JP2815702B2 - 硫酸塩パルプ工場の薬剤回収プラントにおける方法及び装置 - Google Patents

硫酸塩パルプ工場の薬剤回収プラントにおける方法及び装置

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JP2815702B2
JP2815702B2 JP4500580A JP50058091A JP2815702B2 JP 2815702 B2 JP2815702 B2 JP 2815702B2 JP 4500580 A JP4500580 A JP 4500580A JP 50058091 A JP50058091 A JP 50058091A JP 2815702 B2 JP2815702 B2 JP 2815702B2
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ストリド,ケント
オスヴァルドソン,ロルフ
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ゲータベルケン・エネルギー・アクチボラグ
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    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C11/00Regeneration of pulp liquors or effluent waste waters
    • D21C11/0064Aspects concerning the production and the treatment of green and white liquors, e.g. causticizing green liquor
    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C11/00Regeneration of pulp liquors or effluent waste waters
    • D21C11/04Regeneration of pulp liquors or effluent waste waters of alkali lye
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Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明は、硫酸塩パルプ工場の薬剤回収プラントにお
けるある種の方法及び装置に関する。
「背景技術」 SE−B−8700549−2には、緑液の処理プロセス、更
に詳しくは、緑液中に含まれる、特に無機性不純物及び
スートが良好な沈澱・ろ過特性を獲得し、それに起因し
て緑液からこれらが分離され、それにより従来より簡単
かつ有効な方法で薬剤サイクルから除去されるという方
法が開示されている。これは、清澄化処理を受けていな
い緑液に対して、撹拌しつつ、生石灰を、該緑液の安全
苛性化に必要な量の0.5〜10%、好ましくは1〜3%加
えることによってなされている。
SE−B−8700549−2によれば、生石灰は、ソーダ溶
解槽(soda dissolver)(この槽内にはソーダ回収ユニ
ットからの溶融物(スメルト)が希薄液(weak liquo
r)に溶解せしめられているのであるが)に投入されて
から混合槽へ導かれる、又は、直接、混合槽へ投入され
る。このようにして得られた緑液は、混合槽からフィル
ターへ送られて固型粒子が廃棄のために除去され、一
方、清澄化された緑液は、ライム・スレーカーへ送られ
る。石灰と緑液との混合物は、ライム・スレーカーから
苛性化槽へ送られ、ここで得られた液と石灰スラッジと
の混合物は、フィルターへ送られる。ここで得られたろ
液(白液)は、蒸解室へ、また、ろ別された材料(石灰
スラッジ)は、石灰スラッジサイロへそれぞれ送られ
る。石灰スラッジは、更に洗浄フィルターへ送られ、こ
こで得られた希薄液は、上記ソーダ溶解槽に投入され
る。一方、石灰スラッジは、石灰キルンへ送られて焼成
処理を施され生石灰となる。生石灰は、ライム・スレー
カーへ送られるとともに、上記の如くソーダ溶解槽又は
混合槽へ送られる。
「発明の開示」 本発明の目的は、公知のプロセスをより簡単かつ安価
なものとすることであり、またそれにより単純化され且
