JPH07265279A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置

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JPH07265279A
JPH07265279A JP6082646A JP8264694A JPH07265279A JP H07265279 A JPH07265279 A JP H07265279A JP 6082646 A JP6082646 A JP 6082646A JP 8264694 A JP8264694 A JP 8264694A JP H07265279 A JPH07265279 A JP H07265279A
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JP
Japan
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receiving coil
magnetic resonance
magnetic field
signal
frequency pulse
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JP6082646A
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English (en)
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Yasumasa Saito
安正 斎藤
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Hitachi Healthcare Manufacturing Ltd
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Hitachi Medical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】MRI装置における受信コイル送信コイルとの
干渉をなくし、良好な高周波パルス波形を得るととも
に、受信時の受信コイルの同調が確実にとれるようにす
る。 【構成】高周波パルスの照射時において、スイッチング
素子56をオンにしPINダイオード53に電流源55
から直流電源Iを流すことにより、受信コイル50に高
いインピーダンスのLC並列共振回路(C3,C4,L3
を直列に挿入し、受信コイルに誘導電流が流れないよう
にする。信号受信時には、スイッチング素子56をオン
にして電流源55を受信コイル50から切り離し、電流
源55への受信コイル50への影響をなくし、同調電圧
発生回路51からの電圧によって受信コイルの同調がと
れるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、核磁気共鳴(以下、
NMRという)現象を利用して被検体の所望部位の断層
画像を得る磁気共鳴イメージング(以下、MRIとい
う)装置に関し、特に高周波パルス送信時における、受
信コイルと送信コイルとのカップリングによる高周波パ
ルスの照射波形の歪みを抑制するためのアクティブ・デ
カップラ方式のMRI装置に関する。
【従来の技術】
【0002】MRI装置は、被検体の特定原子核のスピ
ンに共鳴する高周波パルスを照射して励起し、共鳴した
スピンより放出される高周波信号である核磁気共鳴信号
(以下、NMR信号という)を検出し、これをもとに画
像の再構成を行うものである。
【0003】このため被検体を磁場強度一定の静磁場内
に設置し、高周波パルスを送信コイルから照射して、N
MR信号を受信コイルにより受信する。ここでNMR信
号の周波数は被検体の置かれた静磁場発生装置の磁場強
度に依存し、例えば静磁場強度が0.2T ではその周波
数は8.514MHz である。このため、MRI装置
は、このような周波数帯域の電磁波を送信,受信するた
めの送信コイルを含む送信系及び受信コイルを含む受信
系を備えている。更にNMR信号にスピンの空間情報を
与えるために、直交する3軸方向に傾斜磁場コイルを備
え、傾斜磁場Gx,Gy,Gzを被検体に印加する。
【0004】MRI装置における撮像では、スピン励起
のための高周波パルスの形状と、この高周波パルスと同
時に印加される傾斜磁場によって、スライス特性(スラ
イス内の信号強度分布の均一性)が決り、通常、高周波
