JP2808152B2 - 露光装置 - Google Patents

露光装置

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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)

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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、マスク等の原版の像を半導体ウエハ等の
被露光基板上に高精度に焼付転写する露光装置に関す
る。
[従来の技術] 半導体集積回路は、近年、ますます高集積化が進めら
れており、それを製造するための露光装置(アライナ)
も転写精度のより高いものが要求されている。例えば、
256メガビットDRAMクラスの集積回路では、線幅0.25ミ
クロン程度のパターンの焼付を可能にする露光装置が必
要となる。
このような超微細パターン焼付用の露光装置として軌
道放射光(SOR−X線)を利用していわゆるプロキシミ
ティ露光を行なうものが提案されている。
この軌道放射光は、水平方向に均一なシートビーム状
であるため、面を露光するために、 マスクとウエハとを鉛直方向に移動して水平方向のシ
ートビーム状X線で面走査するスキャン露光方式、 シートビーム状X線を揺動ミラーで反射してマスクと
ウエハ上を鉛直方向に走査するスキャンミラー露光方
式、および 反射面が凸状に加工されたX線ミラーによって水平方
向のシートビーム状X線を鉛直方向に発散させて露光領
域全体に同時に照射する一括露光方式 等が提案されている。
本発明者等は、この一括露光方式に係るX線露光装置
を発案し、先に特願昭63−71040号として出願した。
ところで、このX線プロキシミティ露光装置において
は、必ずしも所期の露光精度が得られないという不都合
があった。これは以下の理由による。すなわち、この種
の露光装置において、各ショットの面の光軸方向の位置
情報(AF情報)は4辺上のものしか得られない。また、
ウエハはどれも完全な平面ではなく、多少のうねりをも
っている。しかし、従来の露光装置においては、ショッ
ト内部の面形状が分からないため、必ずしもショット全
面に対して最適な露光面(またはピント位置もしくは結
像面)に合わせられず、これが露光精度劣化の要因とな
っていた。
そこで、本発明者等は、先に露光に先立って複数のシ
ョットにおける被露光基板表面の光軸方向の位置(ピン
ト)を検出(AF検出)し、このAF検出値により被露光基
板表面全体の面形状(うねり)を算出し、この面形状に
基づいて各ショットにおける露光に最適な平面(最適露
光平面)を求めておき、ステップアンドリピート露光の
際、各ショットごとに前記最適露光平面を当該露光装置
の理想露光平面に一致させるべく前記被露光基板を駆動
した後、露光する、いわばグローバルAF方式、および露
光に先立って複数のショットでAF検出を行ない、その検
出値により被露光基板表面全体の面形状を算出するとと
もに、さらにステップアンドピリート露光時の各ショッ
トごとにAF検出を行ない、この各ショットごとのAF検出
値を前記面形状に基づいて修正する、いわば修正ダイバ
イダイAF方式を試みた。
ところで、これらのグローバルAF方式および修正ダイ
バイダイAFにおいては、AF検出位置は必ずしも最適露光
平面上にない。そして、これらの方式を適用したX線プ
ロキシミティ露光装置においては、マスクとウエハとの
間隔(ギャップ)の設定(AF設定)の誤差が、マスクと
ウエハとの平面方向の位置ずれ検出値(AA検出値)の誤
差として影響するという不都合があった。
これは、次の理由による。すなわち、上記のX線露光
装置においては、マスクとウエハとの位置関係を、マス
クおよびウエハ上に形成された回折格子により回折され
センサ上に結像されたスポットの重心により検知してい
る。このスポットは2つの異なる光路(110回折と011回
折)を経由する光が加算されたものであり、マスクとウ
エハとのギャップが変動すれば、2つの光路を経由する
光の間での光量の変化が異なる。このため、スポットの
重心、つまりAA情報に誤差が生じる。
なお、このようなウエハの表面に垂直な方向の位置設
定(AF設定)誤差がウエハ表面に平行な方向の位置検出
(AA検出)に影響するという事は、例えば、AA光がウエ
ハ表面に垂直でない場合等、上記の回折格子を用いたAA
検出方式に限らず生じる問題である。
[発明が解決しようとする課題] この発明は、上述の従来形における問題点に鑑みてな
