JP2815232B2 - 構内交換機におけるisdn端末収容方式 - Google Patents

構内交換機におけるisdn端末収容方式

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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、構内交換機におけるISDN端末収容方式に係
り、特に、多数のISDN端末を広い範囲にわたって収容す
る構内交換機に用いて好適なISDN端末収容方式に関す
る。
(従来の技術) ISDN(サービス総合デジタル網)におけるユーザ・網
インタフェースは、岩崎昇三監修「Iシリーズ国際標準
とその技術」電気通信協会発行、第50〜124頁に解説さ
れているように、CCITT勧告I・400系の規定に基づいて
構築される。
この中で、たとえば、構内交換機(PBX)にISDN端末
を収容する場合、構内交換機が機能群で網終端レベル2
(NT2)に位置付けられており、レイヤ2、3の終端機
能を有し、この構内交換機と端末装置との接続点がS点
と位置付けられている。
基本インターフェースにおけるS点は、64kbpsの二つ
のBチャネルと、16kbpsの一つのDチャネルからなる2B
+Dの構造からなり、そのインターフェース速度は、同
期信号などが加わり192kbpsとなっている。
また、S点における電気物理インターフェース・レイ
ヤ1の配線ケーブルは、送信線と受信線の2対(各2線
計4線)の構成で行うこととなっており、その配線形態
としては、(a)単純バス形式、(b)延長バス形式、
(c)ポイント・ポイント形式等の各配線形式があっ
た。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、従来の技術においては、構内交換機に
直接上記バス形式にて配線が行なわれる。この場合、単
純バス形式で100〜200m、延長バス形式で500m、ポイン
ト・ポイント形式で1kmが最大接続線路長であった。し
たがって、広い敷地内において端末装置が拡散して配置
されている場合や、建物が分離している場合などに、配
線長に余裕がないため、配線形式の選択に自由度がな
く、多くのISDN端末を広い範囲にわたって収容すること
ができない問題があった。
また、端末装置を収容することが可能な範囲において
も、基本インターフェースのS点が2対4線式であるた
め、複数のバスを収容する場合、数多くのケーブルを配
線する必要があり、配線工事が複雑化する等の問題があ
った。
本発明はこのような従来技術の欠点を解消し、広い範
囲にわたって多数のISDN端末を収容することができ、か
つ配線形式の自由度を高めることができ、さらに配線ケ
ーブルの小数化を図ることができる構内交換機における
ISDN端末収容方式を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本発明は、上記課題を解決するために、ISDN回線を収
容する構内交換機におけるISDN端末収容方式において、
構内交換機に、ISDN回線の網終端機能を有し、かつISDN
端末の起動停止等の状態管理信号を生成して送出すると
ともに、ISDN回線とISDN端末との間にて伝送される信号
を多重化信号として送受信する多重化網終端手段を備
え、この多重化網終端手段に、多重化信号を伝送するた
めの多重化伝送路を収容して、この多重化伝送路に、IS
DN端末から送信される信号を多重化して送出し、かつ構
内交換機側から受信した多重化信号を各ISDN端末に分配
する多重化分配手段を接続して、この多重化分配手段
に、ISDN端末が接続されるバスを複数収容して、この多
重化分配手段にて、ISDNのS点を複数収容することを特
徴とする。
また、多重化網終端手段は、ISDN回線側から伝送され
る信号をバッファリングする下りバッファと、ISDN回線
側へ伝送する信号をバッファリングする上りバッファ
と、これらバッファのタイミング信号を発生するタイミ
ング回路と、下りバッファから送出された信号に制御信
号を挿入する挿入回路と、上りバッファに供給される信
号から制御信号を抽出する抽出回路と、挿入回路にて挿
入する制御信号および状態管理信号を生成して抽出した
制御信号を転送するレイヤ2手段と、挿入回路にて制御
