JP2809916B2 - ディスクプレーヤの検知装置 - Google Patents

ディスクプレーヤの検知装置

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JP2809916B2
JP2809916B2 JP3348808A JP34880891A JP2809916B2 JP 2809916 B2 JP2809916 B2 JP 2809916B2 JP 3348808 A JP3348808 A JP 3348808A JP 34880891 A JP34880891 A JP 34880891A JP 2809916 B2 JP2809916 B2 JP 2809916B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、径の異なる複数のディ
スクが挿入されるディスクプレーヤに係り、特に異なる
径のディスクを最小限の検知部により確実に識別検知で
きるようにしたディスクプレーヤの検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば車載用のディスクプレーヤには、
径の異なるディスクに対応できるものがある。この種の
ディスクプレーヤでは、挿入口の内側に検知装置が設け
られてこの検知装置により挿入されたディスクの径が識
別される。そしてディスク再生部では、挿入されたディ
スクの径に応じて、位置決め手段が切換えられ、小径の
ディスクであっても大径のディスクであってもその中央
の穴をターンテーブルのほぼ中心に位置決めできるよう
になっている。
【0003】ここで上記の位置決め手段を確実に切換動
作させるためには、ディスクが挿入口から挿入された直
後に、前記検知装置によりディスクの径の種別を早めに
検知する機構が必要である。例えばディスクが装置内の
かなり奥に送りこまれてからディスクの径を識別した場
合には、ディスクの種別検知ができてから位置決め手段
が作動するまでの時間が長くなり、挿入されたディスク
が確実に位置決めできない場合が生じる。あるいはディ
スクが装置内にかなり奥まで挿入されてからディスクの
径が識別される場合には、ディスクの位置決め手段とし
て、位置決め部材が小径ディスクに対する位置決め位置
から大径ディスクに対する位置決め位置まで後退するよ
うな構造の複雑な位置決め手段しか使えなくなる。
【0004】そこで、図6では最少限の検知部によりデ
ィスクの種別を行えるようにする検知装置の一例を示し
ている。この装置では、装置1の前方のノーズ部3にデ
ィスクの挿入口が設けられ、この挿入口から、直径12
cmの大径ディスクd1と、直径8cmの小径ディスク
d2が挿入されるようになっている。そして挿入された
ディスクd1またはd2は、挿入口の内側に設けられた
ローラ2により図示上方へ送られて、ディスク演奏部の
ターンテーブル上に設置される。そして挿入口の内方に
は2つの光学検知部4と5が設けられている。この検知
部4と5は、大径のディスクd1が挿入されたときに
は、このディスクd1により同時にON(検知状態)と
なる。また検知部4と5は小径のディスクd2の直径よ
りも広い間隔の配置になっており、小径のディスクd1
が破線で示すように、挿入口の左側または右側から挿入
されたときに、いずれか一方の検知部4または5がON
になる。この検知部4と5が同時にONになるか、いず
れか一方がONになるかにより、挿入されたのが大径の
ディスクd1であるか小径のディスクd2であるかの識
別が可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図6に
示すように2つの検知部4と5を小径のディスクd2の
直径よりも距離を開けて配置した場合には、小径のディ
スクd2が検知部4と5のちょうど中間をすり抜けて入
っていく場合があり、この場合には小径のディスクd2
を検知することができない。よって図6において破線で
示すように、ローラ2よりも挿入口側に小径ディスクd
2の挿入を検知するための検知部6を設ける必要があ
る。
【0006】しかし、3つの検知部4,5と6だけで
は、排出した後に再度ディスクが挿入されたときに対応
することができない。すなわち再生動作が完了してディ