されたもので、AA精度、従って露光精度のより高い露光
装置を提供することを目的とする。
[課題点を解決するための手段] 上記の課題を解決するため、この発明では、被露光基
板上に形成された基板上AAマークと原版上に形成された
原版上AAマークとの位置関係より被露光基板と原版との
相対位置関係を検出するAA検出手段と、AA検出に先立っ
て被露光体表面の理想露光平面からの位置ずれを検出す
るAF検出手段と、前記AA検出手段のAA検出値を、前記AF
検出手段のAF検出値に基づいて補正する補正手段とを具
備することを特徴とする。
この発明は、好ましくは前記AAマークと前記AF検出の
ためのAFマークとが極く近接した対となって前記被露光
基板上の各ショットごとに複数対ずつ設けられる、ステ
ップアンドリピート方式の露光装置に適用される。この
場合、前記補正手段は各AAマークのAA検出値をそのAAマ
ークと対をなすAFマークのAF検出値に基づいて補正を行
なう。
[作用] 上記構成によれば、AA検出をする際、予め被露光表面
の理想位置からのAF設定誤差を検出(AF検出)してお
き、そのAF設定誤差に対応するAA検出誤差でAA検出値を
補正する。AF設定誤差に対応するAA検出誤差は、実測ま
たは設計値等をキー入力等の手段により設定すればよ
い。
一具体例を挙げてより詳しく説明するならば、 ウエハ・マスク間ギャップ対AA検出誤差のデータを予
め求めておく。
AF検出・補正の際、決定した最適露光平面からの各AA
検出位置のギャップずれを記憶しておく。
最適露光平面を理想露光面に合わせた後、すなわち最
適露光平面とマスクとの間隔をAA検出ギャップ(基準ギ
ャップ)に合わせた後、複数AAマークのAA検出を同時に
行なう。
記憶しているギャップずれとギャップ対AA検出誤差デ
ータとから各AA検出値の補正量を算出し、AA検出値を補
正する。
[効果] 以上のように、この発明によれば、AA検出値をAF検出
値(AA検出ギャップ)に応じて補正するようにしたた
め、AAをより正確に行なうことができ、露光精度のが向
上する。
[実施例] 第1図AおよびBは、この発明の一実施例に係るステ
ップアンドリピート露光装置(ステッパ)のマスクウエ
ハアライメントおよび露光ステージ部分の構成を示す断
面図および平面図である。同図において、8はパターン
418を有するマスクであり、16は露光光、例えばSORから
放射されるX線である。また、1はマスク8のパターン
418を転写されるウエハ、2はウエハ1をマスク8と所
定のプロキシミテイギャップを介して対向させる際ウエ
ハ1をZ(露光光16の光軸方向へ移動),ω(X軸回
りに回転),ω(Y軸回りに回転)駆動するためのZ
チルトステージ、3はZチルトステージ2の駆動源であ
るピエゾ素子、17はZチルトステージ2の変位(Z,ωX,
ω)を計測するための変位センサである静電センサ、
4はウエハ1をその面内で回転させるためのウエハθス
テージ、5はウエハ1をX方向に駆動するためのウエハ
Xステージ、6はウエハ1をY方向に駆動するためのウ
エハYステージ、7はこれらのZチルトステージ2、ウ
エハθステージ4、ウエハXステージ5およびウエハY
ステージ6等で構成されるウエハステージ24が組み付け
られるウエハステージベースである。
また、9はマスク8を着脱自在に保持するマスクチャ
ック、10はマスク8をその面内で回転させるためのマス
クθステージ、11はこれらのマスクチャック9およびマ
スクθステージ10等で構成されるマスクステージが組み
付けられるマスクステージベースである。
12はマスク8上およびウエハ1上に形成されているア
ライメントマークに光を照射し、これらのマークからの
散乱光を検出するピックアップである。この実施例にお
いて、アライメントマークは、第2A図に示すように、ウ
エハ1上の各ショットのスクライブライン上にそのショ
ットの各辺の端に近接してXU,XD,YL,YRの計4個が形成
されている。1個のアライメントマークは、第2B図に示
すように、そのマークが配置されている辺に平行な方向
のマスク−ウエハ重ね合せ誤差を検出するためのAAマー
ク201となる回折格子およびマスク8とウエハ1の間隔
を検出するためのAFマーク202となる無地領域が、先行
プロセスにおいて半導体回路パターンとともに形成され
ている。マスク8上にもこれらのウエハ1上にアライメ
ントマークと対となる4個のアライメントマーク203,20
4が転写しようとする半導体回路パターンとともに金等
で形成されている。
第2B図において、205は発光素子である半導体レー
ザ、206は半導体レーザ205から出力される光束を平行光