信号が挿入された信号に同期信号を付加して伝送するド
ライバ回路と、端末側から送信された多重化信号の同期
信号に基づいて受信するレシーバ回路とを備えてなるこ
とを特徴とする。
さらに、多重化分配手段は、複数の端末をバス形式に
て収容する複数のレイヤ1回路と、これらレイヤ1回路
に多重化伝送路を介して受信した信号を分配する分配回
路と、ISDN端末から送信される信号を多重化する多重化
回路と、多重化回路にて多重化された信号に同期信号を
付加して送信するドライバ回路と、交換機側から送信さ
れる信号を同期信号に基づいて受信するレシーバ回路と
を備えてなることを特徴とする。
(作用) 本発明による構内交換機におけるISDN端末収容方式に
よれば、構内交換機を所定の場所に設置して、この構内
交換機に備えられた多重化網終端手段から多重化伝送路
を所定の場所まで敷設して、その箇所にて、多重化分配
手段を接続し、この多重化分配手段に、2B+Dチャネル
形式によるバス接続を行うことにより、複数のISDN端末
を遠隔地にて広い範囲にわたって収容し得る。
(実施例) 次に、添付図面を参照して本発明による構内交換機に
おけるISDN端末収容方式の一実施例を詳細に説明する。
第1図には、本発明による構内交換機におけるISDN端
末収容方式の一実施例が示されている。
この実施例における構内交換機(PBX)10は、トラン
ク(TRK)2,4と、加入者回路(SLIC)3と、多重化網終
端装置(INF)5と、時分割スイッチ(TSW)6と、制御
装置(CPU)8とを備えている。
トランク2は、一般公衆回線または専用線からなるア
ナログ回線100を収容し、トランク4は、ISDN局線また
は専用線からなるISDN回線110を収容している。
加入者回路3には、既存のアナログ端末(TEL)22が
収容されている。
多重化網終端装置5は、多重化伝送路12を収容して、
ISDN端末P11〜P88を収容する多重化分配装置20に接続さ
れている。
時分割スイッチ6は、アナログ回線100を収容するト
ランク2と加入者回路3との間の接続パスの設定、およ
びISDN回線110を収容するトランク4と多重化網終端装
置5との間の接続パス設定、さらにはそれらの相互接続
を行うネットワーク回路である。
制御装置8は、上記各回路2〜6に接続された制御バ
ス810を介して制御信号を送出し、各部を制御する。
一方、多重化網終端装置5に収容された多重化伝送路
12は、第1図および第2図に示すように、送信線12a,受
信線12bとからなる2線1対構成の伝送路である。この
多重化伝送路12は、ツイストペア線、シールドペア線、
同軸ケーブル、または光ケーブル等のケーブル媒体から
なり、それらの長さを適宜選択することにより、多重化
網終端装置5から多重化分配装置20までの伝送距離を自
由に設定することが可能である。
多重化分配装置20は、8群のバスS1〜S8を収容して、
これらバスS1〜S8に、それぞれ最大8回線分の接続端子
が備えられ、合計64回線分のISDN端末P11〜P88を収容可
能となっている。
バスS1〜S8は、それぞれ単純バス形式、延長バス形式
等によって構成されている。
次に、多重化網終端装置5および多重化分配装置20の
内部構成を第2図を参照してさらに詳細に説明する。
この図において、多重化網終端装置5は、時分割スイ
ッチ6の下り通信線(BHW)13aに接続されたバックワー
ドバッファ51と、時分割スイッチ6の上り通信線(FH
W)13bに接続されたフォワードバッファ(FBF)52とを
有する。バックワードバッファ51は、時分割スイッチ6
に接続された下り通信線13aから入力する信号をバッフ
ァリングする記憶回路である。フォワードバッファ52
は、多重化分配装置20から多重化伝送路12の受信線12b
を介して送信される信号をバッファリングして、時分割
スイッチ6に接続された上り通信線13bに送出する記憶
回路である。バックワードバッファ51は、インサータ
(INS)55、ラインドライバ(DV)57を介して多重化伝
送路12の送信線(SHW)12aに接続されている。フォワー
ドバッファ52は、ドロッパ(DRP)56、ラインレシーバ
(RV)58を介して多重化伝送路12の受信線(RHW)12bに
接続されている。バッファ51,52は、タイミング抽出・
分配回路(TIM)53から送出されるタイミング信号に同