パルスの搬送波としてSINC関数やガンシャンなどの波形
のものが用いられることにより矩形のスライス特性が得
られるようにしている。良好な画像を得るためには、ス
ライス特性が良好であること、即ち高周波パルスの照射
形状が歪まないことが要求される。
【0005】しかし、一般にはこの高周波パルスの照射
時には、照射の電磁波により受信コイルに電流が誘起さ
れ、その電流で受信コイルからも電磁波が被検体に照射
される現象が起こる。このために高周波パルスの照射形
が歪み、被検体の断層面のスライスプロファイルが劣化
するという問題がある。このような送信コイルと受信コ
イルのカップリングに起因する照射波形の歪みの問題を
解決するものとして、従来よりパッシブ・デカップラ方
式及びアクティブ・デカップラ方式の受信コイルが提案
されている。
【0006】図3は典型的なパッシブ・デカップラ方式
の受信コイルを示すもので、この方式では、3つのコン
デンサC1〜C3及び2つのコイルL1,L2から構成され
る受信コイル100にパッシブ・デカップラであるクロ
スダイオード101及びLC並列回路102が組合わさ
れている。尚、受信コイル100と受信信号を増幅する
増幅器103との間には、印加する逆電圧によってその
電気的容量が変化するバリキャップダイオード104が
接続されている。バリキャップダイオード103は、同調
電圧発生回路105を介して、MRI装置全体のシーケ
ンスを制御するシーケンサ7に接続されており、シーケ
ンサ7からの命令により同調電圧発生回路105から電
圧が印加されると、その電気的容量が変化することによ
り、被検体によって若干変化する同調周波数を共鳴周波
数と一致させる。
【0007】このような構成では、高周波パルス送信時
における受信コイルのデカップリングは、送信される高
周波パルスの照射エネルギーでクロスダイオード101
を導通させることにより行われる。クロスダイオード1
01が導通すると、クロスダイオード101と直列に接
続されたLC並列回路102が共振状態となり、高いイ
ンピーダンスとなる。即ち、LC並列回路102の共振
周波数を受信コイル100の共鳴周波数に調整しておく
と、共鳴周波数において高いインピーダンスのLC並列
共振回路が受信コイル100に直列に挿入されたことに
なる。これにより照射が行われても受信コイル100に
電流が流れなくなる。
【0008】しかしながら、このパッシブ・デカップラ
方式では、高周波パルスの照射エネルギーが小さい場合
などには、クロスダイオード101が導通しにくくなる
ため、LC並列回路102が働かなくなり、結果として
前述のように受信コイルの電流が誘起され、照射波形を
歪ませる原因となる。
【0009】一方、図4に示すようなアクティブ・デカ
ップラ方式は、クロスダイオードの代りに、電流源20
6から直流電流によって導通するダイオード201が使
用され、高周波パルス照射時にのみ、ダイオード201
に電流源206から強制的に直流電流を流し、ダイオー
ド201を導通させるものである。通常、このダイオー
ド201には、導通時の高周波抵抗が小さくなるPIN
ダイオードが使用される。また電流源206の受信コイ
ル200への高周波的影響を抑制するためにフィルタ回
路207が挿入されている。
【0010】この方式では、直流電流を流すことによ
り、PINダイオード201が導通するため、高周波パ
ルスの照射エネルギーによらず、LC並列回路202が
常に動作する。従って、受信コイル200のインピーダ
ンスが高くなるため、照射エネルギーによる受信コイル
200の誘導電流を流れにくくすることができる。これ
により高周波パルスの照射波形の歪みを抑制でき、良好
なスライスプロファイルを得ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
アクティブ・デカップラ方式においても、被検体によっ
て若干変化する同調周波数と共鳴周波数とを一致させる
ために、受信コイル200と増幅器203との間にバリキ
ャップダイオード204が挿入される。この場合、バリ
キャップダイオード204に同調電圧発生回路205か
ら同調電圧を印加する点Cと、電流源206の接地点A
とは、直流的に同電位であるため、バリキャップダイオ
ード204の同調電圧は同調電圧発生回路205からの
電圧によらず常に0Vになってしまう。このため、受信
コイル200の同調をとることが不可能となり、画質の
劣化が起こるというような問題が生じる。
【0012】この発明は、このような従来の問題点を解
決するためになされたもので、高周波パルスの照射時に
