JP2807281B2 - Mri装置用受信コイル装置 - Google Patents
Mri装置用受信コイル装置Info
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- JP2807281B2 JP2807281B2 JP1242806A JP24280689A JP2807281B2 JP 2807281 B2 JP2807281 B2 JP 2807281B2 JP 1242806 A JP1242806 A JP 1242806A JP 24280689 A JP24280689 A JP 24280689A JP 2807281 B2 JP2807281 B2 JP 2807281B2
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- circuit
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- coil
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- magnetic resonance
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Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、生体(通常は患者)を撮影するためのMRI
装置用受信コイル装置に関する。
装置用受信コイル装置に関する。
(従来の技術) 従来の受信コイル装置1の概略回路図を第2図に示
し、MRI装置における照射コイル3と受信コイル2との
位置関係を第3図に示す。
し、MRI装置における照射コイル3と受信コイル2との
位置関係を第3図に示す。
MRI装置に用いられる受信コイル装置1には、第2図
に示すように、受信コイル部2をコイルL1とし、このコ
イルL1に可変容量コンデンサC1を接続してLC共振回路を
形成して成る受信回路K1を有している。
に示すように、受信コイル部2をコイルL1とし、このコ
イルL1に可変容量コンデンサC1を接続してLC共振回路を
形成して成る受信回路K1を有している。
撮影を行う場合は、前記コイル部2を第3図に示すよ
うに、患者Pに近づけて配置し、照射コイル3より高周
波パルス(以下「RFパルス」という)を患者Pに照射し
て患者Pの体内に磁気共鳴現象を起こさせ、前記受信回
路K1により、患者Pから磁気共鳴信号(以下「MR信号」
という)を受信して行うようにしている。
うに、患者Pに近づけて配置し、照射コイル3より高周
波パルス(以下「RFパルス」という)を患者Pに照射し
て患者Pの体内に磁気共鳴現象を起こさせ、前記受信回
路K1により、患者Pから磁気共鳴信号(以下「MR信号」
という)を受信して行うようにしている。
照射コイル3よりRFパルスを照射する際、大電流を照
射コイル3に流しているため、前記受信回路K1が共振状
態となると、この受信回路K1にも大電流が流れて患者が
火傷をするおそれがある。
射コイル3に流しているため、前記受信回路K1が共振状
態となると、この受信回路K1にも大電流が流れて患者が
火傷をするおそれがある。
そこで、照射コイル3が照射している間は、受信回路
K1が共振状態とならないよう第3図に示すように、PIN
ダイオードD1,高周波コイル(チョールコイル)L2及び
固定コンデンサC2を有してLC共進回路を形成し、前記受
信回路K1に接続された切換回路K2を共振状態とし、前記
受信回路K1を非共振状態(デカップリング状態ともい
う)としている。
K1が共振状態とならないよう第3図に示すように、PIN
ダイオードD1,高周波コイル(チョールコイル)L2及び
固定コンデンサC2を有してLC共進回路を形成し、前記受
信回路K1に接続された切換回路K2を共振状態とし、前記
受信回路K1を非共振状態(デカップリング状態ともい
う)としている。
受信回路K1をデカップリング状態とする方法には、通
常、前記PINダイオードD2のように外部より素子を作動
させる能動型が用いられている。
常、前記PINダイオードD2のように外部より素子を作動
させる能動型が用いられている。
すなわち、照射コイル3が照射する際、PINダイオー
ドD2のカソードに負のバイアス電圧を印加してある値以
上の電流を流してこのPINダイオードD2をオン(閉)の
状態とし、切換回路K2を受信回路K1と同じ周波数f0で共
振させる。この切換回路K2が共振すると、受信回路K1の
共振周波数がずれるため受信回路K1は共振しなくなり、
患者の火傷を防ぐことができる。
ドD2のカソードに負のバイアス電圧を印加してある値以
上の電流を流してこのPINダイオードD2をオン(閉)の
状態とし、切換回路K2を受信回路K1と同じ周波数f0で共
振させる。この切換回路K2が共振すると、受信回路K1の
共振周波数がずれるため受信回路K1は共振しなくなり、
患者の火傷を防ぐことができる。
また、患者PからRF信号を受信する場合は、PINダイ