期して、信号のバッファリング動作を行う。
インサータ55は、バックワードバッファ51から読み出
された信号に制御情報を付加する回路である。ラインド
ライバ57は、インサータ55を介して送出される多重化信
号を多重化伝送路12の送信線12aを介して多重化分配装
置20に送信する送信回路である。ラインレシーバ58は、
多重化分配装置20から送信される多重化信号を受信する
受信回路である。ドロッパ56は、ラインレシーバ58にて
受信した信号から制御情報を抜き取る回路である。
インサータ55およびドロッパ56は、制御プロセッサ
(CNT)60から送出される制御信号およびリンク(L2)6
1との間にて制御情報の交換を行う。これら制御情報の
交換は、制御線63、制御バス64を介して行われる。
制御プロセッサ60は、制御バス810を介して制御装置
8に接続され、制御装置8との間にて制御情報の送受信
を行うとともに、多重化網終端装置5の各部の制御を行
う。
一方、多重化分配装置20は、多重化伝送路12の送信線
12aから入力する多重化信号を受信するラインレシーバ
(RV)71と、多重化伝送路12の受信線12bに多重化信号
を送出するラインドライバ(DV)72を備えている。これ
らラインレシーバ71およびラインドライバ72は、タイミ
ング抽出・分配回路(TIM)73から送出されるタイミン
グ信号に同期して送受信動作を行う。ラインレシーバ71
は、受信した信号を分配回路75に送出する。
分配回路75は、受信信号をその宛先端末を収容するバ
スS−1〜S−8にレイヤ1回路(LSI)81〜88を介し
て分配する回路である。レイヤ1回路81〜88は、それぞ
れISDN端末を起動、停止させるレイヤ1レベルの回路で
あり、分配回路75から分配された2B+Dチャネル信号を
バスS1〜S8に送出し、また、ISDN端末P11〜P88から送信
される信号を多重化回路76に送出する。
多重化回路76は、ISDN端末から受信する8回線分の信
号を多重化して、ドライバ72を介して多重化伝送路12に
送出する回路である。
次に、これら多重化網終端回路5と、多重化分配回路
20との間にて送受信される多重化信号を第3図を参照し
て説明する。
時分割スイッチ6と網終端装置5との間の上下通信線
13a,13bにおいては、一般的に、2.048MHzまたは8.192MH
zの信号が送受信される。2.048MHzの場合を第3図
(a)に示す。上下通信線13a,13bにおいては、それぞ
れ8kHzを基本周期として情報量を8bitとしているため、
64kbpsの伝送速度にて1フレーム当たり32チャネル確保
できる。8.192MHzの場合は、同様にして1フレーム128
チャネルの構成となる。これら64kbpsのチャネルにBチ
ャネル信号が割り付けられる。
このBチャネル信号は、ISDN回線110から時分割スイ
ッチ6を介してその下り通信線13aから多重化網終端装
置5に入力されて、バックワードバッファ51にてバッフ
ァリングされる。また、交換機の制御装置8は、制御バ
ス810を介して網終端装置5の制御プロセッサ60にDチ
ャネル信号を転送して、リンク61をそれぞれ起動させる
ことにより、レイヤ2レベルの接続を行なう。リンク61
は、インサータ55またはドロッパ56と接続し、その制御
情報は、多重化伝送路12に挿入および抜き取りが行なわ
れる。また、同様にして制御プロセッサ60は、多重化伝
送路12に割り付けられたチャネルにインサータ55または
ドロッパ56を介して信号を送受信し、レイヤ1の起動停
止手順の管理を行なう。
このレイヤ1の起動停止手順について説明すると、ま
ず、ISDN端末が停止した状態おいて、その端末に着呼が
あると、網終端装置5のリンク61からインサータ55を介
して状態管理信号Cとして同期起動信号を伝送する。こ
の同期起動信号を多重化分配装置20にて受信すると、そ
のレイヤ1回路81(〜88)に同期起動信号が伝送され
る。レイヤ1回路81(〜88)は、同期起動信号を受信す
ると状態管理信号Cとして同期応答信号を送出する。こ
の同期応答信号は多重化回路76を介して網終端装置5に
伝送されてドロッパ56を介してリンク61に伝送される。
リンク61は、この信号を受信すると、同期応答信号を再
び送出して、この信号が上記と同様に多重化分配装置20
にてレイヤ1回路81(〜88)に受信され、この結果、端
