JP2815157B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP2815157B2
JP2815157B2 JP63254818A JP25481888A JP2815157B2 JP 2815157 B2 JP2815157 B2 JP 2815157B2 JP 63254818 A JP63254818 A JP 63254818A JP 25481888 A JP25481888 A JP 25481888A JP 2815157 B2 JP2815157 B2 JP 2815157B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、デジタル画像処理装置に係り、特に、面
積階調法により中間調の画像表現に好適な画像処理装置
に関する。
〔従来の技術〕
デジタル画像処理装置は、処理すべき画像をデジタル
値に変換して出力するように構成されているが、デジタ
ル画像データをドツトマトリクス方式の画像記録装置で
記録した場合、一般的には各々のドツトの濃度レベルは
数段階程度である。しかし、写真や絵等の画像データを
記録する場合には、少なくともイエロー(Y)、マゼン
タ(M)、シアン(C)、ブラツク(Bk)等の記録の各
基本色毎に64段階の階調表現ができなければ高品質の画
像は望めない。
そこで、このような多階調表現を行うために、従来よ
り、複数のドツトで構成される一定の面積を持つ領域を
階調処理の単位領域として扱い、擬似的に表現階調数を
増やしている。この種の中間調表現法は、面積階調法と
呼ばれ、濃度パターン法やデイザ法等が一般的である。
ところが、この面積階調法では階調数が増えるかわり
に、解像度が低下してしまうという問題点がある。すな
わち、写真のような原稿には適当であるが、文字、線画
像等のような解像度を必要とする原稿に対しては不適当
である。文字、線画像等への処理には、階調数は少ない
が、解像度の良い2値処理等が適する。
また、面積階調法のなかのデイザ法のデイザマトリク
スパターンには、階調数を重視するドツト集中パターン
(渦巻き型)、解像度を重視するドツト分散パターン
(ベイヤー型)等がある。
そこで、原稿の種類によつて画像処理法の手法を切り
換えて、最適な処理を行うという方法が提案されてい
る。例えば、写真のような多色カラーの原稿を扱う場合
などは、各々の色を再生するために、比較的マトリクス
サイズの大きいドツト集中パターンのデイザ法を用い、
網点画像の原稿を扱う場合は、モアレの発生を防ぐため
にデイザ処理の前に平滑化処理をする。また文字、線画
像等のような原稿を扱う場合は、エツジ強調処理をした
後、比較的マトリクスサイズの小さいドツト分散パター
ンのデイザ法を用いる等である。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、写真、文字、網点画像、線画像混在の原稿
においてこのような方法を用いるためには、それぞれの
存在する領域を検知して画像処理の方法を切り換えなけ
ればならない。
従来からも、例えばラプラシアンフイルタ等を使用し
てエツジ成分を抽出することにより文字を検知したり、
パターンマツチング等を使用して網点を抽出することに
より、網点画像を検知するなどの原稿の種類の検知法が
提案されている。
しかしながら、この原稿の種類の検知手段は、原稿そ
のものや原稿読み取り装置等が理想的でないために生じ
るノイズ成分等に非常に弱く、原稿の種類検知を完全に
行うことはできない。そのため、画像処理法も最適な方
法で実施できるとは限らず、高品質な画像記録が得られ
ないというのが実情であつた。
この発明は、上記のような従来技術の実情に鑑みてな
されたもので、その目的は、写真、網点画像、文字等の
種々の入力原稿に対し、最適な画像処理手段に画像処理
を行わせ、高品質な画像記録を得ることができる画像処
理装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、所定の大きさの
領域に設定された複数のブロックに入力されたデジタル
画像データを分割する手段と、画素毎にエッジを検出す
る手段と、画素毎に網点を検出する手段と、画素毎にイ
エロー、マゼンタ、シアン各色の連続階調レベルが閾値
以上であるか否かを検出する第1の検出手段と、画素毎
にイエロー、マゼンタ、シアン各色の連続階調レベルが
共に閾値以下であるか否かを検出する第2の検出手段
と、各ブロック毎に前記エッジを検出する手段、前記網
点を検出する手段、前記第1の検出手段及び第2の検出
手段によって検出された検出結果をそれぞれカウントす
るカウンタと、複数レベルの設定が可能なエッジ強調処
理手段と、複数レベルの設定が可能な平滑化処理手段
と、複数種類選択可能なディザ処理手段と、各ブロック
毎の各カウント値を総合判断し、該総合判断に基づき、
各ブロック毎に、前記複数レベルの設定の中から1つの
エッジ強調処理または平滑化処理を選択し、前記複数種
類選択可能なディザ処理の中から1つのディザ処理を選
択する選択手段とを備え、選択された画像処理手段によ
って画像処理を行うことを特徴とする。
この場合、前記カウンタは前記第2の検出手段よって
検出された検出結果を除き、各色毎に検出結果をカウン
トし、また、画像信号の色補正処理をするときに、検出
するときの色補正処理と画像処理をするときの色補正処
理とが異なるようにし、さらに、前記選択が終了するま
でそのブロックの画像信号をディレイさせ、前記選択が
終了したらそのブロックの画像処理を開始するようにす
るとよい。
