行され
る。この時点でもスキャンは未だ終了していないのでフ
ローは再びステップEに戻り、続いてスキャン計画Cに
従ったスキャンが実行される。このように予め設定され
たA,B,Cの3種類のスキャン計画に従ったスキャンが全
て終了すると、ステップFにおいて全てのスキャンが終
了したと判断されフローはステップGに進む。このステ
ップGで患者は架台部1から天板12aによって元の位置
に搬送される。
このように本実施例によれば、予め必要な複数種類の
スキャン計画が設定された後これら各スキャン計画は1
つずつ自動的に連続して実行されるので、オペレータは
最初に装置に条件データを入力するとき1回のみ装置と
対話を行うだけで後は対話を行う必要はなくなる。従っ
て過度の負担から開放されることによりこの間装置から
離れることができるので、フィルム撮影やデータ保存等
の他の仕事に専念することができる。
スキャン計画が設定された後これら各スキャン計画は1
つずつ自動的に連続して実行されるので、オペレータは
最初に装置に条件データを入力するとき1回のみ装置と
対話を行うだけで後は対話を行う必要はなくなる。従っ
て過度の負担から開放されることによりこの間装置から
離れることができるので、フィルム撮影やデータ保存等
の他の仕事に専念することができる。
なお、必要に応じて一連のスキャン計画に従ってスキ
ャンが開始された後でも、これらスキャン計画の中止又
は削除を行わせることもできる。これらはオペレータが
コンソール10からコンピュータシステム9に対して必要
な指令を入力することにより容易に制御することができ
る。
ャンが開始された後でも、これらスキャン計画の中止又
は削除を行わせることもできる。これらはオペレータが
コンソール10からコンピュータシステム9に対して必要
な指令を入力することにより容易に制御することができ
る。
実施例では限られた種類のスキャン計画及び限られた
条件のスキャン計画に例を挙げて説明したが、目的,用
途等に応じて種々の変更を行うことは自由である。
条件のスキャン計画に例を挙げて説明したが、目的,用
途等に応じて種々の変更を行うことは自由である。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、予め必要な画像強
調条件を異ならせた複数種類のスキャン計画を設定しこ
れら一連のスキャン計画を1つずつ自動的に連続して実
行させるようにしたので、オペレータに対する負担を軽
減できスキャン効率を改善することができる。
調条件を異ならせた複数種類のスキャン計画を設定しこ
れら一連のスキャン計画を1つずつ自動的に連続して実
行させるようにしたので、オペレータに対する負担を軽
減できスキャン効率を改善することができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の磁気共鳴イメージング装置の実施例を
示すブロック図、第2図は本実施例の作用を説明するフ
ローチャート、第3図は磁気共鳴イメージング装置にお
けるパルスシーケンスの一例を示すタイミングチャー
ト、第4図は従来例の作用を説明するフローチャートで
ある。 1……架台部、8……シーケンサ、 9……コンピュータシステム、 10……コンソール、12……寝台部。
示すブロック図、第2図は本実施例の作用を説明するフ
ローチャート、第3図は磁気共鳴イメージング装置にお
けるパルスシーケンスの一例を示すタイミングチャー
ト、第4図は従来例の作用を説明するフローチャートで
ある。 1……架台部、8……シーケンサ、 9……コンピュータシステム、 10……コンソール、12……寝台部。
Claims (1)
- 【請求項1】被検体の所望スライス面の励起及び磁気共
鳴信号収集のためのパルスシーケンス及び各種スキャン
条件を含むスキャン計画を設定しこのスキャン計画を実
行して所望スライス面の磁気共鳴像を得る磁気共鳴イメ
ージング装置において、予め必要な画像強調条件を異な
らせた複数種類のスキャン計画を設定可能としこのスキ
ャン計画を実行するための条件データを格納する手段
と、この格納手段によって制御され前記各々のスキャン
計画に従ったスキャンをスキャン制御部に順次実行させ
るシーケンサ手段とを備えたことを特徴とする磁気共鳴
イメージング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1164344A JP2815905B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1164344A JP2815905B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0329641A JPH0329641A (ja) | 1991-02-07 |
JP2815905B2 true JP2815905B2 (ja) | 1998-10-27 |
Family
ID=15791386
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1164344A Expired - Lifetime JP2815905B2 (ja) | 1989-06-26 | 1989-06-26 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2815905B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103239230A (zh) * | 2013-05-08 | 2013-08-14 | 深圳安科高技术股份有限公司 | 一种磁共振扫描方案自动测试方法及系统 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2650585B2 (ja) * | 1992-09-30 | 1997-09-03 | 株式会社島津製作所 | Mrイメージング装置 |
JP3638679B2 (ja) * | 1995-03-06 | 2005-04-13 | オーエム機器株式会社 | フリーアクセスフロア |
JP5877977B2 (ja) * | 2011-09-01 | 2016-03-08 | 株式会社日立メディコ | 磁気共鳴イメージング装置 |
CN104068860B (zh) * | 2014-07-04 | 2017-04-05 | 深圳安科高技术股份有限公司 | 一种自动测试磁共振扫描方案的方法及系统 |
-
1989
- 1989-06-26 JP JP1164344A patent/JP2815905B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103239230A (zh) * | 2013-05-08 | 2013-08-14 | 深圳安科高技术股份有限公司 | 一种磁共振扫描方案自动测试方法及系统 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0329641A (ja) | 1991-02-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6108573A (en) | Real-time MR section cross-reference on replaceable MR localizer images | |
US6396266B1 (en) | MR imaging system with interactive MR geometry prescription control | |
JP4776277B2 (ja) | 磁気共鳴装置による検査範囲の測定方法 | |
US6301497B1 (en) | Method and apparatus for magnetic resonance imaging intersecting slices | |
US6690961B1 (en) | Apparatus and method for transition between fluoro-mode and diagnostic mode magnetic resonance imaging | |
US6275035B1 (en) | Method for using three points to define a 2D MR imaging section | |
US5501218A (en) | Method of scanning in MRI | |
JP2004073379A (ja) | 医用画像診断装置および画像領域指定支援方法 | |
JP3924533B2 (ja) | Mr画像のアーチファクトを抑制するための予備パルスシーケンス | |
JP3499922B2 (ja) | 勾配パルス系列の限界を自動的に決定する方法 | |
JP2815905B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
US20060036161A1 (en) | Spatial encoding mr data of a moving subject using a higher-order gradient | |
JP2003210430A (ja) | 磁気共鳴イメージング装置及びmrイメージングの計画方法 | |
JP5337383B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置及び位置決め方法 | |
JP6866548B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
JP2003290171A (ja) | Mri装置 | |
EP3121615A2 (en) | Diagnostic imaging system with user interface | |
US6008648A (en) | Method for producing physical gradient waveforms in magnetic resonance imaging | |
JPH0622933A (ja) | Mri装置及びmriにおける撮影計画方法 | |
JP4571294B2 (ja) | 磁気共鳴映像システム | |
JPH06114033A (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
JP4282810B2 (ja) | Mri装置 | |
JPH0889492A (ja) | Sat設定方法及びsat設定装置 | |
JP5037930B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
JPH0716217A (ja) | 磁気共鳴イメージング方法及びその装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070814 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080814 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090814 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |