JP5877977B2 - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
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Description
前記制御部は、複数の撮像を計画する計画部を備え、該計画部は、前記複数の撮像のいずれかが実行中に中止された後にも、撮像を再開するための計画を再設定する再設定部を備えている。
信号処理系7は、各種データ処理と処理結果の表示及び保存等を行うもので、光ディスク19、磁気ディスク18等の外部記憶装置と、CRT等からなるディスプレイ20とを有する。受信系6からのデータがCPU8に入力されると、CPU8が信号処理、画像再構成等の処理を実行し、その結果である被検体1の断層画像をディスプレイ20に表示すると共に、外部記憶装置の磁気ディスク18等に記録する。
操作者は、操作パネルの撮像開始のボタンを押下し、それと共に、計測制御部8aはプロトコルの最初の撮像を開始する。例えば、CPU8は、T1強調撮像を始める。
操作者は、ステップ35により入力した撮像(T1強調撮像)を開始した後、次に行なう少なくとも一つ以上の撮像の種類をMRI装置に入力する。ここでは、一つ以上の撮像の種類とは、T1強調撮像の後にT2強調撮像とFLAIR撮像の2種類の撮像を実行することとする。
操作者は、ステップ35により入力した撮像(T1強調撮像)を実行している最中に、その撮像の実行を中止する指令をMRI装置に入力する。
操作者は、ステップ37で実行の中止の指令を入力すると、MRI装置の状態がどのような撮像が実行中であり、どのような撮像が予定されていたかの撮像情報をCPU8はメモリ(図示せず。)に記録する。具体的に本実施例では、T1強調撮像が実行中であり、T2強調撮像とFLAIR撮像の実行が予定されていたことがメモリ(図示せず。)に記録される。
計測制御部8aは、ステップ38で記録した撮像情報をMRI装置のモニタに表示する。具体的には、T1強調撮像が実行中であり、T2強調撮像とFLAIR撮像の実行が予定されていたことを表示する。本ステップにおける表示例として図5のようなものが考えられる。ただし、図5では、実行中だった撮像と、撮像の実行が予定されていた撮像が区別されるように表示されていて、太枠で示されたものが、撮像が実行中だったものを示している。図5において、46a〜46cは、撮像-A〜撮像-Cの中で不要な撮像であるものがある場合には、画面上に表示されているチェックボックスなどを操作することにより簡単に撮像対象からはずすことができるようにするためのものであり、47a〜47cは、撮像- A〜撮像-Cはそれぞれ実行中あるいは予定されていたことを示している。また、48はスタートボタンである。
操作者は、撮像を再開するかを判断する。具体的には、スタートボタン48は図6のように、メイン部48a及びオプション部48bから成り、操作者はこれを用いる。ここで、スタートボタン48のメイン部48aは、ステップ37で撮像中止の指令を入力した時撮像中だった撮像(ここではT1強調撮像)のみを再開するためのものである。また、スタートボタン48のオプション部48bは、そこにカーソル49を近づけると、図6のように簡易な操作でメニューバーが表示され、該メニューバーを介して撮像を再開するか、終了するかを選択できるようになっている。具体的にはオプション部48b上に後述するカーソルを所定の時間以上滞在させた場合、あるいはカーソルでシングルクリックした場合、メニューバーが開かれる。49はカーソルであり、パソコン等で使われているものと同様のものである。50は、メニューバーであり、撮像を再開するか、撮像を終了するかを選択するためのものである。メニューバー上の文字のどちらかの上をシングルクリックすることによって、撮像を再開するか、終了する選択することができる。再開する場合は、ステップ41へ移行する。再開しない場合は、終了する(End)。
操作者は、再開をする際、ステップ37で撮像中止の指令を入力した時撮像中だった撮像(ここではT1強調撮像)を含めて再開するかを判断する。具体的には、図6におけるメニューバーの“撮像を再開する”という文字の部分をクリックすると、第1の判断部8dにより、図6で示されていたメニューバーが閉じて、図7で示されていたようなメニューバーが表示され、ステップ37で撮像中止の指令を入力した時撮像中だった撮像を含めて再開するか、次の撮像から再開するかを選択できるようになっている。含めて再開する場合はステップ43へ、次の撮像から再開する場合はステップ42へ移行する。
計測制御部8aは、ステップ37で撮像中止の指令を入力した時計画していた撮像だけ(ここでは、T2強調撮像とFLAIR撮像のみ)を撮像する。
操作者は、ステップ37で撮像中止の指令を入力した時計画(予約)していた撮像(ここでは、T2強調撮像とFLAIR撮像)を含めて再開するかを判断する。具体的には、図7におけるメニューバーの“撮像中だった撮像を含めて再開する”を選択すると、第2の判断部8eにより、図7で示されていたメニューバーが閉じて、図8で示されていたようなメニューバーが表示され、ステップ37で計画中止の指令を入力した時計画していた撮像を含めて再開するか、含めないで再開するかを選択できるようになっている。ステップ37で撮像中止の指令を入力した時計画していた撮像を含めて再開する場合は、ステップ45へ、含めて再開しない場合はステップ44へ移行する。