スクd1またはディスクd2がローラ2により図示下方
向へ排出され、ディスクの図示上端がローラ2から外れ
た位置となったとき、さらにディスクd1またはd2が
図示上方へ押し込まれたときに、これを検知することが
できない。よって図5に示すようにローラ2よりも装置
内側に第4の検知部材7を設け、ディスクd1またはd
2が再度押し込まれたときに、これを検知できるように
する必要がある。よって、ディスクが挿入された直後に
ディスクの径を識別し、また小径のディスクd2の挿入
を確実に検知し、さらに排出されたディスクの再挿入を
検知するためには、装置内の挿入口付近に符号4,5,
6,7に示す4つの検知部を設ける必要があり、さらに
実際の装置では、装置内方にディスクが確実に挿入され
たことを検知するための図6に図示した以外の検知部を
設ける必要が生じて、検知部の数が非常に多くなる。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、最少の検知部によりディスクの挿入を、挿入口の
内側にて直ちに検知でき、さらに挿入検知と再挿入検知
を確実にできるディスクプレーヤの検知装置を提供する
ことを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明による検知装置
は、ディスクを装置内に送り込む供給手段と、この供給
手段により送りこまれたディスクが設置されるディスク
設置部と、径の異なるディスクが挿入されたときにその
ディスクの直径に応じて送り込まれたディスクの位置決
めを行う位置決め手段とが設けられているディスクプレ
ーヤにおいて、装置内であってディスク挿入部の内側に
は、大径のディスクが挿入されたときに、この大径のデ
ィスクにより全てが検知状態となる3つの検知部が設け
られており、この3つの検知部のうちの2つは小径のデ
ィスクが挿入されたときに、この小径のディスクの挿入
によりいずれか一方が検知状態になり且つ、小径のディ
スクによりこの2つの検知部が同時に検知状態となると
きに、他の1つの検知部が小径のディスクの中央の穴に
対向する位置に配置されていることを特徴とするもので
ある。
【0009】
【作用】上記手段では、ディスク挿入部の内側に3つの
検知部が設けられている。大径のディスクがディスク挿
入口から挿入されたときには、この3つの検知部が同時
に検知状態となり、これにより大径のディスクが挿入さ
れたことが検知できる。また小径のディスクが挿入され
たときには前記3つの検知部のうちの2つの検知部のい
ずれかが検知状態となる。これにより小径のディスクが
挿入されたことを検知できる。また前記2つの検知部が
小径のディスクにより同時に検知状態となることがあ
る。ただし、このときには他の1つの検知部が必らず小
径のディスクの中央の穴に対向して非検知状態となり、
これにより小径のディスクが挿入されたことを検知でき
るようになる。さらに前記3つの検知部のうちのいずれ
かが再度検知状態となることにより、ディスクの再挿入
の検知も可能になる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図4の図面
により説明する。図1は、本発明による検知装置を備え
た車載用ディスクプレーヤのディスク挿入経路を示す平
面図、図2はその側面図、図3はディスクの挿入時の制
御動作を示すフローチャート、図4はディスクの排出時
の制御動作を示すフローチャートである。図中の符号1
1は装置本体である。装置本体11の前方にはノーズ部
12が設けられており、このノーズ部12にディスク挿
入口12aが形成されている。このディスク挿入口12
aは直径12cmの大径のディスクd1の径よりもわず
かに大きい幅寸法を有している。装置内方のディスク演
奏部13には、ディスク設置部としてターンテーブル1
4とその上方に位置するクランパ15が設けられてい
る。
【0011】ディスク挿入口12aの内方位置には、デ
ィスク送りローラ16と、この送りローラ16との間に
ディスクd1またはd2を挟持するピンチローラ17が
設けられている。ディスク送りローラ16はモータによ
り正逆両方向へ駆動され、この送りローラ16によりデ
ィスクd1またはd2がディスク演奏部13内に送りこ
まれ、またはディスク演奏部13からディスクが排出さ
