JP2811651B2 - 符号化/復号する方法と装置 - Google Patents

符号化/復号する方法と装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、最尤(PRML)系列
検出を用いるピーク検出チャネルおよびパーシャル・レ
スポンス・チャネルのような2値記憶チャネルに二進デ
ジタルデータを伝送する方法及び装置に関する。特に本
発明は、(a)辞書編集的に状態依存の符号を符号化す
るときに記憶を整理編集し、かつ(b)符号化したサブ
シーケンスを局部的に整理し直して、PRML系列検出
を用いるときに特に望ましい直接の非零復帰(NRZ)
符号化を可能とする方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下の文献に記載された従来技術が本発
明に最も関連したものと考えられる。
【0003】 〔A〕 D.T.TangおよびL.B.Bahlの
「Block Codes for a Class
of Constrained Noiseless
Channels」 1970年版 Informat
ion Control No. 17 〔B〕 G.F.M.BeenkerおよびK.A.
S.Imminkの「AGeneralized Me
thod for Encoding andDeco
ding Run−Length−Limited B
inarySequence」 1983年版 IEE
E Transactions on Informa
tion Theory, vol.IT−29, N
o.5 〔C〕 R.F.Lyon、IEEE Transac
tions on Communications C
om−21 1438 1973年版 〔D〕 K.A.S.Imminkの 「Spectr
um Shapingwith Binary DC2
−constrained Codes」1985年
Phillip Jounal of Researc
h Vol.40 No.1 m/nのレートを備えたブロック符号において、m−ビ
ットの入力ストリングは一定マッピングで一時にnの出
力チャネルビットに符号化される。
【0004】上記文献Aには(d,k)制約つき系列を
備えたブロック符号即ちラン長さが少なくともdと、1
と1の間のkφの最大値を有している非零復帰増分(N
RZI)表記法で表現された符号を符号化したり復号す
る辞書編集的方法が記載されている。
【0005】文献Aの開示事項は文献Bにおいて展開さ
れ、ブロック符号連結の効率を向上させている。また文
献Cにおいて、直流(dc)フリー制約つきブロック符
号を含むよう展開され、その実用的な実施例を示してい
る。さらに文献Dにおいて、より高オーダのdc−零ブ
ロック符号を含むよう展開されている。これらの全ての
文献はブロック符号を採用し、各符号語が整理されたリ
ストにおいて一定位置にあるユニバーサル・オーダリン
グ・システムを用いている。
【0006】文献Dはまた、符号化率を向上させるため
の状態依存符号の可能性について言及し、これらの符号
化率に対するバウンドを計算している。しかしながら、
辞書編集的符号化技術において状態依存符号を採用する
ことについての教示はない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】任意のmビットの2値
系列をnビット(d,k)系列に符号化することは、符
号器のマッピングを任意に選択して2m個のビットエン
トリを備えた参照テーブルを用いることにより達成する
ことができる。復号は、エンコーダマッピングを反転さ
せ、いずれかの未使用のnビットの系列を認識する2n
個のmビットエントリを備えたテーブルを用いて達成す
ることができる。nビットの系列は追加の出力ビットを
用いて無効化される。しかしながら、多くのシステムに
おいて、大容量テーブルの記憶は法外に高価となり、従
って大容量テーブルをより小さいサイズのテーブルと追
加の論理機能とに代えることが望ましい。このことは辞
書編集的方法を用いることにより達成する事ができる。
【0008】辞書編集的(即ち列挙法的)符号化は、公
知の辞書語順と同じように、符号化された系列のオーダ
リングを参照している。磁気記録においては、符号化し
た系列は2値アルファベットから得られ、一般的に前述
の(d,k)制約条件を有している。
【0009】状態依存符号を使用することにより、比較
的短いブロック符号に対して符号化率を向上させること
ができる。状態依存符号に対して辞書編集的符号化技法
を適用しようとする場合、種々符号状態が種々の組の符
号語を許容しうるという問題に対処する必要がある。ユ
ニバーサルオーダリングはある状態からの有効出力でな
い系列を含むことができる。一つの解決法は、状態の数
をテーブルサイズに掛けることによって、独自のオーダ
リングをそれぞれ使用して各状態に対して個別の符号器
及び復号器を採用することである。
【0010】ブロック符号でない状態依存符号を辞書編
集的に符号化し、ハードウエアを整理し、復号をスピー
ドアップするために、参照テーブルを組み込むことによ
り記憶を整理編集する効率的な方法及び装置が必要とさ
れており、このような方法及び装置を提供することが、
本発明の主要目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明によれば、(1)辞書編集的に状態依存符号
を符号化し、かつ復号する新規な符号化/復号アルゴリ
ズムを用いることにより記憶を整理編集し、(2)PR
ML系列検出に対してビタビ(Viterbi)検出器
を用いる場合に特に望ましい直接NRZ符号化を許容す
るように、局部的にサブシーケンスを整理し直す方法及
び装置が開示される。
【0012】状態依存符号におけるnビットのユーザビ
ットからなるブロックは、特定の状態からトレリスの終
りまでの有効符号サブシーケンスの数に等しい各スレシ
