JP2809671B2 - 深絞り性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 - Google Patents

深絞り性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法

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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動車用鋼板等に使途に有用な深絞り性に
優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法に関するものであ
る。
〔従来の技術〕
近年、自動車用鋼板等に使用される薄鋼板において
は、その耐食性を向上させるために、各種表面処理を施
した表面処理鋼板の需要が増大している。そのうち、溶
融亜鉛めっき鋼板は、その製造コストおよび特性からみ
て、最も優れた表面処理鋼板の一つである。
ところで、溶融亜鉛めっき鋼板に要求される特性とし
ては、優れた耐食性はもちろんのこと、深絞り性も重要
な因子である。すなわち、自動車の外板や内板は強度の
プレス成形が施されるため、ランクフォード値(r値)
が高く、伸びの大きな溶融亜鉛めっき鋼板が必要とな
る。
このような深絞り性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製
造方法として、例えば特開昭57−29555号公報には、C:
0.006%、N:0.0045%、Si:0.008%、Nb:0.043%を含有
する鋼を熱延後、酸洗処理を経て冷延し、さらに連続溶
融亜鉛めっきラインにて再結晶焼鈍とめっき処理を行う
ことにより、=2.0、El=49%程度の特性値を得る技
術が、また、特開昭59−74231号公報には、C:0.003%、
N:0.005%、S:0.010%、Ti:0.012%、Nb:0.007%を含有
する鋼を熱延後、酸洗処理を経て冷延し、さらに連続溶
融亜鉛めっきラインにて再結晶焼鈍とめっき処理を行う
ことにより=2.1、El=51%程度の特性値を得る技術
がそれぞれ開示されている。
しかしながら、これらはいずれも深絞り性に優れた溶
融亜鉛めっき鋼板の製造方法としては優れたものである
が、最終製品に至るまでの工程が長いので、その結果、
製品を得るまでに要するエネルギー、要員および時間が
莫大なものとなる不利があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明では、鋼成分と圧延条件、特に仕上圧延時のロ
ール径と初期板厚とを適切に規制することにより、冷延
工程を省略して、従来の冷延鋼板と遜色のない深絞り性
を有する溶融亜鉛めっき鋼板の製造法を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕 本発明者らは鋭意研究を重ねた結果、以下のように製
造条件を規制することにより、深絞り性に優れた溶融亜
鉛めっき鋼板が製造可能となることを見いだした。その
要旨は、 C :0.008重量%以下 Si:0.5重量%以下 Mn:1.0重量%以下 P :0.15重量%以下 S :0.02重量%以下 Al:0.010〜0.10重量% N :0.008重量%以下 を含有すると共に、 Ti:0.01〜0.20重量% および/または Nb:0.001〜0.040重量% を含有し、かつC,Nの含有量とTiおよび/またはNbの含
有量とが 1.2(C/12+N/14) <(Ti/48+Nb/93) なる関係の鋼を、Ar3変態点未満500℃以上の温度域で、
少なくとも1パスをロールの半径:R(mm)と該ロールに
よる圧延前の板厚:t(mm)とが なる関係を満たし、かつAr3変態点未満の全圧下率が60
%以上の圧延を行った後、酸洗処理、700〜900℃で1秒
〜20分の焼鈍および溶融亜鉛めっき処理を行うことを特
徴とする、深絞り性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造
方法である。
本発明において、上記鋼成分にさらにB:0.0001〜0.00
20重量%を加えた鋼を用いること、また、Ar3変態点未
満の温度域の熱間圧延に先立って、950℃以下Ar3変態点
以上の温度域で終了する圧延を行い、引続きAr3変態点
未満の温度域で圧延すること、さらに、酸洗処理と焼鈍
と溶融亜鉛めっき処理とを連続して行うことが一層好適
である。
〔作用〕
以下、本発明の数値限定の基礎となった研究結果を述
べる。C:0.002重量%,Si:0.01重量,Mn:0.1重量%,P:0.0
10重量%,S:0.009重量%,Al:0.04重量%,N:0.002重量
%,Ti:0.03重量%,Nb:0.013重量%なる組成の熱延板
を、700℃にて1パスで60%の圧延を行い、引続き830℃
−40秒の再結晶焼鈍処理を施した。なお、仕上圧延は無
潤滑圧延とし、初期板厚を1.2mmとした。この時、圧延
ロール半径:R(mm)を50〜300と変化させた。圧延板の
r値におよぼすロール半径の影響を第1図に示す。r値
はロール半径に強く依存し、R≦200とすることにより
著しく向上した。
また、同様の熱延板を使用して、700℃にて1パスで6
0%の圧延を行い、引き続き830℃−40秒の再結晶焼鈍処
理を施した。なお、仕上圧延は無潤滑圧延とし、また、
使用したロール半径は180mmと一定にし、初期板厚を1
〜20mmと変化させた。圧延板のr値におよぼすロール半
径と初期板厚: の影響を第2図に示す。r値は に強く依存し、 とすることにより著しく向上した。
以上の実験結果をもとに、以下のように本発明範囲を
限定した。
(1)鋼成分 本発明においては鋼成分は重要であり、 C :0.008重量%以下 Si:0.5重量%以下 Mn:1.0重量%以下 P :0.15重量%以下 S :0.02重量%以下 Al:0.010〜0.10重量% N :0.008重量%以下 を含有すると共に、 Ti:0.01〜0.20重量% および/または Nb:0.001〜0.040重量% を含有し、かつC,Nの含有量とTiおよび/またはNbの含
有量とが 1.2(C/12+N/14) <(Ti/48+Nb/93) でなければならない。鋼成分が上記の関係を満たさなけ
れば、優れた深絞り性を得ることができない。さらに、
耐2次加工脆性およびr値の異方性の改善のためにB:0.