れる。またディスク演奏部13の奥方向には、大径のデ
ィスクd1を位置決めする一対の位置決めピン18が固
定されている。またこれよりもターンテーブル14に近
い位置には小径のディスクd2を位置決めする位置決め
ピン19が設けられている。この位置決めピン19は、
図2に示すように軸19aに固定され、この軸19aの
回動により位置決めピン19は時計方向へ回動してディ
スク挿入経路から外れるようになっている。また位置決
めピン19がディスク挿入経路に対向する姿勢に回動し
ているときに、位置決めピン19の先端をロックするロ
ック機構20が設けられている。
【0012】図2に示すように、送りローラ16はモー
タ駆動部21により回転駆動され、クランパ15はクラ
ンプ昇降部22により昇降駆動される。また位置決めピ
ン駆動部23では、位置決めピン19のロック機構20
のロック解除と、位置決めピン19の回動駆動が行われ
る。そしてモータ駆動部21、クランプ昇降部22、位
置決めピン駆動部23は、CPUを主体とした制御部2
4により制御される。
【0013】図1に示すように、この装置には、4つの
光学検知部(A)(B)(C)(D)が設けられてい
る。図2ではこの4つの光学検知部のうちの(C)で示
すものを示している。これらの光学検知部は、いずれも
ディスクd1またはd2の挿入経路の一方に対向する発
光部材と他方から対向する受光部材とから構成されてい
る。ディスクd1またはd2が発光部材と受光部材との
間を遮ると光学検知部がONになり、ディスクd1また
はd2により遮られないときが光学検知部のOFFであ
る。
【0014】これらの各光学検知部(A)(B)(C)
(D)の配置位置について説明する。3つの光学検知部
(A)(B)(C)は、送りローラ16とディスク挿入
口12aの間に設けられている。大径のディスクd1が
挿入されたときには検知部(A)(C)(B)の順番で
ONになる。また小径のディスクd2が挿入されたとき
には、光学検知部(B)と(C)は、同時にONになり
にくい位置に配置されている。例えば図1において
(イ)で示すように、小径のディスクd2が挿入口12
aの左側から挿入されたときには、検知部が(C)
(A)の順にONになり、検知部(B)はOFFのまま
である。また小径のディスクd2が挿入口12aから図
示右側に偏って挿入されたときには、検知部が(A)
(B)の順にONになり検知部(C)はOFFのままで
ある。
【0015】ただし、図1において、ディスクd2が破
線の(ロ)で示す位置から挿入されたときには、検知部
(B)と(C)が同時にONになる場合がある。ただし
この場合には小径のディスクd2が挿入されていくにし
たがって、ディスクd2の中央の穴daが検知部(A)
の上を移動し、一旦ONになった検知部(A)が必らず
一定時間だけOFFになる。よって検知部の(C)がO
Nで(B)がOFFになり、または(B)がONで
(C)がOFFになり、あるいは(B)と(C)が共に
ONになり、その時点までにAがOFFとなる時間があ
ったときのいずれかの場合に、小径のディスクd2が挿
入されたことが検知される。
【0016】また検知部(D)はディスクが確実に装填
されていることを検知するものであり、大径のディスク
d1が挿入されて位置決めピン18により位置決めされ
たとき、または小径のディスクd2が位置決めピン19
に位置決めされたときに(D)が必らずONになる。な
お、大径のディスクd1が位置決めピン18により位置
決めされたときには検知部(B)がOFFになり、また
小径のディスクd2が位置決めピン19により位置決め
されたときには、検知部(C)がOFFになる。
【0017】また大径のディスクd1がローラ16によ
り排出され(ホ)に示す位置に至った時点で、検知部
(B)がOFFになり、このとき検知部(A)と(C)
がONである。このときに大径ディスクd1の排出送り
が停止する。また小径のディスクd2がローラ16によ
り排出され(ヘ)の位置に至ったときには、検知部
(B)と(C)がOFFであり、(A)はONである。
このときディスクd2の排出送りが停止する。そして全
ての検知部がOFFになったときにディスクd1または
d2が引き抜かれたことが検知される。またローラ16
