JP2812101B2 - 無線呼出受信機 - Google Patents

無線呼出受信機

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JP2812101B2
JP2812101B2 JP27671692A JP27671692A JP2812101B2 JP 2812101 B2 JP2812101 B2 JP 2812101B2 JP 27671692 A JP27671692 A JP 27671692A JP 27671692 A JP27671692 A JP 27671692A JP 2812101 B2 JP2812101 B2 JP 2812101B2
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  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無線呼出受信機に関し、
特に受信情報を表示するための表示部を備えた受信機に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、無線呼出受信機の携帯性の向上の
ために、受信機筐体の薄型化が図られている。また、受
信情報を表示するための表示部を備える無線呼出受信機
では、表示情報をより多く表示させるために表示部の大
型化が図られている。そのため、薄型化の受信機では、
受信機筐体の前面に表示部を配置した構成がとられるこ
とになる。この構成の受信機では、筐体を置いた状態で
安定に使用する場合には、表示部を設けた前面を上方に
向けた状態、即ち受信機を仰向けに置くことが好まし
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の受信
機では、表示部を上方に向けて置いた状態で使用する場
合に、表示部を視認する際には受信機の上方から覗き込
む必要がある。特に、液晶等で構成される表示部では、
表示部の略正面から見る必要があるため、直上方向から
の覗き込みが必要とされる。このため、受信機を携帯者
から離れた箇所に置いた場合、例えば自動車のダッシュ
ボード等に置いた場合には、上方から覗き込むことが難
しいため、表示を見ることが困難になる。また、電話機
を携帯者の腰ベルトに装着して携帯するような場合に
も、表示部を覗き込むことが難しくなる。したがって、
この種の受信機の表示部を有効に利用することができ
ず、受信機を活用し難くなるという問題がある。本発明
の目的は、受信機の使用態様に関わらず表示部を視認す
ることを容易にした無線呼出受信機を提供することにあ
る。
【0004】本発明は、表示部を受信機の本体部に対し
て回動可能に連結するヒンジ機構と、このヒンジ機構を
拘束して表示部の回動をロックするロック機構と、人体
の接触を感知してロック機構のロックを解除させるセン
サとを備える。
【0005】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例の斜視図であり、偏平に近
い方形をした受信機の本体部筐体1を有し、この本体部
筐体1の前面には、それよりも若干寸法が小さく、しか
も薄型に形成されて表示部を一体に有する表示部筐体2
が配設される。そして、この表示部筐体2の一側部は、
回動連結機構、例えばヒンジ機構3によって前記本体部
筐体1の一側部に連結され、表示部筐体2が本体部筐体
1に対して回動可能に構成されている。また、このヒン
ジ機構3にはロック機構4が設けられ、ロック動作して
いるときにはヒンジ機構3を固定状態において表示部筐
体2の回動位置をその位置に固定し、ロックが解除され
たときにはヒンジ機構3による表示部筐体2の回動を可
能とする。
【0006】また、表示部筐体2の周辺部には、人体
(導電体)と接触されると導通されるセンサ5が設けら
れ、このセンサ5の出力により前記ロック機構4を制御
するように回路が構成されている。例えば、このセンサ
5は正極と負極の一対の電極を微小間隔離して表示部筐
体の縁部に沿って配設し、人体を通して両極間での通電
が行われたときに人体との接触を感知するような構成と
される。
【0007】図2は前記した受信機のブロック構成図で
ある。本体部筐体1内には、受信部11,制御部12、
操作部13が設けられる。また、表示部筐体2にはLC
Dで構成される表示部14と、前記したセンサ5が設け
られる。そして、本体部筐体1と表示部筐体2を連結す
るヒンジ機構3を介して前記制御部12と表示部14が
電気接続される。また、ヒンジ機構3をロックするロッ
ク機構4にはセンサ5が電気接続される。このブロック
構成では、受信部11で受信された信号は制御部12か
らデータが取り出され、ヒンジ機構3を経由して表示部
14にその内容が表示される。また、センサ5が人体を
感知したときには、ロック機構4を動作させ、ヒンジ機
構3による表示部筐体2の回動を拘束する。
【0008】このように構成された受信機では、図4に
そのフローチャートを示すように、受信機を机やダッシ
ュボード等に置いて使用する場合には、センサ5を手で
触れると、センサ5が人体を感知してロック機構4を解
除させる。このため、表示部筐体2をヒンジ機構3を利
用して回動させ、図3のように、表示部筐体2を本体部
筐体1に対して任意の角度で起こした状態に設定するこ
とができる。その後、手をセンサ5から離すと、ロック
機構4はロック状態とされ、ヒンジ機構における回動が
阻止されるため、表示部筐体2はその回動位置に保持さ
れる。
【0009】したがって、この状態では電話機の使用者
は起立された状態の表示部14を視認することができ、
受信機を仰向けに置いた状態でも側方から表示部を視認
することができ、受信機を利用し易くなる。また、この
ことは、筐体を腰ベルトに装着した場合でも、表示部筐
体2を本体部筐体1に対して回動させることで、表示部
を見易くすることができる。一方、図3の状態で表示部
筐体2、即ちセンサ5に手を触れるとロック機構4が再
び解除されてヒンジ機構3を回動可能とするため、図1
に示すように表示部筐体2を本体部筐体1に収納するこ
とができ、携帯に便利となる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、表示部を
受信機の本体部に対して回動可能にするとともに、この
回動をロックさせ、かつ人体の接触を感知してロックを
解除させるように構成しているので、表示部を本体部に
対して任意の角度位置に設定することができ、受信機の
使用態様にかかわらず表示部の視認性を高め、受信機の
有効活用を図ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の受信機の一実施例の斜視図である。
【図2】本発明の受信機のブロック構成図である。
【図3】本発明の受信機の表示部を回動して起こした状
態の斜視図である。
【図4】ヒンジ機構,ロック機構,センサの関連動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 本体部筐体 2 表示部筐体 3 ヒンジ機構 4 ロック機構 5 センサ 14 表示部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信情報を表示する表示部を有する無線
    呼出受信機において、前記表示部を受信機の本体部に対
    して回動可能に連結するヒンジ機構と、このヒンジ機構
    を拘束して表示部の回動をロックするロック機構と、人
    体の接触を感知して前記ロック機構のロックを解除させ
    るセンサとを備えることを特徴とする無線呼出受信機。
JP27671692A 1992-09-22 1992-09-22 無線呼出受信機 Expired - Fee Related JP2812101B2 (ja)

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