末が起動されて交換機間にて双方とも通信化状態とな
る。また、端末側から発呼する場合は、端末側から非同
期起動信号が送出されて、これを受信した交換機側にて
同期起動信号を送信して双方にて同期応答することによ
り通信化状態となる。
この実施例においては、第3図(b)に示すように、
多重化伝送路12に2B+Dチャネル信号およびレイヤ1の
起動停止手順信号Cを8回線分割り付けた例を示す。B
チャネル信号は、8bitであるから1チャネルを専有する
が、Dチャネル信号は2bitであるから、残り6bitに起動
停止手順信号Cを割り当てることができる。
このように割り付けられた多重化信号は、フレーム同
期信号SYを先頭に多重化伝送路12の送信線12aにライン
ドライバ57によって送出される。この多重化信号は、多
重化分配装置20にて、そのラインレシーバに受信され、
分配回路75に入力される。分解回路75は、その信号に対
応するバスS1〜S8を収容するレイヤ1回路81に信号を分
配する。レイヤ1回路81は、上述したようにそれぞれの
ISDN端末を起動して、それぞれのバスS1〜S8を介して各
ISDN端末に信号を送信する。
一方、ISDN端末から送信される信号は、レイヤ1回路
81を介して多重化回路76にそれぞれ送出される。多重化
回路76は、これら信号を第3図(b)に示すように、多
重化して、ラインドライバ72を介して多重化伝送路12の
受信線12bに送出する。多重化伝送路12の受信線12bから
多重化網終端装置5に入力する多重化信号は、ラインレ
シーバ58にて受信されると、ドロッパ56にてDチャネル
信号と制御情報Cが取り出されて、フォワードバッファ
52にBチャネル信号が送出される。フォワードバッファ
52は、第3図(a)に示すように、Bチャネル信号をバ
ッファリングすると、時分割スイッチ6の上り通信線13
bに送出する。Dチャネル信号は、制御プロセッサ60を
介して制御装置8に転送され、Bチャネル信号ととも
に、ISDN回線110に送出される。
しかして、この実施例におけるISDN端末収容方式は、
構内交換機10に、ISDN回線110とレイヤ2レベルの接続
を行う多重化網終端装置5が備えられる一方、ISDN端末
P11〜P88を収容するバスS1〜S8を基本インターフェイス
S点として、このS点に多重化分配装置20が備えられ、
多重化網終端装置5と多重化分配装置20との間にて多重
化伝送路12を介して多重化信号の送受信を行うので、た
とえば、ISDN端末P11〜P88が、構内交換機10が設置され
た建物と別の建物に設備される場合、それら建物の間に
多重化伝送路12を敷設して、ISDN端末が設備される建物
に、多重化分配装置20を設置して、この多重化分配装置
20に各バスP1〜P8を接続することにより、ISDN端末の配
置に適合した配線を行うことができる。また、広い敷地
内にてISDN端末が分散している場合においても、構内交
換機の設置場所からISDN端末を設置する箇所付近まで、
多重化伝送路12を敷設することにより、その箇所にて自
由な配線形態でバスS1〜S8を接続し、多数のISDN端末を
収容することができる。
この場合、多重化伝送路12は、2線1対構成であるの
で、配線も簡単に行うことができる。
(発明の効果) 以上説明したように、本発明による構内交換機におけ
るISDN端末収容方式によれば、構内交換機にレイヤ2レ
ベルの接続を行う多重化網終端装置を備え、複数のISDN
端末に対して信号を多重化して伝送する多重化分配装置
を端末側に設置し、これら多重化網終端装置と多重化分
配装置との間にて多重化伝送路を介して信号を多重化し
て通信を行うようにしたので、Iインタフェースの標準
配線構成で遠隔収容が可能となり、S点における端末接
続の範囲が広くなり、かつS点における配線形式の選択
自由度が高くなる。また、遠隔地までのケーブル量が削
減できるという優れた効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明による構内交換機におけるISDN端末収
容方式の一実施例を示す中継方式図、 第2図は、同実施例における多重化網終端装置および多
重化分配装置の内部構成を示す中継方式図、 第3図は、同実施例における多重化信号を示す構成図で
