JP2813302B2 - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気または光信号のス
イッチングや変調操作を行う、超高速で消費電力が少な
い半導体装置およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】2つの平行な伝送線路であるチャネルを
伝わる電子の波は、上記伝送線路の間隔が1ミクロン程
度以下になると、一方の線路から他方の線路へと電子が
乗り移る現象(トンネル効果)が顕著になる。この性質
を利用して電気的な信号の切り替え(スイッチング)を
行わせる素子(電子波の方向性結合器)が、文献1の
“アプライド・フィジクス・レターズ(Appl. Phys.
Lett.)第56巻、第78頁から第80頁、1990
年”に報告されている。また、上記文献1に示された素
子と動作原理は同じであるが、素子の構造が異なるもの
も、文献2の“生産研究、第45巻、第2号、pp.8
2−87、199年”に報告されている。上記文献1
に記載された素子(方向性結合器)の斜視図を図10に
示し、上記文献2に記載された素子の断面構造を図11
にそれぞれ模式的に示す。図10に示す文献1に記載さ
れた素子では、電子が伝わる路となる半導体電子導波路
21がGaAsとAlGaAsのヘテロ接合を利用し2
次元電子ガスからなるチャネル層を含むエピタキシャル
膜を、エッチングにより形成したものである。導波路が
互いに交わる電子導波路23の中央に金属ゲート22を
設けることで、金属ゲート直下の半導体導波路内に電位
障壁を発生し、導波路を中央で2分している。金属ゲー
トに印加する電圧を変えることで、金属ゲートで2分さ
れた導波路間の結合を弱めたり強めたりしている。導波
路間の結合が弱い時は、一方の導波路から他方の導波路
への電子の乗り移り(トンネル)が起りにくい。しか
し、導波路間の結合が強い時は電子の乗り移りが起りや
すい。このようにして、一方の導波路から他方の導波路
へ電子の流れを切り替える。また、図11に示す文献2
に記載された素子では、GaAsとAlGaAsヘテロ
接合からなる多層膜を上下に積み重ねた構造をとり、上
下2つのGaAs量子井戸33と35とで2つの導波路
を構成し、AlGaAsトンネル障壁34で導波路33
と35とを分離しているので、上記文献1に記載されて
いる、金属ゲートで形成される半導体導波路内の電位障
壁の高さが不十分で、電位障壁が厚いという問題点は解
決している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記文
献2に記載された素子では、導波路が上下2層の構造に
なっているために、個々の導波路への入出力端子の形成
が困難である。さらにまた、導波路を伝わる電子が一方
の導波路から他方の導波路へ効率良く乗り移るために、
導波路の断面寸法と導波路の間隔は、それぞれ100n
m以下とする必要がある。この寸法に関する要請を考慮
すると、上記文献1と文献2に記載された素子構造に共
通の課題として、導波路を形成するリソグラフィ工程が
非常に困難である。
【0004】本発明は、変調またはスイッチング時間が
短い、高速の電気または光信号の変調、スイッチング素
子を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、針状結晶か
らなる複数の半導体細線の少なくとも2本を、互いに近
接するように基板上に配置し、上記半導体細線内を伝搬
する電子または光が、一つの半導体細線から別の半導体
細線に乗り移る現象を利用して、電気信号または光信号
のスイッチングあるいは変調操作を行うことにより達成
される。また、上記半導体細線に電界を印加するための
制御電極を付加することにより、または、上記針状結晶
が、GaAs、InAs、InSb、InP、GaP、
InGaP、InGaAsP、GaSb、Si、Ge、
SiGe、AlGaAs、InGaAs、ZnSe、C
dTe、CdSe、ZnS、HgCdTe、SiC、G
aNのうちのいずれかの半導体からなることにより達成
される。
【0006】あるいは、上記針状結晶は、基板に形成し
たリッジの側面にAu微小粒を付着したのち、半導体を
構成する元素の分子線を真空中で用いる半導体結晶の成
長法、あるいは有機金属の熱分解を利用した半導体結晶
の成長法により形成することで達成できる。
【0007】
【作用】本発明の半導体装置は、ホイスカーと呼ばれる
半導体の針状結晶よりなる導波路を、基板上に複数本を
平面状に平行または交差して配置し、それぞれの上記導
波路上に金属のゲート電極を形成している。なお、上記
導波路となる針状結晶は、GaAs、AlGaAs等に
代表される化合物半導体によって成長形成される。
【0008】本発明に先立ち、発明者らは針状結晶の成
長に関する詳細な検討を行い、つぎのような現象を見出
した。すなわち、針状結晶はAuを成長の種として
〔1、1、1〕結晶軸の方向に伸びる特性があり、基
板上における針状結晶の形成場所や成長方法や成長本数
は、Auの付着場所と基板の結晶面方位を選択すること
により制御できる。特に基板の結晶面方位を(1、1、
