JP2811068B2 - 切り起こし工具 - Google Patents
切り起こし工具Info
- Publication number
- JP2811068B2 JP2811068B2 JP62198882A JP19888287A JP2811068B2 JP 2811068 B2 JP2811068 B2 JP 2811068B2 JP 62198882 A JP62198882 A JP 62198882A JP 19888287 A JP19888287 A JP 19888287A JP 2811068 B2 JP2811068 B2 JP 2811068B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- cut
- concave
- convex
- grip
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Scissors And Nippers (AREA)
- Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
- Knives (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
イ、産業上の利用分野
この発明は、板金作業のひとつである材料の切り起こ
しと、裏打ち材等をかきとることを可能にした切り起こ
し工具に関する。 ロ、従来の技術 従来上記のような切り起こし工具はなく、工場でロー
ル成型及びプレス加工にて切り起こしをしていた。 また、使用材料に裏打ち材が施してある場合は、ナイ
フ等で切り抜いてから切り起こしをしていた。 なお、第3図にプレス加工切り起こしの一例を示す。 上部に凸刃を設け、下部に凹刃を設けた金型でプレス
することにより切り起こしをしていた。 ハ、発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この従来の工場でのロール成型及びプ
レス加工による切り起こしでは、誰でも簡単に切り起こ
しをするという訳にはいかなかった。 また、ダクト工事等の板金作業現場で切り起こしの必
要が生じても、即対応することができなかったうえに、
施工面の状態に応じて自在に切り起こしをすることも不
可能であった。 また、裏打ち材が施されている材料を使用して、裏打
ち材を切り落とす必要が生じた場合、それを切り落とす
ような工具がなく、ナイフ等で切り落とさなければなら
なかったので、切り落とすのに時間を費やした。 さらに、裏打ち材を必要以上に切り取ってしまう恐れ
もあった。 この発明は、板金作業における以上のような問題点を
解決させ、作業現場において切り起こし及び材料裏打ち
材のかきとりを施すことを可能にした工具を提供するこ
とを目的とする。 ニ、問題点を解決する為の手段 この発明は、その目的を達成する為に、次のような構
成としている。 すなわち、この発明に係る切り起こし工具は、1本に
金属棒の両端に凸刃及び握り部を設けたものと、他の1
本の金属棒の両端に凹刃及び握り部を設けたものを、凸
刃と凹刃を対応させて、支点を用いて概ね鋏のような形
態につなぎ、両方の握り部を近づけることによって凸刃
と凹刃の間に挟みこんだ材料への切り起こしを施すこと
を可能にする。 さらに、凹刃及び凸刃のどちらか一方の背面部に刃物
を設け、材料の裏打ち材をかきとることを可能にする。 ホ、作用 上記の工具は、次のようにして使用する。 本発明に関する工具の凸刃及び凹刃の間に使用材料を
はさみ込み、両方の握り部を近ずけて切り起こしをす
る。切り起こしは、第2図のように金属板の化粧面側に
突出するようにする。 なお、使用材料の切り起こしをしようとする部分に裏
打ち材等が施されていて、裏打ち材をかきとる必要が生
じた場合は、凸刃及び凹刃のどちらか一方の背面部に設
けた刃物を、裏打ち材の上にあて、手で上方から押さえ
込み、切り込みを入れて手前に引くようにしてかきと
る。 ヘ、実 施 例 続いて、この発明の実施例を第1図を参照しながら説
明する。 2本のコの字型をした等寸法金属板(1)及び(2)
を用い、金属板(1)の両端に凸刃(8)及び握り部
(3)を設け、金属板(2)の両端には凹刃(7)及び
握り部(4)を設け、凸刃(8)と凹刃(7)を対応さ
せ、支点(6)を用いて概ね鋏のような形態につなぐ。 さらに、支点(6)にスプリング(5)を取り付け、
その弾力を利用して握り部(3)及び(4)と、凸刃
(8)及び凹刃(7)を開口させ、両方の握り部(3)
(4)を近づけるることによって、凸刃(8)及び凹刃
(7)の間に挟みこんた材料への切り起こしを施すこと
を可能にしている。 また、凸刃(8)の後方にストッパー(10)を設け、
材料端部から切り起こし位置までの寸法が一定になるよ
うにしている。 さらに、凹刃(7)の背面部に、U型状の刃物(9)
を設け材料の裏打ち材等をかきとることを可能にしてい
る。 ト、発明の効果 この発明は、次のような優れた効果をもたらす。 これまで工場において切り起こし作業をしていたもの
を、板金作業現場で切り起こすことができる。また、ロ
ール成型やプレス加工と違って、誰にでも簡単に、しか
も自在に切り起こしをすることができる。さらに、凹刃
(7)の背面部にU型状の刃物(9)を設けた為に、材