〔作用〕
具体的には、画像処理手段を例えば5種類用意する。
第1の画像処理手段は、比較的大きいマトリツクスサイ
ズのドツト集中パターンのデイザ法を用いるもので、主
に写真原稿に適した処理である。第2の画像処理手段
は、平滑化処理を行つた後、比較的大きいマトリツクス
サイズのドツト集中パターンのデイザ法を用いるもの
で、主に網点原稿に適した処理である。第3の画像処理
手段は、エツジ強調処理を行つた後、比較的マトリクス
サイズの小さいドツト分散パターンのデイザ法を用いて
処理を行つたり、2値化処理を行うもので、主に文字,
線画像原稿に適した処理である。第4の画像処理手段
は、第3の画像処理手段に加え、画像データの黒色部分
に対してはイエローY、マゼンタM、シアンC等の色成
分の出力を行わず、ブラツクBkのみで出力処理するもの
で、黒文字に適した処理である。第5の画像処理手段
は、画像データの値によらず常に白、すなわち、イエロ
ーY、マゼンタM、シアンC、ブラツクBkが全て0の値
のデータを出力処理するもので、原稿の地肌部分に適し
た処理である。
また、上記原稿の特徴を検知する検知手段も5種類用
意されている。第1の検知手段では、入力データのレベ
ルが予め設定したしきい値を越えているかどうかを調べ
る。これは写真画像における着色画素の連続性を検出す
るためである。第2の検知手段では、入力データに2値
化処理を行つた後、網点検出のパターンと演算を行い、
網点成分が存在するかどうかを調べる。第3の検知手段
では、入力データにエツジ抽出処理を行い、そのエツジ
レベルが予め設定したしきい値を越えているかどうかを
調べる。これは、文字、線画像の特徴を検出するためで
ある。第4の検知手段では、入力データの各色(イエロ
ー、マゼンタ、シアン)間の値の差が予め設定したしき
い値以下であるかを調べる。これは、原稿の黒(灰)色
成分の存在を検出するためである。第5の検知手段で
は、入力データの各色のレベルが、すべて予め設定した
しきい値以下かどうかを調べる。これは、原稿の地肌部
分を検出するためである。
そして、上記検知手段を用いて各画素ごとに抽出され
た結果は、各検出手段ごとに設けられたカウント手段に
よつて所定ブロツクごとにカウントされる。例えば、所
定ブロツクを4×4マトリクスとした場合、そのブロツ
ク内には16画素が存在するため、カウント値は、0から
16までの値を持つ。この各検出手段によつてカウントさ
れたカウント値は、原稿の種類を判定するために設けら
れた大小比較手段に入力され、さらに判定用ROMテーブ
ルにより総合判断される。次いで、この判断結果から、
入力データの原稿に対して最適な画像処理手段を上記画
像処理手段の中から選択して画像処理を行なう。
〔実施例〕
以下、この発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図は、第1の実施例に係る画像処理装置の概略を
示すブロツク図である。
同図において、画像処理装置は、読み取り系からの画
像データが入力される第1および第2の色処理回路101,
102と、第1の色処理回路101からの入力信号からマトリ
クスを作成するマトリクス作成回路103と、マトリクス
作成回路103から信号が入力され、それぞれカウンタ11
1、112,113,114,115に出力するレベル検出回路104,網点
検出回路105、エツジ検出回路106、黒色成分検出回路10
7、レベル検出回路108と、上記カウンタ111,112,113,11
4,115からのカウント結果が入力される判定制御回路116
と、上記カウンタ111,112,113,114,115および判定制御
回路116にタイミング信号を入力するブロツク発生回路1
10と、第2の色処理回路102からの信号を受けて画像デ
ータを遅延させる画像データ遅延用ラインメモリ回路10
9と、画像データ遅延用ラインメモリ回路109からの画像
信号と判定制御回路116からの制御(切り換え)信号が
入力されるフイルタ回路117と、フイルタ回路117によつ
て画像処理された画像信号と判定制御回路116からの制
御(切り換え)信号が入力され階調処理を行なう階調処
理デイザ回路118とからなつている。
色処理回路101,102は、読み取り系で用いられる画像
データ、すなわちレツドR、グリーンG、ブルーBから
記録系に用いられる画像データ、イエローY、マゼンタ
M、シアンC、ブラツクBkを生成するための回路で、階
調性を調整するγ補正回路、レツドR、グリーンG、ブ
ルーBをシアンC、マゼンタH、イエローYに変換する
補色生成回路、マスキング回路、ブラツクBkを生成する
UCR回路などから構成されている。
色処理回路101は、原稿の種類の特徴を検知する手段
としての各種検出回路104,105,106,107,108のための色
処理を行なう。この色処理回路101では、ブラツクBkは
生成しないが、黒成分検出回路107のために、黒色およ
び灰色の入力画像データに対しては、イエローY、マゼ
ンタM、シアンCの出力値がほぼ同じになるようにグレ
ーバランスを整える。
色処理回路102では、実際に出力される画像データの
色処理が行われる。入力データはγ補正されたあと、出
力のプリンタの特性に合せたUCR処理、マスキング処理
が行なわれ、レツドR、グリーンG、ブルーBの8bitデ
ータから、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラツ
クBkの6bitデータを生成する。
マトリクス作成回路103は、網点検出回路105、エツジ
検出回路106のために処理画像データの近傍のデータを