0)や(2、1、1)Bにすると、基板表面と平行に針
状結晶を形成できることを見出した。
【0009】針状結晶の幅は100ナノメートル(n
m)以下であるが、例えば幅20nm程度のものを20
nm程度の間隔まで接近させ、それぞれを電子の導波路
とすると、一方の導波路を伝わる電子は他方の導波路に
乗り移ることが可能である。そして、個々の導波路上に
設けた金属のゲート電極に印加する電圧を変化させるこ
とにより、電子が一方の導波路から他方の導波路に乗り
移る割合を制御することができる。なお、上記記載にお
いては、導波路中を電子が伝わる場合について記した
が、導波路を伝わるものが電子でなく光であっても、同
様に取扱うことができる。
【0010】
【実施例】つぎに本発明の実施例を図面とともに説明す
る。図1は本発明による半導体装置の第1実施例を示す
模式図、図2は上記実施例の製造工程を示す図、図3は
上記実施例の出力電流対制御電極電圧の特性を示す図、
図4は本発明の第2実施例を示す模式図、図5は上記実
施例の光出力強度対制御電極電圧依存性を示す図、図6
は本発明の第3実施例として光伝送システムの構成を示
す概念図、図7は本発明の第4実施例として8×8マト
リックス交換器を示す模式図、図8は本発明の第5実施
例を示す模式図、図9は上記実施例の製造工程を示す図
である。
【0011】第1実施例 図1には2本の互いに交差する導波路118と導波路1
19からなる電子(電子波)の流れを切り替える素子の
斜視図を示す。導波路118、119は2本の針状結晶
を基板上で立体交差するように形成することにより構成
される。導波路としてGaAsを用いた場合は、埋め込
み層112にAlGaAsを用いる。つぎに、電子の入
出力電極113、114、115、116および電子の
流れを切り替えるための制御電極117を形成する。入
力電極113から導波路118に入った電子は、導波路
118を伝わる途中の導波路の交差部でその一部が他方
の導波路119に乗り移る。出力電極115、116で
はある比率で電子の出力が観測される。出力電極11
5、116での電子の比率は、制御電極117に印加す
る電圧で変化させることができる。
【0012】図2は上記素子の製造工程の主要部を示す
概略図である。(a)はまず、GaAs(1、1、1)
B面基板1上に、リッジ118の段差部を形成する。つ
ぎに、リッジ118の側面で(0、0、1)方向に面し
ている側面にAuの微小な粒を付着する。Auの微小な
粒は30nmの直径で間隔を50nmとし、かつ図1に
示すごとく、2本の針状結晶に交差構造を形成させるよ
うにAuの微小粒子をリッジ部に付着する。例えば基板
面に対しAuの微小粒径に応じた所定の高低差を持って
付着されている。その後、有機金属の熱分解を利用した
気相化学成長法(MOCVD)により、GaとAsの原
料ガスを基板に供給すると、Auの粒が付着した位置に
GaAs針状結晶110、111が結晶方位にしたがい
リッジ側面に対し斜めに成長するため、2本互いに交差
するように形成される。ここで、針状結晶110、11
1は幅が30nmで長さ5μmであり、その成長方向が
(1、1、1)Bとなる。針状結晶110、111の交
差角度は(b)に示すように約109.4度となる。つ
ぎに、長さが4μmの導波路118および119になる
ように、針状結晶110、111を埋め込んだ基板1を
へき開した状態を(c)に示す。上記導波路118およ
び119の末端部付近に、電子の入出力電極になるオー
ミック電極113、114、115、116を、(d)
に示すようにそれぞれ形成し、ショットキー型の制御電
極117を形成する。導波路部の制御電極117は、幅
0.5μmで長さ0.7μmである。
【0013】上記のように形成した素子特性を調べた。
制御電極117に電圧を印加しない状態で、導波路11
8の入出力電極113、115に1ボルトの電圧を印加
して1mAの電流を流す。この状態では電子が導波路1
18の入力電極113から注入される。導波路119の
出力電極116では1マイクロアンペア(μA)の電流
が観測された。つぎに、制御電極117に0.8ボルト
の正電圧を印加すると、導波路118の出力電極115
では10μAの電流が流れ、導波路119の出力電極1
16では0.9mAの電流が観測された。図3は出力電
極115、116での電流値を制御電極117に印加し
た電圧に対して記録した。図から判るとおり、入力電極
113から注入された電子は、導波路118を伝搬する
過程で制御電極117に1ボルト印加すると、隣接する
導波路にほぼ100%スイッチングされることが判る。
このとき、スイッチング時間は導波路に重なっている制
御電極の面積で決り、本実施例の場合は1ピコ秒(p
sec)である。すなわち、1テラヘルツのスイッチン
グ素子としての機能があることがわかった。
【0014】第2実施例 本発明の第2実施例は、導波路に光を入射し、その入射
光により励起された電子・正孔対と、この電子・正孔対
が再結合する時に発する光とが、生成消滅を繰返しなが
ら導波路を伝搬していく現象を利用した素子に関するも
ので、図4に素子の模式図を示す。基板1上に光導波路
51、52となるGaAs針状結晶をMOCVD法によ