料の裏打ち材をかきとる面積が限定され、そのうえナイ
フ等の刃物を使用しなくても切り落とせるので作業能率
の向上を図ることができる。
しと、裏打ち材等をかきとることを可能にした切り起こ
し工具に関する。 ロ、従来の技術 従来上記のような切り起こし工具はなく、工場でロー
ル成型及びプレス加工にて切り起こしをしていた。 また、使用材料に裏打ち材が施してある場合は、ナイ
フ等で切り抜いてから切り起こしをしていた。 なお、第3図にプレス加工切り起こしの一例を示す。 上部に凸刃を設け、下部に凹刃を設けた金型でプレス
することにより切り起こしをしていた。 ハ、発明が解決しようとする問題点 しかしながら、この従来の工場でのロール成型及びプ
レス加工による切り起こしでは、誰でも簡単に切り起こ
しをするという訳にはいかなかった。 また、ダクト工事等の板金作業現場で切り起こしの必
要が生じても、即対応することができなかったうえに、
施工面の状態に応じて自在に切り起こしをすることも不
可能であった。 また、裏打ち材が施されている材料を使用して、裏打
ち材を切り落とす必要が生じた場合、それを切り落とす
ような工具がなく、ナイフ等で切り落とさなければなら
なかったので、切り落とすのに時間を費やした。 さらに、裏打ち材を必要以上に切り取ってしまう恐れ
もあった。 この発明は、板金作業における以上のような問題点を
解決させ、作業現場において切り起こし及び材料裏打ち
材のかきとりを施すことを可能にした工具を提供するこ
とを目的とする。 ニ、問題点を解決する為の手段 この発明は、その目的を達成する為に、次のような構
成としている。 すなわち、この発明に係る切り起こし工具は、1本に
金属棒の両端に凸刃及び握り部を設けたものと、他の1
本の金属棒の両端に凹刃及び握り部を設けたものを、凸
刃と凹刃を対応させて、支点を用いて概ね鋏のような形
態につなぎ、両方の握り部を近づけることによって凸刃
と凹刃の間に挟みこんだ材料への切り起こしを施すこと
を可能にする。 さらに、凹刃及び凸刃のどちらか一方の背面部に刃物
を設け、材料の裏打ち材をかきとることを可能にする。 ホ、作用 上記の工具は、次のようにして使用する。 本発明に関する工具の凸刃及び凹刃の間に使用材料を
はさみ込み、両方の握り部を近ずけて切り起こしをす
る。切り起こしは、第2図のように金属板の化粧面側に
突出するようにする。 なお、使用材料の切り起こしをしようとする部分に裏
打ち材等が施されていて、裏打ち材をかきとる必要が生
じた場合は、凸刃及び凹刃のどちらか一方の背面部に設
けた刃物を、裏打ち材の上にあて、手で上方から押さえ
込み、切り込みを入れて手前に引くようにしてかきと
る。 ヘ、実 施 例 続いて、この発明の実施例を第1図を参照しながら説
明する。 2本のコの字型をした等寸法金属板(1)及び(2)
を用い、金属板(1)の両端に凸刃(8)及び握り部
(3)を設け、金属板(2)の両端には凹刃(7)及び
握り部(4)を設け、凸刃(8)と凹刃(7)を対応さ
せ、支点(6)を用いて概ね鋏のような形態につなぐ。 さらに、支点(6)にスプリング(5)を取り付け、
その弾力を利用して握り部(3)及び(4)と、凸刃
(8)及び凹刃(7)を開口させ、両方の握り部(3)
(4)を近づけるることによって、凸刃(8)及び凹刃
(7)の間に挟みこんた材料への切り起こしを施すこと
を可能にしている。 また、凸刃(8)の後方にストッパー(10)を設け、
材料端部から切り起こし位置までの寸法が一定になるよ
うにしている。 さらに、凹刃(7)の背面部に、U型状の刃物(9)
を設け材料の裏打ち材等をかきとることを可能にしてい
る。 ト、発明の効果 この発明は、次のような優れた効果をもたらす。 これまで工場において切り起こし作業をしていたもの
を、板金作業現場で切り起こすことができる。また、ロ
ール成型やプレス加工と違って、誰にでも簡単に、しか
も自在に切り起こしをすることができる。さらに、凹刃
(7)の背面部にU型状の刃物(9)を設けた為に、材
料の裏打ち材をかきとる面積が限定され、そのうえナイ
フ等の刃物を使用しなくても切り落とせるので作業能率
の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図,この発明に係わる切り起こし工具を示す斜視図
第2図,この発明に係わる工具を使用して金属板の切り
起こしをした例を示す斜視図 第3図,従来の切り起こし用のプレス金型を示す断面図 第4図,この発明に係わる工具を使用して、切り起こし
をした建築用パネルの施工例を示す断面図 第5図,この発明に係わる工具を使用して、切り起こし
をした建築用パネルの施工例を示す斜視図 (1)……コの字型をした金属板 (2)……コの字型をした金属板 (3)……握り部 (4)……握り部 (5)……スプリング (6)……支点 (7)……切り起こし凹刃 (8)……切り起こし凸刃 (9)……刃物 (10)……ストッパー (11)……切り起こし (12)……金属板化粧面 (13)……金属板 (14)……プレス金型凸刃 (15)……プレス金型凹刃 (16)……見切り縁ジョイナー (17)……建築用パネル (18)……裏打ち材 (19)……釘 H)……切り詰めた建築用パネル寸法
起こしをした例を示す斜視図 第3図,従来の切り起こし用のプレス金型を示す断面図 第4図,この発明に係わる工具を使用して、切り起こし
