JP2813544B2 - 可動部付き腕時計 - Google Patents

可動部付き腕時計

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JP2813544B2
JP2813544B2 JP6910094A JP6910094A JP2813544B2 JP 2813544 B2 JP2813544 B2 JP 2813544B2 JP 6910094 A JP6910094 A JP 6910094A JP 6910094 A JP6910094 A JP 6910094A JP 2813544 B2 JP2813544 B2 JP 2813544B2
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隆司 仲田
健児 金子
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Megahouse Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コイルと磁石との磁気
的作用によって揺動可能に設けられた可動部を有する可
動部付き腕時計に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、腕時計についての技術進歩が著し
く、特に、ディジタル式の腕時計は種々の研究開発の結
果、廉価で且つ、高精度のものが多数生産されるように
なっている。更に、これらの腕時計に可動部材を設けて
アラーム機能を付加したものが提案されている。従来の
可動部材を付加した腕時計としては、例えば、特開平4
−184192号公報に示すようなものが提案されてい
る。この腕時計は、弾性部材でなる突起部を裏蓋に設
け、設定された時刻に達すると、突起部を振動させて腕
時計装着者の皮膚を刺激することにより、設定時刻を知
覚させるものである。具体的に説明すると、中心部のガ
イド軸に沿って円筒形の永久磁石を移動可能に装着し、
その外周部に円筒形のコイルを配置しており、このコイ
ルへ突入電流が流れると、当該コイルが電磁石として働
き、コイルと永久磁石との磁気的作用によって永久磁石
を突起部へ衝突させ、当該突起部の弾性によりこれを振
動させるようにしたものである。このとき、突起部の振
動によって腕時計装着者の皮膚を直接刺激するものであ
るから、移動する永久磁石のストロークは短いもので足
りる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
腕時計は、突起部へ衝突した後の永久磁石を元の位置へ
引き戻すため、すなわち、初期状態に復帰させるために
バネ部材を用いている。このため、製造の段階ではこの
ようなバネ部材の組み付けを要するばかりでなく、その
調整を必要とするので、組み立て工程が繁雑になり、製
造コストも増大するという問題点を有していた。また、
大量生産する際に、複数のバネ部材の一部についてその
バネ定数等が均一でない場合は、永久磁石の初期位置へ
の復帰にバラツキを生じる結果、腕時計の品質にもバラ
ツキを生じてしまうという問題点を有していた。そし
て、上記従来例は移動する永久磁石のストロークが短か
く、振動する突起部も腕時計の裏蓋に設けられているの
で、視覚に訴えるものではなく外部から可動部分を視認
することが困難であった。
【0004】本発明は上記課題に鑑みてなされたもの
で、バネ部材を用いることなく、簡単な構成により容易
に組み立て作業ができ、低コストで且つ、均一な品質の
可動部付き腕時計を提供することを目的とする。また、
低消費電流により可動部を大きなストロークで駆動する
ことができ、視覚によりその動作を喚起することのでき
る可動部付き腕時計を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明による第1の手段は、下記に示す要件を備え
て構成した。すなわち、 (イ)時計本体と、可動部とを有すること。 (ロ)前記時計本体前面には、凹部が形成されているこ
と。 (ハ)前記可動部の一側が前記凹部の一側に回動可能に
設けられており、前記可動部の他側が上下に揺動可能で
あること。 (ニ)前記可動部には、永久磁石が設けられているこ
と。 (ホ)前記時計本体には、前記永久磁石と対向する位置
にコイルが設けられ、当該コイルと永久磁石との磁気的
作用により前記可動部に揺動力を与えること。 (ヘ)前記時計本体には、前記コイルへ駆動信号を供給
する駆動回路が設けられていること。
【0006】上記の目的を達成するために本発明による
第2の手段は、下記に示す要件を備えて構成した。すな
わち、 (イ)時計本体と、可動部とを有すること。 (ロ)前記時計本体前面には、凹部が形成されているこ
と。 (ハ)前記可動部の一側が前記凹部の一側に回動可能に
設けられており、前記可動部の他側が上下に揺動可能で
あること。 (ニ)前記可動部には、永久磁石が設けられているこ
と。 (ホ)前記時計本体には、前記可動部を静止させるため
に前記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられ
ていること。 (ヘ)前記時計本体には、前記磁性体と永久磁石を含む
領域へ磁場を発生させて当該磁性体と永久磁石の吸引力
に抗して前記可動部に揺動力を与えるコイルが設けられ
ていること。 (ト)前記時計本体には、前記コイルへ駆動信号を供給
する駆動回路が設けられていること。
【0007】上記の目的を達成するために本発明による
第3の手段は、下記に示す要件を備えて構成した。すな
わち、 (イ)時計本体と、可動部とを有すること。 (ロ)前記時計本体前面には、凹部が形成されているこ
と。 (ハ)前記可動部の一側が前記凹部の一側に回動可能に