計測制御部8aは、撮像中に中止した撮像(ここではT1強調撮像)だけを再開する。
計測制御部8aは、撮像中に中止した撮像(ここではT1強調撮像)と、ステップ37で撮像中止の指令を入力した時計画(予約)していた撮像(ここでは、T2強調撮像とFLAIR撮像)を再開する。
操作者は、ステップ39で図5で示した表示画面で示した順番から、撮像の順番を入れ替えるか判断する。入れ替えると判断した場合は、ステップ52へ、入れ替えないと判断した場合はステップ53へ移行する。
操作者が、ステップ52で図5で示した表示画面を操作すると、入れ替え部8fは、撮像の順番を入れ替える。具体的に図5で表示されている撮像のうち、検査の変更や、被検体の体調の変化などにより、撮像-Bを撮像Cの後に撮像したい場合、操作者は、マウスにより撮像-Cをドラッグし、撮像-Aと撮像-Bの間にドロップすることで、撮像順を容易に変更できる。例えば2番目に撮像予定であるT2強調画像の撮像と、3番目に撮像予定であるFLAIR画像の撮像の順番を入れ替えて、FLAIR強調画像の撮像を2番目の撮像予定とし、T2強調画像の撮像を、3番目の撮像予定とする。図11は、順番を入れ替える際に画面がどうなるかを示したものであり、撮像-Cのボックスをドラッグすると、入れ替え部8eにより、撮像-Aと撮像-Bの間が太くなり、挿入可能になることが示されている。(ここで、同じく図5で表示されている撮像のうち、撮像する時間が長く、待たせている患者が多いため今回は撮像-Cを不要と判断した場合等に、画面上に表示されているチェックボックスなどを操作することにより簡単に撮像対象からはずすことができても良い。)
(ステップ53)
操作者は、追加で計画(予約)したい撮像があるかを判断する。撮像を追加したい場合は、ステップ54へ、撮像を追加したくない場合はステップ55へ移行する。
操作者は、図12で示したような表示画面を操作することにより、追加したい撮像を入力する。具体的に操作者は、図12の画面で計画の追加ボタンを押すと、追加部8gは検査画面上に挿入する撮像の候補が別ウィンドウに表示し、マウスのドラッグアンドドロップ処理で別ウィンドウから持ってきて、図13のように挿入し、撮像を追加する。
マウスのドラッグアンドドロップ処理で別ウィンドウから追加したい撮像を挿入すると、図13のようになる。
図13は、撮像-Bや撮像-Cより高分解能の撮像である撮像-Dを入力した例である。
ステップ51からステップ54で調整した撮像の計画に従って、撮像を再開する。
本実施例によれば、撮像の順番を入れ替えたり、撮像を新たに追加したりすることができるので、撮像上の都合(短い時間の撮像を早めにやりたい等)により、撮像の順番を変えたり、疾患のある場所をより詳細に撮像したい等により追加の撮像の要望がある場合等に好適に対応できる。また、本実施例は削除ボタンを備え、削除ボタンをクリックすることにより、上述したチェックボックスがついていない撮像等を再開した時の撮像プロトコルから削除できるようにしても良いことは言うまでもない。
実施例3に係るMRI装置は、図14に示すCPU8の機能ブロック図によれば、再設定部8cは、ステップ37で撮像を中止した際、その中止の状況を記憶する記憶部8hを備えている。また、再設定部8cは、中止の状況を解析して、解析結果に応じて再開する際どのような再開の仕方をするかの候補を提示する提示部8iを備えている。
操作者は、ステップ37で撮像を中止した際、記憶部8hは撮像情報を記録するとともに、中止状況を記録する。中止状況とは、(A)被検者の容態が変化した場合、(B)MRI装置の持つ特有な問題である、閉所恐怖感により被検者が心理不安を感じた場合、(C)リアルタイムに映し出される画像により、表示された撮像の途中で、病変が見つかった場合等である。
CPU8は、ステップ56における中止状況が、何であったかを判別する。そして、(A)被検者の容態が変化した場合は、ステップ58へ移行する。また、(B)MRI装置の持つ特有な問題である、閉所恐怖感により被検者が心理不安を感じた場合は、ステップ60へ移行する。また、(C)リアルタイムに映し出される画像により、表示された撮像の途中で、病変が見つかった場合は、ステップ62へ移行する。
提示部8iは、ステップ37で撮像中止の指令を入力した時撮像中だった撮像(ここではT1強調撮像)を含めて被検者の容態が安定するまで操作者が待たせてから再開するプロトコルを提示する。
計測制御部8bは、ステップ37で計測中止の指令を入力した時計測中だった計測(ここではT2強調撮像)を含めて、被検体の状態が安定してから再開する。
掲示部8iは、被検体の心理不安が安定するまで操作者が待たせてから再開するプロトコルを提示する。
計測制御部8bは、数分たってから再開する。
掲示部8iは、高空間分解能での撮像で再開するプロトコルを提示する。
計測制御部8bは、高空間分解能での撮像で再開する。