にするコリメータレンズ、207は半導体レーザ205から出
力されコリメータレンズ206で平行光とされた投光ビー
ム、208はウエハ上AAマーク201とマスク上AAマーク203
により構成される光学系によって位置ずれ情報(AA情
報)を与えられたAA受光ビーム、209はウエハ上AFマー
ク202とマスク上AFマーク204により構成される光学系に
よってギャップ情報(AF情報)を与えられたAF受光ビー
ム、210はAA受光ビーム208により形成されるAA受光スポ
ット211の位置をAA情報として電気信号に変換する例え
ばCCD等のラインセンサであるAAセンサ、212はAF受光ビ
ーム209により形成されるAF受光スポット213の位置をAF
情報として電気信号に変換する例えばCCD等のラインセ
ンサであるAFセンサである。
第3図は、第1図の露光装置の電気制御系の構成を示
す。第1図の装置は、SORから水平方向のシートビーム
状に放射されるX線を鉛直方向に拡大して面状ビーム化
するミラーユニット、マスクとウエハをアライメントす
るアライメントユニットとアライメントされたマスクと
ウエハに前記面状X線を露光する露光ユニットとを含む
本体ユニット、ミラーユニットおよび本体ユニットの姿
勢をそれぞれ制御する姿勢制御ユニット、ならびにミラ
ーユニットおよび本体ユニットの雰囲気を制御するため
のチャンバーおよび空調ユニット等を備えている。
第3図において、301はこの装置全体の動作を制御す
るためのメインプロセッサユニット、302はメインプロ
セッサユニット301と本体ユニットとを接続する通信回
線、303は本体側通信インターフェイス、304は本体コン
トロールユニット、305はピックアップステージ制御
部、307および306,308は本体ユニット内で本体コントロ
ールユニット304とマスクアライメントおよびマスク・
ウエハアライメントのマーク位置ずれ計測をするための
ファインAA/AF制御部309a,309b,309c,309dとを接続する
通信回線および通信インターフェイス、311および310,3
12は本体ユニット内で本体コントロールユニット304と
アライメント時の補正駆動およびステップ移動を制御す
るためのステージ制御部313とを接続する通信回線およ
び通信インターフェイスである。
第4図は、ステップアンドリピートの露光方式を示し
た図である。説明を簡潔にするために、第1図に対し、
マスク8の駆動手段であるマスクθステージ10、ウエハ
1の駆動手段であるウエハステージ24等は省略してい
る。
同図において、12(12a〜12d)はマスク8とウエハ1
のアライメント用のピックアップ、418はマスク上に描
かれている転写パターン、419は先行プロセスによって
ウエハ上に形成されている転写済パターン、420はマス
クをウエハステージ24上のマスク位置合せ用基準マーク
(不図示)に対して合せるためのマスク位置合せ用マー
ク、421は転写パターン418と転写済パターン419を合せ
るためのマスク上アライメントマーク、422は同目的の
ウエハ上アライメントマーク、423は同目的でピックア
ップ12から投射される投光ビーム、401はショット間の
スクライブラインであり、このスクライブライン上にウ
エハ上アライメントマーク422が描かれている。また、
マスク上位置合せ用マーク420はウエハ上ショット間ス
クライブライン401に対応するマスク8上転写パターン4
18の各辺の外側の略中央部に各1個ずつ計4個が設けら
れている、 第1図の装置においては、マスクとウエハ間のギャッ
プを所定の露光ギャップに設定するZ軸方向および軸回
転(ωX)の位置合わせであるAFと、マスクとウエ
ハの面方向(X,Y,θ)の位置合わせであるAAとの2種類
の位置合わせを行なう。ここでは、AFとして、予めウエ
ハ上の複数個所においてマスクとの間隔を計測してウエ
ハ全体としてのうねりを検出するとともに、ステップア
ンドリピート露光時各ショットごとにAF検出し、このAF
検出値と前記うねり情報に基づいて各ショットの露光に
最適な平面である最適露光平面を決定し、この最適露光
平面が理想露光平面と一致するようにAF補正してウエハ
・マスク間のギャップ合わせを行なう、いわゆるダイバ
イダイAFのギャップ情報をグローバルなうねり情報で修
正する、修正ダイバイダイアライメントとも呼ぶべき方
式を採用している。また、AAとしては、各ショットごと
に位置ずれ計測および位置合わせを行なう、いわゆるダ
イバイダイアライメント方式において、AA計測値を前記
うねり情報から求めたAA計測位置のウエハ・マスク間ギ
ャップ誤差に基づいて補正する方式を採用している。