保持する回路で、所定ブロツクごとに分割する手段を構
成し、6bit5×5のマトリクスを生成する。第2図
(a)に5×5マトリクス作成回路の具体例を示すが、
基本的には、主走査方向のデータ保持のためのラツチ20
5〜224と、副走査方向のデータ保持のためにFIFO動作を
するラインメモリ201〜204とから構成される。マトリク
ス画像データの必要のない原稿の種類の検出回路(以
下、原稿検知回路と称する)であるレベル検出回路104,
108および黒成分検出回路107へは、他の検知データとの
間でずれが生じないようにマトリクス作成回路103で作
成されるマトリクスの中央のデータが供給される。すな
わち、網点検出回路105およびエツジ検出回路106には、
第2図(b)に示すようにマトリクスa〜yの各点にお
ける6bitの情報として出力され、レベル検出回路104,10
8および黒成分検出回路107には第2図(c)に示すよう
にマトリクスの中央にあたるm点における6bitの情報が
出力される。なお、第2図(a)には、イエローYのマ
トリクス作成回路を示したが、マゼンタM、シアンCに
ついても同様のものが使用される。
レベル検出回路104、網点検出回路105、エツジ検出回
路106、黒色成分検出回路107およびレベル検出回路108
は、カウンタ111ないし115とともにブロツク内の各画素
について原稿の特徴を検知する手段を構成している。各
回路104ないし108の出力は全て1bitで、検知条件を満足
しているとき、アクテイブレベルの“1"を、満足してい
ないとき、ノンアクテイブレベルの“0"を出力する。
レベル検出回路104は、着色画素の検出用で、第3図
の説明図に示すように、イエローY、マゼンタM、シア
ンCの各色ごとに対応してコンパレータ301,302,303が
備えられ、各色ごとに固定しきい値以上のとき“1"を出
力し、固定しきい値より小さいとき“0"を出力する。
網点検出回路105は、マトリクス作成回路103により保
持されたデータを2値化して予め設定した網点パターン
と比較する。第4図に5×5網点検出回路と網点パター
ンの具体的な例を示す。第4図(a)は5×5網点検出
回路のブロツク図である。網点検出回路105は、2値化
回路401と二つのプログラマブル・ロジツク・アレイPLA
402,403とANDゲート404とから構成され、第2図(b)
におけるaないしyの6bitデータが入力データとなり、
これを2値化回路401により2値化して1bitデータの
a′ないしy′を得る。そして、プログラマブル・ロジ
ツク・アレイ(PLA)402,403により数種類の網点パター
ンとマツチングをとり、そのうち一つでもマツチングが
とれた場合は“1"を、それ以外の場合は“0"を出力し、
両PLA402,403の出力が“1"のときにANDゲート404により
“1"を出力するようになつている。
第4図(b)ないし(f)は、網点パターンの具体例
で、“0"と“1"はマツチングデータを表し、“X"はドン
トケアーですべてのパターンにマツチングする。例えば
第4図(b)に示した網点パターンをプログラマブル・
ロジツク・アレイPLA402,403で作成すると、第4図
(f)に示したマトリクスの対応から、以下に示すよう
な論理式になる。ただし、プログラマブル・ロジツク・
アレイPLA402の入力をa′ないしm′、プログラマブル
・ロジツク・アレイPLA403の入力をn′ないしy′とす
る。
PLA402 ▲▼*▲▼*▲▼*▲▼*
m′ PLA403 ▲▼*▲▼*▲▼*▲▼ エツジ検出回路106は、マトリクス作成回路103によつ
て保持されたデータに、第5図(a)のブロツク図で示
すように5×5フイルタ回路501でフイルタ演算を行な
い、2値化回路502により2値化してエツジ成分の有無
を“1"あるいは“0"で出力する。上記フイルタ回路501
には、第5図(b)および(c)に示すようなエツジ抽
出パラメータが用意されており、このパラメータを用い
て演算を行なうようになつている。
黒色成分検出回路107は、第6図のブロツク図に示す
ように、色ごとの三つの減算器601,602,603とコンパレ
ータ604,605,606とANDゲート607とから構成され、イエ
ローY、マゼンタM、シアンCそれぞれの値の差を計算
し、その値が予め設定したレベル以下の場合には“1"
を、それ以外の場合は“0"を出力する。具体的には、減
算器601,602,603によりイエローY、マゼンタM、シア
ンCの差が求められ、その値を一定のしきい値のコンパ
レータ604,605,606により比較して判定する。そして、
三つのコンパレータ604,605,606への入力データが共に
しきい値以下の時のみ、ANDゲート607の出力が“1"とな
る。
レベル検出回路108は、第7図のブロツク図に示すよ
うに、色ごとに設けられた三つのコンパレータ701,702,
703とアンドゲート704とから構成され、コンパレータ70
1,702,703で各色ごとに固定しきい値と比較して、ANDを
とり、1bitデータとして結果を出力する。具体的には、
入力データがイエローY、マゼンタM、シアンC共に固
定しきい値以下のとき“1"を出力し、それ以外の場合は
“0"を出力するように意図されている。
ブロツク発生回路110、カウンタ111,112、113,114,11
5は、画素データを所定ブロツクに分割し、そのブロツ
ク内において各検出結果が“1"である数をカウントす
る。所定ブロツクを4×4とした場合の処理回路では、
ブロツク発生回路110において、第8図(a)に示すよ
うなタイミング信号を作成する。具体的な回路は第8図
