JP2811158B2 - はしけを用いた真空式ヘドロ回収方法及びその装置 - Google Patents

はしけを用いた真空式ヘドロ回収方法及びその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダムや自然湖などにお
ける湖底に沈積したヘドロを回収するためのはしけを用
いた真空式ヘドロ回収方法及びその装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】ダムの湖底に沈積したヘドロは、通常ダ
ムに備えたヘドロ排出用ゲートから下流側に放出されて
いるところ、この方式では一時に大量のヘドロが放出さ
れるため、近年下流域や湾内においてヘドロによる公害
が発生している。また、ヘドロを掬ったり湖底を掘る形
式の浚渫方式が知られているが、この方式では回収時に
湖水を汚濁するので、自然湖ではそこに棲息する魚類や
水性植物に被害を及ぼし、ひいては流域の生態系を破壊
することに発展する虞れがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述のほか、港湾など
の広い場所における撹拌吸込形式の浚渫では、水量が多
く水流が変化するため海水等の汚濁現象は比較的少ない
が、ダムや湖沼においては水流が殆ど変化しないので水
質汚濁が生じることから、その形式は不適当である。ま
た、撹拌吸込形式の浚渫は、大規模の設備を要して設備
費が非常に高くつくものでもある。
【0004】よって、本発明の目的は、湖底に沈積した
ヘドロを水と共に真空圧力によってタンク内に吸引して
ヘドロを水と分離させる構成とし、水質の汚濁を生じな
いようにヘドロの回収を能率よく迅速に行なうと共に、
装置を小型化して設備費を低減するための方法及びその
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載のはしけを用いた真空式ヘドロ回収方
法は、吸入ホースから湖底のヘドロを水と共にルーツ式
多段真空ポンプの吸込圧力によって船倉内の密閉された
分離タンクに吸込み、ヘドロを該分離タンク内に沈殿さ
せて、その上澄み水をルーツ式多段真空ポンプの吐出圧
力によって分離タンクの排出口から船外に排出すること
を特徴とするものである。
【0006】同様の目的を達成するために請求項2に記
載のはしけを用いた真空式ヘドロ回収装置は、はしけの
船倉内にハッチカバーによって密閉された単独若しくは
複数のヘドロと水を分離させる分離タンクを設け、該分
離タンクの上方部に、湖底のヘドロを水と共に吸い上げ
る吸入ホースを接続する吸込管と、ルーツ式多段真空ポ
ンプの吸込口に連結した連通管とを設け、ルーツ式多段
真空ポンプの吐出圧力によって上澄み水を分離タンクの
排出口から船外に排出することを特徴とする。
【0007】前記目的を達成するために請求項3に記載
のはしけを用いた真空式ヘドロ回収方法は、吸入ホース
から湖底のヘドロを水と共にルーツ式多段真空ポンプの
吸込圧力によって吸い上げ用タンクに吸込み、該吸い上
げ用タンクが満杯になったときに、ルーツ式多段真空ポ
ンプの吐出圧力によってヘドロと水を船倉内に設けたヘ
ドロ分離槽に排出させると共に上澄み水の一部を適時に
船外に排出させ、該ヘドロ分離槽内にヘドロを沈殿させ
てその上澄み水を船外に放出し、該ヘドロ分離槽内の上
澄み水の一部を吸い上げ用タンクに循環させることを特
徴とする。
【0008】同様の目的を達成するために請求項4に記
載のはしけを用いた真空式ヘドロ回収装置は、はしけの
甲板上に単独若しくは複数の密閉された吸い上げ用タン
クを設け、該吸い上げ用タンクの上方部に、湖底のヘド
ロを水と共に吸い上げる吸入ホースを接続する吸込管
と、ルーツ式多段真空ポンプの吸込口に連結した連通管
とを設け、吸い上げ用タンクの排出口を船倉内に設けた
ヘドロ分離槽に接続し、該ヘドロ分離槽内の上澄み水の
一部をフロート付吸水口から吸い上げ用タンクに循環さ