設けられており、前記可動部の他側が上下に揺動可能で
あること。 (ニ)前記可動部は、第1の揺動幅で揺動し得る第1の
可動体と、当該第1の可動体へ揺動可能に取り付けられ
て前記第1の揺動幅より初期揺動幅だけ大きく揺動し得
る第2の可動体とを有すること。 (ホ)前記第2の可動体には、永久磁石が設けられてい
ること。 (ヘ)前記時計本体には、前記可動部を静止させるため
に前記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられ
ていること。 (ト)前記時計本体には、前記磁性体と永久磁石を含む
領域へ磁場を発生させて当該磁性体と永久磁石の吸引力
に抗して前記第2の可動体に揺動力を与えるコイルが設
けられていること。 (チ)前記第2の可動体が前記初期揺動幅を揺動してか
ら前記第1の可動体を連動して揺動させること。 (リ)前記時計本体には、前記コイルへ駆動信号を供給
する駆動回路が設けられていること。
【0008】上記の目的を達成するために本発明による
第4の手段は、下記に示す要件を備えて構成した。すな
わち、 (イ)時計本体と、可動部とを有すること。 (ロ)前記時計本体前面には、凹部が形成されているこ
と。 (ハ)前記可動部の一側が前記凹部の一側に回動可能に
設けられており、前記可動部の他側が上下に揺動可能で
あること。 (ニ)前記可動部には、永久磁石が設けられているこ
と。 (ホ)前記時計本体には、前記永久磁石と対向する位置
にコイルが設けられ、当該コイルと永久磁石との磁気的
作用により前記可動部に揺動力を与えること。 (ヘ)前記時計本体には、前記コイルへ駆動信号を供給
する駆動回路が設けられていること。 (ト)前記時計本体は、前記コイルへ駆動信号を供給す
る駆動回路と、適宜の合成音を出力する合成音出力部
と、アラーム信号を出力するアラーム出力手段と、当該
アラーム出力手段から出力されるアラーム信号に同期し
て前記合成音出力部と駆動回路を動作させる同期駆動回
路とを有すること。
【0009】上記の目的を達成するために本発明による
第5の手段は、下記に示す要件を備えて構成した。すな
わち、 (イ)時計本体と、可動部とを有すること。 (ロ)前記時計本体前面には、凹部が形成されているこ
と。 (ハ)前記可動部の一側が前記凹部の一側に回動可能に
設けられており、前記可動部の他側が上下に揺動可能で
あること。 (ニ)前記可動部には、永久磁石が設けられているこ
と。 (ホ)前記時計本体には、前記可動部を静止させるため
に前記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられ
ていること。 (ヘ)前記時計本体には、前記磁性体と永久磁石を含む
領域へ磁場を発生させて当該磁性体と永久磁石の吸引力
に抗して前記可動部に揺動力を与えるコイルが設けられ
ていること。 (ト)前記時計本体には、前記コイルへ駆動信号を供給
する駆動回路が設けられていること。 (チ)前記時計本体は、前記コイルへ駆動信号を供給す
る駆動回路と、適宜の合成音を出力する合成音出力部
と、アラーム信号を出力するアラーム出力手段と、当該
アラーム出力手段から出力されるアラーム信号に同期し
て前記合成音出力部と駆動回路を動作させる同期駆動回
路とを有すること。
【0010】上記の目的を達成するために本発明による
第6の手段は、下記に示す要件を備えて構成した。すな
わち、 (イ)時計本体と、可動部とを有すること。 (ロ)前記時計本体前面には、凹部が形成されているこ
と。 (ハ)前記可動部の一側が前記凹部の一側に回動可能に
設けられており、前記可動部の他側が上下に揺動可能で
あること。 (ニ)前記可動部は、第1の揺動幅で揺動し得る第1の
可動体と、当該第1の可動体へ揺動可能に取り付けられ
て前記第1の揺動幅より初期揺動幅だけ大きく揺動し得
る第2の可動体とを有すること。 (ホ)前記第2の可動体には、永久磁石が設けられてい
ること。 (ヘ)前記時計本体には、前記可動部を静止させるため
に前記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられ
ていること。 (ト)前記時計本体には、前記磁性体と永久磁石を含む
領域へ磁場を発生させて当該磁性体と永久磁石の吸引力
に抗して前記第2の可動体に揺動力を与えるコイルが設
けられていること。 (チ)前記第2の可動体が前記初期揺動幅を揺動してか
ら前記第1の可動体を連動して揺動させること。 (リ)前記時計本体には、前記コイルへ駆動信号を供給
する駆動回路が設けられていること。 (ヌ)前記時計本体は、前記コイルへ駆動信号を供給す
る駆動回路と、適宜の合成音を出力する合成音出力部
と、アラーム信号を出力するアラーム出力手段と、当該
アラーム出力手段から出力されるアラーム信号に同期し
て前記合成音出力部と駆動回路を動作させる同期駆動回
路とを有すること。
【0011】
【作用】本発明に係る第1の手段は時計本体と可動部と
を有し、時計本体前面には凹部が形成され、可動部の一
側が凹部の一側に回動可能に設けられており、可動部の
他側が上下に揺動可能であるので、可動部の揺動停止時
にはその自重により初期位置へ静止させることができ
る。また、可動部を平面状に形成できるので、時計本体
前面の突起部を極力少なくすることができる。可動部に
は永久磁石が設けられ、時計本体には前記永久磁石と対
向する位置にコイルが設けられ、コイルへ駆動信号を供
給すると当該コイルと永久磁石との磁気的作用により前
記可動部に揺動力が与えられるので、簡単な構成により
容易に組み立て作業ができ、低コストで且つ、均一な品
質の可動部付き腕時計を提供することができる。また、
低消費電流により可動部を大きなストロークで揺動させ
ることができ、視覚によりその動作を喚起することがで
きる。
【0012】本発明に係る第2の手段は時計本体と可動