オードD2のカソードに正のバイアス電圧を印加してPIN
ダイオードD2をオフ(開)の状態として受信回路K1を共
振状態とし、受信コイル部2が受信したMR信号をケーブ
ルW3に送出し、このMR信号に基づいて磁気共鳴画像を再
構成するようにしている。
オードD2のカソードに正のバイアス電圧を印加してPIN
ダイオードD2をオフ(開)の状態として受信回路K1を共
振状態とし、受信コイル部2が受信したMR信号をケーブ
ルW3に送出し、このMR信号に基づいて磁気共鳴画像を再
構成するようにしている。
ところで、PINダイオードD2には、このダイオードD2
を駆動するための電源を必要とする。そしてこの電源に
は、通常、0電位としての接地ラインが設けられてい
る。また電源に接続された電源ラインW1,W2には、受信
回路K1から受信信号が電源側に漏れないようにコンデン
サC3,C4及びコイルL3,L4によりトラップ回路K3,K4を形
成し、前記受信回路K1の共振周波数に同調させるべくこ
の回路K3,K4を周波数f0で共振するよう調整している。
を駆動するための電源を必要とする。そしてこの電源に
は、通常、0電位としての接地ラインが設けられてい
る。また電源に接続された電源ラインW1,W2には、受信
回路K1から受信信号が電源側に漏れないようにコンデン
サC3,C4及びコイルL3,L4によりトラップ回路K3,K4を形
成し、前記受信回路K1の共振周波数に同調させるべくこ
の回路K3,K4を周波数f0で共振するよう調整している。
(発明が解決しようとする課題) しかし、上記トラップ回路K3,K4のチューニング調整
は、難しく完全なチューニングは困難である。このた
め、トラップ回路K3,K4のチューニングが不完全となる
と、受信回路K1からの電流がトラップ回路K3,K4から更
に接地側に流れて、Q値が低下しこれに伴うS/Nが低下
するという問題があった。
は、難しく完全なチューニングは困難である。このた
め、トラップ回路K3,K4のチューニングが不完全となる
と、受信回路K1からの電流がトラップ回路K3,K4から更
に接地側に流れて、Q値が低下しこれに伴うS/Nが低下
するという問題があった。
また、受信回路K1をデカップリング状態とする方法と
して、ダイオードがオンする程度のパワーのあるRFパル
スを受けてデカップリング用トラップ回路を駆動する受
動型があるが、照射コイルと受信コイルとの位置関係に
よっては照射コイルのチューニング調整ができなくな
る。このため所望磁気共鳴像の方向が制限されてしまう
という問題があった。
して、ダイオードがオンする程度のパワーのあるRFパル
スを受けてデカップリング用トラップ回路を駆動する受
動型があるが、照射コイルと受信コイルとの位置関係に
よっては照射コイルのチューニング調整ができなくな
る。このため所望磁気共鳴像の方向が制限されてしまう
という問題があった。
そこで本発明は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、磁気共鳴像の方向が制限されず、しかもS/N低下を
防止し、信頼性の高いMRI装置用受信コイル装置を提供
することを目的としている。
り、磁気共鳴像の方向が制限されず、しかもS/N低下を
防止し、信頼性の高いMRI装置用受信コイル装置を提供
することを目的としている。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本発明は、照射コイルから
生体に向けて高周波パルスを照射して生体内に磁気共鳴
現象を生じさせ、前記生体内から発生する磁気共鳴信号
を共振状態で受信する受信回路と、この受信回路の共振
状態を非共振状態に切り換える切換回路とを有するMRI
装置用受信コイル装置において、前記切換回路を放射波
感応素子を用いた非接地回路とすることを特徴としたも
のである。
生体に向けて高周波パルスを照射して生体内に磁気共鳴
現象を生じさせ、前記生体内から発生する磁気共鳴信号
を共振状態で受信する受信回路と、この受信回路の共振
状態を非共振状態に切り換える切換回路とを有するMRI
装置用受信コイル装置において、前記切換回路を放射波
感応素子を用いた非接地回路とすることを特徴としたも
のである。
(作 用) 以下に上記構成の装置の作用を説明する。
この受信コイル装置により磁気共鳴信号を受信しない
場合は、切換回路の放射波感応素子に放射波を照射し、
切換回路を共振状態として受信回路を非共振状態とす
る。磁気共鳴信号を受信する場合は、放射波感応素子へ
の放射波の照射を停止し受信回路を共振状態とする。切
換回路は非接地回路としているので、磁気共鳴信号を受
信する場合に受信信号の漏れを防止する。
場合は、切換回路の放射波感応素子に放射波を照射し、
切換回路を共振状態として受信回路を非共振状態とす
る。磁気共鳴信号を受信する場合は、放射波感応素子へ
の放射波の照射を停止し受信回路を共振状態とする。切
換回路は非接地回路としているので、磁気共鳴信号を受
信する場合に受信信号の漏れを防止する。