つ極めて安価な装置を製造することである。本発明は、
次記の理解、すなわち、所望の結果を得るために本プロ
セスにおいて能動的なものは、ソーダ溶解槽及び混合槽
にてそれぞれ生成する消石灰であるということ、に基ず
くものである。本発明に従えば、石灰の添加は、すでに
消和された石灰の形態、すなわち、消石灰であって、そ
れは本プロセスにおいては当初より存在し、且つライム
・スレーカーで形成されるもの、であることが提案され
る。従って、苛性化槽へ向かう石灰と緑液の液流を混合
槽又はソーダ溶解槽へ分流させる。これは、苛性化工程
が完了する前に行われる。すなわち、未苛性化液(石灰
乳)が混合槽へ送られるのである。
プラント内に既に存在する消石灰をこのようにして用
いることにより、高価で長尺のコンベヤ(SE−B−8700
5492に従ったプラントにおいては、消石灰をソーダ溶解
槽及び混合槽へそれぞれ運搬する必要があった)は、不
用となる。その代わりに、ライム・スレーカー→専用ラ
イン→混合槽(場合によりソーダ溶解槽)→緑液フィル
ター→ライム・スレーカーという石灰循環のためのクロ
ーズドシステムが得られる。
装置の側から言えば、石灰溶解槽と苛性化槽との間の
既存のラインから混合槽とソーダ溶解槽への分岐ライン
をそれぞれ配置し、場合によってはポンプとポンプタン
ク及び引き抜かれた分流流量の調節装置を配置するだけ
で上記クローズドシステムが得られる。
「発明を実施するための最良の形態」 以下、本発明を添付の図面を参照しながらより詳細に
説明する。尚、添付の図面に示されているのは、本発明
のプロセスを実施するために設定された硫酸塩パルプ工
場の薬剤回収プラントの一例である。
図面において、(1)は、ソーダ回収ユニット(図示
せず)から溶融物(スメルト)をその内部に撹拌機
(3)が配設されたソーダ溶解槽(2)へ送りこむため
のランニング・シュートを示している。ソーダ溶解槽
(2)には、希薄液用のライン(4)が接続されてい
る。ソーダ溶解槽(2)からは、緑液を緑液クラリファ
イヤ(6)へ送るためのライン(5)が延出しており、
緑液クラリファイヤ(6)は、その底部からライン7を
介して沈澱物が除去できるようになっている。清澄化さ
れた緑液は、緑液クラリファイヤ(6)からライン
(8)を介してライム・スレーカー(9)へ送られ、ラ
イム・スレーカー(9)からはライン(10)を介して緑
液と消石灰とが苛性化槽(11)へ送られる。苛性化槽
(11)は、ライン(12)により白液フィルター(13)と
つながっており、白液フィルター(13)からは、ろ過さ
れた白液を蒸解室(図示せず)へ移送するためのライン
(14)が延出するとともに、ろ別された材料(石灰スラ
ッジ)を石灰スラッジサイロ(16)へ移送するためのラ
イン(15)が延出している。石灰スラッジサイロ(16)
は、ライン(17)により洗浄フィルター(18)につなが
れており、ここで、石灰スラッジは、ライン(19)を介
して導入される温水により洗浄される。洗浄フィルター
(18)で形成された希薄液は、前述のライン(4)を介
して緑液クラリファイヤ(6)へ送られ、一方、石灰ス
ラッジは、ライン20を介して石灰キルン(21)へ送られ
て焼成処理され生石灰となる。生石灰は、ライン又はコ
ンベヤ(22)を介して石灰サイロ(23)へ送られ、石灰
サイロ(23)からライム・スレーカー(9)へ供給され
る。ライム・スレーカー(9)には、所謂、石灰循環系
のドレイン用として不活性物質のための排出ライン(2
4)が設けられている。上記のラインは、すべて、実線
で図中に示されている。
緑液をライン(5)を介してソーダ溶解槽(2)から
緑液クラリファイヤ(6)へ送る代わりに、ライン(2
5)を介して撹拌機(27)を備えた混合槽(26)へ送
り、更にライン(28)を介して緑液フィルター(29)へ
送り、ろ別された材料(スラッジ)をライン(30)を介
して廃棄するとともに、ろ過された緑液をライン(8)
につながるライン(31)を介してライム・スレーカー
(9)へ送るようにしてもよい。これらの代替ライン
(25),(28),(31)は、一点鎖線で示されている。
上記のプラントは、従来のそれである。SE−B−8700
549−2に記載の従来技術によれば、従来のプラントで
は、生石灰をソーダ溶解槽(2)又は混合槽(26)へ導
入するために、ライン又はコンベヤ(4)には複数の代