部とを有し、時計本体前面には凹部が形成され、可動部
の一側が凹部の一側に回動可能に設けられており、可動
部の他側が上下に揺動可能であり、可動部には永久磁石
が設けられ、時計本体には可動部を静止させるために前
記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられてい
るので、バネ部材を用いることなく、永久磁石を一定方
向へ吸引する磁性体によって可動部を初期状態に静止さ
せることができ、運動等による振動が加わっても可動部
を確実に静止させることができる。また、可動部を平面
状に形成できるので、時計本体前面の突起部を極力少な
くすることができる。また、簡単な構成により容易に組
み立て作業ができ、低コストで且つ、均一な品質の可動
部付き腕時計を提供することができる。時計本体には、
前記磁性体と永久磁石を含む領域へ磁場を発生させて当
該磁性体と永久磁石の吸引力に抗して前記可動部に揺動
力を与えるコイルが設けられ、コイルへ駆動信号を供給
すると当該コイルと永久磁石との磁気的作用により前記
可動部に揺動力が与えられ、低消費電流により可動部を
大きなストロークで揺動させることができ、視覚により
その動作を喚起することができる。また、簡単な構成に
より容易に組み立て作業ができ、低コストで且つ、均一
な品質の可動部付き腕時計を提供することができる。
【0013】本発明に係る第3の手段は、時計本体と可
動部とを有し、時計本体前面には凹部が形成され、可動
部の一側が凹部の一側に回動可能に設けられており、可
動部の他側が上下に揺動可能であり、可動部には永久磁
石が設けられ、時計本体には可動部を静止させるために
前記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられて
いるので、バネ部材を用いることなく、永久磁石を一定
方向へ吸引する磁性体によって可動部を初期状態に静止
させることができ、振動が加わっても可動部を確実に静
止させることができる。また、簡単な構成により容易に
組み立て作業ができ、低コストで且つ、均一な品質の可
動部付き腕時計を提供することができる。 可動部は第
1の揺動幅で揺動し得る第1の可動体と、当該第1の可
動体へ揺動可能に取り付けられて前記第1の揺動幅より
初期揺動幅だけ大きく揺動し得る第2の可動体とを有
し、第2の可動体が前記初期揺動幅を揺動してから第1
の可動体を連動して揺動させるので、第1の可動体と第
2の可動体の揺動幅を異ならせて揺動させることがで
き、可動体の動きに面白さを加味することができ、興趣
性が向上する。第2の可動体に設けられたコイルへ駆動
信号を供給すると当該コイルと永久磁石との磁気的作用
により前記可動部に揺動力が与えられ、低消費電流によ
り可動部を大きなストロークで揺動させることができ、
視覚によりその動作を喚起することができる。
【0014】本発明に係る第4の手段は、時計本体と可
動部とを有し、時計本体前面には凹部が形成され、可動
部の一側が凹部の一側に回動可能に設けられており、可
動部の他側が上下に揺動可能であるので、可動部の揺動
停止時にはその自重により初期位置へ静止させることが
できる。また、可動部を平面状に形成できるので、時計
本体前面の突起部を極力少なくすることができる。可動
部には永久磁石が設けられ、時計本体には前記永久磁石
と対向する位置にコイルが設けられ、コイルへ駆動信号
を供給すると当該コイルと永久磁石との磁気的作用によ
り前記可動部に揺動力が与えられるので、簡単な構成に
より容易に組み立て作業ができ、低コストで且つ、均一
な品質の可動部付き腕時計を提供することができる。ま
た、低消費電流により可動部を大きなストロークで揺動
させることができ、視覚によりその動作を喚起すること
ができる。また、アラーム出力に同期して合成音を出力
すると共に、揺動体を揺動させるので、確実にアラーム
時刻の到来を時計装着者に知らせることができる。
【0015】本発明に係る第5の手段は、時計本体と可
動部とを有し、時計本体前面には凹部が形成され、可動
部の一側が凹部の一側に回動可能に設けられており、可
動部の他側が上下に揺動可能であり、可動部には永久磁
石が設けられ、時計本体には可動部を静止させるために
前記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられて
いるので、バネ部材を用いることなく、永久磁石を一定
方向へ吸引する磁性体によって可動部を初期状態に静止
させることができ、運動等による振動が加わっても可動
部を確実に静止させることができる。また、簡単な構成
により容易に組み立て作業ができ、低コストで且つ、均
一な品質の可動部付き腕時計を提供することができる。
時計本体には、前記磁性体と永久磁石を含む領域へ磁場
を発生させて当該磁性体と永久磁石の吸引力に抗して前
記可動部に揺動力を与えるコイルが設けられ、コイルへ
駆動信号を供給すると当該コイルと永久磁石との磁気的
作用により前記可動部に揺動力が与えられ、低消費電流
により可動部を大きなストロークで揺動させることがで
き、視覚によりその動作を喚起することができる。ま
た、簡単な構成により容易に組み立て作業ができ、低コ
ストで且つ、均一な品質の可動部付き腕時計を提供する
ことができる。また、アラーム出力に同期して合成音を
出力すると共に、揺動体を揺動させるので、確実にアラ
ーム時刻の到来を時計装着者に知らせることができる。
【0016】本発明に係る第6の手段は、時計本体と可
動部とを有し、時計本体前面には凹部が形成され、可動
部の一側が凹部の一側に回動可能に設けられており、可
動部の他側が上下に揺動可能であり、可動部には永久磁
石が設けられ、時計本体には可動部を静止させるために
前記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられて
