JP2813047B2 - コンクリート系制振壁の製造方法 - Google Patents

コンクリート系制振壁の製造方法

Info

Publication number
JP2813047B2
JP2813047B2 JP22651190A JP22651190A JP2813047B2 JP 2813047 B2 JP2813047 B2 JP 2813047B2 JP 22651190 A JP22651190 A JP 22651190A JP 22651190 A JP22651190 A JP 22651190A JP 2813047 B2 JP2813047 B2 JP 2813047B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
concrete
fiber
mold
peripheral
damping wall
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP22651190A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04108967A (ja
Inventor
武彦 加藤
勇治 芳賀
恵司 坂尾
頼昌 片野
一男 上原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kumagai Gumi Co Ltd
Original Assignee
Kumagai Gumi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kumagai Gumi Co Ltd filed Critical Kumagai Gumi Co Ltd
Priority to JP22651190A priority Critical patent/JP2813047B2/ja
Publication of JPH04108967A publication Critical patent/JPH04108967A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2813047B2 publication Critical patent/JP2813047B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
  • Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)
  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、建築物に用いられるコンクリート系制振
壁の製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、プレキャストコンクリート壁パネルに制振装置
が埋設されている制振壁を製造する場合は、第6図に示
すように、底部型枠1の上部に周囲型枠2を載置し、そ
の周囲型枠2内の上部および下部に鉄筋17を配置し、前
記周囲型枠2における対向する2辺のうちの1辺に、粘
弾性材層3を有する制振装置11における取付板5を内側
から挿通し、前記周囲型枠2における対向する2辺のう
ちの他辺に、アンカー部材12を取付けた固定金具6を内
側から挿通し、次に周囲型枠2内にコンクリート13を打
設し、そのコンクリート13を養生したのち型枠を撤去し
て、制振壁を製造する方法が提案されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
前記従来の制振壁製造方法の場合は、配筋を必要とす
ると共に所要の鉄筋かぶり厚を確保する必要があり、そ
のため壁パネルの厚さが厚くなると共に大重量になり、
かつ製造コストが高くなるという問題がある。
この発明は前述の問題を有利に解決できるコンクリー
ト系制振壁の製造方法を提供することを目的とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的を達成するために、第1発明のコンクリート
系制振壁の製造方法においては、底部型枠1の上部に載
置した周囲型枠2における対向する2辺のうち1辺に、
粘弾性材層3を有する制振装置4における取付板5を内
側から挿通し、前記周囲型枠2における対向する2辺の
うちの他辺に、アンカー部材付き固定金具6を内側から
挿通し、次に前記周囲型枠2の上部に上部型枠7を載置
して固定したのち、型枠に設けた注入口8から繊維含有
コンクリート9を型枠内に注入する。
また第2発明のコンクリート系制振壁の製造方法にお
いては、底部型枠1の上部に載置して周囲型枠2におけ
る対向する2辺のうちの1辺に、粘弾性材層3を有する
制振装置4における取付板5を内側から挿通し、前記周
囲型枠2における対向する2辺のうちの他辺に、アンカ
ー部材付き固定金具6を内側から挿通し、次に前記周囲
型枠2の上部に上部型枠7を載置して固定したのち、型
枠に設けた注入口8から繊維含有気泡コンクリート10を
型枠内に注入する。
〔実施例〕
次にこの発明を図示の例によって詳細に説明する。
この発明を実施してコンクリート系制振壁を製造する
場合は、第1図ないし第4図に示すように、底部型枠1
の上部に載置した周囲型枠2における対向する2辺うち
の1辺の両側に、鋼製取付板5とその両面に固着された
粘弾性材層3と各粘弾性材層3の表面に固着された鋼製
外面板1とを備えている制振装置4における前記取付板
5が内側から挿通され、前記周囲型枠2における対向す
る2辺のうちの他辺の両側に、アンカー部材12を固着し
た鋼板製固定金具6が内側から挿通され、前記周囲型枠
2の上部に上部型枠7が載置され、その周囲型枠2と底
部型枠1および上部型枠7とはボルト15により結合され
る。
次にガラス繊維,セルロース系繊維等の補強用繊維を
混入した繊維含有コンクリート9または前記補強用繊維
と気泡発生剤を混入した繊維含有気泡コンクリート10
が、周囲型枠2に設けられた注入口8から型枠内に注入
