JP2811198B2 - 切妻屋根における破風フレームの支持装置 - Google Patents

切妻屋根における破風フレームの支持装置

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JP2811198B2 JP1109814A JP10981489A JP2811198B2 JP 2811198 B2 JP2811198 B2 JP 2811198B2 JP 1109814 A JP1109814 A JP 1109814A JP 10981489 A JP10981489 A JP 10981489A JP 2811198 B2 JP2811198 B2 JP 2811198B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、切妻屋根において、その妻側の壁面中央
に作用する水平力を有効に支持するようにした破風フレ
ームの支持装置に関するものである。
従来の技術 山形の上弦材とその上弦材の底辺部に取付けた水平方
向の下弦材とによって形成された三角形状の屋根フレー
ムを壁軸組上へ設置して屋根を構成する工法が考えられ
ている。この場合、妻側においては、その屋根フレーム
の側面に三角形の破風フレームを取付けて軸組上へ固定
し、この破風フレームの表面に破風板等の表面材等を張
り付けるようにしている。
発明が解決しようとする課題 耐力壁によって水平力に抵抗させる建物においては、
各部に作用する水平荷重をその力の方向と平行な耐力壁
へ伝えることが必要である。建物の妻側の壁面中央に作
用する力は、その壁面と直角な方向の耐力壁へ伝えるこ
とが必要である。しかしながら、上記のような屋根フレ
ームと破風フレームを用いた建物においては、このよう
な妻側の壁面中央部に作用する力を支持するものがな
く、構造上の弱点となっていた。
課題を解決するための手段 上記の課題を解決するためこの発明では、屋根棟方向
に並列される一対の山形の上弦材と、両上弦材の各底辺
側に取付けた一対の下弦材と、各上弦材の頂部と下弦材
の中間部とを夫々結ぶ一対の真束と、それら真束の下端
部間を結ぶつなぎ梁とを備え、かつ、各上弦材間の空間
部及び真束とつなぎ梁とによって囲まれる空間部に夫々
ブレースを設けて、水平方向の力に抵抗する耐力構造と
した屋根フレームと、山形の上弦材と下弦材とからなる
三角形状の破風フレームとからなり、前記屋根フレーム
上弦材を屋根棟方向と平行方向の壁軸組上へ、破風フレ
ームを屋根棟方向と直角方向の壁軸組上に夫々設置する
とともに、この破風フレームの下弦材中央部より突出さ
れた連結金具をその破風フレームに対面する屋根フレー
ムの真束下端部へ連結したことを特徴とする。
実 施 例 第8図は、実施例に用いられる屋根フレーム(1)を
示している。図において(2)(2)は、夫々山形の一
辺を構成する斜めフレーム(3)(3)を頂部部分で山
形に接続した上弦材であり、屋根棟方向に配列されるこ
れら上弦材(2)(2)間の頂部及び軒先側の端部近傍
に、桁材(4)(4)が渡されている。これら桁材
(4)と斜めフレーム(3)とによって囲まれる方形部
分に夫々X字状のブレース(5)が設けられている。ま
た、各上弦材(2)(2)の夫々の底辺部分において、
夫々頂部を通る中心線を挟んで左右両側の一対の水平部
材(6)(6)を連結した下弦材(7)(7)が取付け
られている。上弦材(2)(2)の頂部より下向きに真
束(8)(8)が垂下させられている。更に真束(8)
(8)の下端部間に跨がって、屋根棟方向と平行な方向
のつなぎ梁(9)が取付けられ、このつなぎ梁(9)と
前記真束(8)とによって囲まれる空間部分に、雲筋違
い(10)が取付けられている。また、各水平部材(6)
(6)の中央部間に跨がって屋根棟方向の別のつなぎ梁
(11)(11)が取付けられている。
上記屋根フレーム(1)は折畳み式のものであって、
上弦材(2)の斜めフレーム(3)(3)をその頂部を
支点として下向きに回動させると、下弦材(7)の中央
部が真束(8)に沿って上方にスライドして、第5図の
ような状態に折り畳まれる。そして、このように折り畳
んだ状態で現場へ搬入し、第6図及び第7図のように吊
り上げた状態で開かせた後、壁軸組(12)上へ、各上弦
材(2)の軒先側の端部近傍を乗せて固定する。
第7図に示す(14)は破風フレームであって、この破
風フレーム(14)は、第4図で示すように、屋根頂部を
通る垂直線を挟んで二分割した各三角形状の半部部材
(15)(15)を、ボルト(16)によって現場で山形に接
合するものである。各半部部材(15)は、夫々屋根の傾
斜方向に沿う上弦材(17)と下弦材(18)、及びこの下
弦材(18)と上弦材(17)の建物中央部側の真束(19)
とによって三角形状に構成し、更に各上弦材(17)と下
弦材(18)の中間部分に束材(20)を取付けたものであ