いるので、バネ部材を用いることなく、永久磁石を一定
方向へ吸引する磁性体によって可動部を初期状態に静止
させることができ、振動が加わっても可動部を確実に静
止させることができる。また、簡単な構成により容易に
組み立て作業ができ、低コストで且つ、均一な品質の可
動部付き腕時計を提供することができる。可動部は第1
の揺動幅で揺動し得る第1の可動体と、当該第1の可動
体へ揺動可能に取り付けられて前記第1の揺動幅より初
期揺動幅だけ大きく揺動し得る第2の可動体とを有し、
第2の可動体が前記初期揺動幅を揺動してから第1の可
動体を連動して揺動させるので、第1の可動体と第2の
可動体の揺動幅を異ならせて揺動させることができ、可
動体の動きに面白さを加味することができ、興趣性が向
上する。第2の可動体に設けられたコイルへ駆動信号を
供給すると当該コイルと永久磁石との磁気的作用により
前記可動部に揺動力が与えられ、低消費電流により可動
部を大きなストロークで揺動させることができ、視覚に
よりその動作を喚起することができる。また、アラーム
出力に同期して合成音を出力すると共に、揺動体を揺動
させるので、確実にアラーム時刻の到来を時計装着者に
知らせることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係る一実施例を図面に基づい
て説明する。まず、本発明に係る一実施例の構成を説明
する。図1は本発明に係る可動部付き腕時計の分解斜視
図である。本発明に係る可動部付き腕時計1は時計本体
3と、当該時計本体3に揺動自在に取り付けられる可動
部5と、時計本体3にピン装着具7を介して装着される
バンド9とを有する。時計本体3は時計枠部11を有
し、時計枠部11にはほぼ半円形の欠切部13と、長方
形の欠切部15と、小穴17a,17b,17c,17
dが設けられている。欠切部13と、欠切部13の下側
に配置される中板41とで凹部を形成する。この時計本
体前面に形成された凹部の一側に可動部5の一側が回動
可能に設けられ、前記可動部5の他側が上下に揺動可能
に設けられる。時計枠部11の欠切部13には可動部5
を取り付けるための突起19a,19bが設けられ、各
突起19a,19bには穴21a,21bが形成されて
いる。
【0018】可動部5は前記欠切部13より僅かに小さ
な半円形に形成された窓枠部23と、窓枠部23に固定
される人形体25とで構成される。窓枠部23には複数
の格子23aが形成されている。窓枠部23の格子23
aには人形体25の腕部25a,25bが固定され、腕
部25a,25bは人形体25の肩部に固着されるもの
である。また、窓枠部23には下方に突出した突起27
a,27bが形成され、各突起27a,27bには穴2
9a,29bが形成されている。人形体25の背面には
永久磁石37が固定され、この永久磁石37の磁極は例
えば、後で説明するコイルと対向する側にS極が配置さ
れる。人形体25の下部にはピン挿入用の穴31が形成
されている。可動部5を取り付ける場合はピン33を穴
21a,29a,31,29b,21bへ順次挿入し、
ピン33の他端をピン止め35で止めることにより、可
動部5が時計枠部11側の突起19a,19bに揺動可
能に取り付けられる。このとき、可動部5はその一側を
突起19a,19bに取り付けられており、突起19
a,19bを中心に揺動し、揺動停止時にはその自重に
より初期位置へ静止する。
【0019】時計枠部11の下側には合成樹脂などの部
材により形成された中板41が配置され、中板41の裏
面にはコイル43が固着されている。このコイル43は
前記永久磁石37を含む領域へ磁場を発生させて当該永
久磁石37との磁気的作用により可動部5に揺動力を与
えるものである。中板41の下側には基板45が配置さ
れる。基板45はほぼ円形状に形成され、コイル43と
対応する部分のみが切除されている。基板45には後で
説明する種々の回路部が組み込まれ、コイル43が接続
されている。また、基板45のほぼ中央部には時刻表示
を行う表示部47が配置され、表示部47の周辺には4
個のスイッチ51,53,55,57が配置されてい
る。スイッチ51は基板45側に設けられた導体部51
aと、この導体部51aに接触する接点部51bと、こ
の接点部51bを押下するカバー51cとから構成され
ている。このような構成は他のスイッチ53,55,5
7についても同様である。これらスイッチ51,53,
55,57のカバーはそれぞれ時計枠部11側に形成さ
れた小穴17a,17b,17c,17dに配置され
る。また、基板45にはLED59a,59bが設けら
れ、可動部5の揺動に応じて点滅する。ここで、前記時
計本体前面に形成された凹部内が黒色に調整されるの
で、点滅するLED59a,59bによって可動部5の
揺動が強調される。そして、基板45の裏面には電池6
1が装着されると共に、ブザー63が接続される。
【0020】基板45には、時刻を計時する時計回路、
コイル43へ駆動信号を供給する駆動回路、適宜の音声
合成音を出力する音声合成回路、アラーム信号を出力す
るアラーム出力回路、当該アラーム出力回路から出力さ
れるアラーム信号に同期して音声合成回路と駆動回路を
動作させる同期駆動回路等の種々の回路部が組み込まれ
ている。3本のビス65を用いて基板45及び中板41
が時計枠部11に取り付けられる。その後、裏蓋67を
4本のビス69を用いてビス止めすることにより、時計
本体3の組み立てが完了する。
【0021】次に、図2を参照して時計本体3内に組み
込まれる回路部とその周辺装置を説明する。スイッチ5
1,53,55はそれぞれ時計ユニット71と接続さ
れ、スイッチ57は音声合成回路73と接続されてい
る。スイッチ51,53,55はアラーム時刻設定モー
ド、現在時刻設定モードなどの各種モードの切り換え