され、上部型枠7に設けられた排気口16から繊維含有コ
ンクリートまたは繊維含有気泡コンクリートが排出され
たとき、直ちに前記注入口8からの繊維含有コンクリー
トまたは繊維含有気泡コンクリートの注入を停止する。
繊維含有コンクリート9または繊維含有気泡コンクリ
ート10が固化したのち、蒸気養生あるいはオートクレー
ブ養生を行なう場合は、脱型しない状態でもよく上部型
枠7および周囲型枠2を脱型してもよい。
繊維含有気泡コンクリートを製造する方法としては、
あらかじめ水と気泡発生剤とを発泡機により混合して安
定した気泡水を作り、その気泡水と繊維とセメントペー
ストとミキサーにより混練する方法、セメントペースト
の中に気泡発生剤と繊維を入れて、これをミキサーによ
り混練することにより気泡を発生させる方法、アルミニ
ウム粉末からなる発泡剤を使用し、これをスラリー中で
反応させた水素ガスで気泡水を作り、その気泡水と繊維
とセメントペーストとをミキサーにより混練する方法等
を採用することができる。また気泡発生剤としては、硫
酸ラウリルソーダ,アルキルアリルスルホン酸等の洗浄
剤あるいは樹脂石鹸等を使用することができる。
第5図はこの発明の方法によって製造されたコンクリ
ート系制振壁を示している。
この発明を実施する場合、制振装置4における外面板
14にアンカー鉄筋を固着してもよい。また粘弾性材層を
構成する粘弾性材料としては、アスファルト系粘弾性材
料例えばゴムアスファルト、アクリル系粘弾性材料例え
ばアクリルポリマー、あるいはシリコーン系粘弾性材例
えばシリコーンゴム等を使用することができる。
〔発明の効果〕
この発明は前述のように構成されているので、以下に
記載するような効果を奏する。
制振壁を構成するコンクリート系材料として、繊維含
有コンクリート9または繊維含有気泡コンクリート10を
使用し、鉄筋を省略したので、制振壁を軽量化すること
ができ、しかも鉄筋のかぶりが必要ないので、制振壁の
壁厚を薄くして制振壁をさらに軽量化することができ、
かつ繊維により補強された高品質のコンクリート系制振
壁を高能率で経済的に製造することができ、さらにコン
クリートがこれに混入された繊維により補強されている
ので、曲げ耐力に優れたコンクリート系制振壁を製造す
ることができ、また繊維含有気泡コンクリート10を使用
した場合は、制振壁を著しく軽量化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図はこの発明を実施してコンクリート
系制振壁を製造している状態を示すものであって、第1
図は横断平面図、第2図は第1図のA−A線断面図、第
3図は第1図のB−B線断面図、第4図は第3図におけ
る制振装置付近を拡大して示す縦断側面図、第5図はこ
の発明の方法により製造されたコンクリート系制振壁を
示す一部切欠縦断側面図である。第6図は従来の方法に
より制振壁を製造している状態を示す縦断正面図であ
る。 図において、1は底部型枠、2は周囲型枠、3は粘弾性
材層、4は制振装置、5は取付板、6は固定金具、7は
上部型枠、8は注入口、9は繊維含有コンクリート、10
は繊維含有気泡コンクリート、12はアンカー部材、14は
外面板、15はボルト、16は排気口である。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI E04B 2/56 E04B 2/56 (56)参考文献 特開 昭64−43672(JP,A) 実開 平1−61363(JP,U) 実開 昭64−24266(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04H 9/02 E04B 2/56 B28B 1/00 - 1/54 B28B 7/00 - 7/46 B28B 23/00 - 23/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】底部型枠1の上部に載置した周囲型枠2に
    おける対向する2辺のうちの1辺に、粘弾性材層3を有
    する制振装置4における取付板5を内側から挿通し、前
    記周囲型枠2における対向する2辺のうちの他辺に、ア
    ンカー部材付き固定金具6を内側から挿通し、次に前記
    周囲型枠2の上部に上部型枠7を載置して固定したの
    ち、型枠に設けた注入口8から繊維含有コンクリート9
    を型枠内に注入するコンクリート系制振壁の製造方法。
  2. 【請求項2】底部型枠1の上部に載置した周囲型枠2に
    おける対向する2辺のうちの1辺に、粘弾性材層3を有
    する制振装置4における取付板5を内側から挿通し、前
    記周囲型枠2における対向する2辺のうちの他辺に、ア
    ンカー部材付き固定金具6を内側から挿通し、次に前記
    周囲型枠2の上部に上部型枠7を載置して固定したの
    ち、型枠に設けた注入口8から繊維含有気泡コンクリー
    ト10を型枠内に注入するコンクリート系制振壁の製造方
    法。
JP22651190A 1990-08-30 1990-08-30 コンクリート系制振壁の製造方法 Expired - Fee Related JP2813047B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22651190A JP2813047B2 (ja) 1990-08-30 1990-08-30 コンクリート系制振壁の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22651190A JP2813047B2 (ja) 1990-08-30 1990-08-30 コンクリート系制振壁の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04108967A JPH04108967A (ja) 1992-04-09
JP2813047B2 true JP2813047B2 (ja) 1998-10-22

