JP2814627B2 - 液化ガスのサイホン付容器への自動充填方法及び装置 - Google Patents

液化ガスのサイホン付容器への自動充填方法及び装置

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利男 宮崎
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は例えば液化炭酸ガスのような、液化ガスのサ
イホン付容器への自動充填方法及び自動充填装置に関す
る。
〔従来の技術〕
液化ガスのサイホン付圧力容器への自動充填方法とし
ては、従来より液化ガスを加圧ポンプにより送液し、供
給ラインより分岐した複数の充填ラインに配置された電
磁弁を介して連結した複数のサイホン付圧力容器に自動
切替により充填する方法が行なわれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら従来の方法では容器の規定充填量を充填
して切替を行うと、容器からの逆流により規定量を確保
できないという問題があった。即ち第1のサイホン付容
器に充填終了後、第1のサイホン付容器を連結した充填
ラインの電磁弁を閉じ第2のサイホン付容器を連結した
充填ラインの電磁弁を開けると第2のサイホン付容器内
の圧力が大略大気圧であるため供給ライン及び充填ライ
ンの圧力は例えば液化炭酸ガスでは約80kg/cm2から約20
kg/cm2と急激に降下する。通常、電磁弁は逆圧がかかる
と導通するため第1のサイホン付容器中の液化ガスは供
給ライン側へ逆流し規定量を欠くこととなる。かかる逆
流を防止するため供給ラインから分岐した各サイホン付
容器への充填ラインの途中に逆止弁を配置することも行
なわれているが、通常逆止弁が瞬時には作動しないため
逆流を完全に防止することは困難である。又、瞬時に作
動する逆止弁を使用すると、充填ラインの逆止弁と電磁
弁との間の接続管(一般にはホース)に液化ガスが封じ
込められて昇圧による破損を招くこととなる。一方、電
磁弁開閉時の逆流を見込んで過充填を行うことも考えら
れるが保全上好ましくない。
本発明は上記実情に鑑みなされたものであり、液化ガ
スのサイホン付容器への自動充填において、容器の規定
充填量を確保するための方法及び装置を提供するもので
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の要旨は、液化ガス貯槽の液化ガスを、加圧ポ
ンプにより供給ラインを通して送液し、加圧ポンプに続
く供給ラインより分岐した複数の充填ラインに配置され
た夫々の電磁弁を介して連結したサイホン付容器に自動
切替により順次充填する液化ガスの自動充填方法におい
て、加圧ポンプに続く供給ラインの任意の箇所に圧力調
整用のサイホン付圧力器を設け、前記電磁弁の開閉時
に、圧力調整用のサイホン付圧力容器から加圧ポンプに
続く供給ラインに液化ガスを送液すること特徴とする液
化ガスのサイホン付容器への自動充填方法に存する。
又、本発明の他の要旨は、液化ガス貯槽、供給ライン、
該供給ラインの途中に設けられた加圧ポンプ、加圧ポン
プに続く供給ラインより分岐した複数の充填ラインに配
置された電磁弁、前記電磁弁に連結した複数のサイホン
付容器、液化ガスの充填量検出装置及び該検出装置の信
号に応じて前記電磁弁を開閉する制御装置からなる液化
ガスのサイホン付容器への自動充填装置において加圧ポ
ンプに続く供給ラインの任意の箇所に圧力調整用のサイ
ホン付圧力容器を設けたことを特徴とする液化ガスのサ
イホン付容器への自動充填装置に存する。
以下、図面に基づき本発明を詳細に説明する。
第1図は本発明方法の一実施態様を示す系統図であ
る。図中1は液化ガス貯槽を示す。本発明が適用される
液化ガスとしては、特に限定されないが、CO2、N2O、HC
l等が挙げられ、使用する容器としては容器底部までサ
イホン管が伸長されたものであって、該サイホン管を通
じて容器内の液相に直接液化ガスが充填されるものが好
ましい。2は貯槽元弁、3は加圧ポンプ、4は従来から
設けられているサージチャンバーである。91及び92は供
給ライン、11及び21は充填ライン元弁、12及び22は逆止