ョルドを各セットにおける各状態が有している複数の状
態セットを有する符号化トレリスを提供することによ
り、辞書編集的に符号化される。その時点の一連の状態
に対応するスレショルドが帰納的に用いられ、トレリス
における対応する次の一連の後続状態への径路を検出
し、nビットのユーザビットのブロックが符号されてし
まうまで一連の符号化したビットを提供する。
【0013】状態依存符号における符号化したnビット
の入力ストリングが、一連の符号化したビットを用いて
符号化トレリスを介して一連の現在の状態の径路を検出
することにより、ユーザビットのオリジナルのnビット
のブロックへ辞書編集的に復号される。一連の現在状態
に対するスレショルドは復号した形態でユーザビットの
nビットのブロックを提供するように選択的に組み合わ
される。
【0014】NRZ表記法において出力を提供するため
に2値入力ストリングを符号化サブシーケンスに符号化
するとき、状態間の予め選択された符号径路の選択が提
供されるならば符号化されたサブシーケンスは局部的に
再整理される。この再整理により、後続状態から、予め
選定した変調制約条件に違反しない符号化トレリスの終
りまでの全てのサブシーケンスを備えた直近の符号化サ
ブシーケンスの連結を可能とする後続状態を優先させ
る。
【0015】パーシャル・レスポンス・チャネルを通過
し、かつノイズによって乱された符号化系列が、該符号
化系列の最尤をNRZ表記法により検出し、かつNRZ
表示を2値出力に直接復号することにより、NRZI表
記へ中間的に変換することなく2値出力に復号しうる。
【0016】
【実施例】図1には本発明の一実施例の磁気記憶装置が
示されており、図に示すように、2値符号ストリングの
形態の入力データがバス10から状態依存辞書編集符号
器11へ伝送される。符号器11はNRZIあるいはN
RZ表記法で2値符号系列を発生させ、これが2値記憶
チャネル12への入力となる。NRZI表記法において
は、「1」は磁気飽和レベルの間の遷移を示し、「0」
は不遷移を示す。一方NRZ表記法においては、「1」
は磁気飽和の一方のレベルを示し、「0」は飽和の他方
のレベルを示す。
【0017】このNRZIあるいはNRZ符号系列は、
使用されている2値記憶チャネルの種類に適した変調制
約条件を満足させる。チャネル出力系列は、チャネル1
2によって発生される。度々ノイズを含んでいるこの出
力系列は、例えばピーク検出器あるいはビタビ検出器の
ような検出器13によってチャネルの出力側で検出され
る。この検出器はチャネル出力系列からの最も確率の高
い符号系列を選択する。
【0018】本発明の重要な特徴によれば、検出器13
からの符号ストリングをバス15に出力される2値デー
タへ復号するために、状態依存辞書編集的復号器14が
用いられる。
【0019】この状態依存辞書編集的復号器14は、ト
レリスにおける状態から状態への径路を追従することに
基く符号化演算を実施する。選択可能である符号化アル
ゴリズムにおいてある状態に達すると、符号化したサブ
シーケンスの局部的な再整理が実行される。この再整理
は現状の状態に到達するためにとられた径路と、その状
態からとりうる種々の後続径路との連結に基いている。
各々の後続状態に対して、終了サブシーケンスのような
変調制約条件の全てを満足させるサブシーケンスの数
が、テーブル、好ましくはプログラマブル読出し専用メ
モリ(PROM)に記憶される。符号化ハードウエア
は、現在の状態への径路においてとられた終了ビットを
検査し、変調制約条件を阻害することなく、その全ての
サブシーケンスを連結させることのできる後続状態を優
先させる。次いで、好ましい後続状態のための終了サブ
シーケンスとしての変調制約条件の全てを満足させるサ
ブシーケンスの数tを検索する。符号化は、(i)符号
化すべき数を数tと比較して次にトレリス状態と符号器
11の出力とを検出し、かつ(ii)次の繰返しのために
前記数を修正することにより、帰納的に実行される。
【0020】NRZIの実行 2値データが状態依存符号器11によってNRZI符号
ストリングに符号化され、かつ検出器13が復号器14
と関連してNRZI符号ストリングをオリジナル2値デ
ータに復号するピーク検出器であるものとする。
【0021】図2は状態遷移線図を示しており、(d,
k)制約条件が、各々「1」が最小1個で最大5個の
「0」によって分離されることを必要とするNRZI表
記法における状態依存(d,k)=(1,5)の符号化
トレリスを示している。符号化機能は、ラストビットが
NRZI「1」、「0」である状態にそれぞれ対応す
る、AおよびBとラベル付けされた2組の状態セットに
よって実行される。これらの状態セットA、Bは状態相
互接続を介して局部的な「d」の制約条件を強制し、
「k」の制約条件は2つの状態セットに対してテーブル
エントリを介して強制される。
【0022】以下の表1は各セットの状態に対する7ビ
ットの(d,k)=(1,5)の系列を列挙している。
符号語境界において、「k」の制約条件が満たされるこ
とを保証するために、系列は状態セットBにおいて最大
2個の零で始まり最大3個の零で終る。表1において
は、許容しうるサブシーケンスを各々の状態セットA、
Bに対して順に列挙し、それと共に該サブシーケンスと
関連するアルゴリズムの数が示されている。
【0023】
【表1】
【0024】(d,k)=(1,5)のラン長さの制約
条件と符号のブロック長によってサポートされた2の最
大累乗は16であるので、各々の場合において0から1
5までの番号を付した16のサブシーケンスが符号に用
いられる。
【0025】サブシーケンスがNRZI「1」で終る場
合(即ち符号器が状態セットAにあるとき)はいつで
も、局部の制約条件「d」が次の出力を「0」となるよ
うにし、符号器は状態セットBへ強制的に遷移させる。
サブシーケンスがNRZI「0」で終るとき(即ち、符
