JP2813694B2 - 歯付ベルトにおける歯付ベルト面への印刷方法 - Google Patents

歯付ベルトにおける歯付ベルト面への印刷方法

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JP2813694B2 JP31599188A JP31599188A JP2813694B2 JP 2813694 B2 JP2813694 B2 JP 2813694B2 JP 31599188 A JP31599188 A JP 31599188A JP 31599188 A JP31599188 A JP 31599188A JP 2813694 B2 JP2813694 B2 JP 2813694B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この出願の発明は、片面歯付ベルトや両面歯付ベルト
における歯付ベルト面への印刷方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
従来、片面歯付ベルトにおいては、歯付ベルト面では
なくベルト背面に印刷を行う方法が存在したが、片面歯
付ベルト及び両面歯付ベルトにおいては、これらの歯付
ベルト面に印刷を行う方法が全く存在しなかった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前記両面歯付ベルトにおいては、内・
外面の歯付ベルト面に印刷を行う方法が存在しないた
め、外歯の歯筋方向へカラーペン等で線引きを行い、内
・外歯の判別をしていたが、ベルトのサイズや種類等の
表示が不可能であるので、ベルトの識別に非常に手間が
掛かり、使用に際し非常に不便であるという課題を有し
ていた。
又、前記片面歯付ベルトにおいては、ベルト背面への
印刷により、ベルトのサイズや種類等の表示が可能であ
るが、この片面歯付ベルトにおいても、使用態様等に応
じ、歯付ベルト面にベルトのサイズや種類等の表示を施
した方が都合の良い場合があった。
そこで、この出願の発明は、上記従来の片面歯付ベル
トや両面歯付ベルトが有する課題を解決するためになさ
れたものである。
〔課題を解決するための手段〕
そのため、この出願の発明に係る歯付ベルトにおける
歯付ベルト面への印刷方法は、a.フィルムにスクリーン
版を用い印刷を行う工程、b.前記フィルムをベルトスラ
ブの帆布に貼り合わせ、金型においてベルトスラブの加
圧・加熱を行う工程、c.前記金型よりベルトスラブを取
り出し、フィルムを剥がす工程、d.前記ベルトスラブを
ベルト幅に裁断し、歯形金型においてこのベルトスラブ
の加圧・加熱を行う工程、の各工程からなるものとして
いる。
〔作用〕
この出願の発明に係る歯付ベルトにおける歯付ベルト
面への印刷方法は、上記手段を施したため、次のような
作用を有する。
すなわち、上記a、bの両工程により、フィルムに印
刷されたインキは、ベルトスラブの帆布に完全に転写さ
れる。さらに、上記c、dの両工程により、前記ベルト
スラブの帆布に完全に転写されたインキは、硬化され
る。
〔実施例〕
以下、この出願の発明に係る歯付ベルトにおける歯付
ベルト面への印刷方法を、図示した工程図に基づいて説
明する。
第1図は、フィルム(1)にスクリーン版(2)を用
い印刷を行う工程を示している。すなわち、スクリーン
版(2)からローラ(3)によりインキを押し出し、フ
ィルム(1)に印刷を行っている。
第2図(a)、(b)は、前記フィルム(1)をベル
トスラブ(4)の帆布(5)に貼り合わせ、金型(6)
においてベルトスラブ(4)の加圧・加熱を行う工程を
示している。すなわち、第2図(a)に示すように、円
柱形状とした内金型(6a)(図面は一部のみを表してい
る)の外周に形成した歯形部(7)に沿って帆布(5)
を配し、歯形部(7)にエラストマー(8)を装填する
と共にこのエラストマー(8)に芯線(9)を埋設し、
さらにこのエラストマー(8)の表面の沿って帆布
(5)を配すことにより、ベルトスラブ(4)を形成
し、内金型(6a)の外周にこのベルトスラブ(4)を巻
着する。そして、前記フィルム(1)を、印刷された面
を下にしてこのベルトスラブ(4)の帆布(5)に貼り
合わせる。次に、第2図(b)に示すように、円筒形状
とした外金型(6b)(図面は一部のみを表している)を
前記内金型(6a)に嵌め合わせて、ベルトスラブ(4)
の加圧・加熱を行っている。
尚、前記内金型(6a)は、円柱形状とすることなく必
要に応じ適宜の形状とすることができ、又前記外金型
(6b)も同様に、円筒形状とすることなく内金型(6a)
に対応させた適宜の形状とすることができる。さらに、
片面歯付ベルトにこの出願の発明の印刷方法を実施する
場合は、内金型(6a)の外周に歯形部(7)を形成する
必要はない。
第3図は、前記金型(6)よりベルトスラブ(4)を
取り出し、フィルム(1)を剥がす工程を示している。
すなわち、前記内金型(6a)に嵌め合わせた外金型(6
b)を外し、ベストスラブ(4)の帆布(5)に貼り合
