JP2809110B2 - 熱転写記録装置 - Google Patents

熱転写記録装置

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JP2809110B2
JP2809110B2 JP6175052A JP17505294A JP2809110B2 JP 2809110 B2 JP2809110 B2 JP 2809110B2 JP 6175052 A JP6175052 A JP 6175052A JP 17505294 A JP17505294 A JP 17505294A JP 2809110 B2 JP2809110 B2 JP 2809110B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コストの低減を図った
熱転写記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ワンウェイ機構の中には、ワンウ
ェイギアがある。このワンウェイギアは、一方向では軸
の回転に従って回転し、他方向では軸に対して空回りす
るような構造となっている。図5は、ワンウェイ機構に
用いられるワンウェイギアの軸受部の構造を示す要部断
面図である。ワンウェイギアg60は、軸受部60にお
いて、回転軸61に軸支されている。又、回転軸61
は、フレームFに軸支されている。ワンウェイギアg6
0の下方には、該ワンウェイギアg60と噛み合う固定
ギアg61が、固定軸62に備えられている。
【0003】上記軸受部60には、保持スペース60a
が回転軸61の軸方向に沿って備えられている。上記保
持スペースは、軸61の外周と保持スペース60aの周
壁との間隔が、図5中時計方向に進むに従って狭くなる
ような形状を有する。又、上記保持スペース60a内に
は、各々円形断面を有するコロ63が、軸61の周方向
に移動できる状態で収納されている。
【0004】上記回転軸61が図5中時計方向に回転す
ると、回転軸61と接触しているコロ63は、図中時計
方向に送られる。上記保持スペース60aは、図中時計
方向に進む程、回転軸61との間隔が小さくなっている
ので、上記コロ63は、回転軸61の外周と保持スペー
ス60aの外周との間に挟み込まれる。このようにして
挟み込まれたコロ63は、回転軸61の回転に対する負
荷となるため、上記ワンウェイギアg60は、回転軸6
1と共に図中時計方向に回転しようとする。
【0005】しかし、上記ワンウェイギアg60は、固
定ギアg61と噛み合っているため、その回転は規制さ
れる。よって、回転軸61は、図5中時計方向の回転が
規制される。
【0006】一方、上記回転軸61が図5中反時計方向
に回転すると、回転軸61と接触しているコロ63は、
図中反時計方向に送られる。上記保持スペース60a
は、図中反時計方向に進む程、回転軸61との間隔が大
きくなっているので、上記コロ63は、図中反時計方向
では自由に移動できる。よって、コロ63から回転軸6
1への回転に対する負荷が与えられないため、回転軸6
1は、ワンウェイギアg60に対して空転できる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなワンウェイギアは、そのギア内部の構造が複雑に
なり、それによって製造コストが高くなる。そのため、
上記のようなワンウェイギアを装置自体に多用すると、
装置全体にかかるコストが高くなるという問題が発生す
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記のような問題解決の
ために、請求項1の発明は、熱転写記録装置が、インク
シートのロールパッケージからインクシートを繰り出
し、このインクシートを巻取パッケージに巻取りながら
サーマルヘッドにて記録紙に熱転写印字する熱転写記録
装置において、上記繰り出し側ロールパッケージに連動
する回転軸に固定された第1回転ギアと、上記回転軸を
中心として回動自在であり、上記第1回転ギアと噛み合
うような第2回転ギアを一端において回転自在に軸支す
る回動部材と、第1の所定の位置で回動部材と係合する
規制部材と、第2の所定の位置で第2回転ギアの動きを
固定する固定部材とを備えたワンウェイ機構を備えると
共に、上記回転軸にトリクリミッタを設け、巻取パッケ
ージの巻取動作に伴うインクシートを介した上記回転軸
の回転作用が上記固定部材によって阻止され、インクシ
ートには上記トルクリミッタによってテンションが付与
