JP2811723B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、例えば不揮発性半導体メモリのエンデュ
ランス(書き込みおよび消去の繰り返し回数)特性、さ
らにトンネル酸化膜の絶縁破壊特性が改善されるように
した半導体装置の製造方法に関する。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕
E2PROMにあっては、書き込みおよび消去の繰り返し回
数が増加するにしたがって、スレッショルド時間VTが低
下するものであり、VTウインドが狭まる性質を有する。
そして、このスレッショルド電圧VTの低下は、トンネル
酸化膜が薄い程少なくなり、良好なエンデュランス特性
を有するようになるものであるが、トンネル酸化膜を薄
くするように構成すると、この酸化膜の欠陥密度が増加
するようになると考えられる絶縁破壊寿命が弱くなる傾
向にある。
そこで、エンデュランス特性および絶縁破壊寿命特性
を同時に改善できる技術の開発が期待されており、その
為に、本発明者達は共に特願昭62−275491号に示される
技術を提案した。
本発明は、そのような背景のもとで創案されたもので
あり、半導体基板上に形成される酸化膜の膜質を改善す
ることにより、例えば不揮発性半導体メモリにおけるエ
ンデュランス特性および絶縁破壊寿命特性をより一層改
善することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成する為に、本発明の半導体装置の製
造方法は、 半導体基板の表面上に酸化膜を形成する工程と、 窒素系の反応ガスが導入されたチャンバ内にて急速に
加熱して窒化を行い、前記酸化膜の両面に窒化酸化膜を
形成する工程と、 前記チャンバ内を減圧すると共に加熱を行い、前記窒
化酸化膜中の未反応残留物を除去する工程と を備えることを特徴としている。
又、未反応残留物を除去する工程は、 前記チャンバ内に不活性ガスを導入すると共に加熱を
行い、前記窒化酸化膜中の未反応残留物を除去する工程
としても良い。
又、前記窒化における窒化時間tおよび窒化温度yの
関係が、 y≦−162log t+1392 上式を満足するようにしても良い。
〔実施例〕
以下、図面を参照してこの発明の一実施例を説明す
る。第1図はE2PROMのトンネル酸化膜を形成する工程を
示しているもので、まず、シリコン半導体ウエハが処理
用のチャンバ内に設定される。そして、このように半導
体ウエハがチャンバ内に設定された状態で、このチャン
バ内を減圧排気する第1の工程11を実行する。このよう
にしてチャンバ内が真空状態に排気されたならば、この
チャンバ内に第2の工程12で示すようにH2,HCl等の反応
ガスを導入し、このチャンバ内を昇温する第3の工程13
を実行するもので、この第3の工程13によって、半導体
ウエハの表面に空気中や薬品処理によって形成された質
の悪い自然酸化膜を除去する。例えば、この第3の工程
13にあっては、1150℃の温度で60秒間の処理が行われ
る。そして、このような自然酸化膜の除去処理が行われ
たならば、第4の工程14で降温動作が実行される。
このようにしてチャンバ内の温度が降下されたなら
ば、第5の工程15でチャンバ内を減圧排気し、さらに第
6の工程16でチャンバ内にO2(酸素)を導入する。この
ようにチャンバ内の半導体ウエハが酸素雰囲気内に設定
されたならば、第7の工程17でこのチャンバ内の半導体
ウエハを昇温し、この半導体ウエハの表面にシリコン酸
化膜を形成させるようにする。この場合、この工程17に
おける昇温処理は、例えばハロゲンランプを用いて行
い、急速に昇温されるようにし、半導体ウエハの表面を
急速酸化させることによって、シリコン酸化膜が形成さ
れるようにしている。
ここで、第7の工程17における昇温・酸化処理は、例
えば1150℃で行われ、70〜90Åの膜厚のシリコン酸化膜
が形成されるようにしている。
このように半導体ウエハの表面にシリコン酸化膜が形
成されたならば、上記チャンバ内を第8の工程18で降温
し、さらに第9の工程19で減圧排気する。
このようにシリコン酸化膜が表面に形成されたシリコ
ン半導体ウエハの設定されるチャンバ内には、次の第10
工程20で窒化反応ガスNH3を導入する。そして、第11工
程21で例えばハロゲンランプを用いた急速加熱手段によ
って急速昇温させ、急速窒化させる。この窒化工程は、
例えば1150℃で10秒間行われる。このようにして窒化処
理が行われたならば、第12工程22で降温処理し、さらに
第13工程23においてチャンバ内を10-3Torr〜数十Torr程
度まで減圧するか、窒素等の不活性ガスを導入する。そ
して、第14工程24においてハロゲンランプを用いた急速