0001〜0.0020重量%を含有させることが好ましい。
以下、各々の成分について限定理由を示す。
(a)C:0.008重量%以下 Cは少なければ少ないほど深絞り性が向上するので好
ましいが、その含有量が0.008重量%以下ではさほど悪
影響をおよぼさないので0.008重量%以下と限定した。
(b)Si:0.5重量%以下 Siは鋼を強化する作用があり、所望の強度に応じて必
要量添加されるが、その添加量が0.5重量%を越えると
深絞り性に悪影響をおよぼすので0.5重量%以下と限定
した。
(c)Mn:1.0重量%以下 Mnは鋼を強化する作用があり、所望の強度に応じて必
要量添加されるが、その添加量が1.0重量%を越えると
深絞り性に悪影響をおよぼすので1.0重量%以下と限定
した。
(d)P:0.15重量%以下 Pは鋼を強化する作用があり、所望の強度に応じて必
要量添加されるが、その添加量が0.15重量%を越えると
深絞り性に悪影響をおよぼすので0.15重量%以下と限定
した。
(e)S:0.002重量%以下 Sは少なければ少ないほど深絞り性が向上するので好
ましいが、その含有量が0.02重量%以下ではさほど悪影
響をおよぼさないので0.02重量%以下と限定した。
(f)Al:0.010〜0.10重量% Alは脱酸を行い、炭窒化物形成元素の歩留向上のため
に必要に応じて添加されるが、0.010重量%未満では添
加効果がなく、一方0.10重量%を越えて添加してもより
一層の脱酸効果は得られないため、0.010〜0.10重量%
と限定した。
(g)N:0.008重量%以下 Nは少なければ少ないほど深絞り性が向上するので好
ましいが、その含有量が0.008重量%以下ではさほど悪
影響をおよぼさないので0.008重量%以下と限定した。
(h)Ti:0.01〜0.20重量% Tiは炭窒化物形成元素であり、鋼中の固溶C,Nを低減
させ、深絞り性に有利な{111}方位を優先的に形成さ
せるために添加される。その添加量が0.01重量%未満で
は効果がなく、一方、0.20重量%を越えて添加してもそ
れ以上の効果は得られず、逆に鋼板表面性状の劣化につ
ながるので0.01〜0.20重量%と限定した。
(i)Nb:0.001〜0.040重量% Nbは炭化物形成元素であり、鋼中の固溶Cを低減させ
る効果があるとともに、仕上圧延前組織の微細化に有効
である。すなわち、たとえ鋼中の固溶C,Nがなくても、
仕上圧延前組織が粗大であると、圧延時に導入されるひ
ずみが蓄積されないため、{111}方位が形成されにく
くなる。一方、仕上圧延前組織が微細であると、ひずみ
が蓄積されやすくなり、その結果{111}方位が優先的
に形成され、深絞り性が向上する。さらに、固溶Nbは圧
延時のひずみを蓄積する効果があることも明らかになっ
た。その含有量が0.001重量%未満では効果がなく、一
方0.040重量%を越えると再結晶温度が上昇するので0.0
01〜0.040重量%と限定した。
(j)1.2(C/12+N/14)< (Ti/48+Nb/93) 仕上圧延前に固溶C,Nが存在しない場合、圧延−焼鈍
後に{111}方位が優先的に形成され、深絞り性が向上
する。本発明では、 1.2(C/12+N/14) <(Ti/48+Nb/93) と、C,Nに対して当量以上のTiおよび/またはNbを添加
することにより、仕上圧延前に固溶C,Nが存在しなくな
ることを見いだした。さらにその時、r値が向上するこ
とを明らかにした。そのため、 1.2(C/12+N/14) <(Ti/48+Nb/93) と限定した。
(k)B:0.0001〜0.0020重量% Bは耐2次加工脆性の改善に有効であるとともに、r
値の異方性の改善にも有効である。すなわち、仕上圧延
前の結晶粒が微細になり、その結果、r値の異方性(Δ
r)が小さくなる。その添加量が0.0001重量%未満では
効果がなく、一方、0.0020重量%を越えると深絞り性が
劣化するので0.0001〜0.0020重量%と限定した。
(2)圧延工程 圧延工程は本発明において重要であり、Ar3変態点未
満500℃以上の温度域で、少なくとも1パスをロールの
半径:R(mm)と該ロールによる圧延前の板厚:t(mm)と
なる関係を満たし、かつAr3変態点未満の合計圧下率が6
0%以上の圧延を行うことが必要である。
さらに、より一層の深絞り性の向上には粗圧延を950