と、それぞれのモードにおける調整、設定を行うための
スイッチである。また、スイッチ57は叫び声等の音声
合成音を出力させて可動部5を揺動させるためのスイッ
チである。時計ユニット71は音声合成回路73を介し
てブザー63と接続されている。音声合成回路73は適
宜の合成音、例えば叫び声を音声合成するものであり、
この音声合成された合成音はブザー63から出力され
る。従って、音声合成回路73とブザー63とで適宜の
合成音を出力する合成音出力部を構成する。音声合成回
路73は駆動回路75を介してコイル43と接続されて
いる。駆動回路75はコイル43へ駆動信号を供給して
可動部5を揺動させるものである。時計ユニット71は
表示部47と時計回路を有し、時計回路で計時された時
刻を表示部47で表示する。また、時計ユニット71は
設定されたアラーム時刻に達したときにアラーム信号を
出力するアラーム出力手段と、当該アラーム出力手段か
ら出力されるアラーム信号に同期して前記合成音出力部
と駆動回路を動作させる同期駆動回路とを有する。従っ
て、アラーム時刻に達すると、合成音がブザー63から
出力されると同時に、可動部5が揺動する。
【0022】次に、図1に示した実施例の作用を説明す
る。可動部5が静止状態、すなわち、コイル43へ駆動
信号が供給されていない状態では、コイル43から磁場
が発生しないので、可動部5は初期位置で静止する。す
なわち、可動部5はその一側を突起19a,19bに取
り付けられており、その自重により初期位置へ静止し、
可動部5の窓枠部23が時計枠部11の欠切部13に収
納される。
【0023】次に、予め設定されたアラーム時刻に達す
ると、時計ユニット71はアラーム出力手段から出力さ
れるアラーム信号に同期して合成音出力部とコイル43
を駆動する。まず最初の駆動信号がコイル43へ供給さ
れると、コイル43の永久磁石37と対向する面に例え
ば、S極が発生する。一方、永久磁石27のコイル43
と対向する側にはS極が配置されており、永久磁石27
のS極とコイル43に発生したS極とが反発する。この
反発力により可動部5は窓枠部23と人形体25が一体
となって時計枠部11側の突起19a,19bを中心に
揺動し、あたかも、人形体25が窓枠部23を押し上げ
るかのごとくに動作する。一方、アラーム出力手段から
出力されるアラーム信号に同期して音声合成回路73及
びブザー63が駆動されるので、前述の可動部5の動作
に同期して例えば、叫び声がブザー63から出力され
る。また同時に、LED59a,59bが点滅する。
【0024】次に、最初の駆動信号の出力が終了する
と、コイル43から磁場が発生しないので、可動部5は
その自重により初期位置へ静止し、可動部5の窓枠部2
3が時計枠部11の欠切部13に収納される。以下同様
に、前述の動作を繰り返し、アラーム信号に同期して叫
び声を出力し、可動部5を揺動させる。このように設定
されたアラーム時刻に達すると、これに同期して可動部
5を揺動させつつ、叫び声を出力することができるの
で、興趣性が向上するのみならず、視覚と聴覚によりア
ラーム時刻を時計装着者へ知らせることができる。ま
た、同時に点滅するLED59a,59bによって可動
部5の揺動が強調される。
【0025】次に、スイッチ57を操作した場合の作用
を説明する。スイッチ57が操作されると、アラーム信
号に関係なく音声合成回路73、ブザー65及び駆動回
路75,コイル43を同期して駆動するので、任意の時
刻に強制的に叫び声を出力させると共に、可動部5を揺
動させることができる。
【0026】次に、図3を参照して本発明に係る第2の
実施例を説明する。本実施例は、磁性体で成るリベット
81を基板45のほぼ中央部に設け、可動部5側の永久
磁石37と吸引して可動部5を強制的に初期位置へ静止
させるようにしたことを特徴とする。すなわち、リベッ
ト81は可動部5側の永久磁石37と対向する位置に設
けられており、コイル43へ駆動信号が供給されていな
い状態では、コイル43から磁場が発生しないので、永
久磁石37と吸引して可動部5を強制的に初期位置へ静
止させ、可動部5の窓枠部23が時計枠部11の欠切部
13に収納される。また、コイル43へ駆動信号が供給
された状態では、コイル43と永久磁石37との反発力
が上記リベット81と永久磁石37との吸引力より大き
く設定されるので、可動部5を揺動させることができ
る。
【0027】このように、本発明に係る第2の実施例
は、永久磁石37を一定方向に吸引するためのリベット
81を設けたので、運動などによって時計本体3に振動
が与えられる場合であっても可動部5を確実に初期位置
に静止させることができる。尚、上記の実施例ではリベ
ット81を用いて永久磁石37を一定方向へ吸引させる
ように構成したが、本発明はこれに限定されることなく
リベット81の代わりに磁石を用いて永久磁石37を一
定方向へ吸引させるように構成しても良い。
【0028】次に、図4を参照して本発明に係る第3の
実施例を説明する。本実施例は、人形体25を窓枠部2
3から独立して揺動させるようにしたことを特徴とす
る。すなわち、窓枠部23の格子23aには腕部25
a,25bの指部が固定されており、この腕部25a,
25bの他端側に穴を形成すると共に、人形体25の肩
部に穴91を形成し、ピン93を腕部25a,25bの
他端側に形成した穴及び穴81へ挿入し、ピン93の他
端をピン止め95で止めることにより、人形体25が時
計枠部11側の突起19a,19bに揺動可能に取り付
けられると同時に、ピン93を中心にして揺動可能に設
けられる。このため、第1の可動体である窓枠部23は
突起19a,19bを中心に第1の揺動幅で揺動し得る
のに対して、第2の可動体である人形体25は突起19
a,19bを中心に第1の揺動幅より初期揺動幅だけ大