号器が状態セットBにあるとき)状態セットAあるいは
Bへ移行するよう選択される。それ自体有効に終るサブ
シーケンスである状態セットAからの全てのサブシーケ
ンスは、制約条件「d」あるいは「k」を阻害すること
なく状態セットBまでの径路に対応するサブシーケンス
と連結することができる。しかしながら、状態セットB
まで進行することにより継続し、かつ有効に終るサブシ
ーケンスの中のあるものは、その組み合わされたサブシ
ーケンスが制約条件「k」を阻害するため連結において
トラブルを発生させる。従って、選択性がある場合はい
つでも状態セットAが優先され、この場合の再整理は簡
単である。アルゴリズムは好ましい状態セットAに対し
て記憶された数だけを用いるので、状態セットAに対す
る7個のエントリに対してのみ記憶すればよく、その数
は「1」で始まる各長さの有効終了サブシーケンスの数
を反映している。テーブルにおけるエントリの合計数
は、本明細書で開示している方法においては7個であ
る。状態セットAおよびBに対するテーブルを組み合わ
せることにより、2個の個別の符号器を備える必要はな
い。
【0026】表2は「1」で始まる長さの許容される終
了サブシーケンスの数、従って状態セットAから図2に
示す符号化トレリスの終りまでの有効終了サブシーケン
スの数を表わしている。これらのサブシーケンスの数1
1、7、4、3、2、1は、次の状態までにとるべき径
路を判定するためのスレショルドtを示している。
【0027】
【表2】
【0028】図3と図4とはそれぞれ状態依存辞書編集
的符号器11及び復号器14において用いられる符号化
および復号アルゴリズムを示すフローチャートである。
【0029】以下の例は、これらの符号化および復号ア
ルゴリズムがNRZI実行において動作する態様を示す
ものである。
【0030】(I) NRZI符号化された2進数00
10001に10進数10を符号化するためには、状態
セットAから始って、以下の演算系列が実行される。
【0031】
【表3】
【0032】理解をしやすくするために、10を符号化
する前記の例に基づいて以下説明する。図2において、
太線は整数10の符号化の間に選定された径路(状態セ
ットAで始まり状態セットAで終る)を示す。ビット7
に対して状態セットAで始まる使用可能径路は1個のみ
であり、したがって「0」を出力し、状態セットBまで
進む。
【0033】ビット6に対しては、状態セットBからは
2つの選択がある。即ち「1」を出力して状態セットA
まで進むか、あるいは「0」を出力して状態セットBに
留まるかである。いずれを出力するか決めるために、符
号化すべき数10が好ましい後続の状態セットAに対す
るスレショルド7と比較される。10>7であるので、
「0」を出力し、状態セットBに留まり、10から7を
差し引きその差3を得る。
【0034】ビット5に対しては、前記の差3が好まし
い状態セットAに対するスレショルド4と比較される。
3<4であるので、状態セットAへ進み、3を保持す
る。ビット4においては状態セットAからの唯一の出力
選択は「0」であり、そのため状態セットBへ進み3を
保持する。ビット3に対しては保持された3が好ましい
状態セットAに対するスレショルド2と比較され、3>
2なので状態セットBへ進み3から2を差し引き、その
差1を得る。ビット2に対しては、前記の差1が好まし
い状態セットAに対するスレショルド1と比較され、1
≧1なので状態セットBへ進み、1から1を差し引いて
その結果0を得る。最後のビット1に対しては、前記結
果の0が好ましい状態セットAに対するスレショルド1
と比較される。0<1なので、状態セットAへ進む。
【0035】(II) NRZI符号化された2進数0
010001を10進数10へ復号するには、状態セッ
トAから始めて、以下の演算系列が実施される。
【0036】
【表4】
【0037】図2における太線の径路は、復号中に選択
される一連の状態セットへの径路を示す。復号における
種々のステップは、(II)および(I)の説明から明
らかであろう。
【0038】NRZの実行 図1に示す状態依存の辞書編集的符号器11が、パーシ
ャル・レスポンス・チャネル(2値記憶チャネル)12
への入力として作用するNRZ2値符号系列を発生させ
るものと想定する。
【0039】度々ノイズを含んでいるパーシャル・レス
ポンス・チャネル12によって発生されたチャネル出力
系列は、当該技術分野においてビタビ検出器として知ら
れる検出器13によって検出される。検出器13はチャ
ネル出力系列から最も確率の高い符号系列を選択する。
図示の都合上、NRZ符号系列はdcフリー(即ち零周
波数においてスペクトル成分を何ら有していない)であ
り、(d,k)=(0,3)の制約条件と5組の状態セ
ットを有しているものと想定する。
【0040】NRZ表記法において制約条件「k」は最
大k+1の連続した同様の出力ビットが変調されたチャ
ネル系列に現われることを条件とする。次のチャネルの
入力ビットの選択が与えられると、制約条件「k」を阻
害することが全くないとの理由でアルゴリズムはチャネ
ル系列の最後に発生されたビットの補数を優先させる。
従って、アルゴリズムは局部的再整理を実行し、チャネ
ル系列の最後に発生されたビットの補数で始まるサブシ
ーケンスをリストの冒頭に位置させ、相補NRZビット
とラベル付けされた好適エッジを作る。
【0041】図5は、NRZの例において適用した符号
に対する符号化トレリスを示す。状態セットはそれぞれ
0から4まで示されている。これらのセット中、0から
3までのセットは符号語境界における有効な初期および
終了状態である。トレリスは図5の底部に沿ってインデ
ックスが付けられた10ビットのチャネル系列を示し、
各ビットの相対位置を示している。各エッジに対するN
RZビットラベルは、状態セットとエッジの終りにおけ
るインデックスとの和が奇数のとき「1」であり、状態
セットとエッジの終りにおけるインデックスとの和が偶