(b)に示す。このブロツク回路110は、分周カウンタ8
01,802とANDゲート803,804およびORゲート805とからな
つている。分周カウンタ801には画素クロツクAが入力
されて、分周カウンタ801からの出力B,CとAとのANDを
とつて信号Dが出力され、分周カウンタ802には、ライ
ン同期クロツクEが入力されて、信号E,F,GとのANDをと
つて信号Hが、また、信号F,GのORをとつて信号Iが出
力される。上記信号Dは第8図(a)からわかるように
主走査方向4画素ごとに、信号Hは副走査ライン4ライ
ンごとに発生し、カウンタ111ないし115および判定制御
回路116で使用される。また、信号Iは4×4所定ブロ
ツクのカウントが終了したとき、カウンタ111ないし114
を初期化するための信号である。
カウンタ111ないし115は、具体的には第9図のブロツ
ク図に示した構成になつている。カウンタ901の動作
は、カウンタ901には画素クロツクAと各原稿検知回路1
04ないし108の出力がANDゲート902の出力として入力さ
れ、画素クロツクごとに原稿の種類の検知結果が“1"で
あればカウントアツプし、主走査方向4画素ごとにカウ
ント値をFIFOメモリ903に書込む。このときカウント値
が16になり4bitを越えた場合は、オーバーフロー補正器
908により4bit(15)に補正される。FIFOメモリ903の書
込みと同時に1ライン前の次ブロツクのカウント値がFI
FOメモリ903から読み出されるので、これをロードして
前ブロツクと同様にカウントする。また4ラインごとに
ANDゲート904ないし907により“0"がカウンタ901にロー
ドされて、カウンタ901を初期化するので、カウンタ901
は常に4×4所定ブロツク内の原稿検知結果すなわち原
稿の種類の検知結果をカウントする。カウンタ111ない
し113については、第9図に示したカウンタ901が各色ご
とにはいつていて、所定ブロツク内の原稿検知結果、す
なわちカウント終了後最も値の大きいカウント値が出力
されるようになつている。
カウンタ111ないし115でカウントされた原稿検知カウ
ント結果は、判定制御回路116に入力される。判定制御
回路116の構成は、画像処理回路の構成によつて変る
が、実施例では画像処理手段としてフイルタ回路117と
階調処理デイザ回路118を制御する構成を第10図に示
す。
フイルタ回路117では、1色6bitごとに入力された画
像データをフイルタ回路1002で、エツジ検出回路106で
用いたフイルタと同様に5×5マトリクス演算を行な
う。このとき用いられるフイルタパラメータは、フイル
タパラメータROM1001に格納されていて、演算のときに
フイルタ回路1002にロードされるが、このフイルタパラ
メータROM1001の上位アドレスを判定制御回路116が切り
換えることによつて、画像処理手段を選択する。
このフイルタ回路1002により、網点原稿に適した平滑
化処理F1、文字や線画像原稿に適したエツジ強調処理F
2、原稿の地肌部分に適した常に“0"のデータを出力す
る処理F3、フイルタなし処理F4等が実現できる。これら
のフイルタパラメータの一例を第11図(a)ないし
(d)に示す。第11図(a)が平滑化処理F1に、同図
(b)がエツジ強調処理F2に、同図(c)が常に“0"の
データを出力する処理F3に、同図(d)がフイルタなし
処理F4にそれぞれ対応している。また、この例の場合、
上記フイルタパラメータに対応するROMアドレスは第11
図(e)に示すように設定されている。
同様にして、階調処理デイザ回路1004においても、デ
イザパターンROM1003の上位アドレスを制御して、前述
のドツト集中パターンD1、ドツト分散パターン(ベイヤ
ーパターン)D2、2値化パターンD3が実現できる。これ
らのパターンの例を第12図(a),(b),(c)に示
す。この図では、第12図(a)がドツト集中パターンD
1、同図(b)がベイヤーパターンD2、同図(c)が2
値化パターンD3にそれぞれ対応している。また、そのRO
Mアドレスは第12図(d)に示すようになつている。
判定制御回路116は、原稿の種類を判定し、原稿検知
結果に基づいて画像処理手段を制御するすなわち切り換
える(別言すれば処理内容を選択する)回路で、第13図
のブロツク図に示すように、プログラマブル・ロジツク
・アレイPLA1301とFIFOメモリ1302とから基本的に構成
される。PLA1301は、カウンタ111ないし115から入力さ
れるカウント値の大小を比べ、第14図に示すようなコー
ドを出力する大小比較回路である。プログラマブル・ロ
ジツク・アレイPLA1301からの出力は、FIFOメモリ1302
に入力され、4×4ブロツクごとに書込まれる。読み出
しは4画素ごとに行われ、FC1′,FC0′は、イエロー
Y、マゼンタM、シアンC用のフイルタパラメータROM1
001へ、FB1′,FB0′はブラツクBk用のフイルタパラメー
タROM1001へ、DC1′,DC0′はイエローY、マゼンタM、
シアンC用のデイザパターンROM1003へ、DB1′,DB0′は
ブラツクBk用のデイザパターンROM1003へそれぞれ供給
される。
第15図にFIFOメモリ1302の出力とそれによつて選択さ
れる画像処理手段との組合せ表を示す。すなわち、同図
に示すようにFC1′またはFB1′、FC0′またはFB0′、DC
1′またはDB1′、DB0′またはDB0′の値によつて、適用
する原稿の種類を写真原稿、網点原稿、文字・線画原
稿、黒文字のY,M,C地肌原稿、文字原稿と判断し、その
原稿の種類に応じて、フイルタパラメータおよびデイザ
パターンの組み合せを選択して画像処理を行う。
画像データ遅延用ラインメモリ109は、原稿検知回路
における画像データの遅延を打ち消して、同期をとるた
めのもので、FIFO動作をするメモリ回路で構成されてい
る。
上記のように構成された画像処理装置は、原稿の4×
4所定ブロツクの原稿種類検出回路である前記レベル検
出回路104、網点検出回路105、エツジ検出回路106、黒
色成分検出回路107、レベル検出回路108からの出力の各
カウンタ111ないし115のカウント値が、レベル検出回路
104では5、網点検出回路105では12、エツジ検出回路10
6では9、黒色成分検出回路107では3、レベル検出回路
108では1であつた場合には、プログラマブル・ロジツ
ク・アレイPLA1301でその大小を比較して、網点検出回
路105のカウント値が最も多いと判定され、原稿の種類
は網点画像と推定される。そして、これにより、フイル
タパラメータとして第11図(a)に示すF1が、また、デ
イザパターンとして第12図(a)に示すD1が選択され、
第10図のフイルタパラメータROM1001とデイザパターンR
OM1003から上記F1,D1のパターンが読み出されて、各色
ごとにフイルタ回路1002、階調処理デイザ回路1004で処
理され、全体としてフイルタ回路117、階調処理デイザ
回路118からイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラ
ツクBkの各色毎に3bitの画像データとして出力される。
なお、上記のように、5種類の異なる原稿検知手段10
4,105,106,107,108を用いるのは、各検知手段が原稿の
種類の完全な検知を行うことができないために生じる誤
判定を防ぐためである。したがつて、上記のように構成
し、蓋然性の高い原稿の種類に応じて、最適な画像処理
を行うことで、高品質な画像形成が可能になる。
次に、第2の実施例について説明する。なお、上記第
1の実施例と第1図ないし第12図(d)に関して述べた
構成は全く同一であるので異る点についてのみ説明す
る。
第2の実施例における判定制御回路116は、原稿の種
類を判定し、原稿検知結果に基づいて画像処理手段を制
御する、すなわち画像処理手段を切り換える(別言すれ
ば処理内容を選択する)回路で、これを第16図のブロツ
ク図に示す。同図において、判定制御回路116はROM1601
と、データセレクタ1603と、二つのFIFOのメモリ1606,1
608と、ラツチ1607と、二つのコンパレータ1604,1605
と、データセレクタ1609およびゲート1602とからなつて
いる。ROM1601には判定テーブルが格納されていて、各
原稿検知結果111,112,113,115の出力により読み出され
る。具体的には4つの検知結果によつて出力されるカウ
ント値のうち、最も大きいものを判定出力1として、二
番目に大きいものを判定出力2として出力する。なお、
このとき出力される出力コード4bitFC1,FC0,DC1,DC0を
第17図に示す。次に、上記2つの判定出力はデータセレ
クタ1603によりいずれか一方が選択される。この選択条
件を決めるのがコンパレータ1604であるが、これは前ラ
インブロツクのデータおよび前ブロツクのデータと判定
出力のデータの一致を検出し、一致したときは判定結果
2が、それ以外のときには判定結果1が選択されるよう
に、データセレクタ1603に信号を送る。具体的には、第
18図に示すように現ブロツクAを判定するときには、前
ラインブロツクBのデータおよび、前ブロツクCのデー
タを使用する。なお、斜線部分のデータはFIFOメモリ16
06に、また、前ブロツクCのデータはラツチ1607に記憶
されている。
こうして作られた判定出力信号はFIFOメモリ1606およ
び1608に入力され、4×4ブロツクごとに書き込まれ
る。FIFOメモリ1606は、1ラインブロツク分の記憶のた
めのメモリで4×4ブロツクごとに読み出されるが、FI
FOメモリ1608は、実際の画像処理手段の切り換えのため
に用いられるので、4画素ごとに読み出しが行われる。
また、黒成分検知結果114出力は、コンパレータ1605
に入力されている固定しきい値を越えた場合のみ、デー
タセレクタ1609を切り換えて出力禁止コード、すなわ
ち、FC1=“1"、FC0=“0"、DC1=“×”、DC0=“×”
が出力するようにする。
以上のようにして、イエローY、マゼンタM、シアン
Cの各色別用の画像処理制御コードFC1,FC0,DC1,DC0、
およびブラツクBk用の画像処理コードFB1,FB0,DB1,DB0
が作成され、第10図に示すフイルタパラメータROM1001
およびデイザパターンROM1003の上位アドレスに使用さ
れる。第19図(a),(b)にこの画像処理コードとそ
れによつて選択される画像処理の内容の組み合わせを示
す。すなわち、同第19図(a)に示すフイルタ回路1002
の切り換え用のコードFC1,FB1,FC0,FB0の出力によつ
て、フイルタを平滑化(F1)用、エツジ強調(F2)、AL
L“0"出力(F3)、スルー(F4)を選択し、第19図
(b)に示す階調処理デイザ回路1004のコードDC1,DB1,
DC0,DB0の出力によつて、ドツト集中パターンD1、ドツ
ト分散ベイヤパターンD2、2値化パターンD3を選択す
る。この様にして、適用する原稿の種類を写真原稿、網
点原稿、文字、線画原稿、黒文字のY,M,C地肌原稿、文
字原稿のいずれかと判定し、その原稿の種類に応じて、