弁、13及び23は接続管、14a及び24aは接続管の先端附近
に設けられた電磁弁である。そして、14b及び24bは接続
管の先端部に設けられた容器を接続するための充填口で
ある。14a及び24aの弁としては空気作動弁等を用いるこ
とも可能ではあるが、動作が遅いので、容器に規定量の
正確な充填を行なうためには、電磁弁の使用が好まし
い。15及び25はサイホン付容器、15a及び25aはサイホン
管、15b及び25bは容器弁で、容器15及び25は接続管の先
端部に設けられた充填口14b及び24bに接続され、電磁弁
14a及び24aを途中に設けた各充填ラインに連結されてい
る。尚、電磁弁は、容器交換時の電磁弁と容器弁との間
に残留した液化ガスの放出ロスを考慮して、充填口と近
接して設けられるのがよい。16及び26は計量器等の充填
量検出装置であり、16a,26aで検知された充填量は制御
装置30へ入力される。
前述の供給ラインより分岐する充填ラインは2系に限
られるものでなく2系以上であれば任意に設置すること
ができる。40は圧力調整用のサイホン付圧力容器で40a
はサイホン管である。40はその底部よりサイホンにより
液化ガスを取り出す圧力容器であればその形状は特に限
定されない。またその容量も特に限定されるものではな
いが、15あるいは25と同容量以上であることが望まし
い。従って、通常は15あるいは25と同種のサイホン付容
器を用いることができる。また40の設置場所は図示した
場所に限られるものではなく加圧ポンプ3以降の供給ラ
イン92の任意の場所に設置することができる。
41は圧力調整用ライン元弁、42は接続管を表わし、A
及びBは各容器への充填ライン、Cは圧力調整ラインを
表わす。弁11,21は装置使用時は常時開いた状態、41,40
bは常時開いた状態にあり、電磁弁14a及び24aは、一
方、例えば14aが開いて、他方24aが閉じた状態にある。
液化ガス貯槽に貯蔵されている液化ガスは、加圧ポンプ
3により供給ライン91及び92を通じて送液される。その
圧力は液化ガスの種類により、また要求される充填圧力
により異なるが通常液化ガスの臨界圧力前後である。更
に、液化ガスはラインA,B及びCに送液されるが、ライ
ンAに供給された液化ガスは、開いた電磁弁14aを通じ
てサイホン付容器15に充填され、又ラインCに供給され
た液化ガスはサイホン付圧力容器40に充填される。一方
ラインBは先端附近の電磁弁24aにより閉じられてい
る。サイホン付容器15に規定量の液化ガスが充填された
ことが16aにより検知されると制御装置30が作動し、自
動的に電磁弁14aが閉じ、電磁弁24aが開く。同時にサイ
ホン付圧力容器40より液化ガスが供給ライン92へ流出し
ライン92,Aの圧力降下を防止する。液化ガスを充填され
た容器15は容器弁15bを閉じ、充填口14bからはずされ、
充填口には新たなサイホン付容器が取付けられる。この
間にラインBを通して容器25に液化ガスが充填され、ま
た、サイホン付圧力容器40には流出量に見合う液化ガス
がラインCを通して補給される。容器25に規定量の液化
ガスが充填されると15の場合と同様に電磁弁24a,14aが
開閉し、充填ラインが切替えられる。以上の操作が繰り
返えされ、順次液化ガスの自動充填が行なわれる。
圧力調整用のサイホン付圧力容器40を使用しない従来
の方法では、充填前のサイホン付容器25の圧力はほぼ大
気圧であるため、電磁弁24aが開くとラインB及びライ
ン92の圧力が急降下しラインAの圧力も降下するため、
逆圧のかかった電磁弁14aが導通してサイホン付容器15
に充填された液化ガスが供給ライン側へ逆流し、サイホ
ン付容器15の充填量が規定量を欠くこととなる。これに
対し本発明に於ては、圧力調整用のサイホン付圧力容器
40が供給ライン92に配置されているため、電磁弁24aを
開くことによりラインB及びライン92の圧力が降下する
と、サイホン付圧力容器40に充填された液化ガスが流出
し、ライン92、ラインAの圧力が保たれることとなるた
めサイホン付容器15に充填たれた液化ガスの逆流が抑制
されることとなる。
また、加圧ポンプの脈動防止、供給ラインの圧力の急