数のとき「0」である。このNRZビットラベルは、状
態セットの数の最下位ビットと、インデックスの最下位
ビットとの排他的論理和を得ることにより決定される。
【0042】図5においては相補ビットが同じ状態セッ
トとなるように配置されているので、好ましい状態セッ
トの決定は単純であり、現在の状態セットを選択すれば
よい。好ましい状態の遷移ラベル即ちエッジラベルは、
好ましい状態セットに連なるものである。好ましくない
状態セットは、NRZエッジラベルが「0」の場合には
現在の状態セットから1を引いたものであり、NRZエ
ッジラベルが「1」の場合には現在の状態セットに1を
加えたものである。次の状態セットは、そのアップ/ダ
ウン方向がNRZビットラベルによって決まるアップ/
ダウンカウンタ(後述する)によって決められる。
【0043】トレリスにおける各頂点の数は、10ビッ
トのブロックにおけるその特定の位置においてセットさ
れた各状態に対するスレショルドである。各々の初期状
態から少なくとも256の系列があるので、レート8/
10の符号が発生する。
【0044】以下の例は本発明における符号化および復
号アルゴリズム(それぞれ図3と図4のフローチャート
で示す)がNRZ実行においてどのように演算するかの
態様を示す。
【0045】(III) 10進数85をNRZ符号化
した2進数0110001001に符号化するには、状
態セット2から始まって、以下の演算系列が実施され
る。
【0046】
【表5】
【0047】符号化の間、前記(III)で示しかつ前
述したNRZ出力は、ビット数と次の状態セットの和が
偶数であれば「0」であり、これらの和が奇数であれば
「1」である。
【0048】例えば、85を符号化するには、まずxを
85にセットする。ビット10に対しては状態セット2
から始まり、x(85)を、状態セット2のビット10
に対するスレショルドであるt(191)と比較する。
x<tなので、次の状態セットは状態セット2のままで
あり、xはビット9に対して修正されずにx(85)を
t(104)と比較する。再びx<tなので、次の状態
セットもセット2のままであり、xは未修正のままであ
る。
【0049】ビット8に対しては、x(85)をt(6
0)と比較する。x≧tなので、xは25(=85−6
0)となり、次の状態セットは状態セット3となる。す
なわち、ビット数8と状態セット2の和が10で偶数で
あるので、1が状態セットの番号に追加(即ち1+2)
され、次の状態セットは状態セット3となる。
【0050】ビット7に対しては、x(25)がt(3
2)と比較される。x<tなので、次の状態セットは状
態セット3のままであり、xは修正されない。ビット6
に対しては、x(25)がt(13)と比較され、x>
tなので、xは12(=25−13)となり、状態セッ
トは変更される。この場合、ビット数6と状態セット3
との和が奇数なので、状態セットの数3から、1が差し
引かれ次の状態セットを状態セット2に変える。同様
に、ビット5、4、3、2、および1に対しても符号化
が行われ、その結果NRZ出力は前記(III)に示さ
れたようになる。
【0051】図5において、整数85の符号化中アルゴ
リズムが選択した(状態セット2から始まり状態セット
0で終る)径路を太線で示している。
【0052】(IV) NRZ符号化した出力系列であ
る2進数0110001001を10進数85への復号
するためには、状態セット2から始まって、以下の演算
系列が実施される。
【0053】
【表6】
【0054】ビット10とビット9とは、対応する好適
エッジラベルpと同一のNRZの実際のエッジラベル0
および1を有するので、xはその初期値0から未修正で
ある。ビット8に対しては、NRZの実際のエッジラベ
ル1は好適エッジラベル0でなく、従って、復号器はx
(10)に好ましい状態セット(セット2)のスレショ
ルドとt(60)の値を加算してxは60となり、次の
ビット7のための状態セットは状態セット3となる。ビ
ット7に対する実際のエッジラベルNRZは好ましいエ
ッジラベル0であり、そのためxは未修正のままであ
る。ビット6と5に対しては、NRZエッジラベルは双
方共0であって好ましいエッジラベル1ではなく、その
ためスレショルドt(それぞれ13と10)がxに加算
され(x=60+13+10=83となる)、次の状態
は状態セット1に変わる。ビット4と3とに対しては、
それぞれ1と0であるNRZの実際のエッジラベル好ま
しいエッジラベルであり、そのためxは(83のまま)
未修正となる。ビット2に対しては、NRZの実際のエ
ッジラベルは0であり、従って好ましいエッジラベルを
追従しない。そのためスレショルドt(2)がxに追加
され(x=83+2=85となる)、復号器は状態セッ
ト0まで進行する。ビット1に対しては、NRZエッジ
ラベルは好ましいエッジラベルであり、そのためxと状
態セットの双方共未修正のままである。したがって、こ
の系列は局部的に再整理されたリストにおいて(60+
13+10+2=)85となり、復号器は85を出力す
る。
【0055】本発明の別の重要な特徴によれば、辞書編
集的符号化アルゴリズムは、検出器13がパーシャル・
レスポンス最尤(PRML)復号のためのビタビ復号器
である場合、直接のNRZ符号化が可能となる。従来技
術の辞書編集的符号化技術においてはNRZフォーマッ
トにおいて実行されているものであり、(PRML復号
に使用した場合は)誤差伝搬を増大させていたが、本発
明によりこれを改善できるものである。
【0056】符号器11の説明 図6に示すように、本発明における符号器11はバス1
0から入力された8ビットの並列データを受け取る。マ
ルチプレクサ(MUX)100がバス10(線112の
選定入力信号が論理「1」である場合)あるいはバス1
13(前記選定入力が論理「0」である場合)のいずれ
かの内容を選択してレジスタ101へバス114を介し
て出力する。レジスタ101は、線128におけるその