℃以下Ar3変態点以上で終了し、引続きAr3変態点未満の
温度域で圧延することが望ましい。
粗圧延を950℃以上の温度域にて終了した場合には、
粗圧延後、すなわち仕上圧延前の組織が粗大となるた
め、仕上圧延時に導入されるひずみが蓄積されにくくな
り、その結果、再結晶後に{111}方位が形成されにく
くなる。また、Ar3変態点未満の温度域にて終了した場
合には、粗圧延時に{100}方位が形成されるため、深
絞り性が劣化する。
一方、950℃以下Ar3変態点以上の温度域にて粗圧延を
終了した場合には、仕上圧延前組織が微細になるため、
仕上圧延時に導入されるひずみが蓄積されやすくなり、
その結果{111}方位が優先的に形成され、深絞り性が
向上する。なお、粗圧延時の圧下率が、組織微細化のた
め50%以上が望ましい。
また、仕上圧延をAr3変態点以上の温度域にて終了す
ると、γ→α変態により集合組織がランダム化し、優れ
た深絞り性が得られない。一方、仕上圧延温度を500℃
未満に下げても、より一層の深絞り性の向上は望めず、
圧延荷重が増大するのみであるので、圧延温度をAr3
態点未満500℃以上とした。
また、Ar3変態点未満の合計圧下率を60%以上にしな
いと、圧延時に{111}方位が形成されないため、深絞
り性が劣る。
さらに、ロール半径をR≦200でかつロール半径と圧
延前板厚とが とする必要がある。
すなわち、通常の圧延条件(熱間圧延ではR>200)
では、Ar3変態点未満で圧延を行うと、ロールと鋼板と
の間の摩擦力により、鋼板表層部に付加的剪断力が働
き、その結果、鋼板表層部に深絞り性に好ましくない
{110}方位が優先的に形成されるために、深絞り性が
劣化する。しかしながら、r≦200でかつ とすることにより、鋼板表層部の{110}方位が減少
し、さらに{111}方位も増加することが明らかになっ
たので、R≦200でかつ と限定した。
なお、このロール径および圧延前板厚の効果は、圧延
時の変形様式および変形機構が変化したためであると考
えられるが、詳細は明らかではない。なお、本発明では
潤滑圧延は行なわなくてもよいが、より一層の深絞り性
の確保、ロール表面性状の改善および圧延荷重の低減の
ために潤滑圧延を行うことは、本発明の趣旨をそこなう
ものではない。
なお、本発明におけるロール径および初期板厚の効果
は、通常の圧延形式においてのみ有効なものであり、例
えばプラネタリーミルの如く、通常の圧延とは変形様式
の異なるものに対しては効果はない。
(3)酸洗、焼鈍および溶融亜鉛めっき処理 本発明では、圧延温度がAr3変態点未満と低いので、
圧延板のスケール厚みは3μm以下と薄く、そのため通
常の酸洗ラインを通さずに溶融亜鉛めっきラインの前処
理工程として設置した軽酸洗槽にて酸洗処理が可能であ
る。
酸洗後、700〜900℃で1秒〜20分の焼純を行う。焼鈍
温度が700℃未満では十分な深絞り性が得られず、900℃
を越えるとα→γ変態により集合組織がランダム化し、
深絞り性が劣化する。また、焼鈍時間が1秒未満では効
果が不十分で、20分を越えても、それ以上の材質の向上
は望めず、コストがかかるだけである。
なお、酸洗−焼純−溶融亜鉛めっき処理を連続して行
うと、めっき処理前の鋼板表面が活性化状態となるた
め、めっき密着性が良好となるので、これらの工程を連
続させるのが望ましい。
また、本発明では通常の酸洗ラインを通った後、軽酸
洗−焼鈍−溶融亜鉛めっき処理を連続して行ってもよ
い。
なお、溶融亜鉛めっき処理は、従来より知られている
合金めっき、あるいは非合金めっきの何れも有利に適合
する。
〔実施例〕
本発明におけるロール半径および初期板厚の効果は、
少なくとも仕上圧延時において1パス以上実施すれば効
果があるので、本発明では7スタンド中、後段3スタン
ドで実施し、前段4スタンドは通常のロール径にて圧延
した。
第1表に示す組成の鋼スラブを1150℃に加熱−均熱
後、粗圧延を行った後、仕上圧延を行った。この時の粗
圧延終了温度(RDT)、仕上圧延終了温度(FDT)、Ar3
変態点未満500℃以上の温度域での圧下率、潤滑の有無
および後段3スタンドのロール径(R)、ロール径と圧
延前板厚(t)との関係 を第2表に示す。なお、仕上板厚は1.2mmである。
次に得られた圧延板に、酸洗−焼鈍−溶融亜鉛めっき
処理を施した。この時、一部の試料を除いては通常の酸