高周波パルスに与える受信コイルの影響をなくし、しか
も受信時に受信コイルの同調がとれるMRI装置を提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
る本発明のMRI装置は、被検体に静磁場及び傾斜磁場
を与えるための磁場発生手段と、被検体の生体組織を構
成する原子の原子核に核磁気共鳴を起こさせるために、
高周波磁場を与える高周波パルス送信手段と、核磁気共
鳴による信号を検出するNMR信号検出手段と、NMR
信号を用いて画像再構成演算を行う演算手段とを備えた
MRI装置において、NMR信号検出手段は、NMR信
号を検出する検出部,検出部の共鳴周波数をNMR信号
の周波数に同調させる同調部,検出部に接続されたLC
共振回路,LC共振回路に直列に接続されたダイオー
ド,ダイオードを導通させるための直流電源部及び直流
電源部と検出部とを接続状態・非接続状態に切替えるス
イッチング手段とを備え、スイッチング手段は、周波数
パルス送信手段において高周波パルスを送信する時には
接続状態とし、NMR信号検出手段においてNMR信号
を検出する時には非接続状態とするものである。
【0014】
【作用】高周波パルスの照射時(送信時)には、スイッ
チング手段が接続状態となることにより、直流電源部か
らの直流電源がダイオードを導通させる。これにより、
検出部に接続されたLC共振回路が検出部のインピーダ
ンスを高くするので、検出部には高周波パルスによる誘
導電流が生じず、照射波形の歪みを生じさせない。また
受信時は、スイッチング手段が非接続状態となることに
より、検出部によりNMR信号を受信可能な状態とな
る。しかも検出部は直流電源部と切り離されているの
で、同調部により同調をとることができる。従って、照
射波形の歪みもなく、信号受信も最良の状態で行えるた
め、スライスプロファイルが良好で、SN比の高い画像
が得られる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明が適用される磁気共鳴イメージング(MR
I)装置は、その全体構成を図2のブロック図に示すよ
うに、NMR現象を利用して被検体1の断層像を得るも
ので、磁場発生手段である静磁場発生磁石2及び勾配磁
場発生系3と、被検体1に高周波磁場を与える高周波パ
ルス送信手段である送信系4と、NMR信号を受信する
受信系5と、NMR信号を用いて画像再構成演算を行う
演算手段である信号処理系6と、シーケンサ7と、中央
処理装置(CPU)8とを備えている。シーケンサ7は
CPU8の制御で動作し、被検体1の断層像のデータ収
集に必要な種々の命令を、送信系4及び勾配磁場発生系
3並びに受信系5に送るようになっている。尚、図3に
おいて、送信側及び受信側の高周波コイル14,50と
傾斜磁場コイル9は、被検体1の周りの空間に配置され
た静磁場発生磁石2の磁場空間内に配置されている。
【0016】静磁場発生磁石2は、被検体1の周りに任
意の方向に均一な静磁場を発生させるもので、被検体1
の周りにある広がりをもった空間に永久磁石方式又は常
電導方式或いは超電導方式の磁場発生手段が配置されて
いる。
【0017】勾配磁場発生系3は、互に直交するデカル
ト座標軸方向、即ちX,Y,Zの三軸方向に巻かれた傾
斜磁場コイル9と、それぞれの傾斜磁場コイルを駆動す
る傾斜磁場電源10とからなり、後述のシーケンサ7か
らの命命に従ってそれぞれのコイルの傾斜磁場電源10
を駆動することにより、X,Y,Zの三軸方向の傾斜磁
場を被検体1に印加するようになっている。この静磁場
の加え方により被検体1に対するスライス面を設定する
ことができる。
【0018】送信系4は高周波パルスにより被検体1の
生体組織を構成する原子の原子核に核磁気共鳴を起こさ
せるために高周波磁場を照射するもので、高周波発振器
11と変調器12と高周波増幅器13と送信側の高周波
コイル(以下、送信コイルという)14とから成り、高
周波発振器11から出力された高周波パルスをシーケン
サ7の命令に従って変調器12で振幅変調し、この振幅
変調された高周波パルスを高周波増幅器13で増幅した
後に被検体1に近接して配置された送信コイル14に供
給することにより、電磁波が被検体1に照射されるよう
になっている。
【0019】受信系5は、被検体1の生体組織の原子核
の核磁気共鳴により放出されるエコー信号(NMR信
号)を検出するもので、NMR信号検出手段である受信
側の高周波コイル(以下受信コイルという)50と、受
信された信号を増幅する増幅器15と、直交位相検波器