イネーブル入力ENが論理「1」である場合にはその出
力をバス115にクロックに同期してロードし、逆にE
Nが「0」である場合には先にロードされた値を保持す
る。
【0057】カウンタ102はクロックをnから「1」
までカウントダウンする。現在のカウント値は4個の2
値出力Q1〜Q4によって示される。ターミナルカウン
ト出力TCは現在のカウント値が「1」であることを示
す。並列イネーブル入力PEが計数をオーバライドし、
同期的にカウンタ102をnでロードする。
【0058】アップ/ダウンカウンタ103は、以下に
説明する制御入力に応じて、同期的にカウントアップ、
カウントダウン、並列ロードを行うか、あるいは何もし
ない。 PE:オーバライド並列ロードイネーブルであり、カウ
ンタにバス117の内容をロードさせる、 EN:計数を可能とする、 DIR:計数の方向(信号が論理「1」であればアッ
プ、論理「0」であればダウン)を決める。
【0059】カウンタ103の3個の2値出力Q1〜Q
3はカウンタ102の4個の2値出力Q1〜Q4とを組
み合わされ、バス118に7ビットの出力を発生させ
る。
【0060】ORゲート104は線112にカウンタ1
02の出力TCと線125を介しての外部からの初期化
指令と論理ORを出力する。排他的論理和(XOR)ゲ
ート105は線119にカウンタ102、103の最下
位出力XORを出力する。ORゲート127は線128
に線116と線112との論理ORを出力する。
【0061】プログラマブル読出し専用メモリ(PRO
M)106は、符号化トレリスを構成する、サイズが
個からに至るまでの8ビットワードの参照テーブ
ルを含んでいる。これらのワードはスレショルドtにお
ける2つの補数を示す。PROM106は8ビットの出
力をバス120に出力する。PROM106における参
照テーブルのサイズは、参照テーブルは使用するが本発
明における辞書編集的符号化技術は採用しないで4つの
状態セットの符号化を直接実行する上で従来技術では必
要とされた2個の10ビットワードをそれぞれ含む4
個の参照テーブルの合計サイズよりはるかに小さい。本
発明の特徴によれば、PROM106は7個の2値入力
によりアドレス指定されるのでバス120での8ビット
の出力を提供するために、符号化および復号において単
に48個の有効アドレスが使用されるだけであることに
注目すべきである。
【0062】加算器107はキャリオーバフロー出力C
Oを備えた2進加算器である。バス115とバス120
との内容の和がバス113に出力される。COからの論
理「1」出力は結果が非否定的で減算が首尾よく行われ
たことを示す。
【0063】XORゲート108は、線119および1
21からの信号の排他的論理和(XOR)をとってその
出力を線122に出力し、一方インバータ109は線1
16上のEN信号を反転させて線121に出力する。
【0064】図3に示す作動時における初期化は、線1
25における外部初期化制御信号(すなわち初期化指
令)によって実行され、MUX100によりバス10か
らの符号化すべき並列入力データが選択され、カウンタ
102にnを、カウンタ103に所望の初期状態セット
を、レジスタ101が入力データをロードする。その後
のカウンタ102へのローディングは、そのTC出力に
よって制御される。カウンタ102は線126における
4チャネルビットクロックパルスを同期してnから
「1」まで繰返しカウントダウンする。また、カウンタ
102のTC出力によってレジスタ101に各ブロック
の終りにおいて新しい入力データを再ロードするように
させる。
【0065】レジスタ101の出力におけるデータはバ
ス115を介して加算器107へ供給される。2つの補
数の形態の、現在のビットインデックスにおける現在の
状態セットに対する適宜のスレショルドが、バス118
の信号によりアドレス指定されてPROM106から読
み出され、バス120に出力される。バス115の信号
の内容がバス120のものより大きければ、加算器10
7のキャリオーバ出力COは減算が首尾よく実行された
ことを示す。
【0066】レジスタ101の内容はフローチャート
(図3)および特許請求の範囲においてはxである。も
しx<tであれば、加算器107のキャリオーバ出力C
Oは、レジスタ101の再ロードとカウンタ103にお
ける計数を不能とする論理「0」となる。それはまた、
インバータ109およびXORゲート108を介して先
のNRZビットを補う。
【0067】x≧tであれば、加算器107のキャリオ
ーバ出力COは論理「1」となる。このためレジスタ1
01にx−tの値が再ロードされ(バス113、MUX
100、バス114を介して)、カウンタ103が先の
NRZビットによって規定された方向(アップまたはダ
ウン)でカウントする。また、線122における先のN
RZビットが繰返し線123に出力される。このプロセ
スは、図6に示すようにスイッチ110によりXORゲ
ート108の出力側を線123に接続して、NRZフォ
ーマットに直列符号化されたn個の出力ビットが出力線
123に生じるまで継続する。
【0068】NRZIフォーマットにおける直列符号化
出力は、スイッチ110を点線位置に切り換えてXOR
ゲート108をバイパスし、線123をインバータ10
9の出力側と接続させることにより容易に得ることがで
きる。
【0069】復号器114の説明 図7に示すように、復号器14は実質的に符号器11と
同一である。符号器11におけるものと実質的に同一で
ある復号器14の要素、バスおよび線は同じ番号である
がプライム符号を付して示し、一方著しく相違するもの
は別の番号を付している。
【0070】復号器14は下記の点において符号器11
と相違する。符号器11においては、制御信号(線11
6上)は加算器107のキャリオーバ出力COによって
提供され、一方復号器14においては線201の信号は
スイッチ110′の出力によって提供される。符号器1