加熱手段によって、900〜1200℃にまで30〜300秒間に急
速昇温させ、安定化処理を行う。その後、第15工程25で
降温処理し、さらに第16工程26でチャンバ内に窒素を導
入し、半導体ウエハを取り出すようにする。
第2図は上記のようなトンネル酸化膜の形成処理を行
う装置の概略的な構成を示しているもので、石英チャン
バ31内にシリコン半導体ウエハ32が挿入され、支持設定
されるようになっている。このチャンバ31にはガス導入
口33および34が形成され、導入口33からN2が導入され、
導入口34からNH3,O3,H2,HCl,Cl2等の反応ガスが選択的
に導入されるようになっている。そして、このチャンバ
31にはさらに排出口35が形成されていて、この排出口35
から図示されない真空ポンプによって、チャンバ31内が
選択的に減圧排気処理されるようにしている。
ここで、上記石英チャンバ31の外周部には、ハロゲン
ランプ36による加熱機構が設けられているもので、この
ハロゲンランプ36によってシリコン半導体ウエハ32が急
速に加熱制御されるようにしている。
尚、詳細は図示されていないが、石英チャンバ31内で
上記加熱温度が観測されているものであり、その加熱温
度が目標温度状態に設定されるようにハロゲンランプ36
が制御されるものである。また、加熱源としては、ハロ
ゲンランプに代わりアークランプが適宜使用でき、ラン
プアニールによる急速加熱が可能となる。
第3図は第1図で示したトンネル酸化膜の形成処理作
業における各工程の温度状態およびチャンバ31内の気圧
の状態を示している。尚、第13工程23は減圧処理したも
のを示している。
第4図は上記のようにしてトンネル酸化膜の形成され
るE2PROMの1記憶素子部分の断面構成を示しているもの
で、シリコン半導体基板41の主表面部に対応して形成さ
れたソース42およびドレイン43の領域部に対応して、た
とえばドライO2中で熱酸化し、200〜500ÅのSiO2を形成
し、ゲート絶縁膜44を形成する。次に、このゲート絶縁
膜44を部分的に除去し、本発明によるトンネル酸化膜46
を形成する。そして、ゲート絶縁膜44を介してポリシリ
コンによるフローティングゲート45が形成されている。
尚、このフローティングゲート45は、いわゆるLPCVD法
にて1500〜4000ÅのPolySiを形成し、引き続き900〜100
0℃でPOCl3不純物拡散源、またはイオン注入でリン、As
等を導入し、写真しょっこく法にて形成する。そして、
このフローティングゲート45と上記ドレイン43との間
に、シリコン酸化薄膜によってトンネル酸化膜46が形成
されるようにしている。そして、上記フローティングゲ
ート45の上に、熱酸化によりフローティングゲート45を
酸化して形成された絶縁膜47を介し、ポリシリコンによ
るコントロールゲート48が形成されるものである。尚、
このコントロールゲート48はフローティングゲート45と
同様に形成できる。
このように構成されるE2PROMにあっては、70〜90Å程
度のトンネル酸化膜46を通して、電子をフローティング
ゲート45に出し入れすることによって、データの書き込
みおよび消去動作が行われる。
例えば、フローティングゲート45に電子を入れるデー
タの書き込み動作時にあっては、コントロールゲート48
に18〜25Vの電圧を印加設定し、ドレイン43、ソース4
2、および基板41を0Vに設定する。また、消去のために
フローティングゲート45から電子を抜くためには、コン
トロールゲート48、ソース42および基板41を0Vに設定
し、ドレイン43に18〜25Vの電圧を印加設定するもので
ある。
このようなE2PROMにおいて、高電圧の制御によってデ
ータの書き込みおよび消去のデバイス動作を円滑に実行
させるためには、トンネル酸化膜46が重要となる。
上記のようにして形成されるようになるトンネル酸化
膜43にあっては、その構造は第5図で示すバンドタイア
グラムのようになるものであり、トンネル酸化膜の表面
およびシリコン基板の界面側が、ナイトライデッドオキ
サイド化(窒化酸化)された構造となる。したがって、
この図の破線で示すように、このトンネル酸化膜が酸化
シリコン(SiO2)膜のみによる場合よりも、このトンネ
ル酸化膜の表面および界面部でのトンネル部のバリアハ
イトが低くされるようになる。
このような、シリコン酸化膜の両面にナイトライデッ
ドオキサイドの膜が形成されるような3層構造とされる
トンネル酸化膜は、前記第7の工程17で形成されたシリ
コン酸化膜を、第10工程20、さらに第21工程21で示すよ
うに、NH3ガス雰囲気で、ハロゲンランプによって急速
加熱することにより、構成できるものである。
例えば、文献(Yasushi Naito et al,J.Vac.Technol.