洗工程を経ずに、溶融亜鉛めっきラインの前処理工程で
軽酸洗を行い、引続き焼鈍・溶融亜鉛めっき処理を施し
た。なお、焼鈍条件は830℃−40sである。
溶融亜鉛めっき鋼板の材料特性を第2表に示す。
引張特性はJIS5号引張試験片を使用して測定した。ま
たr値は15%引張予ひずみを与えた後、3点法にて測定
し、L方向(圧延方向)、D方向(圧延方向に45度方
向)およびC方向(圧延方向に90度方向)の平均値およ
び異方性 =(rL+2rD+rC)/4 Δr=(rL+2rD+rC)/2 として求めた。
また、耐2次加工脆性の評価としては、限界絞り比3.
8にて加工した円筒型サンプルを−50℃に冷却した後、
圧漬試験を行い、脆性割れの発生の有無にて評価した。
亜鉛めっき密着性は、めっき面にセロハンテープを接
着した鋼板を90度曲げ−曲げ戻し後、セロハンテープを
剥離してZn剥離量を蛍光X線により測定して評価した。
本発明範囲内にて製造した溶融亜鉛めっき鋼板は、比
較例に比べて優れた深絞り性、耐2次加工脆性およびめ
っき密着性を有することが分かる。
〔発明の効果〕 本発明によれば、深絞り性に優れた溶融亜鉛めっき鋼
板を、冷延工程または酸洗−冷延工程を省略して製造す
ることが可能であり、大幅なコストダウンを実現でき
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は値におよぼすロール半径の影響を示すグラ
フ、第2図は値におよぼすロール半径と圧延前板厚: の影響を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C22C 38/14 C22C 38/14 (72)発明者 阿部 英夫 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株 式会社技術研究本部内 (56)参考文献 特開 平2−159355(JP,A) 特開 平2−34722(JP,A) 特開 昭63−195222(JP,A) 特開 昭63−179024(JP,A) 特開 昭62−23975(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C23C 2/00 - 2/40 C21D 9/48

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】C:0.008重量%以下 Si:0.5重量%以下 Mn:1.0重量%以下 P:0.15重量%以下 S:0.02重量%以下 Al:0.010〜0.10重量% N:0.008重量%以下 を含有すると共に、 Ti:0.01〜0.20重量% および/または Nb:0.001〜0.040重量% を含有し、かつC,Nの含有量とTiおよび/またはNbの含
    有量とが 1.2(C/12+N/14) <(Ti/48+Nb/93) なる関係の鋼を、Ar3変態点未満500℃以上の温度域で、
    少なくとも1パスをロールの半径:R(mm)と該ロールに
    よる圧延前の板厚:t(mm)とが なる関係を満たし、かつAr3変態点未満の全圧下率が60
    %以上の圧延を行った後、酸洗処理、700〜900℃で1秒
    〜20分の焼鈍および溶融亜鉛めっき処理を行うことを特
    徴とする深絞り性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造方
    法。
  2. 【請求項2】鋼成分にさらにB:0.0001〜0.0020重量%を
    加えた鋼を用いる請求項1記載の深絞り性に優れた溶融
    亜鉛めっき鋼板の製造方法。
  3. 【請求項3】Ar3変態点未満の温度域の圧延に先立っ
    て、950℃以下Ar3変態点以上の温度域で終了する圧延を
    行い、引続きAr3変態点未満の温度域で圧延する、請求
    項1または2記載の深絞り性に優れた溶融亜鉛めっき鋼
    板の製造方法。
  4. 【請求項4】酸洗処理と焼鈍と溶融亜鉛めっき処理とを
    連続して行う請求項1、2または3記載の深絞り性に優
    れた溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法。
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