(実施例) 以下に本発明の実施例を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例装置10の概略回路図であ
る。
る。
この装置10は、患者P内に生じた磁気共鳴現象に基づ
くMR信号を共振状態で受信する受信回路K11と、この受
信回路K11の共振状態を非共振状態に切り換える切換回
路K12とを有している。
くMR信号を共振状態で受信する受信回路K11と、この受
信回路K11の共振状態を非共振状態に切り換える切換回
路K12とを有している。
前記受信回路K11は、コイル部12をコイルL11として、
このコイルL11に可変容量コンデンサC11を接続してLC共
振回路を形成している。
このコイルL11に可変容量コンデンサC11を接続してLC共
振回路を形成している。
前記切換回路K12は、放射波感応素子としてのホトダ
イオードD12,チョークコイルL12及び固定容量コンデン
サC12を有してLC共振回路を形成しており、受信回路K11
の能動型のデカップリング動作を行うものである。ホト
ダイオードD12は、放射波としての光信号を受けて電気
信号に変換するもので、駆動のための電源を必要としな
い。または、電源とは電気的に絶縁されている。これに
より、前記切換回路K12の接地を排除している。
イオードD12,チョークコイルL12及び固定容量コンデン
サC12を有してLC共振回路を形成しており、受信回路K11
の能動型のデカップリング動作を行うものである。ホト
ダイオードD12は、放射波としての光信号を受けて電気
信号に変換するもので、駆動のための電源を必要としな
い。または、電源とは電気的に絶縁されている。これに
より、前記切換回路K12の接地を排除している。
上記構成の装置10の作用を第3図をも参照して説明す
る。
る。
照射コイル3より患者Pに向けてRFパルスを照射す
る。このとき、ホトダイオードD12に光を照射してこの
ホトダイオードD12をオン状態とし、切換回路K12を共振
させる。切換回路K12が共振すると受信回路K11の共振周
波数がずれて受信回路K13はデカップリング状態、すな
わち共振しない状態となる。
る。このとき、ホトダイオードD12に光を照射してこの
ホトダイオードD12をオン状態とし、切換回路K12を共振
させる。切換回路K12が共振すると受信回路K11の共振周
波数がずれて受信回路K13はデカップリング状態、すな
わち共振しない状態となる。
次に、患者Pの体内に磁気共鳴現象が生じると、ホト
ダイオードD12への光の照射を中止し、患者Pの体内か
らのMR信号を受信して切換回路K12を共振状態とさせ
る。
ダイオードD12への光の照射を中止し、患者Pの体内か
らのMR信号を受信して切換回路K12を共振状態とさせ
る。
受信回路K12により受信されたMR信号は、ケーブルW13
により受信され、このMR信号に基づき磁気共鳴画像が再
構成される。
により受信され、このMR信号に基づき磁気共鳴画像が再
構成される。
このようにして、照射コイル3よりRFパルスが照射さ
れている間は、切換回路K12により受信しないようにし
ているので、患者Pに火傷を負わせることがなく、切換
回路が接地されていないのでRF信号が漏れることがない
ので、S/N向上が図れる。
れている間は、切換回路K12により受信しないようにし
ているので、患者Pに火傷を負わせることがなく、切換
回路が接地されていないのでRF信号が漏れることがない
ので、S/N向上が図れる。
また、ダイオードを駆動するためのラインが、ダイオ
ードに直接電気的に接続されることはないので、トラッ
プ回路のチューニング調整が不要となる。
ードに直接電気的に接続されることはないので、トラッ
プ回路のチューニング調整が不要となる。
更に、駆動ラインに従来取り付けていたトラップ回路
が不要となるので、受信コイル装置の構成の簡素化及び
小型化が図れる。
が不要となるので、受信コイル装置の構成の簡素化及び
小型化が図れる。
以上、一実施例について説明したが、本発明はこれに
限定されるものでなく、その要旨を変更しない範囲で種
々に変形実施が可能である。
限定されるものでなく、その要旨を変更しない範囲で種
々に変形実施が可能である。
例えば、放射波感応素子としてホトダイオードを用い
たが、電磁波,音等の放射波に感応し直接、コイル系に
接続する電源を必要としない素子ならば他の素子を用い
てもよい。
たが、電磁波,音等の放射波に感応し直接、コイル系に
接続する電源を必要としない素子ならば他の素子を用い
てもよい。
[発明の効果] 以上詳述した本発明によれば、放射波感応素子を用い
た非接地回路により形成された切換回路により、受信回
路の共振状態を非共振状態に切り換えるようにしている
ので、受信回路が共振状態で磁気共鳴信号を受信する場
合に、信号が漏れることがないため、S/N低下を防止で
き、しかも磁気共鳴像の方向が制限されず、信頼性の高
いMRI装置用受信コイル装置を提供することができる。
た非接地回路により形成された切換回路により、受信回
路の共振状態を非共振状態に切り換えるようにしている
ので、受信回路が共振状態で磁気共鳴信号を受信する場