により一旦ディスクd1またはd2が排出位置((ホ)
または(ヘ)の位置)になった後に、再度挿入内に押し
込まれたときには、検知部(B)または(C)がONに
なる。
【0018】次に上記各検知部(A)(B)(C)
(D)の検知動作と各機構部の動作制御を図3と図4の
フローチャートにより説明する。このフローチャートに
示した制御は、制御部24におけるプログラムにしたが
って行われる。図3のステップ(1)では、検知部
(A)または(C)のいずれか一方がONになったこと
によりディスクd1またはd2が挿入口12aに挿入さ
れたことが検出される。すなわち大径のディスクd1が
挿入されたときには必らず最初に検知部(A)がONに
なる。また小径のディスクd2が挿入された場合、まず
図1にて(イ)で示すように、挿入口12aの図示左側
の端部から挿入されたときにはまず(C)がONにな
る。また小径のディスクd2が(イ)で示す位置よりも
右側の位置から挿入されたときには最初に必らず検知部
(A)がONになる。よってステップ(1)では検知部
(A)または(C)がONになることを検知することに
よりディスクd1またはd2の挿入を認識できる。
【0019】ステップ(2)では、ディスクd1または
d2の挿入検知により、モータ駆動部21が制御されて
送りローラ16が図2において反時計方向へ駆動され、
送りローラ16とピンチローラ17とで挟持されたディ
スクd1またはd2が装置内方へ送りこまれる。
【0020】ステップ(3)では、挿入されたのが大径
のディスクd1であるか小径のディスクd2であるかの
識別が行われる。検知部がONになる順番が(A)
(C)(B)の順であり(A)のON状態が継続してい
るときに、挿入されたのが大径のディスクd1であると
認識できる。またそれ以外は全て小径のディスクd2で
あると認識される。すなわち小径のディスクd2が挿入
された場合には、検知部(C)(A)の順でONになり
(B)はOFFのまま、または検知部(A)(B)の順
でONになり(C)はOFFのまま、あるいは検知部
(A)がONになった後に(B)と(C)がONになる
が、それまでの間に(A)が一度OFFになる、のいず
れかである。
【0021】ステップ(3)により、大径のディスクd
1が挿入されたことが認識されると、ステップ(4)に
おいて、位置決めピン駆動部23により位置決めピン1
9に対するロック機構20のロックが解除される。次に
ステップ(5)において、検知部(D)がONになる
と、図1において大径のディスクd1が(ハ)で示す位
置まで送りこまれたことが確認される。そのままディス
クd1を送りこむとロック機構20によるロックが外れ
ている位置決めピン19はディスクd1の先端に押され
て図2において時計方向へ待避させられ、ばねなどの付
勢力により位置決めピン19は時計方向へ回動させられ
た姿勢に維持される。
【0022】さらにステップ(6)において検知部
(B)がOFFになった時点で、ディスクd1が(ト)
で示す位置まで完全に挿入されたことが検知され、この
時点でディスクd1は位置決めピン18により位置決め
され、ディスクd1の中央の穴がターンテーブル14の
ほぼ中心に位置決めされる。ステップ(6)により検知
部(B)がOFFとなったことが確認されると、ステッ
プ(7)に移行し、クランプ昇降部22が制御され、ク
ランパ15の下降が開始される。ステップ(8)により
大径のディスクd1の中央部がクランパ15によりター
ンテーブル14上にクランプされたことが図示しないリ
ミットスイッチなどで確認された時点で、既に送りロー
ラ16は図2にて矢印で示すように下方向へ逃げてお
り、ステップ(9)においてこの送りローラ16の駆動
が停止される。
【0023】ステップ(3)で大径のディスクd1の挿
入でないと判断されたときには、ステップ(10)にて
挿入されたのが小径のディスクd2であると認識され
る。ステップ(11)と(12)において、光学検知部
(D)がONとなり(C)がOFFとなったときに、図
1において小径のディスクd2が(ニ)の位置まで移動
したことが確認される。このとき位置決めピン19はロ
ック機構20によりロックされているため、小径のディ
スクd2はこの位置決めピン19により位置決めされ、
ディスクd2の中央の穴daがターンテーブル14のほ