きく揺動し得る。従って、コイル43へ駆動信号が供給
された状態では、コイル43と永久磁石37との反発力
によってまず、第2の可動体である人形体25が揺動
し、人形体25が初期揺動幅を揺動した後に第1の可動
体である窓枠部23が連動して揺動することになる。以
上のごとく、本発明に係る第3の実施例は、第2の可動
体の揺動幅を第1の可動体の揺動幅より大きく揺動し得
るように構成したので、可動体の動きに変化を加味する
ことができ、興趣性が向上する。
【0029】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明に係る第
1の手段は、時計本体と可動部とを有し、時計本体前面
には凹部が形成され、可動部の一側が凹部の一側に回動
可能に設けられており、可動部の他側が上下に揺動可能
であるので、可動部の揺動停止時にはその自重により初
期位置へ静止させることができる。また、可動部を平面
状に形成できるので、時計本体前面の突起部を極力少な
くすることができるいう効果が得られる。可動部には永
久磁石が設けられ、時計本体には前記永久磁石と対向す
る位置にコイルが設けられ、コイルへ駆動信号を供給す
ると当該コイルと永久磁石との磁気的作用により前記可
動部に揺動力が与えられるので、簡単な構成により容易
に組み立て作業ができ、低コストで且つ、均一な品質の
可動部付き腕時計を提供することができるという効果が
得られる。また、低消費電流により可動部を大きなスト
ロークで揺動させることができ、視覚によりその動作を
喚起することができるという効果が得られる。
【0030】本発明に係る第2の手段は、時計本体と可
動部とを有し、時計本体前面には凹部が形成され、可動
部の一側が凹部の一側に回動可能に設けられており、可
動部の他側が上下に揺動可能であり、可動部には永久磁
石が設けられ、時計本体には可動部を静止させるために
前記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられて
いるので、バネ部材を用いることなく、永久磁石を一定
方向へ吸引する磁性体によって可動部を初期状態に静止
させることができ、運動等による振動が加わっても可動
部を確実に静止させることができる。また、可動部を平
面状に形成できるので、時計本体前面の突起部を極力少
なくすることができる。また、簡単な構成により容易に
組み立て作業ができ、低コストで且つ、均一な品質の可
動部付き腕時計を提供することができるという効果が得
られる。時計本体には、前記磁性体と永久磁石を含む領
域へ磁場を発生させて当該磁性体と永久磁石の吸引力に
抗して前記可動部に揺動力を与えるコイルが設けられ、
コイルへ駆動信号を供給すると当該コイルと永久磁石と
の磁気的作用により前記可動部に揺動力が与えられ、低
消費電流により可動部を大きなストロークで揺動させる
ことができ、視覚によりその動作を喚起することができ
る。また、簡単な構成により容易に組み立て作業がで
き、低コストで且つ、均一な品質の可動部付き腕時計を
提供することができるという効果が得られる。
【0031】本発明に係る第3の手段は時計本体と可動
部とを有し、時計本体前面には凹部が形成され、可動部
の一側が凹部の一側に回動可能に設けられており、可動
部の他側が上下に揺動可能であり、可動部には永久磁石
が設けられ、時計本体には可動部を静止させるために前
記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられてい
るので、バネ部材を用いることなく、永久磁石を一定方
向へ吸引する磁性体によって可動部を初期状態に静止さ
せることができ、振動が加わっても可動部を確実に静止
させることができる。また、簡単な構成により容易に組
み立て作業ができ、低コストで且つ、均一な品質の可動
部付き腕時計を提供することができるという効果が得ら
れる。可動部は第1の揺動幅で揺動し得る第1の可動体
と、当該第1の可動体へ揺動可能に取り付けられて前記
第1の揺動幅より初期揺動幅だけ大きく揺動し得る第2
の可動体とを有し、第2の可動体が前記初期揺動幅を揺
動してから第1の可動体を連動して揺動させるので、第
1の可動体と第2の可動体の揺動幅を異ならせて揺動さ
せることができ、可動体の動きに面白さを加味すること
ができ、興趣性が向上するという効果が得られる。第2
の可動体に設けられたコイルへ駆動信号を供給すると当
該コイルと永久磁石との磁気的作用により前記可動部に
揺動力が与えられ、低消費電流により可動部を大きなス
トロークで揺動させることができ、視覚によりその動作
を喚起することができるという効果が得られる。
【0032】本発明に係る第4の手段は、時計本体と可
動部とを有し、時計本体前面には凹部が形成され、可動
部の一側が凹部の一側に回動可能に設けられており、可
動部の他側が上下に揺動可能であるので、可動部の揺動
停止時にはその自重により初期位置へ静止させることが
できる。また、可動部を平面状に形成できるので、時計
本体前面の突起部を極力少なくすることができるという
効果が得られる。可動部には永久磁石が設けられ、時計
本体には前記永久磁石と対向する位置にコイルが設けら
れ、コイルへ駆動信号を供給すると当該コイルと永久磁
石との磁気的作用により前記可動部に揺動力が与えられ
るので、簡単な構成により容易に組み立て作業ができ、
低コストで且つ、均一な品質の可動部付き腕時計を提供
することができるという効果が得られる。また、低消費
電流により可動部を大きなストロークで揺動させること
ができ、視覚によりその動作を喚起することができると
いう効果が得られる。また、アラーム出力に同期して合
成音を出力すると共に、揺動体を揺動させるので、確実
にアラーム時刻の到来を時計装着者に知らせることがで
きるという効果が得られる。