16と、A/D変換器17とから成り、送信コイル14
から照射された電磁波による被検体1の応答の電磁波
(NMR信号)は被検体1に近接して配置された受信コ
イル50で検出され、増幅器16及び直交位相検波器1
6を介してA/D変換器17に入力してディジタル量に
変換され、更にシーケンサ7からの命令によるタイミン
グで直交位相検波器16によりサンプリングされた二系
列の収集データとされ、その信号が信号処理系6に送ら
れるようになっている。受信コイル50は、後述するよ
うに送信コイル14とのデカップリングのための回路を
備えている。
【0020】信号処理系6は、CPU8と、磁気ディス
ク18,光ディスク19及び磁気テープ等の記録装置
と、CRT等のディスプレイ20とから成り、CPU8
でフーリエ変換,補正係数計算・像再構成等の処理を行
い、任意断面の信号強度分布或いは複数の信号に適当な
演算を行って得られた分布を画像化してディスプレイ2
0に断層像として表示するようになっている。
【0021】次に、受信コイル50の構成について説明
する。図1は、本発明の照射波形の歪みを抑えるアクテ
ィブ・デカップラ方式のNMR信号検出手段である受信
コイル回路の一実施例を示す図である。本実施例におい
て、NMR信号検出手段は、検出部である受信コイル5
0,被検体によって若干変化する同調周波数と共鳴周波
数とを一致させるための同調部である同調電圧発生回路
51及びバリキャップダイオード52,ダイオード5
3,LC回路54,電流源(直流電源部)55,電流源
55と受信コイル50とを接続或いは非接続状態にする
スイッチング素子56、及び電流源55の受信コイル5
0への高周波的影響を抑制するためのフィルター回路5
7で構成される。増幅器15は、受信した信号を増幅
し、図2に示した直交位相検波器16で送る。
【0022】受信コイル50は、図示する実施例では2
つのコイルL1,L2とLPこれらコイルに直列に接続さ
れたコンデンサC1,C2,C3 からなる共振回路を構成
し、コンデンサC3 と並列に、コイルL3 及びコンデン
サC4 から成るLC回路54及びダイオード53が接続
されている。同調電圧発生回路51は、シーケンサ7か
らの命令によってバリキャップダイオード52に電圧を
印加する。バリキャップダイオード52は電圧が印加さ
れることにより、その電気的容量が変化し、これにより
受信コイル50を、共鳴周波数に同調させる。ダイオー
ド53は、電流源55から電流が流れることにより導通
し、このダイオード53が導通することによってLC回
路54(C4,L3)とコンデンサC3 とからなるLC並
列共振回路が受信コイル50に直列に挿入されたことに
なる。ダイオード53として通常、導通時の高周波抵抗
が小さくなるPINダイオードが使用される。またスイ
ッチング素子56は、同調電圧発生回路51が接続され
る点(回路のC点)が直流的に接地しないように受信コ
イル50と電流源55とを分離するもので、シーケンサ
7からの命令により、高周波パルス送信時にはオン,N
MR信号受信時にはオフとなるようにオン・オフ制御さ
れる。スイッチング素子56としては、上記機能を達成
できるものであれば、どのようなものでもよく、バイポ
ーラ・トランジスタ,FET、その他のスイッチング素
子など種々のものを用いることができる。
【0023】次にこのような構成における回路の動作を
説明する。まず高周波パルスの照射時には、シーケンサ
7からのコントロール信号Sにより電流源55が動作
し、またスイッチング素子56をオンにする。これによ
り、直流電流Iがフィルター回路57を通り、PINダ
イオード53を導通させるので、受信コイルの共鳴周波
数に調整されたLC並列共振回路(C3,C4,L3)が受
信コイル50に直列に挿入され、受信コイルのインピー
ダンスが高くなる。従って、高周波パルスの照射エネル
ギーによる電磁波が発生しても、受信コイル50には電
流が誘起されないため、受信コイルからの電磁波の照射
は行われない。即ち、送受信コイル間の干渉がなくな
り、照射波形の歪みは発生することなく、照射波形が改
善される。
【0024】尚、この際、スイッチング素子56が導通
していることにより、同調電圧発生回路51が接続され
るC点と直流電源の接地A点とは直流的に導通となり、
C点は接地され、電圧は0Vとなる。しかし、この高周
波パルス印加時には、受信コイルの同調をとる必要がな
いので、同調電圧は正しくかかっていなくてもよい。次
に信号受信時には、シーケンサ7からのコントロール信
号は、電流源55の動作を止め、スイッチング素子56