せるための返送管を設け、前記吸い上げ用タンクが満杯
のときに、ルーツ式多段真空ポンプの吐出圧力によって
ヘドロと水をヘドロ分離槽に排出させると共に、その上
澄み水の一部を吸い上げ用タンクに設けた排水口から船
外に排出することを特徴とする。
【0009】また、前記目的を達成するために請求項5
に記載の発明は、請求項2または4に記載のはしけを用
いた真空式ヘドロ回収装置において、前記吸入ホースの
先端部に回転自由に支持されたストレーナを設けること
を特徴とするものである。
【0010】
【作用】請求項1、2に記載した発明によれば、湖底に
沈積したヘドロは、ルーツ式多段真空ポンプの吸込圧力
(正転)によって水と共に吸入ホースから船倉内の分離
タンクに吸い込まれ、該タンク内で沈殿する。分離タン
ク内がヘドロと水で満杯になると、ルーツ式多段真空ポ
ンプが正転から逆転に切り替わって該タンクに圧縮空気
を送り込む。このため、ヘドロと分離された上澄み水は
前記ポンプの吐出圧力によって分離タンクの排出口から
船外に排出される。分離タンク内の上澄み水の水位が一
定位置まで下がると、前記ポンプは再び正転に切り替わ
りヘドロと水を該タンクに吸込み始める。このような吸
入と上澄み水の排出作用が繰り返されて、ヘドロの濃度
が高められる。そして、分離タンク内の沈殿したヘドロ
は、別途備えたヘドロ搬出器によって該タンク外に適時
に回収する。
【0011】また、請求項3、4に記載した発明によれ
ば、湖底に沈積したヘドロは、ルーツ式多段真空ポンプ
の吸込圧力(正転)によって水と共に吸入ホースから甲
板上の吸い上げ用タンクに吸い込まれ、該タンク内で一
時的に沈殿する。吸い上げ用タンクが満杯になると、ル
ーツ式多段真空ポンプが正転から逆転に切り替わって該
タンクに圧縮空気を送り込む。このため、ヘドロと水
は、前記ポンプの吐出圧力によって吸い上げ用タンクの
排出口からヘドロ分離槽内に排出される。このとき、上
澄み水の一部は適時に排水口から船外に排出される。ヘ
ドロと水がほぼ排出し終わると、前記ポンプは再び正転
に切り替わりヘドロと水を吸い上げ用タンクに吸込み始
める。また、ヘドロ分離槽内の上澄み水の一部は、フロ
ート付吸水口から吸い上げ用タンクに適時(上澄み水が
大量となったとき)に循環される。そのような吸入と排
出作用が繰り返されて、ヘドロ分離槽内のヘドロの濃度
が高められる。前記同様、ヘドロ分離槽内の沈殿したヘ
ドロは、別途備えたヘドロ搬出器によって該タンク外に
適時に回収する。
【0012】また、請求項2または4に記載のはしけを
用いた真空式ヘドロ回収装置において、前記吸入ホース
の先端部に設けたストレーナは、沈積したヘドロ上を転
動するのでヘドロを効率よく吸い込むのに好ましい。
【0013】
【実施例】以下に本発明の実施例を説明する。図1は第
1実施例に係るはしけを用いた真空式ヘドロ回収装置の
全体を示す側面図、図2は同実施例に係る要部の部分拡
大図、図3はストレーナの正面図、図4は同実施例の使
用状態を説明する概要図、図5は第2実施例に係るはし
けを用いた真空式ヘドロ回収装置の全体を示す側面図で
ある。
【0014】(第1実施例)図1、2において、Aは真
空式ヘドロ回収装置を示し、はしけ1の船倉2を区画し
てハッチカバー6により天部たる上方部4の開口部5を
密閉した、単独若しくは複数の小容量の分離タンク3が
設けられている。前記ハッチカバー6は、クランプ7に
よって手動で締付け固定される。分離タンク3の上方部
4には、手動又は電磁作動による吸入バルブ8を備えた
吸入管9と、甲板1a上に設置されたルーツ式多段真空
ポンプpの吸込口に連結した連通管10とを設ける。1
1は上澄み水wを前記ポンプp内に侵入させないため
に、分離タンク3に連通する連通管10の開口12を開
閉するフロート付バタフライ弁であり、13は連通管1
0に設けた遮断バルブである。14は分離タンク3の上
方の側板3aに開口した上澄み水wの排出口であり、そ