1においては、インバータ109への入力は加算器10
7のキャリオーバ出力COによって提供されるが、復号
器14においては検出器13(図1)からの直列符号化
されたチャネル出力(直列符号出力)が直列符号入力と
して線200を介してインバータ109′に入力され
る。復号器14におけるPROM202のスレショルド
tは2値表記であり、2の補数の形態であるPROM1
06と相違している。符号器11はバス10から符号化
すべき並列データを受け取り、チャネル12から線12
3におけるNRZIまたはNRZのフォーマットで直列
符号化した出力を提供し、一方復号器14は復号した並
列データをバス15に出力する。復号器における追加の
マルチプレクサ(MUX)203は、復号器の出力とし
てバス115′あるいはバス113′の内容を選択す
る。
【0071】前述のように、NRZ符号化データはスイ
ッチ110′が図示位置にあるときに復号され、一方N
RZIデータはスイッチが点線位置にあるときに復号さ
れる。
【0072】図4における復号作動時の初期化は、線1
25′からの外部の初期化制御信号(初期化指令)によ
りもたらされる。これによりカウンタ102′をn、カ
ウンタ103′を所望の初期状態、レジスタ101′を
「0」のロードする。
【0073】復号器13からの直列符号化したチャネル
出力である直列符号入力は、線200から、インバータ
109′、XORゲート108′およびスイッチ11
0′を介して伝送され、レジスタ101′における値x
がx+tで置き換るか否か管理する。レジスタ101′
への線128′におけるイネーブル入力ENが論理
「1」の場合は、入力が好ましいビットではないことを
示し、一方論理「0」は入力が好ましいビットであるこ
とを示す。この入力ビットはスイッチ110′の位置に
よりNRZ表記であったり、あるいはNRZI表記であ
ったりしうる。線201における信号が「1」であると
き、レジスタ101′の先の内容とPROM202によ
って提供される適宜のスレショルドの和がレジスタ10
1′においてxと入れ替る。また、カウンタ103′は
XORゲート105′の出力によって規定される方向で
カウントする。しかしながら、線201の信号が「0」
であるときは、レジスタ101′の再ロードが禁止さ
れ、カウンタ103′の計数が禁止される。
【0074】このプロセスは、n個の直列ビットが処理
されてしまうまで帰納的に継続する。n番目のビットに
おいて、カウンタ102′のTC出力は、復号されたバ
イトがデータ出力バス15に現れたことを示す信号を出
し、ORゲート104′を介してバイトクロック信号と
して使用される。これによりカウンタ102′にnを再
ロードさせ、レジスタ101′に零を再ロードさせ、次
のバイトを復号する準備をする。
【0075】本発明によれば、(1)状態依存符号を辞
書編集的に符号化し、かつ復号させる新規な符号化/復
号アルゴリズムを使用することにより、必要な記憶容量
を著しく低減させることができ、かつ(2)選択を可能
とする符号化アルゴリズムにおいてある状態に達すれば
いつでも、符号化系列の局部的な再整理が実行され、P
RML復号にビタビ検出器が用いられた場合に特に望ま
しい直接的なNRZ復号を可能とすることが判る。
【0076】なお、以下の付録は本発明による符号化お
よび復号アルゴリズムを使用することにより達成される
サブシーケンスの局部的再整理に対する基本的条件を記
載しており、参照されたい。
【0077】付録 背景 G=(V,E)をエッジラベルを備えた指向性非環式グ
ラフとし、全ての初期頂点をIとし、かつ全ての終端頂
点をTとする。いずれかの特定の頂点を残すエッジがセ
ット{0、1}とは個別のラベルを有するものと想定す
る。そうすれば、初期頂点から終端頂点まで延びる径路
は、連結されたエッジラベルの対応する系列を追従する
ことによりたどることができる。さらに、グラフGにお
ける全ての頂点をセットにグループ化し、かつ各頂点が
これらのセットの1つに属するものと想定する。
【0078】図3および図4のフローチャートに示す符
号化および復号アルゴリズムは、入力整数を各vo(I
の要素)からTまでの径路に対応する連結されたエッジ
ラベルの系列にマッピングする可逆性符号マッピングを
提供する。これらの系列中、種々の符号化制約条件によ
って定義されるあるサブセットCは符号化において使用
できるようにする。各系列c(Cの要素)は符号語と称
される。
【0079】各頂点viに対して、Tにおける頂点への
径路を示す連結されたエッジラベルの一つのサブシーケ
ンスセットSiが存在する。これらのサブシーケンス
中、あるサブセットCiは、それ自体で終了サブシーケ
ンスとして各種の符号化制約条件を満足するサブシーケ
ンスセットである。NiをCiにおけるサブシーケンスの
数とする。数Niのあるものは、図3及び図4のフロー
チャートにおけるスレショルドtとして使用される。C
iにおけるサブシーケンスのあるものは、符号化制約条
件を阻害することなくviへの径路に対応する開始サブ
シーケンスと任意には連結されることはない。各v
t(Tの要素)に対して、Tにおける頂点への径路を示
す1個の(空の)有効サブシーケンスがあり、そのため
t=1である。定義によりN0は頂点v0で始まる符号
語の数とする。数字Niは、頂点viが属するセットによ
って、さらには、viからTまで横移動するエッジの数
とによって二重にインデックスされているテーブルに配
列することができる。
【0080】各頂点vに対して、Eをvを残すエ
ッジのセットとする。eijがvからvまでのエッ
ジを示すものとする。vに達してvからvまで移
動するEにおけるエッジのセットから特定のエッジe
が選択され、vへの径路に対応する開始系列と、e
のエッジラベルと、Cj1におけるサブシーケンスと
を連結することにより形成された全てのサブシーケンス
が有効符号語となりうる。エッジeのラベルは好まし