Family

ID=16846273

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22651190A Expired - Fee Related JP2813047B2 (ja) 1990-08-30 1990-08-30 コンクリート系制振壁の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2813047B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04108967A (ja) 1992-04-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU717060B2 (en) Concrete panel and method of production thereof
EP0983407B1 (en) Prefabricated glass fiber reinforced concrete wallpanel
JP2813047B2 (ja) コンクリート系制振壁の製造方法
CN208870274U (zh) 混凝土预制板及混凝土叠合板
EP0285538B1 (en) Partition-panel for interior compartmentation of buildings; procedure and device for its manufacture
KR200308707Y1 (ko) 철근과 거푸집이 매트릭스 구조로 이루어진 경량 단열거푸집
JPS6013159A (ja) 軽量気泡コンクリ−トパネル及びその製造法
CN2097869U (zh) 外墙保温复合模板
KR100650017B1 (ko) 에스아이비공법 건축물 시공방법
CN214246240U (zh) 一种免拆发泡陶瓷建筑模板
CN113250360B (zh) 一种装配式预制混凝土楼板及生产方法
CN220814409U (zh) 一种模壳剪力墙
CN218881204U (zh) 一种玄武岩纤维和eps复合建筑模块
DE69025775D1 (de) Verfahren zur herstellung eines wärmegedämpften/wärmedämpfbaren verstärkten betonbauelementes
KR100671458B1 (ko) 시멘트 판넬 및 그 제조방법
KR100585988B1 (ko) 토목 및 건축용 방음 및 단열소재 제조방법
JP2560108B2 (ja) 建築用パネル
JPH05280127A (ja) 永久型枠用堰板及びそれを用いた捨て型枠工法
CN117071786A (zh) 一种模壳剪力墙及其制作方法
JP3892953B2 (ja) 軽量型枠材
JPS60250910A (ja) 複合コンクリ−ト製品の製法及び製造装置
KR200397337Y1 (ko) 시멘트 판넬
JP2004036115A (ja) 嵌合気泡ブロック及びその製造方法並びに嵌合気泡ブロックを用いた施工方法
CN111254848A (zh) 装配式吸声降噪站台墙及其模具、施工工艺
SU1728432A1 (ru) Несъемна фибробетонна опалубка

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees