JP2809898B2 - 回転式分包機における粉粒体供給方法及び粉粒体供給制御装置 - Google Patents

回転式分包機における粉粒体供給方法及び粉粒体供給制御装置

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JP2809898B2
JP2809898B2 JP3207377A JP20737791A JP2809898B2 JP 2809898 B2 JP2809898 B2 JP 2809898B2 JP 3207377 A JP3207377 A JP 3207377A JP 20737791 A JP20737791 A JP 20737791A JP 2809898 B2 JP2809898 B2 JP 2809898B2
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和樹 土井
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園部 尚俊
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉粒体を分包する回転
式分包機における回転テーブル上に分割包装される粉粒
体を最適条件で供給する、回転式分包機における粉粒体
供給方法および粉粒体供給制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、病院等で調剤される薬剤の分包
機、特に薬剤分割用の環状凹溝を有している回転テーブ
ルを備えた回転式の薬剤分包機1 にあっては、図1で示
されるように一定速度で回転されている回転テーブル20
の環状凹溝21上に、振動フイーダ10によって所要量の薬
剤を一定の搬送速度で供給し、環状に盛り上げて後、例
えば回転掻き落し羽根30を回転テーブル20の環状凹溝21
内に降ろして、この回転掻き落し羽根30で供給された薬
剤を所要分割数に応じ等分して切り出し、その切り出さ
れた分量の薬剤が順次分包されるようになされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の回転
式薬剤分包機1 における薬剤の搬送供給に際して、回転
しているテーブルの環状凹溝21に振動フィーダ10によっ
て一定速度で粉粒体の薬剤を散布供給させる方式では、
薬剤の量や物理的特性により適切なフィーダによる供給
速度を設定することが難しい。そこで、回転テーブル20
の回転速度を速くして、フィーダから回転テーブル20の
環状凹溝21に対する薬剤の供給速度を一定に保つように
すれば、理論的にはほぼ均等な分布で薬剤を供給するこ
とができる。
【0004】しかしながら、このような供給方式では、
供給に時間がかかり作業性の向上には役立たない。さら
に、取り扱う粉粒体が、例えば顆粒のように粒形の大き
い薬剤の場合、回転テーブルの遠心力でもって顆粒が周
囲に飛散し、目的に反することになる。したがつて、取
り扱う薬剤の状態(粉末、細粒、顆粒など)で、それぞ
れの粉粒体の粒径に応じた一定の搬送速度を決めて供給
されるようにされている。そのため、全般的に搬送に時
間を要し、多量に調剤される薬局では分包操作の合理化
が要求されている。
【0005】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、選定された条件のもとで、振動フ
ィーダの粉粒体搬送速度を次第に高めるようにすること
により、粉粒体の量や物理的特性に関係なく搬送速度を
短縮して供給できる回転式分包機における粉粒体供給方
法および粉粒体供給制御装置を提供することを目的とす
る。
【0006】上記目的を達成するために、本発明による
回転式分包機における粉粒体供給方法は、回転式分包機
における回転テーブル上に振動フィーダにより粉粒体を
供給する粉粒体供給方法であって、前記振動フィーダの
駆動源に加えられる電圧を予め設定された時間の経過に
したがって設定範囲内で多段階に順次自動的に切り換え
ることにより、この振動フィーダの粉粒体搬送速度を次
第に増速させることを特徴とするものである。また、本
発明による回転式分包機における粉粒体供給制御装置
は、粉粒体分割用の環状凹溝を有する回転テーブルと、
この回転テーブル上に粉粒体を供給する振動フィーダ
と、この振動フィーダの駆動源に加えられる電圧を切り
換えることによりその振動フィーダの粉粒体搬送速度を
制御する駆動制御部とを備え、この駆動制御部は、前記
振動フィーダの駆動源に加えられる電圧を予め設定され
た時間の経過にしたがって設定範囲内で多段階に順次自
動的に切り換えることにより、この振動フィーダの粉粒
体搬送速度を次第に増速させるように制御することを特
徴とするものである。
【0007】
【作用】このような本発明によれば、振動フィーダによ
って所定量の粉粒体を回転している回転テーブル上に供
給させる際、粉粒体の形態によって予め選定されている
起動電圧から複数段階に区切られた任意設定範囲でのス
テップアップによって、その始動から所定時間経過後は
所要時間経過するごとに搬送速度が順次段階的に増速さ
れるようにして供給させれば、振動フィーダからの供給
粉粒体はその変動率(標準偏差を平均値で割った値)が
ほとんど低下することなく搬送時間を大きく短縮させる
ことができる。
【0008】
【実施例】次に、本発明による回転式分包機における粉
粒体供給方法および粉粒体供給制御装置の具体的実施例
につき、図面を参照しつつ説明する。本発明における実
施例としては、前記の回転式分包機を対象として説明す
る。この回転式分包機における取扱い粉粒体(薬剤)供
給用の振動フィーダとしては、例えば図2で示されるよ
うに、圧電振動子11によって作動する振動フィーダ10が
用いられている。
【0009】このような振動フィーダ10には、その駆動
源である圧電振動子11に対して加える負加電圧を、駆動
制御部でマイクロコンピュータによって多段階に切り換
えられるように設定される。その負荷電圧の設定段階と
しては、例えば10段階設定として、負荷電圧による振
動強さが最低値が約−86.0デシベル、最高値が約−
70.0デシベルとし、この間を1〜2デシベルづつ段
階的に高くなるように設定される。なお、基本共振周波
数は一定(具体例では310HZ)に設定されている。ま
た、振動フィーダ10においてはそのトラフ12上でのゲー
ト13下端縁とトラフ12上面12' との間隙を0.5〜2.
5mmの範囲で設定されて使用される。
【0010】このような構成要件のもとで、粉粒体の供
給開始から供給が終了するまでの所要時間とその選定に
応じた変動率(CV値)とを求めた。なお、一般に薬剤
分包機で取り扱われる粉粒体としては、粉末薬剤(微粉
状のもの)、細粒(粒径0.01〜0.15mm)、顆粒
(粒径1〜3mmの丸または角状)がある。したがつて、
これら取扱粉粒体個々の流動性に応じた供給条件を設定
することにより、作業性の向上を図ることができる。
【0011】実施例 1 振動フィーダのトラフ上面とゲートとの間隙 2.0m
m、圧電振動子に加える電圧の設定目盛とそれぞれの設
定目盛に対応する振動強さとの関係を表すと、 目盛 1 −86.0デシベル 目盛 2 −84.5デシベル 目盛 3 −82.5デシベル 目盛 4 −80.5デシベル 目盛 5 −78.0デシベル 目盛 6 −76.0デシベル 目盛 7 −74.5デシベル 目盛 8 −73.0デシベル 目盛 9 −71.5デシベル 目盛 10 −70.0デシベル このような設定で起動から40秒経過すると目盛を1つ
上げ、以後20秒ごとに目盛を1つづつ上げるように設
定される。
【0012】このような設定条件で、 取扱粉粒体 細 粒 胃腸制酸薬(カマグG) 処 理 量 42g (42包/1.0g) の供給操作を、まず設定目盛1で起動した場合から、順
次起動時における設定目盛が異なる条件で、目盛5での
起動までをそれぞれ10回行って、それぞれの供給所要
時間及び変動率(CV値)の各平均値を算定した。その
結果は図3に太実線aで表される。このテストの結果か
らみると、変動率と供給所要時間とが反比例することが
判る。この状況から判断して設定目盛2〜3で供給操作
されるのが好ましい。
【0013】比較例 1 実施例1における取扱粉粒体を同量、起動時の設定目盛
を固定して、それぞれ起動条件を目盛1から5まで各々
10回供給操作し、それぞれの供給所要時間及び変動率
の各平均値を算定した。その結果は図3に細実線a’で
表される。実施例1のような供給速度自動変換操作に比
べて供給速度を固定にすると、供給所要時間及び変動率
共に自動変換操作よりも劣ることが判る。
【0014】実施例 2 実施例1において設定されている各条件と同じ条件で、 取扱粉粒体 顆 粒 解熱・解痛薬 (ミニマックス) 処 理 量 42g (42包/1.0g) を供給操作した。各起動時の目盛を1から5までそれぞ
れ10回行って、それぞれの供給所要時間及び変動率の
各平均値を算定した。その結果は図3に太一点鎖線bで
表される。このテストの結果からみると、供給所要時間
に比べて変動率はほぼ大きな変化はなく、したがつて、
設定目盛2〜4の範囲で供給操作することが好ましい。
【0015】比較例 2 実施例2における取扱粉粒体を同量、起動時の設定目盛
を固定して、それぞれ起動条件を目盛1から5まで各々
10回供給操作し、それぞれの供給所要時間及び変動率
の各平均値を算定した。その結果は図3に細一点鎖線
b’で表される。実施例2のような供給自動変換操作に
比べて、供給所要時間及び変動率が劣っている。
【0016】実施例 3 実施例1において設定されている各条件と同じ条件で、 取扱粉粒体 粉 末 胃腸薬 (SM散) 処 理 量 42g (42包/1.0g) を供給操作した。各起動時の目盛3から10まで各々供
給操作して、それぞれの供給所要時間及び変動率の各平
均値を算定した。その結果は図3に太破線cで表されて
いる。このテストの結果からみると、供給操作を効果的
に行うには、設定目盛7〜8の範囲が好ましい。
【0017】比較例 3 実施例3における取扱粉粒体を同量、起動時の設定目盛
を固定して、それぞれ起動条件を目盛3から10まで各
々10回供給操作し、それぞれの供給所要時間及び変動
率の各平均値を算定した。その結果は図3に細破線c’
で表される。実施例3と比較して起動時の振動強さが高
くなると比較例のものも実施例3の場合と差が少なくな
る。しかし、変動率が高くなる範囲においては、実施例
3のものに比べて、供給所要時間が長くなり、作業性が
劣る。
【0018】
【発明の効果】このように本発明によれば、取り扱う粉
粒体の形態に応じて最も条件のよい範囲を選定するよう
にして、起動時から終了時までの振動強さが段階的に高
まるように振動フィーダが作動されるので、薬剤の種類
(顆粒、細粒等)、量に関わらずその薬剤を回転テーブ
ル上に均等に分配することが可能となる。また、粉粒体
の供給速度が効果的に速められるので、頻繁に薬剤など
の分割包装を行う作業に際して作業時間の短縮が可能と
なり、装置を複雑にすることなく、分包作業の合理化が
図れることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の粉粒体供給方法が実施される回転式分
包機の一具体例平面図である。
【図2】本発明の粉粒体供給方法に用いられる振動フィ
ーダの一例を示す正面図である。
【図3】粉粒体(薬剤)の供給を、本発明の粉粒体供給
方法による場合と固定状態で供給された場合との、振動
フィーダの振動強さを段階的に変えて行った際の供給所
要時間とそれぞれに対する変動率との変化状態を表すグ
ラフである。
【符号の説明】
1 回転式分包機 10 振動フィーダ 11 圧電振動子 12 トラフ 13 ゲート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転式分包機における回転テーブル上に
    振動フィーダにより粉粒体を供給する粉粒体供給方法で
    あって、前記振動フィーダの駆動源に加えられる電圧を
    予め設定された時間の経過にしたがって設定範囲内で多
    段階に順次自動的に切り換えることにより、この振動フ
    ィーダの粉粒体搬送速度を次第に増速させることを特徴
    とする回転式分包機における粉粒体供給方法。
  2. 【請求項2】 粉粒体分割用の環状凹溝を有する回転テ
    ーブルと、この回転テーブル上に粉粒体を供給する振動
    フィーダと、この振動フィーダの駆動源に加えられる電
    圧を切り換えることによりその振動フィーダの粉粒体搬
    送速度を制御する駆動制御部とを備え、この駆動制御部
    は、前記振動フィーダの駆動源に加えられる電圧を予め
    設定された時間の経過にしたがって設定範囲内で多段階
    に順次自動的に切り換えることにより、この振動フィー
    ダの粉粒体搬送速度を次第に増速させるように制御する
    ことを特徴とする回転式分包機における粉粒体供給制御
    装置。
JP3207377A 1991-07-23 1991-07-23 回転式分包機における粉粒体供給方法及び粉粒体供給制御装置 Expired - Lifetime JP2809898B2 (ja)

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JPH0532228A JPH0532228A (ja) 1993-02-09
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JP3961686B2 (ja) * 1997-10-13 2007-08-22 株式会社湯山製作所 粉体フィーダ
CN100462286C (zh) * 2004-04-16 2009-02-18 株式会社汤山制作所 散药供给装置
JP5055920B2 (ja) * 2006-09-28 2012-10-24 株式会社湯山製作所 散薬分配装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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