【0033】本発明に係る第5の手段は、時計本体と可
動部とを有し、時計本体前面には凹部が形成され、可動
部の一側が凹部の一側に回動可能に設けられており、可
動部の他側が上下に揺動可能であり、可動部には永久磁
石が設けられ、時計本体には可動部を静止させるために
前記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられて
いるので、バネ部材を用いることなく、永久磁石を一定
方向へ吸引する磁性体によって可動部を初期状態に静止
させることができ、運動等による振動が加わっても可動
部を確実に静止させることができる。また、簡単な構成
により容易に組み立て作業ができ、低コストで且つ、均
一な品質の可動部付き腕時計を提供することができると
いう効果が得られる。時計本体には、前記磁性体と永久
磁石を含む領域へ磁場を発生させて当該磁性体と永久磁
石の吸引力に抗して前記可動部に揺動力を与えるコイル
が設けられ、コイルへ駆動信号を供給すると当該コイル
と永久磁石との磁気的作用により前記可動部に揺動力が
与えられ、低消費電流により可動部を大きなストローク
で揺動させることができ、視覚によりその動作を喚起す
ることができる。また、簡単な構成により容易に組み立
て作業ができ、低コストで且つ、均一な品質の可動部付
き腕時計を提供することができるという効果が得られ
る。また、アラーム出力に同期して合成音を出力すると
共に、揺動体を揺動させるので、確実にアラーム時刻の
到来を時計装着者に知らせることができるという効果が
得られる。
【0034】本発明に係る第6の手段は、時計本体と可
動部とを有し、時計本体前面には凹部が形成され、可動
部の一側が凹部の一側に回動可能に設けられており、可
動部の他側が上下に揺動可能であり、可動部には永久磁
石が設けられ、時計本体には可動部を静止させるために
前記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられて
いるので、バネ部材を用いることなく、永久磁石を一定
方向へ吸引する磁性体によって可動部を初期状態に静止
させることができ、振動が加わっても可動部を確実に静
止させることができる。また、簡単な構成により容易に
組み立て作業ができ、低コストで且つ、均一な品質の可
動部付き腕時計を提供することができるという効果が得
られる。可動部は第1の揺動幅で揺動し得る第1の可動
体と、当該第1の可動体へ揺動可能に取り付けられて前
記第1の揺動幅より初期揺動幅だけ大きく揺動し得る第
2の可動体とを有し、第2の可動体が前記初期揺動幅を
揺動してから第1の可動体を連動して揺動させるので、
第1の可動体と第2の可動体の揺動幅を異ならせて揺動
させることができ、可動体の動きに面白さを加味するこ
とができ、興趣性が向上するという効果が得られる。第
2の可動体に設けられたコイルへ駆動信号を供給すると
当該コイルと永久磁石との磁気的作用により前記可動部
に揺動力が与えられ、低消費電流により可動部を大きな
ストロークで揺動させることができ、視覚によりその動
作を喚起することができるという効果が得られる。ま
た、アラーム出力に同期して合成音を出力すると共に、
揺動体を揺動させるので、確実にアラーム時刻の到来を
時計装着者に知らせることができるという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る可動部付き腕時計の分解斜視図で
ある。
【図2】図1に示した実施例に組み込まれる回路部のブ
ロック図である。
【図3】本発明に係る第2の実施例の分解斜視図であ
る。
【図4】本発明に係る第3の実施例の分解斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 可動部付き腕時計 3 時計本体 5 可動部 11 時計枠 23 窓枠部 25 人形体 37 永久磁石 43 コイル 63 ブザー 71 時計ユニット 73 音声合成回路 75 駆動回路 81 リベット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G04B 45/00 G04B 25/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の要件を備えたことを特徴とする可
    動部付き腕時計。 (イ)時計本体と、可動部とを有すること。 (ロ)前記時計本体前面には、凹部が形成されているこ
    と。 (ハ)前記可動部の一側が前記凹部の一側に回動可能に
    設けられており、前記可動部の他側が上下に揺動可能で
    あること。 (ニ)前記可動部には、永久磁石が設けられているこ
    と。 (ホ)前記時計本体には、前記永久磁石と対向する位置
    にコイルが設けられ、当該コイルと永久磁石との磁気的
    作用により前記可動部に揺動力を与えること。 (ヘ)前記時計本体には、前記コイルへ駆動信号を供給
    する駆動回路が設けられていること。
  2. 【請求項2】 下記の要件を備えたことを特徴とする可
    動部付き腕時計。 (イ)時計本体と、可動部とを有すること。 (ロ)前記時計本体前面には、凹部が形成されているこ
    と。 (ハ)前記可動部の一側が前記凹部の一側に回動可能に
    設けられており、前記可動部の他側が上下に揺動可能で
    あること。 (ニ)前記可動部には、永久磁石が設けられているこ
    と。 (ホ)前記時計本体には、前記可動部を静止させるため
    に前記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられ
    ていること。 (ヘ)前記時計本体には、前記磁性体と永久磁石を含む
    領域へ磁場を発生させて当該磁性体と永久磁石の吸引力
    に抗して前記可動部に揺動力を与えるコイルが設けられ