フイルタパラメータおよびデイザパターンの組み合わせ
を選択して画像処理を行なう。
画像データ遅延用ラインメモリ109は、原稿検知回路
における画像データの遅延を打ち消して同期をとるため
のもので、FIFO動作をするメモリ回路で構成されてい
る。
次に、上記のように構成された画像処理装置の処理の
一例について説明する。
上記画像処理装置において、例えば、原稿の4×4所
定ブロツクの原稿種類検出回路である前記レベル検出回
路104、網点検出回路105、エツジ検出回路106、黒色成
分検出回路107、レベル検出回路108からの出力の各カウ
ンタ111ないし115のカウント値が、レベル検出回路では
5、網点検出回路105では12,エツジ検出回路106では
9、黒色成分検出回路107では3、レベル検出回路では
1であつた場合には、判定制御回路116内の判定テーブ
ルを内蔵したROM1301で、網点検出回路105のカウント値
が最も大きいと判定され、これが1組目のデータとな
る。また、エツジ検出回路106のカウント値が2番目に
大きいと判断され、これが2組目のデータとなる。そし
て、この2組目のデータが前ブロツクCおよび前ライン
ブロツクBのデータと比較され、一致した場合は、判定
ブロツクAの周辺が文字領域と判定されているので、現
ブロツクも文字領域と判定され、処理には、前述の第3
の画像処理手段が選択される。また、それ以外の場合に
は、網点画像と推定され、前記第2の画像処理手段が選
択される。
このように、判定ブロツクAの前ラインブロツクB、
および前ブロツクCを判定条件に使用するのは、各検知
手段が原稿の完全な検知を行ない得ないために生じる誤
判定を防ぐためである。したがつて、上記のように対象
となるブロツクの選択すべき画像処理手段を、その周り
の既に検出した画像の種類を参考にして選択するように
設定したこの実施例によれば、判定の誤差が最少限に抑
えられるので、原稿の種類に応じた最適な画像処理が可
能になり記録画像の品質の向上を図ることができる。
続いて、第3の実施例について説明する。
この実施例は、第1のおよび第2の実施例とハード構
成自体はかわらないので、それらについての記載は省略
し、異なる部分のみ重点的に説明する。
判定制御回路116は、原稿の種類を判定し、原稿検知
結果に基づいて画像処理手段を制御する、すなわち画像
処理内容を選択する回路で、第13図のブロツク図に示す
ように、プログラマブル・ロジツク・アレイPLA1301とF
IFOメモリ1302とから基本的に構成される。PLA1301は、
カウンタ111ないし115から入力されるカウント値の大小
を比べ、第14図に示すようなコードを出力する大小比較
回路である。この例の場合、カウンタ115ないし115の出
力は、4ビツト構成であるので、それぞれ数値データと
してみると0ないし15の値をとりうる。ここで、カウン
タ111ないし115の値の大きさはそれぞれ次のような内容
を持つている。すなわち、 カウンタ111の値が大きければ大きいほと読み取り原
稿の種類が写真である確率が高い、 カウンタ112の値が大きければ大きいほど読み取り原
稿の種類が網点である確率が高い、 カウンタ113の値が大きければ大きいほど読み取り原
稿の種類が文字原稿である確率が高い、 カウンタ114の値が大きければ大きいほど読み取り原
稿の種類が白黒である確率が高い、 カウンタ115の値が大きければ大きいほど読み取り原
稿の種類が無地原稿(原稿の地肌部)である確率が高
い、 というものである。そして、これらのカウンタ値から画
像処理の内容を決めるのが判定制御回路116ということ
になる。その決め方は、基本的にはカウンタ111ないし1
15の出力により、読み取り原稿の種類を推測して、最も
確率の高い原稿を判定し、この判定された内容に従つて
最も原稿に適した処理が行われるように画像処理回路を
制御する。
第14図には、前述のようにカウンタ111ないし115の5
つのカウンタのどれが最大値であるかにより、原稿を5
種類に判定し、それぞれに対応する画像処理コード、FC
1,FC0,DC1,DC0(FB1,FB0,DB1,DB0)に変換するようすが
示されている。そして、この画像処理コードによつて画
像処理回路が制御される。この実施例ではカウンタの最
大値から単純に原稿を5種類に判定しているが、判定の
ための入力情報として4bit×5=20bitを用いているた
め、原理的には2の20乗通りの判定が可能である。この
ような判定を可能にするのが、この実施例の特徴でもあ
る。
上記のような判定方法は、例えば、第14図においてカ
ウンタ113の出力が最大値をとつたとしても、カウンタ1
12の出力が予め設定した一定値以上になつたときには、
カウンタ112のカウント値のほうを優先させ、文字原稿
に適した処理を行わず、網点原稿に適した処理を行わせ
る、といつた画像処理に適用される。これは、文字原稿
の検出に文字のエツジ部を抽出するといつた方式を用い
ているために、網点原稿であるにもかかわらず、網点エ
ツジが検出されて、文字原稿と誤判定されることを防止
する意味がある。つまり、個々の原稿特徴検出手段が不
完全で誤判定が生じたときでも、その誤判定の度合によ
つては上記判定制御回路116で修正が可能である。
もう一つ判定方法の例を上げると、カウンタ111また
は113のいずれかが最大値をとり、他方が2番目の値を
とり、その差が一定値以下の場合には、第14図のコード
表にない第6番目の処理を行う。これは原稿が写真であ
るときの特徴と、文字であるときの特徴を同時に持つて
いた場合や、ノイズや特徴を検出する検出回路104,105,