ぼ中心に一致するように位置決めされる。このときステ
ップ(13)において、クランプ昇降部22が制御され
て、クランパ15が下降し始め、同時に送りローラ16
がディスクd2から離れるように図示下方向へ下降す
る。そしてステップ(14)により位置決めピン駆動部
23が制御され、ロック機構20による位置決めピン1
9のロックが解除される。
【0024】ステップ(15)において、クランパ15
によるクランプが完了したことがリミットスイッチなど
により検知された時点で、クランプ昇降部22と連動す
る位置決めピン駆動部23により、位置決めピン19は
図2において時計方向へ駆動され、位置決めピン19が
ディスクd2から離れる。これらが完了した時点で、ス
テップ16により、既に図2において図示下方向へ移動
している送りローラ16の駆動が停止され、ディスク再
生が開始される。
【0025】次に図4により、ディスクが排出されると
きの制御動作について説明する。ディスク排出操作が行
われたときには、まずステップ(21)により検知部
(D)と(C)の検知状態を確認する。ステップ(2
2)において検知部(C)と(D)が共にONである場
合には、ステップ(23)に示すように、装填されてい
るのは大径のディスクd1であると判断される。大径デ
ィスクd1であると確認された後に、ステップ(24)
によりモータ駆動部21とクランプ昇降部22が制御さ
れ、送りローラ16が時計方向へ回転しながら上昇し始
め、同時にクランパ15によるディスククランプが解除
される。クランプが解除されたディスクd1は送りモー
タ16の上昇によりターンテーブル14から持ち上げら
れ、ピンチローラ17と送りローラ16とでディスクd
1が挟持され、送りローラ16の回転力によりディスク
d1が挿入口12aの方向へ排出される。
【0026】ディスクd1が排出されていく動作におい
て、ステップ(25)と(26)により検知部(B)が
一旦ONになってからOFFになるのを確認し、このと
きに大径のディスクd1が図1において(ホ)に示す位
置まで排出されたことが認識される。そしてステップ
(27)の時点で送りローラ16の駆動が停止される。
【0027】またステップ(28)において、検知部
(D)がONで、(C)がOFFであると検知された場
合には、ステップ(29)に示すように、装填されてい
るのが小径のディスクd2であると認識される。ステッ
プ(30)ではステップ(24)と同様にクランパ15
の上昇が開始され、同時に送りローラ16によるディス
クの排出が開始される。小径のディスクd2の場合に
は、ステップ(31)と(32)において、検知部
(C)が一旦ONになりさらに(C)がOFFとなった
時点で、小径のディスクd2が(ヘ)の位置まで排出さ
れたことが確認される。このときステップ(27)にお
いて送りローラ16の排出動作が停止する。なお、ステ
ップ(33)において、検知部(C)と(D)が共にO
FFの場合には、ディスクd1とd2のいずれも装填さ
れていないと判断される。
【0028】前記ステップ(27)の時点では、大径デ
ィスクd1は(ホ)で示す位置まで排出されており、あ
るいは小径のディスクd2が(ヘ)で示す位置まで排出
されている。このとき、検知部(A)はONで、検知部
(C)は大径ディスクd1の場合にON、小径ディスク
d2の場合にOFFである。よってステップ(35)に
おいて、検知部(A)(B)(C)(D)が全てOFF
になるか否かをチェックしていれば、全てがOFFにな
ったとき、ステップ(36)によりディスクd1または
d2が挿入口12aから完全に引き抜かれたことがわか
る。
【0029】ステップ(35)において全ての検知部が
OFFになっていないときにおいて、ステップ(37)
に示すように、検知部(B)または(C)が再度ONに
なった場合には、ディスクd1またはディスクd2が引
き抜かれることなして再度挿入されたものと判断され
(ステップ(38))、図3のステップ(2)へ移行
し、送りローラ16が始動して、ディスクが再度引き込
まれて装填動作が行われる。なお、この場合には図3に
おけるステップ(3)において、検知部(A)と(C)
が既にONであって検知部(B)がONになった場合に
は大径のディスクd1の再挿入であると判断され、それ