次に、第5図および第6図のフローチャートを参照し
ながら第1図の装置の動作を説明する。
この装置は、ウエハステージ24にウエハが供給される
と、そのウエハをチャッキングし、ウエハ全体としての
プリアライメントを行ない、さらにウエハ全体としての
うねりを検出した後、第5図ステップ501以下の処理を
開始する。
ウエハ全体としてのうねり検出は、ウエハ全体の表面
形状を多項式で近似表現する。多項式としては、例えば
双3次式 を用い、数ショット(パラメータAを決定するに足りる
数)でAF計測(マスク・ウエハ間ギャップ計測)を行な
い、上記の式に代入して未知パラメータA、つまりウエ
ハ全面の近似曲面を決定する。第7図Aは理想的なウエ
ハの表面形状を、第7図Bは一般的なウエハの表面形状
を示す。
第5図のフローチャートにおいて、先ず、ステップ50
1では、マスクの交換の要否を判断する。現在チャッキ
ングされているマスクで露光する場合はステップ504
に、マスクを交換して露光する場合はステップ502に進
む。ステップ502では、現在チャッキングされているマ
スクをマスクトラバーサ(不図示)を用いてマスクステ
ージからはずしてマスクカセット(不図示)に収納し、
露光に用いるマスクをマスクトラバーサを用いてマスク
カセットから取り出してマスクステージ10にチャッキン
グする。そして、ステップ503でピックアップ12を用い
て、マスク8に描かれているマスクアライメント用マー
ク420とウエハステージ上に設けられている基準マーク
(不図示)とのアライメントをとる。
次にステップ504で、ウエハステージ24を駆動して、
今露光しようとするウエハ上の位置(ショット位置、す
なわち転写済パターン419)と、マスク上の転写パター
ン418とを対向させる。そして、ステップ505で、マスク
上アライメントマーク421およびウエハ上アライメント
マーク422とを用いてマスクとウエハ間のギャップを計
測し、この計測値と前記近似曲面との双方に基づいてマ
スクとウエハとのギャップを所定のAA検出ギャップに合
わせるためのZおよびチルト補正(AF補正駆動)を行な
う。また、このAF補正駆動の際、各AF計測点のAF設定値
(ギャップ合わせ誤差)ΔGyl、ΔGyr(第8図A参
照)、ΔGxuおよびΔGxd(不図示)を記憶しておく。
このZおよびチルト補正は、ショット露光直前のAF検
出値そのものを用いるのではなく、AF検出値から、先に
算出した近似曲面(または最適露光平面)の姿勢(Z,ω
X)を求め、それがそのショットが露光するに最適
な姿勢(Z,ωX)となるように、すなわち、前記最
適露光平面が前記理想露光平面に一致するように追い込
むのが好ましい。このZおよびチルト補正により、第8
図Aに示すように現ショット内の露光面81の理想露光平
面82からの最大ずれ量を、ショット周辺のAF計測値のみ
から求めたウエハ面83を理想露光平面82に一致させる従
来例におけるずれ量より格段に小さくすることができ
る。すなわち、AF面から露光精度の向上を図ることがで
きる。第8図Aでは、AF補正駆動後の各AF計測点のマス
ク・ウエハ間ギャップは、AA検出ギャップをGAAとし
て、それぞれGAA−ΔGyl、GAA−ΔGyr、‥‥となってい
る。
AF補正駆動が終了すると、ステップ506で、マスク上
アライメントマーク421およびウエハアライメントマー
ク422とを用いてマスクとウエハ間のX,Y方向のずれを計
測してAA補正駆動を行ない、AAを行なう。AA(ステップ
506)の詳細な処理内容は後述する。
AAが終了すると、ステップ507で1ショット露光を行
ない、ステップ508で次の露光ショットの有無を判断
し、あればステップ504に戻り、なければ終了する。
第6図は、第5図ステップ506のAA処理の内容を記し
たフローチャートである。1ショットについてのAA計
測、X,Y,θのずれ量計算、補正駆動を表している。
先ず、ステップ601で今露光するショット(現ショッ
ト)の4辺に設けられている4個のアライメントマーク
422と421を用いてこれら4点のAA計測を行なう。ステッ
プ602ではこれら4点のAF設定誤差に基づくAA補正量を
算出する。なお、この実施例においては、前記第2図A,
Bおよび第8図A,Bに示したように、AF計測用マークとAA
計測用マークとは極く近接して設けられているため、前
記ステップ505で記憶したAF計測点のAF設定値(ギャッ
プ誤差)ΔGyl、ΔGyr、ΔGxuおよびΔGxdをそのままAA
計測点のAF設定値として用いている。第9図は、ギャッ
プ誤差ΔGとAA誤差ΔAAとの関係を示す。AA補正量はこ