をした建築用パネルの施工例を示す断面図 第5図,この発明に係わる工具を使用して、切り起こし
をした建築用パネルの施工例を示す斜視図 (1)……コの字型をした金属板 (2)……コの字型をした金属板 (3)……握り部 (4)……握り部 (5)……スプリング (6)……支点 (7)……切り起こし凹刃 (8)……切り起こし凸刃 (9)……刃物 (10)……ストッパー (11)……切り起こし (12)……金属板化粧面 (13)……金属板 (14)……プレス金型凸刃 (15)……プレス金型凹刃 (16)……見切り縁ジョイナー (17)……建築用パネル (18)……裏打ち材 (19)……釘 H)……切り詰めた建築用パネル寸法
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.1本の金属棒の両端に、それぞれ凸刃及び握り部を
設けたものと、他の1本の金属棒の両端に、それぞれ凹
刃及び握り部を設け、該凸刃及び該凹刃の少なくともど
ちらか一方の背面部に刃物を設けたものを、該凸刃と該
凹刃が対応するようにして支点を用いてつないだ外観が
概ね鋏状の切り起こし工具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62198882A JP2811068B2 (ja) | 1987-08-08 | 1987-08-08 | 切り起こし工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62198882A JP2811068B2 (ja) | 1987-08-08 | 1987-08-08 | 切り起こし工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6443291A JPS6443291A (en) | 1989-02-15 |
JP2811068B2 true JP2811068B2 (ja) | 1998-10-15 |
Family
ID=16398495
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62198882A Expired - Lifetime JP2811068B2 (ja) | 1987-08-08 | 1987-08-08 | 切り起こし工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2811068B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4515945B2 (ja) * | 2005-03-24 | 2010-08-04 | グローブライド株式会社 | 魚釣用プライヤー |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58118821U (ja) * | 1982-02-03 | 1983-08-13 | 昭和電線電纜株式会社 | 同軸ケ−ブル中心導体の端末処理具 |
-
1987
- 1987-08-08 JP JP62198882A patent/JP2811068B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6443291A (en) | 1989-02-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5778750A (en) | Lever-operated push flap for manual punch | |
JPS5850750B2 (ja) | はさみ状工具 | |
CA2110607A1 (en) | Toe Web Gland Cutting Tool | |
JP2811068B2 (ja) | 切り起こし工具 | |
US3090121A (en) | Heavy duty shears | |
JPH0444261Y2 (ja) | ||
US1083871A (en) | Shears. | |
US5412971A (en) | Tool | |
JPS6011801Y2 (ja) | 花咲イカ用加工具 | |
JPS57132918A (en) | Cutting tool | |
JPH0568409U (ja) | 爪切器 | |
EP1215021A3 (de) | Dreischneider | |
JPH027911U (ja) | ||
KR100526314B1 (ko) | 다기능 공구 | |
JPH03151906A (ja) | 爪切りにおける押圧操作てこの支持構造 | |
JP3007697U (ja) | 開封鋏 | |
JPH03107198U (ja) | ||
KR20040043581A (ko) | 손톱깎기 | |
JPH0675304U (ja) | 爪切器 | |
KR200312894Y1 (ko) | 손톱깎기 | |
KR200322300Y1 (ko) | 손톱깎기 | |
US2725937A (en) | Cutter for sheet material | |
JPS6234527Y2 (ja) | ||
JPH0314254Y2 (ja) | ||
JPH02126719U (ja) |