り成長させ、AlGaAsにより埋め込み層5を形成す
るまでは第1実施例と同様である。その後、制御電極5
3を形成する。いま導波路51の断面の一方から波長8
20nmの半導体レーザ光を入射させた。導波路51の
もう一方の端面および隣接する導波路52の端面から出
射される光出力を、制御電極53に印加する電圧に対し
て測定したところ、図5に示すような結果が得られた。
図より制御電圧が0ボルトでは、導波路51に入射した
光は導波路51、52の出力端からほぼ1対1の割合で
得られる。しかし制御電圧を増加すると、導波路51の
出力端からの光出力56は次第に減少し、0.5ボルト
で最小の0となり、さらに制御電圧を増加させると再び
光出力56は増加する。一方、導波路52から得られる
光出力は、導波路51から得られる光出力とは位相がほ
ぼ180度ずれた状態である。すなわち、本実施例の素
子は光のスイッチングができる。そこで、光のスイッチ
ング速度を調べたところ、駆動電圧1ボルトで0.3ピ
コ秒の超高速スイッチングができることが明らかになっ
た。
【0015】第3実施例 上記第2実施例に示した素子を実際の光伝送系に取り入
れた光伝送システムの構成を第3実施例として図に示
す。図示の伝送系では電気信号を光の強弱信号に変換
し、この光信号を光ファイバーで伝送する。光ファイバ
ーで伝送された光信号は、再び電気信号に変換されて情
報の伝送が行われる。光ファイバー81の入力端では、
複数の入力電気信号を束ねて多重化するマルチプレクサ
(MUX)82、光源となる半導体レーザダイオード8
5、半導体レーザダイオード85からの光に電気信号を
載せる(変換する)ための光変調器84、光変調器84
を駆動するための光変調器駆動素子83、光変調器84
から出た信号光を増幅する光増幅器86が光伝送系の構
成要素である。光ファイバー81の出力端では、光増幅
器87、光を電気に変換する光検知器88、光検知器8
8からの電気信号を処理する回路系からなっている。
【0016】ここでは、光変調器84に本発明の素子を
取り入れた。従来の光変調器では駆動電圧が4ボルト必
要であり、そのために光変調器駆動素子83の負荷が大
き過ぎて、異常発熱や耐圧不良など故障の原因になって
いた。本発明の素子では駆動電圧が1ボルトであるの
で、光変調器駆動素子83の故障がなく、かつ、低消費
電力化とともに光伝送系全体の信頼性向上を達成するこ
とができる。
【0017】第4実施例 針状結晶からなる導波路を平行に8本並べて8×8のマ
トリックススイッチを形成した第4実施例の素子模式図
を図7に示す。本実施例の素子では、導波路の幅と間隔
はともに100nmの程度である。導波路は4本ずつ互
いに平行するものが上下2段に交差する構造であり、上
下の導波路が交差した場所に制御電極が設けてある。導
波路上に制御電極が設置してある部分では、制御電極へ
の電圧印加により隣り合う2本の導波路間で一方の導波
路から他方の導波路へ、光または電子の乗り移りがおこ
る。1本の導波路の長さは約200μmであり、導波路
と制御電極を含めた素子の寸法は200μm×200μ
mである。上記マトリックススイッチは、従来の電話交
換機に使われているようなクロスバー式交換機に比べ
て、5桁から6桁のスイッチング速度の高速化をはかる
ことができる。なお、導波路を伝搬するものが光である
場合には、個々の導波路に入力する光の波長をそれぞれ
異なるものとすることによって、超並列の情報処理が可
能になる。
【0018】第5実施例 上記第1実施例では、針状結晶を用いた導波路が基板上
で交差するように配置した素子を示したが、針状結晶が
互いに平行になるような配置で導波路を形成した素子の
第5実施例を図8に示す。また、本実施例の素子の製造
工程を図9にそれぞれ示す。本実施例の素子は、2本の
導波路の途中に制御電極6を設けている。つぎに、互い
に平行な2本の導波路を利用した本素子の形成工程を図
9により説明する。
【0019】図9において、GaAs(2、1、1)B
基板1上に、(a)に示すようにリッジ12を(1、−
1、0)方向に平行に形成する。この時、リッジ12の
側面には(1、1、1)B面または(1、1、1)B
に近い面が出るようにする。(1、1、1)B面または
(1、1、1)B面に近い面の一部に、走査型トンネル
顕微鏡(STM)を用いてAuの微小な粒を2個所に付
着する。その後MOCVDによりAuを付着した位置に
GaAs針状結晶3、14を成長させる。この時、成長
した針状結晶3、14はリッジ12に対して垂直で、基
板1の面に平行に成長する。成長した針状結晶は(b)
のように埋め込み層4で埋め込み、導波路2、15にな
るが、(c)に示すように基板1をへき開してリッジ部
を除去する。つぎに、入力電極9、10および出力電極
7、8、制御電極6を設け、基板1の裏面に基板電極1
1を形成して素子が完成する。
【0020】針状結晶についてはGaAsの場合につい
て記したが、InAs、InSb、InP、InGaA
sP、InGaP、GaP、GaSb、Si、Ge、S
iGe、AlGaAs、InGaAs、ZnSe、Zn
S、CdTe、CdSe、HgCdTe、SiC、Ga
N等の半導体からなる結晶であってもよいことは言うま