106,107,108,109の誤検出の場合にのみ生じるごくまれ
な組み合わせであるが、このような原稿を写真原稿とか
文字原稿とかに判定して処理を行つては、誤判定を生じ
たときに処理画像が部分的に不連続となり画質が低下す
る。この実施例で、このような場合は、写真原稿あるい
は文字原稿と判定せずに、写真原稿と文字原稿のそれぞ
れの特徴を同時に持ち合わせている原稿と判定して、写
真原稿に適した画像処理と文字原稿に適した画像処理の
中間的な画像処理である第6番目の処理を行うことも可
能になる。
この中間的な画像処理は、写真原稿用の画像処理およ
び文字原稿用の画像処理のそれぞれよりもその画質その
ものは低下するが、文字原稿に写真原稿用の画像処理を
施したものや、写真原稿に文字原稿用の画像処理を施し
たものよりも明らかに画質は向上する。
さらに、この実施例では、判定の数が多くとれるとい
うことから、きめ細かな判定が可能になる。すなわち、
原稿が文字であるか写真であるかという判定を例にとる
と、例えば、第1表に示すように11種類程度の判定も可
能になる。
この表では判定番号が大きくなればなるほど文字であ
る確率が高くなり、写真である確率が低くなつている
が、このように判定を「文字」、「写真」と2分しない
で、それぞれ文字である確率と写真である確率で判定を
行い、画像処理回路を制御することが可能である。
上記のような制御を行う判定制御回路116の具体的な
制御について説明する。
制御回路116の構成は、画像処理回路の構成によつて
変わるが、この実施例では画像処理手段としてフイルタ
回路と階調処理デイザ処理を制御する構成は前述の第10
図に示されている。
フイルタ回路1002は、画像データの平滑化およびエツ
ジ強調等を行い、階調処理デイザ回路1004は多階調画像
データを数階調(この実施例では8階調)に変換する。
フイルタ回路1002、階調処理デイザ回路1004はともに処
理を行う際にパラメータを必要とし、その内容によつて
処理内容が決まる。この実施例ではフイルタ回路1002に
は6bit×25個のパラメータ、階調処理デイザ回路1004に
は4bit×16個のパラメータが与えられて処理が行われ
る。
これらのパラメータはそれぞれパラメータROMに予め
格納されていてフイルタ回路1002、階調処理デイザ回路
1004がそれぞれ必要な数だけアドレスを発生させて読み
出す構成をとつている。したがつて、パラメータROMに
一般的な256kbitROMを用いると、フイルタパラメータで
は約1024種類、デイザパラメータで約2048種類のパラメ
ータを予め格納しておくことが可能になる。この実施例
においては、判定制御回路116で生成される画像処理コ
ードがパラメータROMの上位アドレスを制御して読み出
しパラメータを変えている。これが、この実施例におけ
る制御の特徴である。このため、同一回路で複数の処理
が可能になる。
フイルタパラメータの具体例としては、第1表の判定
番号に対応して第2表に示すようなパラメータの段階が
選定される。
この第2表における平滑化というのは、第11図(a)
に示すような、また、エツジ強調というのは第11図
(b)に示すような、さらに、スルーというのは第11図
(d)に示すようなパラメータが画像処理コードにより
選択されるものとする。第2表におけるないしはそ
の数字が大きくなればなるほど、その処理について効果
の大きいパラメータが選択されることを示す。すなわ
ち、公知のようにマトリクスの中心側と周辺側の重み付
けを変えることにより、上記の処理の程度を選択するこ
とが可能になる。例えば、第11図(a)において中心側
の係数4/36をより大きくすれば平滑化の度合はより少な
く、小さくすればより大きくなる。
第1表および第2表は、読み取り原稿が文字である確
率が高ければ高いほど効果の大きいエツジ強調処理が行
われ、逆に写真原稿である確率が高ければ高いほど効果
の大きい平滑化処理が行われることを示している。これ
により、さまざまな原稿に対してより適した画像処理を
選択することが可能になつた。したがつて、この画像処
理では、一つの画像処理回路で、この例の場合にはフイ
ルタ回路117で二つの画像処理、すなわち、エツジ強調
処理と平滑化処理を行うことになる。なお、ここでは特
に説明しないが、フイルタ回路117での処理が変わると
それに伴つて階調処理デイザ回路でのデイザパラメータ
も予め設定したパラメータに変更され、より適した画像
処理が行われる。
なお、この実施例では処理方法としてレベル検出回路
104とエツジ検出回路106を用いたものについて説明して
いるが、これは両者が互いに相反し、説明が簡単になる
ためで、実際には網点検出回路105の検出結果も判定の
要素に組み込むようになつている。この場合、レベル検
出回路104と網点検出回路105、およびエツジ検出回路10
6とはそれぞれが相関したかたちでの画像処理がおこな
われ、これとまた別に黒色成分検出回路107と地肌のレ
ベルを検出するレベル検出回路108での検出内容に応じ
た画像処理が行われる。したがつて、上記処理における
パラメータの組み合わせをかえたり、他の処理を付加し
てこれらに組合わせることにより、他にも多くの処理の
組み合わせが可能になることは言うまでもない。
〔効果〕
これまでの説明で明らかなように、前述のように構成
された本発明によれば、原稿画像の特徴を単に判別して
その特徴に応じた画像処理をするのみならず、原稿画像
の種類を多面的に判断して特定の特徴を持たない中間的
に原稿画像をもそれに応じた高品質な画像処理をすると
ともに多面的な検出をするので、ある検出が間違ってい