の出口に排出用チェック弁15を設ける。また、はしけ
1の船腹に、分離タンク3から排出される上澄み水wを
船外に放出する放水口2aを設ける。
【0015】前記ルーツ式多段真空ポンプpは、所要馬
力50〜75Kw、容量4000m3/H程度の能力を
要し、正転時に分離タンク3内の空気を吸引し、逆転時
には圧縮ポンプとして機能するものである。このポンプ
pの正転と逆転の自動運転を行わせるため、分離タンク
3内に上澄み水wの水位を検知する上限スイツチS1
下限スイッチS2とを設置する。該スイッチS1、S2
らの検出信号は、ポンプpを駆動するモータ若しくはエ
ンジン装置の制御装置に伝えられる。前記吸入管9の入
口部9aには、ヘドロmを水と共に吸い上げるためのゴ
ムホース等からなる吸入ホース16を接続する。17は
該吸入ホース16の先端部16aに取り付けたストレー
ナである。図3に示すように、このストレーナ17は、
取付管18を中央に突設した分岐管19の両端を曲げて
平行とし、さらに、その両先端部を内側に曲げて一直線
状に対向する端管部20を設けて、この端管部20にか
ご形で円筒形状としたスリット22を設けた回転ストレ
ーナ21を回転自由に支持させてなる。
【0016】なお、ストレーナ17においてはヘドロの
エアーリフト(ここでは水中における空気の膨張作用に
よってヘドロと水を上昇させることをいう)作用効果を
得るため、慣用手段ではあるが、次のように実施する場
合もある。水深が2〜3m以内の場合には、本発明者に
係る特公昭48−18637号公報(第2図)に記載し
たエアー吸入管を設けて大気を吸込させる構成とし、ま
た、水深が4m以上の場合は容量100l/min前後
の圧縮エアーを吸入部分から送気させる構成とする。
【0017】はしけ1の甲板1a上には、前記ハッチカ
バー6を吊り上げるためのクレーン30と、吸入ホース
15を吊り上げるホイスト31を走行させるガイドフレ
ーム32を立設する。Gは分離タンク3内の沈殿したヘ
ドロmを回収するために別途備えたグラブバケット形式
のヘドロ搬出器である。
【0018】前述した構成になる真空式ヘドロ回収方法
及びその装置Aによれば、図4に示すようにダムDには
しけ1を浮かべ、湖底に沈積したヘドロmを、ルーツ式
多段真空ポンプpの吸込圧力(正転)によって水と共に
吸入ホース16の先端のストレーナ17から船倉2内の
ハッチカバー6で密閉された分離タンク3に吸い込ませ
る。ヘドロmは、該タンク内3で自然に沈殿して水と分
離する。分離タンク3内がヘドロmと水で満杯になる
と、これが上限スイッチS1によって検知されて、ルー
ツ式多段真空ポンプpが正転から逆転に切り替わり該タ
ンク3に圧縮空気を送り込む。このため、ヘドロmと分
離された上澄み水wは、前記ポンプpの吐出圧力によっ
て分離タンク3の排出口13から排出されて放水口2a
より船外に放出される。このときに吸入バルブ8は、閉
じるようにする。つぎに、上澄み水wが排出されて分離
タンク3内の上澄み水wの水位が所定位置まで下がる
と、これを下限スイッチS2が検知し、前記ポンプpは
自動的に正転に切り替わり、再びヘドロmと水を該タン
ク3に吸込み始める。このような吸入と上澄み水の排出
作用が繰り返されて、ヘドロmの濃度が高められる。
【0019】そして、分離タンク3内の沈殿したヘドロ
mの回収は、クランプ7を外してハッチカバー6を開け
て開口部5から別途備えたヘドロ搬出器Gを挿入させ、
このヘドロ搬出器Gによってヘドロmを掬いはしけ1外
の場所に移送することにより行うものである。また、複
数個の分離タンク3を設けた場合には、該タンク3毎の
吸入バルブ8及び遮断バルブ13を閉じることにより吸
入、排出が停止されるので、この回収装置Aが稼働して
いるか否かに拘わらずヘドロmの回収作業を効率よく行
うことができる。
【0020】(第2実施例)図5は第2実施例に係るは
しけを用いた真空式ヘドロ回収装置Bを示す。以下にお