でもない。なお、針状結晶の成長方法はMOCVDの場
合について記したが、真空中で半導体の構成元素の分子
線を使った結晶成長法によって成長してもよい。
【0021】
【発明の効果】上記のように本発明による半導体装置お
よびその製造方法は、針状結晶からなる複数の半導体細
線の少なくとも2本を、互いに近接するように基板上に
配置し、上記半導体細線内を伝搬する電子または光が、
一つの半導体細線から別の半導体細線に乗り移る現象を
利用して、電気信号または光信号のスイッチングあるい
は変調操作を行うことにより、電気信号や光信号の高速
切り替えが可能な半導体装置を製作できるので、伝送シ
ステムの高速化を行い信頼性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体装置の第1実施例を示す模
式図である。
【図2】上記実施例に示した半導体装置で、(a)、
(b)、(c)、(d)はそれぞれ製造工程を示す図で
ある。
【図3】上記実施例の出力電流対制御電極電圧の依存性
を示す図である。
【図4】本発明の第2実施例を示す模式図である。
【図5】上記実施例の光出力強度対制御電極電圧依存性
を示す図である。
【図6】本発明の第3実施例として光伝送システムの構
成を示す図である。
【図7】本発明の第4実施例として8×8マトリックス
交換器を示す模式図である。
【図8】本発明の第5実施例を示す模式図である。
【図9】上記実施例に示した半導体装置で、(a)、
(b)、(c)、(d)はそれぞれ製造工程を示す図で
ある。
【図10】従来の方向性結合器を示す模式図である。
【図11】従来の電子波方向性結合型スイッチを示す図
である。
【符号の説明】
1 基板 6、117 制御電極 110、111 針状結晶(細線) 118、119 導波路
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 俊彦 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所 中央研究所内 (72)発明者 白井 正敬 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所 中央研究所内 (72)発明者 原口 恵一 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所 中央研究所内 (56)参考文献 特開 平6−97425(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 29/00 - 29/96

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】針状結晶からなる複数の半導体細線の少な
    くとも2本を、互いに近接するように基板上に配置し、
    上記半導体細線内を伝搬する電子または光が、一つの半
    導体細線から近接する別の半導体細線に乗り移る現象を
    利用して電気信号または光信号のスイッチングまたは変
    調を行なう半導体装置において、リッジ部を有する半導
    体基板の該リッジ部側面から上記半導体細線が上記半導
    体基板の面と平行に配置された半導体細線と、複数の上
    記半導体細線が近接している部分に、該複数の半導体細
    線間の電位障壁の高さを制御するように形成されている
    制御電極とを有し、該制御電極により上記電気信号また
    は光信号のスイッチングあるいは変調操作を行うことを
    特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】上記基板面に平行に形成された少なくとも
    2本以上の針状結晶は、互いに平行または交差の何れか
    の構成となっていることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】上記針状結晶は、GaAs、InAs、I
    nSb、InP、GaP、InGaP、InGaAs
    P、GaSb、Si、Ge、SiGe、AlGaAs、
    InGaAs、ZnSe、CdTe、CdSe、Zn
    S、HgCdTe、SiC、GaNのいずれかの半導体
    からなることを特徴とする請求項1記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】針状結晶からなる複数の半導体細線の少な
    くとも2本を、互いに近接するように基板上に配置して
    形成する半導体装置の製造方法において、上記針状結晶
    は、リッジ部を有する半導体基板の該リッジの側面にA
    uの微小粒を付着したのち、上記針状結晶を構成する元
    素の分子線を真空中で用いる半導体結晶の成長法、また
    有機金属の熱分解を利用した上記針状結晶を構成する
    元素を供給する半導体結晶の気相化学成長法により、
    記Auの微小粒を成長の核として形成されることを特徴
    とする半導体装置の製造方法。
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