されるようにしたことを特徴としている。
【0009】又、請求項2の発明は、上記固定部材が、
固定軸に備えられた固定ギアであることを特徴としてい
る。
【0010】又、請求項3の発明は、上記第2回転ギア
が、上記回動部材との間に第2回転ギアの回転に対する
負荷部材となるウェーブワッシャーを備えていることを
特徴としている。
【0011】
【作用】以上のように請求項1の発明によれば、上記第
2回転ギアが、上記規制部材と回動部材とが係合する位
置では回転を行う。そのため回転軸は自由に回転できる
ようになる。又、上記固定部材と第2回転ギアとが係合
する位置では、上記第2回転ギアは動きが固定される。
そのため、上記回転軸は回転不能となる。これによっ
て、ワンウェイギアを用いて軸の回転方向を制限する場
合と同じ効果が得られる。
【0012】又、請求項2の発明によれば、上記第2規
制部材を固定ギアとすることで、上記第2回転ギアがこ
の固定ギアとが噛み合った後における、第2回転ギアの
公転及び回転が規制される。このため、第2回転ギアが
固定ギアと噛み合った際に、第1回転ギアの回転を確実
に規制することができる。
【0013】又、請求項3の発明によれば、上記回動部
材と第2回転ギアとの間に備えられたウェーブワッシャ
ーが、第2回転ギアの回転に対する負荷となる。そのた
め、第2回転ギアが他のギア機構のギアと噛み合ってな
い場合は、第2回転ギアの回転が規制されて、上記第2
回転ギアが上記第1回転ギア周囲を確実に公転する。
【0014】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明を説明する。図
1は、本発明の実施例ワンウェイ機構を備えた熱転写記
録装置の要部断面図である。熱転写記録装置1本体の中
央部には、インクシート2が設置されている。このイン
クシート2は、一端がロールパッケージ2aに取付けら
れており、ロールパッケージ2a上でロール状に巻かれ
ている。そして、上記インクシート2のもう一端は、巻
取パッケージ2bに取付けられている。上記ロールパッ
ケージ2は、インクシートホルダー3によって、熱転写
記録装置1本体内で記録紙P1の印字方向に沿って回転
自在に軸支される。
【0015】上記ロールパッケージ2aと巻取パッケー
ジ2bとの間には、記録紙P1上に印字を行うための記
録部4が設置されている。この記録部4は、記録紙P1
上に加熱印字を行うためのサーマルヘッド5と、インク
シート2及び記録紙P1の搬送を行うプラテンローラ6
とによって構成されている。尚、上記サーマルヘッド5
は弾性部材7によって、プラテンローラ6の方向に付勢
されるように支持されている。
【0016】上記記録部4の下方には、インクシート2
を搬送するための第3モーターM3が設置されている。
又、巻取パッケージ2bの図1中右側には、各種プリン
ト基板が収納される収納スペース8が設けられている。
【0017】一方、上記記録部4の上方には、原稿載置
台9と、原稿P2を載置する際に原稿P2の幅方向のず
れを規制するための原稿ガイド9aと、送信する原稿P
2を読取るための読取部10とが備えられている。又、
上記原稿ガイド9と読取部10との間には、載置された
原稿P2を1枚ずつ分離して、読取部10に供給するた
めの分離ローラ11aと分離パッド11bとが備えられ
ている。
【0018】熱転写記録装置1本体下部には、記録紙P
1が収納される第1カセット12が備えられている。上
記第1カセット12は、熱転写記録装置1本体に対し
て、記録紙P1の長さ方向(図1紙面左右方向)に脱着
可能となっている。上記第1記録紙カセット12内に
は、押上げ板13が備えられており、該押上げ板13の
下部には、バネ14が備えられている。この押上げ板1
3上に記録紙P1が載置される。又、押上げ板13上方
には、ピックアップローラ15aが設置されている。
【0019】上記バネ14が押上げ板13を上方に押上
げることによって、押上げ板13上の記録紙P1も上方
へと押上げられる。そして押上げられた記録紙P1は、
上記ピックアップローラ15aと接触し、このピックア
ップローラ15aの回転に伴って、第1カセット12外
へと排出される。
【0020】尚、このピックアップローラ15aを駆動
回転させるための第1モーターM1は、上記プリント基
板の収納スペース8に設置されている。そしてこの第1
モーターM1は、上記原稿P2搬送用の分離ローラ11
の回転駆動用にも使用される。