いて、前記第1実施例と同様構成部分には同一符号を付
してその説明を省略し、異なる部分について説明する。
103は、はしけ1の甲板上1aに設置された単独若し
くは複数の密閉された吸い上げ用タンクであり、このタ
ンク103の底部103aは、ヘドロと水を排出し易く
するため傾斜状に形成されている。下方の底部103a
には、ヘドロmと水を排出する排出口141を開口し、
その出口にヘドロ排出用チェック弁142を設ける。1
43は該排出口141と船倉2内に設けた大容量のヘド
ロ分離槽140とを接続するための排出バルブ144を
備えた排出管である。該ヘドロ分離槽140は、負圧に
維持する必要がないので大気側に開放されている。吸い
上げ用タンク103の上方の底部103a側には、ヘド
ロ分離槽140内の上澄み水wの一部を吸い上げ用タン
ク103に循環させるための吸水口145を開口し、そ
の入口に吸水用チェック弁146を設ける。147は該
吸水口145とヘドロ分離槽140とを接続するための
吸水バルブ148を備えた返送管である。149は上澄
み水wの一部を吸い上げるためにヘドロ分離槽140内
に設けられたフロート付吸水口であって、ゴム等の弾力
性を有する長いホース150で前記返送管147に接続
されている。
【0021】前述した構成になる真空式ヘドロ回収方法
及びその装置Bによれば、湖底に沈積したヘドロmを、
ルーツ式多段真空ポンプpの吸込圧力(正転)によって
水と共に吸入ホース16の先端のストレーナ17から吸
い上げ用タンク103に吸い込ませる。該タンク103
内がヘドロmと水で満杯になると、これが上限スイッチ
1によって検知されて、ルーツ式多段真空ポンプpが
正転から逆転に切り替わって該タンク103に圧縮空気
を送り込む。このため、ヘドロmと水は、前記ポンプp
の吐出圧力によって吸い上げ用タンク103の排出口1
41から排出管143を通ってヘドロ分離槽140内に
放出される。ヘドロmと水がほぼ排出し終わると、前記
ポンプpは再び正転に切り替わりヘドロmと水を吸い上
げ用タンク103に吸込み始める。また、ヘドロ分離槽
140内の上澄み水が大量となったときに上澄み水の一
部は、フロート付吸水口149から吸い上げ用タンク1
03に適宜循環させる。そのような吸入と排出作用が繰
り返されて、ヘドロ分離槽140内のヘドロmの濃度が
高められる。
【0022】前記第1実施例と同様、ヘドロ分離槽14
0内の沈殿したヘドロmの回収は、適時に別途備えたヘ
ドロ搬出器Gによってはしけ1外の場所に移送すること
により行うものである。この実施例におけるヘドロ分離
槽140は、船倉2をほぼ占有する大容量としているの
で、ヘドロmを一度に大量に回収処理することができ
る。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上に述べた構成・作用にな
り、湖底に沈積したヘドロを水と共にルーツ式多段真空
ポンプによる負圧力によってタンク内に吸引し、ヘドロ
をタンク又は分離槽内で沈殿させるものであることか
ら、ヘドロを回収する際に水を撹拌しないので水質の汚
濁を生じることがなく、回収作業が能率よく迅速に行な
える。また、装置を小型化することができて、設備費が
安くつくという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るはしけを用いた真空式ヘドロ
回収装置の全体を示す側面図
【図2】同実施例に係る要部の部分拡大図
【図3】ストレーナの正面図
【図4】同実施例の使用状態を説明する概要図
【図5】第2実施例に係るはしけを用いた真空式ヘドロ
回収装置の全体を示す側面図
【符号の説明】
A、B→真空式ヘドロ回収装置 D→ダム G→ヘドロ
搬出器 S1→上限スイッチ S2→下限スイッチ m→ヘドロ p→ルーツ式多段真空ポンプ w→上澄み
水 1→はしけ 1a→甲板 2→船倉 2a→放水口 3
→分離タンク 3a→側板 4→上方部 5→開口部 6→ハッチカバ