上昇防止のため、従来の液化ガスのサイホン付圧力容器
への自動充填方法に於て使用されているサージチャンバ
ー4は圧力調整用のサイホン付容器40を設けることによ
り、取り除くことも可能である。また圧力容器40には予
じめ液化ガスを充填しておくことは必要でなく、第1図
について説明した如く、液化ガスの充填と同時に充填あ
るいは補給することができる。
〔作 用〕
上記構成においては、液化ガスは加圧ポンプにより加
圧され、供給ライン及び充填ラインを通じてサイホン付
容器に充填される。充填量検出装置及び制御装置にあっ
ては、第一のサイホン付容器に液化ガスが規定量充填さ
れると、第一の充填ラインに設けられた電磁弁を閉じ、
同時に第二の充填ラインに設けられた電磁弁を開いて、
第二のサイホン付容器に充填を開始する。このとき、第
二のサイホン付容器内が略大気圧であるため、供給ライ
ン中の液化ガスが急激に第二の充填ラインを通じて容器
側へ流出しようとするが、供給ラインの任意の箇所に設
けられたサイホン付圧力容器から、該サイホン付圧容器
と供給ラインとの間に生じる圧力差を補うべく、自動的
に液化ガスが供給ライン側へ供給されるので、供給ライ
ン及び該供給ラインより分岐した第一の充填ラインの圧
力降下を防止するように作用する。先に閉じた第一の充
填ラインの電磁弁においては、供給ライン及び充填ライ
ン側と、第一のサイホン付容器側とで逆圧状態が生じる
ことが防止されることとなる。電磁弁は、常に正圧状態
に保持されているので、充填を終了したサイホン付容器
からの逆流もなく、充填ラインを閉止する。
また、供給ラインへ電磁弁切替時に一時的に液化ガス
を供給するサイホン付圧力容器には、サイホン付容器へ
の充填が開始すると、電磁弁切替時に流出しただけの液
化ガスが再び、自動的に供給されるので、上記の圧力調
整作用を繰返す。
〔発明の効果〕
本発明によれば、供給ラインに圧力調整用のサイホン
付圧力容器に配置するという簡単な手段により液化ガス
のサイホン付容器への自動充填に於て、一時的な過充填
による危険を防止し、しかも規定の充填量を不足なく正
確に充填でき、従って公正な取引が可能となる。また本
発明によれば、従来設置されていたサージチャンバーを
省略することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明方法の一実施例を示す系統図である。 1……貯槽、3……加圧ポンプ、12,22……逆止弁、14
a,24a……電磁弁、15,25……サイホン付圧力容器、40…
…圧力調整用サイホン付圧力容器、91,92……供給ライ
ン、A,B……充填ライン、93……循環ライン。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液化ガス貯槽の液化ガスを、加圧ポンプに
    より供給ラインを通して送液し、加圧ポンプに続く供給
    ラインより分岐した複数の充填ラインに配置された夫々
    の電磁弁を介して連結したサイホン付容器に自動切替に
    より順次充填する液化ガスの自動充填方法において、加
    圧ポンプに続く供給ラインの任意の箇所に圧力調整用の
    サイホン付圧力容器を設け、前記電磁弁の開閉時に、圧
    力調整用のサイホン付圧力容器から加圧ポンプに続く供
    給ラインに液化ガスを送液することを特徴とする液化ガ
    スのサイホン付容器への自動充填方法。
  2. 【請求項2】液化ガス貯槽、供給ライン、該供給ライン
    の途中に設けられた加圧ポンプ、加圧ポンプに続く供給
    ラインより分岐した複数の充填ラインに配置された電磁
    弁、前記電磁弁に連結した複数のサイホン付容器、液化
    ガスの充填量検出装置及び該検出装置の信号に応じて前
    記電磁弁を開閉する制御装置からなる液化ガスのサイホ
    ン付容器への自動充填装置において加圧ポンプに続く供
    給ラインの任意の箇所に圧力調整用のサイホン付圧力容
    器を設けたことを特徴とする液化ガスのサイホン付容器
    への自動充填装置。
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