合に、信号が漏れることがないため、S/N低下を防止で
き、しかも磁気共鳴像の方向が制限されず、信頼性の高
いMRI装置用受信コイル装置を提供することができる。
第1図は本発明の一実施例装置の概略回路図、第2図は
従来例装置の概略回路図、第3図は照射コイルと受信コ
イルとの位置関係を示す説明図である。 3……照射コイル、 10……MRI装置用受信コイル装置、 D12……ホトダイオード(放射波感応素子)、 K11……受信回路、 K12……切換回路、P……患者(生体)。
従来例装置の概略回路図、第3図は照射コイルと受信コ
イルとの位置関係を示す説明図である。 3……照射コイル、 10……MRI装置用受信コイル装置、 D12……ホトダイオード(放射波感応素子)、 K11……受信回路、 K12……切換回路、P……患者(生体)。
Claims (2)
- 【請求項1】照射コイルから生体に向けて高周波パルス
を生体内に磁気共鳴現象を生じさせ、前記生体内から発
生する磁気共鳴信号を共振状態で受信する受信回路と、
この受信回路と共振状態を非共振状態に切り換える切換
回路とを有するMRI装置用受信コイル装置において、前
記切換回路を放射波感応素子を用いた非接地回路とする
ことを特徴とするMRI装置用受信コイル装置。 - 【請求項2】前記放射波感応素子をホトダイオードとす
る請求項1記載のMRI装置用受信コイル装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1242806A JP2807281B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | Mri装置用受信コイル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1242806A JP2807281B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | Mri装置用受信コイル装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03103232A JPH03103232A (ja) | 1991-04-30 |
JP2807281B2 true JP2807281B2 (ja) | 1998-10-08 |
Family
ID=17094564
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1242806A Expired - Lifetime JP2807281B2 (ja) | 1989-09-18 | 1989-09-18 | Mri装置用受信コイル装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2807281B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11137459B2 (en) | 2018-03-29 | 2021-10-05 | Koninklijke Philips N.V. | Radio frequency (RF) antenna element with a detuning system |
US11243279B2 (en) | 2018-03-29 | 2022-02-08 | Koninklijke Philips N.V. | Radio frequency (RF) antenna element with a (de) tuning system |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013003006A (ja) * | 2011-06-17 | 2013-01-07 | Kanazawa Inst Of Technology | クアドラチャー・コイル装置および磁気共鳴分析装置 |
-
1989
- 1989-09-18 JP JP1242806A patent/JP2807281B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US11137459B2 (en) | 2018-03-29 | 2021-10-05 | Koninklijke Philips N.V. | Radio frequency (RF) antenna element with a detuning system |
US11243279B2 (en) | 2018-03-29 | 2022-02-08 | Koninklijke Philips N.V. | Radio frequency (RF) antenna element with a (de) tuning system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03103232A (ja) | 1991-04-30 |
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