以外は小径ディスクd2の再挿入であると判断される。
【0030】なお図5に示すように、大径のディスクd
1の種類によっては、中央の穴da1の外周部分が、コ
ーティング膜dcの無い透明な領域dbとなっているも
のがある。このディスクd1が図1の実施例の装置に挿
入された場合には、大径のディスクd1であるにもかか
わらず検知部(C)と(B)が共にONになる前に、透
明な領域dbが検知部(A)にかかって(A)がOFF
になり、小径のディスクd2の検出とまぎらわしくなる
場合がある。この場合には前記透明な領域dbの径を想
定して検知部(A)の位置を設定すればよい。
【0031】あるいは検知部(A)の受光素子(例えば
フォトセンサ)からの出力レベルを測定して、穴da1
の部分が検知部(A)を通過したときと透明な領域db
が検知部(A)を通過したときとで相違する受光出力レ
ベルを識別して判断を行ってもよい。あるいは、図5に
示すように検知部(A)にて対向する発光素子(LE
D)と受光素子(FS)とに角度を設定しておき、透明
な領域dbが通過したときには、発光素子(LED)か
ら発せられた光がディスクにて全反射あるいは部分反射
されるようにして、da1とdbの識別を行なうことも
できる。なお図の実施例では、直径12cmの大径ディ
スクd1と直径8cmの小径ディスクを想定して各検知
部(A)(C)(B)を配置しているが、他の径のディ
スクであっても本発明を実施することは可能である。
【0032】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ディスク
挿入部の内側に設けた3つの検知部の検知動作により、
ディスクの径の判別と、ディスクの挿入検知と、ディス
クの再挿入検知が可能になる。よって実施例に示すよう
に、この3つの検知部の他に1つのディスク挿入完了の
検知部を設ければ、最少の検知部の数で、全ての機能を
発揮できる。またディスクが挿入された直後にディスク
の径の判別ができるため、径の異なるディスクをそれぞ
れ位置決めする位置決め機構の切換が時間的余裕をもっ
て確実に行えるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例として、車載用ディスクプレ
ーヤのディスク挿入経路を示す平面図、
【図2】図1のディスク挿入経路の側面図、
【図3】ディスク挿入時の制御動作を示すフローチャー
ト、
【図4】ディスク排出時の制御動作を示すフローチャー
ト、
【図5】穴の周囲に透明部が形成されたディスクを示す
断面図、
【図6】従来のディスク挿入検知を行う検知装置の平面
図、
【符号の説明】
d1 大径のディスク d2 小径のディスク (A)(B)(C) ディスク径の判別などを行う光学
検知部 (D) ディスクの挿入完了を検知する光学検知部 11 装置本体 12 ノーズ部 12a ディスク挿入口 13 ディスク演奏部 14 ターンテーブル 15 クランパ 16 送りローラ 18 大径ディスクの位置決めピン 19 小径ディスクの位置決めピン 20 ロック機構

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディスクを装置内に送り込む供給手段
    と、この供給手段により送りこまれたディスクが設置さ
    れるディスク設置部と、径の異なるディスクが挿入され
    たときにそのディスクの直径に応じて送り込まれたディ
    スクの位置決めを行う位置決め手段とが設けられている
    ディスクプレーヤにおいて、装置内であってディスク挿
    入部の内側には、大径のディスクが挿入されたときに、
    この大径のディスクにより全てが検知状態となる3つの
    検知部が設けられており、この3つの検知部のうちの2
    つは小径のディスクが挿入されたときに、この小径のデ
    ィスクの挿入によりいずれか一方が検知状態になり且
    つ、小径のディスクによりこの2つの検知部が同時に検
    知状態となるときに、他の1つの検知部が小径のディス
    クの中央の穴に対向する位置に配置されていることを特
    徴とするディスクプレーヤの検知装置。
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