をオフにする。従って、PINダイオード53は非導通
状態になり、LC並列共振回路(C3,C4,L3)は働か
なくなり、受信コイル50は受信可能状態となる。この
ときスイッチング素子56はオフ状態になっているた
め、電流源55の接地点であるA点とC点とは直流的に
分離されている。従って、バリキャップダイオード52
には、同調電圧発生回路51からの電圧が印加され、受
信コイル50は、共鳴周波数に同調した正常な受信状態
になる。このように、受信時に受信コイル50には電流
源55の影響がなくなり、最良の同調状態で信号を受信
することができる。
【0025】以上の実施例では、スイッチング素子56
を電流源55の接地点とフィルタ回路57との間に入れ
た例を示したが、スイッチング素子56はフィルタ回路
57とLC共振回路54との間に入れてもよい。更に電
流源55の接地点側のみならず、(+)側、例えばフィ
ルタ回路57との間のB点にも同様にスイッチング素子
を入れ、完全に受信コイルと電流源55を切り離した構
成としてもよい。
【0026】また、受信コイル50として2つのコイル
と3つのコンデンサとから成る共振回路を説明したが、
本発明はサーフェスコイルのように単独のコイルから成
るもの、バードゲージ型コイルのように多数のコイルを
備えたものなど、各種コイルに適用できる。また、永久
磁石方式のMRI装置のみならず、常伝導,超伝導方式
などのMRI装置の場合における、どのような受信コイ
ルにも適用可能できる。
【0027】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明のMRI装置によれば、NMR信号検出部において、
検出部をアクティブデカップリングするための電流源と
検出部との間にスイッチング素子を挿入し、高周波パル
ス照射時にのみ、電流源と検出部とを接続するように構
成したので、照射時の高周波パルスの歪みをなくし、ス
ライスプロファイルを向上させることができる。またN
MR信号受信時には、電流源と検出部とを切り離すの
で、受信コイルの同調回路が正しく動作し、SN比の良
好な画像を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のMRI装置の受信コイル回路のブロッ
ク図。
【図2】本発明のMRI装置の全体構成を示すブロック
図。
【図3】従来のMRI装置の受信コイル回路のブロック
図。
【図4】従来のMRI装置の受信コイル回路のブロック
図。
【符号の説明】
1 被検体 2 静磁場発生磁石(磁場発生手段) 3 勾配磁場発生系(磁場発生手段) 4 送信系(高周波パルス送信手段) 5 受信系(NMR信号検出手段) 6 信号処理系(演算手段) 7 シーケンサ 8 CPU 50 受信コイル(検出部) 51 同調電圧発生回路(同調部) 52 バリキャップダイオード(同調部) 53 PINダイオード 54 LC共振回路 55 電流源(直流電源部) 56 スイッチング素子(スイッチング手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被検体に静磁場及び傾斜磁場を与えるため
    の磁場発生手段と、前記被検体の生体組織を構成する原
    子の原子核に核磁気共鳴を起こさせるために、高周波磁
    場を与える高周波パルス送信手段と、前記核磁気共鳴に
    よる信号を検出する核磁気共鳴信号検出手段と、前記核
    磁気共鳴信号を用いて画像再構成演算を行う演算手段と
    を備えた磁気共鳴イメージング装置において、 前記核磁気共鳴信号検出手段は、前記核磁気共鳴信号を
    検出する検出部,前記検出部の共鳴周波数を前記核磁気
    共鳴信号の周波数に同調させる同調部,前記検出部に接
    続されたLC共振回路,前記LC共振回路に直列に接続
    されたダイオード,前記ダイオードを導通させるための
    直流電源部及び前記直流電源部と前記検出部とを接続状
    態・非接続状態に切替えるスイッチング手段とを備え、 前記スイッチング手段は、前記周波パルス送信手段にお
    いて高周波パルスを送信する時には接続状態とし、前記
    核磁気共鳴信号検出手段において核磁気共鳴信号を検出
    する時には非接続状態とすることを特徴とする磁気共鳴
    イメージング装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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