B5(3),May/Jun 1987,P633)においては、上記のよう
な窒化手段が示されているもので、窒化時間の短いとき
は、シリコン酸化膜の表面および界面にナイトライデッ
ドオキサイドが形成され、時間の経過と共に酸化膜全体
がナイトライデッドオキサイド化されるようになる。そ
して、このことは本件発明者等においても確認された。
そして、第5図で示されたようにナイトライデッドオ
キサイド層を両面に有する3層構造のトンネル酸化膜と
した場合、この絶縁膜の電子トラップ量が少なくなり、
かつこのトンネル酸化膜が酸化シリコンのみの場合のと
きよりも、絶縁破壊特性が優れたものとなることが確認
された。
第6図はその実験により得られた結果を示しているも
ので、この例は電流密度Jが“J=64mA/cm2"とし、ト
ンネル酸化膜の厚さTOXが80Åの場合である。
すなわち、この第6図から明らかなように、曲線Aで
示す例は、急速窒化時間を“0秒”とした場合であり、
実質的に急速窒化工程が行われなかった例であり、時間
の経過と共に電圧Vgが増加する。ここで、電圧Vgはトン
ネル酸化膜中にトラップされた電荷量に対応するもので
ある。
これに対して、温度1150℃で10秒間急速窒化した場
合、および同温度で30秒間急速窒化した場合には、この
図で曲線BおよびCで示すように、Vgがほとんど増加し
ない。しかし、曲線Dで示すように100秒間急速窒化処
理を行うと、急速にVgが増加するようになる。
両面にナイトライデッドオキサイドの層を有する3層
構造となった場合には、電子のトラップ量が少ない状態
に保たれるものであり、エンデュランス特性におけるス
レッショルド電圧の低下は少ないものであり、データの
書き込みおよび消去の繰り返し回数が増加しても、その
書き込みおよび消去特性が安定に保たれるようになる。
第7図はエンデュランス特性の状態を示したもので、
この図においてはAはトンネル酸化膜の厚さが100Å
で、1150℃で30秒間急速窒化した場合のものであり、ス
レッショルド電圧VTが書き込みおよび消去を繰り返して
もほとんど低下しない。これに対してBで示す急速窒化
を行わず、ナイトライデッドオキサイド層が存在しない
場合には、書き込みおよび消去動作の繰り返しと共に、
スレッショルド電圧VTが低下し、VTウインドが狭くなる
ものである。この図から急速窒化を行えばVTの変動を抑
制できるという傾向がわかる。
このように、トンネル酸化膜の両面にナイトライデッ
ドオキサイド層を有する3層構造を形成することによ
り、エンデュランス特性および絶縁破壊寿命特性が改善
されるものであるが、本実施例においては第13,14工程2
3,24にて説明したように、急速窒化(工程21)の後に加
熱工程を行っており、それらの特性がさらに改善され
る。以下にそのことを説明する。
第11工程21にて急速窒化した後のトンネル酸化膜中に
は、未反応のNHx、水素、HyO化合物等が残留しており、
これらの残留物が膜中に含まれた状態であると、電子の
トラップが増加するようになり、電子のトラップにより
絶縁破壊時間が短くなるという不具合がある。しかしな
がら、本実施例によると、加熱工程を行うことにより、
第8図(a)〜(c)に示すように前述した未反応の残
留物を効果的に除去できる。第8図はオージェ分析によ
りトンネル酸化膜の深さ方向の窒素濃度を測定したグラ
フであり、(a)は第11工程21における窒化温度が1050
℃である試料についての特性、(b)は1150℃の特性、
(c)は1250℃の特性である。又、図中点線は加熱工程
を施さない試料についての特性であり、実線は加熱工程
を施した試料についての特性である。尚、この実験は電
気炉を用いて1000℃にて10分間、加熱工程を行ったもの
である。この図からわかるように、加熱工程を施した試
料は、施さない試料より膜中の窒素濃度が低くなってお
り、その傾向は窒化温度が高い試料ほど顕著である。こ
こで、膜中の水素濃度はその原子が軽い為に実測できな
いが、第9図から窒素が除去されていることにより、窒
素原子より小さな水素原子はより効果的に除去されてい
ると判断できる。
このように加熱工程によりトンネル酸化膜中の未反応