ある。 主要部分の符号の説明 2,4……トランク 3……加入者回路 5……多重化網終端装置 8……中央制御装置 10……構内交換機 12……多重化伝送路 20……多重化分配装置 S1〜S8……バス P11〜P88……ISDN端末 51,52……バッファ 55……インサータ回路 53……タイミング回路 56……ドロッパ回路 60……制御プロセッサ 61……リンク 75……多重化回路 76……分配回路 81〜88……レイヤ1回路 57,72……ドライバ 58,71……レシーバ

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ISDN回線を収容する構内交換機におけるIS
    DN端末収容方式において、 多重化伝送路と、前記構内交換機に設けられ、前記ISDN
    回線を収容するとともに、前記多重化伝送路の一方を収
    容する多重化網終端手段と、前記多重化伝送路の他方を
    収容するとともに、前記ISDN端末が複数接続されるS点
    インタフェースを複数収容する多重化分配手段とを有
    し、 前記多重化網終端手段は、第1の状態管理信号を受け、
    かつ前記ISDN回線からBチャネル信号とDチャネル信号
    とを受け、該受けたBチャネル信号とDチャネル信号と
    を分離し、同期信号を生成し該生成した同期信号の後
    に、該分離したBチャネル信号とDチャネル信号と該受
    けた第1の状態管理信号または該分離したDチャネル信
    号に基づいて生成した前記ISDN端末のいずれかを起動さ
    せる第2の状態管理信号とを多重化し、該多重化してな
    る第1フレーム構造の信号を前記多重化伝送路を介して
    前記多重化分配手段に出力する第1の送信手段と、 前記多重化伝送路を介して送られる第2フレーム構造の
    信号に含まれる同期信号とBチャネル信号とDチャネル
    信号と第3または第4の状態管理信号とを受け、該受け
    た同期信号に基づいて該同期信号以外の各々信号を分離
    し、該分離したBチャネル信号およびDチャネル信号を
    多重化して前記ISDN回線に出力し、該分離した第3の状
    態管理信号に対する応答の前記第1の状態管理信号を生
    成して前記第1の送信手段に出力する第1の受信手段と
    を含み、 前記多重化分配手段は、前記第1の送信手段から第1フ
    レーム構造の信号を受け、該受けた信号に含まれる各々
    Bチャネル信号とDチャネル信号と第1または第2の状
    態管理信号とを各々送り先である前記ISDN端末の収容さ
    れるS点インタフェース別に分離して出力し、該受けた
    信号に含まれる第2の状態管理信号に対する応答の第3
    の状態管理信号を生成する第2の受信手段と、 該第2の受信手段から第3の状態管理信号を受け、かつ
    前記ISDN端末から前記複数のS点インタフェースを介し
    てBチャネル信号、Dチャネル信号および起動信号を受
    け、該受けた起動信号に基づく第4の状態管理信号を生
    成し、同期信号を生成し該生成した同期信号の後に、該
    受けたBチャネル信号とDチャネル信号と第3の状態管
    理信号または該生成した第4の状態管理信号とを多重化
    し、該多重化してなる第2フレーム構造の信号を前記多
    重化伝送路を介して前記第1の受信手段に出力する第2
    の送信手段とを含み、 前記第1および第2フレーム構造には、前記1つのS点
    インタフェースでは2つのBチャネル信号および1つの
    Dチャネル信号が同時通信可能であるので、前記同期信
    号を多重化する位置の他に、少なくとも2の前記複数倍
    のBチャネル信号を多重化する位置と、1の該複数倍の
    Dチャネル信号を多重化する位置と、前記1つのS点イ
    ンタフェースの起動に1つの前記状態管理信号の多重化
    のための位置が必要であるから1の該複数倍の状態管理
    信号を多重化する位置とを有することを特徴とする構内
    交換機におけるISDN端末収容方式。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の構内交換機におけるISDN
    端末収容方式において、 前記第1の送信手段は、前記ISDN回線により伝送される
    Bチャネル信号およびDチャネル信号のうちの前記分離