【0021】又、上記第1カセット12の下部には、記
録紙P1とは異なるサイズの記録紙P3が収納される第
2カセット16が設置されている。この第2カセット1
6は第1カセット12と同様な構造となっている。第2
カセット16のピックアップローラ15bを回転駆動さ
せるための第2モーターM2は、第2カセット16の筐
体内に設置されている。
【0022】第1カセット12及び第2カセット16に
は、ガイド板17が備えられており、このガイド板17
は、記録紙の長さ方向(図1紙面左右方向)にそって摺
動可能となっている。このガイド板17を所定の位置で
位置決めすることによって、第1カセット12及び第2
カセット16に異なるサイズの記録紙が収納できるよう
になる。
【0023】原稿供給センサ27は、原稿P2が原稿載
置台9に載置されたことを検出するためのセンサであ
る。又、原稿供給センサ27から原稿搬送方向下流側
に、上記分離ローラ11a及び分離パッド11bによっ
て分離された原稿P2を検出するための原稿検出センサ
24が備えられている。記録紙検出センサ25は、第1
カセット12或いは第2カセット16から繰出された記
録紙P1或いは記録紙P3を検出するためのセンサであ
る。この記録紙検出センサ25から記録紙搬送方向下流
側に、印字終了後の記録紙P1或いは記録紙P3を排出
するための記録紙搬出センサ26が備えられている。
【0024】熱転写記録装置1本体の上部には、熱転写
記録装置1の操作を行うためのキー入力部18と、熱転
写記録装置1の動作状況が表示される表示部19とが備
えられている。
【0025】図2は、実施例ワンウェイ機構を有するク
ラッチボックスを備えた、熱転写記録装置のギア群の結
合関係を示す図であり、図3は、実施例ワンウェイ機構
を有するクラッチボックスの詳細を示す斜視図である。
上記インクシート2の巻取りのために、第3モーターM
3が図2中反時計方向に回転駆動し、それに従ってモー
ターギアg32が図中反時計方向に回転する。この回転
によって、ギアg33及びギアg33と一体的に成形さ
れている第1プーリーP1とが、図中時計方向に回転す
る。
【0026】上記第1プーリーP1は、無端ベルトBに
よって、第2プーリーP2に第3モーターM3からの回
転を伝達できるようになっている。この第2プーリーP
2には、ギアg34とギアg40とが一体的に成形され
ている。尚、プーリーP3は、無端ベルトBに所定のテ
ンションを付与するために設けられており、板バネ51
によって回転自在に軸支されている。
【0027】そのため、上記第1プーリーP1が図2中
時計方向に回転すると、第2プーリーP2が図中時計方
向に回転し、ギアg34及びギアg40も図中時計方向
に回転する。ギアg34の回転は、ギアg35及びギア
g36を介して、プラテンローラ6と同軸に設けられた
プラテンローラギアg37に伝達される。これによっ
て、プラテンローラギアg37は、図中反時計方向に回
転し、プラテンローラ6は、インクシート2を巻取る方
向に回転する。
【0028】更に、このプラテンローラギアg37の回
転は、ギアg38を介して、記録紙排出ローラ34と同
軸に設けられた排出ローラギアg39に伝達される。こ
れによって排出ローラギアg39が、図2中反時計方向
に回転し、記録紙排出ローラ34が、記録紙を排出する
方向に回転する。
【0029】一方ギアg40と噛み合っているギアg4
1には、図2中反時計方向の回転が伝達される。このギ
アg41は軸47に軸支されており、図3に示すように
軸47は、第1ワンウェイギアg55及び第2ワンウェ
イギアg56を軸支している。第1ワンウェイギアg5
5は、軸48に固定されたギアg53と噛み合ってい
る。軸48には、第1トルクリミッタTl1と、この第
1トルクリミッタTl1と一体的に回転するギアg46
とが軸支されている。
【0030】軸48の先端部48aには、先端部48a
に対して固定されているギアg58が備えられている。
ギアg57は、上記ギアg58と噛み合っており、ウェ
ーブワッシャー54を介して、アーム部材52に対して
回転自在に軸支されている。又、上記アーム部材52
は、先端部48aに回動自在に軸支されている。上記ギ
アg58の下方には、固定軸53に固定された固定ギア
g59が備えられている。
【0031】このようなギア機構において、ギアg58
と噛み合った状態で、先端部48aを中心としてギアg
58の周囲を動くギアg57は遊星ギア(第2回転ギ
ア)と呼ばれ、それに対してギアg58は太陽ギア(第