り、各真束(19)(19)同士を前記のボルト(16)によ
って接合するようにしている。その際、真束(19)(1
9)の下端部間に、この発明の連結金具(21)が介在さ
せられて固定される。この連結金具(21)は、平面から
見てT字形の取付けプレート(22)の中央部の垂直片
を、真束(19)(19)間に介在させて、両真束(19)
(19)を接続するボルト(16)によって共締め固定する
ようにしている。その際、取付けプレート(22)(22)
の下端より水平方向に突出する水平部材(23)が、第2
図のように、建物妻側の最端部に設置された屋根フレー
ム(1)側に突出する。
なお、上記において屋根フレーム(1)には、予め野
地板が張り付けられ、他方破風フレーム(14)には、そ
の表面に予め破風下地板を張り付けて設置するものであ
る。
第2図及び第3図は、前記接合金具(21)による破風
フレーム(14)と屋根フレーム(1)との接合部の構造
を示している。第3図で示すように、破風フレーム(1
4)は、その下弦材(18)が、鉄骨の壁軸組(12)にお
ける上弦材(26)へ、ボルト(27)により固定されてい
る。そして、破風フレーム(14)の真束(19)(19)の
下端より突出する接合金具(21)の水平プレート(23)
が、屋根フレーム(1)における真束(8)下端の水平
プレート(29)へ下側から当接されて、同じく下側から
差し込んだボルト(30)によって連結され、これによっ
て、破風フレーム(14)の下端中央部即ち妻側壁面の中
央部が屋根フレーム(1)側の中央部に一体に連結され
ている。
第1図は、妻側の壁面に作用する水平力の力の流れを
示している。その中央に作用する水平力は、前記の接合
金具(21)により屋根フレーム(1)の真束(8)下端
へ伝えられ、その屋根フレーム(1)の両真束(8)
(8)間に渡した雲筋違い(10)から、屋根フレーム
(1)の上弦材(3)(3)間のブレース(5)を通し
て、その屋根フレーム(1)を固定した壁軸組(12)の
耐力壁フレーム(30)へ伝えられる。これにより、建物
の妻側の壁面に作用する水平力は壁軸組(12)側へ有効
に伝達されて、水平力に対する強度の高い構造が得られ
る。
発明の効果 以上のように、この発明によれば、建物の妻側の壁面
中央に作用する水平力は、破風フレームと屋根フレーム
の接合金具から、その屋根フレームを介して壁軸組側に
有効に伝達されることになり、このような水平荷重に対
して強度の高い構造が得られたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の実施例における妻側壁面に作用する
力の流れを示す構造概要図、第2図は破風フレームと屋
根フレーム中央部の接合部分の構造を示す分解斜視図、
第3図は同じく接合状態の要部横断側面図、第4図は破
風フレームの分解斜視図、第5図は屋根フレームの折り
畳状態を示す斜視図、第6図は同じく屋根フレームの吊
り上げ状態を示す正面図、第7図は屋根フレームと破風
フレームの設置方法を示す斜視図、第8図は屋根フレー
ムの斜視図である。 (1)……屋根フレーム、 (2)……屋根フレーム上弦材、 (5)……ブレース、 (7)……屋根フレーム下弦材、 (8)……屋根フレーム真束、 (9)……屋根フレームつなぎ梁、 (10)……雲筋違い、 (14)……破風フレーム、 (17)……破風フレーム上弦材、 (18)……破風フレーム下弦材、 (21)……接合金具。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】屋根棟方向に並列される一対の山形の上弦
    材と、両上弦材の各底辺側に取付けた一対の下弦材と、
    各上弦材の頂部と下弦材の中間部とを夫々結ぶ一対の真
    束と、それら真束の下端部間を結ぶつなぎ梁とを備え、
    かつ、各上弦材間の空間部及び真束とつなぎ梁とによっ
    て囲まれる空間部に夫々ブレース又は雲筋違いを設け
    て、水平方向の力に抵抗する耐力構造とした屋根フレー
    ムと、山形の上弦材と下弦材とからなる三角形状の破風
    フレームとからなり、前記屋根フレーム上弦材を屋根棟
    方向と平行方向の壁軸組上へ、破風フレームを屋根棟方
    向と直角方向の壁軸組上に夫々設置するとともに、この
    破風フレームの下弦材中央部より突出された連結金具を
    その破風フレームに対面する屋根フレームの真束下端部
    へ連結したことを特徴とする切妻屋根における破風フレ
    ームの支持装置。
JP1109814A 1989-04-28 1989-04-28 切妻屋根における破風フレームの支持装置 Expired - Fee Related JP2811198B2 (ja)

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