のAA誤差の符号を反転した値となる。
ステップ603ではこれら4点のAA計測値およびAA補正
量に基づいてマスクとウエハのずれ量ΔX,ΔY,Δθを計
算する。ステップ604ではこれらのずれ量ΔX,ΔY,Δθ
が所定のトレランス内に入っているか否かを判定する。
入っていなければ、ステップ605へ進んでX,Y,θのずれ
補正駆動を行なった後、ステップ601へ戻って、上記し
たステップ601〜604の処理処理を繰り返す。一方、ステ
ップ604の判定においてずれ量ΔX,ΔY,Δθが所定のト
レランス内に入っていれば、このAA処理を終了して第5
図のステップ507へ戻る。
[発明の適用範囲] なお、上述においては、主に、この発明を一括露光方
式のSOR−X線プロキシミティステッパに適用する例に
ついて説明したが、この発明は、上述の例に限らず適用
できることは明らかである。
例えば、露光方式は、一括露光方式の以外のスキャン
露光方式またはスキャンミラー露光方式であってもよ
い。また、露光光源は、SOR−X線以外のX線、さらに
はエキシマレーザ光などの遠紫外線や水銀等のg線のよ
うな近紫外線であってもよい。さらに、この発明は、マ
スク(レチクル)とウエハを光学系を介して対向させる
投影露光装置にも適用可能である。
さらに、AF方式は、前記グローバルAF方式であっても
よい。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の一実施例に係るステップアンドリ
ピート露光装置の要部構成図、 第2A図および第2B図は、ウエハ上アライメントマークお
よびマスク上アライメントマークの説明図、 第3図は、第1図のアライメント装置の制御系のハード
ウエア構成図、 第4図は、ステップアンドリピート露光方式の説明図、 第5図は、ステップアンドリピート処理を表わすフロー
チャート、 第6図は、第5図ステップ506のAA処理の内容を記した
フローチャート、 第7図AおよびBは、それぞれ理想ウエハの面形状およ
び一般的なウエハの面形状の一例を示す説明図、 第8図AおよびBは、AF補正後のマスクとウエハとの位
置関係を示す説明図、そして 第9図は、第1図の装置におけるギャップ誤差ΔGとAA
誤差ΔAAとの関係を示すグラフである。 1:ウエハ(被露光基板) 2:Zチルトステージ 8:マスク(原版) 12(12a〜12d):ピックアップ 16:X線(露光光) 24:ウエハステージ 81:ウエハ表面(露光表面)近似曲面 82:理想露光平面(および最適露光平面) 304:本体コントロールユニット 422(XU,XD,YR,YL):ウエハ上アライメントマーク 421(XU,XD,YR,YL):マスク上アライメントマーク 423:投光ビーム
フロントページの続き (72)発明者 鵜澤 俊一 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (72)発明者 野瀬 哲志 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キ ヤノン株式会社内 (56)参考文献 特開 昭58−103136(JP,A) 特開 昭59−107515(JP,A) 特開 昭61−97915(JP,A) 特開 昭59−132125(JP,A) 特開 昭62−279629(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01L 21/027 G03F 9/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被露光基板上に形成された基板上AAマーク
    と原版上に形成された原版上AAマークとの位置関係より
    被露光基板と原版との相対位置関係を検出するAA検出手
    段と、 AA検出に先立って被露光面の理想露光平面からの位置ず
    れを検出するAF検出手段と、 前記AA検出手段のAA検出値を、前記AF検出手段のAF検出
    値に基づいて補正する補正手段と を具備することを特徴とする露光装置。
  2. 【請求項2】ステップアンドリピート方式の露光装置で
    あって、前記AAマークと前記AF検出のためのAFマークと
    が極く近接した対となって前記被露光基板上の各ショッ
    トごとに複数対ずつ設けられており、前記補正手段は各
    AAマークのAA検出値をそのAAマークと対をなすAFマーク
    のAF検出値に基づいて補正する請求項1記載の露光装
    置。
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