1回転ギア)と呼ばれる。そして、このようなギア機構
全体は遊星ギア装置とよばれる(以下、ギアg57を遊
星ギアg57と記載し、ギアg58を太陽ギアg58と
記載し、遊星ギアg57、太陽ギアg58及びアーム部
材52より構成されるギア機構を遊星ギア機構50と記
載する。)。
【0032】一方、第2ワンウェイギアg56は、軸4
9に固定されたギアg54と噛み合っている。軸49に
は、第2トルクリミッタTl2と、この第2トルクリミ
ッタTl2と一体的に回転するギアg52とが軸支され
ている。尚、第1ワンウェイギアg55は、軸47の図
2中反時計方向の回転に対して空回りを起こし、第2ワ
ンウェイギアg56は、軸47の図中時計方向の回転に
対して空回りを起こすようになっている。
【0033】上記ギアg41が図2中反時計方向に回転
すると、軸47を介して第2ワンウェイギアg56に図
中反時計方向の回転が伝達される。そのため、第2ワン
ウェイギアg56と噛み合っているギアg54が、図中
時計方向に回転し、ギアg54と同軸のギアg52が図
中時計方向に回転する。ギアg52の回転は、ギアg5
1〜g48を介して、巻取パッケージ2bと同軸に設け
られた巻取パッケージギアg47に伝達される。これに
よって、巻取パッケージギアg47は、図中時計方向に
回転し、巻取パッケージ2bは、上記インクシート2を
巻取る方向に回転する。
【0034】上記プラテンローラ6及び巻取パッケージ
2bが、上記インクシート2を巻取る方向に回転するこ
とによって、ロールパッケージ2aが、インクシート2
を繰り出す方向に回転する。このロールパッケージ2a
の回転によって、ロールパッケージ2aと同軸に設けら
れたロールパッケージギアg42が、図2中時計方向に
回転する。ロールパッケージギアg42の図中時計方向
の回転は、ギアg43〜g45を介してギアg46に伝
達される。これによって、ギアg46は図中時計方向に
回転する。
【0035】図4は、本発明のワンウェイ機構の詳細を
示す正面図である。ギアg46が図2中時計方向に回転
すると、それに伴って軸48及び先端部48aが図4中
の点線方向に回転する。太陽ギアg58は、先端部48
aに対して固定されているため、太陽ギアg58も又、
図中点線方向に回転する。このとき太陽ギアg58と噛
み合う遊星ギアg57には、ウェーブワッシャー54に
よって、回転に対する負荷が与えられる。そのため、遊
星ギアg57の回転は規制されて、遊星ギアg57は、
図中点線方向へと公転する。
【0036】図4中点線方向に公転した遊星ギアg57
は、固定ギアg59と噛み合うまで公転を行い、上記固
定ギアg59と噛み合うと公転が規制される。又、固定
ギアg59と噛み合うことによって、遊星ギアg57の
回転も規制され、そのために太陽ギアg56の回転が規
制される。太陽ギアg56の回転が規制されると、先端
部48a及び軸48の回転が規制される。
【0037】しかしながらこのとき、第1トルクリミッ
タTl1は、軸48に対して空回りをするようになる。
これによって上記トルクリミッタTl1に一体的に成形
された上記ギアg46は、軸48に対して空回りしなが
ら回転を行うようになる。尚、このギアg46の回転
は、第1トルクリミッタTl1によって付与される負荷
を伴う回転であるから、ギアg43〜g45を介して、
上記ギアg46と結合するロールパッケージギアg42
の回転も又、負荷を伴う回転となる。
【0038】このため、プラテンローラ6の回転によっ
てロールパッケージ2aから繰り出されるインクシート
2には、適度なテンションが付与される。このテンショ
ンによって、インクシート2は、皺を生じることなくプ
ラテンローラ6によって搬送される。
【0039】一方、インクシート2の巻戻しの際には、
モーターM3が図2中時計方向に回転する。これによっ
て図2に示すギア群は、各々上記のようなインクシート
2の巻取りの場合と逆に回転を行う。インクシート2の
巻戻しの際、ギアg41は図中時計方向に回転する。
【0040】上記ギアg41の図3中反時計方向の回転
によって、ギアg41と同軸に設けられた、第1ワンウ
ェイギアg55は図中反時計方向に回転し、第2ワンウ
ェイギアg56は軸47に対して空回りするようにな
る。上記第1ワンウェイギアg55の回転によって、第
1ワンウェイギアg55と噛み合うギアg53と、軸4
8及び先端部48aとは、図中時計方向に回転する。
【0041】軸48及び先端部48aが図4中実線方向
に回転すると、太陽ギアg58は図中実線方向に回転