たとしてもそれを補正することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第12図は、第1、第2および第3の実施例
を説明するためのもので、第1図は実施例に係る画像処
理装置の概略構成を示すブロツク図、第2図はマトリク
ス作成回路を説明するためのもので、第2図(a)は具
体的な回路を示すブロツク図、第2図(b),(c)は
それぞれマトリクスからの出力状態を示す説明図、第3
図は着色画素のレベル検出回路の一例を示す説明図、第
4図は網点検出回路を説明するためのもので、第4図
(a)はその具体例を示すブロツク図、第4図(b),
(c),(d),(e)は網点パターンの具体例を示す
説明図、第4図(f)は第2図(a)のマトリクスとの
対応を示す説明図、第5図はエツジ検出回路を説明する
ためのもので、第5図(a)はその具体例を示すブロツ
ク図、第5図(b),(c)はそれぞれエツジ抽出パラ
メータを示す説明図、第6図は黒色成分検出回路の具体
例を示すブロツク図、第7図は原稿の地肌レベルを検出
するためのレベル検出回路の具体例を示すブロツク図、
第8図はブロツク発生回路を説明するためのもので、第
8図(a)は同回路によつて発生した信号のタイミング
を示すタイミングチヤート、第8図(b)は同回路の具
体例を示すブロツク図、第9図はカウンタの具体例を示
すブロツク図、第10図は画像処理手段と判定制御回路と
の関係を示すブロツク図、第11図はフイルタパラメータ
を説明するためのもので、第11図(a),(b),
(c),(d)はそれぞれフイルタパラメータの具体例
を示す説明図、第11図(e)はフイルタパラメータに対
応するROMアドレスを示す説明図、第12図はデイザパタ
ーンを説明するためのもので、第12図(a),(b),
(c)はデイザパターンの具体例を示す説明図、第12図
(d)はデイザパターンに対応するROMアドレスを示す
説明図、第13図ないし第15図は第1の実施例に係るもの
で、第13図は判定制御回路を示すブロツク図、第14図は
判定制御回路におけるプログラマブル・ロジツク・アレ
イから出力されるコードの説明図、第15図は判定制御回
路のFIFOの出力とそれによつて選択される画像処理手段
との組み合せを示す説明図、第16図ないし第19図は第2
の実施例に係るもので、第16図は判定制御回路を示すブ
ロツク図、第17図は判定制御回路におけるROMの判定テ
ーブルから出力されるコードの説明図、第18図は前ライ
ンブロツクおよび前ブロツクと現ブロツクの位置関係を
示す説明図、第19図(a),(b)はそれぞれ画像処理
コードとそれによつて選択される画像処理内容の例を示
す説明図である。 101,102……色処理回路、103……マトリクス作成回路、
104……レベル検出回路、105……網点検出回路、106…
…エツジ検出回路、107……黒色成分検出回路、108……
レベル検出回路、111、112,113,114,115……カウンタ、
116……判定制御回路、117……フイルタ回路、118……
階調処理デイザ回路。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 1/40 - 1/409 H04N 1/46 - 1/64 G06T 7/00 G06T 7/40

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定の大きさの領域に設定された複数のブ
    ロックに入力されたデジタル画像データを分割する手段
    と、 画素毎にエッジを検出する手段と、 画素毎に網点を検出する手段と、 画素毎にイエロー、マゼンタ、シアン各色の連続階調レ
    ベルが閾値以上であるか否かを検出する第1の検出手段
    と、 画素毎にイエロー、マゼンタ、シアン各色の連続階調レ
    ベルが共に閾値以下であるか否かを検出する第2の検出
    手段と、 各ブロック毎に前記エッジを検出する手段、前記網点を
    検出する手段、前記第1の検出手段及び第2の検出手段
    によって検出された検出結果をそれぞれカウントするカ
    ウンタと、 複数レベルの設定が可能なエッジ強調処理手段と、 複数レベルの設定が可能な平滑化処理手段と、 複数種類選択可能なディザ処理手段と、 各ブロック毎の各カウント値を総合判断し、該総合判断
    に基づき、各ブロック毎に、前記複数レベルの設定の中
    から1つのエッジ強調処理または平滑化処理を選択し、
    前記複数種類選択可能なディザ処理の中から1つのディ
    ザ処理を選択する選択手段と、 を備え、選択された画像処理手段によって画像処理を行
    うことを特徴とする画像処理装置。
  2. 【請求項2】前記カウンタは前記第2の検出手段よって
    検出された検出結果を除き、各色毎に検出結果をカウン
    トすることを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
  3. 【請求項3】画像信号の色補正処理をするときに、検出
    するときの色補正処理と画像処理をするときの色補正処
    理とが異なることを特徴とする請求項1記載の画像処理
    装置。
  4. 【請求項4】前記選択が終了するまでそのブロックの画
    像信号をディレイさせ、前記選択が終了したらそのブロ
    ックの画像処理を開始することを特徴とする請求項1記
    載の画像処理装置。
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