    ていること。 (ト)前記時計本体には、前記コイルへ駆動信号を供給
    する駆動回路が設けられていること。
  3. 【請求項3】 下記の要件を備えたことを特徴とする可
    動部付き腕時計。 (イ)時計本体と、可動部とを有すること。 (ロ)前記時計本体前面には、凹部が形成されているこ
    と。 (ハ)前記可動部の一側が前記凹部の一側に回動可能に
    設けられており、前記可動部の他側が上下に揺動可能で
    あること。 (ニ)前記可動部は、第1の揺動幅で揺動し得る第1の
    可動体と、当該第1の可動体へ揺動可能に取り付けられ
    て前記第1の揺動幅より初期揺動幅だけ大きく揺動し得
    る第2の可動体とを有すること。 (ホ)前記第2の可動体には、永久磁石が設けられてい
    ること。 (ヘ)前記時計本体には、前記可動部を静止させるため
    に前記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられ
    ていること。 (ト)前記時計本体には、前記磁性体と永久磁石を含む
    領域へ磁場を発生させて当該磁性体と永久磁石の吸引力
    に抗して前記第2の可動体に揺動力を与えるコイルが設
    けられていること。 (チ)前記第2の可動体が前記初期揺動幅を揺動してか
    ら前記第1の可動体を連動して揺動させること。 (リ)前記時計本体には、前記コイルへ駆動信号を供給
    する駆動回路が設けられていること。
  4. 【請求項4】 下記の要件を備えたことを特徴とする可
    動部付き腕時計。 (イ)時計本体と、可動部とを有すること。 (ロ)前記時計本体前面には、凹部が形成されているこ
    と。 (ハ)前記可動部の一側が前記凹部の一側に回動可能に
    設けられており、前記可動部の他側が上下に揺動可能で
    あること。 (ニ)前記可動部には、永久磁石が設けられているこ
    と。 (ホ)前記時計本体には、前記永久磁石と対向する位置
    にコイルが設けられ、当該コイルと永久磁石との磁気的
    作用により前記可動部に揺動力を与えること。 (ヘ)前記時計本体には、前記コイルへ駆動信号を供給
    する駆動回路が設けられていること。 (ト)前記時計本体は、前記コイルへ駆動信号を供給す
    る駆動回路と、適宜の合成音を出力する合成音出力部
    と、アラーム信号を出力するアラーム出力手段と、当該
    アラーム出力手段から出力されるアラーム信号に同期し
    て前記合成音出力部と駆動回路を動作させる同期駆動回
    路とを有すること。
  5. 【請求項5】 下記の要件を備えたことを特徴とする可
    動部付き腕時計。 (イ)時計本体と、可動部とを有すること。 (ロ)前記時計本体前面には、凹部が形成されているこ
    と。 (ハ)前記可動部の一側が前記凹部の一側に回動可能に
    設けられており、前記可動部の他側が上下に揺動可能で
    あること。 (ニ)前記可動部には、永久磁石が設けられているこ
    と。 (ホ)前記時計本体には、前記可動部を静止させるため
    に前記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられ
    ていること。 (ヘ)前記時計本体には、前記磁性体と永久磁石を含む
    領域へ磁場を発生させて当該磁性体と永久磁石の吸引力
    に抗して前記可動部に揺動力を与えるコイルが設けられ
    ていること。 (ト)前記時計本体には、前記コイルへ駆動信号を供給
    する駆動回路が設けられていること。 (チ)前記時計本体は、前記コイルへ駆動信号を供給す
    る駆動回路と、適宜の合成音を出力する合成音出力部
    と、アラーム信号を出力するアラーム出力手段と、当該
    アラーム出力手段から出力されるアラーム信号に同期し
    て前記合成音出力部と駆動回路を動作させる同期駆動回
    路とを有すること。
  6. 【請求項6】 下記の要件を備えたことを特徴とする可
    動部付き腕時計。 (イ)時計本体と、可動部とを有すること。 (ロ)前記時計本体前面には、凹部が形成されているこ
    と。 (ハ)前記可動部の一側が前記凹部の一側に回動可能に
    設けられており、前記可動部の他側が上下に揺動可能で
    あること。 (ニ)前記可動部は、第1の揺動幅で揺動し得る第1の
    可動体と、当該第1の可動体へ揺動可能に取り付けられ
    て前記第1の揺動幅より初期揺動幅だけ大きく揺動し得
    る第2の可動体とを有すること。 (ホ)前記第2の可動体には、永久磁石が設けられてい
    ること。 (ヘ)前記時計本体には、前記可動部を静止させるため
    に前記永久磁石を初期位置へ吸引する磁性体が設けられ
    ていること。 (ト)前記時計本体には、前記磁性体と永久磁石を含む
    領域へ磁場を発生させて当該磁性体と永久磁石の吸引力
    に抗して前記第2の可動体に揺動力を与えるコイルが設
    けられていること。 (チ)前記第2の可動体が前記初期揺動幅を揺動してか
    ら前記第1の可動体を連動して揺動させること。 (リ)前記時計本体には、前記コイルへ駆動信号を供給
    する駆動回路が設けられていること。 (ヌ)前記時計本体は、前記コイルへ駆動信号を供給す
    る駆動回路と、適宜の合成音を出力する合成音出力部
    と、アラーム信号を出力するアラーム出力手段と、当該
    アラーム出力手段から出力されるアラーム信号に同期し
    て前記合成音出力部と駆動回路を動作させる同期駆動回
    路とを有すること。
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