し、それに伴って遊星ギアg57が図中実線方向に公転
を行う。そして、遊星ギア装置50のアーム部材52
が、クラッチボックスCBのフレームF2に備えられた
ストッパーSと係合すると、上記遊星ギアg57の公転
は規制される。
【0042】上記遊星ギアg57の公転が規制された状
態で、太陽ギアg58が更に回転しようとすると、遊星
ギアg57には、ウェーブワッシャー54による負荷よ
りも大きな回転トルクが掛かる。これによって遊星ギア
g57は、上記アーム部材52とストッパーSとが係合
する位置で、図4中反時計方向に回転を開始する。
【0043】上記のように軸48は、図3中時計方向に
は回転可能となるため、軸48の回転は第1トルクリミ
ッタTl1を介して、ギアg46へと伝達される。ギア
g46の回転は、ギアg43〜g45を介してロールパ
ッケージギアg42へと伝達される。ロールパッケージ
ギアg42は図2中反時計方向に回転し、ロールパッケ
ージギアg42と同軸に設けられたロールパッケージ2
aは、インクシート2を巻戻す方向に回転する。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ワンウェ
イ機構として遊星ギア機構を利用することで、ワンウェ
イギアと同様の効果を得ることができる。又、使用する
ワンウェイギアの個数を減らすことができるので、装置
の制作にかかるコストの低減をはかることができる。
のようなワンウェイ機構とトルクリミッタの作用により
熱転写記録装置のインクシート巻取時、即ち、印字時に
おいて、インクシートに適度なテンションが付与され、
インクシートの皺の発生を抑え、良好な印字が保証され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例ワンウェイ機構を備えた熱転写
記録装置の要部断面図である。
【図2】本発明の実施例ワンウェイ機構を有するクラッ
チボックスを備えたギア群の結合関係を示す図である。
【図3】本発明の実施例ワンウェイ機構を備えたクラッ
チボックスの詳細を示す斜視図である。
【図4】本発明の実施例ワンウェイ機構の詳細を示す正
面図である。
【図5】従来のワンウェイギアの軸受部の構造を示す一
部断面図である。
【符号の説明】
1 熱転写記録装置 2 インクシート 2a ロールパッケージ 2b 巻取パッケージ 6 プラテンローラ 50 遊星ギア機構 52 アーム部材 54 ウェーブワッシャー CB クラッチボックス F2 フレーム S ストッパー Tl1 第1トルクリミッタ Tl2 第2トルクリミッタ g37 プラテンローラギア g42 ロールパッケージギア g47 巻取パッケージギア g55 第1ワンウェイギア g56 第2ワンウェイギア g57 遊星ギア g58 太陽ギア g59 固定ギア

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクシートのロールパッケージからイ
    ンクシートを繰り出し、このインクシートを巻取パッケ
    ージに巻取りながらサーマルヘッドにて記録紙に熱転写
    印字する熱転写記録装置において、上記繰り出し側ロー
    ルパッケージに連動する回転軸に固定された第1回転ギ
    アと、上記回転軸を中心として回動自在であり、上記第
    1回転ギアと噛み合うような第2回転ギアを一端におい
    て回転自在に軸支する回動部材と、第1の所定の位置で
    回動部材と係合する規制部材と、第2の所定の位置で第
    2回転ギアの動きを固定する固定部材とを備えたワンウ
    ェイ機構を備えると共に、上記回転軸にトリクリミッタ
    を設け、巻取パッケージの巻取動作に伴うインクシート
    を介した上記回転軸の回転作用が上記固定部材によって
    阻止され、インクシートには上記トルクリミッタによっ
    てテンションが付与されるようにしたことを特徴とする
    熱転写記録装置
  2. 【請求項2】 上記固定部材は固定軸に備えられた固定
    ギアであることを特徴とする請求項1記載の熱転写記録
    装置
  3. 【請求項3】 上記第2回転ギアは、上記回動部材との
    間に第2回転ギアの回転に対する負荷部材となるウェー
    ブワッシヤーを備えていることを特徴とする請求項1又
    は2記載の熱転写記録装置
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