残留物を除去できるので、電子のトラップ量を低減する
ことができ、延いてはE2PROMの特性を良好にならしめ
る。尚、第13工程23において減圧と不活性ガスとの両工
程を比較した場合、減圧を行った方が十分に未反応残留
物を除去できるので、望ましい。
ところで、シリコン酸化膜を急速窒化処理することに
よって、この酸化膜の両面にナイトライデッドオキサイ
ド層を形成するような3層構造のトンネル酸化膜とした
場合、エンデュランス特性、さらに絶縁破壊寿命特性が
改善されるのは、次のような理由からと思われる。
すなわち、トンネル酸化膜部分がシリコン酸化膜のみ
によって構成された場合には、Si基板と上記トンネル酸
化膜を構成するSiO2との界面近傍に、歪んだいわゆるSi
−Oのトラップの原因といわれるストレインボンドが存
在するが、急速窒化処理を行い、ある量の窒化酸化膜
(ナイトロオキサイド)が界面近傍に形成されると、こ
の界面部の歪が減少し、トラップの減少現象がおこると
考えられる。さらに、このナイトライデッドオキサイド
酸化膜よりもバリアハイトが低いものであり、したがっ
て全体としてトンネル膜が厚いにもかかわらず、見掛け
上で薄い膜として考えられるようになり、上記理由によ
るトラップの減少とあわせてさらにトラップが少なくな
るものと考えられる。
しかしながら、全体がナイトライデッドオキサイド化
されると歪が増え、トラップ量が著しく増加するように
なり、最適範囲が存在することがわかった。
第9図は、窒化(RTN)温度yと急速窒化(RTN)時間
tとの関係を表す実測データであり、実験はYHP製4140B
のパラメータアナライザ装置を用いて、室温にてゲート
に正電位を印加して電流密度J=64mA/cm2の電流を流
し、TDDB絶縁破壊時間を測定した。尚、使用した資料の
トンネル酸化膜厚は、80±10Åであり、又、このトンネ
ル酸化膜には前述した第13,14工程23,24による加熱工程
を施してある。トンネル酸化膜を窒化することなく形成
した試料の平均破壊時間を1として、図中×プロットは
破壊時間が1より小さいもの、一重丸ブロットは1より
大きいもの、二重丸プロットは2より大きい(2倍の破
壊時間)もの、三重丸プロットは3より大きいものを示
している。この図からわかるように、略 y≦−162log t+1392 の関係を満足するような領域では、トンネル酸化膜を窒
化することなく形成した試料よりその破壊時間を長くす
ることができ、特性を改善できる。
以上、本発明を上述した実施例を用いて説明したが、
本発明はそれに限定されることなく、その主旨を逸脱し
ない限り例えば以下に示す如く種々変形可能である。
(1)本発明により形成されるナイトライデッドオキサ
イド(窒化酸化)膜はE2PROM以外の、例えばEPROM等の
ゲート絶縁膜、あるいは電極層周辺の絶縁膜としても適
用可能であり、その場合には、前述の第13,14工程23,24
の加熱工程による効果として、膜中の未反応残留物を除
去することにより界面準位を低減でき、しきい値電圧V
THの変動を抑制できるということが期待できる。
(2)第1図に示した工程において、第1〜5工程11〜
15を行うことにより、空気中や薬品による洗浄工程等で
半導体ウエハ表面に形成された質の悪い5〜15%程度の
自然酸化膜を除去できるものであるが、これらの工程は
特に必要なものではない。
(3)又、第5、9工程15,19において、減圧排気の代
わりに、使用ガスまたは不活性ガスによる押し出しパー
ジを行ってもよい。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によると、窒化酸化膜に対し
て、減圧または不活性ガスを導入した上で加熱を行って
いるので、膜質を改善することができ、例えば不揮発性
半導体メモリにおけるエンデュランス特性および絶縁破
壊寿命特性をより一層改善することができるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例に係る不揮発性半導体メモ
リの特にトンネル酸化膜部分の製造処理工程を説明する
図、第2図は上記製造処理を実行する装置の構成を説明
する図、第3図は上記処理工程におけるチャンバ内の温