い状態遷移ラベルと称され、vj1を含むセットは好ま
しい後続状態セットと称される。
【0081】補助定理 G=(V,E)を前述の通りとする。符号器アルゴリズ
ムは、0≦a<N0の範囲における整数と有効符号語と
の間でマッピングする。復号器アルゴリズムは各符号語
から適宜の整数への逆マッピングする。
【0082】証明0=a、0≦a<N0とする。
【0083】前述のエッジをE0に対して整理し直し
て、eiがi番目のエッジ(v0からvijまで)を示し、
iがCijにおける系列の数を示すものとする。定義に
より、 N0=N1+z となる。zは、開始系列と連結でき、かつ符号化におい
て適合的に使用しうるCj2における系列の数である。た
だし0≦z<N2である。1≦k≦2であるkが存在す
るため、 S0<Ni (i=1からkまでNiを加算) となり、符号化アルゴリズムが1k、即ちekに対するエ
ッジラベルを発生する。
【0084】k=2のとき、S0はS0−N1と等しいS1
と代替する。しかしながらもしk=1であれば、S1
0である。1kはエッジekを一意的に識別するので、
復号器はこの情報を用いて差(S0−S1)を再生するこ
とができる。
【0085】k=1のとき、0≦S1<N1で、一方k=
2のとき、0≦S1<zである。いずれかの場合、符号
語を形成するに使用可能なvjkからの少なくともS1
連結可能なサブシーケンスがある。従ってアルゴリズム
はvjkにv0の役割を、NkあるいはzにN0の役割と、
1にS0の役割をさせて継続することができる。
【0086】各繰返しにおいて、SiはSi+1と代替され
る。最後のエッジがTへのnエッジ径路において得られ
たときは0≦Sn<Nt=1即ちSn=0となる。n番目
のエッジラベルを選択することにより、符号化すべき整
数aに対する符号化系列が一意的に規定される。復号器
はenを識別し、Sn-1−Snを再生する。
【0087】 a=S0 =(S0−S1)+(S1−S2)+・・・+(Sn-1−Sn)+Sn したがって、復号器は適当なランニング和をとってaを
再構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施した磁気記録装置の一実施例のブ
ロック図。
【図2】レート(4、7)のNRZI状態依存符号に対
する(1、5)符号化トレリスを示す状態遷移線図。
【図3】本発明における符号化アルゴリズムを実施する
ためのステップ・シーケンスを示すフローチャート。
【図4】本発明における復号アルゴリズムを実施するた
めのステップ・シーケンスを示すフローチャート。
【図5】局部的整理を伴ったレート(8、10)のNR
Z状態依存符号に対するdcフリー(0、3)符号化ト
レリスを示す状態遷移線図。
【図6】本発明を実施するための状態依存辞書編集的符
号器の詳細ブロック線図。
【図7】本発明を実施するための状態依存辞書編集的復
号器の詳細ブロック線図。

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2値記憶チャネルにおいて用いられ、予
    め選択可能な符号化率を有しかつ予め選定された変調制
    約条件を満足する符号化サブシーケンスの形態で出力す
    るために、状態依存符号である2値データのnビットの
    入力ストリングを符号化する方法において、 (a)複数の状態セットを有する符号化トレリスを提供
    するステップであって、各状態セットの各状態が、初期
    状態からトレリスの終りまでの有効符号サブシーケンス
    の数に等しいスレショルドを有するよう構成されてい
    る、符号化トレリスを提供するステップと、 (b)入力の2値表示に初期的に対応する数xを前記状
    態セット中の所定の一方のセットにおける潜在的な次の
    状態のスレショルドと比較することにより入力ストリン
    グを符号化するステップと、 (c)前記比較の結果を用いて、 (1)次の状態とその出力ビットとを決定するステップ
    と、 (2)xが前記スレショルドより大きいかあるいは等し
    いとき、対応する前記スレショルドを減算してxの代り
    に用いるべき数x′を取得するステップと、 (d)nビットの出力ビットが符号化されるまでステッ
    プ(b)及び(c)を帰納的に繰り返すステップとを含
    み、 (e)前記所定の一方のセットは、該セットに対する有
    効符号の残りのサブシーケンスの全てが、出力ビットの
    直近のサブシーケンスと連結されるときに、予め選定し
    た変調制約条件を満足させるものであることを特徴とす
    る、 nビットの出力ストリングを符号化する方法。
  2. 【請求項2】 2値記憶チャネルにおいて用いられ、予
    め選択可能のm/n符号化率を有しかつ予め選定した変
    調制約条件を満足する符号化サブシーケンスの形態で出
    力を提供するために、状態依存符号において2値データ
    のnビットの入力ストリングを符号化する方法におい
    て、 (a)ラベルを備えたエッジにより相互結合された少な
    くとも2組の状態セットを有する符号化トレリスを提供
    するステップと、 (b)一方の状態にある間に、符号化すべき数i(ただ
    し、0≦i<2)に等しい数xをセットするステップ
    と、 (c)所定の一方の後続のセットにおけるある状態から
    符号化トレリスの終りまでの有効な終了サブシーケンス
    の数に対応するスレショルドtとxを比較するステップ
    と、 (d)x<tのとき、前記所定の一方の後続のセットに
    おける前記状態に対するラベルである出力ビットをもっ
    て所定のエッジeを追従するステップと、 (e)x≧tのとき、別の状態に対するラベルである出
    力ビットをもって前記所定のエッジと異なるエッジを追
    従し、かつxの代りに使用すべき新しい数x′=x−t