替ライン又はコンベヤが追加配備されている。
これらのライン及びコンベヤに要する設備費および運
転費を大幅に節約するために、本発明によれば、上記の
如く消石灰(石灰乳)をライム・スレーカー(9)から
苛性化槽(11)へのライン(10)中の流体を取り込むこ
とが勧められる。そのためには、ライン(10)に、分岐
ライン(32)を設け、それにつながるポンプ(34)−場
合によりポンプ・タンク(34)を設ける−及びライン
(35)を介して石灰乳をソーダ溶解槽(2)へ送るよう
にする[緑液クラリファイヤを用いる場合]、あるいは
ライン(36)を介して混合槽(26)へ送るようにする
[混合槽を用いる場合]。石灰乳の輸送にポンプを全く
必要としない場合には、ライン(32)は、ライン(37)
を介してライン(35)へ直接接続しても良い。
ライン(10)から引き抜かれた分流流量を調節するた
めの手段(図示せず)、例えば全流量の3%とする手段
を、ライン(32)と(37)(ポンプ(34)の制御手段を
含む)及びライン(37)にそれぞれ設けても無論構わ
ず、かかる調節手段としては、例えば、消石灰をソーダ
溶解槽や混合槽へそれぞれ所望の量で導くことができる
弁やその他の定量手段が挙げられる。
「産業上の利用可能性」 本発明によれば、SE−B−8700549−2に開示された
ような従来の「外部」石灰サイクル、すなわちソーダ溶
解槽又は混合槽への投入手段を有する石灰サイクルとは
全く異る完全なクローズドシステムの形態の「内部」サ
イクルが提供され、本発明の「内部」サイクルにおいて
は、必要量の石灰が、消石灰の形で、「外部」石灰サイ
クルよりライン(32)を介して連続的に取り込まれるの
で、系外への排出による石灰の補充を必要としない。

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】硫酸塩パルプ工場の薬剤回収プラントにお
    ける改良された沈澱・ろ過特性を有する緑液を供給する
    プロセスであって、ライム・スレーカー(9)から苛性
    化槽(11)へ向かう消和された石灰と緑液の液流(10)
    から、ソーダ溶解槽(2)又は該ソーダ溶解槽より下流
    に配設された未清澄化緑液用の容器(26)へ分流(32,3
    5)を送ることを特徴とするプロセス。
  2. 【請求項2】前記の消和された石灰の分流流量が、全流
    量の約3%である請求項1記載のプロセス。
  3. 【請求項3】ソーダ溶解槽(2)、ライム・スレーカー
    (9)及び苛性化槽(11)を含む請求項1記載のプロセ
    スを実施するための硫酸塩パルプ工場の薬剤回収プラン
    トであって、ライム・スレーカー(9)と苛性化槽(1
    1)との間のラインに、ソーダ溶解槽(2)又は該ソー
    ダ溶解槽(2)より下流に配設された未清澄化緑液用の
    容器(26)への分岐ライン(32,35)を配設したことを
    特徴とするプラント。
  4. 【請求項4】前記の分岐ライン(32,35)にポンプ(3
    4)が配設されている請求項3記載のプラント。
  5. 【請求項5】前記の分岐ライン(32,35)にポンプ・タ
    ンク(33)が配設されている請求項4記載のプラント。
JP4500580A 1990-11-21 1991-11-20 硫酸塩パルプ工場の薬剤回収プラントにおける方法及び装置 Expired - Lifetime JP2815702B2 (ja)

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AU (1) AU653185B2 (ja)
CA (1) CA2095015C (ja)
DE (2) DE69121727T2 (ja)
ES (1) ES2043595T3 (ja)
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FI932193A (fi) 1993-05-14
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US5509998A (en) 1996-04-23
DE561823T1 (de) 1994-02-24
EP0561823B1 (en) 1996-08-28
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