ー 7→クランプ 8→吸入バルブ 9→吸入管 9a→入口部 10→連
通管 11→フロート付バタフライ弁 12→開口 13→遮
断バルブ 14→排出口 15→排出用チェック弁 16→吸入ホ
ース 16a→先端部 17→ストレーナ 18→取付管 1
9→分岐管 20→端管部 21→回転ストレーナ 22→スリット
30→クレーン 31→ホイスト 32→ガイドフレーム 103→吸い上げ用タンク 103a→底部 140→
ヘドロ分離槽 141→排出口 142→ヘドロ排出用チェック弁 1
43→排出管 144→排出バルブ 145→吸水口 146→吸水用
チェック弁 147→返送管 148→吸水バルブ 149→フロー
ト付吸水口 150→ホース
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02F 3/88 B01D 21/00 ZAB B01D 21/24 B63B 35/00 E02F 7/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】吸入ホースから湖底のヘドロを水と共にル
    ーツ式多段真空ポンプの吸込圧力によって船倉内の密閉
    された分離タンクに吸込み、ヘドロを該分離タンク内に
    沈殿させて、その上澄み水をルーツ式多段真空ポンプの
    吐出圧力によって分離タンクの排出口から船外に排出す
    ることを特徴とするはしけを用いた真空式ヘドロ回収方
    法。
  2. 【請求項2】はしけの船倉内にハッチカバーによって密
    閉された単独若しくは複数のヘドロと水を分離させる分
    離タンクを設け、該分離タンクの上方部に、湖底のヘド
    ロを水と共に吸い上げる吸入ホースを接続する吸込管
    と、ルーツ式多段真空ポンプの吸込口に連結した連通管
    とを設け、ルーツ式多段真空ポンプの吐出圧力によって
    上澄み水を分離タンクの排出口から船外に排出すること
    を特徴とするはしけを用いた真空式ヘドロ回収装置。
  3. 【請求項3】吸入ホースから湖底のヘドロを水と共にル
    ーツ式多段真空ポンプの吸込圧力によって吸い上げ用タ
    ンクに吸込み、該吸い上げ用タンクが満杯になったとき
    に、ルーツ式多段真空ポンプの吐出圧力によってヘドロ
    と水を船倉内に設けたヘドロ分離槽に排出させると共に
    上澄み水の一部を適時に船外に排出させ、該ヘドロ分離
    槽内にヘドロを沈殿させてその上澄み水を船外に放出
    し、該ヘドロ分離槽内の上澄み水の一部を吸い上げ用タ
    ンクに循環させることを特徴とするはしけを用いた真空
    式ヘドロ回収方法。
  4. 【請求項4】はしけの甲板上に単独若しくは複数の密閉
    された吸い上げ用タンクを設け、該吸い上げ用タンクの
    上方部に、湖底のヘドロを水と共に吸い上げる吸入ホー
    スを接続する吸込管と、ルーツ式多段真空ポンプの吸込
    口に連結した連通管とを設け、吸い上げ用タンクの排出
    口を船倉内に設けたヘドロ分離槽に接続し、該ヘドロ分
    離槽内の上澄み水の一部をフロート付吸水口から吸い上
    げ用タンクに循環させるための返送管を設け、前記吸い
    上げ用タンクが満杯のときに、ルーツ式多段真空ポンプ
    の吐出圧力によってヘドロと水をヘドロ分離槽に排出さ
    せると共に、その上澄み水の一部を吸い上げ用タンクに
    設けた排水口から船外に排出することを特徴とするはし
    けを用いた真空式ヘドロ回収装置。
  5. 【請求項5】請求項2または4に記載のはしけを用いた
    真空式ヘドロ回収装置において、前記吸入ホースの先端
    部に回転自由に支持されたストレーナを設けることを特
    徴とするはしけを用いた真空式ヘドロ回収装置。
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