度および圧力の状態を経時的に示す図、第4図はE2PROM
の記憶素子部を説明する断面構成図、第5図は上記素子
のバンドダイアグラムを示す図、第6図はトラップ量の
状態を実験して得た結果を示す図、第7図はこの発明に
係るメモリのエンデュランス特性を従来例と対比して示
す図、第8図(a)〜(c)はスパッタ時間と窒素濃度
との関係を表す特性図、第9図は良好な3層構造が得ら
れるための窒化温度と急速窒化時間との関係条件を示す
図である。 31……石英チャンバ,32……半導体ウエハ,36……ハロゲ
ンランプ,41……シリコン半導体基板,42……ソース,43
……ドレイン,44……絶縁膜,45……フローティングゲー
ト,46……トンネル酸化膜,48……コントロールゲート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−153339(JP,A) 特開 昭63−318162(JP,A) 特開 平2−18934(JP,A) 特開 平1−117332(JP,A) 特開 平1−134936(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/318 H01L 21/8247 H01L 29/788 H01L 29/792

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板の表面上に酸化膜を形成する工
    程と、 窒素系の反応ガスが導入されたチャンバ内にて加熱して
    窒化を行い、前記酸化膜の両面に窒化酸化膜を形成する
    工程と、 前記チャンバ内を減圧して減圧下にて加熱を行い、前記
    酸化膜および窒化酸化膜中の未反応残留物を除去する工
    程と を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】前記半導体基板の表面上に酸化膜を形成す
    る工程は、前記チャンバ内を酸化雰囲気として加熱を行
    い、熱酸化膜を形成する工程であることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】酸化雰囲気とされたチャンバ内にて加熱を
    行い、半導体基板の表面上に熱酸化膜を形成する工程
    と、 前記チャンバ内に窒素系の反応ガスを導入すると共に加
    熱して窒化を行い、前記酸化膜の両面に窒化酸化膜を形
    成する工程と、 前記チャンバ内に不活性ガスを導入すると共に加熱を行
    い、前記酸化膜および窒化酸化膜中の未反応残留物を除
    去する工程と を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】前記熱酸化膜を形成する工程に先立ち、前
    記チャンバ内にH2,HCl,あるいはCl2の反応ガスを導入し
    て加熱を行い、前記半導体基板の表面を清浄化する工程
    を含むことを特徴とする請求項2もしくは3に記載の半
    導体装置の製造方法。
  5. 【請求項5】前記熱酸化膜を形成する工程における前記
    加熱は、ランプアニールによるものであることを特徴と
    する請求項2乃至4の何れかに記載の半導体装置の製造
    方法。
  6. 【請求項6】前記窒化における前記加熱は、ランプアニ
    ールによるものであることを特徴とする請求項1乃至5
    の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】前記未反応残留物を除去する工程における
    前記加熱は、ランプアニールによるものであることを特
    徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の半導体装置の
    製造方法。
  8. 【請求項8】前記窒化における窒化時間tおよび窒化温
    度yの関係が、 y≦−162log t+1392 上式を満足するものであることを特徴とする請求項1乃
    至7の何れかに記載の半導体装置の製造方法。
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