わせたフィルム(1)をこのベルトスラブ(4)から適
宜の手段により剥がしている。
第4図(a)、(b)は、前記ベルトスラブ(4)を
ベルト幅に裁断し、歯形金型(10)においてこのベルト
スラブ(4)の加圧・加熱を行う工程を示している。す
なわち、第4図(a)に示すように、内金型(6a)の外
周に巻着されたベルトスラブ(4)は、この内金型(6
a)の外周に巻着されたまま、又はこの内金型(6a)の
外周から外され、適宜の手段によりベルト幅に裁断され
る。次に、第4図(b)に示すように、このベルト幅に
裁断されたベルトスラブ(4)の歯部(4a)を、歯形金
型(10)の内金型(10a)に形成した歯形部(11)に嵌
め込み、このベルトスラブ(4)の上から歯形部(12)
を形成した外金型(10b)を押し当て、ベルトスラブ
(4)の加圧、加熱を行っている。
以上に述べた各工程を経て、第5図に示すように、歯
付ベルトの歯付ベルト面にベルトのサイズや種類等の印
刷が行われる。
尚、この発明の方法において、使用するフィルム
(1)とインキの選択において、次の点を考慮する必要
がある。すなわち、金型(6)においてベルトスラブ
(4)の加圧・加熱を行う工程(前記第2図(b)に示
す工程)において、帆布(5)とフィルム(1)の間
で、インキとの親和性が、インキ/帆布(5)よりもイ
ンキ/フィルム(1)の方が著しく大きい場合には、帆
布(5)へのインキの転写が上手くいかず(フィルム
(1)にインキが残存する)、又逆に小さい場合には、
フィルム(1)上でインキはピンホール等の現象を生
じ、インキが転写されても鮮明字体とはならない。そこ
で、この発明の方法においては、フィルム(1)にポリ
エステル系フィルム、インキに二液性ポリウレタンイン
キを使用することにより、上記のような不都合点を解消
するに至っている。
さらに、この発明の方法において、印刷に使用するイ
ンキは、歯形金型(10)においてベルトスラブ(4)の
加圧・加熱を行う工程(前記第4図(b)に示す工程)
において、このベルトスラブ(4)に使用するエラスト
マー(8)の加流条件と一致する硬化条件を有するもの
とするのが好ましい。すなわち、前記インキの硬化が充
分でなければ、歯形金型(10)からの脱型時にインキが
擦られて、歯付ベルト製品を汚染したり、さらに歯形金
型(10)も汚染して、歯付ベルトの製造に支障が生ず
る。又、前記インキが過硬化すると、歯形金型(10)か
らの脱型時にインキが擦られて、字体が剥離等を起こ
し、不鮮明表示等の不良原因となる。
〔発明の効果〕
この出願の発明に係る歯付ベルトにおける歯付ベルト
面への印刷方法は、以上に述べたように構成されている
ので、次のような効果を生ずる。
すなわち、この出願の発明の印刷方法を実施すること
により、両面歯付ベルトにおいては、内・外面の歯付ベ
ルト面に印刷を行うことができるようになり、ベルトの
サイズや種類等の表示が可能となったので、ベルトの識
別に手間が掛かかることもなくなり、使用に際し非常に
便利になった。
又、前記片面歯付ベルトにおいても、使用態様等に応
じ、歯付ベルト面にベルトのサイズや種類等の表示を施
した方が都合の良い場合に、この歯付ベルト面に印刷を
行えるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図は、この出願の発明に係る歯付ベルト
における歯付ベルト面への印刷方法の各工程を示す説明
図。第5図は、同印刷方法により歯付ベルト面に印刷が
行われたベルトを示す斜視図。 (1)……フィルム、(2)……スクリーン版 (4)……ベルトスラブ、(5)……帆布 (6)……金型、(10)……歯形金型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F16G 1/28 F16G 1/28 A (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 1/40 B41F 15/08 303 B41F 16/00 F16G 1/28 B29D 29/08 B44C 1/165 B41M 3/12

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】次の各工程からなることを特徴とする歯付
    ベルトにおける歯付ベルト面への印刷方法。 a.フィルムにスクリーン版を用い印刷を行う工程。 b.前記フィルムをベルトスラブの帆布に貼り合わせ、金
    型においてベルトスラブの加圧・加熱を行う工程。 c.前記金型よりベルトスラブを取り出し、フィルムを剥
    がす工程。 d.前記ベルトスラブをベルト幅に裁断し、歯形金型にお
    いてこのベルトスラブの加圧・加熱を行う工程。
JP31599188A 1988-12-14 1988-12-14 歯付ベルトにおける歯付ベルト面への印刷方法 Expired - Lifetime JP2813694B2 (ja)

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