    されたBチャネル信号を受け、該受けたBチャネル信号
    を一旦記憶する下りバッファ手段と、 前記ISDN回線により伝送されるBチャネル信号およびD
    チャネル信号のうちの前記分離されたDチャネル信号を
    受け、該受けたDチャネル信号に基づく前記第2の状態
    管理信号を生成する第1の制御手段と、 該第1の制御手段から第2の状態管理信号を受け、かつ
    前記下りバッファ手段からBチャネル信号を受け、かつ
    前記ISDN回線により伝送されるBチャネル信号およびD
    チャネル信号のうちの前記分離されたDチャネル信号を
    受け、かつ前記第1の状態管理信号を受け、該受けたB
    チャネル信号とDチャネル信号と第1または第2の状態
    管理信号とを前記第1フレーム構造の所定の位置に各々
    多重化する第1の多重化手段と、 該第1の多重化手段から多重化信号を受け、前記同期信
    号を生成し該生成した同期信号の後に、該受けた多重化
    信号を多重化し、該多重化してなる前記第1フレーム構
    造の信号を前記多重化伝送路を介して前記第2の受信手
    段に出力する第1のドライバ手段とを含み、 前記第1の受信手段は、前記多重化伝送路を介して送ら
    れる第2フレーム構造の信号を受け、該受けた信号に含
    まれる同期信号に基づいて該受けた信号に含まれる各々
    Bチャネル信号とDチャネル信号と第3または第4の状
    態管理信号とを信号別に分離する抽出手段と、 該抽出手段により分離されたBチャネル信号を一旦記憶
    する上りバッファ手段と、 該上りバッファ手段からのBチャネル信号と前記抽出手
    段により分離されたDチャネル信号とを所定の位置に多
    重化して前記ISDN回線に出力する第2の制御手段と、 前記抽出手段により分離された第3の状態管理信号に対
    する応答の前記第1の状態管理信号を生成して前記第1
    の多重化手段に出力する第3の制御手段とを含むことを
    特徴とする構内交換機におけるISDN端末収容方式。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の構内交換機におけるISDN
    端末収容方式において、 前記第2の受信手段は、前記第1の送信手段から第1フ
    レーム構造の信号を受け、該受けた信号に含まれる同期
    信号に基づいて該受けた信号に含まれる各々Bチャネル
    信号とDチャネル信号と第1または第2の状態管理信号
    とを各々送り先である前記ISDN端末の収容されるS点イ
    ンタフェース別に分離して出力する分離手段と、 該分離手段により各々分離されたBチャネル信号とDチ
    ャネル信号と第1または第2の状態管理信号とを受け、
    該受けた各々Bチャネル信号とDチャネル信号とを対応
    する各々S点インタフェースに出力し、該受けた各々第
    2の状態管理信号に対する応答の各々第3の状態管理信
    号を生成する各々レイヤ1受信手段からなるレイヤ1受
    信群とを含み、 前記第2の送信手段は、前記複数の各々S点インタフェ
    ースを介してBチャネル信号、Dチャネル信号および起
    動信号を受けるとともに、該受けた各々起動信号に基づ
    く各々第4の状態管理信号を生成する各々レイヤ1送信
    手段からなるレイヤ1送信群と、 前記レイヤ1受信群から第3の状態管理信号を受け、か
    つ該レイヤ1送信群からBチャネル信号とDチャネル信
    号と第4の状態管理信号とを受け、該受けたBチャネル
    信号とDチャネル信号と第3または第4の状態管理信号
    とを前記第2フレーム構造の所定の位置に各々多重化す
    る第2の多重化手段と、 該第2の多重化手段から多重化信号を受け、前記同期信
    号を生成し該生成した同期信号の後に、該受けた多重化
    信号を多重化し、該多重化してなる前記第2フレーム構
    造の信号を前記多重化伝送路を介して前記第1の受信手
    段に出力する第2のドライバ手段とを含むことを特徴と
    する構内交換機におけるISDN端末収容方式。
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