    を発生するステップと、 (f)nビットの出力ビットが符号化されるまで、ステ
    ップ(c)および(d)またはステップ(c)および
    (e)を帰納的に繰り返すステップと、 を含むことを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】 前記所定の一方の状態セットは、該セッ
    トに対する有効符号の残りのサブシーケンスの全てが、
    出力ビットの直前のサブシーケンスと連結されるとき
    に、予め選定した変調制約条件を満足させるものである
    ことを特徴とする請求項2記載の方法。
  4. 【請求項4】 入力ストリングがNRZI符号表記され
    ていることを特徴とする請求項2記載の方法。
  5. 【請求項5】 入力ストリングがNRZ符号表記されて
    いることを特徴とする請求項2記載の方法。
  6. 【請求項6】 状態依存符号に符号化されたnビットの
    入力ストリングをユーザビットのnビットのブロックに
    復号する方法において、 (a)複数の状態セットを有する符号化トレリスを提供
    するステップであって、各状態セットの各状態が初期状
    態からトレリスの終りまでの有効符号サブシーケンスの
    数に等しいスレショルドを有するよう構成されている、
    符号化トレリスを提供するステップと、 (b)一連の符号化ビット及びトレリスを用いて、一連
    の現在の状態の径路を決めるステップと、 (c)一連の現在の状態に対するスレショルドを選択的
    に組み合わせて、復号した形態でユーザビットのnビッ
    トのブロックを提供するステップと、 を含むことを特徴とするnビットの入力ストリングを復
    号する方法。
  7. 【請求項7】 2値記憶チャネルからの状態依存符号で
    あるnビットの符号化出力ストリングを数xに復号する
    方法において、 (a)複数の状態セットを有する符号化トレリスを提供
    するステップであって、各状態セットの各状態が初期状
    態からトレリスの終りまでの有効符号サブシーケンスの
    数に等しいスレショルドを有するよう構成されている、
    符号化トレリスを提供するステップと、 (b)xを零に初期セットした後、前記スレショルド中
    の一連の所定のスレショルドをxに選択的に加算するこ
    とにより、入力ストリングを復号するステップと、 (c)符号化トレリスを通しての径路を追従することに
    より、 (1)現在状態の後続の状態を決めるステップと、 (2)該後続の状態が前記状態セット中の所定の一方の
    セットでない場合、前記セット中の所定の一方のセット
    の状態に対してトレリスの終りまでの有効符号サブシー
    ケンスの数に等しいスレショルドをxに加えてxの代り
    に用いるべき数x′を演算するステップと、 (d)入力された全てのnビットが復号されてしまうま
    でステップ(c)−(1)、(2)を帰納的に繰り返す
    ステップと、 (e)ステップ(d)で得られた累積数字xを出力する
    ステップと、 を含むことを特徴とするnビットの符号化出力ストリン
    グを復号する方法。
  8. 【請求項8】 予め選定可能なコーディングレートで符
    号化したサブシーケンスの形態で出力を提供しかつ予め
    選定した変調制約条件を満足した2値記憶チャネルから
    の状態依存符号であるnビットの入力ストリングを、数
    xへ復号する方法において、 (a)ラベルを備えたエッジにより相互接続された少な
    くとも2組の状態セットを有する符号化トレリスを提供
    するステップと、 (b)一方の状態にある間にxを零にセットするステッ
    プと、 (c)各状態セットにおいて所定の一方のエッジを検出
    するステップと、 (d)前記所定の一方のエッジのラベルを次の入力ビッ
    トのラベルと比較するステップと、 (e)ラベルが対応していない場合、予め選定したスレ
    ショルドtをxに加えてxの代りに用いるべき新しい数
    x′を発生させるステップと、 (f)後続の状態への入力ビットに対応するエッジのラ
    ベルの一方を追従するステップと、 (g)入力された全てのnビットが復号されてしまうま
    で、ステップ(c)から(f)までを帰納的に繰り返す
    ステップと、 (h)ステップ(g)で得られた数xを出力するステッ
    プと、 を含むことを特徴とするnビット入力ストリングを復号
    する方法。
  9. 【請求項9】 入力ストリングがNRZI符号表記であ
    り、前記所定の一方のエッジが「1」のラベルを有する
    ことを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 【請求項10】 入力ストリングがNRZ符号表記であ
    り、前記所定の一方のエッジが丁度処理されたエッジの
    ラベルの補数であるラベルを有することを特徴とする請
    求項8記載の方法。
  11. 【請求項11】 2値入力ストリングを符号化して予め
    選定した変調制約条件を満足するNRZ表記の出力を提
    供する方法において、 (a)複数の状態セットを有し、かつ状態セットの状態
    の間に予め選定した符号径路を有する符号化トレリスを
    提供するステップと、 (b)入力ストリングを符号化されたサブシーケンスに
    符号化するステップと、 (c)径路の選択が可能なときはいつでも、後続状態か
    らトレリスの終りまでの変調制約条件を阻害しない全て
    のサブシーケンスと直近の符号化サブシーケンスとの連
    結を可能とする後続状態を優先させるステップと、 を含むことを特徴とする2値入力ストリングを符号化す
    る方法。
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