実施例4は、血管を造影する撮像法であるTOF撮像法が複数の撮像法の一つに入っている例である。図16に示す例では、T1強調撮像とTOF撮像とT2強調撮像とFLAIR撮像が順に撮像される例である。ここで、造影MRIを用いてのT1強調撮像に、体動が生じて中断したとする。その場合TOF撮像はしばらく撮像できないため、実施例2のステップ51で示した手法により、順倍を入れ替え、TOF撮像が一番最後になるようにする。図17は、順番を並べ替えた結果である。本実施例では体動が生じたか生じないかに応じて、適切な撮像の順番を決められる利点がある。
Claims (7)
- 被検体を収容する空間に均一な静磁場を発生させる静磁場発生手段と、前記静磁場へ重
畳して傾斜磁場を発生させる傾斜磁場発生手段と、前記被検体へ照射する高周波磁場を発
生させる高周波磁場発生手段と、前記被検体から発生するNMR信号を検出する検出手段
と、前記検出されたNMR信号を画像化する画像化手段と、前記傾斜磁場発生手段と前記
高周波磁場発生手段と前記検出手段と前記画像化手段とを制御する制御部を備え、
前記制御部は、複数の撮像を計画する計画部を備え、該計画部は、前記複数の撮像のい
ずれかが実行中に中止された後にも、撮像を再開するための計画を再設定する再設定部を
備えた磁気共鳴イメージング装置において、
前記計画部は、前記複数の撮像の実行の順番を計画し、前記再設定部は、該実行の順番
を入れ替える入れ替え部を備えたことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 被検体を収容する空間に均一な静磁場を発生させる静磁場発生手段と、前記静磁場へ重
畳して傾斜磁場を発生させる傾斜磁場発生手段と、前記被検体へ照射する高周波磁場を発
生させる高周波磁場発生手段と、前記被検体から発生するNMR信号を検出する検出手段
と、前記検出されたNMR信号を画像化する画像化手段と、前記傾斜磁場発生手段と前記
高周波磁場発生手段と前記検出手段と前記画像化手段とを制御する制御部を備え、
前記制御部は、複数の撮像を計画する計画部を備え、該計画部は、前記複数の撮像のい
ずれかが実行中に中止された後にも、撮像を再開するための計画を再設定する再設定部を
備えた磁気共鳴イメージング装置において、
前記再設定部は、前記計画部で計画した撮像以外に追加の撮像の計画を付け加える追加
部を備えたことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 被検体を収容する空間に均一な静磁場を発生させる静磁場発生手段と、前記静磁場へ重畳して傾斜磁場を発生させる傾斜磁場発生手段と、前記被検体へ照射する高周波磁場を発生させる高周波磁場発生手段と、前記被検体から発生するNMR信号を検出する検出手段と、前記検出されたNMR信号を画像化する画像化手段と、前記傾斜磁場発生手段と前記高周波磁場発生手段と前記検出手段と前記画像化手段とを制御する制御部を備え、
前記制御部は、複数の撮像を計画する計画部を備え、該計画部は、前記複数の撮像のい
ずれかが実行中に中止された後にも、撮像を再開するための計画を再設定する再設定部を
備えた磁気共鳴イメージング装置において、
前記再設定部は、前記中止時に撮像していた撮像を含めて撮像するかを受け付ける第1
の判断部を備えたことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 前記再設定部は、前記中止時に計画していた撮像を含めて撮像するかを受け付ける第2
の判断部を備えたことを特徴とする請求項3記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 被検体を収容する空間に均一な静磁場を発生させる静磁場発生手段と、前記静磁場へ重
畳して傾斜磁場を発生させる傾斜磁場発生手段と、前記被検体へ照射する高周波磁場を発
生させる高周波磁場発生手段と、前記被検体から発生するNMR信号を検出する検出手段
と、前記検出されたNMR信号を画像化する画像化手段と、前記傾斜磁場発生手段と前記
高周波磁場発生手段と前記検出手段と前記画像化手段とを制御する制御部を備え、
前記制御部は、複数の撮像を計画する計画部を備え、該計画部は、前記複数の撮像のい
ずれかが実行中に中止された後にも、撮像を再開するための計画を再設定する再設定部を
備えた磁気共鳴イメージング装置において、
前記再設定部は、前記中止時に計画していた撮像を含めて撮像するかを受け付ける第2
の判断部を備えたことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。 - 前記中止時の中止状況を記録する記録部と、該記録部に記録された中止状況に応じて再
開プロトコルを提示する提示部を備えたことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。 - 前記撮像を再開する際のボタンはメイン部とオプション部から成り、オプション部を用
いることにより、再開するプロトコルを選択できることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の磁気共鳴イメージング装置。
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